JPH08193621A - 複合型転がり案内ユニット - Google Patents

複合型転がり案内ユニット

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JPH08193621A
JPH08193621A JP2120195A JP2120195A JPH08193621A JP H08193621 A JPH08193621 A JP H08193621A JP 2120195 A JP2120195 A JP 2120195A JP 2120195 A JP2120195 A JP 2120195A JP H08193621 A JPH08193621 A JP H08193621A
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track
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plane
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Hiroshi Ueki
寛 植木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、交差する平面上で二次元的又は直
線的相対移動を可能にする複合型転がり案内ユニットを
提供する。 【構成】 本発明は、トラックレール2Aを取付ベース
20に固定し、トラックレール2A上で摺動移動するケ
ーシング5に交差方向に凹部10A,10Bを形成す
る。ケーシング5の側部35に形成した凹部10Bにト
ラックレール2Bを嵌合させて相対移動させる。トラッ
クレール2Bは、ケーシング5が移動する平面に対して
交差方向の平面上で二次元的相対移動を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、第1軌道体、該第1
軌道体に対して相対摺動可能なケーシング及び該ケーシ
ングに対して相対摺動可能な第2軌道体を有する複合型
転がり案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、メカトロ技術の発展がめざまし
く、例えば、組立ロボットは、用途の拡大が求められ、
大型のものから小型のものまで作製されている。また、
直動転がり案内ユニットとして、図6、図7及び図8を
示すものが知られている。該直動転がり案内ユニット
は、スライダ1をトラックレール2に跨架した状態で載
置し、トラックレール2の軌道溝4に沿って循環する複
数の転動体7の介在で自在に摺動する。トラックレール
2の長手方向両側面3には軌道溝4が形成されている。
トラックレール2には、長手方向に隔置して複数個の取
付孔15が形成されている。トラックレール2はベッ
ド、機台、加工台等の取付ベース20に固定されてい
る。トラックレール2に形成されている取付孔15に
は、ボルト16が挿通され、該ボルト16を取付ベース
20に形成されたねじ21に螺入することによってトラ
ックレール2が取付ベース20に固定されている。ま
た、取付孔15の上部には、ボルト16を挿入した後に
塵、水分等が侵入しないように埋栓13が嵌入されてい
る。
【0003】スライダ1は、トラックレール2に対して
相対移動可能であり且つトラックレール2の各軌道溝4
に対向する位置に軌道溝9を形成したケーシング5、対
向する軌道溝4,9を転送する多数のボール等の転動体
7、及びケーシング5の両端にそれぞれ取り付けられた
エンドキャップ6を有している。ケーシング5の上部に
は、スライドテーブル等を取り付けるための複数のねじ
穴19が形成されている。ケーシング5及びエンドキャ
ップ6の各下面には、ケーシング5及びエンドキャップ
6とがトラックレール2に跨がって移動するようにレー
ル挿通凹部10が各々形成されている。また、ケーシン
グ5から転動体7が脱落するのを防止するために、保持
バンド18が多数の転動体7を囲むようにケーシング5
に取り付けられ、トラックレール2とケーシング5下端
との間のシールを達成するために、下面シール8がスラ
イダ1の下面に取り付けられる。
【0004】エンドキャップ6には、転動体7がトラッ
クレール2との間で負荷軌道である軌道溝4からすくわ
れる爪22、及び転動体7の循環のために転動体7を方
