JP3569127B2 - Sdh無線伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はSDH(Synchronous Digital Hierarchy)通信網におけるマイクロ波を使用したディジタル多重無線装置(SDH無線伝送装置)に係わり、特に複数の現用回線と少なくとも1つの予備回線とを備え、STM(Synchronous Transfer Mode)信号をベースバンド信号として無線信号を送受信するSDH無線装置に関する。
SDH無線伝送装置は、その伝送容量の大きさ等からハードウェアが大規模になる傾向にあり、その小型化や低価格化の要求が高まっている。
又、近年は光伝送装置・交換機等と無線伝送装置の統合監視が求められており、SDH通信網では、監視制御システムがITU−T等の勧告により標準化されつつあり、SDH通信網のメディアに依存しない統合監視への要求が年々増大している。
又、SDH網管理において、複数のベンダによって供給される通信機器を一括して管理することが要求されている。しかし、SDH網にはSOH(Section Overhead)と呼ばれる付加信号があり、その使用方法についてITU−T等で決められつつあるが、実際には使用可否や使用方法に製造メーカ間で微妙に違いがあり、それらを設定等で可変にすることによりマルチベンダ化に対応しようとする方法も採られ、機器の設定や使用方法が複雑化し、またコストを上昇させる要因ともなっている。本発明は、これらの要求を解決するSDH無線装置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、光伝送中心にネットワークのSDH化が進められている。かかるSDH通信網内に無線伝送路が組み込まれる場合がある。例えば、海越え、あるいは険しい山地を越えてSDH通信網を構築する場合、海底あるいは山地に光ケーブルを敷設しなければならない。しかし、かかる敷設作業は大変な作業と工事費を要する。このため、海あるいは険しい山地など、敷設困難な地域にSDH通信網を構築する際には、該地域の入り口まで光伝送路を敷設すると共に、該地域の出口から光伝送路を敷設し、その間に無線伝送路を組み込む。
【0003】
例えば、図19は光伝送路に無線伝送路を組み込むSDHネットワークの構成例であり、光伝送路の冗長回線を終端して伝送するものである。図中、1a,1bは光伝送装置、2a,2bは無線装置である。31W〜32Pは光伝送装置1aと無線装置2a間に敷設されている光伝送路で、31W,32Wは光伝送路の現用回線(運用回線)、31P,32Pは予備回線である。各予備回線31P,32Pは、それぞれ現用回線31W,32Wに障害が生じた時に現用回線となるもので、現用回線と予備回線には同一のデータが伝送される。
1W,42Wは光現用回線31W,32Wに対応して設けられた無線現用回線、4は1つの無線予備回線である。無線装置2aは、光予備回線を終端し、光現用回線31W,32Wからのデータを無線現用回線41W,42Wを介して対地の無線装置2bに送信する。又、無線装置2aは、無線現用回線41W,42Wの一方に障害が発生した時、対応する光現用回線から取り込んだデータを無線予備回線4を介して無線装置2bに送信し、障害が生じた無線現用回線を救済する。
【0004】
1W〜52Pは無線装置2bと光伝送装置1b間に敷設されている光伝送路で、51W,52Wは光伝送路の現用回線、51P,52Pは予備回線である。各予備回線51P,52Pは、それぞれ現用回線51W,52Wに障害が生じた時に現用回線となる。無線装置2bは、第1の無線現用回線41Wあるいは無線予備回線4(障害時)より取り込んだデータを光現用回線51W及び光予備回線51Pに送出し、又、第2の無線現用回線42Wあるいは無線予備回線4(障害時)より取り込んだデータを光現用回線52W及び光予備回線52Pに送出する。これにより、光現用回線と光予備回線に同一のデータを伝送する。
図19では光現用回線と光予備回線の組が2組だけ設けられているが通常N組(≧2)設けられている。すなわち、光回線は、光現用回線と光予備回線をN組備え、無線回線は、N個の光現用回線に対応してそれぞれ無線現用回線を有すると共に、1つの無線予備回線を有する。
【0005】
図20はSDHのフレーム構造の説明図であり、155.52Mbpsの場合である。1フレーム9×270バイトで構成され、最初の9×9バイトはセクションオーバヘッド
(Section Overhead)SOH、残りはパスオーバヘッド(Path Overhead)POH及びペイロード(payload)PLである。
セクションオーバヘッドSOHは、フレームの先頭を表わす情報(フレーム同期信号)、伝送路固有の情報(伝送時のエラーチェック情報、ネットワーク保守情報等)、パスオーバヘッドPOHの位置を示すポインタ等を伝送する部分である。又、パスオーバヘッドPOHは網内でのエンド・ツー・エンドの監視情報を伝送する部分、ペイロードPLは150Mbpsの情報を送る部分である。
【0006】
セクションオーバヘッドSOHは、3×9バイトの中継セクションオーバヘッド、 1×9バイトのポインタ、5×9バイトの多重セクションオーバヘッドで構成されている。多重セクションは図21に示すように端局中継装置11,12の間の区間を指し、中継セクションは端局中継装置11,12間に多数の伝送路13a〜13cと中継器14a,14cが設けられている場合、1つの伝送路の両端の区間を指し、多重セクションは複数の中継セクションで構成されている。
中継セクションオーバヘッドは、図22に示すように、A1〜A2,C1,B1,E1,F1,D1〜D3バイトを有している。又、多重セクションオーバヘッドは、B2,K1〜K2,D4〜D12,S1,Z1〜Z2バイトを有し,各バイトの意味は図23に示している。中継セクションオーバヘッド、多重セクションオーバヘッドには未定義のバイトが多数あり、通信業者によりその使用がゆだねられている。
【0007】
オーバヘッドバイトのうち、K1 バイトは主に切り替え要求のために用いられ、切り替え要求の要因、切り替え要求のレベルおよび切り替えラインを指定する。K2 バイトは主にK1 バイトに対する応答に用いられ、1:1システム/1:Nシステムの別(1つの予備回線に対する運用回線数)、切り替えモードの別、障害内容等を示すものである。切り替えモードは、片方向の信号だけが切り替わる単一方向モード(Uni−directional mode)と、両方向の信号が同時に切り替わる双方向モード(Bi−directional mode)の2種類がある。
【0008】
図24はK1, K2バイトを用いた切り替えシーケンスの説明図である。Uni−directional modeの場合、図24(a)に示すように、B局はSF(signal Failure)を検出するとK1バイト(Switch request)をA局に送る。A局は受信したK1バイト(Switch request)により指定されたラインに対してブリッジ(Bridge)制御を行う。Bridge制御とは現用回線と予備回線の両方に同一の信号を伝送する制御の事である。A局はBridge制御をおこなた後、受信したK1バイトに対応したK2バイト(Switch response)を対向局(B局)に送信する。このK2バイトを受信したB局では、Switch制御を行う。Switch制御とは指定された受信方向のライン信号を予備回線に切り替える制御のことである。
【0009】
Bi−directional modeの場合、図24(b)に示すように、B局はSFを検出するとK1バイト(Switch request)をA局に送る。A局は受信したK1バイト
(Switch request)により指定されたラインに対してBridge制御を行い、
Uni−directional modeと同様にK2バイト(Switch response)を返送すると同時に、Reverse request(RR)を指定したK1バイトを送出する。B局はRRを受信した時には、自局が送出したK1バイトで指定したラインに対し、Switch制御および
