JPS58748Y2

JPS58748Y2 - 枠組足場開閉手摺

Info

Publication number: JPS58748Y2
Application number: JP7170780U
Authority: JP
Inventors: 細江義喜
Original assignee: 細江義喜
Priority date: 1980-05-24
Filing date: 1980-05-24
Publication date: 1983-01-07
Also published as: JPS56176941U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、枠組足場の妻側に付設する墜落防止用の開閉
手摺に関するものである。

建築現場において、建枠、簡易枠、ブラケット枠、布板
等を使用して枠組足場が組立てられ、建築作業の容易性
、安全性、作業性に貢献している。

そしてその安全性を更に向上させる目的より、枠組足場
の妻側における、人等の墜落防止対策として枠体が装着
される様になった。

この枠体としては、一般に建枠の内方へ向って対向状に
張り出したガセット杆と建枠の側枠との間に設けた横短
杆に、枠体に設けたクランプを係着する構成であった。

それが為、枠体の開閉ができず、それをなそうとすると
いちいち枠体を脱着する必要があり、大変に手間と労力
を要すること。

また、枠体の寸法が一定であるので、建枠の寸法に応じ
て枠体を選択、作製する必要があって、作業性が劣ると
ともに、枠体の機種が増し、機材の調達に要する費用の
増大と、機種の増加にともかいその保守管理に人材を要
する等の問題点があった。

上記に鑑み、本考案は、建枠への着脱が容易で、適宜開
閉可能とし、しかも所定寸法に伸縮可能な枠組足場開閉
手摺を提供することにある。

本考案の一例を図面に基づいて詳説する。

１は従来公知のいわゆる鳥居型建枠で、２はそのガセッ
ト杆、３，３ａは側杆の内側面に設けたロック杆で、こ
のロック杆３，３ａには出没自在なフック片４，４ａが
設げられている。

尚−鳥居型建枠１の列に梯子型建枠、簡易枠、ブラケッ
ト枠等もあるがこれらは鳥居型建枠１とほぼ同構成とな
っている。

５は上記ロック杆３，３ａに係入される透孔６゜６ａを
有する支持片７，７ａをその軸線と直交する方向に設け
てなる柱体で、この実施例では支持片７，７ａは柱体５
の上下端部で、かつ柱体５の側面にその基部が固止され
ており、上下の支持片７．７ａは上下方向より見たとき
同一位置になる様に付設されている。

そしてこの柱体５には開閉自在の手摺枠８が蝶着されて
いる。

蝶着手段は、蝶番でもよいが、この実施例では手摺枠８
の一方の側杆８ａに固止された短ｉ１０，１０ａが、柱
体５に遊嵌されており、かつ柱体５に固止された止！９
．９ａに規制され、手摺枠８の上下方向への動きを抑止
する構成としである。

手摺枠８の他方の側杆８ｃ及び横杆８ｂには入れ子式の
伸縮手摺枠１２が伸縮可能に設けられ、横杆８ｂに螺着
した蝶ネジ１１．１１ａ等の螺入螺戻でその伸縮が規制
される。

尚蝶ネジ１１，１１ａは望ましくは伸縮手摺枠１２の横
杆１２ｂ内側面に長孔１２ｃを設け、ここに蝶ネジ１１
．１１ａの先端を挿入し、伸縮手摺枠１２の手摺枠８よ
りの脱抜な防止する構成がよい。

１３は伸縮手摺枠１２に付設した係止具で、建枠１の佃
杆若しくはガセット杆２の適宜箇所に巻き付けなどして
使用し、建枠１に開閉手摺を固定する係止具１３である
。

次に本考案の使用状態について説明すると、先ず建枠１
のロック杆３，３ａに支持片７，７ａの透孔６，６ａを
係入し、フック片４，４ａを押圧しながら順次支持片７
，７ａを嵌入していき、それがフック片４，４ａより係
脱するとフック片４゜４ａが突出し、支持片７，７ａは
ロック杆３，３ａに固止され、もって柱体５が建枠１に
取付けられる。

そして蝶ネジ１１，１１８を螺戻し、伸縮手摺枠１２を
第２図の様に伸張しガセット打２に合せる、ついで蝶ネ
ジ１１、１１ａを螺入し、伸縮手摺枠１２を手摺枠８
に一体化する。

次に係止具１３をガセット打２に係着することによって
、枠組足場の妻側開放部を開閉手摺で閉塞する。

その開放は係止具１３を係脱すればよく、また本考案の
開閉手摺の取外しは上記操作の逆で簡単になすことがで
きる。

さらに、逆の妻側に装着するときは、本考案のそれを逆
にして装着したり、建枠１の反対の側杆のロック杆に通
常状態で装着するなどいずれの手段でもよい。

本考案は以上詳説したように、ロック杆に柱体の支持片
を嵌装し、この柱体に入れ子式の伸縮手摺枠を有する手
摺枠を開閉自在に蝶着し、かつ伸縮手摺枠に付設した係
止具で、上記開閉を司る構成としたので、妻側の人等の
墜落を有効に防止することができ、しかも手摺枠を開放
すれば妻側より建築材料或いは人の出入が自由となって
、その作業性が一段と向上するのである。

また、伸縮手摺枠を手摺枠に伸縮自在としたので、ロッ
ク杆３゜３ａ間の寸法が一定であるかぎり（通常は規定
寸法である。

）、各種寸法の建枠などに自由に適合させることができ
る。

これによって機材の種別を少くでき、経済的であり、ま
たその保守管理や取扱いが簡便である等すぐれた。

効果を有する。さらに、伸縮手摺枠を入れ子式としたの
で、材料の節減となり、強度的にもすぐれ、また構造が
頗る簡素化されるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一例を示し、第１図は斜視図、第２図は
装着状態の正面図、第３図は枠組足場に装着した側面図
、第４図は同上正面図である。１・・・建枠、２・・・ガセント杆、３，３ａ・・・ロ
ック杆、５・・・柱体、７，７ａ・・・支持片、８・・
・手摺枠、８ａ・・・側杆、８ｂ・・・横杆、８ｃ・・
・側杆、９，９ａ・・・止環、１０，１０ａ・・・帰環
、１２・・・伸縮手摺枠、１２ｂ・・・横杆、１２ｃ・
・・長孔、１３・・・係止具。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

建枠等のロック杆に挿脱自在とした支持片を設けてなる
柱体に開閉自在の手摺枠を蝶着し、この手摺枠に入れ子
式の伸縮手摺枠を横方向に伸縮可能に設け、かつ伸縮手
摺枠を手摺枠と一体的に開閉自在とし、前記伸縮手摺枠
に建枠等に係着する係止具を設けてなる枠組足場開閉手
摺。