JPH08203437A - 電子ビーム偏芯測定装置 - Google Patents
電子ビーム偏芯測定装置Info
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- JPH08203437A JPH08203437A JP7013895A JP1389595A JPH08203437A JP H08203437 A JPH08203437 A JP H08203437A JP 7013895 A JP7013895 A JP 7013895A JP 1389595 A JP1389595 A JP 1389595A JP H08203437 A JPH08203437 A JP H08203437A
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- Japan
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- electron beam
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- color cathode
- cathode ray
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- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 title claims abstract description 58
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims abstract description 7
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims abstract description 5
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims abstract description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 10
- 230000005347 demagnetization Effects 0.000 abstract 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
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- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N17/00—Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
- H04N17/04—Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for receivers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気的に中性の測定環境下で、画面中心部に
おける３色電子ビームスポットの輝点パターンから電子
ビームの偏芯位置を短時間で正確に、しかも可動部分の
ない簡単な構成の電子ビーム偏芯測定装置を提供する。 【構成】 カラー陰極線管２の３色電子ビーム電流を輝
点焼けの生じない電流に制御する駆動回路部１７と、電
子ビームの射突により発光させた輝点パターン１８を画
像として捕らえるビデオカメラ１１と、前記画像を演算
処理して電子ビームの偏芯量ならびに偏芯位置を求める
画像処理部１９とを備え、磁気的に中性の環境１３にお
いて前記輝点のパターン１８からカラ−陰極線管の電子
ビームの偏芯を測定する電子ビーム偏芯測定装置であ
り、前記駆動回路部１７がビーム電流制御回路１４と、
バイアス回路１５および高圧電源１６とからなり、前記
画像処理部１９が前記輝点パターン１８の輝度重心から
３色電子ビームスポットの中心位置を求める演算処理回
路２０と、前記演算処理結果および予め設定した規格値
と対比して良否を表示する表示部２１とからなる。
おける３色電子ビームスポットの輝点パターンから電子
ビームの偏芯位置を短時間で正確に、しかも可動部分の
ない簡単な構成の電子ビーム偏芯測定装置を提供する。 【構成】 カラー陰極線管２の３色電子ビーム電流を輝
点焼けの生じない電流に制御する駆動回路部１７と、電
子ビームの射突により発光させた輝点パターン１８を画
像として捕らえるビデオカメラ１１と、前記画像を演算
処理して電子ビームの偏芯量ならびに偏芯位置を求める
画像処理部１９とを備え、磁気的に中性の環境１３にお
いて前記輝点のパターン１８からカラ−陰極線管の電子