Bridge制御を行い、対向局(A局)にK2バイト(Switch response)を送出する。このK2バイト(Switch response)を受信したA局はSwitch制御を行う。
図25は従来の無線伝送装置の構成図である。21はベースバンド処理部(BB)で、SDH伝送路との間のインタフェース処理、オーバヘッドの挿入/抽出処理等のベースバンド処理を行う、22は送受信部で、現用系及び予備系の送信部TX,TX並びに現用系及び予備系の受信部RX,RXを備えている。23は現用系及び予備系を切り替えるスイッチ部であり、送信部切替スイッチSW、受信部切替スイッチSWを有している。
【0010】
図26は図25の無線伝送装置の送信系あるいは受信系をファンクションブロックで表現したもので、24は有線側機能部、25は無線側機能部である。有線側機能部24において、SPIはSDH物理インタフェース部、RSTは中継セクション終端部、MSTは多重セクション終端部、MSAは多重セクションアダプテーション部である。又、無線側機能部25において、MSAは多重セクションアダプテーション部、MSTは多重セクション終端部、RSTは中継セクション終端部、RSPIは現用及び予備の無線SDH物理インタフェース部、RPSは無線回線の障害によりスイッチ23を制御して現用、予備の切り替えを行う無線切替論理部である。
かかる従来の無線伝送装置によれば、無線回線に障害が発生したとき無線側に設けたスイッチ23により無線側のみを同期を取って無瞬断で切り替えることができる。又、無線回線の障害により有線側を切り替えないため、有線側監視情報を上位装置に通知する際に使用する回線識別子が変更せず、管理が容易となる利点がある。しかし、従来の無線伝送装置では、ベースバンド処理部BB、現用送信部TX,予備送信部TX、現用受信部RX、予備受信部RXがそれぞれユニット化され、別々の基板上に形成されているため、大型化し、また、高価格になる問題がある。
【0011】
このため、ハードウェアのコストダウンや省スペース化のためにベースバンド処理部や変復調部及び送受信部を可能な限り一体化(ユニット化)した無線伝送装置が提案されている。図27はかかる無線伝送装置の構成図であり、K〜Kn,Kpはベースバンド処理部や変復調部、送受信部を一体化したユニットで、ユニットK〜Knは現用回線1〜現用回線nに応じて設けられた現用ユニット、ユニットKpは予備回線に対応して設けられた予備ユニットである。BRは受信フィルタ及びアンテナ共用器、ANTはアンテナ、SW〜SWnは各現用ユニットK〜Knの伝送路側に設けられた送端及び受端切替スイッチで、現用/予備のユニット切り替えを行うもの、SVは監視制御部で、各ユニットの状態監視機能、障害発生による現用/予備の切替制御(回線制御)、タイミングクロック供給機能、オーダワイヤ通信機能などを備えている。図28は図27の無線伝送装置の機能ブロック図であり、図27の各部と対応する部分には同一符号を付している。24は有線側機能部、25は無線側機能部である。RPSは所定の論理に従ってスイッチSW〜SWnを制御してユニットの現用/予備の切り替えを行う無線切替論理部、SPIはSDH物理インタフェース部、RSTは中継セクション終端部、MSTは多重セクション終端部、MSAは多重セクションアダプテーション部、RSPIは無線SDH物理インタフェース部である。
【0012】
図27の無線伝送装置によれば、図25の無線伝送装置に比べ、ハードウェアのコストダウンや省スペース化が可能になる利点がある。しかし、切替スイッチが無線側から離れた位置に設けられるため、切替時に現用信号と予備信号の同期を取って無瞬断切替を行なうことが難しいという問題がある(同期はRSPI部で取る)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上にように、従来の第1の無線伝送装置(図25)では、ベースバンド信号を受信して、それを変調し、無線周波数に変換するまでの送信側信号処理部と、その逆の、無線周波数の信号を受信して、復調し、ベースバンド信号として送信するまでの受信側信号処理部をブロック毎に個別のユニットで構成している。しかし、近年の大容量無線装置(STM1 レベルの156Mの無線伝送装置など)では小型化やコストダウンのために、従来の第2の無線伝送装置(図27)のように送信信号処理部と受信側処理部との両方の全部あるいは一部を一つのユニットに実装するようにしている。このため、図25に示す構成では無線回線エラー発生時に無瞬断切替を行なうことができたが、図27に示す各処理部を一体化する構成ではユニット外部で切り替えを行う必要があり無瞬断切替を行なうことが難しい問題があった。
【0014】
また、従来の第2の無線伝送装置のように、送信処理部と受信処理部がひとつのユニットに含まれる場合、現用ユニットを交換をする際、送受信両方の信号を予備のユニットKpへ切り替える必要がある。しかし、一般に切替による回線断時間を減らすため、無線切替は送信側、受信側を別々に切り換える構成を採っている。このため、ユニット交換時に手動で片方づつ切り替える必要がありユニット交換操作が面倒となる問題があった。
【0015】
更に、従来の第2の無線伝送装置では無線回線の障害であっても有線側のファンクションブロックをも同時に切り換えるため、本来関係の無い有線側監視情報の識別子まで変更してしまい、上位監視装置は有線側の監視も無線切替を意識して行なわなければならない問題がある。ネットワークの監視を行なう場合、伝送路はその伝送媒体を意識せず、 end to endの1本の土管と見なすことができる(図29の伝送路1、伝送路2参照)。したがって、無線装置内で現用/予備のユニット切り換えを行なってもネットワークとしてみれば同じ伝送路(伝送路1、伝送路2)でデータが流れていることになる。しかし、図27の無線伝送装置では予備回線と現用回線を異なる伝送路と見なし、現用ユニットと予備ユニットの監視情報を別の伝送路の監視情報とみなす。このため、図30に示すように現用ユニットKを予備ユニットKpに切り換えた場合、図31に示す監視制御部SVはユニット切替前は現用ユニットKの状態情報を伝送路1の情報として上位装置OPSに送出するが、予備ユニットKpへ切替後は予備ユニットKpの状態情報を伝送路0の情報として上位装置OPSに送出する。すなわち、現用/予備ユニットの切替前後で識別子を変えて状態情報を上位装置へ通知する。これは、現用ユニットから検出される情報と予備ユニットから検出される情報を、それぞれ別のものとして管理(出力)しなければならないことを意味する。この結果、無線メディア特有の切替状態の認識を、複数の伝送メディアのネットワーク管理者も、行なわなければならないという問題が生じる。
【0016】
以上から本発明の目的は、ハードウェアのコストダウンや省スペース化が図れ、しかも、現用信号と予備信号の同期を取って無瞬断切替ができるSDH無線伝送装置を提供することである。
本発明の別の目的は、ユニット交換時に自動的に予備ユニットに切り替えることができるSDH無線伝送装置を提供することである。
本発明の別の目的は、現用、予備を切り替えた場合、予備ユニットと切替前の現用ユニットは同一伝送路(同一伝送回線)のユニットであるとみなし、各ユニットの状態情報に付す識別子を同一にできるSDH無線伝送装置を提供することである。
本発明の別の目的は、現用/予備の切り替え時間の短縮及び切替戻し時間の短縮が可能なSDH無線伝送装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
