JPH08194550A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH08194550A
JPH08194550A JP570395A JP570395A JPH08194550A JP H08194550 A JPH08194550 A JP H08194550A JP 570395 A JP570395 A JP 570395A JP 570395 A JP570395 A JP 570395A JP H08194550 A JPH08194550 A JP H08194550A
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JP
Japan
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circuit
switch
switch circuit
capacitor
voltage
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JP570395A
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Yoshio Fukushima
嘉夫 福嶋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常持には負荷回路を高速で電子的に切り放
して、安全を確保した電源装置を提供することを目的と
している。 【構成】 第二のスイッチ制御回路8がコンデンサ4の
両端の電圧の異常を検知した場合に、負荷10の接続を
オンオフする第二のスイッチ回路をオフするように作動
して、負荷10をコンデンサ4から切り離して、負荷1
0を保護する安全を確保した電源装置とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジャーポット・炊飯
器、アイロン・掃除機などの機器の電源装置や、機器に
使用されている電子回路が商用交流電源とは絶縁されて
いない電子式電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下図4を参照しながら、上述した従来
の電子回路式電源装置の一例について説明する。1は前
記電子回路式電源装置を登載した機器を接続している商
用交流電源で、ヒューズ16を備えている。商用交流電
源1の一端には、前記電源装置を構成している整流回路
2を接続している。整流回路2は、ダイオードを使用し
た半波整流回路としている。整流回路2には、電子回路
で構成している負荷10に電力を供給するスイッチ回路
3を接続している。スイッチ回路3は、前記商用交流電
源の他端に接続したバイアス抵抗3aと、バイアス抵抗
3aにベースを接続したトランジスタ3bで構成してい
る。スイッチ回路3の出力側は、負荷10に電力を供給
するコンデンサ4に接続されている。つまり、スイッチ
回路3を通過した電流はこのコンデンサ4に充電され、
コンデンサ4の両端子間が出力となって負荷10に電力
を供給しているものである。
【0003】一方スイッチ回路3を制御するスイッチ制
御回路5は、前記商用交流電源1の他端と整流回路2の
出力端との間に接続した定電圧ダイオード5a・抵抗器
5bを備えている。また定電圧ダイオード5aのアノー
ドは、抵抗器5cを介してトランジスタ5dのベースに
接続している。トランジスタ5dのエミッタは、前記整
流回路2の出力に、またコレクタはスイッチ制御回路5
の出力となっており、前記スイッチ回路3を構成してい
るトランジスタ3bのベースに接続している。また6は
出力電圧制限回路であり、商用交流電源1の両端に接続
した、つまりコンデンサ4の両端に接続した抵抗器6a
と定電圧ダイオード6bの直列回路と、定電圧ダイオー
ド6bのカソードにベースを接続したトランジスタ6c
とを有している。トランジスタ6cのエミッタは商用交
流電源の他端に、コレクタは前記スイッチ制御回路を構
成する定電圧ダイオード5aのアノードに接続してい
る。
【0004】また前記スイッチ回路3を構成しているト
ランジスタ3bのコレクタには、コンデンサ4に充電さ
れた電荷の入力側への逆流を防止し、トランジスタ3b
への逆電圧印加を防止するダイオード9を接続してい
る。前記トランジスタ3bのベースには、スイッチ回路
3を通過する電流を制限する電流制限回路11を構成し
ているダイオード11aを接続している。つまりダイオ
ード11aは、トランジスタ3bのベースと整流回路2
の出力端との間に接続しているものである。またトラン
