JPH08214501A - 電気自動車用回転電機の通風冷却装置 - Google Patents
電気自動車用回転電機の通風冷却装置Info
- Publication number
- JPH08214501A JPH08214501A JP3462395A JP3462395A JPH08214501A JP H08214501 A JPH08214501 A JP H08214501A JP 3462395 A JP3462395 A JP 3462395A JP 3462395 A JP3462395 A JP 3462395A JP H08214501 A JPH08214501 A JP H08214501A
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- JP
- Japan
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- electric machine
- vehicle
- air
- vehicle body
- cooling device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電気自動車用の空気冷却式回転電機の冷却フィ
ンから充分放熱させることができるようにする。 【構成】固定子から発生する熱を冷却フィンを介して空
気と熱交換させ固定子を冷却し、自動車を駆動する電気
自動車用回転電機において、回転電機１の外側に配置さ
れ、走行時に空気を車体５の外側から吸い込み回転電機
１の外周へ導いて車外へ排出する通風ダクト３と、通風
ダクト３の内側に回転電機１に対向して配置された整流
板４を設けたので、走行時に回転電機１の周囲へ空気を
充分流通させ、固定子を冷却することができる。
ンから充分放熱させることができるようにする。 【構成】固定子から発生する熱を冷却フィンを介して空
気と熱交換させ固定子を冷却し、自動車を駆動する電気
自動車用回転電機において、回転電機１の外側に配置さ
れ、走行時に空気を車体５の外側から吸い込み回転電機
１の外周へ導いて車外へ排出する通風ダクト３と、通風
ダクト３の内側に回転電機１に対向して配置された整流
板４を設けたので、走行時に回転電機１の周囲へ空気を
充分流通させ、固定子を冷却することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車用の空気
冷却式回転電機の通風冷却装置に関する。
冷却式回転電機の通風冷却装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】回転子界磁に永久磁石を備えた永久磁石
同期機は、保守が簡単でかつ寸法が小さいので、据付場
所のスペースに制限がある電気自動車等に使用される。
回転子界磁に永久磁石を備えた永久磁石同期機は、界磁
巻線による励磁を要しないためジュール熱が極めて少な
いので、固定子を冷却するため空冷が採用されている。
図３は従来の空気冷却式回転電機を搭載した電気自動車
の回転電機搭載部の水平断面図、図４は図３のIV−IV断
面図である。回転電機１の固定子鉄心の外径側に冷却フ
ィン２が取り付けられていて、回転電機１は電気自動車
の車体５に収納されている。電気自動車が走行すると底
から風が入り、冷却フィン２の間を通る風によって回転
電機１を冷却していた。回転電機１が回転すると駆動力
は歯車を介して車輪６に伝達され電気自動車を走行させ
る。
同期機は、保守が簡単でかつ寸法が小さいので、据付場
所のスペースに制限がある電気自動車等に使用される。
回転子界磁に永久磁石を備えた永久磁石同期機は、界磁
巻線による励磁を要しないためジュール熱が極めて少な
いので、固定子を冷却するため空冷が採用されている。
図３は従来の空気冷却式回転電機を搭載した電気自動車
の回転電機搭載部の水平断面図、図４は図３のIV−IV断
面図である。回転電機１の固定子鉄心の外径側に冷却フ
ィン２が取り付けられていて、回転電機１は電気自動車
の車体５に収納されている。電気自動車が走行すると底
から風が入り、冷却フィン２の間を通る風によって回転
電機１を冷却していた。回転電機１が回転すると駆動力
は歯車を介して車輪６に伝達され電気自動車を走行させ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】自動車の車体内部に
は、駆動系の回転電機１の他に変速器，電気系の配線，
シャーシ，駆動軸及びブレーキの油圧系統等が混在して
いるため、車体内部を流通する空気は複雑な流路を形成
し、通風抵抗があり、渦の発生もあって回転電機１の冷
却に必要なだけの風量を冷却フィン２へ送ることができ
ない。このため回転電機１は冷却不充分となり、過熱に
よる熱応力や絶縁性能の低下といった不具合が発生する
恐れがある。
は、駆動系の回転電機１の他に変速器，電気系の配線，
シャーシ，駆動軸及びブレーキの油圧系統等が混在して
いるため、車体内部を流通する空気は複雑な流路を形成
し、通風抵抗があり、渦の発生もあって回転電機１の冷
却に必要なだけの風量を冷却フィン２へ送ることができ
ない。このため回転電機１は冷却不充分となり、過熱に
よる熱応力や絶縁性能の低下といった不具合が発生する
恐れがある。
【０００４】この発明は、電気自動車用の空気冷却式回
転電機において、冷却フィンから充分放熱させることが
できる通風冷却装置を提供することを目的とする。
