JPH08213965A - Sdhネットワークにおける無線回線の救済方法及び無線装置 - Google Patents

Sdhネットワークにおける無線回線の救済方法及び無線装置

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JPH08213965A
JPH08213965A JP7015749A JP1574995A JPH08213965A JP H08213965 A JPH08213965 A JP H08213965A JP 7015749 A JP7015749 A JP 7015749A JP 1574995 A JP1574995 A JP 1574995A JP H08213965 A JPH08213965 A JP H08213965A
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Shingo Mizuno
晋吾 水野
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光伝送路における障害発生状態を考慮して無
線回線の救済を行う。 【構成】 無線回線14として、光回線に対応してそれ
ぞれ無線現用回線141W〜144Wを設けると共に、1つ
の無線予備回線14Pを設ける。光回線障害検出部22
は各光回線における障害発生を監視し、無線回線障害検
出部24は無線現用回線における障害発生を監視する。
救済順位管理部25は、光回線における障害発生が検出
された時、該光回線に対応する無線現用回線の救済順位
を障害が発生していない光回線に対応する無線現用回線
の救済順位より下位にする。回線切替制御部26は、2
以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が上
位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線14
Pを介して伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同期デジタル・ハイアラ
ーキ(Synchronous Digital Hierarcy:SDH)ネットワ
ークにおける無線回線の救済方法及び無線装置に係わ
り、特に、複数の光回線を備えた光伝送路間に無線伝送
路が組み込まれたSDHネットワークにおける無線回線
の救済方法及び無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在世界的に光伝送中心にネットワーク
のSDH化が進められている。図16はSDHのフレー
ム構造の説明図であり、155.52Mbpsの場合である。1フ
レーム9×270バイトで構成され、最初の9×9バイ
トはセクションオーバヘッド(Section Overhead)SO
H、残りはパスオーバヘッド(Path Overhead)POH及
びペイロード(payload)PLである。セクションオーバ
ヘッドSOHは、フレームの先頭を表わす情報(フレー
ム同期信号)、伝送路固有の情報(伝送時のエラーをチ
ェックする情報、ネットワークを保守するための情報
等)、パスオーバヘッドPOHの位置を示すポインタ等
を伝送する部分である。又、パスオーバヘッドPOHは
網内でのエンド・ツー・エンドの監視情報を伝送する部
分、ペイロードPLは150Mbpsの情報を送る部分であ
る。
【0003】セクションオーバヘッドSOHは、3×9
バイトの中継セクションオーバヘッド、1×9バイトの
ポインタ、5×9バイトの多重セクションオーバヘッド
で構成されている。多重セクションは図17に示すよう
に端局中継装置1,2の間の区間を指し、中継セクショ
ンは端局中継装置1,2間に多数の伝送路3a〜3cと
中継器4a,4cが設けられている場合、1つの伝送路
の両端の区間を指し、多重セクションは複数の中継セク
ションで構成されている。中継セクションオーバヘッド
は、図16(B)に示すように、A1〜A2,C1,B
1,E1,F1,D1〜D3バイトを有している。又、
多重セクションオーバヘッドは、B2,K1〜K2,D
4〜D12,Z1〜Z2バイトを有している。各バイト
の意味は図18に示している。中継セクションオーバヘ
ッドは、フレーム同期信号(A1,A2バイト)や中継
セクションにおける誤り監視信号(B1バイト)、中継
セクションにおける故障特定信号(F1バイト)等を伝
送する。多重セクションオーバヘッドは、セクションの
誤り監視(B2バイト)、予備系/運用系の切替信号
(K1バイト)、多重セクションにおける状態の転送信
号(K2バイト)等を伝送する。中継セクションオーバ
ヘッド、多重セクションオーバヘッドには未定義のバイ
トが多数あり、通信業者によりその使用がゆだねられて
いる。
【0004】尚、図18において、NNIはネットワー
ク・ノード・インタフェース(Network Node Interface)
を意味し、UNIはユーザ網インタフェース(User Net
workInterface)を、STMは同期伝送モジュール(Sync
hronous Transport Module)を、BIPはビット・イン
タリーブド・パリティ(Bit Interleaved Parity)を、
AISはアラーム・インディケーション・シグナル(Al
arm Indication Signal)を、FERFはファー・エンド
・レシーブ・フェイラー(Far End Receive Failure)を
意味する。
【0005】図19はK1,K2バイトの定義説明図で
あり、K1バイトの前4ビットb1〜b4は切替要求の種類
を示し、例えば、現用/予備の切替を指示する。K1バ
イトの後4ビットb5〜b8は切替要求を出力した現用伝送
路の番号を示す。又、K2バイトの前4ビットb1〜b4は
現用として運用している回線番号を示し、第5ビットb5
は切替構成を示し、第6〜第8ビットは伝送路状態を示
す。図20はBIPの説明図である。BIP−8は例え
ば、各バイトの対応ビットを足したときその結果が偶数
か、奇数かを識別するものであり、BIP−24は3バ
イト毎に区切ったときの対応ビットを足したとき、その
結果が偶数か、奇数かを識別するものである。以上のよ
うにSDHフレームは構成され、光伝送中心にネットワ
ークのSDH化が進められている。ところで、かかるS
DHネットワーク内に無線伝送路が組み込まれる場合が
ある。例えば、海越え、あるいは険しい山地を越えてS
DHネットワークを構築する場合には、海底あるいは山
地に光ケーブルを敷設しなければならない。しかし、か
かる敷設作業は大変な作業と工事費を要する。このた
め、海あるいは険しい山地など、敷設困難な地域にSD
Hネットワークを構築する際には、該地域の入り口まで
光伝送路を敷設すると共に、該地域の出口から光伝送路
を敷設し、その間に無線伝送路を組み込む。
【0006】図21は光伝送路に無線伝送路を組み込む
SDHネットワークの第1の構成例であり、光伝送路の
冗長回線を終端して伝送するものである。図中、11
a,11bは光伝送装置、12a,12bは無線装置で
ある。131W〜132Pは光伝送装置11aと無線装置1
2a間に敷設されている光伝送路で、131W,132W
光伝送路の現用回線(運用回線)、131P,132Pは予
備回線である。各予備回線131P,132Pは、それぞれ
現用回線131W,132Wに障害が生じた時に現用回線と
なるもので、現用回線と予備回線には同一のデータが伝
送される。141W,142Wは光現用回線131W,132W
に対応して設けられた無線現用回線、14Pは1つの無
線予備回線である。無線装置12aは、光予備回線を終
端し、光現用回線131W,132Wからのデータを無線現
用回線141W,142Wを介して対地の無線装置12bに
送信する。又、無線装置12aは、無線現用回線1
1W,142Wの一方に障害が発生した時、対応する光現
用回線から取り込んだデータを無線予備回線14Pを介
して無線装置12bに送信し、障害が生じた無線現用回
線を救済する。
【0007】151W〜152Pは無線装置12bと光伝送
装置11b間に敷設されている光伝送路で、151W,1
2Wは光伝送路の現用回線、151P,152Pは予備回線
である。各予備回線151P,152Pは、それぞれ現用回
線151W,152Wに障害が生じた時に現用回線となる。
無線装置12bは、第1の無線現用回線141Wあるいは
無線予備回線14P(障害時)より取り込んだデータを
光現用回線151W及び光予備回線151Pに送出し、又、
第2の無線現用回線142Wあるいは無線予備回線14P
(障害時)より取り込んだデータを光現用回線152W
び光予備回線152Pに送出する。これにより、光現用回
線と光予備回線に同一のデータを伝送する。図21では
光現用回線と光予備回線の組が2組だけ設けられている
が通常N組(≧2)設けられている。すなわち、光回線
は、光現用回線と光予備回線をN組備え、無線回線は、
N個の光現用回線に対応してそれぞれ無線現用回線を有
すると共に、1つの無線予備回線を有する このSDHネットワークによれば、無線区間において光
現用回線のみに対応して無線現用回線を設けるだけで良
いため、無線チャンネル数を少なくでき伝送効率を向上
することができる。しかし、2つの無線現用回線に同時
に障害が発生する場合には、一方の回線を救済できず、
ネットワークの信頼性が落ちる。
【0008】図22は光伝送路に無線伝送路を組み込む
SDHネットワークの第2の構成例であり、光伝送路の
冗長回線を終端しないで無線伝送する例である。図中、
11a,11bは光伝送装置、12a,12bは無線装
置である。131W〜132Pは光伝送装置11aと無線装
置12a間に敷設されている光伝送路で、131W,13
2Wは光伝送路の現用回線、131P,132Pは予備回線で
ある。各予備回線13 1P,132Pは、それぞれ現用回線
131W,132Wに障害が生じた時に現用回線となるもの
で、現用回線と予備回線には同一のデータが伝送され
る。141W〜144Wは光現用回線及び光予備回線131W
