JPH08228756A - サンプル液をインキュベートするためのシステム - Google Patents
サンプル液をインキュベートするためのシステムInfo
- Publication number
- JPH08228756A JPH08228756A JP7290060A JP29006095A JPH08228756A JP H08228756 A JPH08228756 A JP H08228756A JP 7290060 A JP7290060 A JP 7290060A JP 29006095 A JP29006095 A JP 29006095A JP H08228756 A JPH08228756 A JP H08228756A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding plate
- rack
- incubation container
- incubation
- incubator block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/508—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above
- B01L3/5085—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates
- B01L3/50851—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates specially adapted for heating or cooling samples
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L7/00—Heating or cooling apparatus; Heat insulating devices
- B01L7/52—Heating or cooling apparatus; Heat insulating devices with provision for submitting samples to a predetermined sequence of different temperatures, e.g. for treating nucleic acid samples
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S435/00—Chemistry: molecular biology and microbiology
- Y10S435/809—Incubators or racks or holders for culture plates or containers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10S436/807—Apparatus included in process claim, e.g. physical support structures
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10S436/807—Apparatus included in process claim, e.g. physical support structures
- Y10S436/809—Multifield plates or multicontainer arrays
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10S436/807—Apparatus included in process claim, e.g. physical support structures
- Y10S436/81—Tube, bottle, or dipstick
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10T436/11—Automated chemical analysis
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10T436/25—Chemistry: analytical and immunological testing including sample preparation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Clinical Laboratory Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Hematology (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のインキュベート用容器を容易に、素早
く、かつ確実にインキュベータに装填することのできる
インキュベーションシステムであって、前記インキュベ
ート用容器とインキュベータのあいだの熱伝導が良好な
インキュベーションシステムを提供すること。 【解決手段】 インキュベート用容器が、その保持プレ
ートの孔にぶらさがっているラックと、インキュベート
用容器を受けるための穴を備えたインキュベータブロッ
クと、該インキュベータブロックをサーモスタットで調
温するためのデバイスであって熱的に前記インキュベー
タブロックと連結しているデバイスとからなる、サンプ
ル液をインキュベートするためのシステムであって、前
記ラックがインキュベータブロック上に配置されたとき
に当該ラック中のインキュベート用容器がインキュベー
タブロックの穴にはまるように、前記保持プレートの孔
および前記インキュベータブロックの穴が互いに適合し
てなるシステム。
く、かつ確実にインキュベータに装填することのできる
インキュベーションシステムであって、前記インキュベ
ート用容器とインキュベータのあいだの熱伝導が良好な
インキュベーションシステムを提供すること。 【解決手段】 インキュベート用容器が、その保持プレ
ートの孔にぶらさがっているラックと、インキュベート
用容器を受けるための穴を備えたインキュベータブロッ
クと、該インキュベータブロックをサーモスタットで調
温するためのデバイスであって熱的に前記インキュベー
タブロックと連結しているデバイスとからなる、サンプ
ル液をインキュベートするためのシステムであって、前
記ラックがインキュベータブロック上に配置されたとき
に当該ラック中のインキュベート用容器がインキュベー
タブロックの穴にはまるように、前記保持プレートの孔
および前記インキュベータブロックの穴が互いに適合し
てなるシステム。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキュベート用
容器が、その保持プレートの孔にぶらさがっているラッ
クと、インキュベート用容器を受けるための穴を備えた
インキュベータブロックと、該インキュベータブロック
をサーモスタットで調温するためのデバイスであって熱
的に該インキュベータブロックと連結している１つのデ
バイスとからなるシステムであって、サンプル液をイン
キュベートするための新規なシステムに関し、該システ
ム中において、前記保持プレート中の孔および前記イン
キュベータブロック中の穴は互いに適合し、ゆえに前記
ラックがインキュベータブロックの上に配置されたと
き、ラック中のインキュベート用容器が前記インキュベ
ータブロックの穴にはまる。
容器が、その保持プレートの孔にぶらさがっているラッ
クと、インキュベート用容器を受けるための穴を備えた
インキュベータブロックと、該インキュベータブロック
をサーモスタットで調温するためのデバイスであって熱
的に該インキュベータブロックと連結している１つのデ
バイスとからなるシステムであって、サンプル液をイン
キュベートするための新規なシステムに関し、該システ
ム中において、前記保持プレート中の孔および前記イン
キュベータブロック中の穴は互いに適合し、ゆえに前記
ラックがインキュベータブロックの上に配置されたと
き、ラック中のインキュベート用容器が前記インキュベ
ータブロックの穴にはまる。
【０００２】サンプル液をインキュベートするためのシ
ステムは、とくに、臨床診断の分野で用いられる。診断
方法を行なうためには、多くのばあい、反応速度を制御
することができるように所定の温度下で反応を行なわせ
ることが必要である。しかし、サンプル液をインキュベ
ートすることは分析的反応を行なわせるためだけに用い
られるのではない。インキュベータは、サンプル液中の
バクテリア、酵母、菌類、ウイルスなどのような微生物
を複製するため、ついでこれら複製された微生物を測定
するために用いられる。たとえば、インキュベータはＤ
ＮＡまたはＲＮＡを増幅させるためにも用いられる。こ
の目的のために用いられる装置はサーマルサイクラーと
して公知である。
ステムは、とくに、臨床診断の分野で用いられる。診断
方法を行なうためには、多くのばあい、反応速度を制御
することができるように所定の温度下で反応を行なわせ
ることが必要である。しかし、サンプル液をインキュベ
ートすることは分析的反応を行なわせるためだけに用い
られるのではない。インキュベータは、サンプル液中の
バクテリア、酵母、菌類、ウイルスなどのような微生物
を複製するため、ついでこれら複製された微生物を測定
するために用いられる。たとえば、インキュベータはＤ
ＮＡまたはＲＮＡを増幅させるためにも用いられる。こ
の目的のために用いられる装置はサーマルサイクラーと
して公知である。
【０００３】
【従来の技術】サンプル液をインキュベートするための
装置は、長らく、先行技術において公知であった。有用
な装置は主に２つの部類に分けることができる。第１の
部類は、サンプル容器を１つの流体相によって加熱する
ことのできるインキュベータからなる。この種類のデバ
イスは、たとえば、欧州特許出願公開第０３６３１４３
号明細書および欧州特許第００８７０２８号明細書に記
載されている。これら２つの明細書には、サンプル容器
が１つの保持デバイスに保持され、かつ該保持デバイス
とともにある流体中に浸漬されるデバイスを開示してい
る。前記サンプル容器およびサンプル液の温度はインキ
ュベータに供給される流体によって制御される。流体相
の流体特性（ｆｌｕｉｄ ｐｒｏｐｅｒｔｙ）により、
前記流体は前記インキュベート用容器の形状に適合す
る。
装置は、長らく、先行技術において公知であった。有用
な装置は主に２つの部類に分けることができる。第１の
部類は、サンプル容器を１つの流体相によって加熱する
ことのできるインキュベータからなる。この種類のデバ
イスは、たとえば、欧州特許出願公開第０３６３１４３
号明細書および欧州特許第００８７０２８号明細書に記
載されている。これら２つの明細書には、サンプル容器
が１つの保持デバイスに保持され、かつ該保持デバイス
とともにある流体中に浸漬されるデバイスを開示してい
る。前記サンプル容器およびサンプル液の温度はインキ
ュベータに供給される流体によって制御される。流体相
の流体特性（ｆｌｕｉｄ ｐｒｏｐｅｒｔｙ）により、
前記流体は前記インキュベート用容器の形状に適合す
る。
【０００４】インキュベート用デバイスの第２の部類
は、いわゆる金属ブロックインキュベータであって、イ
ンキュベート用容器を受けるための穴が、熱的に伝導性
である材料からなるインキュベータブロック内に設けら
れたインキュベータに関する。このようなインキュベー
ト用デバイスは、たとえば、欧州特許出願公開第０１５
１７８１号明細書または米国特許第４，３３５６２０号
明細書に記載されている。本願は前記２つの明細書の内
容全体に関連している。
は、いわゆる金属ブロックインキュベータであって、イ
ンキュベート用容器を受けるための穴が、熱的に伝導性
である材料からなるインキュベータブロック内に設けら
れたインキュベータに関する。このようなインキュベー
ト用デバイスは、たとえば、欧州特許出願公開第０１５
１７８１号明細書または米国特許第４，３３５６２０号
