JPH08201901A - レンズ鏡胴及びカメラ - Google Patents

レンズ鏡胴及びカメラ

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JPH08201901A
JPH08201901A JP1335695A JP1335695A JPH08201901A JP H08201901 A JPH08201901 A JP H08201901A JP 1335695 A JP1335695 A JP 1335695A JP 1335695 A JP1335695 A JP 1335695A JP H08201901 A JPH08201901 A JP H08201901A
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JP
Japan
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lens barrel
lens
electric circuit
fixed
unit
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JP1335695A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Konishi
啓俊 小西
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メンテナンス・組立の作業性に優れたレンズ鏡
胴及びカメラを提供する。 【構成】前進筒13と、その内部に位置決め固定された
フォーカスユニット1と、その前方位置において前進筒
13に対して前方から着脱可能に取り付けられてレンズ
鏡胴の前方外観となる飾り板11と、前進筒13に取り
付けられた飾り板11でフォーカスユニット1Fに押し
付けられることにより、フォーカスユニット1Fでレン
ズ光軸AXに対して垂直方向に位置決め固定され、か
つ、飾り板11でレンズ光軸AX方向に位置決め固定さ
れたCdS素子5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ鏡胴及びカメラ
に関するものであり、更に詳しくは、CdS素子等の電
気回路構成部材が組み込まれたレンズ鏡胴及びカメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来のレンズシャッターカメ
ラのレンズ鏡胴を示す縦断面図である。同図において、
1はフォーカス・シャッターユニット、1Fはフォーカ
スユニット、1Sはシャッターユニット、2はフレキシ
ブル基板、3は前進筒、3aは前進筒3の内面に形成さ
れているフランジ、4はビス、AXはレンズ光軸であ
る。フォーカス・シャッターユニット1は、フォーカス
ユニット1Fとシャッターユニット1Sとから成ってい
る。図には示していないが、フォーカスユニット1F内
部には撮影レンズ,オートフォーカス(AF)のために撮
影レンズの繰り出しを行う駆動装置等が設けられてお
り、シャッターユニット1S内部にはシャッター羽根,
それを動かすモータ等が設けられている。
【0003】図15に示すレンズ鏡胴は、フォーカス・
シャッターユニット1が前進筒3の後方からその内部に
挿入され、フランジ3aの前方からビス4で前進筒3に
ビス止めされた構造となっている。そして、フレキシブ
ル基板2でカメラボディ(不図示)と電気的に接続された
状態で、カメラボディへの取り付けが行われる。
【0004】一方、このレンズ鏡胴には、スペースの有
効利用を図るため、以下に説明するように測光用CdS
素子やフォーカス用フォトインタラプタ等の電気回路構
成部材が内部に配置されている。
【0005】図16は、上記レンズ鏡胴(図15)におけ
る測光用CdS素子の固定状態を示す断面図である。同
図において、5はCdS素子、5aはCdS素子本体、
5bはCdS素子5のリード、6は前記フォーカスユニ
ット1Fを構成するフォーカス台板、6aは受光用のA
E(Autoexposure)窓、7は接着剤、8はハンダである。
CdS素子5は、CdS素子本体5aがフォーカス台板
6に接着剤7で位置決め固定されており、リード5bが
フレキシブル基板2にハンダ8で接続固定されている。
【0006】図17は、上記レンズ鏡胴(図15)におけ
るフォーカス用フォトインタラプタ(レンズ繰り出し量
をカウントする。)の固定状態を示す斜視図である。同
図において、9はフォトインタラプタ、9aはフォトイ
ンタラプタ本体、9bはフォトインタラプタ9のリー
ド、10はエンコーダ板、6Aはフォトインタラプタ9
固定用の突起である。フォトインタラプタ本体9aはフ
ォーカス台板6の突起6Aに接着剤7で固定されてお
り、この接着剤7によるフォトインタラプタ本体9aの
接着固定によって、フォトインタラプタ9が位置決め固
定されている。一方、フォトインタラプタ9の電気的接
続は、リード9bをフレキシブル基板2にハンダ8で接
続することにより行われている。
【0007】フォトインタラプタ9のZ軸方向(レンズ
光軸AX方向)の位置決めは突起6Aで行うことができ
るので、X−Y平面に沿った方向(レンズ光軸AXに対
して垂直方向)の位置決め固定を行う部材をフォーカス
台板6に設ければ接着剤7は不要である。しかし、この