向転換させる方向転換路11が両側に形成されている。
また、このエンドキャップ6には、トラックレール2と
スライダ1の長手方向両端部との間のシールを達成する
側面シール17が取り付けられ、トラックレール2とス
ライダ1間の摺動面に潤滑剤を供給するためのグリース
ニップル23が取り付けられている。エンドキャップ6
は、複数の取付孔24に貫通させたねじ25等によりケ
ーシング5の両端面に取り付けられる。トラックレール
2の軌道溝4を走行する負荷域の転動体7は、エンドキ
ャップ6内に形成された方向転換路11に導かれ、次い
で、ケーシング5の上部に軌道溝9と平行して形成され
たリターン通路孔12に移動し、多数の転動体7は無限
循環路内を無限循環する。このように、スライダ1に形
成された軌道溝9とトラックレール2に形成された軌道
溝4との間に位置する負荷された転動体7の転動によ
り、トラックレール2とスライダ1とが相対運動するこ
とができる。
【0005】従来、クロス直線ベアリングは、上記直動
転がり案内ユニットを組合わせて構成したものであり、
例えば、図9及び図10に示すもの、図11に示すもの
或いは図12及び図13に示すものが知られている。各
図において、同一機能を有する部品には同一符号を付
し、重複する説明を省略する。図9及び図10に示すク
ロス直線ベアリングは、取付ベース20の上面31上に
トラックレール2が固定され、トラックレール2上をス
ライダ1が摺動移動する。スライダ1にはブラケット2
6を介して別のスライダ1が取り付けられ、別のスライ
ダ1に対して別のトラックレール2が摺動移動できるよ
うに設けられている。別のトラックレール2には、支持
部材27が固定されている。支持部材27の下端部には
バイト、チャック等の治具が固定されており、ベース3
0上に固定されている工作物等の被処理物29に対して
加工等の処理、或いはベース30上の物体を別の場所に
搬送する処理を行うように構成されている。また、図1
1に示すクロス直線ベアリングは、図9及び図10に示
すものと比較して、スライダ1とトラックレール2とが
それぞれ一対設けられたものである。
【0006】また、図12及び図13に示すクロス直線
ベアリングは、テーブル33を使用した例であり、スラ
イダ1とトラックレール2とがそれぞれ二対設けられて
いる。取付ベース20の側壁面32に一対のトラックレ
ール2が固定され、トラックレール2に一対のスライダ
1がそれぞれ摺動可能に設けられ、4個のスライダ1の
一面にはテーブル33が固定されている。また、テーブ
ル33の他面には二対のスライダ1が固定されている。
対になっているスライダ1には、上下方向(Z方向)に
摺動移動するトラックレール2がそれぞれ設けられてい
る。また、ベース30には、別のトラックレール2が固
定され、該トラックレール2には対になっている別のス
ライダ1が摺動できるように設けられ、該スライダ1に
はテーブル34が固定されている。テーブル34上には
工作物等の被処理物を設置することができるように構成
されている。
【0007】例えば、特公昭54−32888号公報に
開示されたクロス直線ベアリングは、ベアリング本体の
上面と下面に軌導台が嵌装される軌導溝を互いに交差す
る方向に設け、軌導溝の内側面上には1つの軌導台の削
設した負荷ボールの転動溝と互いに補い合って4条の負
荷軌導を形成する溝を削設し、該溝の両側には無負荷ボ
ールの帰還軌導を形成する溝を削設して4つの無限軌導
を形成せしめこれらの溝内に位置するボールをリテーナ
で軌導溝内に支架させ、4条の負荷軌導内に位置する負
荷ボールによってあらゆる方向の荷重を支承できるもの
である。同様に、XY方向のクロス直線ベアリングで構
成されるXYテーブルが特公平4−72084号公報に
開示されている。
【0008】また、特公昭57−40372号公報に
は、クロス直線ベアリングユニットが開示されている。
該クロス直線ベアリングユニットは、被摺動体を縦方向
及び横方向に直線的に摺動させて被摺動体の正確な位置
決めを行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のクロス
直線ベアリングユニットは、二次元の動きをさせるに
は、一般的に、図9〜図13に示すように、一方のスラ
イダ1上にテーブル33又はブラケット26を取り付
