JPH0820484A - エスカレータ用安全柵 - Google Patents

エスカレータ用安全柵

Info

Publication number
JPH0820484A
JPH0820484A JP15475094A JP15475094A JPH0820484A JP H0820484 A JPH0820484 A JP H0820484A JP 15475094 A JP15475094 A JP 15475094A JP 15475094 A JP15475094 A JP 15475094A JP H0820484 A JPH0820484 A JP H0820484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fence
safety
safety fence
escalator
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15475094A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Takahashi
敏幸 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP15475094A priority Critical patent/JPH0820484A/ja
Publication of JPH0820484A publication Critical patent/JPH0820484A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、短時間で簡単に設置することがで
きるようにするとともに、移動及び転倒を防止して安全
性を向上させることを目的とするものである。 【構成】 機械室2内に設けられた柵収納体10と、こ
の柵収納体10に収納可能に形成され、使用時に柵収納
体10から引き出されて立設固定可能な安全柵本体30
とを備え、さらに安全柵本体30を、下端部を柵収納体
10の上端部と開口縁部10aとの間に挟み込み可能な
固定柵部31と、この固定柵部31の両側に折り畳み自
在に形成された複数の柵部35とで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エスカレータの保守
点検時に、機械室の開口部の周囲を囲むエスカレータ用
安全柵に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エスカレータの乗降口の床下に
設けられた機械室の保守点検をする際には、機械室の開
口部に人が転落しないように、開口部の周囲に安全柵が
立てられる。
【0003】従来、この種のエスカレータ用安全柵とし
て、図9に示すようなものがある。図9において、符号
1はエスカレータの乗降口であり、この乗降口1の下方
に機械室2が設けられている。この機械室2の保守点検
の際には、蓋3を開け、その開口部2aから作業員が機
械室2内に入って作業を行う。このとき、開口部2aか
ら機械室2内に人が転落しないように、開口部2aの周
囲に安全柵100が立てられる。
【0004】この安全柵100は、例えば枠101に網
102を張った構造になっており、通常は作業場所と異
なる保管場所に保管されている。そして、機械室2の保
守点検時に、作業員がエスカレータ用安全柵100をそ
の保管場所から作業場所まで運んで設置する。具体的に
は、図9に示すように、折り畳み式の安全柵100(又
は複数の安全柵)をエスカレータのゴム手摺4の近くか
ら広げ、開口部2aを囲むように立設する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の安全柵100においては、保守点検時に、作業
員が安全柵100を離れた保管場所から作業場所まで運
んで立設しなければならないため、作業に手間がかかる
という問題点があった。また、単に立てるだけの構造に
なっているため、風や人が当たると所定の立設位置から
大きく移動したり、倒れたりする。このため、移動又は
倒れた安全柵100に人がつまずいて転倒する等の事故
が生じる危険があるという問題点もあった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、短時間で簡単
に設置することができ、しかも移動や転倒を防止するこ
とができるエスカレータ用安全柵を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
スカレータ用安全柵は、エスカレータの機械室内に設け
られた柵収納体と、この柵収納体に収納可能に形成さ
れ、使用時に柵収納体から引き出されて立設固定可能な
安全柵本体とを備えたものである。
【0008】請求項2の発明に係るエスカレータ用安全
柵は、下端部を柵収納体の上端部と開口縁部との間に挟
み込み可能な固定柵部と、この固定柵部の両側に折り畳
み自在に形成された複数の柵部とを有する安全柵本体を
用いたものである。
【0009】請求項3の発明に係るエスカレータ用安全
柵は、安全柵本体の少なくとも一部を幅方向に伸縮可能
に構成したものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明においては、非使用時には機械
室内に設けられた柵収納体に安全柵本体を収納してお
き、使用時に柵収納体から安全柵本体を引き出し機械室
の開口部に立設固定する。
【0011】請求項2の発明においては、非使用時には