SDHインタフェースを終端する機能を有するベースバンド処理部と変復調機能及び送受信機能を備えた無線送受信部を一体化したユニットを各現用回線と最低1個の予備回線に設け、また、所定の現用ユニットを予備ユニットに切り替えるスイッチを現用ユニットの有線側に設け、更に、各現用ユニット及び予備ユニットより障害情報を収集し、所定の論理に従ってユニット切替スイッチを駆動して現用ユニット/予備ユニットの切り替えを行う切替論理部を設けてSDH無線伝送装置を構成する。又、現用回線に対応して設けられる現用ユニットに、現用無線回線に発生した障害を検出する無線回線障害検出部、現用無線回線と予備無線回線の同期を検出する同期検出回路、予備無線回線からの信号と現用無線回線からの信号のいずれか一方の信号を選択する受信スイッチ、ユニットの切替が必要となる障害を検出するユニット障害検出部を設ける。切替論理部は、(1) 無線回線に障害が発生し、現用無線回線と予備無線回線の同期がとれたとき、受信スイッチを制御し、予備無線回線からの信号を選択してベースバンド処理部に無瞬断で入力し、(2) ユニット切替を必要とする障害が発生したときユニット切替スイッチを制御して現用ユニットと予備ユニットの切り替えを行う。
【0018】
以上のようにすれば、ベースバンド処理部や変復調部、送受信部を一体化してハードウェアのコストダウンや省スペース化を図ることができる。又、現用信号と予備信号の同期を取って無瞬断切替ができる。
又、現用ユニットに、現用の無線回線のみより信号を送信し、あるいは、現用及び予備の無線回線を介して同時に信号を送信する送信用スイッチを設け、切替論理部は無線回線に障害が発生したとき、対向局の切替論理部に現用及び予備の無線回線に同時に信号を送信するよう要求し、対向局の切替論理部は該要求により対向局の現用ユニットに設けた送信用スイッチを切り替えて現用及び予備の無線回線に同時に信号を送信する。以上のようにすれば、無線回線障害時に対向局より予備及び現用回線から信号を受信できるため、これらの同期を取って無瞬断切り替えが可能になる。
【0019】
又、現用ユニットに、無線伝送装置への実装/非実装を検出するユニット実装検出部を設け、切替論理部はユニットの非実装によりユニット切替スイッチを制御して現用ユニットと予備ユニットの切り替えを行う。このようにすれば、ユニット交換時に自動的に予備ユニットに切り替えることができ、ユニット交換操作を簡単に行うことができる。
又、現用ユニットにおける前記受信用スイッチの信号下流方向のポイントに回線障害検出部を設け、無線回線の障害による無瞬断切替後にこの回線障害検出部で回線障害が検出された時、切替論理部は現用ユニッに障害があるものとみなしてユニット切替スイッチを制御して現用ユニットと予備ユニットの切り替えを行う。このようにすれば、予備回線に切り替えて切替スイッチ以降のポイントで回線障害が検出された場合でも、ユニット切り替えを行って通信を継続することができる。
【0020】
又、SDH無線伝送装置に、無線伝送装置の各ユニットの状態を収集し、該収集情報にユニットの属する伝送路の識別子を付して上位装置に報告する監視制御部を設ける。監視制御部は、識別子とユニットの対応を保持するテーブルを備え、現用ユニットを予備ユニットへ切り替えたとき、それまでの識別子に予備ユニットが対応するように前記テーブル内容を変更する。このようにすれば、現用/予備のユニット切替が発生しても、予備ユニットと切替前の現用ユニットは同一伝送路のユニットであるとみなし、各ユニットの状態情報に付す識別子を同一にでき、状態管理を容易にできる。
【0021】
又、SDH無線伝送装置に、上位装置からのコマンドを受信し、該コマンドによる設定情報を所定のユニットに書き込む監視制御部を設ける。監視制御部は、上位装置からのコマンドを受信すると、現用ユニットから予備ユニットへのユニット切替の有無及びその現用ユニット番号を調べ、ユニット切替中でなければ現用ユニットのみに設定情報を書き込み、ユニット切替中であれば予備ユニットと切替前の現用ユニットの両方へ設定情報を書込む。このようにすれば、現用ユニットが復旧して予備ユニットから現用ユニットに切り戻す際に、設定情報を予備ユニットから現用ユニットに複写する必要がないため、短時間で現用ユニットに切り戻すことができる。
【0022】
又、監視制御部は、現用から予備へのユニット切替時に現用ユニットと予備ユニットの設定情報を比較し、不一致であれば、設定情報を現用ユニットから予備ユニットに複写し、一致すれば複写しない。このようにすれば、現用ユニットに障害が発生して現用ユニットから予備ユニットに切り替える際、設定情報が一致すれば複写する必要がないため切り替え時間を短縮できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(A)同期無瞬断切替の第1実施例
(a)全体の構成
図1は本発明の同期無瞬断切替を実現するSDH無線伝送装置の構成図である。図中、MSTU〜MSTUはベースバンド処理部や変復調部及び無線送受信部を一体化したユニットであり、ユニットMSTU〜MSTUnは伝送回線1〜伝送回線nに応じて設けられた現用ユニット、ユニットMSTUは予備用に設けられた予備ユニットである。BRNETは受信フィルタ及びアンテナ共用器、ANTはアンテナ、BSW〜BSWは各現用ユニットMSTU〜MSTUnの外側伝送路側に設けられたユニット切替スイッチであり、現用/予備のユニット切り替えを行うもの、USW〜USWは各現用ユニットMSTU〜MSTUnの内部無線側に設けられた無瞬断切替用スイッチで、無線回線の現用/予備の切り替えを無瞬断で行うものである。SUBRは予備ユニットMSTU内に設けられた合成分岐部であり、ユニット切替スイッチBSW〜BSWを介して入力する信号と無瞬断切替用スイッチUSW〜USWを介して入力する送信信号を選択してアンテナ側に送出すると共に、アンテナ側よりの受信信号をユニット切替スイッチBSW〜BSW側及び無瞬断切替用スイッチUSW〜USW側に分配する。
【0024】
RPSは無線切替論理部であり、各ユニット切替スイッチBSW〜BSW及び各ユニットMSTU〜MSTUと接続され、▲1▼無線回線障害時に所定の論理に従ってスイッチUSW〜USWを制御して無瞬断切替制御を行うと共に、▲2▼ユニット障害時あるいあユニット非実装時等において所定の論理に従って、スイッチBSW〜BSWを制御してユニットの現用/予備の切り替えを行う。たとえば、切替論理部RPSは、(1) 伝送回線1の無線回線に障害が発生し、現用無線回線と予備無線回線の同期がとれたとき、無瞬断切替用スイッチUSWの受信スイッチ(図示せず)を制御し、予備無線回線からの信号を選択してベースバンド処理部に無瞬断で入力し(図中の▲1▼参照)、(2) 現用ユニットMSTUの切替を必要とする障害が発生したときユニット切替スイッチBSWを制御して現用ユニットMSTUと予備ユニットMSTUの切り替えを行う(図中▲2▼参照)。SCSUは設定/監視制御部であり、各ユニットMSTU〜MSTUと通信可能に接続され、上位装置から設定情報を受信し、該設定情報を所定のユニットに書き込んだり、ユニットの現用/予備切替時に現用ユニットの設定情報を予備ユニットに複写する機能を有している。
【0025】
図2は図1の無線伝送装置の機能ブロック図であり、図1の各部と対応する部分には同一符号を付している。31は有線側機能部、32は無線側機能部である。有線側のRPSは所定の論理に従ってスイッチBSW〜BSWを制御してユニットの現用/予備の切り替えを行う無線切替論理部、無線側のRPSは所定の論理に従ってスイッチUSW〜USWを制御して無線回線の現用/予備の切り替えを行う無線切替論理部である。又、SPIはSDH物理インタフェース部、RSTは中継セクション終端部、MSTは多重セクション終端部、MSAは多重セクションアダプテーション部、RSPIは無線SDH物理インタフェース部である。本発明では、従来の無線伝送装置(図27、図28)に比べて無線側の無瞬断切替用スイッチUSWi、無線切替論理部RPSが追加されている点で相違する。
【0026】
(b)ユニット切替用スイッチの構成