ような部材を設けると、フォトインタラプタ9をX−Y
平面に沿ってエンコーダ板10にセットすることができ
なくなる。また、フォトインタラプタ9をビス9等で突
起6Aに固定しようとしても、フォトインタラプタ9は
ビス等で固定するには小さすぎる。そのため、フォトイ
ンタラプタ9の位置決め固定には、上記のように接着剤
7が用いられているのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたように、上
記レンズ鏡胴は、その組み立てにおいてフォーカス・シ
ャッターユニット1が前進筒3内部にその後方から取り
付けられた構造をとっている(図15)。このような構造
を有するレンズ鏡胴のフォーカス・シャッターユニット
1をメンテナンスする場合、その作業(修理,ギア等の
部品交換等)を行うためには、カメラボディからレンズ
鏡胴を取り外し、更にレンズ鏡胴全体を分解しなければ
ならない。従って、上記レンズ鏡胴にはメンテナンスの
作業性に劣るという問題がある。
【0009】また、上記レンズ鏡胴(図15〜図17)に
は、レンズ鏡胴内部に配置されている電気回路構成部材
の位置決め固定構造に起因した問題もある。これを以下
に説明する。
【0010】CdS素子5の固定構造を見ると、図16
に示すように、フォーカスユニット1F(図15)を構成
するフォーカス台板6にはCdS素子本体5aが接着剤
7で固定されており、フレキシブル基板2にはリード5
bがハンダ8で固定されている。一方、図15に示すよ
うに、フレキシブル基板2はシャッターユニット1Sと
カメラボディ(不図示)とに接続されている。従って、フ
ォーカスユニット1Fとシャッターユニット1Sとを分
離することはできない。
【0011】フォトインタラプタ9の固定構造について
も、CdS素子5の場合と同様のことが言える。つま
り、図17に示すように、フォーカス台板6の突起6A
にはフォトインタラプタ本体9aが接着剤7で固定され
ており、フレキシブル基板2にはリード9bがハンダ8
で固定されている。一方、図15に示すように、フレキ
シブル基板2はシャッターユニット1Sとカメラボディ
(不図示)とに接続されている。従って、フォーカスユニ
ット1Fとシャッターユニット1Sとを分離することは
できない。
【0012】以上のように、フォーカスユニット1Fと
シャッターユニット1Sとを分離することができないの
で、CdS素子5,フォトインタラプタ9等の電気回路
構成部材が接着剤7でフォーカスユニット1Fに固定さ
れた構造を有するレンズ鏡胴には、メンテナンスの作業
性に劣るといった問題がある。
【0013】また、CdS素子5,フォトインタラプタ
9,LED(light emitting diode)素子等の電気回路構
成部材は、遮光されると機能が妨げられる特定の面を有
し、かつ、位置決めを必要とするので、これらの電気回
路構成部材の位置決め固定に接着剤7を用いる場合に
は、電気回路構成部材の位置決め構造と接着剤7が電気
回路構成部材の機能を妨げないように、レンズ鏡胴の組
立作業に特別の配慮が必要になる。例えば、フォトイン
タラプタ9及びエンコーダ板10における発光側から受
光側にかけての光路部分,LED素子やCdS素子5に
おける発光面や受光面等に、接着剤7が回り込んで付着
しないように注意を払いながら電気回路構成部材の取り
付けを行わなければならない。従って、接着剤7を用い
て位置決め固定を行う上記レンズ鏡胴には、組立の作業
性に劣るといった問題がある。
【0014】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、メンテナンス・組立の作業性に
優れたレンズ鏡胴及びカメラを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明に係るレンズ鏡胴は、鏡筒と、該鏡筒の
内部に位置決め固定された鏡筒内ユニットと、該鏡筒内
ユニットの前方位置において前記鏡筒に対して前方から
着脱可能に取り付けられてレンズ鏡胴の前方外観となる
飾り板と、前記鏡筒に取り付けられた飾り板で前記鏡筒
内ユニットに押し付けられることにより位置決め固定さ
れた電気回路構成部材と、を備えたことを特徴とする。
【0016】また、第2の発明に係るレンズ鏡胴は、鏡
筒と、該鏡筒の内部に位置決め固定された鏡筒内ユニッ
トと、該鏡筒内ユニットの前方位置において前記鏡筒に
対して前方から着脱可能に取り付けられてレンズ鏡胴の
前方外観となる飾り板と、前記鏡筒に取り付けられた飾
り板で前記鏡筒内ユニットに押し付けられることによ
り、前記鏡筒内ユニットでレンズ光軸に対して垂直方向
に位置決め固定され、かつ、前記飾り板でレンズ光軸方
向に位置決め固定された電気回路構成部材と、を備えた
ことを特徴とする。
【0017】また、第3の発明に係るレンズ鏡胴は、鏡
筒と、該鏡筒の内部に位置決め固定された鏡筒内ユニッ
トと、該鏡筒内ユニットの前方位置において前記鏡筒に
対して前方から着脱可能に取り付けられてレンズ鏡胴の
前方外観となる飾り板と、前記鏡筒内ユニットでレンズ
光軸方向に位置決め固定され、かつ、前記鏡筒に取り付
けられた飾り板で前記鏡筒内ユニットに押し付けられる
ことにより前記飾り板でレンズ光軸に対して垂直方向に
位置決め固定された電気回路構成部材と、を備えたこと
を特徴とする。
