JPH08193371A - 繊維強化樹脂製ブロックおよび塀 - Google Patents
繊維強化樹脂製ブロックおよび塀Info
- Publication number
- JPH08193371A JPH08193371A JP7004339A JP433995A JPH08193371A JP H08193371 A JPH08193371 A JP H08193371A JP 7004339 A JP7004339 A JP 7004339A JP 433995 A JP433995 A JP 433995A JP H08193371 A JPH08193371 A JP H08193371A
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- Japan
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- fiber
- block
- resin block
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で取扱いが容易な繊維強化樹脂製ブロッ
クを提供する。 【構成】 長辺ｌ壁間に一体にリブｒを備えてなる。 【効果】 軽量であることから、輸送や、塀、壁などの
施工の際の取扱いが容易で、作業の負担が軽減される上
に、接合は接着剤で行えるので工期の短縮が図れる。
クを提供する。 【構成】 長辺ｌ壁間に一体にリブｒを備えてなる。 【効果】 軽量であることから、輸送や、塀、壁などの
施工の際の取扱いが容易で、作業の負担が軽減される上
に、接合は接着剤で行えるので工期の短縮が図れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用または土木用と
して使用される繊維強化樹脂製ブロックおよび塀に関す
るものである。
して使用される繊維強化樹脂製ブロックおよび塀に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、簡易な建物の壁や、隣合う家など
の敷地の境界用ブロック塀には建築用ブロック（空洞コ
ンクリートブロック）を積み重ねたものが使用されてい
る。
の敷地の境界用ブロック塀には建築用ブロック（空洞コ
ンクリートブロック）を積み重ねたものが使用されてい
る。
【０００３】上記建築用ブロックは、図６に示すよく知
られた形状のものであって、セメントに、フィラー（砂
利等）や水を加え、よく混合し、湿った土のような状態
になったものを、ブロックマシンによって加圧と振動と
を併用して型成形し、脱型後、通常十数時間の養生期間
をもって、セメントを十分硬化させて製造される。この
製造方法が、一般的な製造方法として汎用されている。
なお、図６において、22はブロック21の中空部、23はブ
ロック21のリブを示す。
られた形状のものであって、セメントに、フィラー（砂
利等）や水を加え、よく混合し、湿った土のような状態
になったものを、ブロックマシンによって加圧と振動と
を併用して型成形し、脱型後、通常十数時間の養生期間
をもって、セメントを十分硬化させて製造される。この
製造方法が、一般的な製造方法として汎用されている。
なお、図６において、22はブロック21の中空部、23はブ
ロック21のリブを示す。
【０００４】上記建築用ブロックを用いた図７に示す壁
や塀等は、次の手順で一般に施工される。：地面にコ
ンクリート等で水平な土台24を作る。：この土台24の
上に建築用ブロック21を１段ずつ積み重ね、継ぎ目をモ
ルタルで接着し、目地25を整える。：なお、強度を必
要とする場合には、建築用ブロック21の中空部22にＰＣ
鋼棒を立設しモルタルが充填される。：また、景観性
が要求される場合には、築き上げた壁や塀の表面にモル
タル26等で化粧が施される。
や塀等は、次の手順で一般に施工される。：地面にコ
ンクリート等で水平な土台24を作る。：この土台24の
上に建築用ブロック21を１段ずつ積み重ね、継ぎ目をモ
ルタルで接着し、目地25を整える。：なお、強度を必
要とする場合には、建築用ブロック21の中空部22にＰＣ
鋼棒を立設しモルタルが充填される。：また、景観性
が要求される場合には、築き上げた壁や塀の表面にモル
タル26等で化粧が施される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した建築用ブロッ
ク21はコンクリート製であるため、ブロック１個当たり
の重量が、寸法によって 6.5kg〜17kgもあり、輸送時の
持ち運びや、塀などの施工時には作業員にとって非常な
負担となっている。また、塀などの施工において、建築
用ブロック21を積み重ねるときは、ブロック間に接着材
としてモルタルを充填し、仕上げに余分なモルタルを取