図3はユニット切替用スイッチBSWi(i=1〜n)の構成図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。MSTUiは第i伝送回線の現用ユニット、MSTUは予備ユニット、RPSは切替論理部であり、現用ユニットMSTUiよりユニットアラーム信号SUALやユニット実装中信号SUIMが入力される。BSWiは現用ユニットMSTUiの外側に設けられたユニット切替スイッチであり、ユニットMSTUiの障害発生あるいはユニットMSTUiの未実装状態の発生により、現用より予備にユニットを切り替えて同時に上り/下りの双方向の切り替えを行うものである。
ユニット切替スイッチBSWiには受信側スイッチBSW−Rと送信側スイッチBSW−Tが設けられ、正常状態では図示する位置にあり、上り方向(GO方向)のSTM信号はスイッチBSW−Tをスルーして現用ユニットMSTUiに入力する。又、現用ユニットMSTUiからの下り方向(RETURN方向)のSTM信号はスイッチBSW−Rをスルーして伝送路に送出する。
【0027】
一方、ユニット障害が発生すれば、あるいはユニット非実装状態になると(図中▲1▼)、切替論理部RPSは対向局に現用無線回線及び予備無線回線に同時に信号を送信するよう依頼する(送並要求▲2▼)。対向局は送並要求により送並制御実施後、送並完了応答を送信する(▲3▼)。この応答の受信により、切替論理部RPSはBSW受信切替指示を出力して受信スイッチBSW−Rを点線側に切り替え(▲4▼)、送並により予備回線より送られてくる信号を予備ユニットMSTUを介して受信して第i伝送路に送出する(▲5▼)。又、前記応答の受信後、BSW送信切替指示により送信スイッチBSW−Tを点線側に切り替え(▲6▼)、第i伝送路から入力するSTM信号を現用無線回線及び予備無線回線に送並する(▲7▼)。しかる後、対向局に応答/切替信号を送る。これにより、対向局は受信スイッチを切り替えて予備回線からの信号を受信して伝送路に送出することになる。
【0028】
(c)無瞬断切替用スイッチの構成
図4は無瞬断切替用スイッチUSWi(i=1〜n)の構成図であり、図1、図2と同一部分には同一符号を付している。図中、RSPIiは現用ユニットの無線側SDH物理インタフェース、RSPIは予備ユニットの無線側SDH物理インタフェース、SUBRは予備ユニットの合成分岐部、RPSは切替論理部、USWiは無瞬断切替用スイッチ部である。
【0029】
無瞬断切替用スイッチUSWiにおいて、USW−Rは受信用無瞬断切替スイッチ、USW−Tは送信用無瞬断切替スイッチ、LALD1は受信無線回線の障害を検出して受信回線アラーム信号SLALを切替論理部RPSに入力する第1の回線アラーム検出部、UALDはユニット内の障害を検出してユニットアラームSUALを切替論理部RPSに入力するユニットアラーム検出部、UMIDはユニットが装置に実装されていることを示すユニット実装中信号SUIMを切替論理部RPSに入力するユニット実装信号出力部、SYNCは現用信号と予備信号の同期を検出し予備・現用同期信号SSYCを出力する同期検出回路、LALD2は受信用無瞬断切替スイッチUSW−Rの下流側に設けられ片方向無瞬断切替後の回線障害を検出してユニットアラームSUALを切替論理部RPSに入力する第2の回線障害検出部である。
【0030】
受信用無瞬断切替スイッチUSW−R及び送信用無瞬断切替スイッチUSW−Tは共に正常状態において図示する位置にある。従って、無線SDH物理インタフェースRSPIiを介して対向局より送られてきた下り方向(RETURN方向)の信号は、受信用切替スイッチUSW−Rをスルーして送出される。又、上り方向(GO方向)のSTM信号はスイッチの切替に関係なく無瞬断切替用スイッチUSWiをスルーして無線SDH物理インタフェースRSPIiを介して対向局に送出される。又、切替論理部RPSは、無線SDH物理インタフェースRSPI→無線予備回線を介してあるいは他の現用回線を介して対向局の切替論理部RPSと通信できるようになっている。
【0031】
かかる状態で、下り方向(RETURN方向)の無線回線に障害が発生すると、第1の回線アラーム検出部LALD1が該障害を検出して受信回線アラーム信号SLALを切替論理部RPSに入力する(図中▲1▼)。切替論理部RPSは、受信回線アラーム信号SLALを受信すると対向装置に現用無線回線及び予備無線回線に同時に信号を送信するよう依頼する(送並要求▲2▼)。対向局は送並要求により送並制御実施後、送並完了応答を送信する(▲3▼)。この応答を受信すると、切替論理部RPSは同期検出回路SYNCから出力される予備・現用同期信号SSYCに基づいて現用信号と予備信号の同期を確認し(同期確認▲4▼)、USW受信切替指示を出力して受信用切替スイッチUSW−Rを点線側に切り替え(受信用切替スイッチ駆動▲5▼)、送並により予備回線より送られてくる信号を無線SDH物理インタフェースRSPI→合成分岐部SUBR介して受信して第i伝送路に送出する(片方向切替完了▲6▼)。
【0032】
(d)切替論理部RPS
図5は切替論理部RPSに入出力する信号の説明図である。切替論理部RPSに入力する信号としては、(1) ユニット実装中信号SUIM、(2) ユニットアラーム信号SUAL、(3) 同期検出信号SSYC、(4) 受信回線アラーム信号SLALがあり、これらの信号はすべての現用ユニットから入力する。又、切替論理部RPSから出力する信号としては、(1) BSW受信切替指示信号BSW−RDRV、(2) BSW送信切替指示信号BSW−TDRV、(3) USW受信切替指示信号USW−RDRV、(4) USW送信切替指示信号USW−TDRV)があり、切替論理部RPSはこれら信号を各現用ユニットへ出力する。又、対向局の切替論理部RPSとの間で送受する信号があり、これらの信号の送受は予備の無線回線などを介して行われる。更に、パソコンあるいは外部ディスプレイから入力する切替制御指示信号もある。
【0033】
(e)ユニット切替スイッチBSWの切替シーケンス
図6は自局のユニット内でMSTUアラーム(ユニットアラーム)が発生した場合における自局と対向局との両方向切替シーケンスである。
図中、BSW−TDRV NO. は相手局への送信スイッチの切替要求、PROVは現用ユニットより予備ユニットに設定情報を複写する処理である。複写処理が終了してから(PROV完了)、自局及び対向局の送受信スイッチBSW−R, BSW−Tの切替制御が可能になる。&は論理積処理であり、論理積の各入力条件が成立したときに引き続く処理が実行可能になる。BSW−TDRV は送信スイッチの切替指示、BSW−TANS は送信スイッチの切替完了応答、BSW−TANS NO. は相手局への送信スイッチ切替完了応答、 BSW−RDRV は受信スイッチの切替指示、BSW−RANSは受信スイッチ切替完了応答である。
【0034】
第i伝送回線の現用ユニットにユニット障害(MSTUアラーム)が発生すると、自局(第1の局)の切替論理部RPSは対向局に送並要求(送信スイッチの切替要求BSW−TDRV NO.)を送る。対向局(第2の局)の切替論理部RPSはこの送並要求を受信すると監視制御部SVに切替通知を入力すると共に、相手局に送並要求(送信スイッチの切替要求BSW−TDRV NO.)を折り返す。第1の局はこの送並要求により自局の監視制御部SVに切替通知を入力する。
以上により、各局の監視制御部SVは第i伝送回線の現用ユニットに設定してある設定情報を予備ユニットに複写し、PROV完了信号を出力する(PROV処理)。
対向局(第2の局)の切替論理部RPSは、設定情報の複写完了(PROV完了)により、送信スイッチBSW−Tを駆動して送並状態にし、送信スイッチ切替完了(送並完了)を相手局(第1の局)に通知する。この送並完了信号(GO BSW−T ANS NO.)により、送並要求を出した第1の局の切替論理部RPSは自局の受信スイッチBSW−Rを切替駆動する。以上により、第1の局は以後対向局からの上り信号(GO方向信号)を予備ユニットを介して受信する。
【0035】