ビームの偏芯を測定する電子ビーム偏芯測定装置であ
り、前記駆動回路部１７がビーム電流制御回路１４と、
バイアス回路１５および高圧電源１６とからなり、前記
画像処理部１９が前記輝点パターン１８の輝度重心から
３色電子ビームスポットの中心位置を求める演算処理回
路２０と、前記演算処理結果および予め設定した規格値
と対比して良否を表示する表示部２１とからなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカラー陰極線管の電子ビ
ーム偏芯測定装置に関し、特に偏向ヨークとコンバージ
ェンス・ピュリティ調整マグネット等とを組合せ、ＷＵ
（ホワイトユニフォミティ）、ＢＵ（ブライトユニフォ
ミティ）、コンバージェンスが最良となるように外部磁
界を調整する作業（以下、ＩＴＣと記す）の事前データ
を提供する電子ビームの偏芯測定に好適する装置に関す
る。
ーム偏芯測定装置に関し、特に偏向ヨークとコンバージ
ェンス・ピュリティ調整マグネット等とを組合せ、ＷＵ
（ホワイトユニフォミティ）、ＢＵ（ブライトユニフォ
ミティ）、コンバージェンスが最良となるように外部磁
界を調整する作業（以下、ＩＴＣと記す）の事前データ
を提供する電子ビームの偏芯測定に好適する装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】カラー陰極線管の画質調整においては、
カラー陰極線管、偏向ヨークそれぞれの製造誤差によ
り、単なる機械的位置決めだけでは高精度な調整を行な
い得ないことから、画面中央部での調整はコンバージェ
ンス・ピュリティ調整マグネットで、また、画面周辺部
での調整は偏向ヨークのカラー陰極線管の管軸方向への
取り付け位置お調整で行なわれている。しかし、画面全
体をさらに精度良好に調整するためには、磁性片やマグ
ネットによる補正が必要であり、この補正作業が多くの
時間を要し、ＩＴＣ上でのネック要因となっている。カ
ラー陰極線管と偏向ヨークとの位置あわせは、カラー陰
極線管の蛍光面形成時の露光中心と偏向ヨークの偏向中
心が一致し、さらに、露光中心を通る電子ビーム軸と偏
向ヨークの磁界中心軸とが一致しているのが理想状態と
される。しかし、カラー陰極線管の製造誤差により、露
光中心が偏芯して形成されたり、電子ビーム軸が偏芯し
たり、傾斜して形成されている。一方、偏向ヨークはそ
の最終調整において、基準となるカラー陰極線管（ネッ
ク部では電子ビームの偏芯のないもの）で露光中心と偏
向中心、電子ビーム軸と磁界中心軸が合致するようにフ
ェライトシート等で調整されている。
カラー陰極線管、偏向ヨークそれぞれの製造誤差によ
り、単なる機械的位置決めだけでは高精度な調整を行な
い得ないことから、画面中央部での調整はコンバージェ
ンス・ピュリティ調整マグネットで、また、画面周辺部
での調整は偏向ヨークのカラー陰極線管の管軸方向への
取り付け位置お調整で行なわれている。しかし、画面全
体をさらに精度良好に調整するためには、磁性片やマグ
ネットによる補正が必要であり、この補正作業が多くの
時間を要し、ＩＴＣ上でのネック要因となっている。カ
ラー陰極線管と偏向ヨークとの位置あわせは、カラー陰
極線管の蛍光面形成時の露光中心と偏向ヨークの偏向中
心が一致し、さらに、露光中心を通る電子ビーム軸と偏
向ヨークの磁界中心軸とが一致しているのが理想状態と
される。しかし、カラー陰極線管の製造誤差により、露
光中心が偏芯して形成されたり、電子ビーム軸が偏芯し
たり、傾斜して形成されている。一方、偏向ヨークはそ
の最終調整において、基準となるカラー陰極線管（ネッ
ク部では電子ビームの偏芯のないもの）で露光中心と偏
向中心、電子ビーム軸と磁界中心軸が合致するようにフ
ェライトシート等で調整されている。
【０００３】したがって、ＩＴＣに先立ち予めカラー陰
極線管の電子ビームの偏芯位置が測定されていれば、そ
のデータに基づき電子ビームの偏芯に相当する量だけ偏
芯した磁界中心軸を有する偏向ヨークと組み合わせるこ
とにより容易にＩＴＣを行なうことが可能となる。この
電子ビーム偏芯測定方法として、特開平６ー１３９９４
０号公報に開示されている電子ビーム偏芯測定装置を図
面により説明する。図３に示すように、計測対象として
の電子ビームスポット１は、通常の駆動電源（図示せ
ず）によりカラー陰極線管２の画面上で発光状態におか
れている。そして、カラー陰極線管２のネック部にたい
しては、ソレノイドコイル３ａ，３ｂにより垂直方向の
直流磁界が発生されるようになっている。また、この一
対のソレノイドコイル３ａ，３ｂは直列接続され、漏れ
磁界の影響を減ずるためのフレーム４に取り付けられ、
極性切替スイッチ５を介して直流電源６より正、逆方向
の直流電流が供給できるように接続されている。