〜132Pに対応して設けられた無線現用回線、14P
1つの無線予備回線である。無線装置12aは、光現用
回線131W,132Wからのデータを無線現用回線1
1W,143Wを介して対地の無線装置12bに送信し、
光予備回線131P,132Pからのデータを無線現用回線
142W,144Wを介して対地の無線装置12bに送信す
る。又、無線装置12aは、無線現用回線141W〜14
4Wの一つに障害が発生した時、対応する光回線から取り
込んだデータを無線予備回線14Pを介して無線装置1
2bに送信し、障害が生じた無線現用回線を救済する。
【0009】151W〜152Pは無線装置12bと光伝送
装置11b間に敷設されている光伝送路で、151W,1
2Wは光伝送路の現用回線、151P,152Pは予備回線
である。各予備回線151P,152Pは、それぞれ現用回
線151W,152Wに障害が生じた時に現用回線となる。
無線装置12bは、第1の無線現用回線141Wあるい
は無線予備回線14P(障害時)より取り込んだデータ
を光現用回線151Wに送出し、第2の無線現用回線1
2Wあるいは無線予備回線14P(障害時)より取り込
んだデータを光予備回線151Pに送出し、第3の無線
現用回線143Wあるいは無線予備回線14P(障害時)
より取り込んだデータを光現用回線152 Wに送出し、
第4の無線現用回線144Wあるいは無線予備回線14P
(障害時)より取り込んだデータを光予備回線152P
送出する。
【0010】図22では光現用回線と光予備回線が2組
だけ設けられているが通常N組(≧2)設けられてい
る。すなわち、光回線は、光現用回線と光予備回線をN
組備え、無線回線は、N個の光現用回線及びN個の光予
備回線のそれぞれに対応して無線現用回線を有すると共
に、1つの無線予備回線を有する。このSDHネットワ
ークによれば、無線区間の伝送効率が第1の構成より悪
くなるが、ネットワークの信頼性を向上することができ
る。
【0011】図23は光伝送路に無線伝送路を組み込む
SDHネットワークの第3の構成例であり、光伝送路の
冗長回線を終端しないで無線伝送する別の例である。図
中、11a,11bは光伝送装置、12a,12bは無
線装置、16a,16bは光伝送装置である。131W
132Pは、光伝送装置11aと無線装置12a間及び
光伝送装置11aと光伝送装置16a間に敷設されて
いる光伝送路で、13 1W,132Wは光伝送路の現用回
線、131P,132Pは予備回線である。各予備回線13
1P,132Pは、それぞれ現用回線131W,132Wに障害
が生じた時に現用回線となるもので、現用回線と予備回
線には同一のデータが伝送される。光現用回線132W
光予備回線131Pは無線装置12aと接続し、光現用回
線131Wと光予備回線132Pは光伝送装置12aと接続
している。
【0012】141W,142Wはそれぞれ光予備回線13
1P、光現用回線132Wに対応して設けられた無線現用回
線、14Pは1つの無線予備回線である。無線装置12
aは、光予備回線131P及び光現用回線132Wからのデ
ータを無線現用回線141W,142Wを介して対地の無線
装置12bに送信する。又、無線装置12aは、無線現
用回線141W,142Wの一つに障害が発生した時、該障
害が生じた無線現用回線に対応する光回線から取り込ん
だデータを無線予備回線14Pを介して無線装置12b
に送信し、障害発生の無線現用回線を救済する。1
W,17Pは光伝送装置16aと光伝送装置16b間
に、すなわち、無線伝送路と並行して敷設されている光
伝送路で、17Wは光現用回線131Wに対応して設けら
れた光現用回線、17Pは光予備回線132Pに対応して
設けられた光予備回線である。光伝送装置16aは、光
現用回線131W及び光予備回線132Pからのデータを光
回線17W,17Pを介して対地の光伝送装置16bに送
信する。
【0013】151W〜152Pは、光伝送装置11bと
無線装置12b間及び光伝送装置11bと光伝送装置
16b間に敷設されている光伝送路で、151W,152W
は光伝送路の現用回線、151P,152Pは予備回線であ
る。各予備回線151P,15 2Pは、それぞれ現用回線1
1W,152Wに障害が生じた時に現用回線となるもの
で、現用回線と予備回線には同一のデータが伝送され
る。光現用回線152Wと光予備回線151Pは無線装置1
2bと接続し、光現用回線151Wと光予備回線15 2P
光伝送装置12bと接続している。無線装置12bは、
第1の無線現用回線141Wあるいは無線予備回線14
P(障害時)より取り込んだデータを光予備回線151P
に送出し、第2の無線現用回線142Wあるいは無線予
備回線14P(障害時)より取り込んだデータを光現用
回線152Wに送出する。光伝送装置16bは、光現用
回線17Wより取り込んだデータを光現用回線151W
送出し、光予備回線17Pより取り込んだデータを光
予備回線152Pに送出する。
【0014】図23では光現用回線と光予備回線が2組
だけ設けられているが通常N(≧2)組設けられてい
る。そして、無線回線は、n(<N)個の光現用回線及
びn個の光予備回線に対応してそれぞれ2n個の無線現
用回線を有すると共に、1つの無線予備回線を有し、
又、無線回線と並行して設けられた光伝送路は、(N−
n)個の光現用回線及び(N−n)個の光予備回線を有
する。このSDHネットワークによれば、第2の構成に
比べて更にネットワークの信頼性を向上することができ
るが、無線回線と並行して光伝送路を敷設する必要があ
り工事費が高くなる。
【0015】以上のように、無線区間では(M+1)チ
ャンネルのうちの1つのチャンネルを予備回線として使
用し、残りのMチャンネルの現用回線で該予備回線を共
有する冗長構成になっている。そして、無線区間におけ
る現用/予備の切替は無線区間で特有に付加するパリテ
ィに基づいて行っている。このパリティは例えば中継セ
クションオーバヘッドにおけるB1バイト(図18参
照)であり、設定レート以上の割合でパリティエラーが
発生した時に障害発生と判断して切替トリガを発生して
現用/予備の切替を行う。例えば、図21のSDHネッ
トワークにおいて、無線装置12bが無線現用回線1
1Wの障害発生を検出すると、無線装置12bは該無
線現用回線141Wと無線予備回線14Pの両方よりデー
タを受信できる状態(双並状態)にする。ついで、無
線装置12bは下りの予備回線(図示せず)を介して無
線装置12aに無線現用回線141Wと無線予備回線14
Pの現用/予備切替を指示する。無線装置12aは該
切替指示により、同期信号に同期して回線の現用/予備
を切り替え、予備回線14Pを介してデータを送信す
る。しかる後、無線装置12bは旧予備回線14P
現用回線として該回線からデータを取り込み光回線15
1W,151Pに送出する。
【0016】図24は無線装置12bの無線回線障害時
における現用/予備切替制御部の構成図であり、18a
は無線現用回線の優先救済順序を設定する優先順位設定
部、18bは各無線現用回線における障害を検出する無
線障害検出部、18cは2以上の無線現用回線において
同時にあるいは連続して障害が発生した時、設定されて
いる優先救済順序を参照して優先順位が上位の無線現用
回線を救済する救済回線決定部、18dは救済回線決定
部18cにより決定された無線現用回線と無線予備回線
の切替を制御する回線切替制御部である。尚、救済回線
決定部18cは障害発生の無線現用回線が1つしか存在
しない場合には優先順位が低くても該回線を救済する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、無線
区間内で複数回線に障害が発生した場合の救済優先順位
は、固定的に決定されているか、あるいは、障害の発生
順であった。すなわち、従来は、光伝送路の冗長構成や
光伝送路における障害発生状態を何ら考慮せずに障害が
生じた無線回線の救済を行うものであった。しかし、か
かる従来の救済方法はネットワーク全体で考慮すると能
率的でない場合が多々生じている。例えば、従来の救済
方法では、より早く救済すべき回線が救済されず、救済
が後回しなっても良い回線が先に救済されてしまう場合
があった。そして、かかる場合には、最悪の事態として
ある回線においてデータ通信ができなくなる。図21を
参照して具体的に説明する。光回線131W,131P上で
何らかの障害が発生して回線が断になり、回線サービス
を中断している状態において、無線現用回線141Wで無
線障害が発生し、つづいて無線現用回線142Wで無線障
害が発生したとする。かかる場合、従来は、最初に無線
障害を生じた無線現用回線141Wと無線現用回線14P
の現用/予備の切替を行って無線現用回線141Wを救済
し、無線現用回線142Wは救済しない。しかし、これで
は、全回線でデータ通信が不可能になる。もし、無線現
用回線142Wを救済したとすれば、光回線132Wからの
データ通信は可能となる。尚、以上は、障害発生順に救
済した場合であるが、救済の優先順位を固定的に定めた
場合も同様である。
【0018】更に、別の不具合の例を図22を参照して
説明する。無線回線142Wで無線障害が発生し、つづい
て無線現用回線141Wで無線障害が発生したとする。か
かる場合、従来は、最初に無線障害を生じた無線現用回
線142Wと無線現用回線14 Pの現用/予備の切替を行
って無線現用回線142Wを救済し、無線現用回線141 W
は救済しない。すなわち、従来方法では、光現用回線及
び光予備回線のそれぞれに応じた無線現用回線に無線障
害が発生した場合、光予備回線に応じた無線現用回線を
救済し、より重要な光現用回線に応じた無線現用回線の
救済ができない場合が生じる。
【0019】又、従来方法では、2つの光予備回線14
2W,144Wに応じた無線現用回線142W,144Wに同時
に無線障害が発生した場合、障害が早く発生した方の無
線現用回線を救済する。ところで、光現用回線131W
光現用回線132Wの回線状態を比較すると光現用回線1
2Wの回線状態が悪く、光現用/予備の切り替えが行わ
