JPH08211819A - 後処理装置の結露防止装置 - Google Patents

後処理装置の結露防止装置

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JPH08211819A
JPH08211819A JP7039156A JP3915695A JPH08211819A JP H08211819 A JPH08211819 A JP H08211819A JP 7039156 A JP7039156 A JP 7039156A JP 3915695 A JP3915695 A JP 3915695A JP H08211819 A JPH08211819 A JP H08211819A
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Shinji Masaki
慎治 正木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置にソータ等の後処理装置を接続
する際に、画像形成装置本体や後処理装置の用紙搬送路
を構成するガイド板に結露が生じることを防止するとと
もに、画像形成装置本体の排紙路における結露防止手段
を設けなくても、用紙搬送作用を良好に発揮させ得るよ
うにする。 【構成】 画像形成装置1の排紙路10に対して、後処
理装置20の用紙搬送路21を接続し、後処理装置にお
ける用紙の仕分け等の作用を行わせる機構を構成する際
に、後処理装置20の用紙搬送路21に対してダクト2
5を配置し、前記ダクトに対して排気ファンを配置し
て、画像形成装置と後処理装置における水蒸気を含んだ
空気を排気させるようにする。また、画像形成装置の定
着装置3の熱を、排紙路10のガイド板に対して伝達効
率を向上させる手段を構成し、用紙搬送路のガイド板を
加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置と、前記画像形成装置に接続されるソータ等
の後処理装置に対して、用紙路に結露が生じることを防
止する装置に関し、特に、後処理装置に画像形成装置と
後処理装置の排気を行う手段を設けてなる後処理装置の
結露防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やレーザビームプリンタ
等のように、電子写真方式を用いてコピーを作成する画
像形成装置においては、用紙にトナー画像を転写した後
で、その用紙を定着装置を通して定着し、コピーとして
排出させる。前記定着装置では、加熱ローラと加圧ロー
ラの間に用紙を通して熱と圧力を付与し、トナーを熱で
溶融させて用紙に押圧することにより定着する作用を行
っている。また、前記画像形成装置に使用される用紙に
は水分が含まれており、加熱されることによりその用紙
に含まれる水分が水蒸気となって蒸発するものであり、
空気中の湿度が高い場合には、特に含水率が大きくな
り、用紙から発生する水蒸気の量が多くなる。したがっ
て、一般の画像形成装置では、定着装置から排出される
水蒸気により、排紙路のガイド板に結露を生じて、用紙
の搬送に支障が生じる等の不都合が発生するという問題
がある。
【0003】そこで、従来の電子写真複写機等の装置で
は、例えば、特開平4−166968号公報等に示され
るように、排紙路を構成するガイド板に対して加熱手段
を配置して、ガイド板の温度を上昇させる状態にし、定
着装置から排出される用紙の水蒸気がガイド板に接して
も、結露を生じないようにする手段を講じることが提案
されている。また、特開昭59−153757号公報
や、特開昭58−154867号公報等に示される例で
は、排紙路に対して空気の流通を行わせる手段を設け
て、定着装置から排出される高温の用紙から水蒸気が発
生しても、ガイド板に付着させないようにすることも提
案されている。さらに、特開昭61−141461号公
報等に示される例では、複写機本体の排気を排紙路に向
けて案内する手段を設けている。そして、前記各従来例
に示されるように、排紙路に空気を吹き付けることによ
って、用紙から発生する水蒸気を強制的に排出させ、排
紙路のガイド板に結露が生じることを防止できるように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般の画像形成装置に
おいて、用紙排出路の端部に1つの排出トレイを配置し
て、コピーを排出トレイに堆積させる手段を用いている
場合には、画像形成装置の排紙路に結露させない手段を
講じることにより、排紙路での用紙搬送作用を良好に行
わせることができる。しかしながら、画像形成装置に対
してソータ等の後処理装置を配置する場合には、両装置
の用紙路が直接接続される状態となるために、画像形成
装置の用紙排出口からの排気が良好に行われずに、排紙
