JPH08211023A - 鋼帯欠陥検出装置の感度較正方法及びその装置 - Google Patents

鋼帯欠陥検出装置の感度較正方法及びその装置

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JPH08211023A
JPH08211023A JP1755895A JP1755895A JPH08211023A JP H08211023 A JPH08211023 A JP H08211023A JP 1755895 A JP1755895 A JP 1755895A JP 1755895 A JP1755895 A JP 1755895A JP H08211023 A JPH08211023 A JP H08211023A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に正確な感度較正を行うことができる鋼
帯欠陥検出装置の感度較正方法及びその装置を提供する
ことにある。 【構成】 剛体よりなる非磁性材に一定の擬似漏洩磁束
を生じさせる材質を鋼帯幅にわたって設けた標準検査体
を一定速度で電磁石の磁束中を通過させ、擬似漏洩磁束
を多数の感磁素子により検出し、検出値を較正装置によ
り比較して各感磁素子の感度変動を較正する方法及び電
磁石2と、剛体よりなる非磁性材に一定の擬似漏洩磁束
を生じさせる材質を鋼帯幅にわたって設け、電磁石2に
より生じた磁束中を一定速度で通過する標準検査体4
と、一定の擬似漏洩磁束を検出する鋼帯幅にわたって配
設される多数の感磁素子3と、各感磁素子により検出さ
れた検出値を比較して各感磁素子3の感度変動を較正す
る較正装置9とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼帯を圧延方向に磁化し
て鋼帯の内部または表面の欠陥部により生じる漏洩磁束
を多数の感磁素子によって検出する鋼帯欠陥検出装置の
感度較正方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クロムめっき鋼板や冷延鋼板等の鋼帯に
生じるピンホールやガウジ等の表面疵や非金属介在物に
よる内部欠陥等の欠陥部を鋼帯の走行中に検出する鋼帯
欠陥検出装置としては従来より種々提案されている。こ
れらの鋼帯欠陥検出装置に用いられる感磁素子としては
ホール素子、SMD素子、U字型コア付きセンシングコ
イル、コアの磁気ヒステリシス効果を利用した飽和磁束
型センサ、薄いプリント基板に平面状のコイルを形成し
たもの等が用いられている。これらの感磁素子はいずれ
も1個で鋼帯全幅を検査できないので、複数組み合わせ
て使用されることから、検査前後や一定時間経過後に感
度較正を実施して各感磁素子間の検出値の変動を一定レ
ベルに抑えて規定の感度に設定する必要がある。規定の
感度設定は人工の対比欠陥を鋼帯と略同一の材料に加工
するか、自然欠陥の存在している鋼帯を準備して実検査
と同じ条件で検出を行い、感磁素子の検出値が規定範囲
に入るよう増幅ゲインまたは減衰器を操作するのが好ま
しい。
【0003】しかしこのような感度較正を行うには、感
磁素子が多すぎて対比欠陥や自然欠陥の準備が大変であ
った。そこで簡便に再現性の良い感度較正法として鋼帯
健全部の地肌ノイズ信号に基づいて感磁素子の検出感度
を較正する装置が提案されている。(例えば、特開平2
−95252号公報)。しかし感磁素子が検出する鋼帯
健全部の地肌ノイズ信号は、圧延ロールの表面粗度と同
じことになるが、圧延ロールの表面は圧延トン数によっ
て徐々に摩耗してゆき、圧延単位の始めと終わりでは変
化するのが常識である。このため表面粗度の変化する鋼
帯の地肌ノイズ信号に基づいて感度較正を行うことは精
度低下の問題があった。また精製ラインのように通板さ