明細書に記載されている。本願は前記２つの明細書の内
容全体に関連している。
【０００５】米国特許第４，３３５，６２０号明細書
は、アルミニウムなどのような１つの熱伝導性材料から
なる１つの固体ブロックを有するインキュベータを開示
している。該ブロックはサンプル容器を受ける役割を果
たし、かつ該容器の温度を制御するためのヒートシンク
（ｈｅａｔ ｓｉｎｋ）としての役割も果たす。前記明
細書は、とくに、環境に関してデバイスを熱的に絶縁さ
せるための特別な設計に言及している。これにより装置
の総熱損失（ｔｏｔａｌ ｔｈｅｒｍａｌ ｌｏｓｓ）
が減少する。
は、アルミニウムなどのような１つの熱伝導性材料から
なる１つの固体ブロックを有するインキュベータを開示
している。該ブロックはサンプル容器を受ける役割を果
たし、かつ該容器の温度を制御するためのヒートシンク
（ｈｅａｔ ｓｉｎｋ）としての役割も果たす。前記明
細書は、とくに、環境に関してデバイスを熱的に絶縁さ
せるための特別な設計に言及している。これにより装置
の総熱損失（ｔｏｔａｌ ｔｈｅｒｍａｌ ｌｏｓｓ）
が減少する。
【０００６】米国特許第４，７２７，０３４号明細書は
サンプル液をサーモスタットで調温するためのデバイス
に関する。サンプル液を含む容器が熱的に良好な伝導性
を有する１つのラックの中に配置される。つぎに、該ラ
ックを１つのデバイスの２つの側壁のあいだに配置し、
その位置に該ラックが適合する。これら側壁の少なくと
も１つが加熱され、したがって前記ラックおよび容器中
のサンプル液の温度制御を可能にする。
サンプル液をサーモスタットで調温するためのデバイス
に関する。サンプル液を含む容器が熱的に良好な伝導性
を有する１つのラックの中に配置される。つぎに、該ラ
ックを１つのデバイスの２つの側壁のあいだに配置し、
その位置に該ラックが適合する。これら側壁の少なくと
も１つが加熱され、したがって前記ラックおよび容器中
のサンプル液の温度制御を可能にする。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前記に列挙した２つの
部類のインキュベータは、それぞれ、利点および欠点を
有する。熱を伝達するために流体が用いられるとき、イ
ンキュベート用容器が近接する配置をとることが必要で
ある。したがって、同時に数個の容器を１つの加熱浴に
浸漬することが可能である。この種類のインキュベータ
の欠点は、前記流体がインキュベート用容器の外壁に付
着することである。たとえば、さらにつぎの工程のため
に前記インキュベート用容器を前記流体から取り出した
とき、流体が落下し、かつ装置を汚染してしまう。さら
に大きな欠点は、もし前記容器またはインキュベータに
付着している流体がはねたばあい、分析を妨げるかもし
れないということである。概して、ぬれた試薬容器の取
り扱いは不利であり、したがって避けるべきである。
部類のインキュベータは、それぞれ、利点および欠点を
有する。熱を伝達するために流体が用いられるとき、イ
ンキュベート用容器が近接する配置をとることが必要で
ある。したがって、同時に数個の容器を１つの加熱浴に
浸漬することが可能である。この種類のインキュベータ
の欠点は、前記流体がインキュベート用容器の外壁に付
着することである。たとえば、さらにつぎの工程のため
に前記インキュベート用容器を前記流体から取り出した
とき、流体が落下し、かつ装置を汚染してしまう。さら
に大きな欠点は、もし前記容器またはインキュベータに
付着している流体がはねたばあい、分析を妨げるかもし
れないということである。概して、ぬれた試薬容器の取
り扱いは不利であり、したがって避けるべきである。
【０００８】これらの欠点は有さないが、金属ブロック
インキュベータも独特の欠点を有する。サンプル液とイ
ンキュベータのあいだの良好な熱伝導を保証するため
に、接触している表面ができるかぎり大きくなって良好
な熱伝導（ｈｅａｔ ｃｏｎｄｕｃｔｉｏｎ）を保証す
るように前記インキュベート用容器を前記インキュベー
タに直接接触させることが保証されなければならない。
米国特許第４，３３５，６２０号明細書および米国特許
第４，７２７，０３２号明細書に記載されているインキ
ュベータは、該インキュベータ中のデバイスがインキュ
ベート用容器の形状に適合する穴を有するという点でこ
の要件を満たす。したがって前記インキュベータ中で試
薬容器および穴がぴったりとはまる。現在までのとこ
ろ、機械的な条件により、数個の容器からなる１つの配
列（ａｒｒａｎｇｅｍｅｎｔ）を、詰まることなく、１
つの金属ブロックインキュベータ中に挿入することは不
可能であった。
インキュベータも独特の欠点を有する。サンプル液とイ
ンキュベータのあいだの良好な熱伝導を保証するため
に、接触している表面ができるかぎり大きくなって良好
な熱伝導（ｈｅａｔ ｃｏｎｄｕｃｔｉｏｎ）を保証す
るように前記インキュベート用容器を前記インキュベー
タに直接接触させることが保証されなければならない。
米国特許第４，３３５，６２０号明細書および米国特許
第４，７２７，０３２号明細書に記載されているインキ
ュベータは、該インキュベータ中のデバイスがインキュ
ベート用容器の形状に適合する穴を有するという点でこ
の要件を満たす。したがって前記インキュベータ中で試
薬容器および穴がぴったりとはまる。現在までのとこ
ろ、機械的な条件により、数個の容器からなる１つの配
列（ａｒｒａｎｇｅｍｅｎｔ）を、詰まることなく、１
つの金属ブロックインキュベータ中に挿入することは不
可能であった。
【０００９】本発明の目的は、金属ブロックインキュベ
ータの前記の欠点を排除し、かつ金属ブロックインキュ
ベータおよび流体インキュベータの利点を組み合わせた
インキュベート用デバイスを提供することである。とく
に本発明の目的は、熱を伝導するための流体の使用の必
要がなく、容易に、素早く、かつ確実に多数のインキュ
ベート用容器をインキュベータに装填することのできる
インキュベーションシステムを提供することである。
ータの前記の欠点を排除し、かつ金属ブロックインキュ
ベータおよび流体インキュベータの利点を組み合わせた
インキュベート用デバイスを提供することである。とく
に本発明の目的は、熱を伝導するための流体の使用の必
要がなく、容易に、素早く、かつ確実に多数のインキュ
ベート用容器をインキュベータに装填することのできる
インキュベーションシステムを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、インキ
ュベート用容器が、その保持プレートの孔にぶらさがっ
ているラックと、インキュベート用容器を受けるための
穴を備えたインキュベータブロックと、該インキュベー
タブロックをサーモスタットで調温するためのデバイス
であって熱的に該インキュベータブロックと連結してい
るデバイスとからなるシステムであって、サンプル液を
インキュベートするための新規なシステムにより達成さ
れる。該システム中において、前記保持プレート中の孔
および前記インキュベータブロック中の穴は互いに適合
し、ゆえに前記ラックがインキュベータブロックの上に
配置されたとき、ラックのインキュベート用容器が前記
インキュベータブロックの穴にはまる。
ュベート用容器が、その保持プレートの孔にぶらさがっ
ているラックと、インキュベート用容器を受けるための
穴を備えたインキュベータブロックと、該インキュベー
タブロックをサーモスタットで調温するためのデバイス
であって熱的に該インキュベータブロックと連結してい
るデバイスとからなるシステムであって、サンプル液を
インキュベートするための新規なシステムにより達成さ
れる。該システム中において、前記保持プレート中の孔
および前記インキュベータブロック中の穴は互いに適合
し、ゆえに前記ラックがインキュベータブロックの上に
配置されたとき、ラックのインキュベート用容器が前記
インキュベータブロックの穴にはまる。
【００１１】好ましくは、インキュベータブロック中の
穴およびインキュベート用容器の外壁が互いに適合して
おり、したがって該インキュベート用容器の外壁が前記
インキュベータブロックの穴の内壁にぴったりとはま
り、前記インキュベート用容器の前記保持プレートの下
側の部分の長さが前記インキュベータブロックの穴の深
さよりも長い。
穴およびインキュベート用容器の外壁が互いに適合して
おり、したがって該インキュベート用容器の外壁が前記
インキュベータブロックの穴の内壁にぴったりとはま
り、前記インキュベート用容器の前記保持プレートの下
側の部分の長さが前記インキュベータブロックの穴の深
さよりも長い。
【００１２】また、脚（４ａ、４ｂ）が前記保持プレー
トの底部側に設けられており、かつそれら脚を受けるた
めの凹部が前記インキュベータブロック中に設けられて
いることが好ましく、１つまたは数個の取手（１１）が
前記保持プレートの上側に設けられていてもよい。
トの底部側に設けられており、かつそれら脚を受けるた
めの凹部が前記インキュベータブロック中に設けられて
いることが好ましく、１つまたは数個の取手（１１）が
前記保持プレートの上側に設けられていてもよい。
【００１３】さらに、本発明のシステムは、ラックの存
在を感知するために前記インキュベータブロックの内部
にセンサーを有すること、および前記保持プレートが、
一部が円形のものである形状を有する、または円形リン
グの一部の形状を有することが好ましい。
在を感知するために前記インキュベータブロックの内部
にセンサーを有すること、および前記保持プレートが、
一部が円形のものである形状を有する、または円形リン
グの一部の形状を有することが好ましい。
【００１４】本発明のシステムにおける前記ラックは、
インキュベータブロック（１）にインキュベート用容器
を装填するためのラック（１０）であって、該ラック
（１０）中において、インキュベート用容器（２０）が
保持プレート（３）の孔（１２）にぶら下がり、かつ該
保持プレートが当該保持プレートの底部側に脚（４ａ、
４ｂ）を有し、該脚が前記保持プレートの下側に位置す
る前記インキュベート用容器の部分よりも長く、かつ前
記インキュベート用容器が該インキュベート用容器が前
記保持プレート中の孔から抜けることを防ぐための保持
デバイスを有するラックである。
インキュベータブロック（１）にインキュベート用容器
を装填するためのラック（１０）であって、該ラック
（１０）中において、インキュベート用容器（２０）が
保持プレート（３）の孔（１２）にぶら下がり、かつ該
保持プレートが当該保持プレートの底部側に脚（４ａ、
４ｂ）を有し、該脚が前記保持プレートの下側に位置す
る前記インキュベート用容器の部分よりも長く、かつ前
記インキュベート用容器が該インキュベート用容器が前
記保持プレート中の孔から抜けることを防ぐための保持
デバイスを有するラックである。
【００１５】該ラック中において、前記保持プレートに
より囲まれた領域における前記インキュベート用容器の
外側の横断面が、前記保持プレートの孔の横断面よりも
０．２〜１ｍｍだけ小さいことが好ましく、前記インキ
ュベート用容器が前記保持プレート中の孔の横断面より
も大きい外側の横断面を有する１つの部材を備えるよう
に、前記インキュベート用容器に保持デバイスが取り付
けられていてもよい。
より囲まれた領域における前記インキュベート用容器の
外側の横断面が、前記保持プレートの孔の横断面よりも
０．２〜１ｍｍだけ小さいことが好ましく、前記インキ
ュベート用容器が前記保持プレート中の孔の横断面より
も大きい外側の横断面を有する１つの部材を備えるよう
に、前記インキュベート用容器に保持デバイスが取り付
けられていてもよい。
【００１６】また、前記孔の横断面よりも大きい外側の
横断面を有するインキュベート用容器の部分の下側にお
いて、該インキュベート用容器が前記保持プレートにか
かるように肩部（２３）が前記インキュベート用容器の
縦軸に対して本質的に垂直に配設されるように、前記イ
ンキュベート用容器の外側の横断面が形成されるのが好
ましい。
横断面を有するインキュベート用容器の部分の下側にお
いて、該インキュベート用容器が前記保持プレートにか
かるように肩部（２３）が前記インキュベート用容器の