【0018】また、第4の発明に係るカメラは、遮光さ
れると機能が妨げられる特定の面を有する電気回路構成
部材と、該電気回路構成部材が前記特定の面の裏面側で
固定されたフレキシブル基板と、前記特定の面以外の面
で前記電気回路構成部材と当接することにより、前記フ
レキシブル基板の面に沿う方向に前記電気回路構成部材
を位置決めする第1位置決め手段と、前記特定の面が遮
光されないように前記電気回路構成部材を挟持すること
により、前記フレキシブル基板の面に対して垂直方向に
前記電気回路構成部材を位置決めする第2位置決め手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0019】第5の発明に係るカメラは、遮光されると
機能が妨げられる特定の面を有する電気回路構成部材
と、該電気回路構成部材が前記特定の面の裏面側で固定
され、かつ、固定された電気回路構成部材からはみ出す
ように形成されたウイング部分を有するフレキシブル基
板と、前記ウイング部分を挟持することにより、前記フ
レキシブル基板の面に対して垂直方向に前記電気回路構
成部材を位置決めする位置決め手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0020】
【作用】第1の発明に係るレンズ鏡胴の構成によると、
飾り板が鏡筒に対して前方から取り付けられると、電気
回路構成部材は、鏡筒に位置決め固定されている鏡筒内
ユニットに押し付けられることによって位置決め固定さ
れるので、飾り板を鏡筒から取り外すと、それだけで電
気回路構成部材はレンズ鏡胴外に露出し、レンズ鏡胴か
ら取り外すことが可能になる。そして、カメラボディか
らレンズ鏡胴を取り外したりレンズ鏡胴全体を分解した
りしなくても、鏡筒内ユニットのメンテナンスを行うこ
とができる。また、電気回路構成部材の位置決め固定に
は接着剤が用いられていないので、電気回路構成部材に
よってレンズ鏡胴からの鏡筒内ユニットの分離が制限さ
れたり、レンズ鏡胴の組立時に電気回路構成部材の機能
を妨げてしまうような部分に接着剤が付着したりするこ
とはない。
【0021】第2の発明に係るレンズ鏡胴の構成による
と、上記第1の発明に係るレンズ鏡胴における電気回路
構成部材の位置決め固定が、鏡筒に位置決め固定されて
いる鏡筒内ユニットでレンズ光軸に対して垂直方向に行
われ、飾り板でレンズ光軸方向に行われるので、飾り板
を鏡筒から取り外すと、電気回路構成部材はレンズ光軸
方向の位置決め固定から解放されてレンズ光軸に沿って
レンズ鏡胴から取り外すことが可能な状態となる。
【0022】第3の発明に係るレンズ鏡胴の構成による
と、上記第1の発明に係るレンズ鏡胴における電気回路
構成部材の位置決め固定が、鏡筒内ユニットでレンズ光
軸方向に行われ、鏡筒に取り付けられた飾り板で鏡筒内
ユニットに押し付けられることにより飾り板でレンズ光
軸に対して垂直方向に行われるので、飾り板を鏡筒から
取り外すと、電気回路構成部材はレンズ光軸方向の位置
決め固定から解放されるが、鏡筒内ユニットに半固定さ
れた状態となるため、レンズ鏡胴外へ脱落することはな
い。
【0023】また、第4の発明に係るカメラの構成によ
ると、第1位置決め手段が、フレキシブル基板の面に沿
う方向の電気回路構成部材の位置決めを、前記特定の面
以外の面で電気回路構成部材と当接することにより行う
ので、フレキシブル基板の面に沿う方向の位置決めによ
って電気回路構成部材の機能が妨げられることはない。
一方、第2位置決め手段が、フレキシブル基板の面に対
して垂直方向の電気回路構成部材の位置決めを、前記特
定の面を遮らないように電気回路構成部材を挟持するこ
とにより行うので、フレキシブル基板の面に対して垂直
方向の位置決めによって電気回路構成部材の機能が妨げ
られることはない。
【0024】第5の発明に係るカメラの構成によると、
位置決め手段が、フレキシブル基板の面に対して垂直方
向の電気回路構成部材の位置決めを、フレキシブル基板
のウイング部分を挟持することにより行うので、フレキ
シブル基板の面に対して垂直方向の位置決めによって電
気回路構成部材の機能が妨げられることはない。
【0025】
【実施例】以下、第1〜第5の発明に係る実施例を図面
を参照しつつ説明する。なお、前述の従来例と同一部分
には同一の符号を付して示す。図1〜図5はレンズ鏡胴
の実施例を示す断面図であり、図1は図2のA3−A3
線断面構造、図2は図1のA1−A1線断面構造(図3
のA1−A1線断面に対応する。)、図3は図2のA2
−A2線要部断面構造、図4は図1の要部拡大構造(図
2のA3−A3線断面に対応する。)、図5は図2のA
4−A4線断面構造を示している。また、図12は、図
1〜図5に示すレンズ鏡胴Kを備えたカメラの外観を示
している。このカメラは、レンズ鏡胴Kとカメラボディ
Bとが一体に構成されたレンズ非交換式のレンズシャッ
ターカメラである。
【0026】レンズ鏡胴Kは、前進筒13,フォーカス
・シャッターユニット1,飾り板11,CdS素子5,
フォトインタラプタ9,フレキシブル基板2,撮影レン
ズL(前群)等を備えている。前進筒13は、第1〜第3
の発明における鏡筒を構成する。フォーカスユニット1
Fは、第1〜第3の発明における、前進筒13の内部に
位置決め固定された鏡筒内ユニットを構成する。飾り板
11は、フォーカスユニット1Fの前方位置において前