れる鋼帯が必ずしも時系列的にみて連続していない場合
では、直前に通板された鋼帯の地肌ノイズ信号とレベル
が異なる場合も発生し、S/N比の確保の点で問題があ
った。
【0004】またワイヤを感磁素子の近くに巡らして擬
似漏洩磁束を発生させる方法及び装置が提案されてい
る。(例えば、特開平5−10962号公報)。しかし
アンペールの法則により感磁素子とワイヤの距離の逆自
乗によって発生する磁束の強度は変化するので、厳密な
寸法精度が必要となるが、巻き付け時の寸法精度を確保
するのは難しかった。そこで逆に感磁素子よりかなり離
れた位置にワイヤを巡らせて擬似漏洩磁束を安定させる
ことも考えられるが、通常感磁素子には漏洩磁束の検出
に指向性があるため、実検査時と条件が異なると漏洩磁
束の感磁素子通過経路等が大幅に異なって正確な感度較
正を行うことができなくなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前記の
ような問題点を解決し、簡単に精度の高い感度較正を行
うことができる鋼帯欠陥検出装置の感度較正方法及びそ
の装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、剛体よりなる
非磁性材に一定の擬似漏洩磁束を生じさせる細線を鋼帯
幅にわたって設けた標準検査体を一定速度で鋼帯欠陥検
出装置の電磁石の磁束中を通過させ、前記標準検査体に
より生じる一定の擬似漏洩磁束を鋼帯幅にわたって配設
される鋼帯欠陥検出装置の多数の感磁素子により検出
し、各感磁素子により検出された検出値を較正装置によ
り比較して各感磁素子の感度変動を較正することを特徴
とする鋼帯欠陥検出装置の感度較正方法及び鋼帯欠陥検
出装置の電磁石と、剛体よりなる非磁性材に一定の擬似
漏洩磁束を生じさせる細線を鋼帯幅にわたって設けると
ともに前記電磁石により生じる磁束中を一定速度で通過
する標準検査体と、該標準検査体の磁束中の通過によっ
て生じる一定の擬似漏洩磁束を検出する鋼帯幅にわたっ
て配設される鋼帯欠陥検出装置の多数の感磁素子と、該
各感磁素子により検出された検出値を比較して各感磁素
子の感度変動を較正する較正装置とよりなることを特徴
とする鋼帯欠陥検出装置の感度較正装置とよりなるもの
である。
【0007】
【作用】本発明の鋼帯欠陥検出装置の感度較正方法及び
その装置は、一定の擬似漏洩磁束を生じさせる細線を剛
体よりなる非磁性材に設けた鋼帯幅の標準検査体を一定
速度で磁束中に通過させれば、剛体よりなる非磁性材に
設けられた擬似漏洩磁束を生じさせる細線は磁束の吸引
力により変形することなく、磁束を変化させて一定の擬
似漏洩磁束を発生させる。この擬似漏洩磁束は鋼帯全幅
にわたって配設される多数の各感磁素子により検出され
るが、細線による擬似磁束は一定のための感磁素子の感
度にばらつきがあれば、各感磁素子に検出される検出値
は異なることとなる。この検出値のばらつきを較正装置
により修正して感磁素子の感度を規定レベルに補正す
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。1は鋼帯を巻き掛けるブライドルロールで
あり、該ブライドルロール1の若干上方にはブライドル
ロール1を通過する鋼帯を圧延方向に直流磁化させる電
磁石2が配置されている。3は電磁石2の両極間に配設
される多数の感磁素子であり、該感磁素子3は電磁石2
により直流磁化された鋼帯にピンホールやガウジ等の表
面疵や内部の非金属介在物等の欠陥部が存在した場合に
生じる磁束変化すなわち漏洩磁束を検出するものであ
る。4は感度較正を行う際、電磁石2の磁束中に介入さ
れる標準検査体であり、該標準検査体4は直径56×幅
1200mmのSUS316製の剛体よりなる非磁性材
のロール5に、軸線方向の凹溝6を形成し、該凹溝6内