け、テーブル33又はブラケット26に他方のスライダ
1を取り付けて構成されている。このように、従来のク
ロス直線ベアリングユニットではテーブル、ブラケット
等の取付部材を必要とし、そのため、取付部材を介在さ
せることによる累積誤差が発生し、高精度な取り付けが
困難である。更に、例えば、二軸即ち2つの軌道体を直
交させる場合に、一方の軌道体に対して他方の軌道体を
如何にすれば直角に固着することができるかである。ま
た、取付部材をボルト等で他部品に固着する場合、装置
の高速運転によって発生する振動等で固着部分に緩みが
発生するという問題がある。
【0010】また、テーブル又はブラケットを使用しな
いクロス直線ベアリングとしては、上記各公報に開示さ
れたものが知られているが、これらのクロス直線ベアリ
ングは、1つのベアリング本体(スライダ)に互いに交
差して延びる軌導台(トラックレール)を設けたもので
あり、水平方向即ちXY方向の相対移動に関するもので
ある(前掲特公昭54−32888号公報、前掲特公平
4−72084号公報参照)。しかしながら、これらの
クロス直線ベアリングは、スライダの上下側に軌導溝を
形成したものであるので、トラックレールは同一方向の
平面に延びる構造を取ることができるが、トラックレー
ルは交差方向の平面に延びる構造を取ることができない
ものである。言い換えれば、これらのクロス直線ベアリ
ングは、XY方向の平面上の二次元移動ができるが、交
差したXZ方向又はYZ方向の平面上の二次元移動を行
うことができない構造である。
【0011】また、一対の軌条を上下方向即ちYZ方向
又はXZ方向の平面上に固定し、該軌条に交差して延び
る別の一対の軌条を相対移動できるように構成したもの
である(前掲特公昭57−40372号公報参照)。し
かしながら、該クロス直線ベアリングは、上記のものと
同様に、ベアリング本体(スライダ)に形成した軌道溝
の位置関係がスライダの上下側に形成されているので、
軌道台(トラックレール)は同一方向の平面に延びる構
造を取ることができるが、トラックレールは交差方向の
平面に延びる構造を取ることができないものである。従
って、一方のトラックレールを上下方向に移動させるタ
イプでは、他方のトラックレールを取付ベースの側壁面
に配置させなければならないという制約があり、取付状
態について重量上、安定性を欠くという問題がある。言
い換えれば、これらのクロス直線ベアリングは、一対の
トラックレールは、互いに一平面上でのXY方向の二次
元移動ができるが、面が交差するXZ方向又はYZ方向
の平面上での二次元移動を行うことができない構造であ
る。
【0012】この発明の目的は、例えば、組立ロボッ
ト、半導体組立装置、搬送装置、工作機械等の比較的に
小型の装置に適用して好ましく、物体をある位置から二
次元的に平面移動させるに当たって少なくとも一対の軌
道体と1個のケーシングで構成して部品点数を低減し、
複数部品間の累積誤差を最小限に低減すると共に、軌道
体間での所定の角度、例えば、直交90°を高精度に設
定でき、一方の軌道体の平面に対して交差する平面上で
他方の軌道体を高精度な二次元的に移動させることがで
き、例えば、工作物に対する加工精度を向上させたり、
一方の軌道体に取り付けた物体を正確に且つ確実に位置
決めや諸処理を行うことができる複合型転がり案内ユニ
ットを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、長手方向両側面に第1軌道溝が形成された
第1軌道体、該第1軌道体上を相対摺動移動可能であり
且つ下面凹部に前記第1軌道溝に対向する第1軌道溝が
形成されると共に側面凹部に前記第1軌道溝に交差する
方向に第2軌道溝が形成されたケーシング、該ケーシン
グに挿通して相対摺動移動可能であり且つ前記ケーシン
グの前記第2軌道溝に対向する第2軌道溝が長手方向両
側面に形成された第2軌道体、前記第1軌道溝間と前記
第2軌道溝間とをそれぞれ転走する転動体、前記ケーシ
ングの両端面にそれぞれ配置された第1エンドキャッ
プ、及び前記ケーシングの側部上下面にそれぞれ配置さ
れた第2エンドキャップ、を有することを特徴とする複
合型転がり案内ユニットに関する。
【0014】また、この複合型転がり案内ユニットで
は、前記第1軌道体と前記ケーシングとの何れか一方が