路のガイド板に結露が生じやすいという問題が発生す
る。また、前述したような2つの装置を接続する場合に
は、画像形成装置の定着装置に対して後処理装置の用紙
搬送路が近接した位置にあり、定着装置で加熱された用
紙が、高い温度を維持した状態のままで、後処理装置の
用紙搬送路に搬入されるために、前記後処理装置の用紙
搬送路内を通過する用紙から水蒸気が出ることになる。
そして、画像形成装置の排紙路で排除できなかった水蒸
気と、用紙搬送路で新たに蒸発する水蒸気とが、後処理
装置の用紙搬送路を構成する低温のガイド板等に付着し
て、用紙搬送路内で結露するという問題がある。
【0005】一般に、画像形成装置の排紙路では、定着
装置からの熱によりガイド板が暖められるので、コピー
の作成を開始してから所定の時間が経過すると、結露が
生じない状態となるので、結露の問題は画像形成装置の
メインスイッチをオンにしてから一定の時間だけの問題
である。ところが、後処理装置においては、定着装置の
熱により加熱される度合いが非常に少ないので、ガイド
板等が常に室温に維持されることになるために、後処理
装置の用紙搬送路では結露の問題が解消されることがな
い。特に、画像形成装置の性能が向上して、単位時間当
たりのコピー作成枚数が多くなると、後処理装置の内部
で排出される水蒸気の量が多くなり、用紙搬送路のガイ
ド板に対して結露が生じることにより、後処理装置の性
能を良好に発揮させることができないという問題が顕著
に発生する。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述したような画像形成装置
と、画像形成装置に接続して配置する後処理装置の用紙
搬送路における結露の問題を解消するもので、後処理装
置の用紙搬送路に対して排気手段を配置して、画像形成
装置からの空気を用紙搬送路を介して吸引させるととも
に、画像形成装置の定着装置からの熱を有効に利用し、
用紙搬送路のガイド板に結露が生じることを防止できる
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子写真複写
機等の画像形成装置本体に対して、着脱可能に後処理装
置を接続してなる装置に関する。本発明においては、画
像形成装置本体に設けた定着装置の下流部の排紙路に対
応させて、前記後処理装置の用紙路を接続し、前記後処
理装置の用紙路に対して、結露防止手段を設けている。
また、本発明において、前記後処理装置に設ける結露防
止装置は、画像形成装置で発生する水蒸気を含んだ空気
を吸引し、後処理装置の排気部から排出させる空気流通
手段により構成することができる。さらに、本発明にお
いて、前記画像形成装置の定着装置の熱を排紙路のガイ
ド板に伝達する手段を設けるとともに、画像形成装置の
空気を吸引して後処理装置の排気部より排気させる手段
を設けることもできる。
【0008】
【作用】前述したように構成した本発明においては、画
像形成装置の排紙路に対して、ソータ等の後処理装置の
用紙搬送路を接続して、記録紙の後処理を行う手段を容
易に構成することができる。そして、本発明において
は、後処理装置には排気手段を設けるのみであるから、
その用紙搬送路の周囲に配置する部材を特に増加させる
必要がない。また、本発明においては、画像形成装置の
定着装置の熱をガイド板に対して伝達する手段を構成す
ることが可能であり、画像形成装置の排紙路のガイド板
と、用紙の温度差を小さく設定することができるため
に、排紙路のガイド板に結露が生じることを防止でき
る。さらに、後処理装置の排気装置により画像形成装置
本体で発生する水蒸気を含んだ空気を吸引する作用によ
り、用紙搬送路のガイド板に対する加熱作用を行うこと
ができるので、後処理装置のガイド板に対する加熱作用
を行わせることができる。したがって、画像形成装置本
体には、ガイド板に対する加熱手段や、定着装置の排出
口に対して送風や空気吸引手段等を配置しなくても、用
紙から発生する水蒸気が排紙路のガイド板に付着して結
露を生じることを防止できる。
【0009】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の後処理
装置の結露防止装置を説明する。図1に示される例で
は、画像形成装置1の排紙路10に対して、ソータ等の
後処理装置20を接続し、画像形成装置において作成さ
れた記録紙を、後処理装置に配置するトレイ等に仕分け
て収容させることが可能な装置を構成する。前記画像形
成装置1には、排紙路10の上流部に定着装置3を配置
しており、一般の熱ローラ方式の定着装置と同様に、加
熱ローラ5と加圧ローラ6を対向させて配置して、両ロ
ーラ部材の間にトナー画像を担持する用紙を通過させ
る。そして、前記定着装置3では熱によりトナーを溶融