ジスタ3bのエミッタと前記ダイオード11aのアノー
ド間には、同様に電流制限回路11を構成している抵抗
器11bを接続している。
【0005】以下この従来の電源回路の動作について説
明する。整流回路2の出力は商用交流電源1の電圧の変
化に応じて変化している。整流回路2の出力が0から下
降を始めると、スイッチ回路3は抵抗器3aがトランジ
スタ3bのバイアス抵抗となってオンする。スイッチ回
路3がオンすると、コンデンサ4及び負荷10には電流
制限回路11で制限された電流が供給される。
【0006】この電流制限回路11の動作について説明
する。ダイオード11aは、動作時にはバイアス抵抗3
aから電流が流れており約1.2Vの電圧を発生してい
る。またトランジスタ3bのエミッタ・ベース間は、オ
ン時には約0.6Vの電圧が発生している。従ってこの結
果、抵抗器11bには約0.6Vの電圧が印加されている
ことになるものである。つまりスイッチ回路3に流れる
電流は、この抵抗11bに流れる電流に制限されている
ものである。
【0007】コンデンサ4はこの制限された電流によっ
て充電が開始され、この端子電圧は上昇を開始する。こ
の電圧が出力電圧制限回路6を構成する定電圧ダイオー
ド6bの動作電圧に到達すると、トランジスタ6cがオ
ンし、更にスイッチ制御回路5を構成するトランジスタ
5dがオンする。これによってスイッチ回路3を構成す
るトランジスタ3bはオフになろうとする。つまり、ト
ランジスタ3bのエミッタ・コレクタを通過する電流は
0になろうとする。
【0008】しかしコンデンサ4からは負荷10に電力
を供給しており、この電力供給によってコンデンサ4の
電圧は低下しているものである。コンデンサ4の電圧が
低下すると、出力電圧制限回路を構成している定電圧ダ
イオード6bには電流が流れなくなるものである。この
ため、トランジスタ6cはオフされるものである。
【0009】結局スイッチ回路3には、コンデンサ4の
電圧が出力電圧制限回路6で決定される出力電圧になる
ような電流が流れるものである。
【0010】整流回路2の出力電圧が、商用交流電源1
の電圧変化に追随して更に下降し、スイッチ制御回路5
を構成している定電圧ダイオード5aの動作電圧に達し
たとする。この状態ではトランジスタ5dがオンし、ス
イッチ回路3は開放してオフとなる。
【0011】また整流回路2の出力電圧がピークを超え
て定電圧ダイオード5aの動作電圧まで上昇すると、ト
ランジスタ5dはオフしスイッチ回路3はオンして、コ
ンデンサ4及び負荷10には電流制限回路11で制限さ
れる電流によって電力供給が行われる。
【0012】更に整流回路2の出力電圧がコンデンサ4
の出力電圧より上昇すると、コンデンサ4及び負荷10
には電力供給が停止される。この時ダイオード9によっ
て、トランジスタ3bに逆電圧が印加されることはな
く、またコンデンサ4から入力側へ電流が逆流すること
も防止されている。そして整流回路2の出力電圧が0ま
で上昇する。
【0013】以上のサイクルを繰り返すことによって、
負荷10には電力が供給され続けているものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
源装置は、ヒューズ16の定格の設定の仕方やヒューズ
16の品質のばらつきによっては、ヒューズ16が断線
する前に機器そのものが破壊されたりする可能性がある
という課題を有しているものである。
【0015】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決するもので、異常持には負荷回路を高速で
電子的に切り放して、安全を確保した電源装置を提供す
ることを第一の目的としている。また前記第一の目的を
達成する第二・第三の手段を提供することを、第二・第
三の目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成する本
発明の第一の手段は、交流電源に接続した整流回路と、
コンデンサとDC−DCコンバータとに供給する電力を
オンオフするスイッチ回路と、交流電源の一周期のうち
の一定期間スイッチ回路を短絡する制御を行うスイッチ
制御回路と、スイッチ回路を通過する電流で充電され負
荷に出力を供給するコンデンサと、コンデンサの電圧を
制限する出力電圧制限手段と、負荷の接続をオンオフす
る第二のスイッチ回路と、第二のスイッチ回路を制御す
る第二のスイッチ制御回路とを備え、前記第二のスイッ
チ制御回路は、コンデンサの両端の電圧が出力電圧制限
手段により制限される電圧より高い第一の電圧に到達す
ると第二のスイッチ回路を開放する電源装置とするもの
である。
