JPH08211729A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08211729A
JPH08211729A JP7017804A JP1780495A JPH08211729A JP H08211729 A JPH08211729 A JP H08211729A JP 7017804 A JP7017804 A JP 7017804A JP 1780495 A JP1780495 A JP 1780495A JP H08211729 A JPH08211729 A JP H08211729A
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JP
Japan
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developing
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image forming
carrier
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Pending
Application number
JP7017804A
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English (en)
Inventor
Koji Maruyama
耕司 丸山
Takeshi Saikawa
健 済川
Nobumasa Furuya
信正 古谷
Shigehito Andou
滋仁 安東
Shinji Sasahara
慎司 笹原
Hirakazu Ezure
平和 江連
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH08211729A publication Critical patent/JPH08211729A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】最適な現像状態を形成できる現像条件を維持
し、長期間にわたり安定した画像品質が得られる画像形
成装置を提供する。 【構成】トナーとキャリアとを混合してなる二成分現像
剤を現像剤担持体11に保持するとともに、現像剤担持
体11上の現像剤層と対向する像担持体1上に形成され
た静電潜像にトナーを付着させて現像する画像形成装置
において、現像領域に搬送される現像剤の量を検出する
現像剤搬送量検出手段34と、この現像剤搬送量検出手
段34からの信号を格納するデータ格納手段30と、こ
のデータ格納手段30中のデータに基づいて現像バイア
スを変化させることにより出力画像を制御する現像バイ
アス制御手段32とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二成分系の現像剤を用
いて像担持体上の静電潜像に対して現像を行う複写機や
プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、現像領域に搬
送される現像剤の量に応じて画像形成条件を変化させる
ことにより出力画像を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置においてカラー化が
進んでおり、その記録法においては種々のものが知られ
ており、その一つに重ね現像・一括転写法がある。重ね
現像・一括転写法とは、感光体等の像担持体上に順次複
数色の画像を重ねて現像することによって、上記像担持
体上に複数色のカラー画像を形成し、この複数色のカラ
ー画像を記録シートに一括転写してカラー画像を得るも
のである。この方法は、感光体ドラム等の像担持体が一
つで済み、また、転写ドラムが不要であるため、装置の
小型化が可能である特徴を有する。
【0003】このような重ね現像・一括転写法において
通常の接触現像法を用いると、接触現像法特有の、現像
されたトナー像に現像ブラシマークが付くという問題
や、前段の現像工程によって像担持体上に現像されたト
ナー像が次の現像工程を通過する時に像担持体上から掻
き取られ、前段の画像の濃度低下が発生したり、掻き取
られたトナーが後段の現像器中の現像剤中に混入して後
段の現像剤の寿命が著しく低下したりする問題、さらに
は混色といった問題が生じる。
【0004】従って、重ね現像・一括転写法において
は、既に像担持体上に現像されたトナー像を乱したり掻
き取ったりすることなく、如何に後段の現像を行うかが
極めて重要な課題となっており、現像方法に関する種々