極線管の電子ビームの偏芯位置が測定されていれば、そ
のデータに基づき電子ビームの偏芯に相当する量だけ偏
芯した磁界中心軸を有する偏向ヨークと組み合わせるこ
とにより容易にＩＴＣを行なうことが可能となる。この
電子ビーム偏芯測定方法として、特開平６ー１３９９４
０号公報に開示されている電子ビーム偏芯測定装置を図
面により説明する。図３に示すように、計測対象として
の電子ビームスポット１は、通常の駆動電源（図示せ
ず）によりカラー陰極線管２の画面上で発光状態におか
れている。そして、カラー陰極線管２のネック部にたい
しては、ソレノイドコイル３ａ，３ｂにより垂直方向の
直流磁界が発生されるようになっている。また、この一
対のソレノイドコイル３ａ，３ｂは直列接続され、漏れ
磁界の影響を減ずるためのフレーム４に取り付けられ、
極性切替スイッチ５を介して直流電源６より正、逆方向
の直流電流が供給できるように接続されている。
【０００４】さらに、フレーム４は水平方向に移動可と
され、その位置はモータコントローラ７、モータドライ
バ８を介してモータ９が回転し、主制御部１０によって
所望の位置に制御されるようになっている。また、カラ
ー陰極線管２の画面はビデオカメラ１１で画像として検
出された上、画像処理部１２で画像処理され、主制御部
１０で電子ビームスポット１の位置が輝度重心として検
出される。そして、フレーム４の位置をソレノイドコイ
ル３ａ，３ｂがカラー陰極線管２のネック部中心に位置
しているときを零点として左右に移動させ、電子ビーム
スポット１の輝度重心の移動軌跡Ａ，Ｂは、図４に示す
ように、ソレノイドコイル３ａ，３ｂによる磁界強度分
布により、頂点位置Ａ0，Ｂ0にはズレが生じるが、それ
らの頂点位置Ａ0，Ｂ0の平均位置Ｃが繰り返し精度０．
０１ｍｍ以下として、電子ビームの水平方向での偏芯位
置として求められる。また、垂直方向のそれらはフレー
ム４をカラー陰極線管２のネック部を中心に９０°回転
して同様に求められる。
され、その位置はモータコントローラ７、モータドライ
バ８を介してモータ９が回転し、主制御部１０によって
所望の位置に制御されるようになっている。また、カラ
ー陰極線管２の画面はビデオカメラ１１で画像として検
出された上、画像処理部１２で画像処理され、主制御部
１０で電子ビームスポット１の位置が輝度重心として検
出される。そして、フレーム４の位置をソレノイドコイ
ル３ａ，３ｂがカラー陰極線管２のネック部中心に位置
しているときを零点として左右に移動させ、電子ビーム
スポット１の輝度重心の移動軌跡Ａ，Ｂは、図４に示す
ように、ソレノイドコイル３ａ，３ｂによる磁界強度分
布により、頂点位置Ａ0，Ｂ0にはズレが生じるが、それ
らの頂点位置Ａ0，Ｂ0の平均位置Ｃが繰り返し精度０．
０１ｍｍ以下として、電子ビームの水平方向での偏芯位
置として求められる。また、垂直方向のそれらはフレー
ム４をカラー陰極線管２のネック部を中心に９０°回転
して同様に求められる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した偏
芯測定装置では一対のソレノイドコイルを繰り返し移動
させ、さらに磁界の極性を変更して測定する等、可動部
分を要する複雑な装置と、長い測定時間を要するため、
製造工程中に組み込むには高価な装置を多数設置しなく
ては、製造ラインのインデックスを上げられないという
問題があった。本発明の目的は、上記の問題点を解決す
るために、測定環境を磁気的に中性とすることにより、
画面中心部における３色電子ビームスポットの輝点パタ
ーンから電子ビームの偏芯位置を短時間で正確に測定で
き、しかも可動部分のない簡単な構成の電子ビーム偏芯
測定装置を提供することにある。
芯測定装置では一対のソレノイドコイルを繰り返し移動
させ、さらに磁界の極性を変更して測定する等、可動部
分を要する複雑な装置と、長い測定時間を要するため、
製造工程中に組み込むには高価な装置を多数設置しなく
ては、製造ラインのインデックスを上げられないという
問題があった。本発明の目的は、上記の問題点を解決す
るために、測定環境を磁気的に中性とすることにより、
画面中心部における３色電子ビームスポットの輝点パタ
ーンから電子ビームの偏芯位置を短時間で正確に測定で
き、しかも可動部分のない簡単な構成の電子ビーム偏芯
測定装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラー陰極線
管の３色電子ビーム電流を輝点焼けの生じないように、
電流に制御する駆動回路部と、電子ビームの射突により
発光させた輝点パターンを画像として捕らえるビデオカ
メラと、前記画像を演算処理して電子ビームの偏芯量な
らびに偏芯位置を求める画像処理部とを備え、磁気的に
中性の環境下において前記輝点のパターンからカラ−陰