縦軸に対して本質的に垂直に配設されるように、前記イ
ンキュベート用容器の外側の横断面が形成されるのが好
ましい。
【００１７】さらに、前記ラックは、インキュベート用
容器（２０）の前記保持プレート（３）の下側の部分が
該インキュベート用容器の閉じた端部に向かって先細に
なっている該インキュベート用容器を備えていてもよ
く、該ラック中の保持プレートの上側に１つまたは数個
の取手が取りつけられていてもよい。
容器（２０）の前記保持プレート（３）の下側の部分が
該インキュベート用容器の閉じた端部に向かって先細に
なっている該インキュベート用容器を備えていてもよ
く、該ラック中の保持プレートの上側に１つまたは数個
の取手が取りつけられていてもよい。
【００１８】本発明は、また、インキュベート用容器
（３）が入っている孔（１２）を備えた保持プレート
（３）を有するラック（１０）であって、該ラック（１
０）がインキュベータブロック（１）上に配設されると
ともに前記インキュベート用容器が前記インキュベータ
ブロックの穴（２）に適合するように、穴（２）を有す
るインキュベータブロックに前記インキュベート用容器
を装填するための前記保持プレートを有するラックの使
用にも関する。
（３）が入っている孔（１２）を備えた保持プレート
（３）を有するラック（１０）であって、該ラック（１
０）がインキュベータブロック（１）上に配設されると
ともに前記インキュベート用容器が前記インキュベータ
ブロックの穴（２）に適合するように、穴（２）を有す
るインキュベータブロックに前記インキュベート用容器
を装填するための前記保持プレートを有するラックの使
用にも関する。
【００１９】該ラックの使用の際は、脚（４ａ、４ｂ）
が前記保持プレートの底部側に取りつけられており、該
脚がインキュベート用容器（２０）の保持プレート
（３）の下側の部分よりも長いことが好ましく、前記イ
ンキュベート用容器が、該インキュベート用容器が前記
保持プレートから抜けることを防ぐための保持デバイス
を備えていることが好ましい。また、前記ラックがイン
キュベータブロック上に配されるときに、前記インキュ
ベート用容器が前記インキュベータブロックの穴にはま
り、かつインキュベート用容器および保持プレートが前
記インキュベータブロック上に配されたときに前記保持
部材が保持プレートの上方に離間しているのが好まし
い。
が前記保持プレートの底部側に取りつけられており、該
脚がインキュベート用容器（２０）の保持プレート
（３）の下側の部分よりも長いことが好ましく、前記イ
ンキュベート用容器が、該インキュベート用容器が前記
保持プレートから抜けることを防ぐための保持デバイス
を備えていることが好ましい。また、前記ラックがイン
キュベータブロック上に配されるときに、前記インキュ
ベート用容器が前記インキュベータブロックの穴にはま
り、かつインキュベート用容器および保持プレートが前
記インキュベータブロック上に配されたときに前記保持
部材が保持プレートの上方に離間しているのが好まし
い。
【００２０】また、本発明は、サンプル液をインキュベ
ートするための方法であって、インキュベート用容器
（２０）がぶら下がっている１つの保持プレート（３）
中に孔（１２）を有するラック（１０）を、前記インキ
ュベート用容器を受けるための穴（２）を有する１つの
インキュベータブロック（１）の上に配し、前記インキ
ュベータブロックが加熱または冷却されるようにして前
記サンプル液をサーモスタットで調温し、インキュベー
ト用容器（２０）をインキュベータブロックから手で個
々に、またはラック（１０）によってすべて一緒に取り
除く方法にも関する。この方法においては、使用者が手
作業でラック（１０）にインキュベート用容器（２０）
を装填してもよく、ラック（１０）にインキュベート用
容器（２０）が自動的に装填され、かつ該装填されたラ
ックを使用者が利用してもよい。
ートするための方法であって、インキュベート用容器
（２０）がぶら下がっている１つの保持プレート（３）
中に孔（１２）を有するラック（１０）を、前記インキ
ュベート用容器を受けるための穴（２）を有する１つの
インキュベータブロック（１）の上に配し、前記インキ
ュベータブロックが加熱または冷却されるようにして前
記サンプル液をサーモスタットで調温し、インキュベー
ト用容器（２０）をインキュベータブロックから手で個
々に、またはラック（１０）によってすべて一緒に取り
除く方法にも関する。この方法においては、使用者が手
作業でラック（１０）にインキュベート用容器（２０）
を装填してもよく、ラック（１０）にインキュベート用
容器（２０）が自動的に装填され、かつ該装填されたラ
ックを使用者が利用してもよい。
【００２１】インキュベートされるサンプル液は、血液
サンプル、血清サンプル、尿、食物（たとえばパンや肉
類）からえられるサンプル、水（たとえば海水）からえ
られるサンプル、反応液などであると解される。サンプ
ル液という用語は、とくに試薬を添加することにより試
料からえられる液体をも含む。また、ＤＮＡを含む試料
も含むが、このばあい、ＤＮＡを増幅するために試薬が
添加されている。
サンプル、血清サンプル、尿、食物（たとえばパンや肉
類）からえられるサンプル、水（たとえば海水）からえ
られるサンプル、反応液などであると解される。サンプ
ル液という用語は、とくに試薬を添加することにより試
料からえられる液体をも含む。また、ＤＮＡを含む試料
も含むが、このばあい、ＤＮＡを増幅するために試薬が
添加されている。
【００２２】本発明によるシステムは、とくに、化学的
および臨床化学的分析に関して用いられうる。なぜな
ら、一定の温度を維持することおよび／または一定温度
での試料の前処理は、この分野での応用における結果の
確実性に対して決定的に重要であるためである。本発明
によるインキュベーションシステムは、ＤＮＡを増幅す
るために用いられるいわゆるサーマルサイクラーとして
も用いられうる。
および臨床化学的分析に関して用いられうる。なぜな
ら、一定の温度を維持することおよび／または一定温度
での試料の前処理は、この分野での応用における結果の
確実性に対して決定的に重要であるためである。本発明
によるインキュベーションシステムは、ＤＮＡを増幅す
るために用いられるいわゆるサーマルサイクラーとして
も用いられうる。
【００２３】インキュベーションという用語は、所定の
温度プロフィールにて所定の時間にわたってサンプル液
の温度を制御することに関連している。もっとも頻繁に
用いられるインキュベータにおいては、インキュベータ
ブロックが正確に定められた温度を有し、該温度は長い
時間にわたって一定に保たれる。このばあい、インキュ
ベーションは、インキュベート用容器をインキュベータ
ブロック中に配置することにより始まり、前記インキュ
ベート用容器を前記ブロックから取り出すことにより終
わる。本発明は、前記インキュベータブロックの温度を
時間に関して制御することも提案する。したがって、前
記インキュベート用容器がインキュベータブロック内に
存在するあいだにサンプル液の温度を変化させることも
可能である。時間に関しての温度プロフィールは、ＰＣ
Ｒ（ポリメラーゼ連鎖反応）によりＤＮＡを増幅するた
めのいわゆるサーマルサイクラーにおいて用いられる。
温度プロフィールにて所定の時間にわたってサンプル液
の温度を制御することに関連している。もっとも頻繁に
用いられるインキュベータにおいては、インキュベータ
ブロックが正確に定められた温度を有し、該温度は長い
時間にわたって一定に保たれる。このばあい、インキュ
ベーションは、インキュベート用容器をインキュベータ
ブロック中に配置することにより始まり、前記インキュ
ベート用容器を前記ブロックから取り出すことにより終
わる。本発明は、前記インキュベータブロックの温度を
時間に関して制御することも提案する。したがって、前
記インキュベート用容器がインキュベータブロック内に
存在するあいだにサンプル液の温度を変化させることも
可能である。時間に関しての温度プロフィールは、ＰＣ
Ｒ（ポリメラーゼ連鎖反応）によりＤＮＡを増幅するた
めのいわゆるサーマルサイクラーにおいて用いられる。
【００２４】
【発明の実施の形態】本発明により理解されるところの
サンプル液をインキュベートするためのシステムは、い
わゆる独立型のモジュールまたはある分析装置中の１つ
のモジュールである。インキュベータブロックという用
語は、インキュベート用容器を受けるための穴を有する
ことを特徴とするインキュベーションシステムの一部分
を示す。したがって、本発明によるインキュベータは、
金属ブロックインキュベータの部類のうちの１つであ
る。好ましい方法においては、前記インキュベータブロ
ックは、たとえば複数の穴が設けられているシリンダの
ような単一の片もしくはピースとして製造され、または
インキュベート用容器のためのくぼみがすでに設けられ
ている形状に材料を成型することによりえられる。前記
インキュベータブロックに適した材料は金属であり、と
くにアルミニウムがよいが、真鍮などのような合金でも
よい。
サンプル液をインキュベートするためのシステムは、い
わゆる独立型のモジュールまたはある分析装置中の１つ
のモジュールである。インキュベータブロックという用
語は、インキュベート用容器を受けるための穴を有する
ことを特徴とするインキュベーションシステムの一部分
を示す。したがって、本発明によるインキュベータは、
金属ブロックインキュベータの部類のうちの１つであ
る。好ましい方法においては、前記インキュベータブロ
ックは、たとえば複数の穴が設けられているシリンダの
ような単一の片もしくはピースとして製造され、または
インキュベート用容器のためのくぼみがすでに設けられ
ている形状に材料を成型することによりえられる。前記
インキュベータブロックに適した材料は金属であり、と
くにアルミニウムがよいが、真鍮などのような合金でも
よい。
【００２５】インキュベータブロック中の穴は、通常、
円筒状の形または円錐台の形を有する。本発明における
「シリンダ」という用語は、円形の横断面を有するシリ
ンダだけでなく、四角形の横断面を有するシリンダの両
方にあてはまる。穴は、通常、数センチメートルの深さ
を有し、好ましくは、前記インキュベータブロックの内
側に向かって先細になっている。
円筒状の形または円錐台の形を有する。本発明における
「シリンダ」という用語は、円形の横断面を有するシリ
ンダだけでなく、四角形の横断面を有するシリンダの両
方にあてはまる。穴は、通常、数センチメートルの深さ
を有し、好ましくは、前記インキュベータブロックの内
側に向かって先細になっている。
【００２６】さらに前記インキュベータブロックは、本
発明にしたがって、前記ラックの位置づけを容易にする
ための誘導部材を備えてもよい。ラックの存在を感知す
るために、たとえば光バリヤなどのようなセンサーを前
記インキュベータブロックの内側または外側に設けても
よい。
発明にしたがって、前記ラックの位置づけを容易にする
ための誘導部材を備えてもよい。ラックの存在を感知す
るために、たとえば光バリヤなどのようなセンサーを前
記インキュベータブロックの内側または外側に設けても
よい。
【００２７】また、前記インキュベータブロックはサー
モスタットデバイスと熱的に接触している。もしインキ
ュベータブロックがインキュベート用容器を室温以上に
加熱するためだけに設けられているなら、前記サーモス
タットデバイスは１つの単純な電気的ヒーターでよい。
しかし、前記加熱要素にくわえて、前記インキュベータ
ブロックを冷却するための可能性を備えていることが有
利である。たとえば、前記インキュベータブロックの一
部を冷却水が通るようにするばあいに冷却が達成され
る。より大きなインキュベーションシステムを用いると
き、冷却のために１つの冷却装置を設けることができ
る。加熱と冷却の両方をすることができるデバイスとし
ては電気的エネルギーにより熱を伝達するペルティエ素
子がある。
モスタットデバイスと熱的に接触している。もしインキ
ュベータブロックがインキュベート用容器を室温以上に
加熱するためだけに設けられているなら、前記サーモス
タットデバイスは１つの単純な電気的ヒーターでよい。
