JPH0820046A - 樹脂成形用金型 - Google Patents

樹脂成形用金型

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JPH0820046A
JPH0820046A JP6179495A JP17949594A JPH0820046A JP H0820046 A JPH0820046 A JP H0820046A JP 6179495 A JP6179495 A JP 6179495A JP 17949594 A JP17949594 A JP 17949594A JP H0820046 A JPH0820046 A JP H0820046A
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resin
hard alloy
mold
based hard
molding die
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Akira Kojima
明 小島
Tsuneyuki Hayashi
恒幸 林
Hiroyuki Fukazawa
博之 深澤
Takashi Saito
隆 斎藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 型締め荷重の軽減による成形機の小型化を図
れる樹脂成形用金型を提供すること。 【構成】 本発明の樹脂成形用金型1は、ゲートを構成
するゲート部分13、23を鉄系硬質合金における一の
硬さ数以上の硬さ数から成る硬質合金にて構成し、ゲー
ト部分13、23を除く少なくともキャビティブロック
11、21およびセンターブロック12を前記一の硬さ
数よりも低い他の硬さ数から成る鉄系硬質合金以外の合
金、例えばアルミニウム系硬質合金や銅系硬質合金にて
構成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビティ内に樹脂を
注入して半導体装置やコンデンサ、インダクタ等の電子
部品などから成る成形品を得るための樹脂成形用金型に
関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置は、チップ状に形
成された素子をリードフレーム等に実装した後、モール
ド樹脂等によって一体封止することでパッケージ形成が
成される。モールド樹脂等によって素子を一体封止する
場合には、一般的にトランスファーモールド装置が使用
されており、このトランスファーモールド装置に所定の
樹脂成形用金型をセットして所定形状の成形品を製造す
る。
【0003】従来、半導体装置を製造する場合には、4
2アロイ(Ni42%のFe−Ni合金)を用いたリー
ドフレームにチップ状の素子を搭載し、ボンディングワ
イヤーにて配線を行ったものをトランスファーモールド
装置の樹脂成形用金型にセットし、エポキシ系等のモー
ルド樹脂を金型のキャビティ内に移送注入して硬化させ
ることでパッケージを構成している。
【0004】ここで使用される樹脂成形用金型は、ゲー
トを介して樹脂が注入されるキャビティ部を備えたイン
サートブロックおよびインサートブロックを組み込み保
持するためのベースブロックが上型、下型にそれぞれ設
けられたものであり、いずれも鉄系硬質合金に焼き入れ
を行って所定の硬さ数にしたものから構成されている。
【0005】トランスファーモールドを行う場合には、
予めトランスファーモールド装置のプラテンに上型、下
型をそれぞれ分離した状態で取り付けておき、所定の温
度(150℃〜200℃)に加熱しておいた状態で例え
ば下型上に素子が実装されたリードフレームをセットす
る。この際、リードフレーム上の素子は金型のキャビテ
ィの位置に配置されることになる。次いで、下型に設け
られたポット内にタブレット状の樹脂を投入して上型と
下型とを型締めする。
【0006】この型締めの際の荷重は、例えばリードフ
レーム1つ当たり196kN程度であり、注入される樹
脂の圧力(7.8MPa程度)で隙間が開かないように
なっている。さらに、型締めの荷重によって上型および
下型とリードフレームのタイバーとの各々の接触部分に
わずかな弾性変形を生じさせ、接触部分の隙間を無くす
ようにして樹脂もれを防止している。
【0007】次に、上型と下型とをこのような荷重で型
締めした状態でタブレット状の樹脂を溶融し、プランジ
ャーの加圧によってその樹脂をゲートを介してキャビテ
ィ内に注入する。これにより、キャビティ部分に配置さ
れたリードフレーム上の素子の周囲を樹脂にて覆うこと
ができ、キャビティ形状に対応した成形品が完成する。
【0008】樹脂成形用金型は、使用耐久性の観点から
ビッカース硬さ数Hv=58〜63程度でヤング率2×
1012dyn/cm2 程度の焼き入れされた鉄系硬質合金が使
用されている。また、インサートブロックの表面には、