の提案がなされている。
【0005】それらの中で、特公平2−4903号公報
に開示されるような磁気ブラシを画像部に接触させない
非接触現像法が提案されている。上記特公平2−490
3号公報に開示された技術は、光導電性を有するドラム
状記録体上に静電潜像を形成するための静電潜像形成手
段と上記静電潜像を顕像化するための複数の現像手段よ
り構成される電子写真記録装置において、上記現像手段
の搬送用回転体外周面に付着されて搬送される磁性現像
剤の表面とドラム状記録体の表面との間隙を0.05〜
0.5mmの範囲に保持し、交流電界を印加することで
重ね現像法を可能にしている。
【0006】このように非接触現像法は、現像剤の接触
がないため、現像剤層の接触に起因する掻き取りによる
画像の濃度低下、混入、混色がなく、重ね画像法に適し
ているという優れた特徴を有している。しかしながら、
上記のような非接触現像法では、現像剤担持体上の現像
剤層の厚さに変動があるため、最終的に記録シート上に
得られる画像に縞状の現像ムラが、記録シートの搬送方
向に繰り返し顕著に生じるという問題がある。
【0007】この現像ムラを防止するために、特開平4
−208957号公報、特開平5−333685号公報
等に開示されているような技術が提案されている。上記
特開平4−208957号公報に開示された現像装置
は、感光体上の静電潜像に対して現像ローラに現像剤を
帯電させながら供給するローラ部材に働かせたバイアス
のもとに非接触現像を行う現像装置において、現像ロー
ラと感光体とのギャップに応じて上記バイアスを調整す
るように構成したものである。
【0008】また、特開平5−333685号公報に開
示された画像形成装置は、感光体に帯電、露光、現像を
繰り返して行うことにより画像を形成する画像形成装置
において、感光体ドラム面と現像剤担持体間のギャップ
を検出する現像ギャップ検出手段と、この現像ギャップ
検出手段により検出された信号をメモリに格納するデー
タ格納手段と、このデータ格納手段に基づいて画像形成
条件を変化させることにより出力画像を制御する画像補
正手段を備えるように構成したものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、次のような問題を有している。上記特開平
4−208957号公報および特開平5−333685
号公報に示されている非接触現像法では、一成分現像剤
を用いて、像担持体表面と現像剤担持体表面との間の距
離(以下、これを現像ギャップと称する)を例えば、
0.11mmに、現像剤層厚を例えば、0.03mmに
設定し、現像剤層はその厚さの変動が無視できる薄層と
なるよう構成されている。
【0010】しかしながら、二成分現像剤を用いた非接
触現像方式の場合には、通常、現像ギャップ、現像剤層
厚がともに一成分現像剤を用いた場合よりも広くなるよ
うに構成されている。かかる二成分現像剤を用いた非接
触現像方式の設定範囲は、例えば、特開平1−1728
82号公報に示されているように、現像ギャップが0.
3〜0.7mmの範囲に、現像剤層厚が0.15〜0.
4mmの範囲に設定され、現像剤層が像担持体に接触し
ない条件のもとで使用される。この非接触現像法におい
ては、現像効率が接触現像法に比べて低いため、二成分
現像剤を用いた場合には、十分な画像濃度を得るのに必
要な現像剤を現像領域に供給するために、現像ギャップ
中の電界を十分強くしながら、現像ギャップを相対的に
大きく設定し、且つ現像剤層厚を厚く設定するようにな
っている。
【0011】ここで、上記現像領域について説明を加え
る。実効的にトナーが像担持体に作用する領域を現像領
域と称し、具体的には、現像スリーブと像担持体が停止
した状態で現像時に印加される電界と同じ電界を作用さ
せてトナーが像担持体に飛翔する領域を現像領域と定義
する。
【0012】このように、二成分現像剤を用いた非接触
現像法では、一成分現像剤を用いた場合よりも現像ギャ
ップが広くなるよう構成されているため、現像ギャップ
の変動量が及ぼす現像電界への影響は一成分現像の場合
に比して小さいと考えられる。一方、二成分現像剤を用
いた非接触現像法では、粒径の異なるトナーとキャリア
の混合体である現像剤を、スリーブ内部に設置される磁
力生成手段の磁力により現像スリーブ上に保持し、規制
部材により像担持体との間に間隙を形成して現像剤層厚
を規制するよう構成されており、現像スリーブの真円度
や支持構造の精度等の理由により現像剤層厚ひいては現
像剤搬送量の高精度な制御が非常に困難である。
【0013】ここで、上記現像剤搬送量について説明を