しかし、前記加熱要素にくわえて、前記インキュベータ
ブロックを冷却するための可能性を備えていることが有
利である。たとえば、前記インキュベータブロックの一
部を冷却水が通るようにするばあいに冷却が達成され
る。より大きなインキュベーションシステムを用いると
き、冷却のために１つの冷却装置を設けることができ
る。加熱と冷却の両方をすることができるデバイスとし
ては電気的エネルギーにより熱を伝達するペルティエ素
子がある。
【００２８】インキュベータブロックの温度を制御する
ための前記のデバイスは、米国特許第４，３３５，６２
０号明細書に記載されているように前記インキュベータ
ブロックと熱的に連結していてもよく、または、温度を
制御するための手段は前記インキュベータブロック自体
の内部に備えられていてもよい。
ための前記のデバイスは、米国特許第４，３３５，６２
０号明細書に記載されているように前記インキュベータ
ブロックと熱的に連結していてもよく、または、温度を
制御するための手段は前記インキュベータブロック自体
の内部に備えられていてもよい。
【００２９】所望する温度の設定を制御するための温度
センサーは、前記インキュベータブロックの内部、好ま
しくはインキュベート用容器のための穴の近傍に設けら
れてよい。サーモスタットデバイスのための制御ユニッ
トは従来技術において公知である。サーモスタット制御
ユニットに関しては、欧州特許第０２７３９６９号明細
書に記載されている。
センサーは、前記インキュベータブロックの内部、好ま
しくはインキュベート用容器のための穴の近傍に設けら
れてよい。サーモスタットデバイスのための制御ユニッ
トは従来技術において公知である。サーモスタット制御
ユニットに関しては、欧州特許第０２７３９６９号明細
書に記載されている。
【００３０】前記インキュベータブロックは上に向かっ
て開いている多くの穴を有する。これらの穴は、通常、
一定間隔をおいて配設される。従来技術においては、こ
の穴にインキュベート用容器が手作業またはロボットア
ームによって装填される。手作業での装填が時間および
人員を必要とする一方、１つの装置に自動的に装填する
ためのデバイスは比較的複雑かつ高価である。インキュ
ベート用容器が自動的に前記装置に装填されるときでさ
え、該インキュベート用容器は前記ロボットユニットに
対して適切な配列で配設されることが必要である。
て開いている多くの穴を有する。これらの穴は、通常、
一定間隔をおいて配設される。従来技術においては、こ
の穴にインキュベート用容器が手作業またはロボットア
ームによって装填される。手作業での装填が時間および
人員を必要とする一方、１つの装置に自動的に装填する
ためのデバイスは比較的複雑かつ高価である。インキュ
ベート用容器が自動的に前記装置に装填されるときでさ
え、該インキュベート用容器は前記ロボットユニットに
対して適切な配列で配設されることが必要である。
【００３１】本発明において、インキュベータブロック
には、前記容器を保持するラックによって該容器が装填
される。本発明によれば、該インキュベート用容器は保
持プレートの孔の中に保持される。該保持プレート中の
孔は、インキュベータブロック内部の穴に対応して配設
されている。該インキュベータブロックにインキュベー
ト用容器が装填されるとき、前記ラックは該インキュベ
ータブロックを横切るように動かされ、ついで該インキ
ュベータブロックの穴の中に該インキュベート用容器が
入るように降ろされる。
には、前記容器を保持するラックによって該容器が装填
される。本発明によれば、該インキュベート用容器は保
持プレートの孔の中に保持される。該保持プレート中の
孔は、インキュベータブロック内部の穴に対応して配設
されている。該インキュベータブロックにインキュベー
ト用容器が装填されるとき、前記ラックは該インキュベ
ータブロックを横切るように動かされ、ついで該インキ
ュベータブロックの穴の中に該インキュベート用容器が
入るように降ろされる。
【００３２】本発明による保持プレートは、薄いディス
ク状の形状を有しており、インキュベート用容器を受け
るための孔が設けられている。該保持プレートは、数多
くの、形が安定な材料から作られてよい。実際に使用す
るばあい、金属および、とくに、プラスチックがしばし
ば用いられる。保持プレート中の前記孔の配列は、前記
インキュベータブロックの上側にある穴の配列と対応し
ている。たとえば、保持プレートは１つの完全な円形で
あってよいが、好ましくは、一部が円形のものまたは円
状ディスクの一部分であってもよい。該保持プレートの
厚さは、インキュベート用容器が該保持プレート中に保
持されたときに機械的な安定性を保証するために必要な
厚さでなければならない。もし前記保持プレートがプラ
スチックでできているなら、その材料の厚さは、通常、
１〜数ミリメートルのあいだの範囲である。もちろん、
もし機械的強度を増すために補強材が含まれたなら、前
記材料の厚さを減らすことも可能である。
ク状の形状を有しており、インキュベート用容器を受け
るための孔が設けられている。該保持プレートは、数多
くの、形が安定な材料から作られてよい。実際に使用す
るばあい、金属および、とくに、プラスチックがしばし
ば用いられる。保持プレート中の前記孔の配列は、前記
インキュベータブロックの上側にある穴の配列と対応し
ている。たとえば、保持プレートは１つの完全な円形で
あってよいが、好ましくは、一部が円形のものまたは円
状ディスクの一部分であってもよい。該保持プレートの
厚さは、インキュベート用容器が該保持プレート中に保
持されたときに機械的な安定性を保証するために必要な
厚さでなければならない。もし前記保持プレートがプラ
スチックでできているなら、その材料の厚さは、通常、
１〜数ミリメートルのあいだの範囲である。もちろん、
もし機械的強度を増すために補強材が含まれたなら、前
記材料の厚さを減らすことも可能である。
【００３３】もし前記保持プレートが固い１つの材料か
らできているなら、前記孔は工作機械により設けられ、
または前記保持プレートの製造の際に設けられてもよ
い。本発明によれば、これら孔の横断面は重要であっ
て、該孔の横断面の公差は０．０５ｍｍを越えるべきで
はない。
らできているなら、前記孔は工作機械により設けられ、
または前記保持プレートの製造の際に設けられてもよ
い。本発明によれば、これら孔の横断面は重要であっ
て、該孔の横断面の公差は０．０５ｍｍを越えるべきで
はない。
【００３４】前記保持プレートのための材料を選択する
とき、本発明の好ましい実施態様が該保持プレートが直
接前記インキュベータブロックにのることを提案するの
で、熱伝導性の乏しい材料を用いるのが好ましい。した
がって、熱伝導性の乏しい保持プレートは環境に対して
の前記インキュベータブロックの熱損失を減少させる。
とき、本発明の好ましい実施態様が該保持プレートが直
接前記インキュベータブロックにのることを提案するの
で、熱伝導性の乏しい材料を用いるのが好ましい。した
がって、熱伝導性の乏しい保持プレートは環境に対して
の前記インキュベータブロックの熱損失を減少させる。
【００３５】前記保持プレートの下側には、該保持プレ
ートにぶら下がっているインキュベート用容器が、ユニ
ットまたは装置がのせられている支持台に触れないこと
を保証するために脚を備えるのが好ましい。これらの脚
により、前記保持プレートはフレーム型の支持台として
も用いられ、インキュベーション装置の外部にあっても
インキュベート用容器をたくわえることができる。もし
製造の際にインキュベート用容器がすでに前記保持プレ
ートに装填されているなら、このことは重要である。こ
のばあい、前記脚によって前記インキュベート用容器を
備えた前記保持プレートの運搬が容易になり、かつ使用
者によるより便利な操作もが可能になる。
ートにぶら下がっているインキュベート用容器が、ユニ
ットまたは装置がのせられている支持台に触れないこと
を保証するために脚を備えるのが好ましい。これらの脚
により、前記保持プレートはフレーム型の支持台として
も用いられ、インキュベーション装置の外部にあっても
インキュベート用容器をたくわえることができる。もし
製造の際にインキュベート用容器がすでに前記保持プレ
ートに装填されているなら、このことは重要である。こ
のばあい、前記脚によって前記インキュベート用容器を
備えた前記保持プレートの運搬が容易になり、かつ使用
者によるより便利な操作もが可能になる。
【００３６】前記保持プレートの上側には、使用者が前
記ラックを運ぶための取手が設けられていてよい。該取
手は、保持プレート自体を操作することが不便であるの
で、とくに前記インキュベータブロックの中にラックを
挿入するために役立つ。
記ラックを運ぶための取手が設けられていてよい。該取
手は、保持プレート自体を操作することが不便であるの
で、とくに前記インキュベータブロックの中にラックを
挿入するために役立つ。
【００３７】製造の際にインキュベート用容器を前記保
持プレートの穴に挿入することが好ましい。しかし、使
用者にとっては手作業でインキュベート用容器を該保持
プレートに装填することも可能である。インキュベート
用容器は従来技術で公知である。使い捨ての容器が、通
常、プラスチック材料でできている一方で、多数回使用
型のインキュベート用容器は、通常、ガラスでできてい
る。適切なプラスチックには、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレンおよびポリメチルメタクリレート
などが含まれる。前記インキュベート用容器の形状は、
通常、１つの開口部および１つの閉じた端部を備えた管
の形状に相当する。すでに前記したように、良好な熱伝
導性を保証するために前記容器が前記穴の内壁に接する
ことが、インキュベート用容器および穴を備えたインキ
ュベータブロックの使用にとっては重要である。好まし
いインキュベート用容器は閉じた端部に向かって、すな
わち底部側に向かって先細になっている管である。実験
によれば、０．０５〜０．５の先細の度合が製造上の理
由によりとくに好ましい。本発明によれば、前記インキ
ュベート用容器は、該インキュベート用容器が前記保持
プレート中の孔を通り抜けることを防ぐための、保持デ
バイスをも備えている。前記インキュベート用容器は、
該インキュベート用容器の閉じた端部が下方に向いて、
前記保持プレート中にぶら下がっている。もし、前記イ
ンキュベート用容器が先細になっており、開いた端部が
前記保持プレートの孔の横断面よりも大きい横断面を有
するならば、該インキュベート用容器の保持が可能であ
る。もし、前記のようなインキュベート用容器が孔に挿
入されたなら、該容器の最外側の横断面が該穴の横断面
に一致する位置に該容器が到達するまで、該容器はすべ
り落ちる。該インキュベート用容器は、もはやさらに下
方へは動くことができないので前記位置にとどまる。
持プレートの穴に挿入することが好ましい。しかし、使
用者にとっては手作業でインキュベート用容器を該保持
プレートに装填することも可能である。インキュベート
用容器は従来技術で公知である。使い捨ての容器が、通
常、プラスチック材料でできている一方で、多数回使用
型のインキュベート用容器は、通常、ガラスでできてい
る。適切なプラスチックには、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレンおよびポリメチルメタクリレート
などが含まれる。前記インキュベート用容器の形状は、
通常、１つの開口部および１つの閉じた端部を備えた管
の形状に相当する。すでに前記したように、良好な熱伝
導性を保証するために前記容器が前記穴の内壁に接する
ことが、インキュベート用容器および穴を備えたインキ
ュベータブロックの使用にとっては重要である。好まし
いインキュベート用容器は閉じた端部に向かって、すな
わち底部側に向かって先細になっている管である。実験
によれば、０．０５〜０．５の先細の度合が製造上の理
由によりとくに好ましい。本発明によれば、前記インキ
ュベート用容器は、該インキュベート用容器が前記保持
プレート中の孔を通り抜けることを防ぐための、保持デ
バイスをも備えている。前記インキュベート用容器は、