又、以上の処理と並行して、自局(第1の局)はPROV完了信号の発生により送信スイッチBSW−Tの切り替えを行って下り方向(RETURN方向)に対して送並状態にし、送信スイッチBSW−Tの切替完了信号(送並完了)を対向局に送出する。これにより、対向局(第2の局)の切替論理部RPSは受信スイッチBSW−Rを切替駆動する。この結果、第1の局は対向局への下り信号(RETURN方向信号)を予備ユニットを介して送信し、対向局は予備回線を介して信号を受信する。
【0036】
(f)無瞬断切替スイッチUSWの切替シーケンス
図7は受信無線回線で回線障害が発生した場合における自局と対向局との片方向切替シーケンスである。
図中、USW−TDRV NO. は相手局への送信用切替スイッチの切替要求、USW−TDRV は送信用切替スイッチの切替指示、USW−TANS は送信用切替スイッチの切替完了応答、USW−TANS NO. は相手局への送信用切替スイッチの切替完了応答、USW−RDRV は受信用切替スイッチの切替指示、USW−RANSは受信用切替スイッチの切替完了応答である。
下り方向(RETURN方向)の無線回線に障害が発生すると切替論理部RPSは相手局に送並要求(送信用切替スイッチの切替要求USW−TDRV NO.)を送る。対向局の切替論理部RPSは送並要求を受信すると送信用切替スイッチUSW−Tを駆動して送並状態にし、送信用切替スイッチの切替完了信号(送並完了)USW−TANS NO.を相手局に通知する。この切替完了信号(USW−T ANS NO.)により、送並要求を出した局の切替論理部RPSは自局の受信用切替スイッチUSW−Rを切替駆動する。以上により、以後対向局からの下り信号を予備ユニットを介して受信する。
【0037】
(g)無瞬断切替後の回線障害発生時のシーケンス
図8は無瞬断切替後のBB回線障害発生時のシーケンス説明図である。
無線回線の障害により、図7のシーケンスに従って現用信号と予備信号の同期を取って無瞬断で受信用切替スイッチUSW−R(図4参照)を切り替える。
しかる後、第2の回線アラーム検出部LALD2が回線アラーム(ベースバンド回線アラーム)を検出すると、切替論理部RPSは現用ユニット内で障害が発生したものと見做し、図6に示したBSW切替シーケンスを実行する。すなわち、無線回線の障害による同期切替後にBB回線障害が発生すれば、切替論理部RPSは現用ユニッに障害があるものとみなしてユニット切替スイッチBSWを制御して現用ユニットと予備ユニットの切り替えを行って通信を継続する。
【0038】
(i)第1実施例の作用効果
以上、第1実施例によれば、▲1▼無線回線エラー発生時の片方向無瞬断切替と▲2▼ユニット故障発生時及びユニット未実装時のユニット切替による双方向切替が可能になる。
又、USW無瞬断切替後にBB回線障害が検出された場合、ユニット内に障害が発生しているものとしてBSWユニット切り替えを行って通信を継続することができる。
又、ユニット切替スイッチBSWで自動的に同時に双方向切り替えを行なうことにより、従来のように片方向のみしか切り替えていない時にユニットの交換をしてしまうミスオペレーションを無くすこともできる。
又、稀にしか利用されないユニットの交換時はBSW切り替えを行い、フェージング等の頻繁におこる回線品質劣化時はUSW切り替えを行うというように切替スイッチを使い分ける事が可能になる。
又、頻繁に起こる回線品質劣化時はUSW片方向切り替えをおこなうことにより、逆方向の予備回線(protectuion回線)は空きにしておいて、他回線の救済に利用できるというメリットがある。
又、ユニットの障害時の自動切り替えを実現することにより、メンテナンス時のユニット切り替えだけでなく、異常時に自動的に切り替えることができる。
【0039】
(B)識別子を同一にする実施例
図25、図26に示した従来の第1の無線伝送装置では、無線送受信部とSDHベースバンド処理部が分割されており、現用/予備の無線回線の切替(RPS)はファンクションブロック上において無線側の中継セクション終端部RST以降で行なわれていた。このため、伝送路を構成する各部(MSA/MST/RST)の状態情報は、無線切替に関係無く常に同一の識別子(伝送路を識別するためのもの)を付されて上位装置に送出される。これに対し、図27、図28に示した従来の第2の無線伝送装置では、無線送受信部とSDHベースバンド処理部が一体に構成され、現用/予備の無線回線の切替(PRS)はファンクションブロック上において有線側のSDH物理インタフェースSPIの外側で行われる。このため、伝送路を構成する各部(MSA/MST/RST)の状態情報は無線切替によって発生元ユニットが変わり、切替前と切替後では異なる識別子を付されて上位装置に送出される。ネットワークの監視を行なう場合、伝送路はその伝送媒体を意識せず、end to endの1本の土管と見なすことができ、無線装置内でユニットの切り換えを行なってもネットワークとしてみれば同じ経路でデータが流れていることになる。従って、無線伝送装置内で現用/予備のユニット切替が発生しても、状態情報に付す識別子を同一にでき、このようにすれば管理が容易になる。
【0040】
(a)全体の構成
図9はユニットの現用、予備を切り替えても、状態情報に付す識別子を同一にするSDH無線伝送装置の構成図である。
図中、MSTU〜MSTUはベースバンド処理部や変復調部及び無線送受信部を一体化したユニットであり、ユニットMSTU〜MSTUnは伝送回線1〜伝送回線nに応じて設けられた現用ユニット、ユニットMSTUは予備用に設けられた予備ユニットである。BRNETは受信フィルタ及びアンテナ共用器、ANTはアンテナ、SW〜SWは各現用ユニットMSTU〜MSTUnの外側に設けられた切替スイッチであり、現用/予備のユニット切り替えを行うもの、RPSは無線切替論理部であり、各切替スイッチSW〜SW及び各ユニットMSTU〜MSTUと接続され、ユニット障害時あるいはユニット非実装時等において所定の論理に従って、スイッチSW〜SWを制御してユニットの現用/予備の切り替えを行う。たとえば、切替論理部RPSは、現用ユニットMSTUの切替を必要とする障害が発生したとき切替スイッチSWを制御して現用ユニットMSTUと予備ユニットMSTUの切り替えを行う。
【0041】
SCSUは設定/監視制御部、OPSは上位装置であり、設定/監視制御部SCSUは、切替論理部RPS、上位装置OPS、各ユニットMSTU〜MSTUなどと通信可能に接続されている。設定/監視制御部SCSUは、(1) 上位装置OPSから設定情報/制御情報を受信して所定のユニット及び切替論理部RPSに入力すると共に、(2) 各ユニットMSTU〜MSTUなどの状態を収集し、収集情報にユニットが属する伝送路(伝送回線)の識別子を付して上位装置OPSに通知する。又、設定/監視制御部SCSUは、(3) 切替論理部RPSから現用/予備のユニット切替通知を受信した時、このユニット切替で状態情報に付す識別子が変化しないように制御を行う。すなわち、設定/監視制御部SCSUは切替論理部RPSから予備ユニットへの切替完了が通知されると、以後、予備ユニットから収集した状態情報を切替前と同一の伝送回線の情報として上位装置OPSへ通知する処理を行う。これにより、上位装置OPSから見ればユニット切替が起こっても回線情報としては、同じ名前(識別子)で通知されるので無線切替を意識せずネットワーク監視が可能となる。
上位装置OPSは、設定/監視制御部SCSUにセクションオーバヘッドSOHの使用方法などの各種情報を設定あるいは変更したり、設定/監視制御部SCSUより状態情報を取り込んで伝送システム全体の監視制御を行う。
【0042】
(b)現用/予備ユニットの構成
図10は現用及び予備ユニットMSTUi(i=0〜7)の構成図で、41は有線側機能部、42は無線側機能部である。各機能部において、SPIはSDH物理インタフェース部、RSTは中継セクション終端部、MSTは多重セクション終端部、MSAは多重セクションアダプテーション部、RSPIは無線側のSDH物理インタフェース部である。又、SINTはシリアルインタフェース部で、設定/監視制御部SCSUとの間でシリアルインタフェースに従って情報の送受を行い、各部とバス接続されている。
【0043】
(c)設定/監視制御部の構成