れる可能性が高い場合がある。かかる場合には、光予備
回線132Pに応じた無線現用回線144Wを光予備回線1
1Pに応じた無線現用回線142Wより優先して救済すべ
きである。しかし、従来方法では、光予備回線131P
応じた無線現用回線142Wを救済し、光予備回線132P
に応じた無線現用回線144Wを救済しない。
【0020】以上から本発明の第1の目的は、光伝送路
の冗長構成や光伝送路における障害発生状態を考慮して
無線回線の救済を行うことである。本発明の第2の目的
は、障害が発生している光回線に対応する無線回線の救
済順位を下げ、障害が発生していない光回線に対応する
無線回線を優先的に救済することである。本発明の第3
の目的は、光予備回線に対応する無線回線より光現用回
線に対応する無線回線を優先的に救済することである。
本発明の第4の目的は、回線状態の悪い光現用回線の光
予備回線に応じた無線回線を、回線状態の良い光現用回
線の光予備回線に応じた無線回線より優先的に救済する
ことである。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。11a,11bは光伝送装置、12a,12
bは無線装置、13,15は光伝送路であり、それぞれ
光現用回線131W,132W;151W,152Wと光予備回
線131P,132P;151P,152Pの複数の組を備えて
いる。14は光伝送路13、15間に組み込まれた無線
伝送路であり、各光現用回線131W,132W及び各光予
備回線131P,132Pに対応してそれぞれ無線現用回線
141W〜144Wを備えると共に、1つの無線予備回線1
Pを備えている。受端側の無線装置12bにおいて、
21は各光回線における回線状態を検出する監視手段
(光回線状態監視部)、22は各光回線における障害発生
を検出する第1の検出手段(光回線障害検出部)、24は
各無線現用回線における障害発生を検出する第2の検出
手段(無線回線障害検出部)、25は無線現用回線の救済
順位を管理する救済順位管理部、26は2以上の無線現
用回線に障害が発生した時、救済順位が上位の無線現用
回線に送出するデータを無線予備回線14Pを介して伝
送する回線切替制御部である。
【0022】
【作用】
(a) 本発明の第1の作用 無線回線14として、所定の光回線に対応してそれぞれ
無線現用回線141W〜144Wを設けると共に、1つの無
線予備回線14Pを設け、光回線障害検出部22で各光
回線における障害発生を監視し、又、無線回線障害検出
部24で無線現用回線における障害発生を監視する。救
済順位管理部25は、光回線における障害発生を検出し
た時、該光回線に対応する無線現用回線の救済順位を障
害が発生していない光回線に対応する無線現用回線の救
済順位より下位にする。回線切替制御部26は、2以上
の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が上位の
無線現用回線と無線予備回線14Pの現用/予備を切り替
え、障害が発生した無線現用回線に送出するデータを無
線予備回線14Pを介して伝送する。このようにすれ
ば、障害が発生している光回線に対応する無線回線の救
済順位を下げ、障害が発生していない光回線に対応する
無線回線を優先的に救済することができる。すなわち、
光伝送路における障害発生状態を考慮して無線回線の救
済を行うことができる。
【0023】(b) 本発明の第2の作用 光伝送路13として、光現用回線131W〜132Wと光予
備回線131P〜132Pの組をN組設け、無線回線とし
て、n(≦N)個の光現用回線及びn個の光予備回線に
対応してそれぞれ無線現用回線141W〜144Wを設ける
と共に、1つの無線予備回線14Pを設ける。救済順位
管理部25は、光現用回線に対応する無線現用回線14
1W,143Wの救済順位を光予備回線に対応する無線現用
回線142W,144Wの救済順位より上位にする。無線回
線障害検出部24は各無線現用回線における障害発生を
監視し、回線切替制御部26は、2以上の無線現用回線
に障害が発生した時、救済順位が上位の無線現用回線と
無線予備回線14Pの現用/予備を切り替え、障害が発生
した無線現用回線に送出するデータを無線予備回線14
Pを介して伝送する。このようにすれば、光予備回線に
対応する無線回線より光現用回線に対応する無線回線を
優先的に救済することができ、光伝送路の冗長構成を考
慮した無線回線の救済を行うことができる。又、n<N
の場合、(N−n)個の光現用回線及び(N−n)個の
光予備回線からのデータを、無線伝送路と並行して設け
た光伝送路を介して光伝送するようにする。このように
すれば、ネットワークの信頼度を益々向上することがで
きる。
【0024】(c) 本発明の第3の作用 無線回線14として、各光現用回線131W〜132Wと各
光予備回線131P〜132Pに対応してそれぞれ無線現用
回線141W〜144Wを設けると共に、1つの無線予備回
線14Pを設け、光回線状態監視部21で各光現用回線
における回線状態を監視し、又、無線回線障害検出部2
4で無線現用回線における障害発生を監視する。救済順
位管理部25は、回線状態が悪い光現用回線と組になっ
ている光予備回線に対応する無線現用回線の救済順位
を、回線状態が良い光現用回線と組になっている光予備
回線に対応する無線現用回線の救済順位より上位にす
る。回線切替制御部26は、2以上の無線現用回線に障
害が発生した時、救済順位が上位の無線現用回線と無線
予備回線14Pの現用/予備を切り替え、障害が発生した
無線現用回線に送出するデータを無線予備回線14P
介して伝送する。このようにすれば、回線状態の悪い光
現用回線と組になっている光予備回線に応じた無線回線
を、回線状態の良い光現用回線と組になっている光予備
回線に応じた無線回線より優先的に救済することができ
る。すなわち、光伝送路における回線状態を考慮して無
線回線の救済を行うことができる。
【0025】(d) 本発明の第4の作用 光伝送路13として、光現用回線131W〜132Wと光予
備回線131P〜132Pの組をN組設け、無線回線とし
て、n(≦N)個の光現用回線及びn個の光予備回線に
対応してそれぞれ無線現用回線141W〜144Wを設ける
と共に、1つの無線予備回線14Pを設け、光回線障害
検出部22で各光回線における障害発生を監視し、又、
無線回線障害検出部24で無線現用回線における障害発
生を監視する。救済順位管理部25は、光現用回線に
対応する無線現用回線の救済順位を光予備回線に対応す
る無線現用回線の救済順位より上位にし、光現用回線
における障害発生を検出した時、該光現用回線に対応す
る無線現用回線の救済順位を障害が発生していない光現
用回線に対応する無線現用回線の救済順位より下位に
し、更に、光予備回線における障害発生を検出した
時、該光予備回線に対応する無線現用回線の救済順位を
障害が発生していない光予備回線に対応する無線現用回
線の救済順位より下位にする。回線切替制御部26は、
2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
上位の無線現用回線と無線予備回線14Pの現用/予備を
切り替え、障害が発生した無線現用回線に送出するデー
タを無線予備回線14Pを介して伝送する。このように
すれば、光伝送路の冗長構成及び光伝送路における障害
発生状態の両方を考慮して無線回線の救済を行うことが
できる。
【0026】(e) 本発明の第5の作用 無線回線14として、各光現用回線131W〜132Wと各
光予備回線131P〜132Pに対応してそれぞれ無線現用
回線141W〜144Wを設けると共に、1つの無線予備回
線14Pを設け、光回線状態監視部21で各光現用回線
における回線状態を監視し、又、無線回線障害検出部2
4で無線現用回線における障害発生を監視する。救済順
位管理部25は、光現用回線に対応する無線現用回線
の救済順位を光予備回線に対応する無線現用回線の救済
順位より上位にし、かつ、回線状態が悪い光現用回線
と組になっている光予備回線に対応する無線現用回線の
救済順位を、回線状態が良い光現用回線と組になってい
る光予備回線に対応する無線現用回線の救済順位より上
位にする。回線切替制御部26は、2以上の無線現用回
線に障害が発生した時、救済順位が上位の無線現用回線
と無線予備回線14 Pの現用/予備を切り替え、障害が発
生した無線現用回線に送出するデータを無線予備回線1
Pを介して伝送する。このようにすれば、光伝送路の
冗長構成、光伝送路の回線状態の両方を考慮して無線回
線の救済を行うことができる。
【0027】(f) 本発明の第6の作用 無線回線14として、各光現用回線131W〜132Wと各
光予備回線131P〜132Pに対応してそれぞれ無線現用
回線141W〜144Wを設けると共に、1つの無線予備回
線14Pを設ける。光回線状態監視部21は各光現用回
線における回線状態を監視し、光回線障害検出部22は
各光回線における障害発生を監視し、無線回線障害検出
部24は無線現用回線における障害発生を監視する。救
済順位管理部25は、光現用回線に対応する無線現用
回線の救済順位を光予備回線に対応する無線現用回線の
救済順位より上位にし、光現用回線における障害発生
を検出した時、該光現用回線に対応する無線現用回線の
救済順位を障害が発生していない光現用回線に対応する
無線現用回線の救済順位より下位にし、更に、光予備
回線における障害発生を検出した時、該光予備回線に対
応する無線現用回線の救済順位を障害が発生していない
光予備回線に対応する無線現用回線の救済順位より下位
にし、回線状態が悪い光現用回線と組になっている光
予備回線に対応する無線現用回線の救済順位を、回線状
態が良い光現用回線と組になっている光予備回線に対応
する無線現用回線の救済順位より上位にする。回線切替
制御部26は、2以上の無線現用回線に障害が発生した
時、救済順位が上位の無線現用回線と無線予備回線14
Pの現用/予備を切り替え、障害が発生した無線現用回線
に送出するデータを無線予備回線14Pを介して伝送す
る。このようにすれば、光伝送路の冗長構成、光伝送路