して、用紙に溶融されたトナーを押圧して定着作用を行
い、記録紙として排紙路10を介して排出させるように
する。前記定着装置3の下流部に接続する排紙路10で
は、上ガイド板11と下ガイド板12を対向させて配置
し、前記2つのガイド板の間に形成する隙間に用紙を通
過させるが、排紙路の途中の部分に、排出ローラ装置1
3を配置している。
【0010】前記画像形成装置に接続する後処理装置2
0は、ソータ等のような任意の装置を構成することがで
きるもので、後処理装置20の用紙搬送路21には、上
ガイド板22と下ガイド板23を対向させて配置し、切
換えゲート28を介して後処理装置の用紙搬送路内での
用紙の案内を行い得るようにする。また、前記用紙搬送
路21には搬送ローラ装置24を配置して、後処理装置
の内部での用紙の搬送作用を行わせるようにする。前記
後処理装置20の用紙搬送路21に対応させてダクト2
5を配置し、図2に示すように、前記ダクト25には側
部に排気ファン26を配置して、ダクト25内の空気を
吸引して排気させる手段を構成している。前述したよう
に、ダクト25に配置する排気ファン26は、用紙搬送
路21を介して排紙路10の空気をダクトに向けて吸引
するので、その排紙路からの空気とともに水蒸気を吸引
し、排気する作用を行うようにする。
【0011】前述したように、排気ファン26により排
紙路の水蒸気を含んだ空気を後処理装置に向けて排気す
ることにより、図2の矢印方向に空気を流通させ、画像
形成装置と後処理装置のガイド板近傍の空気を排気す
る。したがって、定着装置から出た高温の用紙から水蒸
気が排出されても、排紙路のガイド板に接する空気が強
制的に排気されるために、画像形成装置の排紙路では結
露が生じることを防止できる。さらに、後処理装置の用
紙搬送路を通して、画像形成装置の定着装置から発生す
る高温の空気が排気されることにより、用紙から水蒸気
が発生しても、用紙搬送路のガイド板に付着して結露を
生じることがないようにされる。
【0012】図3に示す例においては、定着装置3と上
流部の搬送ベルト装置2、および、入口ガイド4を配置
し、搬送ベルト装置の上流部に配置する感光体ドラムか
らトナー画像を転写した用紙を、定着装置3のローラ部
材の間に案内する機構を構成している。また、前記定着
装置3に配置する加熱ローラ5と加圧ローラ6の周囲
は、断熱カバー部材7により覆っており、前記断熱カバ
ー部材7には用紙の入口部と排出部に開口部を形成して
いる。さらに、定着ローラからの用紙排出部には、内部
案内部材30を配置しており、上下のガイド板31、3
2の間を、搬送ローラ装置33により搬送する手段を構
成する。
【0013】前記図3に示す例では、排紙路10の上下
のガイド板11、12の定着装置側の端部に、伝熱板1
5、16をそれぞれ配置しており、前記伝熱板は、定着
装置内部の内部案内部材30と排紙路のガイド板11、
12のそれぞれに対して熱を伝達可能に接続されてい
る。また、定着装置の内部で発生する熱を、内部案内部
材30の上下のガイド板31、32から、伝熱板15、
16を介して排紙路10の上下のガイド板11、12に
伝達させるようにして、排紙路10の上下のガイド板
を、定着装置で発生する熱により加熱することができる
ようにする。なお、前記内部案内部材のガイド板と排紙
路のガイド板との間で、熱を伝達するための伝熱板は、
排紙路の上下のガイド板11、12の端部を延長して構
成することが可能であるが、定着装置の熱を過剰に伝達
させて、ガイド板を余分に加熱しないようにすることが
できる。そこで、前記伝熱板15、16を、バイメタル
と同様な作用を行う金属の板状の部材を使用すること
や、形状記憶合金等を用いて構成し、伝熱板が一定以上
の温度になった時に、排紙路と内部案内部材のガイド板
の間での熱の伝達を中断する機構を構成することも可能
である。
【0014】そして、本実施例に示されるように、排紙
路のガイド板に対して定着装置の熱を伝達する手段を構
成する場合には、新たにガイド板を加熱する手段を構成
する必要がなくなるので、定着装置の周囲の機構の構成
を簡素化することができる。さらに、図1に示されるよ
うに、画像形成装置の排紙路に対して後処理装置の用紙
搬送路を接続して設ける場合には、用紙搬送路に配置す
るダクトに向けて、排気ファンにより空気を吸引するこ
とにより、排紙路のガイド板近傍に水蒸気を含んだ空気
が滞留することを防止できる。したがって、前記図3の
ような熱伝達手段を構成することにより、画像形成装置
の用紙搬送路のガイド板に結露を生じることを防止でき
る。
【0015】図4に示す例は、排紙路のガイド板の端部
を定着装置の断熱カバー部材に接触させ、排紙路のガイ
ド板に対して定着装置の熱を伝達する機構を構成してい
る。前記図4に示す例では、定着装置3の内部案内部材
30のガイド板と、排紙路のガイド板とを直接熱伝達さ