転電機において、冷却フィンから充分放熱させることが
できる通風冷却装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】回転子鉄心の外径側に冷
却フィンを備え、固定子から発生する熱を前記冷却フィ
ンを介して空気と熱交換させて前記固定子を冷却する電
気自動車用回転電機において、この回転電機の外側に配
置され、走行時に空気を車体の外側から吸い込み、前記
回転電機の外周へ導いて車外へ排出する通風ダクトと、
この通風ダクトの内側に前記回転電機に対向して配置さ
れ風の流れを整える整流板を設けたことによって、上記
目的を達成する。
却フィンを備え、固定子から発生する熱を前記冷却フィ
ンを介して空気と熱交換させて前記固定子を冷却する電
気自動車用回転電機において、この回転電機の外側に配
置され、走行時に空気を車体の外側から吸い込み、前記
回転電機の外周へ導いて車外へ排出する通風ダクトと、
この通風ダクトの内側に前記回転電機に対向して配置さ
れ風の流れを整える整流板を設けたことによって、上記
目的を達成する。
【０００６】また、通風ダクト及び整流板は、空気を車
体の下側の吸気口から導入し前記車体の上側の排気口へ
排出するようにすれば、回転電機の固定子を冷却する上
に好適である。
体の下側の吸気口から導入し前記車体の上側の排気口へ
排出するようにすれば、回転電機の固定子を冷却する上
に好適である。
【０００７】さらに、通風ダクト及び整流板は、空気を
車体の前面の吸気口から導入し前記車体の上側の排気口
へ排出するようにすれば、回転電機の固定子を冷却する
上に好適である。
車体の前面の吸気口から導入し前記車体の上側の排気口
へ排出するようにすれば、回転電機の固定子を冷却する
上に好適である。
【０００８】
【作用】この発明においては、電気自動車用空冷式回転
電機において、回転電機の外側に配置され、走行時に空
気を車体の外側から吸い込み回転電機の外周へ導いて車
外へ排出する通風ダクト及び風の流れを整える整流板を
設けたので、電気自動車が走行するとき、通風ダクトを
通して空気を回転電機へ導き、さらに整流板により風の
流れを車体中心方向へ整えて回転電機の周りに通風さ
せ、冷却フィンを介して熱交換させることにより、走行
時に回転電機の固定子を充分冷却することができる。
電機において、回転電機の外側に配置され、走行時に空
気を車体の外側から吸い込み回転電機の外周へ導いて車
外へ排出する通風ダクト及び風の流れを整える整流板を
設けたので、電気自動車が走行するとき、通風ダクトを
通して空気を回転電機へ導き、さらに整流板により風の
流れを車体中心方向へ整えて回転電機の周りに通風さ
せ、冷却フィンを介して熱交換させることにより、走行
時に回転電機の固定子を充分冷却することができる。
【０００９】
【実施例】実施例１ 図１はこの発明の実施例による車体の下側から空気を導
く通風冷却装置を有する回転電機を搭載した電気自動車
の回転電機搭載部の縦断面図である。図１の例は、電気
自動車の走行時に、車体５の下側の吸気口３ａから空気
を吸い込み、通風ダクト３内を流れて回転電機１の外周
を通り抜け車体５の上側の排気口３ｂから排出する。通
風ダクト３は回転電機１の外側に配置され、排気口３ｂ
は電気自動車のフロントガラスの下側でボンネット取付
け部付近に横長の形状に設けられている。整流板４は電
気自動車の車体中心方向に沿った複数の凸部を備え、通
風ダクト３の内側に回転電機１に対向して配置され、風
の流れを車体中心方向に平行に整える。回転電機１は、
固定子鉄心の外径側に冷却フィン２を備えている。電気
自動車の走行時に、固定子鉄心の熱は冷却フィン２を介
して空気と熱交換され、固定子を冷却することができ
る。
く通風冷却装置を有する回転電機を搭載した電気自動車
の回転電機搭載部の縦断面図である。図１の例は、電気
自動車の走行時に、車体５の下側の吸気口３ａから空気
を吸い込み、通風ダクト３内を流れて回転電機１の外周
を通り抜け車体５の上側の排気口３ｂから排出する。通
風ダクト３は回転電機１の外側に配置され、排気口３ｂ
は電気自動車のフロントガラスの下側でボンネット取付
け部付近に横長の形状に設けられている。整流板４は電
気自動車の車体中心方向に沿った複数の凸部を備え、通
風ダクト３の内側に回転電機１に対向して配置され、風
の流れを車体中心方向に平行に整える。回転電機１は、
固定子鉄心の外径側に冷却フィン２を備えている。電気
自動車の走行時に、固定子鉄心の熱は冷却フィン２を介
して空気と熱交換され、固定子を冷却することができ
る。
【００１０】実施例２ 図２はこの発明の実施例による車体の前面から空気を導
く通風冷却装置を有する回転電機を搭載した電気自動車
の回転電機搭載部の縦断面図である。図２において図１
と同じ部位は同じ符号を付してある。図２の例は、電気
自動車の走行時に、車体の前面の吸気口３ａから空気を
吸い込み、通風ダクト３を流れて回転電機１の外周を通
り抜け、車体の上方の排気口３ｂから車外へ排出する。
吸気口３ａは車体の前面に開口し、フイルターが取り付
けられている。冷却フィン２、排気口３、整流板４の構
成は図１と同様なので説明を省略する。電気自動車の走
行時に、固定子鉄心の熱は冷却フィン２を介して空気と
熱交換され、固定子を冷却することができる。
く通風冷却装置を有する回転電機を搭載した電気自動車
の回転電機搭載部の縦断面図である。図２において図１
と同じ部位は同じ符号を付してある。図２の例は、電気
自動車の走行時に、車体の前面の吸気口３ａから空気を