の回線状態、障害発生状態を考慮して無線回線の救済を
行うことができる。
【0028】
【実施例】
(A)本発明の第1の実施例 図2は本発明の第1実施例に係るSDHネットワークに
おける無線回線救済方法の説明図である。第1実施例で
は、障害が発生していない光回線に対応する無線回線
を、障害が発生している光回線に対応する無線回線より
優先的に救済する。尚、第1実施例は図21〜図23に
示すSDHネットワークに適用できる。図中、11a,
11bは光伝送装置、12a,12a′は無線装置(無
線端局A)、12b,12b′は無線装置(無線端局
B)である。無線端局12a,12bは上り回線の無線
送受信制御を司る部分、無線端局12a′,12b′は
下り回線の無線送受信制御を司る部分である。13,1
5は光伝送路であり、それぞれ光回線A〜Dを有してい
る。尚、図21〜図23の場合には、光回線A,Cは光
現用回線131W,132W;151W,152Wに相当し、光
回線B,Dは光予備回線131P,132P;151P,15
2Pに相当する。14は光伝送路13、15間に組み込ま
れた無線伝送路であり、各光回線A〜Dに対応してそれ
ぞれ無線現用回線141W〜144Wを備えると共に、1つ
の無線予備回線14Pを備えている。
【0029】22a、22bは無線区間外の障害例えば
光回線における障害を検出する検出部、24は無線回線
の障害を検出する無線回線障害検出部、25は無線回線
の救済順位を管理する救済順位管理部、26は回線切替
制御部であり、それぞれ無線端局Bに設けられている。
検出部22aは無線区間外で、すなわち、光回線A〜D
上で発生した障害を検出する。例えば、光回線Aで障害
が発生すると、受信側の光伝送装置11bは送信側の光
伝送装置11aが送った信号が届いていないことを示す
FERF(FarEnd Receive Failure)信号を下りA回線
に送出する。このFERF信号は、多重セクションオー
バヘッド(図18、図19参照)におけるK2バイトの
b6〜b8ビットを用いて送られる。無線端局12b′の検
出部22aは、各下り回線上のK2バイト(b6〜b8)を
取り込みA回線のFERF信号を検出する。
【0030】検出部22bは光伝送装置11aより更に
先に発生している障害を検出する。障害発生箇所が光伝
送装置11aより更に先に存在する場合には、K2バイ
トのb6〜b8ビットを用いてMS−AIS(Multiple Sec
tion Alarm Indication Signal)信号が送られて来る。
検出部22bはこのMS−AIS信号を検出して無線区
間外の障害発生を検出する。又、検出部22bはB2バ
イトによるパリティチェックを行いB2アラームを検出
することにより、無線区間外の障害発生を検出すること
もできる。救済順位管理部25は、検出部22a、22
bにより無線区間外の回線においける障害発生が検出さ
れた時、該回線に対応する無線現用回線の救済順位を障
害が発生していない回線に対応する無線現用回線の救済
順位より下位にして、救済優先順位を更新する。無線回
線障害検出部24は、各無線現用回線141W〜14 4W
ら中継セクションオーバヘッド(図18参照)のB1バ
イトを取り込んでパリティチェックを行うことにより各
無線現用回線の障害を検出する。回線切替制御部26
は、2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順
位が上位の無線現用回線と無線予備回線14Pの現用/予
備の切替指示を下り予備回線を介して無線端局Aに出
す。
【0031】図3は救済優先順位設定の処理フロー、図
4は回線切替の処理フローである。尚、光回線Aで障害
が発生し、かつ、無線区間において回線Aと回線Bで二
重障害が発生したものとする。光回線障害検出部22
a,22bは各光回線における障害発生を監視し、又、
無線回線障害検出部24は無線現用回線における障害発
生を監視する。光回線Aで障害が発生すると、検出部2
2aはFERF信号を検出し回線Aの障害を認識し、救
済順位管理部25に通知する(ステップ101)。救済
順位管理部25は、光回線Aにおける障害発生の通知を
受信すると、該光回線Aに対応する無線現用回線141W
の救済順位を障害が発生していない光回線B,C,Dに
対応する無線現用回線142W〜144Wの救済順位より下
位にする(ステップ102)。かかる状態で、2以上の
無線回線A,B(無線現用回線141W,142W)に障害
が発生すると、無線回線障害検出部24は該障害を検出
して回線切替制御部26に通知する(ステップ10
3)。
【0032】回線切替制御部26は該通知により、無線
回線Aと無線回線Bの救済優先順位を救済順位管理部2
5より入手し、無線回線Bの救済優先順位が無線回線A
より高いことを判別する(ステップ104)。これによ
り、回線切替制御部26は、救済順位が上位の無線回線
B(無線現用回線142W)と無線予備回線14Pの現用/
予備の切替指示を、下り予備回線を介して無線端局12
a′に出す。無線端局12aは、指示された無線回線B
と無線予備回線14Pの現用/予備の切替を行い、障害が
発生した無線回線Bに送出するデータを無線予備回線1
Pを介して送信する(ステップ105)。尚、回線切
替制御部26は単独に無線障害が発生した場合には優先
順位が低い無線回線でも救済するが、救済優先順位が高
い他の無線回線と同時に障害が発生した時には、他の無
線回線を救済する。以上のように、第1実施例によれ
ば、障害が発生している光回線に対応する無線回線の救
済順位を下げ、障害が発生していない光回線に対応する
無線回線を優先的に救済することができる。
【0033】(B)本発明の第2の実施例 図5は本発明の第2実施例に係るSDHネットワークに
おける無線回線救済方法の説明図である。第2実施例で
は、光予備回線に対応する無線回線より光現用回線に対
応する無線回線を優先的に救済する。尚、第2実施例は
図22〜図23に示すSDHネットワークに適用でき
る。図中、11a,11bは光伝送装置、12a,12
a′は無線装置(無線端局A)、12b,12b′は無
線装置(無線端局B)である。無線端局12a,12b
は上り回線の無線送受信制御を司る部分、無線端局12
a′,12b′は下り回線の無線送受信制御を司る部分
である。13,15は光伝送路であり、それぞれ光現用
回線131W,132W;151W,152W、光予備回線13
1P,132P;151P,152Pを備えている。光現用回線
13iW(i=1,2,・・・)と光予備回線13i Pは組になってお
り、光現用回線13iWに障害が発生したとき、光現用回
線13i Wと光予備回線13iPの現用/予備が切り替わる
ようになっている。14は光伝送路13、15間に組み
込まれた無線伝送路であり、各光現用回線131W,13
2W及び光予備回線131P,132Pに対応してそれぞれ無
線現用回線141W〜14 4Wを備えると共に、1つの無線
予備回線14Pを備えている。
【0034】22′は回線が現用系として運用されてい
るか、予備系として運用されているか識別する光予備・
現用認識部、23は現用/予備の切替要求を検出する光
回線切替検出部、24は無線回線の障害を検出する無線
回線障害検出部、25は無線回線の救済順位を管理する
救済順位管理部、26は回線切替制御部であり、それぞ
れ無線端局Bに設けられている。光予備・現用認識部2
2′は、上り回線のK2バイト(b1〜b4ビット)の情報
と、初期設定情報として保持する現用系か、予備系かの
情報(0010の場合は現用、0001の場合は予備)とに基づ
いて、該当回線が予備系で運用されているか、現用系で
運用されているかの判断を行い、判断結果を救済順位管
理部25に通知する。例えば、回線Aを介して送られて
くるK2バイト(b1〜b4)が0010の場合は回線Aは現用
系と判断し、0001の場合は予備系と判断する。
【0035】光回線切替検出部23は、下り回線のK1
(b1〜b4)を参照して現用→予備、予備→現用の切替要
求を検出して救済順位管理部25に通知する。救済順位
管理部25は、光予備・現用認識部22′により判別さ
れた光回線A〜Dの現用/予備に基づいて、光現用回線
に対応する無線現用回線の救済優先順位を光予備回線に
対応する無線現用回線の救済優先順位より上位にする。
すなわち、図5の例では、光現用回線131W,132W
対応する無線現用回線141W,143Wの救済優先順位を
光予備回線131P,132Pに対応する無線現用回線14
2W,144Wの救済優先順位より上位にする。又、救済順
位管理部25は、光回線切替検出部23から光回線の現
用/予備切替要求検出通知があった時、優先順位を変更
する。例えば、回線A/回線Bの予備/現用の切替通知
があると、救済順位管理部25は、まず、これら回線
A,Bの救済優先順位を同レベルに変更し(予備回線A
→現用回線A、現用回線B→現用回線B)にする。つい
で、救済順位管理部25は、以下の,に従って切替
動作終了を確認する。すなわち、該当の上り回線A,
BのK2バイト(b1〜b4)の反転、該当の下り回線
A,BのK1(b1〜b4)における切替要求コードの消滅
により、切替動作終了を確認する。切替動作終了を確認
すれば、救済順位管理部25は、優先順位を変更する
(現用回線A→現用回線A、現用回線B→予備回線
B)。
【0036】図6は救済優先順位設定の処理フロー、図
7は回線切替の処理フローである。初期時、回線毎に0
系、1系(予備系、現用系)の設定を行い、運用を開始
する(ステップ201)。ついで、光予備・現用認識部
22′は回線毎にK2バイト(b1〜b4)を取り込んで救
済順位管理部25に通知する。救済順位管理部25は、
各回線A〜Dの予備、現用を判別し、判別結果に基づい
て光回線B,D(光現用回線131W,13 2W)に対応す
る無線現用回線141W,143Wの救済優先順位を光回線
A,C(光予備回線131P,132P)に対応する無線現
用回線142W,144Wの救済優先順位より上位にする。
・・・以上ステップ202 ついで、光回線切替検出部23は、下り回線のK1(b1