図11は設定/監視制御部SCSUの構成図である。SINTはシリアルインタフェース部、SVCは設定/監視制御を行う監視制御処理部、CMPは上位装置OPSとの間で通信制御を行うマイコン構成の通信処理部、MMはメモリであり、上位装置OPSから各ユニットMSTUi(i=0〜7)に設定した設定情報や各ユニットから収集した状態情報を記憶すると共に、ユニット切替で識別子が変化しないようにするためのテーブルTBLを記憶するものである。シリアルインタフェース部SINTは各ユニットとの間でシリアルインタフェースに従って情報の送受を行う。
監視制御処理部SVCは、CPU/ROM/RAMを備えたマイコンで構成され、(1)上位装置から受信した設定情報/制御情報を所定のユニットや切替論理部RPSに入力する制御、(2) 各ユニットや切替スイッチから状態情報を収集する制御、(3)現用/予備のユニット切替時に状態情報に付す識別子が変化しないようにする制御、(4) 収集情報に識別子を付して上位装置OPSに通知する制御、(5)現用/予備のユニット切替時に現用ユニットの設定情報を予備ユニットに複写する制御などを行う。
【0044】
(d)テーブル
図12はテーブル説明図であり、伝送路(伝送回線)を識別するための識別子と、各伝送路の状態情報を収集するユニットのI/Oアドレスの対応関係を記憶する。ユニット切替のない状態では(図12(a)参照)、伝送路1〜7の識別子IL1〜IL7に対応させて現用ユニットMSTU〜MSTUのI/Oアドレスが伝送路1〜7の状態情報収集アドレスとして記憶されている。従って、監視制御処理部SVCはこのテーブルを参照して各ユニットMSTU〜MSTUより状態情報を収集し、対応する識別子IL1〜IL7を付して上位装置OPSに伝送する。
かかる状態において、現用ユニットMSTUに障害が発生し、現用ユニットMSTUから予備ユニットMSTUへの切り替えが発生すると、テーブルTBLの記憶内容は図12(b)に示すように更新される。すなわち、伝送路3の識別子IL3に対応して予備ユニットのI/Oアドレスが記憶される。これにより、監視制御処理部SVCは以後伝送路3の状態情報を予備ユニットMSTUより収集し、対応する識別子IL3を付して上位装置OPSに伝送する。すなわち、ユニットが現用から予備に切り替わっても、切替前の現用ユニットから収集した状態情報と切替後の予備ユニットから収集した状態情報とに付す識別子を同一にできる。
【0045】
(e)監視制御処理部の識別子同一制御
図13は監視制御処理部SVCの識別子同一制御処理の説明図である。
第i伝送回線(チャンネル)のユニットに、あるいは、第i無線回線に障害が発生すると、切替論理部RPSは切替スイッチSWiを駆動して現用ユニットMSTUiから予備ユニットMSTUに切り替える。スイッチSWiより切替完了応答が発生すると、切替論理部RPSは、チャンネル番号(第iチャンネル)を含む切替完了通知を監視制御処理部SVCに送る。これにより、監視制御処理部SVCはテーブルTBLを更新する。すなわち、監視制御処理部SVCは第i伝送回線の識別子ILiに対応させて記憶されている第i現用ユニットMSTUiのI/Oアドレスを、予備ユニットMSTUのI/Oアドレスに書き替える。以後、監視制御処理部SVCは、第i伝送回線(第iチャンネル)の状態情報を予備ユニットMSTUより収集し、対応する識別子ILiを付して上位装置OPSに伝送する。
【0046】
これにより、上位装置OPSでの回線監視者はend to endでの回線監視を行なえるため無線の切替状態を意識することが不要となる。
また、無線の切替状態も同時に監視可能となるので、無線回線保守者に対しては従来と変わらない監視形態を提供することができる。
以上では、第2実施例を第1実施例と独立に構成したが、第1、第2実施例を組み合わせて構成することもできる。
【0047】
(C)切り戻し時間を短縮する第3実施例
(a)第3実施例の背景
ベースバンド処理部と無線送受信部が一体化した第1実施例の無線伝送装置において、設定/監視制御部SCSUは、第i伝送回線の現用/予備のユニット切替時に回線設定情報を現用ユニットMSTUiから予備ユニットMSTUへ複写し、又、ユニット切替後の第i伝送回線に対する設定情報の変更を予備ユニットMSTUに対して行う。
従って、現用ユニットMSTUiの故障が復旧した場合、予備ユニットから現用ユニットに切り戻す前に、予備ユニットMSTUに設定されている設定情報を現用ユニットMSTUiへ再度複写し直さなければならない。このため、回線切戻時間が長くなるという問題が生じる。そこで、切戻時間を短縮するために、ユニット切替中の設定情報の変更を不可とする無線伝送装置があるが、かかる方法では設定変更の柔軟性が失われる問題がある。
以上より、第3実施例では切戻時間の短縮と設定変更の柔軟性を両立する無線伝送装置を提供するものである。
【0048】
(b)第3実施例の概略
上記問題点を解決するため、ユニット切替え後、上位装置OPS等の外部装置からの設定情報の変更操作に対し、設定/監視制御部SCSUは設定情報を予備ユニットMSTUへ書き込む際、現用/予備の切替中であるかどうかを判別し、切替中であれば、予備ユニットMSTUと切替前の現用ユニットMSTUiの両方に対して設定情報の書き込みを行なう。このようにすれば、常に、予備ユニットMSTUと切替前の現用ユニットMSTUiの設定情報は一致するため、切り戻しに際して複写する必要がなく、切り戻し時間を短縮できる。
【0049】
図14は以上を実現するための設定/監視制御部SCSUの機能ブロック図であり、CMRは上位装置からコマンド(設定情報)を受信するコマンド受信部、MMは現用/予備切替中であるか及び切替中のの現用ユニットNO.などを記憶する記憶部、SIWDは上位装置より入力する設定情報を予備ユニットMSTU及び現用ユニットMSTUiの両方に書き込むかを判断する設定情報書き込み判別部、SIWTは設定情報を所定のユニット書き込む設定書き込み処理部である。
現用から予備へのユニット切替が発生すると、切替論理部RPSは設定/監視制御部SCSUに、SW駆動有と切替前の現用ユニットNo.(=伝送回線No.)を示す情報を入力する。これにより、設定/監視制御部SCSUの設定情報書き込み判別部SIWDは該切替情報(現用/予備切替中及び切替前の現用ユニットNO.)を記憶部MMに記憶する。かかる状態において、上位装置OPSなどの外部装置から所定伝送回線への設定情報を受信すると、設定情報書き込み判別部SIWDは記憶内容を調べ、該伝送回線において現用/予備のユニット切替中であるか判断し、判断結果を設定書き込み処理部SIWTに通知する。設定書き込み処理部SIWTはユニット切替中でなければ、現用ユニットに対してのみ設定情報を書き込み、ユニット切替中であれば予備ユニットMSTUと切替前の現用ユニットMSTUiの両方に対して設定情報の書き込みを行なう。
【0050】
尚、現用ユニットが復旧して予備ユニットから現用ユニット切り戻しが発生すると、切替論理部RPSは設定/監視制御部SCSUに切り戻し完了と現用ユニットNo.(=伝送回線No.)を示す情報を入力する。これにより、設定/監視制御部SCSUの設定情報書き込み判別部SIWDは記憶部MMに記憶されている現用/予備切替中情報及び切替前の現用ユニットNO.を削除する。
【0051】
(c)第3実施例の無線伝送装置の構成