取付ベースに固定されているものである。また、前記第
1軌道体と前記第2軌道体はそれぞれトラックレールで
構成されている。或いは、前記第1軌道体と前記第2軌
道体との何れか一方がトラックレールで構成され、他方
がスプライン軸で構成されている。
【0015】また、前記第1軌道溝が延びる平面と前記
第2軌道溝が延びる平面とは互いに直交し、前記第2軌
道体は前記ケーシングを介して前記第1軌道体に沿って
移動できると共に前記第1軌道体を固定した平面に対し
て直交する平面上で前記第2軌道体は二次元的相対移動
可能である。
【0016】また、前記第2軌道体には治具、バイト、
把持具等の部品を取り付ける取付手段を設けた支持部材
が固定されている。
【0017】また、前記第1エンドキャップと前記第2
エンドキャップとの各端面には側面シールがそれぞれ配
置され、前記第1エンドキャップと前記第2エンドキャ
ップとは前記転動体の転走方向を転換させる方向転換路
が形成されている。更に、前記第2エンドキャップは前
記ケーシングの側部の上下面を切り欠いた切欠き面に固
定されている。
【0018】
【作用】この発明による複合型転がり案内ユニットは、
上記のように構成されており、次のような作用をする。
即ち、この複合型転がり案内ユニットは、長手方向両側
面に第1軌道溝が形成された第1軌道体上を相対摺動移
動するケーシングに下面凹部に前記第1軌道溝に対向す
る第1軌道溝を形成し且つ側面凹部に前記第1軌道溝に
交差する方向に第2軌道溝を形成し、前記ケーシングの
前記第2軌道溝に対向する第2軌道溝を長手方向両側面
に形成した第2軌道体を前記ケーシングに挿通して相対
摺動移動させるので、取付ベースに固定した前記第1軌
道体又は前記ケーシングに形成した前記第1軌道溝が延
びる平面に対して交差する平面上で前記第2軌道体が二
次元的な相対移動が可能になる。特に、前記第1軌道体
と前記第2軌道体との交差角度を、直交(90°)等の
所望の角度に容易に且つ正確に設定することができる。
言い換えれば、前記第1軌道体がXY方向の平面上に固
定されている場合に、前記第2軌道体はXZ方向又はY
Z方向の平面上を移動することになる。従って、この複
合型直動転がり案内ユニットは、前記第1軌道体を前記
取付ベースに安定して固定して支持できると共に、二次
元的な相対移動に対して部品点数を低減して複数部品間
の累積誤差を最小限に低減することができる。また、前
記ケーシングを前記取付ベースに固定する場合には、取
付状態を片持ち構造にして前記第1軌道体と前記第2軌
道体とが交差して独立した相対移動を行うことができ
る。
【0019】更に、この複合型転がり案内ユニットで
は、相対移動させるスペース或いは移動領域に適合させ
て取付ベースへ固定する対象を前記ケーシング又は前記
第1軌道体のいずれかに選定すればよく、例えば、前記
ケーシングの上面又は側面を機械装置の床面積に設定す
ることができ、該床面積のスペースを低減することもで
きる。また、前記ケーシングに対する前記第1軌道体の
相対移動は両者間にエアシリンダ等の駆動装置を取り付
けることによって達成でき、また、前記ケーシングに対
する前記第2軌道体の相対移動は両者間にエアシリンダ
等の駆動装置を取り付けることによって達成できる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による複合
型転がり案内ユニットの実施例を説明する。この複合型
転がり案内ユニットの各実施例を各図面を参照して説明
する場合に、各実施例を説明するための各図面では、図
6〜図13に示す従来の装置の部品と基本的に対応する
部品には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この複合型転がり案内ユニットについては、図面を参照
して説明する実施例は、複合型直動転がり案内ユニット
に関するものである。
【0021】図1及び図2を参照して、この発明による
複合型転がり案内ユニットの一実施例を説明する。図1
はこの発明による複合型転がり案内ユニットの一実施例
を示す斜視図、及び図1の複合型転がり案内ユニットの
取付ベースへの取付状態を示す説明図である。この複合
型直動転がり案内ユニットは、図6に示すような直動転
がり案内ユニットを利用したものであり、少なくとも一