硬質のクロムあるいは窒化チタン等の蒸着処理が施され
ており、磨耗性向上および離型性向上が図られている。
近年では、ゲート部分が取り外し可能な構造で、しかも
このゲート部分として超硬合金を用いた樹脂成形用金型
も考えられており、使用耐久性の向上が図られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな樹脂成形用金型には次のような問題がある。すなわ
ち、樹脂成形を行うにあたり上型と下型との型締め荷重
が所定の値よりも低い場合には注入する樹脂のもれが発
生し、例えば半導体装置の場合にはリードフレームのリ
ード部分にもれた樹脂がばりとなって後の工程へ不都合
を生じさせる。つまり、上型と下型との型締め荷重は、
上型および下型とリードフレームのタイバーとの接触部
分で樹脂もれが発生しないような弾性変形量を確保でき
る大きさにしなければならない。従来の樹脂成形用金型
においては、焼き入れされた鉄系硬質合金にて構成され
ているためこのような接触部分で必要な弾性変形量を得
るためには大型の油圧シリンダー等を備えたプレス機構
が必要となり、このために成形機の大型化を招くという
問題が生じている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために成された樹脂成形用金型である。すな
わち、本発明の樹脂成形用金型は、ゲートを介して樹脂
が注入されるキャビティ部を備えたインサートブロック
およびインサートブロックを組み込み保持するためのベ
ースブロックが上型、下型にそれぞれ設けられたもので
あり、ゲートを構成するゲート部分を鉄系硬質合金にお
ける一の硬さ数以上の硬さ数から成る硬質合金にて構成
し、上型および下型のゲート部分を除く少なくともイン
サートブロックを前記一の硬さ数よりも低い他の硬さ数
から成る鉄系硬質合金以外の合金にて構成している。ま
た、上型および下型のゲート部分を除く少なくともイン
サートブロックをアルミニウム系硬質合金や同形硬質合
金にて構成した樹脂成形用金型でもある。
【0011】
【作用】樹脂成形における型締めの際には、上型および
下型の加圧部分で樹脂もれしないような弾性変形量を得
る必要がある。本発明では、上型および下型のゲート部
分を除く少なくともインサートブロックを、鉄系硬質合
金における一の硬さ数よりも低い硬さ数から成る鉄系硬
質合金以外の合金にて構成しているため、この部分に前
記一の硬さ数から成る鉄系硬質合金を使用する場合と比
べて上型下型の型締め荷重を低くしても樹脂もれしない
ような弾性変形量を十分に得ることができる。また、上
型および下型のゲート部分を除く少なくともインサート
ブロックが前記一の硬さ数より低くてもゲート部分とし
て前記一の硬さ数以上の硬さ数から成る硬質合金を用い
ているため、樹脂注入時に最も摩擦が大きい部分の耐磨
耗性を確保できることになる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の樹脂成形用金型の実施例を
図に基づいて説明する。図1は本発明の樹脂成形用金型
を説明する概略図、図2は成形工程を説明する概略断面
図である。すなわち、図1(a)に示すように本実施例
における樹脂成形用金型1は、上型10および下型20
から構成され、キャビティ11a、21aを備えたキャ
ビティブロック11、21と、ゲート部13、23と、
キャビティブロック11、21を組み込むためのファル
ダーベース14、24と、フォルダーベース14、24
を取り付けるサイドブロック15、25と、型締めの際
の補助を行うサポートピラー16、26とをそれぞれ備
えている。
【0013】また、上型10にはカル部12aを備えた
センターブロック12がファルダーベース14の略中央
に組み込まれ、下型20の略中央には上型10のカル部
12aと対向するようにポット22が設けられている。
このフォルダーベース14、24に組み込まれる各ブロ
ックはインサートブロックと呼ばれ、成形品の形状等に
応じて組み換えられるようになっている。
【0014】このような樹脂成形用金型1は、例えば図
1(b)に示すような成形機30に取り付けられて使用
される。成形機30は、樹脂成形用金型1の型締めを所
定の荷重で行うためのプレス機構31と、樹脂成形用金
型1のキャビティ11a、21a(図1参照)に樹脂を
注入するためのプランジャー32と、樹脂成形用金型1
の上型10および下型20をそれぞれ取り付けるための
プラテン33とから構成されている。なお、図1(b)
に示す成形機30では、プランジャー32が図中上側か
ら下側に向けて圧力を加えるタイプであるため、図1
(a)に示す樹脂成形用金型1の上型10と下側20と
の上下を反対にして取り付けてある。
【0015】本実施例における樹脂成形用金型1は、ゲ
ート部13、23として鉄系硬質合金の一の硬さ数以上