進筒13に対して前方から着脱可能に取り付けられてレ
ンズ鏡胴の前方外観となる。
【0027】第1の発明における電気回路構成部材を構
成するCdS素子5やフォトインタラプタ9は、前進筒
13に取り付けられた飾り板11でフォーカスユニット
1Fに押し付けられることにより位置決め固定されてい
る(図1〜図5)。フレキシブル基板2には、上記CdS
素子5が受光面5Sの裏面側でハンダ付けで固定されて
おり、この固定されたCdS素子5からはみ出すように
2つのウイング部分2Wが形成されている(図2,図
7)。また、フレキシブル基板2には、上記フォトイン
タラプタ9がハンダ8で接続固定されている(図2,図
5,図10)。
【0028】フォーカス・シャッターユニット1は、図
1,図4〜図6に示すように、弾性変形可能なCワッシ
ャ12で前進筒13内部に位置決め固定されている。こ
の位置決め固定の構造・方法を以下に説明する。
【0029】図6に示すように、前進筒13の内面には
係止部13a,13bが形成されており、フォーカスユ
ニット1Fには係止部1aが形成されている。前進筒1
3内部に、その前方からフォーカス・シャッターユニッ
ト1を挿入すると、係止部1aが係止部13aに係止さ
れて、フォーカス・シャッターユニット1はレンズ光軸
AXに沿って後方に位置決めされる。次に、フォーカス
ユニット1Fの前方位置にワッシャ12を径を縮めなが
らセットする。Cワッシャ12は、係止部1aと係止部
13bとの間に押し込まれると、その弾性力によって元
の径の大きさに復元する。係止部13aで後方に位置決
めされているフォーカス・シャッターユニット1は、C
ワッシャ12の弾性力(レンズ光軸AX方向)によって後
方に押されて、前進筒13に固定される。このようにC
ワッシャ12を用いれば、ビスやビス止めのためのスペ
ースがなくても、前進筒13内にフォーカス・シャッタ
ーユニット1を位置決め固定することができる。
【0030】フォーカス・シャッターユニット1の位置
決め固定が完了すると、次に、飾り板11をフォーカス
ユニット1Fの前方位置において前進筒13に対して前
方から取り付ける。図11に示すように、飾り板11に
はパッチン爪11Pが形成されており、前進筒13には
係止部13cが形成されている。図11(a)に示すよう
に飾り板11を前進筒13にはめ込んで、図11(b)に
示すようにパッチン爪1Pを係止部13cに係止させる
と、飾り板11の取り付けが完了する。以上のように、
飾り板11はパッチン爪11Pで着脱可能に取り付けら
れて、レンズ鏡胴Kの前方外観となる。
【0031】ところで、図15に示すように、前述した
従来のレンズ鏡胴には、フォーカス・シャッターユニッ
ト1と前進筒3との間から光(矢印P)がもれて、遮光性
に劣るという問題がある。フォーカス・シャッターユニ
ット1が前進筒3内部にその後方から取り付けられる構
造をとっているレンズ鏡胴では、上記光もれの発生を防
止するための遮光用フランジ13fを、フォーカス・シ
ャッターユニット1の後方に設けることができないから
である。
【0032】これに対して、本実施例のレンズ鏡胴K
は、上記のように飾り板11がフォーカスユニット1F
の前方位置において前進筒13に対して前方から着脱可
能に取り付けられるような構造になっているため、前述
したようにフォーカス・シャッターユニット1を前進筒
3内部にその前方から取り付けることができる。従っ
て、本実施例によれば、図6に示すようにフォーカス・
シャッターユニット1の後方に遮光用フランジ13fを
設けることによって、前記光もれを防止して遮光性を向
上させることができる。
【0033】CdS素子5は、第2の発明における電気
回路構成部材を構成し、図1〜図4に示すように、前進
筒13に取り付けられた飾り板11でフォーカスユニッ
ト1Fに押し付けられることにより、フォーカスユニッ
ト1Fでレンズ光軸AXに対して垂直方向に位置決め固
定され、かつ、飾り板11でレンズ光軸AX方向に位置
決め固定された構成をとっている。このCdS素子5の
位置決め固定の構造・方法を、図7に基づいて以下に説
明する。
【0034】図7において、飾り板11は後方(裏面側)
から見た外観、CdS素子5は前方から見た外観、フォ
ーカス台板14は前方から見た外観を示している。Cd
S素子5の底面(受光面5Sの裏面)は、フレキシブル基
板2に隙間なくハンダ付けされている。また、飾り板1
1の後方の面にはリブ11a,11b,11cが連なっ
て形成されており、一方、フォーカス台板14の前方の
面にはリブ14a,14bが形成されている。上記飾り
板11には受光孔11hが形成されている。図1,図
3,図4に示すように、この受光孔11hにはAEレン
ズ(AX’は、レンズ光軸AXと平行なAEレンズ光軸
である。)が取り付けられており、AEレンズ16とC
dS素子5との間には、受光面5Sに向かう光路を規制
するAE遮光板15が取り付けられている。
【0035】リブ11a,11bの当接部分Pa,Pb
が、CdS素子5の側面5Tの当接部分Qa,Qbとそ
れぞれ当接し、リブ14a,14bの当接部分Rc,R
dが、CdS素子5の側面5Tの当接部分Qc,Qdと
それぞれ当接するように、フレキシブル基板2に固定さ
れたCdS素子5を、飾り板11とフォーカス台板14
との間に挟持して、前進筒13に飾り板11を取り付け