対のトラックレール2A,2B及び1個のケーシング5
で構成され、取付ベース(図示せず)に固定されたトラ
ックレール2Aに対してケーシング5を介在してトラッ
クレール2Bが二次元的な平面移動を行うものである。
この実施例では、軌道体としてトラックレールを使用
し、トラックレール2Aが取付ベース20に固定された
場合について説明する。
【0022】この複合型直動転がり案内ユニットにおい
て、トラックレール2Aが取付ベース20の上面31に
固定されている。ケーシング5には長手方向に凹部(図
6の符号10参照)が形成され、該凹部の対向面に軌道
溝(図6の符号9参照)がそれぞれ形成されている。ケ
ーシング5はトラックレール2Aに跨架して直線的に摺
動移動する。トラックレール2Aは、長手方向両側面3
に軌道溝4が形成されている。ケーシング5は、軌道溝
4に対向する位置に対応する部分に軌道溝が形成されて
いる。トラックレール2Aの軌道溝4とケーシング5の
軌道溝とで構成される軌道路には、転動体(図示せず)
が転走するように組み込まれている。ケーシング5の側
部35には凹部が形成され、該凹部の対向面にはトラッ
クレール2Aの軌道溝4が延びる平面に対して交差方向
に延びる軌道溝が形成されている。長手方向両側面3に
軌道溝4を形成したトラックレール2Bは、ケーシング
5の凹部に案内されて相対移動するように組み込まれて
いる。
【0023】また、トラックレール2Bの軌道溝4とケ
ーシング5の軌道溝とで構成される軌道路には、転動体
(図示せず)が転走するように組み込まれている。ま
た、ケーシング5の両端面には、エンドキャップ6Aが
それぞれ配置されている。ケーシング5の側部35の上
下面には、エンドキャップ6Bがそれぞれ配置されてい
る。エンドキャップ6Bは、ケーシング5の側部35の
上下面を切り欠いた切欠き面36に固定され、エンドキ
ャップ6Bの上下面がケーシング5の上下面と同一面上
になるように形成されている。また、エンドキャップ6
Aの各端面には側面シール17がそれぞれ配置されてい
る。
【0024】図1では、一個のケーシング5には、その
下面には凹部10Aが形成され、側部35には凹部10
Bが形成されている。また、エンドキャップ6A,6B
には、転動体の方向を転換させる方向転換路(図示せ
ず)が形成されている。また、トラックレール2Bの端
部には、治具やバイトを取り付ける取付手段28が設け
られている。
【0025】この複合型直動転がり案内ユニットは、上
記のように構成されているので、トラックレール2B
は、トラックレール2Aが固定されている平面に対して
交差方向の平面に延びており、該平面上でケーシング5
に対して直線的に相対移動する。従って、トラックレー
ル2Aが延びる平面とトラックレール2Bが延びる平面
とは、互いに直交させることができ、その直交する平面
上でトラックレール2Bを移動させることができる。そ
れ故、トラックレール2Bは、固定されたトラックレー
ル2Aに対して二次元的に平面移動を行うことができ
る。しかも、この複合型直動転がり案内ユニットは、互
いに相対移動するケーシング5、トラックレール2A,
2Bの3つの部品から構成されているので、部品間で発
生する誤差を可及的に小さく調整しておけば、累積誤差
を低減することができる。トラックレール2Aとトラッ
クレール2Bとの平面を、例えば、直交(90°)する
角度に設定しておけば、トラックレール2Aに対するト
ラックレール2Bの平面上の移動を極めて正確に且つ安
定して確保でき、例えば、工作機械、組立装置等に組み
込んだ場合には、高精度の加工や高精度の位置決めを達
成できる。
【0026】図2には、取付ベース20の上面31上に
トラックレール2Aが固定され、トラックレール2A上
をケーシング5が摺動移動する。従って、トラックレー
ル2Bは、固定されたトラックレール2Aに対して交差
する平面上で二次元的な移動をすることができる。トラ
ックレール2Bには、支持部材27が固定されている。
支持部材27の下端部には、バイト、チャック、治具又
は被処理物を取り付ける取付手段28が固定されてい
る。取付手段28のバイト等によってベース30上に固
定されている工作物等の被処理物29に対して加工等の
処理を行うことができる。更に、第1軌道体2Aに対す
るケーシング5の相対移動は両者間にエアシリンダ等の
