JPH08229776A - 工具の刃先位置変位測定機能を備えたnc工作機械 - Google Patents

工具の刃先位置変位測定機能を備えたnc工作機械

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JPH08229776A
JPH08229776A JP6168895A JP6168895A JPH08229776A JP H08229776 A JPH08229776 A JP H08229776A JP 6168895 A JP6168895 A JP 6168895A JP 6168895 A JP6168895 A JP 6168895A JP H08229776 A JPH08229776 A JP H08229776A
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JP
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tool
data
displacement
measuring
numerical control
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JP6168895A
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Inventor
Kengo Ohira
研五 大平
Yasushi Enomoto
康司 榎本
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Makino Milling Machine Co Ltd
Original Assignee
Makino Milling Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主軸に装着した工具を実際の加工時の回転数
で回転させた状態で、工具の刃先位置変位を測定可能に
したNC工作機械を提供する。 【構成】 NC工作機械において、実際の加工時の回転
数で回転中の工具3を数値制御部7から指令される移動
指令によって静電容量式変位測定器21の測定電極21
aに接近移動させ、工具3と測定電極21aとの間隙が
所定の基準値になったときの送り軸の位置データを位置
検出部31で検出し、演算部23に送出する。演算部2
3は、工具データ記憶部17に予め記憶された当該工具
の工具データを工具データ送出部15を介して取り込
み、前記位置データと工具データとから回転中の工具3
の刃先位置変位を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NCフライス盤やマシ
ニングセンタ等のNC工作機械に関し、特に回転主軸に
ボールエンドミル等の工具を装着して回転中の工具の刃
先位置変位を測定可能にした工具の刃先位置変位測定機
能を備えたNC工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】NC工作機械の高速化によって、主軸は
発熱、遠心力および工具のアンバランス等に影響され、
回転中に工具寸法の変動や工具中心のずれが発生する。
従来、工具の工具長、工具径等の工具寸法は主軸に装着
された工具を回転させない状態で、接触式検出器の接触
子に刃先等の測定すべき位置を接触させて測定し、目標
値と比較して差分を例えば工具の径補正値として求め、
その工具による工作物の加工寸法測定あるいは加工時の
工具の位置決めを工具の径補正値だけ補正する工具径補
正装置を備えた数値制御工作機械がある(特公昭61−
57151号公報)。また、主軸に装着されている工具
を切削時と逆方向に低速で回転させた状態で、接触式検
出器と工具の外周部とを接触させて工具寸法を自動的に
測定する工作機械の工具寸法測定方法がある(特開平3
−43135号公報)。また、主軸に装着されている工
具を回転させて測定光線を遮断するまで測定方向に移動
させて、測定光線を遮断した時点で工具の装着されてい
る主軸の移動量と測定光線間の距離とから工具寸法を求
めるようにして、主軸に装着した工具を回転させた状態
で工具寸法測定を可能にした工具寸法の測定方法がある
(特開昭62−88555号公報)。また、フライス工
具が回転して工作物を切削中に加工面の法線方向におけ
る工作物と工具の接触点の工具直径方向の反対側の側面
の位置を非接触式検出器で検出し、回転中のフライス工
具のたわみ量を容易かつ確実に測定することができ、そ
の測定結果をインプロセスで工作物の加工精度制御に反