る。このとき、リブ11a,11bの下端が、リブ14
a,14bの空間Ve,Vfにそれぞれ嵌合する。する
と、CdS素子5は、リブ11a,11b,14a,1
4bとの上記当接によって、フォーカス台板14に押し
付けられることになり、フレキシブル基板2の面に沿う
方向(レンズ光軸AXに対して垂直方向)に位置決めされ
る。このように、飾り板11のリブ11a,11bと、
フォーカスユニット1Fを構成しているフォーカス台板
14のリブ14a,14bとが、第4の発明における第
1位置決め手段を構成する。
【0036】また、上記したように、フレキシブル基板
2に固定されたCdS素子5を、飾り板11とフォーカ
ス台板14との間に挟持して、前進筒13に飾り板11
を取り付けると、CdS素子5は、受光面5Sの周縁部
分Qgで、リブ11cとフォーカス台板14との間に挟
持される。この挟持によって、CdS素子5はフォーカ
ス台板14に押し付けられることになり、フレキシブル
基板2の面に対して垂直方向(レンズ光軸AX方向)にC
dS素子5が位置決めされる。このように、飾り板11
のリブ11cと、フォーカスユニット1Fを構成してい
るフォーカス台板14とが、第4の発明における第2位
置決め手段を構成する。なお、受光面5Sの周縁部分Q
gは、受光面5Sと同じ面上にあるが、受光面5Sに向
かう光路外にあるため遮光されてもCdS素子5の機能
は妨げられない。
【0037】CdS素子5のフレキシブル基板2の面に
対して垂直方向(レンズ光軸AX方向)の位置決め固定
は、リブ11a,11b;フレキシブル基板2に形成さ
れているウイング部分2W;フォーカス台板14によっ
ても行われる。つまり、上記したように、フレキシブル
基板2に固定されたCdS素子5を、飾り板11とフォ
ーカス台板14との間に挟持して、前進筒13に飾り板
11を取り付けると、フレキシブル基板2の2つのウイ
ング部分2Wは、挟持部分Qe,Qfが挟持部分Pe,
Pfと挟持部分Re,Rfとにそれぞれ、少なくとも一
方で接するように、リブ11cとフォーカス台板14と
の間に挟持される。フレキシブル基板2にハンダ付けさ
れているCdS素子5は、上記挟持によってフォーカス
台板14に押し付けられることになり、フレキシブル基
板2の面に対して垂直方向にCdS素子5が位置決めさ
れる。このように、飾り板11のリブ11a,11b
と、フォーカスユニット1Fを構成しているフォーカス
台板14とが、第5の発明における位置決め手段を構成
する。
【0038】図3に示すように、飾り板11のリブ11
a,11b(図7中の挟持部分Pe,Pf)とフォーカス
台板14(図7中の挟持部分Re,Rf)との間には、A
Eレンズ光軸AX’方向にフレキシブル基板2の厚みよ
りも若干量大きな間隔tが、位置決めの誤差を許容しう
る程度にあけられている。このように間隔tをあけるこ
とができるのは、間隔tがある程度狭くなれば、フレキ
シブル基板2の弾性によってフレキシブル基板2がフォ
ーカス台板14に密着して、その面がレンズ光軸AXに
対して垂直になるからである。
【0039】CdS素子5のフレキシブル基板2の面に
対して垂直方向(レンズ光軸AX方向)の位置決め固定
を、上述したいずれか一方の構成のみで行うようにして
もよく、また、いずれか一方の構成が主として機能する
ように前記間隔t等を設定してもよい。なお、ウイング
部分2W等を用いた位置決め固定を行わなければ、フレ
キシブル基板2がフォーカス台板から浮いてしまうの
で、フレキシブル基板2の弾性によって位置決めの許容
誤差を大きくとることができる後者の構成を採るのが好
ましい。
【0040】CdS素子5,フォトインタラプタ9,L
ED素子等のように、位置決めを必要とし、しかも、発
光面,受光面等の特定の面が遮光されると機能が妨げら
れる電気回路構成部材においては、その特定の面を遮光
しないように位置決めを行う必要がある。CdS素子5
の場合、受光面5Sが遮光されるとその機能が妨げられ
てしまう。
【0041】しかし、CdS素子5は受光面5Sの裏面
側でフレキシブル基板2に固定されているので、フレキ
シブル基板2によってCdS素子5の機能が妨げられる
ことはない。また、フレキシブル基板2の面に沿う方向
のCdS素子5の位置決めは、リブ11a,11b,1
4a,14bが側面5TでCdS素子5と当接すること
により行われるので、フレキシブル基板2の面に沿う方
向の位置決めによってCdS素子5の機能が妨げられる
ことはない。一方、フレキシブル基板2の面に対して垂
直方向のCdS素子5の位置決めは、リブ11c等が受
光面5Sの周縁部分QgでCdS素子5が挟持されるこ
とにより、また、フレキシブル基板2のウイング部分2
Wがリブ11a,11b及びフォーカス台板14で挟持
されることにより行われるので、フレキシブル基板2の
面に対して垂直方向の位置決めによってCdS素子5の
機能が妨げられることはない。以上のように、CdS素
子5の機能を妨げることなく、CdS素子5の位置決め
を容易に行うことができるので、メンテナンス・組立の
作業性に優れた効果が得られる。
【0042】フォトインタラプタ9は、第3の発明にお
ける電気回路構成部材を構成し、図2,図5に示すよう
に、フォーカスユニット1Fでレンズ光軸AX方向に位
置決め固定され、かつ、前進筒13に取り付けられた飾
り板11でフォーカスユニット1Fに押し付けられるこ