安全柵本体を折り畳んで柵収納体に収納しておき、使用
時に固定柵部の下端部を柵収納体の上端部と開口縁部と
の間に挟み込み、複数の柵部を開口部の周りで開くこと
により、開口部の周囲を囲むことができる。
【0012】請求項3の発明においては、安全柵本体の
幅を伸縮させることにより、安全柵本体により囲む範囲
を調節する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。なお、各図中、図9と同一又は相当部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。 実施例1.図1はこの発明の実施例1によるエスカレー
タ用安全柵を示す断面図である。図において、エスカレ
ータ用安全柵は、柵収納体10,枠体20及び安全柵本
体30を備えている。
【0014】柵収納体10は、機械室2の壁部に取付固
定されている。また、柵収納体10は、鉄板等により形
成されており、水平な底壁部11と底壁部11から立ち
上がるように折り曲げて形成された立壁部12とを有
し、上方と両側とが開口している。枠体20は、内側に
突出縁部21を有した断面L字状の四角形であり、突出
縁部21を下側にして開口部2aに嵌め込み固定されて
いる。
【0015】安全柵本体30は、図2に示すように、中
央に位置する固定柵部31と固定柵部31の両側に折り
畳み自在に取り付けられた2枚の柵部35とで構成され
ている。固定柵部31は、略矩形状の枠32内にプラス
チック板33を取り付けた構造になっている。そして、
枠32の下端両側には一対の長足32aが延出してい
る。
【0016】また、図3に示すように、枠32の図示左
側部には、正面側に折曲した突出側部32bが形成され
ている。この突出側部32bの突出長さLは2枚の柵部
35の厚さ和にほぼ等しく設定されている。一方、柵部
35も固定柵部31とほぼ同様に略矩形状の枠36内に
プラスチック板33を取り付けた構造になっているが、
足36aが長足32aよりもかなり短めに設定されてい
る。
【0017】これらの固定柵部31と柵部35とは、図
3及び図4にも示すように、蝶番41,42によって折
り畳み自在に連結されている。具体的には、固定柵部3
1の枠32の右端部と突出側部32bの先端部とに、柵
部35の枠36端部を各々蝶番41,42で連結した。
これにより、図3に示すように、2枚の柵部35を固定
柵部31の正面側に折り畳むことができ、また、図4に
示すように、2枚の柵部35を固定柵部31の両側に開
くことができるようになっている。
【0018】次に、動作について説明する。安全柵本体
30の非使用時には、安全柵本体30を図3に示すよう
に折り畳み、図5に示すように、長足32aを下側にし
た状態で柵収納体10内に収納する。そして、蓋3を開
口部2aの枠体20に嵌め込んでおく。
【0019】一方、使用時、即ち機械室2の保守点検時
には、図6に示すように、蓋3を取り外して、床5の上
に置いておく。しかる後、作業員が安全柵本体30を柵
収納体10内から引き出し、図7に示すように、安全柵
本体30が上面視ほぼコの字状になるように2枚の柵部
35を開いて、固定柵部31を柵収納体10の上端部に
立設する。
【0020】具体的には、図1に示すように、固定柵部
31の長足32aを柵収納体10の上開口10aから差
し込む。これとともに、両側の2枚の柵部35をほぼコ
字状になるように開き、柵部35の足36aを床5の上
に載せて、各柵部35の先端をエスカレータの手摺4に
近付けておく。これにより、図7に示すように、開口部
2aが固定柵部31と2枚の柵部35とで完全に囲まれ
ることとなる。
【0021】このように、この実施例1のエスカレータ
用安全柵によれば、機械室2の保守点検時に、機械室2
内部の柵収納体10から安全柵本体30を直ちに取り出
して、開口部2aの周りに立設することができるので、
従来のように機械室2から遠く離れた保管場所から安全
柵をわざわざ運んで立設する手間が省け、その分だけ立
設作業の省力化を図ることができる。
【0022】ここで、安全柵本体30の固定状態につい
て説明する。図1に示すように、固定柵部31の長足3
2aは柵収納体10の上開口10aに圧入されている。
したがって、長足32aの下端に対して立壁部12の上
端部13の弾性力が矢印A方向に加わり、長足32aの
上部に対して枠体20の突出縁部21の抗力が矢印B方
向に加わるので、固定柵部31は矢印C方向に回転力を
受ける。これに対して、柵部35の足36aが床5の上
に載っているので、上記回転力に抗する抗力が矢印D方
向に生じる。このため、安全柵本体30全体のモーメン
トが釣り合い、これらのモーメントの釣り合いによっ
て、安全柵本体30が固定されることとなる。
【0023】このように、本実施例のエスカレータ用安
全柵によれば、安全柵本体30がしっかりと立設固定さ
れているので、例えば、人が固定柵部31に当たり、図
7に示すように、固定柵部31に対して外力F1が加わ
っても安全柵本体30が倒れることはない。また、柵部
35に外力F2が加わった場合には、柵部35が閉じる
方向に僅かにずれることはあるが、安全柵本体30全体
が倒れることはない。なお、このような外力F2の負荷
を想定して、図の破線で示すように、柵部35の先端部
を手摺4に当接させておけば、安全柵本体30が外力F
2によって倒れることはない。
【0024】なお、安全柵本体30の固定方法は上記実
施例1の方法に限定されるものではない。