吸い込み、通風ダクト３を流れて回転電機１の外周を通
り抜け、車体の上方の排気口３ｂから車外へ排出する。
吸気口３ａは車体の前面に開口し、フイルターが取り付
けられている。冷却フィン２、排気口３、整流板４の構
成は図１と同様なので説明を省略する。電気自動車の走
行時に、固定子鉄心の熱は冷却フィン２を介して空気と
熱交換され、固定子を冷却することができる。
【００１１】
【発明の効果】この発明によれば、回転電機の外側に配
置され、空気を車体の外側から吸い込み回転電機の外周
へ導いて車外へ排出する通風ダクト及び風の流れを整え
る整流板を設けたので、回転電機の周囲の渦の発生を防
止しかつ通風抵抗を減少させ、走行時に回転電機の外径
側へ送る風量を増大させ、固定子鉄心の熱を冷却フィン
を介して空気と熱交換させ、回転電機の固定子を冷却す
ることができる。
置され、空気を車体の外側から吸い込み回転電機の外周
へ導いて車外へ排出する通風ダクト及び風の流れを整え
る整流板を設けたので、回転電機の周囲の渦の発生を防
止しかつ通風抵抗を減少させ、走行時に回転電機の外径
側へ送る風量を増大させ、固定子鉄心の熱を冷却フィン
を介して空気と熱交換させ、回転電機の固定子を冷却す
ることができる。
【図１】この発明の実施例１の冷却装置を有する回転電
機を搭載した電気自動車の回転電機搭載部の縦断面図で
ある。
機を搭載した電気自動車の回転電機搭載部の縦断面図で
ある。
【図２】この発明の実施例２の冷却装置を有する回転電
機を搭載した電気自動車の回転電機搭載部の縦断面図で
ある。
機を搭載した電気自動車の回転電機搭載部の縦断面図で
ある。
【図３】従来の空気冷却式回転電機を搭載した電気自動
車の回転電機搭載部の水平断面図である。
車の回転電機搭載部の水平断面図である。
【図４】図３のIV−IV断面図である。
１ 回転電機 ２ 冷却フィン ３ 通風ダクト ３ａ 吸気口 ３ｂ 排気口 ４ 整流板 ５ 車体 ６ 車輪
フロントページの続き (72)発明者 石川 泰毅 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 田原 雅彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】固定子鉄心の外径側に冷却フィンを備え、
固定子から発生する熱を前記冷却フィンを介して空気と
熱交換させて前記固定子を冷却し、自動車を駆動する電
気自動車用回転電機において、この回転電機の外側に配
置され、走行時に空気を車体の外側から吸い込み、前記
回転電機の外周へ導いて車外へ排出する通風ダクトと、
この通風ダクトの内側に前記回転電機に対向して配置さ
れ風の流れを整える整流板を設けたことを特徴とする電
気自動車用回転電機の通風冷却装置。 - 【請求項２】請求項１記載の電気自動車用回転電機の通
風冷却装置において、通風ダクト及び整流板は、空気を
車体の下側の吸気口から導入し前記車体の上側の排気口
へ排出するようにしたことを特徴とする電気自動車用回
転電機の通風冷却装置。 - 【請求項３】請求項１記載の電気自動車用回転電機の通
風冷却装置において、通風ダクト及び整流板は、空気を
車体の前面の吸気口から導入し前記車体の上側の排気口
へ排出するようにしたことを特徴とする電気自動車用回
転電機の通風冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3462395A JPH08214501A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 電気自動車用回転電機の通風冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3462395A JPH08214501A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 電気自動車用回転電機の通風冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08214501A true JPH08214501A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12419524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3462395A Pending JPH08214501A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 電気自動車用回転電機の通風冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08214501A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023188295A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP3462395A patent/JPH08214501A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023188295A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両 |
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