とにより飾り板11でレンズ光軸AXに対して垂直方向
に位置決め固定された構成をとっている。このフォトイ
ンタラプタ9の位置決め固定の構造・方法を以下に説明
する。
【0043】図8において、飾り板11は後方(裏面側)
から見た外観、フォトインタラプタ9は前方から見た外
観、フォーカス台板14は前方から見た外観を示してい
る。飾り板11の後方の面には突起11D,11Eが形
成されており、一方、フォーカス台板14の前方の面に
は突起14Aが形成されている。突起11Dの面PDと
突起11Eの面PEは、テーパー面になっている。突起
11EをPX方向から見ると面PEがレンズ光軸AXに
対して傾斜しているのがわかる。また、突起11DをP
Y方向から見ると面PDがレンズ光軸AXに対して傾斜
しているのがわかる。また、図10に示すように、フォ
トインタラプタ9はフレキシブル基板2との間に隙間V
Eがあくようにして、リード9bでフレキシブル基板2
にハンダ付けされている。
【0044】まず、エンコーダ板10がスリット9c内
の適正位置にセットされ(図2,図5)、そして、突起1
4Aが面QAに当接し面QBが面RBに押し当てられる
ように、フォトインタラプタ9をフォーカス台板14と
突起14Aとで挟持する。すると、フォトインタラプタ
9は、突起14Aの弾性力によってレンズ光軸AX方向
に位置決め固定される。
【0045】次に、突起11Eが隙間VE(図10)に入
り込んで面PEが面QEに当接し、突起11Dの面PD
が面QDに当接し、面QCが面RCに押し当てられるよ
うに、フレキシブル基板2に固定されたフォトインタラ
プタ9を、飾り板11とフォーカス台板14との間に挟
持して、前進筒13に飾り板11を取り付ける{図9,
図11(b)}。すると、当接した突起11E,11Dの
弾性力によって、フォトインタラプタ9はフォーカス台
板14に押し付けられることになり、レンズ光軸AXに
対して垂直方向に位置決めされる。
【0046】以上説明したレンズ鏡胴Kでは、飾り板1
1が前進筒13鏡筒に対して前方から取り付けられる
と、CdS素子5やフォトインタラプタ9は、前進筒1
3に位置決め固定されているフォーカスユニット1Fに
押し付けられることによって位置決め固定される。従っ
て、飾り板11を前進筒13から取り外すと、それだけ
でCdS素子5やフォトインタラプタ9はレンズ鏡胴外
に露出し、簡単にレンズ鏡胴Kから取り外すことが可能
になる。そして、カメラボディBからレンズ鏡胴Kを取
り外したりレンズ鏡胴全体を分解したりしなくても、前
進筒3の前方からレンズ鏡胴外にフォーカス・シャッタ
ーユニット1を取り外して、メンテナンスを行うことが
できる。従って、本実施例のレンズ鏡胴Kによれば、メ
ンテナンスの作業性に優れた効果が得られる。
【0047】CdS素子5の位置決め固定が、前進筒1
3に位置決め固定されているフォーカスユニット1Fで
レンズ光軸AXに対して垂直方向に行われ、飾り板11
でレンズ光軸AX方向に行われるので、飾り板11を前
進筒13から取り外すとCdS素子5はレンズ光軸AX
方向の位置決め固定から解放されてレンズ光軸AXに沿
ってレンズ鏡胴Kから取り外すことが可能な状態とな
る。従って、取り外し作業を円滑に行うことができ、メ
ンテナンスの作業性に優れた効果が得られる。
【0048】フォトインタラプタ9の位置決め固定が、
フォーカスユニット1Fでレンズ光軸AX方向に行わ
れ、前進筒13に取り付けられた飾り板11でフォーカ
スユニット1Fに押し付けられることにより飾り板11
でレンズ光軸AXに対して垂直方向に行われるので、飾
り板11を前進筒13から取り外すと、フォトインタラ
プタ9はレンズ光軸AX方向の位置決め固定から解放さ
れるが、フォーカスユニット1Fに半固定された状態と
なるため、レンズ鏡胴外へ脱落することはない。従っ
て、メンテナンス時にフォトインタラプタ9が落ちて紛
失する等の煩わしさがなく、メンテナンスの作業性に優
れた効果が得られる。
【0049】また、CdS素子5やフォトインタラプタ
9の位置決め固定には接着剤が用いられていないので、
CdS素子5やフォトインタラプタ9によってレンズ鏡
胴からのフォーカスユニット1Fの分離が制限された
り、レンズ鏡胴Kの組立時にCdS素子5やフォトイン
タラプタ9の機能を妨げてしまうような部分に接着剤7
(図16,図17)が付着したりすることはない。従っ
て、本実施例のレンズ鏡胴は、組立作業に特別の注意を
払う必要がないので、組立の作業性に優れた効果が得ら
れる。また、フォーカスユニット1Fとシャッターユニ
ット1Sとを分離することができるため、フォーカスユ
ニット1Fのみをレンズ鏡胴Kから取り外すこともでき
る。
【0050】図13は、第4,第5の発明を実施したカ
メラの外観を示す斜視図であり、図14は測光用窓21
の構造を示す斜視図である。このカメラも、図12に示
すカメラと同様、レンズ鏡胴K’とカメラボディB’と
が一体となったレンズ非交換式のレンズシャッターカメ
ラである。
【0051】カメラボディB’のボディカバー24前面
には、測光用窓21,2つのAF窓22及びファインダ
窓23が1列に設けられている。この測光用窓21は、
前述のレンズ鏡胴Kにおける飾り板11に相当し、透明
な材料で構成されている。また、測光用窓21には、4
つのリブ21a,21b,21c,21dが後方の面