せない機構を構成しており、排紙路10のガイド板1
1、12の端部には、押圧部17、18を設けて、定着
装置の断熱カバー部材7に接触させている。前記断熱カ
バー部材7と排紙路のガイド板との接触部は、図5の拡
大説明図に示されるように構成されるもので、断熱カバ
ー部材7の植毛部8に対して、押圧部17、18に対応
させる部分だけ露出部9を形成する。つまり、前記定着
装置の断熱カバー部材7では、ジャム処理等の際に、オ
ペレータが手を触れる場合があるので、火傷等を防止す
るために断熱カバー部材の周囲には植毛部8を形成して
いる。これに対して、本実施例では、排紙路の端部に対
応する位置に露出部9を設けて、ガイド板に対する熱伝
達部分を形成し、排紙路のガイド板に定着装置の熱を積
極的に伝達させる手段を構成する。
【0016】前記図4、5に示されたように、定着装置
の断熱カバー部材を介して、排紙路のガイド板に対する
加熱の作用を行わせる手段を構成することにより、前記
図1に示すように、画像形成装置に対して後処理装置の
用紙搬送路を接続する場合に、後処理装置の排気ファン
により吸引し、用紙搬送路のガイド板近傍の水蒸気を含
んだ空気を排気することができ、用紙搬送路における結
露の防止作用を行わせることができる。また、前記図5
に示されるように、ガイド板11、12の端部に配置す
る押圧部17、18は、前記図3の伝熱板15、16の
場合と同様に、バイメタルと同様な作用を行う金属の板
状の部材を使用ことや、形状記憶合金等を用いて構成
し、伝熱板が一定以上の温度になった時に、排紙路と内
部案内部材のガイド板の間での熱の伝達を中断する機構
を構成することも可能である。
【0017】図6に示す例は、定着装置の熱を排紙路の
ガイド板に伝達するために、定着装置の断熱カバー部材
7で覆われた内部から、排紙路に向けて熱伝達板部材3
5、36を配置している。前記熱伝達板部材35、36
は、熱伝導性の良好な金属の板部材を用いることができ
る。また、前記熱伝達板部材35、36の露出側の端部
には、図7に示されるように、排紙路10の上下のガイ
ド板11、12の端部を接続しており、定着装置内部で
発生した熱をガイド板に対して伝達させて、排紙路に対
する加熱作用を行わせるようにする。
【0018】本発明においては、前記図7に示されるよ
うに、排紙路10のガイド板の端部を熱伝達板部材に対
して直接接触させて熱伝導を行わせることができるが、
その他に、前記図5に示すように、他の金属部材を配置
して、間接的な熱伝達を行う機構を構成することもでき
る。また、前記定着装置の内部から用紙排出方向に突出
させて設ける熱伝達板部材を、形状記憶合金等の金属部
材を用いて構成し、熱伝達板部材が一定の温度以上に加
熱された場合には、熱伝達板部材の突出端部がガイド板
の端部から離間するような動作を行わせる機構を構成す
ることも可能である。さらに、ガイド板の端部の熱伝達
板部材に接する部分に対して、バイメタルと同様な性質
を有する金属部材を取り付けることもできる。
【0019】前記図3〜7のそれぞれに示されるよう
に、定着装置の内部で発生する熱を、画像形成装置の排
紙路のガイド板に伝達するので、排紙路のガイド板は定
着装置のスイッチがオンにされてから、比較的短い時間
で結露が生じない程度の温度に加熱される。したがっ
て、画像形成装置により記録紙が作成される際に、用紙
から発生る水蒸気が排紙路のガイド板に結露を生じるこ
とが防止されるので、画像形成装置本体での用紙の搬送
作用を良好に維持させることができる。また、前記画像
形成装置に後処理装置を接続して配置した場合にも、前
記後処理装置に設けたダクトを介して排気ファンにより
空気を吸引するので、排紙路のガイド板近傍の水蒸気を
含んだ空気を吸引する作用を発揮させることができる。
そして、後処理装置の用紙搬送路を構成する上下のガイ
ド板に対しても、その近傍の水蒸気を含んだ空気を吸引
するので、結露を生じることがなくなり、後処理装置の
用紙搬送路での用紙搬送作用を良好な状態で行うことが
できる。
【0020】また、本発明の図3〜7のそれぞれに示さ
れる例において、定着装置を画像形成装置本体に対して
引き出し可能に設ける場合に、排紙路10のガイド板1
1、12の端部を、定着装置の断熱カバー部材7やその
他の熱伝達部材に対して離間させる手段を設ける必要が
ある。そこで、前記本発明の各実施例では、定着装置を
着脱する際に、固定位置に配置する排紙路に対して、定
着装置を摺動可能に設けるとともに、熱伝達の作用を良
好に発揮できるようにする。前述したように構成するこ
とに加えて、例えば、図6に示されるように、熱伝達板
部材35、36を配置する際に、前記熱伝達板部材をガ
イド板11、12の端部に対して離接させる手段を設
け、ガイド板を余分に加熱させないような制御手段を設