〜b4)を参照して光回線の予備/現用の切替要求を検出
すれば、その旨を救済順位管理部25に通知する。尚、
光回線A(光予備回線131P)の予備/現用切替要求が
検出されたものとする(ステップ203)。
【0037】救済順位管理部25は、光回線切替検出部
23から光回線Aの予備/現用切替の要求検出通知を受
けると、該光回線Aに応じた無線現用回線の優先順位を
変更する。すなわち、光回線Aに応じた無線現用回線1
2Wの救済優先順位を、光現用回線に応じた無線現用回
線と同レベルまで高くする(ステップ204)。以後、
上り回線AのK2バイト(b1〜b4)が反転し(ステップ
205)、該下り回線AのK1(b1〜b4)における切替
要求コードが消滅する(ステップ206)。以上では、
光回線Aのみに着目したが、光回線Aと組になっている
光回線B(光現用回線131W)の現用/予備の切替要求
も同時に出され、救済順位管理部25は、該光回線Bに
応じた無線現用回線141Wの救済優先順位を光予備回線
に応じた無線現用回線と同レベルまで低くする。
【0038】かかる状態で、2以上の回線A,B(無線
現用回線141W,142W)に障害が発生すると、無線回
線障害検出部24は該障害を検出して回線切替制御部2
6に通知する(ステップ207)。回線切替制御部26
は該通知により、回線A,B(無線現用回線141W,1
2W)の救済優先順位を救済順位管理部25より入手
し、回線Aの救済優先順位が回線Bより高いことを判別
する(ステップ208)。これにより、回線切替制御部
26は、救済順位が上位の回線A(無線現用回線1
2W)と無線予備回線14 Pの現用/予備の切替指示を、
下り予備回線を介して無線端局12a′に出す。無線端
局12aは、切替指示を受信すると指示された無線回線
Aと無線予備回線14Pの現用/予備の切替を行い、障害
が発生した無線現用回線142Wに送出するデータを無線
予備回線14Pを介して送信する(ステップ209)。
以上より、第2実施例によれば、無線回線の二重障害発
生時、光予備回線に対応する無線回線より光現用回線に
対応する無線回線を優先的に救済することができ、光伝
送路の冗長構成を考慮した無線回線の救済を行うことが
できる。
【0039】尚、第2実施例を図23のSDHネットワ
ークに適用する場合には、光現用回線と光予備回線の組
をN組設け、無線回線として、n(<N)個の光現用回
線及びn個の光予備回線に対応してそれぞれ無線現用回
線を設けると共に、1つ無線予備回線を設ける。又、
(N−n)個の光現用回線及び(N−n)個の光予備回
線からのデータを、無線伝送路と並行して設けた光伝送
路を介して光伝送するようにする。そして、n組の無線
回線について、前述の第2実施例を適用する。このよう
にすれば、ネットワークの信頼度を益々向上することが
できる。
【0040】(C)本発明の第3の実施例 図8は本発明の第3実施例に係るSDHネットワークに
おける無線回線救済方法の説明図である。第3実施例で
は、光伝送路における回線状態を考慮して無線回線の救
済を行う。尚、第3実施例は図22〜図23に示すSD
Hネットワークに適用できる。図中、11a,11bは
光伝送装置、12aは無線装置(無線端局A)、12b
は無線装置(無線端局B)である。13,15は光伝送
路であり、それぞれ光現用回線131W,132W;1
1W,152W、光予備回線131P,132P;151P,1
2Pを備えている。光現用回線13iW(i=1,2,・・・)と光
予備回線13iPは組になっており、光現用回線13iW
障害が発生したとき、光現用回線13iWと光予備回線1
iPの現用/予備が切り替わるようになっている。14
は光伝送路13、15間に組み込まれた無線伝送路であ
り、各光現用回線131W,132W及び光予備回線1
1P,132Pに対応してそれぞれ無線現用回線141W
144Wを備えると共に、1つの無線予備回線14Pを備
えている。21は各光回線のエラーをカウントする光回
線エラーカウント部、24は無線回線の障害を検出する
無線回線障害検出部、25は無線回線の救済順位を管理
する救済順位管理部、26は回線切替制御部であり、そ
れぞれ無線端局Bに設けられている。
【0041】光回線エラーカウント部21は、光現用回
線131W,132Wに応じた上り回線のB2バイトを用い
てパリティチェックを行い、パリティエラー数をカウン
トする。救済順位管理部25は、所定時間毎に光現用回
線131W,132Wに応じた各回線のエラー数を取り込
み、その大小により回線状態を把握し、エラー数が多い
回線と組になっている光予備回線に対応する無線現用回
線の救済順位を、回線状態が良い光現用回線と組になっ
ている光予備回線に対応する無線現用回線の救済順位よ
り上位にする。
【0042】光予備回線131P,132Pに応じた無線現
用回線142W,144Wに同時に無線障害が発生した場
合、救済優先順位は以下のように決定しなければならな
い。すなわち、光予備回線131P,132Pと組なってい
る光現用回線131W,132Wが、品質劣化に起因して現
用から予備に切替られる可能性の大小によって、無線現
用回線142W,144Wの救済優先順位を決定しなければ
ならない。例えば、光予備回線131Pに応じた無線現用
回線142Wを光予備回線132Pに応じた無線現用回線1
4Wより優先して救済したとする。かかる場合におい
て、その後、光現用回線132Wが品質劣化により予備
に、光予備回線132Pが現用に切り替わったとすると、
光回線132Pに対応する無線現用回線144Wが無線区間
で障害となっているため、光伝送装置11a,11b間
でデータ通信ができなくなる。そこで、無線装置12b
がB2バイトをモニタし、光現用回線の回線品質を把握
することにより、回線品質の悪い光現用回線と組なって
いる光予備回線に応じた無線現用回線を他の光予備回線
に対応する無線現用回線より優先して救済する。
【0043】(D)変形例 第1実施例は無線区間外の障害を考慮して救済優先順位
を決定するものであり、第2実施例は光回線の現用/予
備を考慮して救済優先順位を決定するものであり、第3
実施例では光現用回線の回線品質を考慮して救済優先順
位を決定するものであった。これら第1〜第3実施例を
適宜組み合わせて救済優先順位を決定することができ
る。 (a) 第1、第2実施例の組合せ 救済順位管理部25は、光現用回線に対応する無線現
用回線の救済順位を光予備回線に対応する無線現用回線
の救済順位より上位にし、光現用回線における障害発
生を検出した時、該光現用回線に対応する無線現用回線
の救済順位を障害が発生していない光現用回線に対応す
る無線現用回線の救済順位より下位にし、更に、光予
備回線における障害発生を検出した時、該光予備回線に
対応する無線現用回線の救済順位を障害が発生していな
い光予備回線に対応する無線現用回線の救済順位より下
位にする。回線切替制御部26は、2以上の無線現用回
線に障害が発生した時、救済順位が上位の無線現用回線
と無線予備回線14Pの現用/予備を切り替え、障害が発
生した無線現用回線に送出するデータを無線予備回線1
Pを介して伝送する。
【0044】(b) 第2、第3実施例の組合せ 救済順位管理部25は、光現用回線に対応する無線現
用回線の救済順位を光予備回線に対応する無線現用回線
の救済順位より上位にし、かつ、回線状態が悪い光現
用回線と組になっている光予備回線に対応する無線現用
回線の救済順位を、回線状態が良い光現用回線と組にな
っている光予備回線に対応する無線現用回線の救済順位
より上位にする。回線切替制御部26は、2以上の無線
現用回線に障害が発生した時、救済順位が上位の無線現
用回線と無線予備回線の現用/予備を切り替え、障害が
発生した無線現用回線に送出するデータを無線予備回線
を介して伝送する。
【0045】(c) 第1、第2、第3実施例の組合せ 救済順位管理部25は、光現用回線に対応する無線現
用回線の救済順位を光予備回線に対応する無線現用回線
の救済順位より上位にし、光現用回線における障害発
生を検出した時、該光現用回線に対応する無線現用回線
の救済順位を障害が発生していない光現用回線に対応す
る無線現用回線の救済順位より下位にし、更に、光予
備回線における障害発生を検出した時、該光予備回線に
対応する無線現用回線の救済順位を障害が発生していな
い光予備回線に対応する無線現用回線の救済順位より下
位にし、回線状態が悪い光現用回線と組になっている
光予備回線に対応する無線現用回線の救済順位を、回線
状態が良い光現用回線と組になっている光予備回線に対
応する無線現用回線の救済順位より上位にする。回線切
替制御部26は、2以上の無線現用回線に障害が発生し
た時、救済順位が上位の無線現用回線と無線予備回線の
現用/予備を切り替え、障害が発生した無線現用回線に
送出するデータを無線予備回線を介して伝送する。
【0046】(E)無線装置の構成 (a) 全体の構成 図9は第1、第2、第3実施例を組合せた場合の受端側
無線装置のブロック図である。図中、21は各光回線の
エラーをカウントする光回線エラーカウント部、22は
光回線障害検出部であり、無線区間外の障害を検出する
検出部22a、22b(図2参照)を有するもの、2
2′は回線が現用系として運用されているか、予備系と
して運用されているか識別する光予備・現用認識部、2
3は現用/予備の切替要求を検出する光回線切替検出
部、24は無線回線の障害を検出する無線回線障害検出
部、25は無線回線の救済順位を管理する救済順位管理
部、26は無線回線の切替を制御する回線切替制御部、
27は救済優先順位の高い無線現用回線を判別する救済
回線決定部である。
【0047】(b) 各部のインタフェース 図10は各部間のインタフェース説明図であり、図10
(A)は光回線エラーカウント部21と救済順位管理部
25間のインタフェース、図10(B)は光回線切替検
出部23と救済順位管理部25間のインタフェース、図
10(C)は光回線障害検出部22、光予備・現用認識
部22′と救済順位管理部25間のインタフェース、図
10(D)は救済回線決定部27と救済順位管理部25