該インキュベート用容器の閉じた端部が下方に向いて、
前記保持プレート中にぶら下がっている。もし、前記イ
ンキュベート用容器が先細になっており、開いた端部が
前記保持プレートの孔の横断面よりも大きい横断面を有
するならば、該インキュベート用容器の保持が可能であ
る。もし、前記のようなインキュベート用容器が孔に挿
入されたなら、該容器の最外側の横断面が該穴の横断面
に一致する位置に該容器が到達するまで、該容器はすべ
り落ちる。該インキュベート用容器は、もはやさらに下
方へは動くことができないので前記位置にとどまる。
【００３８】本発明によれば、前記インキュベート用容
器の保持プレート中でのより正確に定められた保持位置
のために、該インキュベーション用容器に保持デバイス
を設けることが好ましい。たとえば、前記保持デバイス
は、前記インキュベート用容器の周辺に取り付けられ、
かつ所定の高さにおいて該インキュベート用容器の実際
の横断面を拡大する横木であってよい。とくに、もし前
記インキュベート用容器が該インキュベート用容器の縦
軸に対して本質的に垂直方向にのびる１つの肩部を有す
るように設計されるならば、より好ましい。前記肩部に
より、前記インキュベート用容器は前記保持プレートに
かかる。たとえば、前記のような部材はインキュベート
用容器の周辺に沿って１つの円形のリングを配設するこ
とにより設けることができ、または前記インキュベート
用容器に前記孔の横断面より小さい横断面を有する１つ
の下部分を設けてもよく、このばあい該下部分には前記
孔の横断面よりも大きい横断面を有する第２の部分が設
けられる。好ましい方法においては、両方の部分は１個
の部材によって前記インキュベート用容器の縦軸に対し
て垂直方向に接続される。該接続用の部材は前記保持プ
レートにかかる１つの肩部を形成する。
器の保持プレート中でのより正確に定められた保持位置
のために、該インキュベーション用容器に保持デバイス
を設けることが好ましい。たとえば、前記保持デバイス
は、前記インキュベート用容器の周辺に取り付けられ、
かつ所定の高さにおいて該インキュベート用容器の実際
の横断面を拡大する横木であってよい。とくに、もし前
記インキュベート用容器が該インキュベート用容器の縦
軸に対して本質的に垂直方向にのびる１つの肩部を有す
るように設計されるならば、より好ましい。前記肩部に
より、前記インキュベート用容器は前記保持プレートに
かかる。たとえば、前記のような部材はインキュベート
用容器の周辺に沿って１つの円形のリングを配設するこ
とにより設けることができ、または前記インキュベート
用容器に前記孔の横断面より小さい横断面を有する１つ
の下部分を設けてもよく、このばあい該下部分には前記
孔の横断面よりも大きい横断面を有する第２の部分が設
けられる。好ましい方法においては、両方の部分は１個
の部材によって前記インキュベート用容器の縦軸に対し
て垂直方向に接続される。該接続用の部材は前記保持プ
レートにかかる１つの肩部を形成する。
【００３９】本発明における重要な要素は、前記孔と、
前記インキュベート用容器が保持プレート中に配された
ときに該保持プレートとともに１つの高さにある前記イ
ンキュベート用容器の外側の周辺との比である。一方で
は、前記インキュベート用容器をインキュベータブロッ
クの穴へ正確に挿入させるために、該インキュベート用
容器は前記保持プレートによって該保持プレートの縁部
に充分に正確な方法で保持されなければならない。他方
では、前記保持プレート中の孔とインキュベータブロッ
クの穴の幾何学的なずれにより前記インキュベート用容
器が動かなくならないように、前記穴の中の該インキュ
ベート用容器は、前記保持プレートの縁部の高さにおい
て、所定の公差を有しなければならない。インキュベー
ト用容器および保持プレートのあいだの機械的公差はイ
ンキュベータにとってとくに重要である。なぜなら、温
度の違いが熱に依存した膨張につながるからである。ま
たこのことは、もし、１つ以上のインキュベート用容器
を用いるなら、インキュベート用容器および保持プレー
トの精密な配置における詰まりの原因となるかもしれな
い。すでに、小さい詰まりが前記インキュベート用容器
とインキュベータブロックの穴の内壁とのぴったりとし
た適合を妨げるかもしれない。
前記インキュベート用容器が保持プレート中に配された
ときに該保持プレートとともに１つの高さにある前記イ
ンキュベート用容器の外側の周辺との比である。一方で
は、前記インキュベート用容器をインキュベータブロッ
クの穴へ正確に挿入させるために、該インキュベート用
容器は前記保持プレートによって該保持プレートの縁部
に充分に正確な方法で保持されなければならない。他方
では、前記保持プレート中の孔とインキュベータブロッ
クの穴の幾何学的なずれにより前記インキュベート用容
器が動かなくならないように、前記穴の中の該インキュ
ベート用容器は、前記保持プレートの縁部の高さにおい
て、所定の公差を有しなければならない。インキュベー
ト用容器および保持プレートのあいだの機械的公差はイ
ンキュベータにとってとくに重要である。なぜなら、温
度の違いが熱に依存した膨張につながるからである。ま
たこのことは、もし、１つ以上のインキュベート用容器
を用いるなら、インキュベート用容器および保持プレー
トの精密な配置における詰まりの原因となるかもしれな
い。すでに、小さい詰まりが前記インキュベート用容器
とインキュベータブロックの穴の内壁とのぴったりとし
た適合を妨げるかもしれない。
【００４０】前記保持プレートに囲まれた部分における
前記インキュベート用容器の外側の横断面が、前記保持
プレートの孔の横断面よりも０．２〜１ｍｍだけ小さい
ばあい、適切な機械的公差が達成される。
前記インキュベート用容器の外側の横断面が、前記保持
プレートの孔の横断面よりも０．２〜１ｍｍだけ小さい
ばあい、適切な機械的公差が達成される。
【００４１】１つのインキュベート用容器が１つの穴に
ぴったりと適合することを保証するために、前記保持プ
レートの下側にある前記インキュベート用容器の一部分
が前記インキュベータブロックの穴の深さよりも長いな
らば、より有利である。該インキュベート用容器を伴う
保持プレートがインキュベータブロック上に配されたな
ら、該インキュベート用容器は前記穴の底に接触し、か
つ該容器の保持デバイスが前記保持プレートから上方に
離間している。先細のインキュベート用容器が用いられ
るとき、インキュベート用容器と保持プレート中の孔と
あいだの公差が増大し、かつ詰まりがさらに防がれる。
この実施態様においては、前記インキュベート用容器の
保持デバイスが前記保持プレートから上方に離間してい
るのが有利である。このことは、前記インキュベート用
容器の長さが製造上の欠陥によりずれていても、該イン
キュベート用容器が前記穴の内壁にぴったりと適合する
ことを保証する。
ぴったりと適合することを保証するために、前記保持プ
レートの下側にある前記インキュベート用容器の一部分
が前記インキュベータブロックの穴の深さよりも長いな
らば、より有利である。該インキュベート用容器を伴う
保持プレートがインキュベータブロック上に配されたな
ら、該インキュベート用容器は前記穴の底に接触し、か
つ該容器の保持デバイスが前記保持プレートから上方に
離間している。先細のインキュベート用容器が用いられ
るとき、インキュベート用容器と保持プレート中の孔と
あいだの公差が増大し、かつ詰まりがさらに防がれる。
この実施態様においては、前記インキュベート用容器の
保持デバイスが前記保持プレートから上方に離間してい
るのが有利である。このことは、前記インキュベート用
容器の長さが製造上の欠陥によりずれていても、該イン
キュベート用容器が前記穴の内壁にぴったりと適合する
ことを保証する。
【００４２】本発明のとくに好ましい実施態様において
は、インキュベート用容器がすでに前記保持プレートに
装填されており、したがって、使用者はそれを前記イン
キュベータブロックに挿入するだけでよい。
は、インキュベート用容器がすでに前記保持プレートに
装填されており、したがって、使用者はそれを前記イン
キュベータブロックに挿入するだけでよい。
【００４３】したがって、本発明による前記ラックがイ
ンキュベータの容易な装填を可能にするということは本
発明の利点である。ゆえに、流体インキュベータおよび
金属ブロックインキュベータの利点は本発明によるラッ
クを用いることにより結合されうる。本発明は、数多く
の手作業による操作工程もしくはロボットシステムの必
要なくして、または流体を用いることによりもたらされ
る欠点を含むことなく、１つのインキュベータへの数多
くのインキュベート用容器の容易な装填を可能にする。
ンキュベータの容易な装填を可能にするということは本
発明の利点である。ゆえに、流体インキュベータおよび
金属ブロックインキュベータの利点は本発明によるラッ
クを用いることにより結合されうる。本発明は、数多く
の手作業による操作工程もしくはロボットシステムの必
要なくして、または流体を用いることによりもたらされ
る欠点を含むことなく、１つのインキュベータへの数多
くのインキュベート用容器の容易な装填を可能にする。
【００４４】図１はインキュベータブロック１の上面図
であり、図２はインキュベータブロック１の詳細な断面
説明図である。前記インキュベータブロックの上面図は
本質的に円形の形状を有する。該インキュベータブロッ
ク中の穴２および前記保持プレート中の孔１２は４つの
同心円上に配されている。保持プレート３は本質的に一
部が円形のものである形状を有しており、前記インキュ
ベータブロック上で該保持プレートを位置づける役割を
も果たす数個の脚４ａ、４ｂが下側に設けられている。
脚４ａはインキュベータブロック１中の凹部５とともに
位置づけ補助部材として働き、１つの角を形成する横断
面を有する。さらに、前記保持プレートは、インキュベ
ータブロック１中の円形凹部６にかみ合う脚４ｂを有す
る。図２はインキュベート用容器およびインキュベータ
ブロック１中の穴２の形状が互いに適合しており、した
がって、良好な熱伝達を保証するために前記インキュベ
ート用容器の壁が穴２の内壁とぴったりと適合する。
であり、図２はインキュベータブロック１の詳細な断面
説明図である。前記インキュベータブロックの上面図は
本質的に円形の形状を有する。該インキュベータブロッ
ク中の穴２および前記保持プレート中の孔１２は４つの
同心円上に配されている。保持プレート３は本質的に一
部が円形のものである形状を有しており、前記インキュ
ベータブロック上で該保持プレートを位置づける役割を
も果たす数個の脚４ａ、４ｂが下側に設けられている。
脚４ａはインキュベータブロック１中の凹部５とともに
位置づけ補助部材として働き、１つの角を形成する横断
面を有する。さらに、前記保持プレートは、インキュベ
ータブロック１中の円形凹部６にかみ合う脚４ｂを有す
る。図２はインキュベート用容器およびインキュベータ
ブロック１中の穴２の形状が互いに適合しており、した
がって、良好な熱伝達を保証するために前記インキュベ
ート用容器の壁が穴２の内壁とぴったりと適合する。
【００４５】図３はインキュベート用容器２０を拡大し
た断面説明図である。該インキュベート用容器２０は単
一の片またはピースであるが、２つの部分からなるよう
にしてもよい。部分２１は円錐形状に先細であり、かつ
底部で閉じている。前記容器が保持プレート３上に配さ
れたときに該保持プレートの上に位置する部分２２は円
筒状の形状を有し、かつ上に向かって開いている。該イ
ンキュベート用容器の２つの部分のあいだの接続部分は
とくに重要である。前記部分の異なる外径により、それ
らのあいだに肩部２３が形成し、該肩部により前記イン
キュベート用容器が保持プレート３にかかる。肩部２３
は約０．３〜０．６ｍｍのあいだの幅を有する。
た断面説明図である。該インキュベート用容器２０は単
一の片またはピースであるが、２つの部分からなるよう
にしてもよい。部分２１は円錐形状に先細であり、かつ
底部で閉じている。前記容器が保持プレート３上に配さ
れたときに該保持プレートの上に位置する部分２２は円
筒状の形状を有し、かつ上に向かって開いている。該イ