【0025】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
8に基づいて説明する。この実施例2のエスカレータ用
安全柵は、安全柵本体の固定柵部を幅方向に伸縮するこ
とができる点が上記実施例1と異なっている。安全柵本
体は、図8に示すように、幅方向に伸縮可能な固定柵部
50と、蝶番41,42で折り畳み自在に連結された2
つの柵部35とを備えている。
【0026】固定柵部50は、上端と下部にパイプ5
3,54が取り付けられた長足の縦枠51,52を両側
に配置し、上下のパイプ53,54にそれぞれパイプ5
5を嵌めた構造になっている。具体的には、上側のパイ
プ55の両端部が両側の縦枠51,52のパイプ53の
中空部53aにスライド自在に嵌め込まれるとともに、
下側のパイプ55の両端部がパイプ54の中空部54a
にスライド自在に嵌め込まれている。そして、これら上
下のパイプ55にプラスチック板58が止め金具等によ
って固定されている。なお、縦枠52の左側部には、図
3で示した突出側部32bと同様の突出側部が形成され
ている。
【0027】これにより、縦枠51,52を図8の矢印
方向に移動させることにより、パイプ53,54が上下
のパイプ55の両端部に沿って矢印方向にスライドする
ので、固定柵部50の幅を調整することができる。従っ
て、この実施例2のエスカレータ用安全柵を適用し、開
口部2aの幅に対応させて固定柵部50の幅を伸縮させ
ることにより、安全柵本体により囲む範囲を調節し、開
口部2aを確実に囲むようにすることができる。
【0028】なお、上記実施例2では、固定柵部50の
みを伸縮可能な構造にしたが、柵部35も伸縮可能な構
造にして、開口部2aの長さ方向の調整もすることがで
きるようにしても良い。また、柵部35のみを伸縮可能
な構造にしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のエスカ
レータ用安全柵は、使用時に機械室内の柵収納体に収納
された安全柵本体を取り出して直ちに立設することがで
きるので、従来のように離れた保管場所から作業現場ま
で運搬する必要がなく、短時間で簡単に設置することが
でき、作業性を向上させることができるという効果を奏
する。また、安全柵本体を立設固定するようにしたの
で、風や人の衝突による安全柵本体の移動及び転倒が防
止され、安全性を向上させることができるという効果も
奏する。
【0030】また、請求項2の発明のエスカレータ用安
全柵は、非使用時には安全柵本体を折り畳んで柵収納体
に収納することができるので、上記請求項1の発明と同
様の効果に加えて、収納スペースの削減を図ることがで
き、かつ使用時にはより広い範囲を囲むことができると
いう効果を奏する。
【0031】さらに、請求項3の発明のエスカレータ用
安全柵は、幅を伸縮することができるので、上記請求項
2の発明と同様の効果に加えて、安全柵本体により囲む
範囲を調節することができ、より確実に機械室の開口部
を囲むことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるエスカレータ用安
全柵を示す断面図である。
【図2】 図1の安全柵本体の展開正面図である。
【図3】 図1の安全柵本体の折り畳み状態を示す平面
図である。
【図4】 図1の安全柵本体を開いた状態を示す平面図
である。
【図5】 図1の安全柵本体の収納状態を示す断面図で
ある。
【図6】 図5の蓋を開口部から外した状態を示す平面
図である。
【図7】 図1の平面図である。
【図8】 この発明の実施例2によるエスカレータ用安
全柵に適用される安全柵本体の展開正面図である。
【図9】 従来のエスカレータ用安全柵の一例を示す概
略の斜視図である。
【符号の説明】
2 機械室、2a 開口部、10 柵収納体、30 安
全柵本体、31 固定柵部、35 柵部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータの機械室内に設けられた柵
    収納体と、 この柵収納体に収納可能に形成され、使用時に上記柵収
    納体から引き出されて立設固定可能な安全柵本体とを備
    えていることを特徴とするエスカレータ用安全柵。
  2. 【請求項2】 安全柵本体は、下端部を柵収納体の上端
    部と開口縁部との間に挟み込み可能な固定柵部と、この
    固定柵部の両側に折り畳み自在に形成された複数の柵部
    とを有していることを特徴とする請求項1記載のエスカ
    レータ用安全柵。
  3. 【請求項3】 安全柵本体の少なくとも一部が幅方向に
    伸縮可能に構成されていることを特徴とする請求項2記
    載のエスカレータ用安全柵。
JP15475094A 1994-07-06 1994-07-06 エスカレータ用安全柵 Pending JPH0820484A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15475094A JPH0820484A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 エスカレータ用安全柵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15475094A JPH0820484A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 エスカレータ用安全柵

