JPH08216583A - 筆記用液体のカートリッジ - Google Patents

筆記用液体のカートリッジ

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JPH08216583A
JPH08216583A JP7050419A JP5041995A JPH08216583A JP H08216583 A JPH08216583 A JP H08216583A JP 7050419 A JP7050419 A JP 7050419A JP 5041995 A JP5041995 A JP 5041995A JP H08216583 A JPH08216583 A JP H08216583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
opening
seat
cartridge
fitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP7050419A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Matsuda
明 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURETAKE SEISHIYOUDOU KK
Original Assignee
KURETAKE SEISHIYOUDOU KK
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Publication date
Application filed by KURETAKE SEISHIYOUDOU KK filed Critical KURETAKE SEISHIYOUDOU KK
Priority to JP7050419A priority Critical patent/JPH08216583A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筆記用液体のカートリッジにおいて、従来の
ものに比べ、それ程大きな力で押す必要がなく、容易か
つ安定して筆記具首軸の押部を内筒内に挿入しボールを
押し抜くことができるようにする。 【構成】 筆記用液体を収納する外筒10の開口部に嵌
挿固定した内筒11の、奥開口12近くまたは中間部の
内壁にボール嵌合のための凹部よりなる座14を設け、
その奥方開口12より少なくとも前記座14の有る部分
までの外周と、該外周に対向する外筒10内壁面との間
に間隙15を設け、前記座14にボール13を嵌合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、万年筆、筆ペン等筆
記具のインキおよび墨汁等筆記用液体のカートリッジに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカートリッジは、図5に示すよう
に、カートリッジ1の一方が開口した有底の外筒2の開
口3側に、内筒4を嵌挿固定し、外筒2の開口3と内筒
4の開口5とをほとんど同じ位置にし、内筒4内の開口
5寄りにボール6を嵌合固定している。そして、外筒2
の開口3付近の内壁と内筒4のボール6が嵌合された部
分およびその付近の外壁とは接している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカートリッジ1
は、筆記具首軸7のペン先または筆先のある部分の開口
へボール6の装着側から押し込んで筆記具首軸7内の押
部8の先端でボール6を押す際に、ボール6の嵌合部の
内筒4の外周が外筒2の内壁と接していて間隙がなく、
すなわち、遊びがないために、相当大きな力で押さなけ
ればボール6が内筒4から抜けない。また、その際ボー
ル6が開口5の直ぐ近くにあるために、押部8の先端が
ボール6を押しにくく、筆記具首軸7のネジ部附近およ
び押部8が破損し易い問題がある。
【0004】この発明は、従来のものに比べ、それ程大
きな力で押す必要なく、容易、かつ、安定して押部を内
筒内に挿入しボールを押し抜くことのできるカートリッ
ジを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】カートリッジの筆記用液
体を収納する外筒の開口部に嵌挿固定した内筒におい
て、その奥方開口附近または中間部の内壁にボール嵌合
のための凹部よりなる座を設け、その奥方開口より少な
くとも前記座のある部分までの外周と、該外周に対向す
る外筒内壁面との間に間隙を設け、前記座にボールを嵌
合させる。
【0006】
【作用】内筒のボールの座は、内筒を外筒に嵌挿固定し
た場合の内筒の奥側開口附近または中間部にあり、その
座に圧入嵌合したボールと内筒の外側の開口との間に距
離を置き、その距離だけ筆記具首軸の押部を挿入させた
後ボールを押すことを可能とする。また、その距離があ
るために、筆記具首軸の押部の先端がボールに当たるま
で、その距離に等しいだけ押部を内筒内に挿入すること
を可能とする。
【0007】ボールを内筒の奥側開口附近または中間部
にある座に圧入して嵌合するので、奥側開口から少なく
とも座附近までを肉薄にすることを可能とし、それによ
りその部分に弾力を生じ、ボールの圧入嵌合を容易にす
る。
【0008】内筒の奥側開口から少なくともボールの座
附近までの外周面と、それに対応する外筒の内壁面との
間の間隙は、遊びの間隙となり、押部でボールを押す際
に、内筒の奥側開口から座附近が弾力で内径が拡大して
僅かな力でボールを押し出すことを可能にする。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図面により説明する。カ
ートリッジ9の外筒10の開口部に内筒11を嵌入固定
する。内筒11の外筒10内に嵌入した奥側の開口12
の付近または中間の内壁には、ボール13を嵌合固定す
るためのリング状の凹部よりなる座14を設け、ボール
13を開口12より圧入して座14に嵌合固定する。
【0010】内筒11は、少なくとも外筒10の開口付
近に対応する部分の径は、外筒10の内孔径と同じで、
その部分の内筒11の外周は外筒10の内壁と接し、少
なくとも奥の開口12から座14の付近までの部分の径
は、外筒10の内孔径よりも僅かに小さくし、その部分
の内筒11の外周と外筒10の内壁との間に僅かに間隙
15を形成する。
【0011】内筒11は、ボール13の座14が奥側の
開口12附近または中間にあるので、反対側の開口16
部分は外筒10の開口部に接合固定するために補強上肉
厚としても、開口12から座14附近までは少々肉薄と
し、従来のものに比べてボール13の径を少々大きくす
ることができる。勿論ボール13の径は従来のボールの