に直径0.2mmの強磁性材よりなるピアノ鋼線7等の
細線を張架したうえ、非磁性材よりなる合成樹脂8によ
り埋設したものであり、合成樹脂8によりピアノ鋼線7
を埋設することにより、ピアノ鋼線7はロール5と一体
化された状態となり、防錆と電磁石2の磁力によるピア
ノ鋼線7の中央部がリフトされることを防止している。
【0009】9は感磁素子3により検出された標準検査
体4による一定の擬似漏洩磁束の電気信号が入力される
較正装置であり、該較正装置9は図3のブロック図に示
されるように、各感磁素子3により検出された一定の擬
似漏洩磁束の電気信号は対ノイズ性確保のため感磁素子
3の近傍に配置された前置広域増幅器10により約60
デシベル程増幅される。そして増幅された擬似漏洩磁束
の電気信号は可変帯域/可変増幅器11により所定の周
波数帯域のみが増幅される。その後多数の前置広域増幅
器10の信号は検出端ブロック毎に検波・A/D変換器
12により検出端ブロック内の信号を集めたうえ両振れ
信号を片振れ信号に検波し、一定時間または一定周長内
のピーク値をA/D変換して検出端ブロック毎に配置し
たサブデータ処理部13に入力する。サブデータ処理部
13は検波・A/D変換器12で検出端ブロック毎に信
号が集められるので、注目する感磁素子3に直結する可
変帯域/可変増幅器11だけが所定の感度で擬似漏洩磁
束を検出し、他の感磁素子3に直結する可変帯域/可変
増幅器11は感度を絞り、あたかも1チャンネルずつ感
磁素子3の出力をサブデータ処理部13に取り込まれる
ように制御している。
【0010】そしてサブデータ処理部13はこの擬似漏
洩磁束を所定回数だけ取り込み、平均値を算出する。こ
の結果を上位のメインデータ処理部14に送り込み、予
めメモリ15に記憶している感度較正用のデータと製造
ロット毎に入力される板幅や板厚、検査条件等から判断
して、各感磁素子3毎に増幅器のゲイン補正値等を演算
する。この結果は直ちにサブデータ処理部13に返され
る。サブデータ処理部13はこれらのデータに基づき可
変帯域/可変増幅器11のゲインを調整する。感磁素子
3は全部で144チャンネルあって9つの検出端ブロッ
クに分かれており、サブデータ処理部13は16チャン
ネルの感磁素子3を制御し、メインデータ処理部14は
9個のサブデータ処理部13を制御している。そして9
個のサブデータ処理部13と1個のメインデータ処理部
14により中央演算部16が構成されている。17はモ
ニタ用CRT、18はプリンタである。
【0011】以下、鋼帯欠陥検出装置の感度較正装置の
作用を説明する。鋼帯欠陥検出装置は図6に示されるよ
うに、ブライドルロール1に巻き掛けられる鋼帯を電磁
石2により直流磁化させ、鋼帯の表面疵による漏洩磁束
を感磁素子3により検出するものであるが、検査前後や
一定期間経過後、感度較正を行う際は、図4のフローに
示されるように、鋼帯欠陥検出装置を一旦停止して、非
磁性材に一定の擬似漏洩磁束を生じさせる材質を鋼帯幅
にわたって設けた標準検査体4の剛体よりなる非磁性材
よりなるロール5を鋼帯欠陥検出装置の検出部直下に配
置したうえ、ロール5を一定周速度で回転させる。(こ
の周速度は通板時と同じ速度でも異なる周速度でもよい
が、通板時と周速度が異なる場合は検出値を補正する必
要がある。)このロール5の回転時、電磁石2により直
流磁場を実検査時と同等の条件で印加する。(このとき
の磁化電流は実検査時と異なる場合は検出値の補正を行
う必要がある。)この磁束中を標準検査体4が通過する
と、剛体よりなる非磁性材のロール5の軸線方向に形成
された凹溝6内に非磁性材で埋設されたロール5と一体
化された強磁性材よりなるピアノ鋼線7により、電磁石
2の鉄心から出た磁束は磁気抵抗の小さい経路を通過し
ようとして曲げられる。この曲げられた磁束は一定の擬