り除いてやり、目地の体裁を整えてやるという作業が必
要であり、時間と手間がかかる。さらに、ブロック壁や
塀に景観性が求められる場合、建築用ブロック21を積み
重ねた後、景観面にモルタル塗装が施されるため、その
後にさらなる養生が必要であり、さらに時間と手間がか
かることになる。
ク21はコンクリート製であるため、ブロック１個当たり
の重量が、寸法によって 6.5kg〜17kgもあり、輸送時の
持ち運びや、塀などの施工時には作業員にとって非常な
負担となっている。また、塀などの施工において、建築
用ブロック21を積み重ねるときは、ブロック間に接着材
としてモルタルを充填し、仕上げに余分なモルタルを取
り除いてやり、目地の体裁を整えてやるという作業が必
要であり、時間と手間がかかる。さらに、ブロック壁や
塀に景観性が求められる場合、建築用ブロック21を積み
重ねた後、景観面にモルタル塗装が施されるため、その
後にさらなる養生が必要であり、さらに時間と手間がか
かることになる。
【０００６】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、軽量で取扱いが容易な繊維強化樹
脂製ブロックを提供するものであり、また他の目的は、
比較的長さが長く形成され得るとともに、軽量であり、
壁や塀などの施工の際の時間や手間が比較的かからない
繊維強化樹脂製ブロックを提供することである。
もので、その目的は、軽量で取扱いが容易な繊維強化樹
脂製ブロックを提供するものであり、また他の目的は、
比較的長さが長く形成され得るとともに、軽量であり、
壁や塀などの施工の際の時間や手間が比較的かからない
繊維強化樹脂製ブロックを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る繊維強化樹脂製ブロックは、長辺壁
間に一体にリブを備えてなるものである。
めに、本発明に係る繊維強化樹脂製ブロックは、長辺壁
間に一体にリブを備えてなるものである。
【０００８】そして、上記繊維強化樹脂製ブロックにお
いては、短辺壁の一方が凸形状に、他端がこの凸形状に
係合する凹形状に形成されてあってもよい。
いては、短辺壁の一方が凸形状に、他端がこの凸形状に
係合する凹形状に形成されてあってもよい。
【０００９】また、本発明に係る繊維強化樹脂製ブロッ
ク製の塀は、長辺壁間に一体にリブを備えてなる繊維強
化樹脂製ブロックを立設し、中空部に鉄筋を配筋すると
共にモルタルを充填してなるものであり、あるいは、前
記繊維強化樹脂製ブロックを所定長さに切断し、それを
横に積み重ねて接合し、その左右端に化粧板を接合して
なるものである。
ク製の塀は、長辺壁間に一体にリブを備えてなる繊維強
化樹脂製ブロックを立設し、中空部に鉄筋を配筋すると
共にモルタルを充填してなるものであり、あるいは、前
記繊維強化樹脂製ブロックを所定長さに切断し、それを
横に積み重ねて接合し、その左右端に化粧板を接合して
なるものである。
【００１０】
【作用】本発明に係るブロックは、繊維強化樹脂で製造
されており、従来のコンクリート製のものに比較して格
段に軽くできるとともに、コンクリート製よりも脆さが
なく、取扱いが容易となり、壁や塀などを施工する際の
積み重ね作業がし易くなる。加えて、ブロック間の接合
は接着剤により接合できるので、壁や塀などに施工する
際の時間と手間を大きく軽減できる。また、ブロックの
短辺壁の一方を凸形状に、他端をこの凸形状に係合する
凹形状に形成することにより、凸形状と凹形状を係合さ
せ接着剤で接合できるので、隣合うブロックの位置ずれ
が防止できるとともに、接合面が大きくなる分、接合強
度も高くできる。またさらに、凹凸形状を円弧で形成す
ることで近似的な曲面の施工がし易くなる。また、原料
樹脂に種々の色の顔料を配合することで任意の色彩を持
たせたカラフルな繊維強化樹脂製ブロックとすることが
できる。
されており、従来のコンクリート製のものに比較して格
段に軽くできるとともに、コンクリート製よりも脆さが
なく、取扱いが容易となり、壁や塀などを施工する際の
積み重ね作業がし易くなる。加えて、ブロック間の接合
は接着剤により接合できるので、壁や塀などに施工する
際の時間と手間を大きく軽減できる。また、ブロックの
短辺壁の一方を凸形状に、他端をこの凸形状に係合する
凹形状に形成することにより、凸形状と凹形状を係合さ
せ接着剤で接合できるので、隣合うブロックの位置ずれ
が防止できるとともに、接合面が大きくなる分、接合強
度も高くできる。またさらに、凹凸形状を円弧で形成す
ることで近似的な曲面の施工がし易くなる。また、原料
樹脂に種々の色の顔料を配合することで任意の色彩を持
たせたカラフルな繊維強化樹脂製ブロックとすることが
できる。
【００１１】また、本発明に係るブロックを、引抜き成