駆動装置(図示せず)を取り付けることによって達成で
き、また、ケーシング5に対する第2軌道体2Bの相対
移動は両者間にエアシリンダ等の駆動装置(図示せず)
を取り付けることによって達成できる。
【0027】図3には、取付ベース20にケーシング5
が固定され、ケーシング5に挿通してトラックレール2
Aとトラックレール2Bがそれぞれ独立して摺動移動す
る。この時、ケーシング5は取付ベース20に対して取
付状態が片持ち構造に構成されている。従って、トラッ
クレール2Aは固定されたケーシング5に対して同一平
面上で移動をすることができ、また、トラックレール2
Bは固定されたケーシング5に対して交差する平面上で
移動をすることができる。トラックレール2A及びトラ
ックレール2Bには、支持部材27を固定することがで
き、支持部材27の端部には、バイト、チャック、治具
又は被処理物を取り付ける取付手段28を固定できる。
取付手段28のバイト等によってベース30上に固定さ
れている工作物等の被処理物29に対して加工等の処理
を行うことができる。或いは、取付手段28のチャック
によってベース30上の物体を別の場所に搬送すること
ができる。更に、ケーシング5に対する第1軌道体2A
の相対移動は両者間にエアシリンダ等の駆動装置(図示
せず)を取り付けることによって達成でき、また、ケー
シング5に対する第2軌道体2Bの相対移動は両者間に
エアシリンダ等の駆動装置(図示せず)を取り付けるこ
とによって達成できる。
【0028】次に、図4及び図5を参照して、この発明
による複合型転がり案内ユニットの別の実施例を説明す
る。この実施例は、上記実施例と比較すると、軌道体と
してトラックレール2Bに換えてスプライン軸37を用
いた以外は、同一の構成及び同一の機能を有するので、
重複する説明は省略する。上記実施例では、トラックレ
ール2Aが取付ベース20の上面に固定されている。ケ
ーシング5の端部35に凹部10Bを形成し、スプライ
ン軸37は凹部10Bに嵌合して摺動移動するものであ
る。また、スプライン軸37に取付手段28を直接取り
付けた例が示されているが、スプライン軸37に支持部
材を固定し、該支持部材に取付手段28を設けてもよい
ものである。スプライン軸37は、丸軸タイプであり、
二条列の軌道溝4Bを備えたものである。ケーシング5
には側部に凹部10Bが形成され、凹部10Bには二条
列の軌道溝4Bに対応して軌道溝9Bが形成されてい
る。軌道溝4Bと軌道溝9Bとで形成される軌道路に
は、転動体7が循環転走するように組み込まれている。
【0029】この複合型転がり案内ユニットは、前記ケ
ーシングの一方の側面に前記第2軌道体を挿通した実施
例について説明したが、前記ケーシングの他の側面に更
に別の第3軌道体を挿通させる構造に構成することも可
能である。また、上記実施例では、複合型直動転がり案
内ユニットとして説明しているが、場合によっては、軌
道体を直線状に形成することなく、軌道体を曲線状に形
成することによって、曲面案内する曲動転がり案内ユニ
ットとして構成でき、また、軌道体を無限軌道体として
形成することによって、無限循環案内する無限転がり案
内ユニットとしても構成でき、或いは限定摺動する有限
摺動転がり案内ユニットとして構成することもできる。
【0030】
【発明の効果】この発明による複合型転がり案内ユニッ
トは、上記のように構成されており、次のような効果を
有する。即ち、この複合型転がり案内ユニットは、少な
くとも一対の軌道体と1個のケーシングで構成でき、第
1軌道体上でケーシングを一平面上で相対移動し、前記
ケーシングが移動する平面に対して交差方向の平面上で
第2軌道体が相対移動するように構成したので、第1軌
道溝が延びる平面と第2軌道溝が延びる平面とは互いに
交差し、第2軌道体が前記ケーシングを介して前記第1
軌道体に沿って移動できると共に、前記第1軌道体を取
付ベースに固定した平面に対して交差する平面上で前記
第2軌道体は二次元的な相対移動が可能になる。又は、
前記ケーシングを取付ベースに固定した場合には、前記
ケーシングに対して前記第1軌道体が前記ケーシングと
同一方向の平面上で移動が可能になり、前記第2軌道体
が前記ケーシングの平面に対して交差する平面上で移動
が可能になり、前記第1軌道体と前記第2軌道体とは独
立的に相対移動が可能になり、取付状態の設計の自由度