図15は第3実施例の無線伝送装置の構成図であり、図1の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。MSTU〜MSTUはベースバンド処理部や変復調部、送受信部を一体化したユニットであり、ユニットMSTU〜MSTUnは伝送回線1〜伝送回線nに応じて設けられた現用ユニット、ユニットMSTUは予備用に設けられた予備ユニットである。BRNETは受信フィルタ及びアンテナ共用器、ANTはアンテナ、BSW〜BSWは各現用ユニットMSTU〜MSTUnの外側伝送路側に設けられたユニット切替スイッチで、現用/予備のユニット切り替えを行うもの、USW〜USWは各現用ユニットMSTU〜MSTUnの内部無線側に設けられた無瞬断切替用スイッチで、無線回線の現用/予備の切り替えを無瞬断で行うものである。RPSは無線切替論理部であり所定の論理に従ってユニット切替スイッチBSW〜BSWを駆動してユニット障害時におけるユニット切替制御を実行すると共に、無瞬断切替用スイッチUSW〜USWを駆動して無線回線障害時における無瞬断切替制御を実行する。SCSUは設定/監視制御部、OPSは上位装置である。設定/監視制御部SCSUは、各ユニットMSTU〜MSTUと通信可能に接続され、上位装置から設定情報を受信し、該設定情報を所定のユニットに書き込んだり、ユニットの現用/予備切替時に現用ユニットの設定情報を予備ユニットに複写する機能を有している。
【0052】
設定/監視制御部SCSUにおいて、SINTはシリアルインタフェース部、SVCは設定/監視制御を行う監視制御処理部、CMPは上位装置OPSとの間で通信制御を行うマイコン構成の通信処理部、MMはメモリで、上位装置OPSから各伝送回線に設定した設定情報や各ユニットから収集した状態情報、及び切替論理部RPSから入力するユニット切替中/切替前ユニットNO.などを記憶する。
SDHフォーマットにおけるSOH(Section Overhead)バイトの使用方法等は、ユーザによって異なる場合があり、このため現用ユニットMSTUに種々のSOHの使用方法を設定できるようになっている。この設定値は上位装置OPSから設定/監視制御部SCSUに入力され、メモリMMに記憶され、現用ユニットが交換された場合、あるいは現用/予備のユニット切替が行われた場合、設定値を新ユニットあるいは予備ユニットに再設定あるいは複写する様になっている。
【0053】
図16は監視制御処理部SVCの設定情報処理フローである。
切替論理部RPSから切替情報あるいは切り戻し情報を受信したかチェックし(ステップ101)、受信していれば切替情報であるか切り戻し情報であるかチェックし(ステップ102)、第i回線の切替情報であれば、第i回線ユニット切替中及び切替前ユニットNO.をメモリMMに保存し(ステップ103)、第i回線の切り戻し情報であれば第i回線の切替情報をメモリMMより削除する(ステップ104)。
しかる後、あるいは、ステップ101で切替情報/切り戻し情報を受信していなければ、第i伝送回線の設定情報を上位装置OPSから受信したかチェックする(ステップ105)。受信してなければステップ101に戻り以降の処理を繰り返し、受信していれば、メモリMMの記憶内容を参照して第i伝送回線がユニット切替中であるかチェックする(ステップ106)。
第i伝送回線がユニット切替中でなければ、第i回線の現用ユニットのみに設定情報を書き込み(ステップ107)、ユニット切替中であれば予備ユニットと第i回線の現用ユニットの両方に設定情報を書き込み(ステップ108)、ステップ101に戻り、以降の処理を繰り返す
【0054】
(D)切り替え時間を短縮する第4実施例
(a)第4実施例の背景
ベースバンド処理部と無線送受信部が一体化した第1実施例の無線伝送装置において、設定/監視制御部SCSUは、第i伝送回線の現用/予備のユニット切替時に回線設定情報を現用ユニットMSTUiから予備ユニットMSTUへ複写しなければならない。従来の無線伝送装置では、たとえ現用ユニットMSTUiと予備ユニットMSTUのベースバンド処理部における設定が同一であっても、回線切替えが発生する度に、現用回線MSTUiから予備回線MSTUへ設定情報を複写しなければならず、回線切替え時間の延長を招いている。
そこで、第4実施例では、切り替えようとする該当現用ユニットMSTUiと予備ユニットMSTUの設定情報が同一であるかチェックし、同一であれば設定情報の複写処理を省略して回線切替時間の短縮を図る。これを実現するために、設定/監視制御部SCSUの監視制御処理部SVCに、ユニット切替スイッチの状態が変化した時、現用ユニットMSTUiの設定情報と予備ユニットMSTUの設定情報を比較判別する機能を設ける。
【0055】
(b)第4実施例の無線伝送装置の構成
図17は第4実施例の無線伝送装置の構成図であり、図1の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。MSTU〜MSTUはベースバンド処理部や変復調部、送受信部を一体化したユニットであり、ユニットMSTU〜MSTUnは伝送回線1〜伝送回線nに応じて設けられた現用ユニット、ユニットMSTUは予備用に設けられた予備ユニットである。BRNETは受信フィルタ及びアンテナ共用器、ANTはアンテナ、BSW〜BSWは各現用ユニットMSTU〜MSTUnの外側伝送路側に設けられたユニット切替スイッチで、現用/予備のユニット切り替えを行うもの、USW〜USWは各現用ユニットMSTU〜MSTUnの内部無線側に設けられた無瞬断切替用スイッチで、無線回線の現用/予備の切り替えを無瞬断で行うものである。RPSは無線切替論理部であり所定の論理に従ってユニット切替スイッチBSW〜BSWを駆動してユニット障害時におけるユニット切替制御を実行すると共に、無瞬断切替用スイッチUSW〜USWを駆動して無線回線障害時における無瞬断切替制御を実行する。SCSUは設定/監視制御部、OPSは上位装置である。
設定/監視制御部SCSUは、各ユニットMSTU〜MSTUと通信可能に接続され、上位装置から設定情報を受信し、該設定情報を所定のユニットに書き込んだり、ユニットの現用/予備切替時に現用ユニットの設定情報を予備ユニットに複写する機能を有している。
設定/監視制御部SCSUにおいて、SINTはシリアルインタフェース部、SVCは設定/監視制御を行う監視制御処理部、CMPは上位装置OPSとの間で通信制御を行うマイコン構成の通信処理部、MMはメモリで、上位装置OPSから各伝送回線に設定した設定情報S〜Sや各ユニットから収集した状態情報などを記憶する。
【0056】
図18は監視制御処理部SVCのユニット切替時における設定情報複写処理フローである。
第i伝送回線の現用ユニットMSTUiに障害が発生すると、切替論理部RPSは監視制御処理部SVCに第i伝送回線(第iチャネル)のユニット切替を通知する。これにより、監視制御処理部SVCは、第iチャネル及び予備チャネルの設定情報をメモリMMから読み出し(ステップ201,202)、両チャネルの設定情報が同一であるかチェックし(ステップ203)、同一であれば複写処理を行うことなく切替論理部RPSに複写完了(PROV完了)を通知する。しかし、両チャネルの設定情報が同一でなければ、予備ユニットMSTUに第i回線の現用ユニットMSTUiの設定値を複写し(ステップ204)、しかる後、切替論理部RPSに複写完了(PROV完了)を通知する。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0057】
【発明の効果】
以上本発明によれば、ベースバンド処理部や変復調部及び無線送受信部を一体化してハードウェアのコストダウンや省スペース化を図ることができる。又、無線回線障害時に現用信号と予備信号の同期を取って無瞬断切替を行うことができる。
又、本発明によれば、現用ユニットに、無線伝送装置への実装/非実装を検出するユニット実装検出部を設け、切替論理部はユニットの非実装によりユニット切替スイッチを制御して現用ユニットと予備ユニットの自動切り替えを行うようにしたから、、ユニット交換時に自動的に現用ユニットから予備ユニットに切り替えることができ、ユニット交換操作を簡単に行うことができる。
又、本発明によれば、無線回線の障害によリ無瞬断同期切替で予備回線に切り替えてもBB回線障害が検出された場合、ユニット内に障害が発生しているものとしてユニット切り替えを行って通信を継続することができる。
【0058】