極線管の電子ビームの偏芯を測定する電子ビーム偏芯測
定装置を提供する。また、前記駆動回路部がビーム電流
制御回路と、バイアス回路および高圧電源とからなり、
前記画像処理部が前記輝点パターンの輝度重心から３色
電子ビームスポットの中心位置を求める演算処理回路
と、前記演算処理結果および予め設定した規格値と対比
して良否またはランクを表示する表示部とからなるのが
望ましい。
管の３色電子ビーム電流を輝点焼けの生じないように、
電流に制御する駆動回路部と、電子ビームの射突により
発光させた輝点パターンを画像として捕らえるビデオカ
メラと、前記画像を演算処理して電子ビームの偏芯量な
らびに偏芯位置を求める画像処理部とを備え、磁気的に
中性の環境下において前記輝点のパターンからカラ−陰
極線管の電子ビームの偏芯を測定する電子ビーム偏芯測
定装置を提供する。また、前記駆動回路部がビーム電流
制御回路と、バイアス回路および高圧電源とからなり、
前記画像処理部が前記輝点パターンの輝度重心から３色
電子ビームスポットの中心位置を求める演算処理回路
と、前記演算処理結果および予め設定した規格値と対比
して良否またはランクを表示する表示部とからなるのが
望ましい。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、磁気的に中性の磁気環境中
で、しかも輝点焼けを生じない低いビーム電流で３色電
子ビームスポットの中心位置を検出できるため、カラー
陰極線管の電子銃の電極部品の製造誤差や電子銃のカラ
ー陰極線管への組立誤差等による電子ビームの偏芯を磁
気的な影響なしに、しかも測定中に一定箇所の電子ビー
ム照射による蛍光面の焼け付きを防止して、画面の輝点
から検出することができる。したがって、可動部分のな
い簡単な構成で、短時間測定可能な製造ライン内の測定
に好適する電子ビーム偏芯測定装置が提供できる。ま
た、予め設定した規格値と対比して良否を表示する表示
する表示部を有することにより、電子ビーム偏芯量が調
整限度を越えているカラー陰極線管がＩＴＣ工程に投入
されないようにして生産効率を向上できる。
で、しかも輝点焼けを生じない低いビーム電流で３色電
子ビームスポットの中心位置を検出できるため、カラー
陰極線管の電子銃の電極部品の製造誤差や電子銃のカラ
ー陰極線管への組立誤差等による電子ビームの偏芯を磁
気的な影響なしに、しかも測定中に一定箇所の電子ビー
ム照射による蛍光面の焼け付きを防止して、画面の輝点
から検出することができる。したがって、可動部分のな
い簡単な構成で、短時間測定可能な製造ライン内の測定
に好適する電子ビーム偏芯測定装置が提供できる。ま
た、予め設定した規格値と対比して良否を表示する表示
する表示部を有することにより、電子ビーム偏芯量が調
整限度を越えているカラー陰極線管がＩＴＣ工程に投入
されないようにして生産効率を向上できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明について、図面を参照して説明
する。従来例と同一部分には同一参照符号を付し説明を
省略する。本発明の一実施例の電子ビーム偏芯測定装置
は、図１に示すように、磁気シールド１３中に管内のシ
ャドウマスク（図示せず）等の磁性体部品を消磁処理し
たカラー陰極線管２を配置し、ビーム電流制御回路１
４、バイアス回路１５、高圧電源１６からなる駆動回路
部１７により定格ビーム電流の略１０％のビーム電流に
制御された電子ビームが射突して、３色電子ビームスポ
ットの輝点パターン１８が画面上で発光状態におかれて
いる。そして、この電子ビームスポットの輝点パターン
１８はビデオカメラ１１で画像として検出された上、画
像処理部１９の演算処理回路２０で３色電子ビームスポ
ットの中心位置が輝度重心として検出される。さらに、
図２に示すように、表示部２１にＲ，Ｇ，Ｂ３色の所定
位置からの水平方向（△ｘ）、垂直方向（△ｙ）、回転
方向（△θ）の乖離値がそれぞれ表示されるともに、規
格値と対比して良否が表示される。
する。従来例と同一部分には同一参照符号を付し説明を
省略する。本発明の一実施例の電子ビーム偏芯測定装置
は、図１に示すように、磁気シールド１３中に管内のシ
ャドウマスク（図示せず）等の磁性体部品を消磁処理し
たカラー陰極線管２を配置し、ビーム電流制御回路１
４、バイアス回路１５、高圧電源１６からなる駆動回路
部１７により定格ビーム電流の略１０％のビーム電流に
制御された電子ビームが射突して、３色電子ビームスポ
ットの輝点パターン１８が画面上で発光状態におかれて
いる。そして、この電子ビームスポットの輝点パターン
１８はビデオカメラ１１で画像として検出された上、画
像処理部１９の演算処理回路２０で３色電子ビームスポ
ットの中心位置が輝度重心として検出される。さらに、
図２に示すように、表示部２１にＲ，Ｇ，Ｂ３色の所定