【0017】第二の目的を達成する本発明の第二の手段
は、交流電源に接続した整流回路と、コンデンサとDC
−DCコンバータとに供給する電力をオンオフするスイ
ッチ回路と、交流電源の一周期のうちの一定期間スイッ
チ回路を短絡する制御を行うスイッチ制御回路と、スイ
ッチ回路を通過する電流で充電され負荷に出力を供給す
るコンデンサと、負荷の接続をオンオフする第三のスイ
ッチ回路と、第三のスイッチ回路を制御する第三のスイ
ッチ制御回路とを備え、前記第三のスイッチ制御回路
は、スイッチ回路の入力側と出力側との電位差を検知し
この電位差が一定値以下になると第三のスイッチ回路を
開放する電源装置とするものである。
【0018】第三の目的を達成する本発明の第三の手段
は、整流回路と、スイッチ回路と、交流電源の一周期の
うちの一定期間スイッチ回路を短絡する制御を行うスイ
ッチ制御回路と、スイッチ回路を通過する電流で充電さ
れその両端から出力を負荷側に供給するコンデンサー
と、コンデンサー電圧を制限する出力電圧制限手段と、
出力電圧制限手段より出力側でコンデンサーより入力側
に設けられた第四のスイッチ回路と、第四のスイッチ制
御回路を備え、前記第四のスイッチ制御回路は、第四の
スイッチ回路の入力側の電圧が出力電圧制限手段により
制限される電圧より高い第二の電圧に到達すると第四の
スイッチ回路を開放する電源装置とするものである。
【0019】
【作用】本発明の第一の手段は、第二のスイッチ制御回
路がコンデンサの両端の電圧の異常を検知した場合に第
二のスイッチ回路をオフするように作動して、負荷をコ
ンデンサから切り離して、負荷を保護する安全を確保し
た電源装置として作動するものである。
【0020】本発明の第二の手段は、第三のスイッチ制
御回路がスイッチ回路の入力側と出力側との電位差を検
知しこの電位差が一定値以下となる異常状態であるとし
て、第三のスイッチ回路をオフするように作動して、負
荷をコンデンサから切り離して、負荷を保護する安全を
確保した電源装置として作動するものである。
【0021】本発明の第三の手段は、第四のスイッチ制
御回路が第四のスイッチ回路の入力側の電圧を検知しこ
の電圧が出力電圧制限手段により制限される電圧より高
い第二の電圧に到達すると第四のスイッチ回路をオフし
てコンデンサと負荷とを回路から切り離して、負荷を保
護する安全を確保した電源装置として作動するものであ
る。
【0022】
【実施例】以下本発明の第一の手段の実施例の電源装置
について、図1に基づいて説明する。従来例と同様の構
成については、従来例と同一番号を使用して以下の説明
を省略する。7は負荷10の接続をオンオフする第二の
スイッチ回路で、コンデンサ4と負荷10との間に挿入
している。第二のスイッチ回路7は、交流電源の一端に
接続した抵抗器7aと、抵抗器7aにベースを接続した
トランジスタ7bによって構成している。トランジスタ
7bのエミッタはコンデンサ4の一端に、またコレクタ
は負荷10に接続している。また第二のスイッチ回路7
を制御する第二のスイッチ制御回路8は、コンデンサ4
に並列に接続した定電圧ダイオード8aと抵抗器8bの
直列回路と、定電圧ダイオード8aのアノードに接続し
た抵抗器8cと、抵抗器8cにベースを接続したトラン
ジスタ8dによって構成している。トランジスタ8dの
エミッタはコンデンサ4の一端に、コレクタは前記第二
のスイッチ回路7を構成しているトランジスタ7bのベ
ースに接続している。
【0023】以下本実施例の動作について説明する。コ
ンデンサ4の充電・負荷10に対する電力の供給につい
ては、従来例と同様であり説明を省略する。何かの原因
によって回路に異常が発生して、例えばスイッチ回路3
を構成するトランジスタ3bが短絡したり、或いはスイ
ッチ制御回路5を構成する定電圧ダイオード5aが開放
状態になったりすると、スイッチ回路3には常時電流が
流れることになる。このため、発生する電力損失が過大
となって、2次的にスイッチ回路3が短絡破壊されると
過大電流が流れることになる。スイッチ回路3を過大電
流が流れると、コンデンサ4には過大電圧が印加される
こととなる。
【0024】本実施例は、このような異常に対応できる
電源装置としているものである。この電圧が第二のスイ
ッチ制御回路8を構成している定電圧ダイオード8aの
動作電圧まで上昇すると、トランジスタ8dがオンする
ものである。トランジスタ8dがオンすると、第二のス
イッチ回路7を構成しているトランジスタ7bはベース
・エミッタ間電圧が0となって、オフする。トランジス
タ7bがオフすると、負荷10は回路から切り離される
ものである。つまり負荷10には、このような異常状態