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0820484A true JPH0820484A (ja) 1996-01-23

Family

ID=15591100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15475094A Pending JPH0820484A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 エスカレータ用安全柵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0820484A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370886A (ja) * 2001-04-12 2002-12-24 Hitachi Building Systems Co Ltd 乗客コンベアの養生装置
CN110642132A (zh) * 2018-06-26 2020-01-03 株式会社日立制作所 乘客传送带

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370886A (ja) * 2001-04-12 2002-12-24 Hitachi Building Systems Co Ltd 乗客コンベアの養生装置
CN110642132A (zh) * 2018-06-26 2020-01-03 株式会社日立制作所 乘客传送带

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060225198A1 (en) Spa cover lifter
EP0173438A2 (en) A tent frame
WO2002068779A1 (fr) Tente pliable pourvue d'avancees
US1900274A (en) Collapsible play pen and sun bath
KR910006134A (ko) 건설현장용 랜딩 플랫폼과 오버헤드 프로텍터
JPH0820484A (ja) エスカレータ用安全柵
US6209558B1 (en) Foldable tent
JP2000318952A (ja) エレベータシャフト内で作業を行なうための装置
JPH07279486A (ja) 自動車用折り畳み式テント
KR200254645Y1 (ko) 교량점검시설 출입용 보조사다리
JP2002201792A (ja) 枠組足場
JPS58748Y2 (ja) 枠組足場開閉手摺
KR200367093Y1 (ko) 접이식 다리 난간
US20020111250A1 (en) Collapsible structure device for practicing elastics-assisted trampoline, an activity called "acro-bungy"
JPH09195500A (ja) 足場用脚立
JPH0113754Y2 (ja)
JPH032640Y2 (ja)
KR200450817Y1 (ko) 절첩식 작업대
JPH0835336A (ja) 床面開口部用安全ユニット
KR20190042933A (ko) 휴대용 접이식 사다리
JP3423856B2 (ja) 折り畳み台座の開閉支持脚
JP2002188283A (ja) 地足場用梯子
KR100536562B1 (ko) 엘리베이터 케이지 및 엘리베이터 장치
CA1330414C (en) Ice fishing tent
JPH0451461Y2 (ja)