位置からの水平方向（△ｘ）、垂直方向（△ｙ）、回転
方向（△θ）の乖離値がそれぞれ表示されるともに、規
格値と対比して良否が表示される。
【０００９】この実施例によれば、カラー陰極線管にお
ける電子ビーム偏芯位置を容易に測定でき、その測定結
果によってカラー陰極線管に適合する偏向ヨークと組み
合わせて容易にＩＴＣを実施することができる。また、
電子ビームの偏芯量の大きさが調整限度を越えているも
のをＩＴＣ工程に投入されないようにできるので、生産
効率の向上が図れる。
ける電子ビーム偏芯位置を容易に測定でき、その測定結
果によってカラー陰極線管に適合する偏向ヨークと組み
合わせて容易にＩＴＣを実施することができる。また、
電子ビームの偏芯量の大きさが調整限度を越えているも
のをＩＴＣ工程に投入されないようにできるので、生産
効率の向上が図れる。
【００１０】以上、ビーム電流を定格電流の略１０％と
した駆動回路部を有し、Ｒ、Ｇ、Ｂ３色の電子ビームの
偏芯量をそれぞれ表示する表示部を有する電子ビーム偏
芯測定装置の例について説明したが、本発明はこの実施
例に限定されず、ビーム電流は測定時間（演算処理時間
に依存）と電子ビームスポットの輝度との関係により、
蛍光面の損傷を発生しない範囲で自由に設定でき、また
表示内容も偏芯量の表示でなく予め設定したランク表示
として偏向ヨークとの組合せを具体的に表示することが
できるのは言うまでもない。
した駆動回路部を有し、Ｒ、Ｇ、Ｂ３色の電子ビームの
偏芯量をそれぞれ表示する表示部を有する電子ビーム偏
芯測定装置の例について説明したが、本発明はこの実施
例に限定されず、ビーム電流は測定時間（演算処理時間
に依存）と電子ビームスポットの輝度との関係により、
蛍光面の損傷を発生しない範囲で自由に設定でき、また
表示内容も偏芯量の表示でなく予め設定したランク表示
として偏向ヨークとの組合せを具体的に表示することが
できるのは言うまでもない。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、磁気的に中性の磁気環
境中で、カラー陰極線管の電子銃の電極部品の製造誤差
や電子銃のカラー陰極線管への組立誤差等による電子ビ
ームの偏芯を磁気的な影響なしに、画面の輝点パターン
から検出することができる。したがって、可動部分のな
い簡単な構成で、短時間測定可能な製造ライン内の測定
に好適する電子ビーム偏芯測定装置が提供できる。ま
た、予め設定した規格値と対比して良否を表示する表示
する表示部を有することにより、電子ビーム偏芯量が調
整限度を越えているカラー陰極線管がＩＴＣ工程に投入
されないようにして生産効率を向上できる。
境中で、カラー陰極線管の電子銃の電極部品の製造誤差
や電子銃のカラー陰極線管への組立誤差等による電子ビ
ームの偏芯を磁気的な影響なしに、画面の輝点パターン
から検出することができる。したがって、可動部分のな
い簡単な構成で、短時間測定可能な製造ライン内の測定
に好適する電子ビーム偏芯測定装置が提供できる。ま
た、予め設定した規格値と対比して良否を表示する表示
する表示部を有することにより、電子ビーム偏芯量が調
整限度を越えているカラー陰極線管がＩＴＣ工程に投入
されないようにして生産効率を向上できる。
【図１】 本発明の一実施例の電子ビーム偏芯測定装置
の構成図
の構成図
【図２】 本発明の電子ビーム偏芯測定装置の測定結果
表示例
表示例
【図３】 従来の電子ビーム偏芯測定装置の構成図
【図４】 従来の電子ビーム偏芯測定の説明図
２ カラー陰極線管 １１ ビデオカメラ １３ 磁気シールド（磁気的に中性の環境） １４ ビーム電流制御回路 １５ バイアス回路 １６ 高圧電源 １７ 駆動回路部 １８ 輝点パターン １９ 画像処理部 ２０ 演算処理回路 ２１ 表示部
Claims (3)
- 【請求項１】カラー陰極線管の３色の電子ビーム電流を
それぞれ輝点焼けを生じない電流に制御する駆動回路部
と、電子ビームの射突により発光させた輝点パターンを
画像として捕らえるビデオカメラと、前記画像を演算処
理して電子ビームの偏芯量ならびに偏芯位置を求める画
像処理部とを備え、磁気的に中性の環境下において前記
輝点のパターンからカラ−陰極線管の電子ビームの偏芯
を測定する電子ビーム偏芯測定装置。 - 【請求項２】前記駆動回路部がビーム電流制御回路と、
バイアス回路および高圧電源とからなることを特徴とす
る請求項１記載の電子ビーム偏芯測定装置。 - 【請求項３】前記画像処理部が前記輝点パターンの輝度
重心から３色それぞれの電子ビームスポットの中心位置
を求める演算処理回路と、前記演算処理結果および予め
設定した規格値と対比して良否またはランクを表示する
表示部とからなることを特徴とする請求項１記載の電子