によって発生する過大電圧が印加されることはないもの
である。
【0025】以上のように本実施例によれば、電源装置
を構成する回路に異常が発生しても、接続した負荷10
に過大電圧が印加されることはなく安全を確保した電源
装置を実現しているものである。
【0026】なお本実施例では、出力電圧制限回路6・
電流制限回路11はコンデンサ6を充電する場合の出力
を制限するように作用しているが、電流制限回路11或
いはスイッチ回路3を半導体で実現した場合は、この半
導体の内部抵抗も前記出力を制限するように作用するも
のである。
【0027】次に本発明の第二の手段の実施例の電源装
置について、図2に基づいて説明する。12は異常時に
負荷10を切り離すように作用する第三のスイッチ回路
であり、コンデンサ4と負荷10との間に挿入してい
る。第三のスイッチ回路12は、交流電源1の一端に接
続した抵抗器12aと、抵抗器12aの他端にベースを
接続したトランジスタ12bによって構成している。ト
ランジスタ12bのエミッタは第三のスイッチ制御回路
に、またコレクタは負荷10に接続している。第三のス
イッチ回路12を制御する第三のスイッチ制御回路13
は、コンデンサ4の負側とスイッチ回路3を構成するト
ランジスタ3bのエミッタ間に接続した、定電圧ダイオ
ード13a・抵抗器13b・抵抗器13cと、抵抗器1
3cに並列に接続したコンデンサ13dと、抵抗器13
bと抵抗器13cの接続点にベースを接続したトランジ
スタ13eと、トランジスタ13eのコレクタと交流電
源1との間を接続する抵抗器13fと、前記トランジス
タ13eのコレクタにベースを接続したトランジスタ1
3gとによって構成している。トランジスタ13gのコ
レクタは、前記第三のスイッチ回路を構成しているトラ
ンジスタ12bのベースに、エミッタはスイッチ回路3
を構成するトランジスタ3bのコレクタに、逆流防止用
のダイオード9を介して接続している。
【0028】以下本実施例の動作を説明する。スイッチ
回路3を構成するトランジスタ3bは内部抵抗を有して
おり、また電流増幅率も有限の値であるため、トランジ
スタ3bに電流が流れると、コレクタ・エミッタ間には
電位差が発生する。従って、トランジスタ3bのエミッ
タとダイオード9間には、交流電源1の毎サイクル毎に
電位差を発生している。第三のスイッチ制御回路13を
構成する抵抗器13cの両端には、この電位差を分圧し
た電圧が発生している。このためトランジスタ13eは
オンし、従ってトランジスタ13gはオフしている。第
三のスイッチ回路13を構成しているトランジスタ13
gがオフしていると、第三のスイッチ回路12を構成し
ているトランジスタ12bは、抵抗器12aをバイアス
抵抗としてオンしており、負荷10に電力を供給するも
のである。
【0029】回路に異常が生じてスイッチ回路3が短絡
すると、トランジスタ3bのエミッタとダイオード9の
アノード間には、ダイオード9の電圧分の電位差しか発
生しなくなるものである。このため、この異常時には第
三のスイッチ制御回路13を構成するトランジスタ13
eはオフとなる。トランジスタ13eがオフすると、ト
ランジスタ13gは抵抗器13fをバイアス抵抗として
オンする。第三のスイッチ制御回路を構成するトランジ
スタ13gがオンすると、第三のスイッチ回路を構成し
ているトランジスタ12bはオフする。トランジスタ1
2bがオフすると、負荷10はコンデンサ4から切り離
される。
【0030】なお本実施例においては、前記実施例で使
用した出力電圧制限回路を使用していないが、出力電圧
制限回路を使用しても同様の効果を発揮することはいう
までもないものである。
【0031】以上のように本実施例によれば、第三のス
イッチ制御回路13が、スイッチ回路3の入力側と出力
側との電位差を検知しこの電位差が一定値以下になる
と、第三のスイッチ回路12を開放するものである。従
って、前記実施例と同様、異常状態においても負荷10
は安全で、安全を確保した電源装置を実現するものであ
る。
【0032】特に本実施例においては、前記実施例で使
用していた出力電圧制限手段がなくても、負荷10の安
全を確保できるものである。
【0033】次に本発明の第三の手段の実施例の電源装
置について、図3に基づいて説明する。本実施例におい
ては、コンデンサ4は負荷10と並列に接続しており、
その一端は交流電源1の一端に接続しているものであ
る。14は第四のスイッチ回路で、コンデンサ4より入
力側に接続している。第四のスイッチ回路14は、交流
電源の一端に接続した抵抗器14aと、抵抗器14aの
他端にベースを接続したトランジスタ14bで構成して