加える。実効的に像担持体に作用する現像剤の重量を現
像剤搬送量と称し、具体的には、現像領域内における現
像スリーブ上の単位面積当たりの現像剤重量を現像剤搬
送量と定義する。
【0014】本発明者らは、現像剤搬送量と現像濃度と
の関係に着目して実験を行った結果、現像剤搬送量と現
像濃度との間には図13に示すような特性があることを
見出した。また、現像剤搬送量の変動は、現像スリーブ
の円周方向に沿って分布しており、記録シート上に得ら
れる画像上に発生する縞状の濃度ムラのピッチと同じこ
とがわかった。つまり、記録シート上の画像に発生する
縞状の濃度ムラは、現像スリーブの円周方向に沿った現
像剤搬送量の変動に起因していることがわかった。現像
スリーブ上の位置と現像剤搬送量の関係を図14に、現
像スリーブ上の位置と得られる現像濃度の関係を図15
にそれぞれ示す。
【0015】本発明は、このような背景に基づいてなさ
れたものであり、二成分現像剤を用いた現像装置を有す
る画像形成装置において、記録シート上の搬送方向に繰
り返し発生する濃度ムラを防止し、最適な現像状態を形
成できる現像条件を維持し、長期間にわたり均質安定な
画像品質が得られる画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、トナーとキャリアとを混合
してなる二成分現像剤を現像剤担持体上に層状に保持す
るとともに、上記現像剤担持体上の現像剤層と対向する
像担持体上に形成された静電潜像にトナーを付着させて
現像する現像装置を有する画像形成装置において、現像
領域に搬送される現像剤の量を検出する現像剤搬送量検
出手段と、この現像剤搬送量検出手段からの現像剤搬送
量データを格納するデータ格納手段と、現像剤搬送量と
現像バイアス条件との関係を決定するテーブルを格納し
た記憶手段と、上記データ格納手段中のデータと上記記
憶手段中のテーブルを参照しながら現像濃度を一定に保
つときの適正現像バイアス条件を算出する演算手段と、
この制御手段の出力に基づき現像バイアスを制御する現
像バイアス制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】また、請求項2記載の発明は、上記現像剤
搬送量検出手段を、上記現像剤担持体上の現像剤層厚を
規制する現像剤搬送量規制部材に加えられる圧力を検出
する圧力検出手段によって構成したことを特徴とする。
【0018】なお、圧力検出手段としては例えば圧電素
子が用いられるが、圧力を検出可能な手段であれば、他
の圧力検出手段を用いてもよいことは勿論である。ま
た、現像剤搬送量検出手段としては、例えば、発光素子
と受光素子を組み合わせたものを用いても良い。
【0019】
【作用】上記技術的手段によれば、圧電素子、あるいは
発光素子と受光素子の組み合わせから構成される現像剤
搬送量検出手段によって検出される現像剤搬送量と、記
憶手段中の現像剤搬送量−現像バイアス条件対応テーブ
ルを参照しながら制御手段において現像濃度を一定に保
つための適正現像バイアス条件を算出する。現像バイア
ス制御手段では、この制御手段からの指令を受けて、現
像バイアス電圧の交流成分の振幅を変化させ、あるいは
現像バイアス電圧の交流成分の周波数を変化させ、更に
は現像バイアス電圧の交流成分の振幅と周波数の双方を
変化させることにより出力画像を制御する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。 (実施例1)図1は本実施例における画像形成装置の作
像部周りの構成図である。同図において、1は像担持
体、2はスコロトロン帯電器、3は半導体レーザ装置等
の像露光手段、4a,4b,4c,4dは各イエロー、
マゼンタ、サイアン、ブラックのトナーが別々に入って
いる現像器、5は転写前コロトロンであり、この転写前
コロトロン帯電器5により像担持体1に形成されたトナ
ー像の帯電量の制御を行うようになっている。6は像担
持体1上のトナーを像受容体(記録シート)に転写する
ための転写用コロトロン帯電器、7は像受容体を像担持
体1から剥離するための剥離用コロトロン帯電器、8は
クリーニングブレードを用いたクリーニング手段、9は
光除電手段、10は像受容体としての記録シートであ
る。
【0021】像担持体1としては負帯電の有機感光体
(以降、OPCと称する)を使用した。像担持体1の外
径は100mm、像担持体表面移動線速度は160mm
/sである。また、各色の現像剤は、それぞれの色のト
ナーと、樹脂中に磁性粉を分散した平均粒子径40μm
のキャリアからなる二成分現像剤を使用した。
【0022】まず、第1サイクルとして、像担持体1を