似漏洩磁束として感磁素子3により検出される。
【0012】そして各感磁素子3により検出された一定
の擬似漏洩磁束は、電気信号として較正装置9の前置広
域増幅器10、可変帯域/可変増幅器11を介して増幅
され、検波・A/D変換器12により検波され、A/D
変換されたうえ、サブデータ処理部13、メインデータ
処理部14としての中央演算部16に取り込む。このと
き各感磁素子3からの検出値を多数回測定して平均値を
算出することにより、精度を高めることができる。そし
て感度較正に先立って、設定されている感度較正用のデ
ータ、例えば、板幅、板圧等の通板材料及び通板速度や
検出感度等の検査条件を中央演算部16に読み込む。各
感磁素子3の検出値と感度較正用のデータを比較して各
感磁素子3の感度補正量を演算する。この演算結果に基
づき各感磁素子3に対応する可変帯域/可変増幅器11
のゲインを中央演算部16の指令で調整する。その後再
度各感磁素子3の検出値を中央演算部16に取り込ん
で、規定の値に収斂しているかを確認する。収斂してい
なければ再度前記と同様の操作を収斂するまで繰り返せ
ばよい。
【0013】図5(a、b)に鉄製ロール(直径56×
幅1200mm)表面の幅方向に直径0.2mmの対比
欠陥を形成して感磁素子により漏洩磁束を検出した際、
エッジ部と中央部に表れる欠陥信号及びSUS製ロール
(直径56×幅1200mm)表面に幅方向に幅0.3
mmの凹溝を形成し、直径0.2mmの対比欠陥として
のピアノ鋼線を非磁性体で埋設して感磁素子により漏洩
磁束を検出した際、エッジ部と中央部に表れる欠陥信号
を示す。この両欠陥信号から鉄製ロールでは磁力により
中央部が吸引されてリフトされ、中央部がエッジ部に比
べて感度が上がったものとなっているの対して、SUS
製ロールは磁力により吸引されずリフトされることがな
く、磁力の影響を受けるピアノ鋼線は細いうえ非磁性材
で埋設され、SUS製ロールと一体化されているため、
吸引されてリフトすることがないので、エッジ部と中央
部で感度は同じであり、感度較正としては適しているこ
とが判る。
【0014】なお、ロール5に凹溝6を2本あるいは4
本形成し、ダミーの非磁性ワイヤを埋め込んで動バラン
スを取ったり、同じ線径あるいは多少線径の異なる強磁
性細線を埋め込んで何本かの信号の平均値で感度較正を
行なったり、大小の信号により感度較正を行ってもよい
ことは勿論である。また実施例では標準検査体4を剛体
よりなる非磁性材のステンレス製のロール5の凹溝6に
ピアノ鋼線7を埋設したものを回転させて一定の擬似漏
洩磁束を発生させているが、剛体よりなる非磁性材より
なるロール5の表面にアモルファス薄帯を貼付したもの
としてもよく、またロール5の代わりに剛体よりなる非
磁性材よりなる板体に凹溝を形成し、該凹溝に強磁性細
線を非磁性材の合成樹脂で埋設したり、剛体よりなる板
体表面にアモルファス薄帯を貼付したものを直線運動さ
せて一定の擬似漏洩磁束を発生させてもよいことは勿論
である。さらに電磁石2はブライドルロール1内に設け
てよいことは勿論である。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、剛体よりなる非磁性材に一定の擬似漏洩磁束を生じ
させる細線を鋼帯幅にわたって設けた標準検査体によ
り、鋼帯全幅にわたって感磁素子の直下で一定の擬似漏
洩磁束を発生させることができので、感磁素子の指向性
に影響されることなく実検査と同等の条件で高精度の感
度較正を行なうことができる。しかも均一な自然欠陥や
対比欠陥を有する鋼帯を準備する必要がないうえに、標
準検査体の一定の擬似漏洩磁束を生じさせる強磁性体よ
りなる細線は剛体よりなる非磁性材に埋設されているた
め錆が発生したり、摩耗することがないうえに、磁束に