が大きくなる。或いは、前記ケーシングの一方の側面に
前記第2軌道体を挿通するだけでなく、前記ケーシング
の他の側面に更に別の第3軌道体を挿通させる構造に構
成することも可能である。
【0031】また、前記第1軌道体と前記第2軌道体と
の交差角度を、例えば、直交する角度に容易に且つ正確
に設定でき、しかも前記ケーシングの下面と側面とに各
凹部が形成され、該凹部の対向面に形成された各軌道溝
は互いに高精度に交差して加工できるので、前記第1軌
道体、前記ケーシング及び前記第2軌道体の組立時に、
基準だし、位置決め等を不要にし、取付スペースをコン
パクトに低減できると共に、高精度に位置設定でき、ま
た、前記ケーシングに対する前記第2軌道体の曲げモー
メントの発生を避けるか或いは小さくすることができ、
例えば、前記第1軌道体と前記第2軌道体とは高精度に
直交させることができる。例えば、複合型転がり案内ユ
ニットによって鉛直平面での二次元的移動を行う場合
に、従来のものでは軌道体を鉛直なベース壁面に固定す
るので、軌道体を固定する固着具に全重量が掛って大き
な曲げモーメントの発生して、強度上好ましくないもの
である。しかしながら、この複合型転がり案内ユニット
では、固定平面と移動平面とは交差した関係の平面であ
るので、固定平面を水平面側に設定すれば、上記のよう
な曲げモーメントを避けることができる。従って、前記
ケーシングがXY方向の平面上を相対移動する場合に、
前記第2軌道体はXZ方向又はYZ方向の平面上を高精
度に相対移動することができる。
【0032】この複合型転がり案内ユニットは、前記第
1軌道体を取付ベースに安定して固定し、支持すること
ができると共に、二次元的な移動に対して部品点数を低
減して複数部品間の累積誤差を最小限に低減することが
できる。特に、一体構造の前記ケーシングに互いに交差
する軌道溝を形成し、該各軌道溝を形成した凹部に前記
第1軌道体と前記第2軌道体とを相対移動するように組
み込んだので、累積誤差を低減できる。従って、この複
合型直動転がり案内ユニットでは、コンパクトに簡潔な
構造に構成できると共に、ボルト等の固着部品を最小限
に低減でき、高速運転時等に振動等でゆるむような現象
が発生するのを極力避けることができ、長期に渡って高
精度を確保することができる。
【0033】また、この複合型転がり案内ユニットにお
いて、前記第1軌道体と前記第2軌道体をそれぞれトラ
ックレールで構成してもよく、或いは前記第1軌道体と
前記第2軌道体との何れか一方をトラックレールで構成
し、他方をスプライン軸で構成してもよい。トラックレ
ール又はスプライン軸は、適用する装置に適合させて選
択すればよく、設計の自由度が向上する。また、前記第
1軌道体を取付ベースに固定し、前記第2軌道体には治
具、バイト、把持具等の部品を取り付ける取付手段を設
けた支持部材を固定することもできる。前記支持部材
は、適用する装置に合わせてタイプを選択すればよい
が、場合によっては、支持部材を設けることなく、トラ
ックレール又はスプライン軸の端部に取付手段を直接取
り付けてもよいものである。
【0034】また、前記ケーシングの側部上下面に固定
したエンドキャップは、前記ケーシングの前記側部の上
下面に直接固定するように構成ことができるが、エンド
キャップ分の突出状態を避けるためには、該上下面を切
り欠いた切欠き面に前記エンドキャップを固定すること
ができる。前記切欠き面に前記エンドキャップを固定し
た場合には、前記ケーシングと前記エンドキャップとの
面を同一平面に形成することができ、他部品に対する干
渉を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の複合型転がり案内ユニットの一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1の複合型転がり案内ユニットの取付ベース
への取付状態の一実施例を示す説明図である。
【図3】図1の複合型転がり案内ユニットの取付ベース
への取付状態の別の実施例を示す説明図である。
【図4】この発明の複合型転がり案内ユニットの別の実
施例を示す説明図である。
【図5】図4の複合型転がり案内ユニットの平面図であ
る。
【図6】従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す一