又、本発明によれば、伝送路の識別子とユニットの対応を保持するテーブルを備え、現用ユニットを予備ユニットへ切り替えたとき、それまでの識別子に予備ユニットが対応するように前記テーブル内容を変更するようにしたから、現用/予備のユニット切替が発生しても、予備ユニットと切替前の現用ユニットは同一伝送路のユニットであるとみなし、各ユニットの状態情報に付す識別子を同一にでき、状態管理を容易にできる。すなわち、上位装置OPSでの回線監視者はエンドツーエンドでの回線監視を行なえ、このため無線の切替状態を意識する必要がなくなる。
【0059】
又、本発明によれば、上位装置から第i伝送回線の設定情報を受信したとき、現用/予備のユニット切替の有無及び切替前の現用ユニットNO.を調べ、ユニット切替中でなければ現用ユニットのみに設定情報を書き込み、ユニット切替中であれば予備ユニットと切替前の現用ユニットの両方へ設定情報を書込むようにしたから、ユニット切替中において常に現用ユニットと予備ユニットの設定情報を一致させることができ、現用ユニットが復旧して予備ユニットから現用ユニットに切り戻す際に、設定情報を予備ユニットから現用ユニットに複写する必要がない。このため、短時間で現用ユニットに切り戻すことができる。又、切替中であるか否かに関係なく設定情報を各ユニットに書き込むことができる。
又、監視制御部は、現用から予備へのユニット切替時に現用ユニットと予備ユニットの設定情報を比較し、不一致であれば、設定情報を現用ユニットから予備ユニットに複写し、一致すれば複写しないようにしたから、現用ユニットに障害が発生して現用ユニットから予備ユニットに切り替える際、設定情報が同じであれば、ベースバンド処理部への設定情報のコピーを省略でき、回線切替え時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同期無瞬断切替を実現するSDH無線伝送装置の構成図である。
【図2】図1の無線伝送装置の機能ブロック図である。
【図3】ユニット切替用スイッチの構成図である。
【図4】無瞬断切替用スイッチの構成図である。
【図5】切替論理部の各種入出力信号説明図である。
【図6】BSWスイッチ切替シーケンス説明図である。
【図7】USWスイッチ切替シーケンス説明図である。
【図8】USWスイッチ切替後のBB回線エラー発生時のシーケンス説明図である。
【図9】ユニットの現用/予備を切り替えても識別子を同一にする第2実施例の無線伝送装置の構成図である。
【図10】第2実施例のユニットの構成図である。
【図11】設定/監視制御部の構成図である。
【図12】テーブル説明図である。
【図13】監視制御処理部の処理説明図である。
【図14】第3実施例における設定/監視制御の機能ブロック図である。
【図15】第3実施例の無線伝送装置の構成図である。
【図16】設定情報処理フロー図である。
【図17】第4実施例の無線伝送装置の構成図である。
【図18】ユニット切替時における設定情報複写処理フローである。
【図19】SDHネットワークの構成図である。
【図20】SDHのフレーム構造説明図である。
【図21】多重セクション、中継セクションの説明図である。
【図22】セクションオーバヘッドの構成説明図である。
【図23】セクションオーバヘッドの各バイトの意味説明図である。
【図24】K1,K2バイトの送受シーケンス説明図である。
【図25】従来の無線伝送装置の構成図である。
【図26】従来の無線伝送装置の機能ブロック図である。
【図27】従来の別の無線伝送装置の構成図である。
【図28】従来の別の無線伝送装置の機能ブロック図である。
【図29】従来の現用/予備切替による状態情報管理の説明図である。
【図30】現用/予備切替説明図である。
【図31】従来の伝送路とユニットの対応説明図である。
【符号の説明】
MSTU〜MSTUn・・現用ユニット
MSTU・・予備ユニット
BRNET・・受信フィルタ及びアンテナ共用器
ANT・・アンテナ
BSW〜BSW・・ユニット切替スイッチ
USW〜USW・・無瞬断切替用スイッチ
SUBR・・合成分岐部
RPS・・無線切替論理部
SCSU・・設定/監視制御部

Claims (7)

  1. SDHインタフェースを終端する機能を有するベースバンド処理部と変復調機能及び送受信機能を備えた無線送受信部を一体化したユニットを各現用回線と最低1個の予備回線に設け、また、所定の現用ユニットと予備ユニットの切り替えを行うユニット切替スイッチを現用ユニットの外側有線側に設け、更に、各現用ユニットより障害検出情報を収集し、所定の論理に従って前記スイッチを駆動して現用ユニット/予備ユニットの切り替えを行う切替論理部を設けたSDH無線伝送装置において、
    前記現用ユニットは、
    現用の無線回線に発生した障害を検出する無線回線障害検出部、
    現用無線回線と予備無線回線の同期を検出する同期検出回路、
    予備無線回線からの信号と現用無線回線からの信号のいずれか一方の信号を選択する受信スイッチと、
    ユニットの切替が必要となる障害を検出するユニット障害検出部を備え、
    前記切替論理部は、無線回線に障害が発生し、現用無線回線と予備無線回線の同期がとれたとき、前記受信スイッチを制御し、予備無線回線からの信号を選択してベースバンド処理部に無瞬断で入力し、又、ユニット切替を必要とする障害が発生したとき前記ユニット切替スイッチを制御して現用ユニットと予備ユニットの切り替えを行うことを特徴とする無線伝送装置。
  2. 前記現用ユニットは、選択的に現用の無線回線のみより信号を送信し、あるいは、現用及び予備の無線回線を介して同時に信号を送信する送信用スイッチを備え、
    前記切替論理部は無線回線に障害が発生したとき、対向局の切替論理部に現用及び予備の無線回線に同時に信号を送信するよう要求し、
    対向局の切替論理部は該要求により対向局の現用ユニットの送信用スイッチを切り替えて現用及び予備の無線回線に同時に信号を送信することを特徴とする請求項1記載の無線伝送装置。
  3. 前記現用ユニットは、無線伝送装置への実装/非実装を検出するユニット実装検出部を備え、
    前記切替論理部はユニットの非実装により前記ユニット切替スイッチを制御して現用ユニットと予備ユニットの切り替えを行うことを特徴とする請求項1記載の無線伝送装置。
  4. 前記現用ユニットは、受信用スイッチの信号下流方向のポイントに設けられ同期切替後の回線障害を検出する回線障害検出部を備え、
    前記切替論理部は前記無瞬断切替後の回線障害発生により、前記ユニット切替スイッチを制御して現用ユニットと予備ユニットの切り替えを行うことを特徴とする請求項1記載の無線伝送装置。
  5. 無線伝送装置の各ユニットの状態を収集し、該収集情報にユニットが属する伝送路の識別子を付して上位装置に報告する監視制御部を設け、監視制御部は、識別子とユニットの対応を保持するテーブルを備え、現用ユニットを予備ユニットへ切り替えたとき、それまでの識別子に予備ユニットが対応するように前記テーブル内容を変更することを特徴とする請求項1記載の無線伝送装置。
  6. 上位装置からのコマンドを受信し、該コマンドによる設定情報を所定のユニットに書き込む監視制御部を設け、
    該監視制御部は、上位装置からのコマンドを受信するコマンド受信部、
    現用ユニットから予備ユニットへのユニット切替の有無及びその現用ユニット番号を保持する手段、
    該保持情報に基づいて切替前の現用ユニットに設定情報を書き込むかどうかを判別する設定情報書込判別手段、
    ユニット切替無しの時は現用ユニットに、ユニット切替有りの時は予備ユニットと切替前の現用ユニットの両方へ設定情報を書込む手段、を備えたことを特徴とする請求項1記載の無線伝送装置。
  7. 前記監視制御部は、現用ユニットと予備ユニットの設定情報を比較する設定情報比較手段、
    現用から予備へのユニット切替時に現用ユニットの設定情報を予備ユニットに複写する手段を備え、
    現用ユニットと予備ユニットの設定情報が一致すれば、前記複写をせず、不一致の場合には複写する請求項6記載の無線伝送装置。
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