径と同じであってもよい。
【0012】このカートリッジ9を組み立てるには、ボ
ール13を内筒11の開口12から内筒11内へ圧入
し、座14へ嵌入し、内筒11の弾力で固定する。内筒
11の開口12から座14附近までを肉薄にしているの
で、内筒11の弾力によりボール13の圧入が容易であ
る。
【0013】外筒10にインキまたは墨汁等筆記用液体
を充填した後に、ボール13を固定した内筒11を、開
口12側から外筒10に挿入し、開口16付近の外周を
外筒11の開口付近の内壁に嵌合または接着固定する。
【0014】このカートリッジ9を使用する場合には、
筆記具首軸7に、開口16側から挿入すると、開口16
からボール13まで相当間隔があるので、押部8の先端
がボール13に当たるまで深く入った後にボール13を
押す。従って、カートリッジ9の先端部が筆記具首軸7
内で安定した状態で、かつ、筆記具首軸7の押部8も安
定した状態でボール13を押す。
【0015】ボール13が押されると、内筒11の開口
12から座14付近までの部分の外周に間隙15がある
ので、その部分が肉薄で弾力があり、その部分がボール
13に押されて、内径が拡大し、ボール13は従来のカ
ートリッジの場合に比べて小さい力でも容易に開口12
から外筒10内へ押し出され、外筒10内のインキ等は
押部8の先端の孔から筆記具首軸7内に流入し、筆記を
可能とする。
【0016】
【効果】この発明に係るカートリッジは、ボールが内筒
の奥側開口附近または中間部にあり、先端開口との間に
距離があり、筆記具首軸への装着時に、カートリッジの
開口のある先端部が筆記具主軸内へ安定した状態で挿入
され、かつ、筆記具首軸の押部もカートリッジの内筒内
へ安定した状態で挿入され、内筒内のボールを押し易
い。
【0017】内筒は、先端開口部に比べ奥方開口から座
附近までは肉薄であるので、その肉薄部分に弾力があっ
て、ボールを嵌入固定し易い。
【0018】内筒の奥方開口からボールが嵌合されてい
る座附近までの外周と、それに対応する外筒内壁との間
に間隙があり、前記のとおり内筒のその部分に弾力があ
るので、筆記具首軸の押部の先端で押すと、内筒のその
部分の内径が拡大し、ボールが内筒から押し出され易
い。従って、従来のカートリッジに比べ、僅かな力でボ
ールを押し出すことができる。
【0019】上記のとおりカートリッジの筆記具首軸内
への挿入および筆記具首軸の押部のカートリッジ内筒内
への挿入およびボールの押しに無理がなく、また小さい
力で押せばよいので、カートリッジおよび筆記具首軸を
破損させるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジの要部断面図である。
【図2】(A)はカートリッジの内筒と外筒の正面図、
(B)はカートリッジの正面図、(C)はカートリッジ
の断面図である。
【図3】カートリッジの断面図と筆記具首軸の要部断面
図である。
【図4】カートリッジを筆記具首軸に嵌挿した状態の断
面図である。
【図5】従来のカートリッジおよび筆記具首軸の要部断
面図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 2 外筒 3 開口 4 内筒 5 開口 6 ボール 7 筆記具首軸 8 押部 9 カートリッジ 10 外筒 11 内筒 12 開口 13 ボール 14 座 15 間隙 16 開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記用液体を収納する外筒の開口部に嵌
    挿固定した内筒が、その奥方開口附近または中間部の内
    壁にボール嵌合のための凹部よりなる座を有し、その奥
    方開口より少なくとも前記座のある部分までの外周と、
    該外周に対向する外筒内壁面との間に間隙を有し、前記
    座にボールが嵌合されてなる筆記用液体のカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 筆記用液体を収納する外筒の開口部に嵌
    挿固定した内筒が、その奥方開口附近または中間部の内
    壁にボール嵌合のための凹部よりなる座を有し、その座
    にボールが嵌合されてなる筆記用液体のカートリッジ。
  3. 【請求項3】 筆記用液体を収納する外筒の開口部に嵌
    挿固定した内筒が、内壁にボール嵌合のための凹部より
    なる座を有し、その奥方開口より少なくとも前記座のあ
    る部分までの外周と、該外周に対向する外筒内壁面との
    間に間隙を有し、前記座にボールが嵌合されてなる筆記
    用液体のカートリッジ。
JP7050419A 1995-02-15 1995-02-15 筆記用液体のカートリッジ Pending JPH08216583A (ja)

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JP7050419A JPH08216583A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 筆記用液体のカートリッジ

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JP7050419A JPH08216583A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 筆記用液体のカートリッジ

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JPH08216583A true JPH08216583A (ja) 1996-08-27

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JP7050419A Pending JPH08216583A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 筆記用液体のカートリッジ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335314A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Pentel Corp 出没式筆記具
JP2008006794A (ja) * 2006-05-31 2008-01-17 Pilot Ink Co Ltd 筆記具及び筆記具用インキカートリッジ
WO2015041202A1 (ja) 2013-09-23 2015-03-26 株式会社パイロットコーポレーション 筆記具及びインキカートリッジ

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