ンキュベート用容器の２つの部分のあいだの接続部分は
とくに重要である。前記部分の異なる外径により、それ
らのあいだに肩部２３が形成し、該肩部により前記イン
キュベート用容器が保持プレート３にかかる。肩部２３
は約０．３〜０．６ｍｍのあいだの幅を有する。
【００４６】図４はインキュベート用容器２０を内に配
したラック１０の断面説明図である。保持プレート３の
上には２つの取手１１がある。保持プレート３の下にお
いて、図は脚４ａおよび脚４ｂを示している。
したラック１０の断面説明図である。保持プレート３の
上には２つの取手１１がある。保持プレート３の下にお
いて、図は脚４ａおよび脚４ｂを示している。
【００４７】図５はインキュベーティングシステムの斜
視図である。ラック１０はインキュベータブロック上に
位置しており、したがってインキュベート用容器２０が
インキュベータブロックの穴２の中に入っている。脚４
ａは凹部５の端を越えたところを動き、脚４ｂは円形凹
部６とかみ合う。より明確にするために、図６はこの部
分の断面説明図を示す。図から、インキュベート用容器
２０がまずラック１０の中に位置することがわかる。該
インキュベート用容器が前記ラックによりインキュベー
タブロック１の穴２中に配されたなら、該インキュベー
ト用容器は前記インキュベータブロックの穴の底に接触
する。インキュベート用容器２０の長さは、保持プレー
ト３がインキュベータブロック上に配されたばあいに、
肩部２３と該保持プレートの上面とのあいだにすきまが
形成されるような長さである。また、図６において、前
記インキュベート用容器が前記保持プレートから上方向
にはずされるときに、前記穴の端部と該インキュベート
用容器のあいだの空間が大きくなることがわかる。
視図である。ラック１０はインキュベータブロック上に
位置しており、したがってインキュベート用容器２０が
インキュベータブロックの穴２の中に入っている。脚４
ａは凹部５の端を越えたところを動き、脚４ｂは円形凹
部６とかみ合う。より明確にするために、図６はこの部
分の断面説明図を示す。図から、インキュベート用容器
２０がまずラック１０の中に位置することがわかる。該
インキュベート用容器が前記ラックによりインキュベー
タブロック１の穴２中に配されたなら、該インキュベー
ト用容器は前記インキュベータブロックの穴の底に接触
する。インキュベート用容器２０の長さは、保持プレー
ト３がインキュベータブロック上に配されたばあいに、
肩部２３と該保持プレートの上面とのあいだにすきまが
形成されるような長さである。また、図６において、前
記インキュベート用容器が前記保持プレートから上方向
にはずされるときに、前記穴の端部と該インキュベート
用容器のあいだの空間が大きくなることがわかる。
【００４８】
【発明の効果】本発明のインキュベーションシステムを
用いることにより、複数のインキュベート用容器を容易
に、素早く、かつ確実にインキュベータに装填すること
ができ、当該インキュベーションシステム中においては
インキュベート用容器とインキュベータのあいだの良好
な熱伝導が保証される。
用いることにより、複数のインキュベート用容器を容易
に、素早く、かつ確実にインキュベータに装填すること
ができ、当該インキュベーションシステム中においては
インキュベート用容器とインキュベータのあいだの良好
な熱伝導が保証される。
【図１】図１は、挿入された１つのラックを伴うインキ
ュベータブロックの上面図である。
ュベータブロックの上面図である。
【図２】図２は、図１の一部分の断面説明図である。
【図３】図３は、インキュベート用容器の断面説明図で
ある。
ある。
【図４】図４は、ラックの断面説明図である。
【図５】図５は、部分的に装填されたインキュベータブ
ロックの斜視図である。
ロックの斜視図である。
【図６】図６は、インキュベート用容器の装填の手順を
示す断面説明図である。
示す断面説明図である。
１ インキュベータブロック ２ インキュベータブロックの穴 ３ 保持プレート ４ａ、４ｂ 脚 ５ 凹部 ６ 円形凹部 １０ ラック １１ 取手 １２ 保持プレート中の孔 ２０ インキュベート用容器 ２１ インキュベート用容器の下部分 ２２ インキュベート用容器の上部分 ２３ 肩部 ２４ 光バリア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年１１月９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォルカー デーゲンハルツ ドイツ連邦共和国、デー−64625 ベンシ ャイム、ルドルフ−ジーゼル−シュトラー セ ６ (72)発明者 マンフレット ベーム ドイツ連邦共和国、デー−68167 マンハ イム、ロタイヘンリンク 30 (72)発明者 アーロイス ライナー ドイツ連邦共和国、デー−81669 ミュン ヘン、フランツィカナーシュトラーセ 16 (72)発明者 アルバート ボーラント ドイツ連邦共和国、デー−68519 ビヤー ンハイム、アム シュトックフェルト 24
Claims (20)
- 【請求項１】 インキュベート用容器（２０）が、その
保持プレート（３）の孔にぶらさがっているラック（１
０）と、インキュベート用容器を受けるための穴（２）
を備えたインキュベータブロックと、該インキュベータ
ブロックをサーモスタットで調温するためのデバイスで
あって熱的に前記インキュベータブロックと連結してい
るデバイスとからなる、サンプル液をインキュベートす
るためのシステムであって、前記ラックがインキュベー
タブロック上に配置されたときに当該ラック中のインキ
ュベート用容器がインキュベータブロックの穴にはまる
ように、前記保持プレートの孔（１２）および前記イン
キュベータブロックの穴（２）が互いに適合してなるシ
ステム。 - 【請求項２】 前記インキュベータブロック中の穴およ
びインキュベート用容器の外壁が互いに適合しており、
したがって該インキュベート用容器の外壁が前記インキ
ュベータブロックの穴の内壁にぴったりと適合する請求
項１記載のシステム。 - 【請求項３】 前記インキュベート用容器の前記保持プ
レートの下側の部分の長さが前記インキュベータブロッ
クの穴の深さよりも長い請求項１記載のシステム。 - 【請求項４】 脚（４ａ、４ｂ）が前記保持プレートの
底部側に設けられており、かつそれら脚を受けるための
凹部が前記インキュベータブロック中に設けられている
請求項１記載のシステム。 - 【請求項５】 １つまたは数個の取手（１１）が前記保
持プレートの上側に設けられている請求項１記載のシス
テム。 - 【請求項６】 ラックの存在を感知するために前記イン
キュベータブロックの内部に１つのセンサーを有する請
求項１または４記載のシステム。 - 【請求項７】 前記保持プレートが、一部が円形のもの
である形状を有する、または円形リングの一部の形状を
有する請求項１記載のシステム。 - 【請求項８】 インキュベータブロック（１）にインキ
ュベート用容器を装填するためのラック（１０）であっ
て、該ラック（１０）中において、インキュベート用容
器（２０）が保持プレート（３）の孔（１２）にぶら下
がり、かつ該保持プレートが当該保持プレートの底部側
に脚（４ａ、４ｂ）を有し、該脚が前記保持プレートの
下側に位置する前記インキュベート用容器の部分よりも
長く、かつ前記インキュベート用容器が該インキュベー
ト用容器が前記保持プレート中の孔から抜けることを防
ぐための保持デバイスを有するラック。 - 【請求項９】 前記保持プレートにより囲まれた領域に
おける前記インキュベート用容器の外側の横断面が、前
記保持プレートの孔の横断面よりも０．２〜１ｍｍだけ
小さい請求項８記載のラック。 - 【請求項１０】 前記インキュベート用容器が前記保持
プレート中の孔の横断面よりも大きい外側の横断面を有
する１つの部材を備えるように、前記インキュベート用
容器の保持デバイスが作製される請求項８記載のラッ
ク。 - 【請求項１１】 前記孔の横断面よりも大きい外側の横
断面を有する部分の下側において、前記インキュベート
用容器の縦軸に対して本質的に垂直に、かつ、該インキ
ュベート用容器が前記保持プレートにかかるようにする
肩部（２３）が配されるように、前記インキュベート用
容器の外側の横断面が形成される請求項１０記載のラッ
ク。 - 【請求項１２】 インキュベート用容器（２０）の前記
保持プレート（３）の下側の部分が該インキュベート用
容器の閉じた端部に向かって先細になっている該インキ
ュベート用容器を有する請求項８記載のラック。 - 【請求項１３】 前記保持プレートの上側に１つまたは
数個の取手が取りつけられている請求項８記載のラッ
ク。 - 【請求項１４】 インキュベート用容器（３）が入って
いる孔（１２）を備えた保持プレート（３）を有するラ
ック（１０）であって、該ラック（１０）がインキュベ
ータブロック（１）上に配設されるとともに前記インキ
ュベート用容器が前記インキュベータブロックの穴
（２）に適合するように、穴（２）を有するインキュベ
ータブロックに前記インキュベート用容器を装填するた
めの前記保持プレートを有するラックの使用。 - 【請求項１５】 脚（４ａ、４ｂ）が前記保持プレート
の底部側に取りつけられており、該脚がインキュベート
用容器（２０）の保持プレート（３）の下側の部分より
も長い請求項１４記載のラックの使用。 - 【請求項１６】 前記インキュベート用容器が、該イン
キュベート用容器が前記保持プレートから抜けることを
防ぐための保持デバイスを備えている請求項１４または
１５記載のラックの使用。 - 【請求項１７】 前記ラックが１つのインキュベータブ
ロック上に配される一方で、前記インキュベート用容器
が前記インキュベータブロックの穴に適合し、かつイン
キュベート用容器および保持プレートが前記インキュベ
ータブロック上に配されたときに前記保持部材が、前記
保持プレートからはずれるように前記インキュベータブ
ロックに装填するための請求項１４記載のラックの使
用。 - 【請求項１８】 サンプル液をインキュベートするため
の方法であって、インキュベート用容器（２０）がぶら
下がっている１つの保持プレート（３）中に孔（１２）
を有するラック（１０）を、前記インキュベート用容器
を受けるための穴（２）を有する１つのインキュベータ
ブロック（１）の上に配し、前記インキュベータブロッ
クが加熱または冷却されるようにして前記サンプル液を
サーモスタットで調温し、インキュベート用容器（２
０）をインキュベータブロックから手で個々に、または
ラック（１０）によってすべて一緒に取り除く方法。 - 【請求項１９】 使用者が手作業でラック（１０）にイ
ンキュベート用容器（２０）を装填する請求項１８記載
の方法。 - 【請求項２０】 ラック（１０）にインキュベート用容
器（２０）が自動的に装填され、かつ該装填されたラッ
クが使用者に対して有用である請求項１８記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4440294A DE4440294A1 (de) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | System zur Inkubation von Probeflüssigkeiten |
| DE4440294.5 | 1994-11-11 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08228756A true JPH08228756A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=6533054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7290060A Pending JPH08228756A (ja) | 1994-11-11 | 1995-11-08 | サンプル液をインキュベートするためのシステム |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5670120A (ja) |