映させることができるフライス工具を用いた加工誤差計
測方法及び加工精度測定装置がある(特開平5−200
653号公報)。また、XYテーブル上に絶縁体を介し
て載置された被測定物の測定孔に鋼球の測定子を挿入し
て、測定子と測定孔との隙間が均一になるよう測定子を
位置させて、隙間の大きさによる静電容量により測定孔
の内径を測定する方法がある(特開平3−216501
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】主軸に装着された工具
を回転させない状態で刃先等の測定すべき位置を接触式
検出器の接触子に接触させて工具径補正値を測定する工
具径補正装置を備えた数値制御工作機械では、回転中の
工具の刃先位置、工具中心位置の心ずれ量は測定できな
かった。また、工具で測定子を削らないように主軸に装
着されている工具を切削時と逆方向に低速で回転させて
工具の外周部に接触検出器の接触子を接触させて工具寸
法を測定する測定方法では、低速回転数での測定しかで
きず、実際に使用する高速回転数で工具を回転させて測
定すると接触子が摩耗して検出精度が低下して故障の原
因となる恐れがあった。また、主軸に装着されている工
具を回転させて測定光線を遮断するまで測定方向に移動
させて、測定光線を遮断した時点で工具の装着されてい
る主軸の移動量と測定光線間の距離とから工具寸法を求
めるようにした測定方法は、構造が複雑で、測定光線が
遮断されているか否かのオン・オフ信号しか検出できな
いので、回転中の工具の刃先位置変位は測定できなかっ
た。また、加工中のフライス工具のたわみ量を測定する
技術は、径方向のたわみ量しか検出できずに、工具長変
位やエンドミルの先端形状の変位は検出できない。更
に、加工中に測定器とワークとが干渉する恐れがあり、
あらゆる加工に適用できるものではなかった。また、鋼
球の測定子を被測定物の測定孔に挿入して測定孔と鋼球
の測定子との隙間の大きさによる静電容量により測定孔
の内径を測定する方法は、静止している物の測定を対象
としており、本願のような回転中の工具の刃先位置変位
を測定しようとする技術的思想は開示されていない。
【0004】本発明の目的は、工具を実際の加工時の回
転数で回転させた状態で工具の刃先位置、すなわち、工
具を回転させたとき最も外径の大きな点を結んで形成さ
れる包絡線と、予め記憶した工具データとから回転中の
工具の刃先位置変位を検出可能にした工具の刃先位置変
位測定機能を備えたNC工作機械を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による工具の刃先
位置変位測定機能を備えたNC工作機械は、工具を装着
した回転主軸とワークを載置したテーブルとの間で送り
軸を数値制御部からの移動指令によって相対移動させ
て、前記ワークを所望の形状に加工するNC工作機械に
おいて、前記回転主軸と相対移動可能な前記テーブル側
に設けられ、球形の測定電極を先端に有し、前記工具と
前記測定電極との間隙を測定する静電容量式変位測定器
と、前記相対移動する送り軸の位置を検出する位置検出
手段と、前記工具の工具種類,長さ,直径等の工具デー
タを予め記憶しておく工具データ記憶部と、前記工具デ
ータ記憶部から前記回転主軸に装着されている工具の工
具データを読出して、前記数値制御部に送出する工具デ
ータ送出部と、実際の加工時の主軸回転数で前記工具を
回転させ、回転中の前記工具と前記静電容量式変位測定
器とを前記数値制御部から指令される移動指令によって
接近移動させ、前記静電容量式変位測定器の出力が所定
の基準値になるまで移動させて、前記基準値となったと
きの前記位置検出手段で検出した送り軸の位置データ
と、前記工具データ送出部から送出される工具データと
から、前記回転中の工具の刃先位置を演算する演算部と
を具備したものである。また、前記演算部により演算し
た前記回転中の工具の刃先位置変位から工具寸法補正デ
ータを求めて前記数値制御部へ出力し、各送り軸の移動
指令を補正する補正部を更に具備したものである。ま
た、前記演算部により演算した前記回転中の工具の刃先
位置変位が予め設定した許容変位量を超えている場合
は、予備工具交換指令を前記数値制御部へ出力する判定
部を更に具備したものである。
【0006】
【作 用】本発明は、実際の加工時の回転数で回転中の
工具を数値制御部から指令される移動指令によって回転
中の工具と静電容量式変位測定器の測定電極とを接近移
動させ、工具と測定電極との間隙を静電容量式変位測定
器で測定し、測定した間隙が予め記憶されている基準値