(裏面)に形成されている。本実施例のカメラは、カメラ
ボディB’に前記CdS素子5が位置決め固定されたも
のである。そこで、図7に示すフレキシブル基板2に固
定されたCdS素子5に対する位置決め固定の構造・方
法を以下に説明する。
【0052】リブ21a,21b,21c,21dの内
側面が、CdS素子5の側面5Tの当接部分Qa,Q
b,Qc,Qdとそれぞれ当接するように、フレキシブ
ル基板2に固定されたCdS素子5を、リブ21a,2
1b,21c,21dで囲まれた空間に位置させ、か
つ、測光用窓21とカメラボディB’の本体ユニット
(不図示)との間に挟持して、ボディカバー24の前面に
測光用窓21を取り付ける。すると、CdS素子5は、
リブ21a〜21dとの上記当接によって、本体ユニッ
トに押し付けられることになり、フレキシブル基板2の
面に沿う方向(レンズ光軸AXに対して垂直方向)に位置
決めされる。このように、測光用窓21のリブ21a〜
21dと本体ユニットとが、第4の発明における第1位
置決め手段を構成する。
【0053】また、フレキシブル基板2に固定されたC
dS素子5を、測光用窓21と本体ユニットとの間に挟
持して、ボディカバー24の前面に測光用窓21を取り
付けると、CdS素子5は、透明な測光用窓21の裏面
に受光面5Sが押し当てられた状態で、測光用窓21と
本体ユニットとの間に挟持される。この挟持によって、
CdS素子5は本体ユニットに押し付けられることにな
り、フレキシブル基板2の面に対して垂直方向(レンズ
光軸AX方向)にCdS素子5が位置決めされる。この
ように、測光用窓21と本体ユニットとが、第4の発明
における第2位置決め手段を構成する。
【0054】CdS素子5のフレキシブル基板2の面に
対して垂直方向(レンズ光軸AX方向)の位置決め固定
は、リブ21a〜21d;フレキシブル基板2に形成さ
れているウイング部分2W;本体ユニットによっても行
われる。つまり、上記のように、フレキシブル基板2に
固定されたCdS素子5を、測光用窓21と本体ユニッ
トとの間に挟持して、ボディカバー24の前面に測光用
窓21を取り付けると、フレキシブル基板2の2つのウ
イング部分2Wは、リブ21a〜21dと本体ユニット
との間に挟持される。フレキシブル基板2にハンダ付け
されているCdS素子5は、上記挟持によって本体ユニ
ットに押し付けられることになり、フレキシブル基板2
の面に対して垂直方向にCdS素子5が位置決めされ
る。このように、測光用窓21のリブ21a〜21dと
本体ユニットとが、第5の発明における位置決め手段を
構成する。
【0055】測光用窓21は先に述べたように透明な材
料で構成されているため、測光用窓21によって受光面
5Sは遮光されず、CdS素子5の機能は妨げられな
い。以上のように、カメラボディB’の測光用窓21に
前述の飾り板11と同様の機能を持たせることにより、
メンテナンス・組立の作業性に優れたカメラを実現する
ことができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明に係る
レンズ鏡胴によれば、飾り板を取り外すだけで電気回路
構成部材は露出し、かつ、レンズ鏡胴前方からの取り外
しが可能となり、そして、カメラボディからレンズ鏡胴
を取り外したりレンズ鏡胴全体を分解したりしなくて
も、鏡筒内ユニットのメンテナンスを行うことができる
ので、メンテナンスの作業性に優れたレンズ鏡胴を実現
することができる。また、電気回路構成部材によってレ
ンズ鏡胴からの鏡筒内ユニットの分離が制限されること
もないので、メンテナンスの作業性に優れたレンズ鏡胴
を実現することができる。さらに、レンズ鏡胴の組立作
業に特別の注意を払う必要がないので、組立の作業性に
優れたレンズ鏡胴を実現することができる。また、飾り
板が鏡筒に対して前方から着脱可能に構成されているた
め、鏡筒内ユニットの後方に遮光用フランジを設けるこ
とにより、遮光性を向上させることが可能である。
【0057】第2の発明に係るレンズ鏡胴によれば、飾
り板を鏡筒から取り外すと、電気回路構成部材がレンズ
光軸方向の位置決め固定から解放されてレンズ光軸に沿
ってレンズ鏡胴から取り外し可能となるため、電気回路
構成部材の取り外し作業を円滑に行うことができ、メン
テナンスの作業性に優れたレンズ鏡胴を実現することが
できる。
【0058】第3の発明に係るレンズ鏡胴によれば、飾
り板を鏡筒から取り外すと、電気回路構成部材がレンズ
光軸方向の位置決め固定から解放されてもレンズ鏡胴外
へ脱落することがなく、鏡筒内ユニットに半固定された
状態となるため、メンテナンス時に電気回路固定部材が
落ちて紛失する等の煩わしさがなく、メンテナンスの作
業性に優れたレンズ鏡胴を実現することができる。
【0059】また、第4の発明に係るカメラによれば、
フレキシブル基板の面に沿う方向の位置決め及びフレキ
シブル基板の面に対して垂直方向の位置決めによって電
気回路構成部材の機能が妨げられることはないので、電
気回路構成部材の位置決めを容易に行うことができ、メ
ンテナンス・組立の作業性に優れたカメラを実現するこ
とができる。
【0060】第5の発明に係るカメラによれば、フレキ
シブル基板の面に対して垂直方向の位置決めによって電
気回路構成部材の機能が妨げられることはないので、電
気回路構成部材の位置決めを容易に行うことができ、メ