光除電器9で除電し、像担持体1にクリーニング装置8
のクリーニングブレードを当接させてその表面をクリー
ニングする。その後、ブレードは像担持体1より離間さ
せておく。光除電器9は引き続き像担持体1の除電を行
う。次にスコロトロン帯電器2を用いて像担持体1の表
面を−700Vに一様に帯電する。その後、像露光手段
3により第1回像露光を施して画像潜像を形成すると、
画像部の電位は−450Vに上昇する。そしてイエロー
の現像器4aに、直流電圧−650Vに振幅800V、
周波数6kHzの交流電圧を重畳した現像バイアスを印
加し、イエロートナーを像担持体1上に付着させる。上
記露光手段としては、レーザー書き込み装置、LEDア
レイ、一様光源と液晶マイクロシャッターからなる液晶
ライトバルブ等、任意のものが目的に応じて使用でき
る。
【0023】引き続き第2サイクルに入り、再びスコロ
トロン帯電器2で像担持体1の表面を−700Vに一様
に帯電する。その後、像露光手段3により第2回像露光
を施して画像潜像を形成すると、画像部の電位は−45
0Vに上昇する。そしてマゼンタの現像器4bに、直流
電圧−650Vに振幅800V、周波数6kHzの交流
電圧を重畳した現像バイアスを印加し、マゼンタトナー
を像担持体1上に付着させる。
【0024】以下、同様の工程を繰り返し、サイアン、
ブラックの像を重ねて形成する。その後、転写前コロト
ロン帯電器5で転写に必要な帯電量をトナーに与える。
そして最後に転写搬送ベルト10により搬送される像受
容体に、転写用コロトロン帯電器6を用いて像担持体1
に付着しているトナーを一括転写する。さらに、像担持
体1より剥離された像受容体は、図示しない定着器を通
過することで定着され、一方、像担持体1上に残ったト
ナーおよび帯電の履歴をクリーニング手段8および光除
電手段9により除去することにより、本画像形成サイク
ルが終了する。
【0025】本発明における現像器の要部と現像剤搬送
量検出手段の構成を、サイアントナーの現像器4cを例
に図2と図3を使って説明する。他の色のトナーの現像
器についても同様である。図2は実施例1の現像器の要
部拡大図、図3は同、現像剤搬送量検出手段のブロック
図である。まず、図2において、回転可能な非磁性の円
筒形の現像スリーブ11内に、磁石ロール12を配置す
る。磁石ロール12は、像担持体1と磁石ロール12の
中心を結ぶ線に対して、磁極14a(N極)と磁極15
a(S極)の略中間が対向するよう固定されている。現
像剤は、層厚規制部材(現像剤搬送量規制部材)13に
より一定の厚みに規制され、現像スリーブ11の回転に
より現像域へと搬送されるようになっている。
【0026】本実施例では、像担持体1と現像スリーブ
11の間隙は450μm、像担持体1と対向する部位の
現像剤層厚は200μmに設定した。また、現像スリー
ブ11の外径は18mmで、磁極14a(N極)と磁極
15a(S極)の挟む角は20度である。上記現像スリ
ーブ11は、図示しない駆動手段によって矢印方向に回
転駆動される。現像スリーブ11には、現像バイアス用
電源により現像バイアスが印加されている。現像バイア
スは、直流電圧に交流電圧を重畳したものである。現像
バイアスの直流成分は、−650Vに設定した。現像バ
イアスの交流成分は、周波数が6kHz、振幅が800
Vの矩形波に設定した。
【0027】次に、この実施例で使用した現像剤搬送量
検出手段について説明する。図2に示すように、層厚規
制部材13と現像領域の間でかつN極14bとS極15
bの中間に位置する点にレーザ光が照射されるように、
レーザダイオード等の発光素子16と反射鏡18を配置
する。上記レーザ光は、像担持体1へと散乱されても最
終的に得られる画像への影響はないように、現像剤担持
体軸方向の端部の像受容体と接しない位置に照射する。
さらに現像剤を通って現像スリーブ11で反射され再び
現像剤を通って戻ってくる反射光を受光する位置に、受
光素子17を配置する。現像剤搬送量検出手段34は、
上記発光素子16、受光素子17、さらには反射鏡18
によって構成されている。上記受光素子17で検出され
た現像剤の搬送量は、後述するCPU22に送られる。
【0028】次に、図3において、上記受光素子17で
検出された現像剤の搬送量のデータは、後述するCPU
22の制御動作によってデータ格納手段30に順次格納
されるようになっている。
【0029】図4に、現像スリーブ11上の現像剤層の
厚さと、上記受光素子17で検出される、各色トナーを
保持した現像スリーブ11における反射光の強度(反射
率)との関係を示した。図4において、Y,M,C,B
はそれぞれイエロー、マゼンタ、サイアン、ブラックの