いる。トランジスタ14bのエミッタは、逆流防止用の
ダイオード9のアノードに、コレクタはコンデンサ4の
負側端子と接続している。また15は第四のスイッチ回
路14をオンオフ制御する第四のスイッチ制御回路であ
り、交流電源1の一端と前記ダイオード9のアノードと
の間に接続した定電圧ダイオード15a・抵抗器15b
を備えている。また定電圧ダイオード15aのアノード
には、抵抗器15cを介してトランジスタ15dのベー
スを接続している。トランジスタ15dのエミッタはダ
イオード9のアノードに、コレクタは前記第四のスイッ
チ回路14を構成しているトランジスタ14bのベース
に接続している。
【0034】以下本実施例の動作について説明する。交
流電源1の電圧の変化に追随して、整流回路2の出力が
0から下降を始めたとする。このとき、スイッチ回路3
を構成するトランジスタ3bは、抵抗器3aがバイアス
抵抗として作用するためオンする。また同時に、第四の
スイッチ回路14を構成するトランジスタ14bも、抵
抗器14aがバイアス抵抗として作用するためオンす
る。これによってコンデンサ4及び負荷10には、出力
電圧制限回路6によって制限された電流が供給される。
コンデンサ4の端子電圧はこの充電電流によって上昇す
る。このとき第四のスイッチ回路を構成しているトラン
ジスタ14bは飽和しており、トランジスタ14bのコ
レクタとエミッタは同電位となっている。このトランジ
スタ14bのコレクタとエミッタとの間の電位差は、通
常状態では出力電圧制限回路6で制限する電圧を超える
ことはないものである。
【0035】しかし何かの原因によって、スイッチ回路
3を構成するトランジスタ3bが短絡したり、或いはス
イッチ制御回路5を構成する定電圧ダイオード5aが開
放状態になったりした場合は、スイッチ回路3には常時
電流が流れて大きな電力損失が発生するものである。こ
の場合には、2次的にスイッチ回路3全体が短絡破壊さ
れて、出力電圧制限回路6が作動しなくなるものであ
る。出力電圧制限回路6が作動しなくなると、ダイオー
ド9のアノードには過大電圧が発生する。この電圧が第
四のスイッチ制御回路15を構成する定電圧ダイオード
15aの動作電圧を超えると、トランジスタ15dがオ
ンして、第四のスイッチ回路を構成するトランジスタ1
4bを開放する。トランジスタ14bが開放されると、
コンデンサ4は回路から切り離されることになる。この
ときコンデンサ4の耐圧定格を、定電圧ダイオード15
aの動作電圧より高く設定しておけば、コンデンサ4は
破壊されることはないものである。
【0036】以上のようにして本実施例によれば、異常
時にコンデンサ4を回路から切り離すことができ、従っ
てコンデンサ4に接続している負荷10に異常時の過大
電圧が印加されることがなく、安全を確保した電源装置
を実現するものである。
【0037】特に本実施例によれば、コンデンサ4を保
護することができ使用者に不安を与えずに済むものであ
る。つまり、通常コンデンサ4としては電解コンデンサ
を使用しており、定格電圧をオーバーすることによる破
裂音の発生が生じないものである。
【0038】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、交流電源に接続
した整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータと
に供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、交流電
源の一周期のうちの一定期間スイッチ回路を短絡する制
御を行うスイッチ制御回路と、スイッチ回路を通過する
電流で充電され負荷に出力を供給するコンデンサと、コ
ンデンサの電圧を制限する出力電圧制限手段と、負荷の
接続をオンオフする第二のスイッチ回路と、第二のスイ
ッチ回路を制御する第二のスイッチ制御回路とを備え、
前記第二のスイッチ制御回路は、コンデンサの両端の電
圧が出力電圧制限手段により制限される電圧より高い第
一の電圧に到達すると第二のスイッチ回路を開放する構
成として、異常持には負荷回路を高速で電子的に切り放
して、安全を確保した電源装置を実現するものである。
【0039】本発明の第二の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、交流電源
の一周期のうちの一定期間スイッチ回路を短絡する制御
を行うスイッチ制御回路と、スイッチ回路を通過する電
流で充電され負荷に出力を供給するコンデンサと、負荷
の接続をオンオフする第三のスイッチ回路と、第三のス
イッチ回路を制御する第三のスイッチ制御回路とを備