ンテナンス・組立の作業性に優れたカメラを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ鏡胴の前方部分を示す
縦断面図。
【図2】図1のA1−A1線断面構造を示す図。
【図3】図2のA2−A2線要部断面構造を示す図。
【図4】図1の要部拡大図。
【図5】図2のA4−A4線断面構造を示す図。
【図6】図1の縦断面構造を模式的に示す図。
【図7】実施例を構成するCdS素子とその位置決め固
定を行う部分との結合関係を示す分解斜視図。
【図8】実施例を構成するフォトインタラプタとその位
置決め固定を行う部分との結合関係を示す斜視図。
【図9】実施例を構成するフォトインタラプタの位置決
め固定を説明するための斜視図。
【図10】実施例を構成するフォトインタラプタを示す
平面図。
【図11】実施例を構成する飾り板とフォーカス台板と
フォトインタラプタとの結合関係を説明するための模式
図。
【図12】図1のレンズ鏡胴を備えたカメラの全体構造
を示す斜視図。
【図13】第4,第5の発明を実施したカメラの全体構
造を示す斜視図。
【図14】図13のカメラにおける測光用窓の構造を示
す斜視図。
【図15】従来例に係るレンズ鏡胴の内部構造を示す縦
断面図。
【図16】従来例におけるCdS素子の固定状態を示す
断面図。
【図17】従来例におけるフォトインタラプタの固定状
態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 …フォーカス・シャッターユニット 1F …フォーカスユニット 1S …シャッターユニット 2 …フレキシブル基板 2W …ウイング部分 5 …CdS素子 5S …受光面 6 …フォーカス台板 9 …フォトインタラプタ 10 …エンコーダ板 11 …飾り板 11a,11b,11c …リブ 11h …受光孔 12 …Cワッシャ 13 …前進筒 14 …フォーカス台板 14a,14b …リブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡筒と、 該鏡筒の内部に位置決め固定された鏡筒内ユニットと、 該鏡筒内ユニットの前方位置において前記鏡筒に対して
    前方から着脱可能に取り付けられてレンズ鏡胴の前方外
    観となる飾り板と、 前記鏡筒に取り付けられた飾り板で前記鏡筒内ユニット
    に押し付けられることにより位置決め固定された電気回
    路構成部材と、 を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】鏡筒と、 該鏡筒の内部に位置決め固定された鏡筒内ユニットと、 該鏡筒内ユニットの前方位置において前記鏡筒に対して
    前方から着脱可能に取り付けられてレンズ鏡胴の前方外
    観となる飾り板と、 前記鏡筒に取り付けられた飾り板で前記鏡筒内ユニット
    に押し付けられることにより、前記鏡筒内ユニットでレ
    ンズ光軸に対して垂直方向に位置決め固定され、かつ、
    前記飾り板でレンズ光軸方向に位置決め固定された電気
    回路構成部材と、 を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】鏡筒と、 該鏡筒の内部に位置決め固定された鏡筒内ユニットと、 該鏡筒内ユニットの前方位置において前記鏡筒に対して
    前方から着脱可能に取り付けられてレンズ鏡胴の前方外
    観となる飾り板と、 前記鏡筒内ユニットでレンズ光軸方向に位置決め固定さ
    れ、かつ、前記鏡筒に取り付けられた飾り板で前記鏡筒
    内ユニットに押し付けられることにより前記飾り板でレ
    ンズ光軸に対して垂直方向に位置決め固定された電気回
    路構成部材と、 を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  4. 【請求項4】遮光されると機能が妨げられる特定の面を
    有する電気回路構成部材と、 該電気回路構成部材が前記特定の面の裏面側で固定され
    たフレキシブル基板と、 前記特定の面以外の面で前記電気回路構成部材と当接す
    ることにより、前記フレキシブル基板の面に沿う方向に
    前記電気回路構成部材を位置決めする第1位置決め手段
    と、 前記特定の面が遮光されないように前記電気回路構成部
    材を挟持することにより、前記フレキシブル基板の面に
    対して垂直方向に前記電気回路構成部材を位置決めする
    第2位置決め手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】遮光されると機能が妨げられる特定の面を
    有する電気回路構成部材と、 該電気回路構成部材が前記特定の面の裏面側で固定さ
    れ、かつ、固定された電気回路構成部材からはみ出すよ
    うに形成されたウイング部分を有するフレキシブル基板
    と、 前記ウイング部分を挟持することにより、前記フレキシ
    ブル基板の面に対して垂直方向に前記電気回路構成部材
    を位置決めする位置決め手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
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