| EP (1) | EP0711603B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08228756A (ja) |
| DE (2) | DE4440294A1 (ja) |
| ES (1) | ES2162886T3 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6132684A (en) * | 1997-10-31 | 2000-10-17 | Becton Dickinson And Company | Sample tube holder |
| JP2002528108A (ja) * | 1998-10-29 | 2002-09-03 | ハンス−ノウル−インスティチュウト フュル ナトゥルストフ−フォルスチャング エー．ファウ | 熱通過阻止熱サイクル用超薄マルチウェルプレート |
| KR100911627B1 (ko) * | 2007-07-10 | 2009-08-12 | 서강대학교산학협력단 | 고속 시료 샘플링 장치 |
| JP2019203814A (ja) * | 2018-05-24 | 2019-11-28 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転軸系の捩れ振動計測装置及び捩れ振動計測方法 |
Families Citing this family (28)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29623597U1 (de) * | 1996-11-08 | 1999-01-07 | Eppendorf - Netheler - Hinz Gmbh, 22339 Hamburg | Temperierblock mit Temperiereinrichtungen |
| CA2301023C (en) * | 1997-08-20 | 2007-05-01 | Biopore, Inc. | Cassette device and system to facilitate cryopreservation |
| EP1075328B1 (en) | 1998-05-01 | 2005-11-16 | Gen-Probe Incorporated | Automated diagnostic analyzing method |
| US8337753B2 (en) | 1998-05-01 | 2012-12-25 | Gen-Probe Incorporated | Temperature-controlled incubator having a receptacle mixing mechanism |
| US6117391A (en) * | 1998-06-18 | 2000-09-12 | Bayer Corporation | Cup handling subsystem for an automated clinical chemistry analyzer system |
| DE19926937A1 (de) * | 1999-06-14 | 2001-01-04 | Biopsytec Gmbh | Vorrichtung zur Aufnahme von Labor Reaktionsgefäßen |
| US6425438B1 (en) | 2000-06-13 | 2002-07-30 | Dan-Kar Corporation | Method for defrosting a container and a frozen liquid therein |
| US6825041B2 (en) | 2001-03-16 | 2004-11-30 | Beckman Coulter, Inc. | Method and system for automated immunochemistry analysis |
| GB0110449D0 (en) * | 2001-04-28 | 2001-06-20 | Genevac Ltd | Improvements in and relating to the heating of microtitre well plates in centrifugal evaporators |
| US7250303B2 (en) * | 2001-07-20 | 2007-07-31 | Ortho-Clinical Diagnostics, Inc. | Chemistry system for a clinical analyzer |
| US7459302B2 (en) | 2001-10-02 | 2008-12-02 | Stratagene California | Side-wall heater for thermocycler device |
| WO2003057819A1 (en) * | 2002-01-07 | 2003-07-17 | Uab Research Foundation | Electroporation cuvette-pipette tips, multi-well cuvette arrays, and electrode template apparatus adapted for automation and uses thereof |
| DE10243209A1 (de) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Endress & Hauser Wetzer Gmbh | Vorrichtung zur Kühlung eines Probennehmers |
| GB0229410D0 (en) * | 2002-12-17 | 2003-01-22 | Molecular Sensing Plc | Sample vessel |
| US8008066B2 (en) | 2005-03-10 | 2011-08-30 | Gen-Probe Incorporated | System for performing multi-formatted assays |
| DE102006062714B4 (de) * | 2006-03-09 | 2013-02-21 | Eppendorf Ag | Vorrichtung zum Mischen von Laborgefäß-Inhalten |
| WO2010093766A1 (en) * | 2009-02-11 | 2010-08-19 | The University Of North Carolina At Chapel Hill | Method and device for cell selection and collection in an isolated culturing environment |
| US9046507B2 (en) | 2010-07-29 | 2015-06-02 | Gen-Probe Incorporated | Method, system and apparatus for incorporating capacitive proximity sensing in an automated fluid transfer procedure |
| US8592695B2 (en) * | 2010-11-30 | 2013-11-26 | Jose Maria Las Navas Garcia | Stackable crucible, a system using a stackable crucible, and a method of using a stackable crucible |
| WO2012116308A1 (en) | 2011-02-24 | 2012-08-30 | Gen-Probe Incorporated | Systems and methods for distinguishing optical signals of different modulation frequencies in an optical signal detector |
| AU2013282300B2 (en) | 2012-06-28 | 2017-03-09 | Fluoresentric, Inc. | A chemical indicator device |
| WO2014149118A2 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Abbott Laboratories | Diagnostic analyzers with pretreatment carousels and related methods |
| CN107966576B (zh) | 2013-03-15 | 2021-08-03 | 雅培制药有限公司 | 具有后面可进入轨道***的自动化诊断分析仪及相关方法 |
| EP4109106A1 (en) | 2013-03-15 | 2022-12-28 | Abbott Laboratories | Automated diagnostic analyzers having vertically arranged carousels and related methods |
| GB2526520B (en) * | 2014-04-04 | 2021-08-18 | It Is Int Ltd | Biochemical reaction system |
| RU2697877C2 (ru) * | 2014-07-28 | 2019-08-21 | ДУГЛАС САЙЕНТИФИК, ЭлЭлСи | Прибор для анализа биологических образцов и реагентов |
| US20180264476A1 (en) * | 2015-09-16 | 2018-09-20 | Fluoresentric, Inc. | Apparatus, systems and methods for dynamic flux amplification of samples |
| CN110205241A (zh) * | 2019-04-23 | 2019-09-06 | 扬州市海诚生物技术有限公司 | 一种杀菌效果好且便于夹持试管的生化培养箱 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02170055A (ja) * | 1988-10-28 | 1990-06-29 | Biosema | 比色サンプル自動分析装置のための予備位置決め可能な反応セグメント |
| JPH03115855U (ja) * | 1990-03-13 | 1991-12-02 | ||
| JPH05172829A (ja) * | 1991-06-03 | 1993-07-13 | Abbott Lab | 免疫学的検定用試薬パック |
| JPH06233670A (ja) * | 1990-11-29 | 1994-08-23 | Perkin Elmer Corp:The | 温度制御を用いたポリメラーゼ連鎖反応の自動実施装置 |
| JPH07505473A (ja) * | 1992-03-27 | 1995-06-15 | アボツト・ラボラトリーズ | 自動連続ランダム・アクセス分析システムおよびその構成要素 |
Family Cites Families (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3260413A (en) * | 1964-08-31 | 1966-07-12 | Scientific Industries | Automatic chemical analyzer |
| US3847200A (en) * | 1972-05-01 | 1974-11-12 | Brinkmann Instr Inc | Apparatus for concentrating laboratory specimens by evaporation |