の硬さ数から成る硬質合金を用い、またゲート部13、
23を除く少なくともキャビティブロック11、21お
よびセンターブロック12としてこの一の硬さ数よりも
低い硬さ数から成る鉄系硬質合金以外の合金を用いてい
る。ここで、鉄系硬質合金とは焼き入れ等によってビッ
カース硬さ数Hv=58〜63程度でヤング率2×10
12dyn/cm2 程度となっているものを言う。
【0016】ゲート部13、23としてはキャビティブ
ロック11、21から着脱自在な構成となっており、こ
のような鉄系硬質合金のうちの一の硬さ数以上の硬さ数
から成る例えば超硬合金を用いている。また、キャビテ
ィブロック11、21およびセンターブロック12とし
ては、ゲート部13、23を構成する材質の一の硬さ数
よりも低い硬さ数で鉄系硬質合金以外の合金、例えばア
ルミニウム系硬質合金や銅系硬質合金を用いる。これら
の合金は、ビッカース硬さ数Hv=40〜55程度でヤ
ング率1×104dyn/cm2〜1×1012dyn/cm2 程度のも
のである。
【0017】キャビティブロック11、21およびセン
ターブロック12としてこのような合金を用いること
で、図1(b)に示すような成形機30で上型10と下
型20とを型締めする際、その間から樹脂もれが発生し
ないような弾性変形量を得るための荷重を鉄系硬質合金
を用いた場合と比べて低くすることができる。つまり、
キャビティブロック11、21およびセンターブロック
12として鉄系硬質合金よりも硬さ数の低い合金を用い
ることで必要な弾性変形量を得るための荷重を低くで
き、樹脂もれが発生しないような型締めを行う場合のプ
レス機構31(図1(b)参照)による荷重を低減する
ことができる。
【0018】具体的には、半導体装置のリードフレーム
に実装された素子の樹脂封止を行うトランスファーモー
ルドにおいて、キャビティブロック11、21およびセ
ンターブロック12としてアルミニウム系硬質合金を用
いた場合には、樹脂もれが発生しないような型締め荷重
を従来の1/10程度にすることができる。また、キャ
ビティブロック11、12およびセンターブロック12
として銅系硬質合金を用いた場合には、樹脂もれが発生
しないような型締め荷重を従来の1/7〜1/8程度に
することができる。なお、いずれの材質の場合も樹脂の
注入圧力は従来と同じである。
【0019】つまり、必要な型締め圧力を低くすること
ができるため、本実施例における樹脂成形用金型1を用
いる場合には図1(b)に示す成形機30のプレス機構
31を小型のものにすることが可能となる。
【0020】通常の半導体装置の製造におけるトランス
ファーモールドで鉄系硬質合金から成る樹脂成形用金型
を用いた場合には、リードフレーム1つあたり196k
N程度の型締め荷重が必要となるため、油圧シリンダー
を備えた大掛かりなプレス機構31を採用する必要があ
る。ところが、本実施例における樹脂成形用金型1を用
いた場合にはリードフレーム1つあたりの型締め荷重を
20kN程度にすることができるため、エアーシリンダ
ー等を用いた小型のプレス機構31であっても対応でき
ることになる。
【0021】また、樹脂成形用金型1として、キャビテ
ィブロック11、21およびセンターブロック12の他
にもフォルダーベース14、24やサポートピラー1
6、26も鉄系硬質合金の硬さ数より低い硬さ数の材質
で構成してもよい。すなわち、キャビティブロック1
1、21およびセンターブロック12として先に説明し
たような材質(例えば、アルミニウム系硬質合金や銅系
硬質合金)を用いることで上型10および下型20の型
締め荷重を低くできるようになる。これにともないプレ
ス機構31(図1(b)参照)から加わる他の部分への
荷重も低くなる。このため、キャビティブロック11、
21およびセンターブロック12以外の部分に同様な材
質を用いても強度不足になることはない。
【0022】また、この際、キャビティブロック11、
21やセンターブロック12の他にフォルダーベース1
4、24やサポートピラー16、26としてアルミニウ
ム系硬質合金を用いることで、先に説明した型締め荷重
を低くできる効果とともに樹脂成形用金型1の全体重量
を大幅に軽減することが可能となる。具体的には、先に
示した部分にアルミニウム系硬質合金を用いると鉄系硬
質合金を用いた場合と比べて樹脂成形用金型1の全体重
量を35%程度にすることが可能となる。樹脂成形用金
型1の全体重量が軽くなることで、段取り替え等の作業
効率を向上させることができる。
【0023】次に、本実施例における樹脂成形用金型1
を用いた半導体装置の成形工程を図2に基づき説明す
る。なお、この図2においては、図中下側から上側に向
けて樹脂50を加圧する場合を例とする。先ず、図2
(a)に示すように、下型20のキャビティ21a上に
半導体素子41が実装されたリードフレーム40を配置
する。リードフレーム40は、例えば0.1mm〜0.