けることもできる。前記熱伝達板部材に対する移動手段
としては、例えば、ソレノイドのような駆動手段を配置
し、定着装置またはガイド板に対応させて配置するセン
サからの温度検知情報に応じて、ソレノイドを用いた駆
動を行い、排紙路のガイド板を余分に加熱させないよう
にして、画像形成装置の他の装置に対する安全装置を構
成することも可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明の後処理装置の結露防止装置は、
前述したように構成した熱伝達と排気手段を設けたもの
であるから、画像形成装置の排紙路に対して、ソータ等
の後処理装置の用紙搬送路を接続して、記録紙の後処理
を行う手段を構成する場合に画像形成装置本体の排紙路
と、後処理装置の用紙搬送路での結露を防止することが
できる。そして、本発明においては、定着装置に排紙路
のガイド板を熱的に接触させることのみにより、ガイド
板を暖めることができ、定着装置の熱を有効に利用する
ことが可能である。また、本発明においては、後処理装
置には排気手段を設けるのみであるから、その用紙搬送
路の周囲に配置する部材を特に増加させる必要がなく、
画像形成装置本体にも、排気装置やガイド板に対する加
熱装置を設ける必要がない。そして、後処理装置等を画
像形成装置の排紙路に接続した場合でも、画像形成装置
本体には、ガイド板に対する加熱手段や、ガイド板に対
して送風や空気吸引手段等を配置しなくても、用紙から
発生する水蒸気がガイド板に付着して結露を生じること
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置に後処理装置を接続する場合の
用紙搬送路の構成を示す説明図である。
【図2】 本発明の空気流通手段の構成を示す説明図で
ある。
【図3】 定着装置の熱を排紙路に伝達する手段の説明
図である。
【図4】 定着装置の熱を排紙路に伝達する第2の実施
例の説明図である。
【図5】 図4における定着装置の断熱カバー部材とガ
イド板の端部の接続部の構成を示す説明図である。
【図6】 定着装置の熱を排紙路に伝達する第3の実施
例の説明図である。
【図7】 図6における定着装置の断熱カバー部材とガ
イド板の端部の接続部の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置、 3 定着装置、 5 加熱
ローラ、6 加圧ローラ、 7 断熱カバー部材、
10 排紙路、11・12 ガイド板、 15・1
6 伝熱板、17・18 押圧部、 20 後処
理装置、 21 用紙搬送路、25 ダクト、 2
6 排気ファン、 30 内部案内部材、35・3
6 熱伝達板部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真複写機等の画像形成装置本体に
    対して、着脱可能に後処理装置を接続してなる装置にお
    いて、 画像形成装置本体に設けた定着装置の下流部の排紙路に
    対応させて、前記後処理装置の用紙路を接続し、 前記後処理装置に結露防止手段を設けたことを特徴とす
    る後処理装置の結露防止装置。
  2. 【請求項2】 前記後処理装置に設ける結露防止装置
    は、画像形成装置で発生する水蒸気を含んだ空気を吸引
    し、 後処理装置の排気部から排出させる空気流通手段により
    構成することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置
    の結露防止装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置の定着装置の熱を排紙
    路のガイド板に伝達する手段を設けるとともに、 画像形成装置の空気を吸引して後処理装置の排気部より
    排気させる手段を設けることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の後処理装置の結露防止装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006215357A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Ricoh Printing Systems Ltd 定着装置
EP2056169A2 (en) 2007-10-30 2009-05-06 Konica Minolta Business Technologies, INC. Sheet moisturizing device and image forming apparatus provided therewith
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