| US3964867A (en) * | 1975-02-25 | 1976-06-22 | Hycel, Inc. | Reaction container |
| US4310488A (en) * | 1980-05-19 | 1982-01-12 | Hoffmann-La Roche Inc. | Sample or reagent container for analyzers |
| US4335620A (en) | 1980-07-16 | 1982-06-22 | The Upjohn Company | Temperature controlled sample carrier |
| DE3365508D1 (en) | 1982-02-13 | 1986-10-02 | Toshiba Kk | Automatic chemical analyzer |
| CA1220053A (en) | 1983-10-01 | 1987-04-07 | Toyo Soda Manufacturing Co., Ltd. | Method for chromatographic analysis and apparatus therefor |
| DE3405293A1 (de) | 1984-02-15 | 1985-09-05 | Eppendorf Gerätebau Netheler + Hinz GmbH, 2000 Hamburg | Verfahren zum temperieren einer zu analysierenden probenfluessigkeit sowie von reagenzien zur durchfuehrung von analysen sowie vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
| FI853895A0 (fi) * | 1985-10-07 | 1985-10-07 | Labsystems Oy | Immunologiskt bestaemningssystem. |
| US4933146A (en) | 1986-07-11 | 1990-06-12 | Beckman Instruments, Inc. | Temperature control apparatus for automated clinical analyzer |
| DE8804938U1 (de) * | 1988-04-14 | 1988-05-26 | Deutsche Metrohm GmbH & Co, 7024 Filderstadt | Vorrichtung zur chemischen Untersuchung und/oder Behandlung von in mehreren Probengefäßen enthaltenen Substanzen |
| US4865986A (en) | 1988-10-06 | 1989-09-12 | Coy Corporation | Temperature control apparatus |
| US4950608A (en) * | 1989-04-25 | 1990-08-21 | Scinics Co., Ltd. | Temperature regulating container |
| US5282543A (en) * | 1990-11-29 | 1994-02-01 | The Perkin Elmer Corporation | Cover for array of reaction tubes |
| US5271896A (en) * | 1993-04-16 | 1993-12-21 | Eastman Kodak Company | Plunger and driver mechanism for an analyzer |
| CA2130517C (en) * | 1993-09-10 | 1999-10-05 | Walter Fassbind | Array of reaction containers for an apparatus for automatic performance of temperature cycles |
-
1994
- 1994-11-11 DE DE4440294A patent/DE4440294A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-11-08 DE DE59509510T patent/DE59509510D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-11-08 EP EP95117563A patent/EP0711603B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-08 JP JP7290060A patent/JPH08228756A/ja active Pending
- 1995-11-08 ES ES95117563T patent/ES2162886T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-09 US US08/555,428 patent/US5670120A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02170055A (ja) * | 1988-10-28 | 1990-06-29 | Biosema | 比色サンプル自動分析装置のための予備位置決め可能な反応セグメント |
| JPH03115855U (ja) * | 1990-03-13 | 1991-12-02 | ||
| JPH06233670A (ja) * | 1990-11-29 | 1994-08-23 | Perkin Elmer Corp:The | 温度制御を用いたポリメラーゼ連鎖反応の自動実施装置 |
| JPH05172829A (ja) * | 1991-06-03 | 1993-07-13 | Abbott Lab | 免疫学的検定用試薬パック |
| JPH07505473A (ja) * | 1992-03-27 | 1995-06-15 | アボツト・ラボラトリーズ | 自動連続ランダム・アクセス分析システムおよびその構成要素 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6132684A (en) * | 1997-10-31 | 2000-10-17 | Becton Dickinson And Company | Sample tube holder |
| JP2002528108A (ja) * | 1998-10-29 | 2002-09-03 | ハンス−ノウル−インスティチュウト フュル ナトゥルストフ−フォルスチャング エー．ファウ | 熱通過阻止熱サイクル用超薄マルチウェルプレート |
| KR100911627B1 (ko) * | 2007-07-10 | 2009-08-12 | 서강대학교산학협력단 | 고속 시료 샘플링 장치 |
| JP2019203814A (ja) * | 2018-05-24 | 2019-11-28 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 回転軸系の捩れ振動計測装置及び捩れ振動計測方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE59509510D1 (de) | 2001-09-20 |
| DE4440294A1 (de) | 1996-05-15 |
| EP0711603A1 (de) | 1996-05-15 |
| ES2162886T3 (es) | 2002-01-16 |
| EP0711603B1 (de) | 2001-08-16 |
| US5670120A (en) | 1997-09-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH08228756A (ja) | サンプル液をインキュベートするためのシステム | |
| USRE35716E (en) | Temperature control apparatus and method | |
| US5281516A (en) | Temperature control apparatus and method | |
| US5919622A (en) | System for the temperature adjustment treatment of liquid samples | |
| US5720406A (en) | Reaction container arrangement for use in a thermal cycler | |
| EP0942781B1 (en) | Reaction vessels | |
| US5508197A (en) | High-speed thermal cycling system and method of use | |
| US8721972B2 (en) | Device for the carrying out of chemical or biological reactions | |
| EP0545736B1 (en) | Method and apparatus for temperature control of multiple samples | |
| DE69133376T2 (de) | Automatisierte Polymerase-Kettenreaktion | |
| JP2958127B2 (ja) | 容器を覆う装置および実験室自動ワークステーション | |
| US5224536A (en) | Thermostatting device | |
| US20020072112A1 (en) | Thermal cycler for automatic performance of the polymerase chain reaction with close temperature control | |
| EP1315566B1 (en) | Rapid thermal recycling device | |
| US10441953B2 (en) | Device and method for heating a fluid chamber | |
| JP2020519430A (ja) | 生体試料の急速加熱のための方法および装置 | |
| US8460621B2 (en) | Temperature transfer stand | |
| JP2006177930A (ja) | 複数の容器又はマルチ−チャンバー式容器の加熱及び冷却 | |
| US6191398B1 (en) | Dry bath temperature control and method | |
| JP7038221B2 (ja) | サーマルサイクラーおよびそれを備えたリアルタイムｐｃｒ装置 | |
| US20030036086A1 (en) | Holder for multiple well sequencing/PCR plate | |
| EP4340603A1 (en) | Incubator tray and a method of incubating | |
| AU741806B2 (en) | Thermal cycler for automatic performance of the polymerase chain reaction with close temperature control | |
| JPH0614968U (ja) | 自動分析装置 | |
| IE85207B1 (en) | Automated performance of polymerase chain reaction |