間のインタフェースである。
【0048】救済順位管理部25は各回線のエラー数を
8ビットデータとして所定時間毎に光回線エラーカウン
ト部21から読み取り、回線品質を把握する。又、救済
順位管理部25は光回線切替検出部23により切替要求
が検出された時、該光回線切替検出部23より8ビット
データとして光予備・光現用の組コードと下り回線K1
バイト(b1〜b4)を読み取り、該組コードが指示する組を
構成する2つの回線の現用→予備、予備→現用の切替を
認識する。しかる後、救済順位管理部25は、上り回線
のK2バイト(b1〜b4)の反転及び下り回線のK1バイ
ト(b1〜b4)の切替要求の消滅を検出するために、これら
データを光予備・現用認識部22′及び光回線切替検出
部23より読み取る。尚、光予備・光現用の組コードは
0000〜1111の16種類があり、予め組コードと各組を構
成する2つの回線の対応は設定されている。
【0049】更に、救済順位管理部25は、回線障害検
出部22により無線区間外の障害が検出された時、下り
回線のK2バイト(b6〜b8)と上り回線のK2バイト(b
6〜b8)を回線障害検出部22より読み取る。又、救済順
位管理部25は、初期設定後の運用開始により、初期設
定情報として保持する0系か、1系かの情報とK2バイ
ト(b1〜b4)を読み取り、各回線の現用/予備を認識す
る。
【0050】(c) 光回線エラーカウント部の構成 図11は光回線エラーカウント部の構成図であり、21
1〜21aNはそれぞれ各回線のB2バイトをモニタ
し、該B2バイトを用いてパリティチェックを行い、各
回線のエラー数を検出するエラー検出部、21b1〜2
1bNはそれぞれの回線における所定時間当りのエラー
数をカウントするカウンタである。救済順位管理部25
は所定周期でカウンタ21b1〜21bNの計数値(エラ
ー数)を読み取ると共に、その内容をクリアする。
【0051】(d) 光回線切替検出部の構成 図12は光回線切替検出部の構成であり、2回線分を示
している。23a1〜23aNは各下り回線のK1バイト
(b1〜b4)を検出して出力するK1バイト検出部、23
1〜23bNはK1バイト(b1〜b4)より予備/現用の
切替コードを検出したときハイレベルの信号IR1〜I
Nを出力する切替コード検出部、23c 1〜23cN
初期設定される組コードと組を構成する2つの回線との
対応を記憶するレジスタ、23d1〜23dNは検出され
たK1バイト(b1〜b4)を記憶するレジスタ、23eは
いずれかの回線において切替コードが検出された時、割
込み信号INTを出力するオアゲートである。救済順位
管理部25は、割込み信号INTが発生したとき、レ
ジスタ23c1〜23cNに設定されている組コードと、
レジスタ23d1〜23dNに記憶されているK1バイ
ト(b1〜b4)を読み取り、予備/現用を切り替える回線
の組を認識する。
【0052】(e) 光予備・現用認識部の構成 図13は光予備・現用認識部の構成図であり、1回線分
を示している。尚、今までの説明では、光回線障害検出
部22と光予備・現用認識部22′を別々に説明した
が、実際の構成では、光予備・現用認識部22′に光回
線障害検出機能が含まれている。22a1′〜22aN
は各下り回線のK2バイト(b6〜b8)を検出して出力す
る下りK2バイト検出部、22b1′〜22bN′は各上
り回線のK2バイト(b6〜b8)を検出して出力する上り
K2バイト検出部、22c1′〜22cN′は、K2バ
イト(b6〜b8)の該当情報(FERF/MS−AIS)
及びK2バイト(b1〜b4)の該当情報(現用/予備反転)
を検出してハイレベルの信号S1〜SNを出力する該当コ
ード検出部、22d1′〜22dN′は運用前に設定され
る現用/予備の設定情報を記憶するレジスタ、22
1′〜22eN′は検出された下りK2バイト(b6〜b
8)を記憶するレジスタ、22f1′〜22fN′は検出さ
れた上りK2バイト(b1〜b8)を記憶するレジスタ、2
2gは各信号S1〜SNの論理和を演算して割込み信号I
NT′を出力するオアゲートである。
【0053】救済順位管理部25は、割込み信号IN
T′が発生したとき、レジスタ23d 1′〜23dN′に
設定されている現用/予備の設定情報、レジスタ23e
1′〜23eN′に設定されている下りK2バイト(b6〜
b8)情報、レジスタ23f1′〜23fN′に設定されて
いる上りK2バイト(b1〜b8)を読み取り、無線区間外
の障害発生及び回線の予備/現用を識別する。
【0054】(f) 救済順位管理部の構成 図14は救済順位管理部の構成図である。25aは前述
のインタフェースに従って情報の送受を行うと共に無線
回線の救済順位の設定処理を行うプロセッサ(CP
U)、25bは救済優先順位テーブルを格納する設定/
書替え用の共通RAM(スタンバイ系の共通RAM)、
25cは救済優先順位テーブルを格納する通知用の共通
RAM(アクティブ系の共通RAM))、25dはCP
Uの制御により制御されるセレクタである。救済優先順
位テーブルは、各回線番号に対応させて救済順位を保持
するものであり、通知用の共通RAM25cを介して図
10(D)のインタフェースにより救済回線決定部27
により読み取られる。尚、救済回線決定部27は、同
時に複数の回線の無線障害を検出した時、あるいは、
切替救済している時に別回線に障害が発生したときに、
最新の救済順位テーブルを参照して優先的に救済すべき
無線回線を決定して該回線を救済するように回線切替制
御部26に指示する。
【0055】救済回線決定部27によるテーブルの読み
込みと、CPU25aによるテーブルの書き込みが同時
に行われる場合の保護を考慮し、共通RAMは設定/書
替え用(スタンバイ系)と通知用(アクティブ系)の2
つが設けられている。CPU25aは優先順位の設定/
書替えを行う場合、各共通RAM25b,25cに変更
後のテーブルを書き込み、書替え終了と同時にセレクタ
25dを制御して救済回線決定部27が通知用の共通R
AM25cをアクセス可能にする。このようにすること
により、救済回線決定部27による共通RAMからの読
み込みと、CPU25aによる共通RAMへの書き込み
が同時に行われる事態がなくなる。
【0056】(g) 優先順位管理処理 図15は救済順位管理部の救済順位管理処理のフローで
ある。運用に先立って、回線毎に0/1系(予備/現
用)コードの設定、組コードを設定する。かかる状態で
運用が開始すると、救済順位管理部25は設定されてい
る0/1系(予備/現用)コード、組コードを収集する
(ステップ301)。ついで、光予備・現用認識部2
2′から各回線のK2バイト(b1〜b4)を読み取り、K
2バイト(b1〜b4)と初期設定されている0/1系コー
ド(0001/0010)を比較して現用・予備の把握を行う(ステ
ップ302)。各回線の現用/予備の把握ができれば、
現用回線の救済順位を予備回線の救済順位より高くする
(ステップ303)。尚、最初は各現用回線の救済順位
を同一レベルとし、又、各予備回線の救済順位を同一レ
ベルとし、無線区間外の障害発生や回線品質(回線状
態)に応じて救済順位を変更する。
【0057】ついで、エラーカウント収集タイマをスタ
ートする(ステップ304)。しかる後、光予備・現用
認識部22′によりFERF/B2ALM/MS−AI
Sが検出されたか、換言すれば、無線区間外で障害が発
生したかチェックする(ステップ305)。無線区間外
で障害が発生した場合には、光予備・現用認識部22′
より上り回線のK2バイト(b6〜b8)及び下り回線のK2
バイト(b1〜b8)を読み取る。そして、障害発生回線が現
用回線の場合には、救済順位を現用の中で最下位にし、
又、障害発生回線が予備回線の場合には、救済順位を予
備の中で最下位にする(ステップ306)。
【0058】ついで、光回線切替検出部23により予備
/現用切替要求が検出されたかチェックし(ステップ3
07)、予備/現用切替要求が検出された場合には、光
回線切替検出部23より組コード及び下り回線のK1バ
イト(b1〜b4)を読み取る。そして、回線が現用→予備に
なった場合には救済順位を予備の順位に変更し、予備→
現用になった場合には救済順位を現用の順位に変更する
(ステップ308)。ついで、エラーカウント収集タイ
マがタイムアウトになったかチェックし(ステップ30
9)、タイムアウトになっていなければステップ305
以降の処理を繰り返す。しかし、タイムアウトになれ
ば、光回線エラーカウント部21より各回線のエラーカ
ウント値を収集し(ステップ310)、エラーカウント
値の大小に基づいて各光現用回線の回線状態を把握し、
回線状態の悪い光現用回線と組になっている光予備回線
に応じた無線回線の救済順位を、回線状態の良い光現用
回線と組になっている光予備回線に応じた無線回線より
上位にする(ステップ311)。以後、ステップ304
に戻り以降の処理を繰り返す。以上、本発明を実施例に
より説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明
の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれら
を排除するものではない。
【0059】
【発明の効果】以上本発明によれば、障害が発生してい
る光回線に対応する無線回線の救済順位を下げるように
したから、障害が発生していない光回線に対応する無線
回線を優先的に救済することができる。すなわち、光伝
送路における障害発生状態を考慮して無線回線の救済を
行うことができる。本発明によれば、光予備回線に対応
する無線回線より光現用回線に対応する無線回線を優先
的に救済するようにしたから、光伝送路の冗長構成を考
慮した無線回線の救済を行うことができる。本発明によ
れば、回線状態の悪い光現用回線と組なっている光予備
回線に応じた無線回線を、回線状態の良い光現用回線と
組になっている光予備回線に応じた無線回線より優先的
に救済するようにしたから、光伝送路における回線状態
を考慮して無線回線の救済を行うことができる。
【0060】本発明によれば、光予備回線に対応する無