各色の特性を示している。また、現像剤層の厚さと現像
剤搬送量との関係は図5に示すように、比例関係となっ
ている。図4、図5のデータは、図3中のROM21に
格納されている。図3に示すように、受光素子17で検
出される反射光の強度を用いて、CPU22が、ROM
21中のデータを参照して現像剤搬送量を算出し、算出
されたデータがデータ格納手段30へ出力される。
【0030】図6は画像形成条件補正手段31を示すブ
ロック図である。同図において、ROM33には、図7
に示すように、各色トナーに対して、現像濃度を一定に
保つときの現像剤搬送量と、現像バイアス電圧の交流成
分の振幅との間の関係を示す現像剤搬送量−現像バイア
ス条件対応テーブルが格納されている。図7において、
Y,M,C,Bはそれぞれイエロー、マゼンタ、サイア
ン、ブラックの各色の特性を示している。また、図6に
おいて、データの流れの順に、CPU35、D/A変換
器36、現像バイアス制御手段32が設けられている。
なお、これら現像バイアス制御手段32、ROM33、
CPU35、D/A変換器36により画像形成条件補正
手段31が構成されている。この画像形成条件補正手段
31は、前述した現像剤搬送量検出手段34によって検
出された現像剤の搬送量に応じて、現像バイアス等の画
像形成条件を補正するものである。
【0031】このような構成において、上記データ格納
手段30に格納された現像剤搬送量の変動量をもとに、
CPU35が、予めROM33に格納されている現像剤
搬送量−現像バイアス条件対応テーブルを参照して適正
現像バイアス条件を算出し、算出された適正現像バイア
ス条件は、D/A変換器36によりアナログ信号に変換
され、このアナログ信号に基づき、現像バイアス電圧制
御手段32により図示しない現像バイアス電源が制御さ
れ、適正な交流成分の振幅を有する現像バイアス電圧が
出力される。すなわち、前記現像剤搬送量検出手段34
によって順次検出されデータ格納手段30に格納される
現像剤の変動量は、順次CPU35に送られ、このCP
U35では、上述されたように、予めROM33に格納
されている現像剤搬送量−現像バイアス条件対応テーブ
ルを参照して適正現像バイアス条件が算出される。現像
スリーブ11によって現像領域に搬送される現像剤の量
が変動すると、図7(b)に示すように、現像される像
担持体1上の静電潜像の濃度が変動してしまう。そのた
め、現像スリーブ11によって現像領域に搬送される現
像剤の量が変動した場合でも、現像濃度が一定となるよ
うに、図7(c)に示す画像濃度と現像バイアスとの関
係から、現像バイアスを制御するものである。図7
(a)は図7(b)に示す現像剤の搬送量と現像濃度の
関係、及び図7(c)に示す現像濃度と現像バイアスと
の関係から求められたものである。上記CPU35は、
図7(a)に基づいて求められた現像バイアス電圧を、
D/A変換器36及び現像バイアス制御手段32を介し
て現像スリーブ11に印加する。こうすることによっ
て、現像スリーブ11によって現像領域に搬送される現
像剤の量が変動した場合でも、現像濃度を一定に維持す
ることができるようになっている。以上の工程により形
成された画像は、現像剤搬送量の変動による顕著な現像
ムラが解消され、実用上問題のないレベルにまで改善さ
れ、高画質化を図ることができた。
【0032】(1)変形例1 次に、現像バイアス電圧制御手段32により現像バイア
ス電圧の交流成分の周波数による出力画像の調整を行っ
た。本変形例においては、ROM33に、図8に示すよ
うに、各色トナーに対して、現像濃度を一定に保つとき
の現像剤搬送量と現像バイアス電圧の交流成分の周波数
との間の関係を示す現像剤搬送量−現像バイアス条件対
応テーブルを格納し、現像バイアス電圧制御手段32に
より現像バイアス電圧の交流成分の周波数を調整する。
【0033】図8において、Y,M,C,Bはそれぞれ
イエロー、マゼンタ、サイアン、ブラックの各色を表
す。その他の条件および画像形成工程の順序は全て実施
例1と同じとした。形成された画像には、現像剤搬送量
の変動による顕著な現像ムラが解消され、実用上問題の
ないレベルにまで改善され、高画質化を図ることができ
た。
【0034】(2)変形例2 次に、現像剤搬送量検出手段の要部としての発光素子1
6を、現像スリーブ11内に設置した場合について図9
を用いて説明する。現像スリーブ11の一部または全部
を透明な部材で構成し、現像スリーブ11の内側に設け
た発光素子16からレーザ光を上記照射位置に向けて照
射し、現像スリーブ11と現像剤層を通り抜けた透過光
の強度を受光素子17により検出することで、現像剤搬