え、前記第三のスイッチ制御回路は、スイッチ回路の入
力側と出力側との電位差を検知しこの電位差が一定値以
下になると第三のスイッチ回路を開放する構成として、
前記本発明の第一の手段の構成よりも簡単な構成で、同
様の効果を有する電源装置を実現するものである。
【0040】本発明の第三の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、交流電源
の一周期のうちの一定期間スイッチ回路を短絡する制御
を行うスイッチ制御回路と、スイッチ回路を通過する電
流で充電され負荷に出力を供給するコンデンサと、コン
デンサの電圧を制限する出力電圧制限手段と、コンデン
サの接続をオンオフする第四のスイッチ回路と、第四の
スイッチ回路を制御する第四のスイッチ制御回路とを備
え、前記第四のスイッチ制御回路は、第四のスイッチ回
路の入力側の電圧を検知しこの電圧が出力電圧制限手段
により制限される電圧より高い第二の電圧に到達すると
第四のスイッチ回路を開放する構成として、特に、電解
コンデンサの破壊を防ぐことができ、安全を確保した電
源装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例を示すブロック図
【図2】本発明の第二の手段の実施例を示すブロック図
【図3】本発明の第三の手段の実施例を示すブロック図
【図4】従来の電源装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 スイッチ回路 4 コンデンサ 5 スイッチ制御回路 6 出力電圧制限回路 7 第二のスイッチ回路 8 第二のスイッチ制御回路 9 ダイオード 10 負荷 11 電流制限回路 12 第三のスイッチ回路 13 第三のスイッチ制御回路 14 第四のスイッチ回路 15 第四のスイッチ制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、交流電源の一周期のうちの一定
    期間スイッチ回路を短絡する制御を行うスイッチ制御回
    路と、スイッチ回路を通過する電流で充電され負荷に出
    力を供給するコンデンサと、コンデンサの電圧を制限す
    る出力電圧制限手段と、負荷の接続をオンオフする第二
    のスイッチ回路と、第二のスイッチ回路を制御する第二
    のスイッチ制御回路とを備え、前記第二のスイッチ制御
    回路は、コンデンサの両端の電圧が出力電圧制限手段に
    より制限される電圧より高い第一の電圧に到達すると第
    二のスイッチ回路を開放する電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、交流電源の一周期のうちの一定
    期間スイッチ回路を短絡する制御を行うスイッチ制御回
    路と、スイッチ回路を通過する電流で充電され負荷に出
    力を供給するコンデンサと、負荷の接続をオンオフする
    第三のスイッチ回路と、第三のスイッチ回路を制御する
    第三のスイッチ制御回路とを備え、前記第三のスイッチ
    制御回路は、スイッチ回路の入力側と出力側との電位差
    を検知しこの電位差が一定値以下になると第三のスイッ
    チ回路を開放する電源装置。
  3. 【請求項3】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、交流電源の一周期のうちの一定
    期間スイッチ回路を短絡する制御を行うスイッチ制御回
    路と、スイッチ回路を通過する電流で充電され負荷に出
    力を供給するコンデンサと、コンデンサの電圧を制限す
    る出力電圧制限手段と、コンデンサの接続をオンオフす
    る第四のスイッチ回路と、第四のスイッチ回路を制御す
    る第四のスイッチ制御回路とを備え、前記第四のスイッ
    チ制御回路は、第四のスイッチ回路の入力側の電圧を検
    知しこの電圧が出力電圧制限手段により制限される電圧
    より高い第二の電圧に到達すると第四のスイッチ回路を
    開放する電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020182380A (ja) * 2020-07-29 2020-11-05 日本精工株式会社 電源回路
CN114300895A (zh) * 2021-12-06 2022-04-08 六安市同心畅能电子科技有限公司 一种节能型电饭锅墙壁插座电路

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