線回線より光現用回線に対応する無線回線を優先的に救
済し、しかも、障害が発生している光回線に対応する無
線回線の救済順位を下げるようにしたから、光伝送路の
冗長構成及び光伝送路における障害発生状態の両方を考
慮して無線回線の救済を行うことができる。本発明によ
れば、光予備回線に対応する無線回線より光現用回線に
対応する無線回線を優先的に救済し、しかも、回線状態
の悪い光現用回線と組になっている光予備回線に応じた
無線回線を、回線状態の良い光現用回線と組になってい
る光予備回線に応じた無線回線より優先的に救済するよ
うにしたから、光伝送路の冗長構成、光伝送路の回線状
態の両方を考慮して無線回線の救済を行うことができ
る。
【0061】本発明によれば、光予備回線に対応する
無線回線より光現用回線に対応する無線回線を優先的に
救済し、しかも、障害が発生している光回線に対応す
る無線回線の救済順位を下げるように、更に、回線状
態の悪い光現用回線と組になっている光予備回線に応じ
た無線回線を、回線状態の良い光現用回線と組になって
いる光予備回線に応じた無線回線より優先的に救済する
ようにしたから、光伝送路の冗長構成、光伝送路の回線
状態、障害発生状態を考慮して無線回線の救済を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る無線回線救済方法の
説明図である。
【図3】救済優先順位設定処理フローである。
【図4】回線切替処理フローである。
【図5】本発明の第2実施例に係る無線回線救済方法の
説明図である。
【図6】救済優先順位設定処理フローである。
【図7】回線切替処理フローである。
【図8】本発明の第3実施例に係る無線回線救済方法の
説明図である。
【図9】受端側の無線装置の構成図である。
【図10】インタフェース説明図である。
【図11】光回線エラーカウント部のブロック図であ
る。
【図12】光回線切替検出部のブロック図である。
【図13】光予備・現用認識部のブロック図である。
【図14】救済順位管理部の構成図である。
【図15】救済順位管理処理のフローである。
【図16】SDHのフレーム構成図である。
【図17】多重セクション、中継セクションの説明図で
ある。
【図18】多重セクションオーバヘッド、中継セクショ
ンオーバヘッドの説明図である。
【図19】K1/K2バイトの定義説明図表である。
【図20】BIP説明図である。
【図21】光伝送路間に無線伝送路を組み込んだSDH
ネットワークの第1の構成図である。
【図22】光伝送路間に無線伝送路を組み込んだSDH
ネットワークの第2の構成図である。
【図23】光伝送路間に無線伝送路を組み込んだSDH
ネットワークの第3の構成図である。
【図24】無線回線障害時における現用/予備切替制御
部の構成図である。
【符号の説明】
11a,11b・・光伝送装置 12a,12b・・無線装置 13,15・・光伝送路 131W,132W;151W,152W・・光現用回線 131P,132P;151P,152P・・光予備回線 14・・無線伝送路 141W〜144W・・無線現用回線 14P・・無線予備回線 21・・監視手段(光回線状態監視部) 22・・第1の検出手段(光回線障害検出部) 24・・第2の検出手段(無線回線障害検出部) 25・・救済順位管理部 26・・回線切替制御部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光回線を備えた光伝送路間に無線
    伝送路が組み込まれたSDHネットワークにおける無線
    回線の救済方法において、 無線回線として、所定の光回線に対応してそれぞれ無線
    現用回線を設けると共に、1つの無線予備回線を設け、 各光回線における障害発生及び無線現用回線における障
    害発生を監視し、 光回線における障害発生を検出した時、該光回線に対応
    する無線現用回線の救済順位を障害が発生していない光
    回線に対応する無線現用回線の救済順位より下位にし、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送し、 障害が発生した無線現用回線を救済することを特徴とす
    るSDHネットワークにおける無線回線の救済方法。
  2. 【請求項2】 光回線は光現用回線と光予備回線の複数
    の組を備え、無線回線は各光現用回線に対応してそれぞ
    れ無線現用回線を有すると共に、1つの無線予備回線を
    有することを特徴とする請求項1記載のSDHネットワ
    ークにおける無線回線の救済方法。
  3. 【請求項3】 光回線は光現用回線と光予備回線の複数
    の組を備え、無線回線は各光現用回線及び各光予備回線
    に対応してそれぞれ無線現用回線を有すると共に、1つ
    の無線予備回線を有することを特徴とする請求項1記載
    のSDHネットワークにおける無線回線の救済方法。
  4. 【請求項4】 光回線はN組の光現用回線と光予備回線
    の組を備え、無線回線は、n(<N)個の光現用回線及
    びn個の光予備回線に対応してそれぞれ無線現用回線を
    有すると共に、1つの無線予備回線を有し、(N−n)
    個の光現用回線及び(N−n)個の光予備回線のデータ
    は無線伝送路と並行して光伝送することを特徴とする請
    求項1記載のSDHネットワークにおける無線回線の救
    済方法。
  5. 【請求項5】 N組の光現用回線と光予備回線の組を備
    えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネッ
    トワークにおける無線回線の救済方法において、 無線回線として、n(≦N)個の光現用回線及びn個の
    光予備回線に対応してそれぞれ無線現用回線を設けると
    共に、1つの無線予備回線を設け、 光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を光予備
    回線に対応する無線現用回線の救済順位より上位にし、 各無線現用回線における障害発生を監視し、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送し、 障害が発生した無線現用回線を救済することを特徴とす
    るSDHネットワークにおける無線回線の救済方法。
  6. 【請求項6】 n<Nの場合には、(N−n)個の光現
    用回線及び(N−n)個の光予備回線のデータは無線伝
    送路と並行して光伝送することを特徴とする請求項5記
    載のSDHネットワークにおける無線回線の救済方法。
  7. 【請求項7】 光現用回線と光予備回線の複数の組を備
    えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネッ
    トワークにおける無線回線の救済方法において、 無線回線として、各光現用回線及び各光予備回線に対応
    してそれぞれ無線現用回線を設けると共に、1つの無線
    予備回線を設け、 各光現用回線における回線状態を監視すると共に無線現
    用回線における障害発生を監視し、 回線状態が悪い光現用回線と組になっている光予備回線
    に対応する無線現用回線の救済順位を、回線状態が良い
    光現用回線と組になっている光予備回線に対応する無線
    現用回線の救済順位より上位にし、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送し、 障害が発生した無線現用回線を救済することを特徴とす
    るSDHネットワークにおける無線回線の救済方法。
  8. 【請求項8】 N組の光現用回線と光予備回線の組を備
    えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネッ
    トワークにおける無線回線の救済方法において、 無線回線として、n(≦N)個の光現用回線及びn個の
    光予備回線に対応してそれぞれ無線現用回線を設けると
    共に、1つの無線予備回線を設け、 各光回線における障害発生及び無線現用回線における障
    害発生を監視し、 光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を光予備
    回線に対応する無線現用回線の救済順位より上位にし、 光現用回線における障害発生を検出した時、該光現用回
    線に対応する無線現用回線の救済順位を障害が発生して
    いない光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位よ
    り下位にし、更に、光予備回線における障害発生を検出
    した時、該光予備回線に対応する無線現用回線の救済順
    位を障害が発生していない光予備回線に対応する無線現
    用回線の救済順位より下位にし、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送し、 障害が発生した無線現用回線を救済することを特徴とす
    るSDHネットワークにおける無線回線の救済方法。
  9. 【請求項9】 光現用回線と光予備回線の複数の組を備
    えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネッ
    トワークにおける無線回線の救済方法において、 無線回線として、各光現用回線及び各光予備回線に対応
    してそれぞれ無線現用回線を設けると共に、1つの無線
    予備回線を設け、 各光現用回線における回線状態を監視すると共に無線現
    用回線における障害発生を監視し、 光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を光予備
    回線に対応する無線現用回線の救済順位より上位にし、
    かつ、回線状態が悪い光現用回線と組になっている光予
    備回線に対応する無線現用回線の救済順位を、回線状態