となるまで移動させたときの送り軸の位置データと、工
具データ送出部から送出された工具データとから、回転
中の工具の刃先位置変位が自動的に演算される。この刃
先位置変位を表示したり、補正データに変換して数値制
御部に送り工具寸法補正を行わせたり、刃先位置変位の
大きさを許容値と比較して、許容値より大きいときは予
備工具と自動交換させる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明における一実施例の構成ブロ
ック図である。図2は、本発明による工具の刃先位置の
測定動作の一実施例である。図3は、本発明による回転
中の工具中心の心ずれ量の測定動作の一実施例である。
図4は、本発明によって測定された工具の刃先位置変位
を表した断面図である。
【0008】本発明における工具の刃先位置変位とは、
工具と測定電極との間隙を静電容量式変位測定器で測定
し、測定した間隙が予め記憶されている基準値となるま
で移動させたときの送り軸の実際の位置データと、予め
記憶された工具データとから求められるものである。本
発明の一実施例の構成を図1を参照しながら説明する。
本発明の一実施例におけるNC工作機械は、主軸1とテ
ーブル5との間でX,Y,Z軸方向の送り軸によって相
対移動可能な横形マシニングセンタを用いて、回転中の
工具3の刃先位置変位を測定する場合を示す。静電容量
式変位測定器21は、テーブル5上に支持台21bで支
持された球形の測定電極21aと測定位置に位置決めさ
れた回転中の工具3との間の静電容量から、測定位置に
おける回転中の工具3と測定電極21aとの間隙に対応
した電圧を出力する静電容量式変位計21cとからな
る。この間隙は、工具3が回転しているのでそのピーク
値、つまり、最も外径の大きな点と測定電極21aとの
距離をとるようにする。数値制御部7は、NCプログラ
ムを読み取り、解読する読取・解読部7aと、読取・解
読部7aで解読された指令により直線補間や円弧補間の
演算を行い、送り速度演算を行う補間演算部7bとを有
している。数値制御部7から送出された移動指令をサー
ボ部9を通して各送り軸モータ11と主軸モータ13と
を駆動制御している。位置検出部31は、各送り軸に設
けたリニアスケールや各送り軸モータに取り付けられて
いるロータリエンコーダがあり、各送り軸の位置を検出
可能である。
【0009】工具データ記憶部17は、予め工具データ
をツールプリセッタ等の計測器により計測して各工具毎
に工具データ入力部19から入力し、記憶させている。
この工具データは、工具番号とともにボールエンドミ
ル、スクエアエンドミル、フェイスミル、ドリル等の工
具種類とその工具長、工具径、許容変位量等のデータで
ある。工具データ送出部15は、NCプログラムから指
定された工具番号、つまり主軸1に装着されている工具
3の工具データを数値制御部7に送出する。演算部23
は、静電容量式変位測定器21より出力される回転中の
工具3と測定電極21aとの間隙値が予め記憶されてい
る基準値と一致したときの機械の送り軸の位置データ
と、工具データ送出部から送出された工具データとか
ら、回転中の工具3の刃先位置を演算する。なお、基準
値に対応する電圧は工具の種類、刃先形状によって異な
るので、工具の種類、刃先形状にあった基準値を採用す
ることは、当然のことである。判定部27は、演算部2
3により演算した回転中の工具3の刃先位置変位が予め
工具データ記憶部17に記憶されている許容変位量を超
えている場合は、数値制御部7に予備工具交換指令を出
力し、許容変位量を超えていない場合は、補正部29に
刃先位置変位を送出する。補正部29は、演算部23に
より演算した回転中の工具3の刃先位置変位を補正デー
タに変換して数値制御部7に出力して、各送り軸の移動
指令を補正させるようにする。
【0010】次に、工具の刃先位置変位の測定の手順に
ついて説明する。 (1)NCプログラムから工具の刃先位置変位の測定が
指令されたら、現在主軸1に装着されている工具3の工
具番号により工具種類,長さ(L),直径(D),弧
(R)等の工具データを工具データ記憶部17から工具
データ送出部15を介して数値制御部7に送出する。 (2)数値制御部7は、読み込んだ工具データより所定
の測定位置に工具3を位置決めするための各送り軸の移
動指令を演算する。 (3)実際の加工時の回転数で主軸1に装着した工具3
を回転させ、数値制御部7からの移動指令に従って工具
3を位置決めする。
【0011】(4)回転中の工具3と測定電極21aと
の間隙値が予め記憶されている基準値と一致するまで接