3mm程度の厚さの42アロイから成るものである。次
いで、図2(b)に示すように、下型20のポット22
内にタブレット状の樹脂50をセットする。タブレット
状の樹脂50は、予め加熱された下型20から熱を受け
て150℃〜200℃に加熱される。
【0024】次に、図2(c)に示すように、上型10
と下型20とを合わせて型締めを行う。この型締めによ
って上型10と下型20との間にリードフレーム40が
挟持され、所定の荷重によって上型10および下型20
のリードフレーム40との接触部分が弾性変形する状態
となる。この弾性変形によって樹脂もれを防止すること
になる。
【0025】本実施例における上型10および下型20
の少なくともキャビティブロック11、21およびセン
ターブロック12は、先に説明したように例えばアルミ
ニウム系硬質合金または銅系硬質合金にて構成されてい
るため、必要な弾性変形量を得るための型締め荷重を鉄
系硬質合金を使用した場合と比べて十分に低くできる。
上型10および下型20を型締めした状態では、リード
フレーム40のタイバー(図示せず)がキャビティブロ
ック11、21の弾性変形範囲内で食い込む状態とな
り、隙間における面圧の微妙なばらつきをこの弾性変形
によって吸収して樹脂もれを防止できることになる。
【0026】次に、図2(d)に示すように、加熱によ
って溶融した樹脂50をプランジャー32にて加圧して
カル部12aからゲート部13a、23aを介してキャ
ビティ11a、21a内に注入する。この際、ゲート部
13a、23aは流路の絞り込みによって樹脂50の接
触摩擦が非常に高まる所となるが、ここの材質として超
硬合金を用いることで耐磨耗性を高めることができる。
【0027】ゲート部13a、23aから注入される樹
脂50はキャビティ11a、21a内に充填され、半導
体素子41の周囲を封止して所定形状のパッケージを構
成する。この際、樹脂50が上型10および下型20と
リードフレーム40のタイバー(図示せず)との接触部
分が必要な弾性変形を起こしており、樹脂50のもれが
発生することはない。これによって、成形後に樹脂ばり
が残らない良品の半導体装置を製造できることになる。
【0028】なお、本実施例においては、半導体装置を
製造する場合のトランスファーモールドで使用する樹脂
成形用金型1の例を示して説明したが、本発明はこれに
限定されず射出成形等の他の成形方法で使用する場合で
あっても同様である。また、上型10および下型20の
ゲート部13a、23aを除く少なくともキャビティブ
ロック11、21およびセンターブロック12の材質と
してアルミニウム系硬質合金または銅系硬質合金を使用
する例を示したが、これ以外の材質であってもゲート部
13a、23aの硬さ数より低い硬さ数から成る鉄系硬
質合金以外の合金であれば適応可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の樹脂成形
用金型によれば次のような効果がある。すなわち、本発
明の樹脂成形用金型では、上型および下型のゲート部を
除く少なくともインサートブロックに、ゲート部の硬さ
数より低い硬さ数から成る鉄系硬質合金以外の合金を用
いているため、型締めの際に樹脂もれのない必要な弾性
変形量を得るための荷重を鉄系硬質合金を用いた場合と
比べて大幅に軽減することが可能となる。このため、成
形機におけるプレス機構を小型化することができ、全体
として成形機の大きさの小型化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂成形用金型を説明する概略図で、
(a)は金型、(b)は成形機を示している。
【図2】成形工程を(a)〜(d)の工程順に説明する
概略断面図である。
【符号の説明】 1 樹脂成形用金型 10 上型 11、21 キャビティブロック 11a、21a キャビティ 12 センターブロック 13、23 ゲート部 14、24 フォルダーベース 15、25 サイドブロック 16、26 サポートピラー 20 下型 30 成形機 31 プレス機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 隆 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートを介して樹脂が注入されるキャビ
    ティ部を備えたインサートブロックおよび該インサート
    ブロックを組み込み保持するためのベースブロックが上
    型、下型にそれぞれ設けられた樹脂成形用金型であっ
    て、 前記ゲートを構成するゲート部分は、鉄系硬質合金にお
    ける一の硬さ数以上の硬さ数から成る硬質合金にて構成
    され、 前記上型および下型のゲート部分を除く少なくともイン
    サートブロックは、前記一の硬さ数よりも低い他の硬さ
    数から成る鉄系硬質合金以外の合金にて構成されている
    ことを特徴とする樹脂成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記上型および前記下型の前記ゲート部
    分を除く少なくともインサートブロックは、アルミニウ
    ム系硬質合金にて構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の樹脂成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記上型および前記下型の前記ゲート部
    分を除く少なくともインサートブロックは、銅系硬質合
    金にて構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    樹脂成形用金型。
JP6179495A 1994-07-06 1994-07-06 樹脂成形用金型 Pending JPH0820046A (ja)

Priority Applications (3)

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JP6179495A JPH0820046A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 樹脂成形用金型
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US08/829,207 US5882692A (en) 1994-07-06 1997-03-31 Resin molding apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP6179495A JPH0820046A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 樹脂成形用金型

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