送量の検出を行った。その他の条件および画像形成工程
の順序は全て実施例1と同じとした。形成された画像に
は、現像剤搬送量の変動による顕著な現像ムラが解消さ
れ、実用上問題のないレベルにまで改善され、高画質化
を図ることができた。勿論、発光素子16と受光素子1
7の位置関係は逆でもよい。
【0035】(実施例2)実施例2では、現像剤搬送量
検出手段として、層厚規制部材13に加えられる圧力を
測定し、現像剤搬送量を検出する構成を採用した。本実
施例においては、実施例1と同じ図1の構成および作像
工程を用いた。本実施例における現像器の要部の構成と
現像剤搬送量検出手段の構成をサイアンのトナーの現像
器4cを例に、図10と図11を使って説明する。他の
色のトナーの現像器についても同様である。
【0036】図10は実施例2の現像器の要部構成図、
図11は同、現像剤搬送量検出手段のブロック図であ
る。図10において、回転可能な非磁性の円筒形の現像
スリーブ11内に、磁石ロール12を配置する。磁石ロ
ール12は、像担持体1と磁石ロール12の中心を結ぶ
線に対して、磁極14a(N極)と磁極15a(S極)
の略中間が対向するよう固定されている。現像剤は、層
厚規制部材13により一定の厚みに規制され、現像スリ
ーブ11の回転により現像領域へと搬送される。
【0037】本実施例では、像担持体1と現像スリーブ
11の間隙は450μm、像担持体1と対向する部位の
現像剤層厚は200μmに設定した。また、現像スリー
ブ11の外径は18mmで、磁極14a(N極)と磁極
15a(S極)の挟む角は20度である。上記現像スリ
ーブ11は、図示しない駆動手段によって矢印方向に回
転駆動される。現像スリーブ11には、現像バイアス用
電源により現像バイアスが印加されている。現像バイア
スは、直流電圧に交流電圧を重畳したものである。現像
バイアスの直流成分は、−650Vに設定した。現像バ
イアスの交流成分は、周波数が6kHz、振幅が800
Vの矩形波に設定した。
【0038】次に、この実施例で使用した現像剤搬送量
検出手段について説明する。層厚規制部材13と現像器
フレーム20との間には図10に示したように、層厚規
制部材13に加わる圧力を検知する圧電素子19が挟ま
れている。この圧電素子19によって検出される層厚規
制部材13に加わる圧力と現像剤搬送量との間の関係は
図12に示すように比例関係となっている。図12のデ
ータは図11中のROM21に格納されている。
【0039】図11に示すように、圧電素子19で検出
される圧力の大きさを用いて、CPU22がROM21
中のデータを参照して現像剤搬送量を算出し、算出され
たデータがデータ格納手段30へ出力される。この実施
例においても実施例1と同様に、圧電素子19、ROM
21、CPU22によって現像剤搬送量検出手段34が
構成されている。画像形成条件補正手段31におけるデ
ータの流れは図6に示した通りである。
【0040】(1)変形例1 次に、現像バイアス電圧制御手段32により現像バイア
ス電圧の交流成分の周波数による出力画像の調整を行っ
た。本変形例においては、ROM33に、図8に示すよ
うに、各色トナーに対して、現像濃度を一定に保つとき
の現像剤搬送量と現像バイアス電圧の交流成分の周波数
との間の関係を示す現像剤搬送量−現像バイアス条件対
応テーブルを格納し、現像バイアス電圧制御手段32に
より現像バイアス電圧の交流成分の周波数を調整する。
【0041】図8において、Y,M,C,Bはそれぞれ
イエロー、マゼンタ、サイアン、ブラックの各色の特性
を示している。その他の条件および画像形成工程の順序
は全て実施例2と同じとした。形成された画像には、現
像剤搬送量の変動による顕著な現像ムラが解消され、実
用上問題のないレベルにまで改善され、高画質化を図る
ことができた。
【0042】(2)変形例2 次に、現像剤搬送量検出手段として、層厚規制部材13
に圧着した歪みゲージを用い、層厚規制部材13の歪み
を測定して現像スリーブ11の表面から層厚規制部材1
3の先端までの距離を算出することにより現像剤搬送量
の検出を行った。その他の条件および画像形成工程の順
序は全て実施例2と同じとした。形成された画像には、
現像剤搬送量の変動による顕著な現像ムラが解消され、
実用上問題のないレベルにまで改善され、高画質化を図
ることができた。
【0043】以上、二成分現像剤を用いた非接触現像法
を中心に述べてきたが、接触現像法の場合でも現像剤搬
送量の変動は現像ムラの原因となるので、本発明は接触
現像法を用いる現像方法にも適用可能で、現像ムラ解消
に効果的である。
【0044】