近移動させ、間隙値と基準値が一致したときの機械の送
り軸の位置データを位置検出部31で検出し、演算部2
3に送出する。 (5)(4)で得た回転中の工具3と測定電極21aと
の間隙が予め記憶されている基準値と一致するまで移動
させたときの機械の位置データと、工具データ送出部1
5から演算部23に送出された工具長や工具径等の工具
データ及び測定電極21aの半径、基準間隙から算出さ
れる理屈上の工具の位置データとの差を演算部23で演
算することにより工具3の刃先位置変位を求める。 (6)演算部23で求められた工具3の刃先位置変位を
判定部27で工具データ記憶部17に予め記憶されてい
る許容変位量と比較して、許容変位量を超えている場合
には予備工具交換指令を数値制御部7へ出力する。 (7)また、刃先位置変位が許容変位量を超えていない
場合には、補正部29を介して刃先位置変位から補正デ
ータを生成して、数値制御部7へ出力し、当該工具によ
るNCプログラムの移動量を補正する。
【0012】図2に工具3の刃先位置変位の測定動作の
一実施例を示す。これは、工具3がボールエンドミルで
あり、この先端球部の刃先位置変位を求める場合であ
る。工具3を、先ず数値制御部7から指令される移動指
令によって接近移動させ、工具先端部と測定電極21a
とが向かい合って位置決めされ、その位置から工具3と
測定電極21aとの間隙、すなわち、静電容量式変位測
定器21の出力が基準値と一致するようにX軸およびZ
軸を移動させ、それを繰り返しながら工具側面まで90
度移動させて、工具先端部の各点における刃先位置を測
定する。その測定値を結ぶ包絡線によって工具先端部の
刃先形状がわかる。工具データの弧(R)から理屈上の
工具形状がわかり、その理屈上の形状と前記測定した刃
先形状とから、各点における刃先位置変位を求めること
ができる。
【0013】次に、図3に工具3の中心位置の心ずれ量
を測定する動作の一実施例を示す。工具3を、先ず数値
制御部7から指令される移動指令によって相対移動さ
せ、工具3と測定電極21aとが向かい合って位置決め
され、その位置から工具3を測定電極21aのまわりを
1周させる。次に、測定点0度のときのX軸の位置デー
タと測定点180度のときのX軸の位置データとからX
軸方向の中心の座標値を求め、測定点90度のときのY
軸の位置データと測定点270度のときのY軸の位置デ
ータとからY軸方向の中心の座標値を求めて工具の回転
中心の座標値が求められ、この工具の回転中心の座標値
と、予め記憶されている測定電極の中心の座標値との差
分から、工具の回転中心位置の心ずれ量が求められる。
また、以上のように求められた工具の回転中心の心ずれ
量を補正して、工具と測定電極との間隙が予め記憶され
た基準値と一致するように工具を測定電極のまわりを半
周させる。このときの最初の機械の送り軸の位置データ
と予め記憶されている測定電極の中心の位置データとか
ら予め記憶された基準値に対応した間隙と測定電極の半
径とを引いた値が回転中の工具の半径として求められ
る。
【0014】次に、静電容量式変位測定器21の測定電
極21aの中心位置を(X500,Y700,Z0)と
し、測定電極21aの半径rを10mmとして、測定電
極21aと工具3との間隙が1mmで静電容量式変位測
定器21の出力が基準値5Vとなるとき、工具長L10
0mm,工具径R10mmのボールエンドミルの工具長
を測定する場合について説明する。現在、主軸1が全軸
原点位置(X0,Y0,Z0)に位置決めされ、主軸回
転数10000min-1で回転しているとすると、工具
データ記憶部17に記憶してあるボールエンドミルの工
具データ(ボールエンドミル,L100mm,R10m
m,基準値5V)を読み出して、数値制御部7および演
算部23に工具データ送出部15より送出する。数値制
御部7では、受け取った工具データに基づいて主軸1を
測定位置に位置決めするための移動量(X500,Y7
00,Z111)を演算して、サーボ部9に移動指令を
出力して各送り軸モータ11を駆動制御する。数値制御
部7からの移動指令によってまずX,Y軸を位置決めし
た後、Z軸をZ100の位置まで早送りして、その後、
静電容量式変位計21cの出力が5Vになるまで計測用
の送り速度で移動する。静電容量式変位計21cからの
出力が基準値5Vになったとき送りを停止するととも
に、位置検出部31からの送り軸の位置データ(X50
0,Y700,Z110.6)を演算部23に読み込
む。演算部23では、静電容量式変位計21cからの出
力が基準値5Vになったときの位置検出部31から読み
込んだ位置データ(X500,Y700,Z110.