より吸引されて変形することがないので、擬似漏洩磁束
がばらついたり変動することがなく、長期間にわたり安
定した感度較正を行なうことができ、また標準検査体の
一定の擬似漏洩磁束を生じさせる細線をアモルファス材
とすれば、腐蝕や摩耗性の心配がないので、非磁性材に
凹溝を形成して合成樹脂等の非磁性材で埋設する必要も
なく、製造コストを低下させことができる。従って、本
発明は従来の問題点を解決した鋼帯欠陥検出装置の感度
較正方法及びその装置として業界の発展に寄与すること
極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略図である。
【図2】本発明の標準検査体の実施例を示す一部切欠斜
視図である。
【図3】本発明の較正装置のブロック図である。
【図4】本発明の実施例のフロー図である。
【図5】鉄製ロールに対比欠陥を形成した場合とSUS
製ロールにピアノ鋼線を埋設した場合のエッジ部と中央
部に表れる擬似漏洩磁束を示す波形図である。
【図6】鋼帯の欠陥検出を示す概略図である。
【符号の説明】
2 電磁石 3 感磁素子 4 標準検査体 5 ロール 6 凹溝 7 強磁性細線 9 較正装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松實 敏幸 愛知県東海市富木島町北広81番地 太平工 業株式会社東海支店内 (72)発明者 青木 伸吾 愛知県東海市富木島町北広81番地 太平工 業株式会社東海支店内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛体よりなる非磁性材に一定の擬似漏洩
    磁束を生じさせる細線を鋼帯幅にわたって設けた標準検
    査体を一定速度で鋼帯欠陥検出装置の電磁石の磁束中を
    通過させ、前記標準検査体により生じる一定の擬似漏洩
    磁束を鋼帯幅にわたって配設される鋼帯欠陥検出装置の
    多数の感磁素子により検出し、各感磁素子により検出さ
    れた検出値を較正装置により比較して各感磁素子の感度
    変動を較正することを特徴とする鋼帯欠陥検出装置の感
    度較正方法。
  2. 【請求項2】 鋼帯欠陥検出装置の電磁石と、剛体より
    なる非磁性材に一定の擬似漏洩磁束を生じさせる細線を
    鋼帯幅にわたって設けるとともに前記電磁石による生じ
    た磁束中を一定速度で通過する標準検査体と、該標準検
    査体の磁束中の通過によって生じる一定の擬似漏洩磁束
    を検出する鋼帯幅にわたって配設される鋼帯欠陥検出装
    置の多数の感磁素子と、該各感磁素子により検出された
    検出値を比較して各感磁素子の感度変動を較正する較正
    装置とよりなることを特徴とする鋼帯欠陥検出装置の感
    度較正装置。
  3. 【請求項3】 標準検査体の一定の擬似漏洩磁束を生じ
    させる細線が強磁性材である請求項2に記載の鋼帯欠陥
    検出装置の感度較正装置。
  4. 【請求項4】 標準検査体の一定の擬似漏洩磁束を生じ
    させる細線がアモルファス材である請求項2に記載の鋼
    帯欠陥検出装置の感度較正装置。
  5. 【請求項5】 標準検査体が、剛体よりなる非磁性材の
    ロールと該ロールの軸方向に形成された凹溝内に非磁性
    材により埋設された強磁性細線とよりなる請求項2に記
    載の鋼帯欠陥検出装置の感度較正装置。
  6. 【請求項6】 標準検査体が、剛体よりなる非磁性材よ
    りなるロールと該ロールの軸方向に貼付されたアモルフ
    ァス細薄帯とよりなるものである請求項2に記載の鋼帯
    欠陥検出装置の感度較正装置。
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