ビーム偏芯測定装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7013895A JPH08203437A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 電子ビーム偏芯測定装置 |
| US08/592,265 US5742338A (en) | 1995-01-31 | 1996-01-26 | Device for measuring eccentricities of electron beams of a color cathode ray tube based upon luminance pattern in magnetically neutral enviroment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7013895A JPH08203437A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 電子ビーム偏芯測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08203437A true JPH08203437A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11845921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7013895A Pending JPH08203437A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 電子ビーム偏芯測定装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5742338A (ja) |
| JP (1) | JPH08203437A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6252626B1 (en) * | 1994-06-13 | 2001-06-26 | Image Processing Systems, Inc. | Test and alignment system for electronic display devices |
| KR100257826B1 (ko) * | 1997-06-09 | 2000-07-01 | 윤종용 | 영상표시장치의 기울기 조정 방법 및 장치 |
| KR100238054B1 (ko) * | 1997-07-04 | 2000-01-15 | 윤종용 | 영상표시장치의 신호 자동공급 방법 및 장치 |
| US6348944B1 (en) * | 1997-10-24 | 2002-02-19 | Sony Corporation | Selective aging for monitor production |
| US5939843A (en) * | 1997-10-27 | 1999-08-17 | Sony Corporation | Adaptive convergence adjustment for multi-scan monitor |
| CN1158877C (zh) * | 2000-06-15 | 2004-07-21 | Tcl王牌电子(深圳)有限公司 | 电视图像色彩的实时检测调整装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05325796A (ja) * | 1992-05-22 | 1993-12-10 | Toshiba Corp | 補正磁界形成方法 |
| JPH06139940A (ja) * | 1992-10-29 | 1994-05-20 | Hitachi Ltd | カラーブラウン管における電子ビーム偏芯位置計測方法とカラーブラウン管ｉｔｃ調整方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1995
- 1995-01-31 JP JP7013895A patent/JPH08203437A/ja active Pending
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1996
- 1996-01-26 US US08/592,265 patent/US5742338A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5742338A (en) | 1998-04-21 |
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