6)と、工具データ送出部15から送出された工具デー
タに基づいて算出したボールエンドミルの先端刃先位置
データ(X500,Y700,Z111)との差分を演
算して、刃先位置変位−0.4mmを求める。これは、
回転中の工具長は、工具データ記憶部17に予め記憶し
た工具長より0.4mm短いことを意味している。以上
の処理を工具先端部の形状誤差の測定に適用する場合
は、工具先端から工具側面までの90度の間を15度お
きに位置決めして行う。その刃先位置変位を工具の基準
データから減算して、それぞれの点を結んで形成される
包絡線を作業者が目視で確認できるように表示部25へ
表示する。表示部25の表示例を図4に示す。また、工
具3の刃先位置変位を補正データに変換して数値制御部
7へ出力し、各送り軸の移動指令を補正することができ
るので、高精度な加工が可能となる。
【0015】
【発明の効果】実際の加工時の回転数で回転中の工具の
刃先位置変位を求めることができる。よって、機械の熱
変位や主軸の回転ふれ、高速回転時の主軸装着孔径拡大
による工具の引込み現象などを考慮した工具補正が行
え、加工精度の向上を図ることができる。また、工具の
摩耗による工具交換の時期を正確に判断することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例の構成ブロック図を示
している。
【図2】本発明による工具の刃先位置変位の測定動作の
一実施例を示している。
【図3】本発明による回転中の工具中心の心ずれ量の測
定動作の一実施例である。
【図4】本発明による測定された工具の刃先位置変位を
表した断面図である。
【符号の説明】
1 主軸 3 工具 5 テーブル 7 数値制御部 9 サーボ部 11 各送り軸モータ 13 主軸モータ 15 工具データ送出部 17 工具データ記憶部 19 工具データ入力部 21 静電容量式変位測定器 21a 測定電極 21c 静電容量式変位計 23 演算部 25 表示部 27 判定部 29 補正部 31 位置検出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を装着した回転主軸とワークを載置
    したテーブルとの間で送り軸を数値制御部からの移動指
    令によって相対移動させて、前記ワークを所望の形状に
    加工するNC工作機械において、 前記回転主軸と相対移動可能な前記テーブル側に設けら
    れ、球形の測定電極を先端に有し、前記工具と前記測定
    電極との間隙を測定する静電容量式変位測定器と、 前記相対移動する送り軸の位置を検出する位置検出手段
    と、 前記工具の工具種類,長さ,直径等の工具データを予め
    記憶しておく工具データ記憶部と、 前記工具データ記憶部から前記回転主軸に装着されてい
    る工具の工具データを読出して、前記数値制御部に送出
    する工具データ送出部と、 実際の加工時の主軸回転数で前記工具を回転させ、回転
    中の前記工具と前記静電容量式変位測定器とを前記数値
    制御部から指令される移動指令によって接近移動させ、
    前記静電容量式変位測定器の出力が所定の基準値になる
    まで移動させて、前記基準値となったときの前記位置検
    出手段で検出した送り軸の位置データと、前記工具デー
    タ送出部から送出される工具データとから、前記回転中
    の工具の刃先位置を演算する演算部と、を具備したこと
    を特徴とする工具の刃先位置変位測定機能を備えたNC
    工作機械。
  2. 【請求項2】 前記演算部により演算した前記回転中の
    工具の刃先位置変位から工具寸法補正データを求めて前
    記数値制御部へ出力し、各送り軸の移動指令を補正する
    補正部を更に具備した請求項1に記載の工具の刃先位置
    変位測定機能を備えたNC工作機械。
  3. 【請求項3】 前記演算部により演算した前記回転中の
    工具の刃先位置変位が予め設定した許容変位量を超えて
    いる場合は、予備工具交換指令を前記数値制御部へ出力
    する判定部を更に具備した請求項1または請求項2に記
    載の工具の刃先位置変位測定機能を備えたNC工作機
    械。
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