【発明の効果】本発明は、現像剤担持体上の現像剤搬送
量を常に検出して、その変動に応じて現像バイアスを調
整するようにしたので、現像剤搬送量の変動による画像
濃度の変動を低減させることができ、現像ムラのない高
画質の画像を安定して得られる画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における画像形成装置の作像部
周りの構成図である。
【図2】本発明の実施例1における現像器の要部拡大構
成図である。
【図3】本発明の実施例1における現像剤搬送量検出手
段のブロック図である。
【図4】現像スリーブ上の現像剤層の厚さとレーザ光の
反射率との関係を示す特性図である。
【図5】現像スリーブ上の現像剤層の厚さと現像剤搬送
量との関係を示す特性図である。
【図6】本発明の実施例における画像形成条件補正手段
のブロック図である。
【図7】(a)は現像濃度を一定に保つときの現像剤搬
送量と現像バイアス電圧の交流成分の振幅の関係を示す
特性図、(b)は現像剤搬送量と画像濃度との関係を示
す特性図、(c)は画像濃度と現像バイアスとの関係を
示す特性図である。
【図8】現像濃度を一定に保つときの現像剤搬送量と現
像バイアス電圧の交流成分の周波数の関係を示す特性図
である。
【図9】本発明の実施例1において発光素子が別の形態
を持つ場合の現像器の要部拡大構成図である。
【図10】本発明の実施例2における現像器の要部拡大
構成図である。
【図11】本発明の実施例2における現像剤搬送量検出
手段のブロック図である。
【図12】層厚規制部材に加わる圧力と現像剤搬送量と
の関係を示す特性図である。
【図13】現像剤搬送量と現像濃度との関係を示す特性
図である。
【図14】現像スリーブ上の位置と現像剤搬送量の関係
を示す特性図である。
【図15】現像スリーブ上の位置と得られる現像濃度の
関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1…像担持体、11…現像スリーブ(現像剤担持体)、
30…データ格納手段、32…現像バイアス電圧制御手
段、33…ROM(記憶手段)、34…現像剤搬送量検
出手段、35…CPU(制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/09 Z (72)発明者 安東 滋仁 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 笹原 慎司 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 江連 平和 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーとキャリアとを混合してなる二成
    分現像剤を現像剤担持体上に層状に保持するとともに、
    上記現像剤担持体上の現像剤層と対向する像担持体上に
    形成された静電潜像にトナーを付着させて現像する現像
    装置を有する画像形成装置において、 現像領域に搬送される現像剤の量を検出する現像剤搬送
    量検出手段と、この現像剤搬送量検出手段からの現像剤
    搬送量データを格納するデータ格納手段と、現像剤搬送
    量と現像バイアス条件との関係を決定するテーブルを格
    納した記憶手段と、上記データ格納手段中のデータと上
    記記憶手段中のテーブルを参照しながら現像濃度を一定
    に保つときの適正現像バイアス条件を算出する演算手段
    と、この制御手段の出力に基づき現像バイアスを制御す
    る現像バイアス制御手段とを備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記現像剤搬送量検出手段は、上記現像
    剤担持体上の現像剤層厚を規制する現像剤搬送量規制部
    材に加えられる圧力を検出する圧力検出手段によって構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011081172A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2016170208A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび濃度ムラ補正方法
JP2021051118A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び制御方法

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