部破断の斜視図である。
【図7】図6の直動転がり案内ユニットのエンドキャッ
プの正面図である。
【図8】図6の直動転がり案内ユニットのトラックレー
ルと取付ベースとの取付部分の断面図である。
【図9】従来のクロス直線ベアリングの一例を示す説明
図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】従来のクロス直線ベアリングの別の例を示す
説明図である。
【図12】従来のクロス直線ベアリングの更に別の例を
示す説明図である。
【図13】図12の側面図である。
【符号の説明】
2A トラックレール(第1軌道体) 2B トラックレール(第2軌道体) 3 トラックレールの側面 4,9 軌道溝 5 ケーシング 6A,6B エンドキャップ 7 転動体 17 側面シール 20 取付ベース 28 取付手段 35 側部 36 切欠き面 37 スプライン軸(第2軌道体)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側面に第1軌道溝が形成され
    た第1軌道体、該第1軌道体上を相対摺動移動可能であ
    り且つ下面凹部に前記第1軌道溝に対向する第1軌道溝
    が形成されると共に側面凹部に前記第1軌道溝に交差す
    る方向に第2軌道溝が形成されたケーシング、該ケーシ
    ングに挿通して相対摺動移動可能であり且つ前記ケーシ
    ングの前記第2軌道溝に対向する第2軌道溝が長手方向
    両側面に形成された第2軌道体、前記第1軌道溝間と前
    記第2軌道溝間とをそれぞれ転走する転動体、前記ケー
    シングの両端面にそれぞれ配置された第1エンドキャッ
    プ、及び前記ケーシングの側部上下面にそれぞれ配置さ
    れた第2エンドキャップ、を有することを特徴とする複
    合型転がり案内ユニット。
  2. 【請求項2】 前記第1軌道体と前記ケーシングとの何
    れか一方が取付ベースに固定されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の複合型転がり案内ユニット。
  3. 【請求項3】 前記第1軌道体と前記第2軌道体はそれ
    ぞれトラックレールで構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の複合型転がり案内ユニット。
  4. 【請求項4】 前記第1軌道体と前記第2軌道体との何
    れか一方がトラックレールで構成され、他方がスプライ
    ン軸で構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の複合型転がり案内ユニット。
  5. 【請求項5】 前記第1軌道溝が延びる平面と前記第2
    軌道溝が延びる平面とは互いに直交し、前記第2軌道体
    は前記ケーシングを介して前記第1軌道体に沿って移動
    できると共に前記第1軌道体を固定した平面に対して直
    交する平面上で前記第2軌道体は二次元的相対移動可能
    であることを特徴とする請求項1に記載の複合型転がり
    案内ユニット。
  6. 【請求項6】 前記第2軌道体には治具、バイト、把持
    具等の部品を取り付ける取付手段を設けた支持部材が固
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の複合型
    転がり案内ユニット。
  7. 【請求項7】 前記第1エンドキャップと前記第2エン
    ドキャップとの各端面には側面シールがそれぞれ配置さ
    れ、前記第1エンドキャップと前記第2エンドキャップ
    とは前記転動体の転走方向を転換させる方向転換路が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の複合型
    転がり案内ユニット。
  8. 【請求項8】 前記第2エンドキャップは前記ケーシン
    グの側部の上下面を切り欠いた切欠き面に固定されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の複合型転がり案内
    ユニット。
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