    が良い光現用回線と組になっている光予備回線に対応す
    る無線現用回線の救済順位より上位にし、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送し、 障害が発生した無線現用回線を救済することを特徴とす
    るSDHネットワークにおける無線回線の救済方法。
  10. 【請求項10】 光現用回線と光予備回線の複数の組を
    備えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネ
    ットワークにおける無線回線の救済方法において、 無線回線として、各光現用回線及び各光予備回線に対応
    してそれぞれ無線現用回線を設けると共に、1つの無線
    予備回線を設け、 各光回線における回線状態及び障害発生を監視すると共
    に無線現用回線における障害発生を監視し、 以下の,,に従って、無線回線の救済順位を決定
    し、 光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を光予
    備回線に対応する無線現用回線の救済順位より上位に
    し、 光現用回線における障害発生を検出した時、該光現用
    回線に対応する無線現用回線の救済順位を障害が発生し
    ていない光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位
    より下位にし、更に、光予備回線における障害発生を検
    出した時、該光予備回線に対応する無線現用回線の救済
    順位を障害が発生していない光予備回線に対応する無線
    現用回線の救済順位より下位にし、 回線状態が悪い光現用回線と組になっている光予備回
    線に対応する無線現用回線の救済順位を、回線状態が良
    い光現用回線と組になっている光予備回線に対応する無
    線現用回線の救済順位より上位にし、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送し、 障害が発生した無線現用回線を救済することを特徴とす
    るSDHネットワークにおける無線回線の救済方法。
  11. 【請求項11】 複数の光回線を備えた光伝送路間に無
    線伝送路が組み込まれたSDHネットワークにおける無
    線装置において、 無線伝送路は、無線回線として所定の光回線に対応して
    それぞれ無線現用回線を備えると共に、1つの無線予備
    回線を備え、 無線装置は、 各光回線における障害発生を検出する第1の検出手段
    と、 各無線現用回線における障害発生を検出する第2の検出
    手段と、 光回線における障害発生を検出した時、該光回線に対応
    する無線現用回線の救済順位を障害が発生していない光
    回線に対応する無線現用回線の救済順位より下位にする
    救済順位管理手段と、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送する回線切替制御手段を備えたことを特徴と
    するSDHネットワークにおける無線装置。
  12. 【請求項12】 N組の光現用回線と光予備回線の組を
    備えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネ
    ットワークにおける無線装置において、 無線伝送路は、無線回線としてn(≦N)個の光現用回
    線及びn個の光予備回線に対応してそれぞれ無線現用回
    線を備えると共に、1つの無線予備回線を備え、 無線装置は、 光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を光予備
    回線に対応する無線現用回線の救済順位より上位にする
    救済順位管理手段と、 各無線現用回線における障害発生を検出する検出手段
    と、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送する回線切替制御手段を備えたことを特徴と
    するSDHネットワークにおける無線装置。
  13. 【請求項13】 光現用回線と光予備回線の複数の組を
    備えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネ
    ットワークにおける無線装置において、 無線伝送路は、無線回線として各光現用回線及び各光予
    備回線に対応してそれぞれ無線現用回線を備えると共
    に、1つの無線予備回線を備え、 無線装置は、 各光現用回線における回線状態を検出する第1の検出手
    段と、 各無線現用回線における障害発生を検出する第2の検出
    手段と、 回線状態が悪い光現用回線と組になっている光予備回線
    に対応する無線現用回線の救済順位を、回線状態が良い
    光現用回線と組になっている光予備回線に対応する無線
    現用回線の救済順位より上位にする救済順位管理手段
    と、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送する回線切替制御手段を備えたことを特徴と
    するSDHネットワークにおける無線装置。
  14. 【請求項14】 N組の光現用回線と光予備回線の組を
    備えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネ
    ットワークにおける無線装置において、 無線伝送路は、無線回線としてn(≦N)個の光現用回
    線及びn個の光予備回線に対応してそれぞれ無線現用回
    線を備えると共に、1つの無線予備回線を備え、 無線装置は、 各光回線における障害発生を検出する第1の検出部と、 各無線現用回線における障害発生を検出する第2の検出
    部と、 光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を光予備
    回線に対応する無線現用回線の救済順位より上位にし、
    かつ、光現用回線における障害発生を検出した時、該光
    現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を障害が発
    生していない光現用回線に対応する無線現用回線の救済
    順位より下位にし、更に、光予備回線における障害発生
    を検出した時、該光予備回線に対応する無線現用回線の
    救済順位を障害が発生していない光予備回線に対応する
    無線現用回線の救済順位より下位にする救済順位管理手
    段と、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送する回線切替制御手段を備えたことを特徴と
    するSDHネットワークにおける無線装置。
  15. 【請求項15】 光現用回線と光予備回線の複数の組を
    備えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネ
    ットワークにおける無線装置において、 無線伝送路は、無線回線として各光現用回線及び各光予
    備回線に対応してそれぞれ無線現用回線を備えると共
    に、1つの無線予備回線を備え、 無線装置は、 各光現用回線における回線状態を監視する監視手段と、 各無線現用回線における障害発生を検出する検出手段
    と、 光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を光予備
    回線に対応する無線現用回線の救済順位より上位にし、
    かつ、回線状態が悪い光現用回線と組になっている光予
    備回線に対応する無線現用回線の救済順位を、回線状態
    が良い光現用回線と組になっている光予備回線に対応す
    る無線現用回線の救済順位より上位にする救済順位管理
    手段と、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送する回線切替制御手段を備えたことを特徴と
    するSDHネットワークにおける無線装置。
  16. 【請求項16】 光現用回線と光予備回線の複数の組を
    備えた光伝送路間に無線伝送路が組み込まれたSDHネ
    ットワークにおける無線装置において、 無線伝送路は、無線回線として各光現用回線及び各光予
    備回線に対応してそれぞれ無線現用回線を備えると共
    に、1つの無線予備回線を備え、 無線装置は、 各光回線における回線状態を検出する監視手段と、 各光回線における障害発生を検出する第1の検出手段
    と、 各無線現用回線における障害発生を検出する第2の検出
    手段と、 光現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を光予
    備回線に対応する無線現用回線の救済順位より上位に
    し、光現用回線における障害発生を検出した時、該光
    現用回線に対応する無線現用回線の救済順位を障害が発
    生していない光現用回線に対応する無線現用回線の救済
    順位より下位にし、更に、光予備回線における障害発生
    を検出した時、該光予備回線に対応する無線現用回線の
    救済順位を障害が発生していない光予備回線に対応する
    無線現用回線の救済順位より下位にし、回線状態が悪
    い光現用回線と組になっている光予備回線に対応する無
    線現用回線の救済順位を、回線状態が良い光現用回線と
    組になっている光予備回線に対応する無線現用回線の救
    済順位より上位にする救済順位管理手段と、 2以上の無線現用回線に障害が発生した時、救済順位が
    上位の無線現用回線に送出するデータを無線予備回線を
    介して伝送する回線切替制御手段を備えたことを特徴と
    するSDHネットワークにおける無線装置。
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