形法により成形することで、軽量で且つ比較的長い繊維
強化樹脂製ブロックを製造することができ、この場合に
は、壁や塀などを施工する際のブロックの使用枚数が少
なくて済むことから、より施工時間と手間を大きく軽減
できる。なお、引抜き成形法により成形される繊維強化
樹脂製ブロックは、横断面における寸法が、長辺 400mm
（但し接合部を含む全長 420〜 460mm）、短辺 100〜 1
90mm、壁部厚さ 3〜10mmの寸法で、内部に 3〜10mmのリ
ブを１〜３本有する形状が好ましく、この場合、長さは
任意にでき、この繊維強化樹脂製ブロックを立設して塀
などを施工する場合は、その高さに合わせて切断するこ
とで、また繊維強化樹脂製ブロックを横に積み重ねて塀
などを施工する場合は、その長さを所望の長さに切断す
ることで、より施工を容易にすることができる。
形法により成形することで、軽量で且つ比較的長い繊維
強化樹脂製ブロックを製造することができ、この場合に
は、壁や塀などを施工する際のブロックの使用枚数が少
なくて済むことから、より施工時間と手間を大きく軽減
できる。なお、引抜き成形法により成形される繊維強化
樹脂製ブロックは、横断面における寸法が、長辺 400mm
（但し接合部を含む全長 420〜 460mm）、短辺 100〜 1
90mm、壁部厚さ 3〜10mmの寸法で、内部に 3〜10mmのリ
ブを１〜３本有する形状が好ましく、この場合、長さは
任意にでき、この繊維強化樹脂製ブロックを立設して塀
などを施工する場合は、その高さに合わせて切断するこ
とで、また繊維強化樹脂製ブロックを横に積み重ねて塀
などを施工する場合は、その長さを所望の長さに切断す
ることで、より施工を容易にすることができる。
【００１２】また、本発明に係る塀は、繊維強化樹脂製
ブロックを立設した塀にあっては、中空部に鉄筋を配筋
し、モルタルを充填することで、塀としての強度を高め
ることができ、また繊維強化樹脂製ブロックを横に積み
重ねた塀にあっては、積み重ね間、および左右端の化粧
板間が接着剤で強固に接合されており、塀の施工工期や
手間が大きく軽減される。また、原料樹脂を顔料等で着
色した繊維強化樹脂製ブロックを使用することで、より
景観性を高めることができる。従って、従来のようにモ
ルタルやペイント等で仕上げを行う必要がなくなり工期
の短縮が図れる他、モルタルやペイント等のように剥離
の心配がなくなる。
ブロックを立設した塀にあっては、中空部に鉄筋を配筋
し、モルタルを充填することで、塀としての強度を高め
ることができ、また繊維強化樹脂製ブロックを横に積み
重ねた塀にあっては、積み重ね間、および左右端の化粧
板間が接着剤で強固に接合されており、塀の施工工期や
手間が大きく軽減される。また、原料樹脂を顔料等で着
色した繊維強化樹脂製ブロックを使用することで、より
景観性を高めることができる。従って、従来のようにモ
ルタルやペイント等で仕上げを行う必要がなくなり工期
の短縮が図れる他、モルタルやペイント等のように剥離
の心配がなくなる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 〔実施例１〕不飽和ポリエステル樹脂に炭酸カルシウム
を40重量部配合した原料樹脂に、顔料として酸化チタン
を配合すると共にガラス繊維（40wt％）で強化し、これ
を引抜き成形法により、図１に示す横断面における寸法
が、長辺(l)400mm（但し全長Ｌ： 420〜 460mm）、短辺
(s)150mm、壁部(w) 厚さ 5mmの寸法で、且つ内部に厚さ
5mmのリブ(r) を２本有する形状の長尺な繊維強化樹脂
製ブロック１を製造した。製造された樹脂の色は白色で
あった。なお、図１において、２は中空部、３は接合面
に形成された円弧状凹部、４は接合面に形成された円弧
状凸部である。
する。 〔実施例１〕不飽和ポリエステル樹脂に炭酸カルシウム
を40重量部配合した原料樹脂に、顔料として酸化チタン
を配合すると共にガラス繊維（40wt％）で強化し、これ
を引抜き成形法により、図１に示す横断面における寸法
が、長辺(l)400mm（但し全長Ｌ： 420〜 460mm）、短辺
(s)150mm、壁部(w) 厚さ 5mmの寸法で、且つ内部に厚さ
5mmのリブ(r) を２本有する形状の長尺な繊維強化樹脂
製ブロック１を製造した。製造された樹脂の色は白色で
あった。なお、図１において、２は中空部、３は接合面
に形成された円弧状凹部、４は接合面に形成された円弧
状凸部である。
【００１４】上記の長尺な繊維強化樹脂製ブロックを高
さ(h)190mmに切断した繊維強化樹脂製ブロック１は、１
個当たりの重さが 2.7kgと、従来のコンクリートブロッ
クの約24〜30％であり軽量なものであった。従って、輸
送の際の持ち運びは勿論のこと、壁や塀などの施工の際
の積み重ねも負担が軽減され作業性が大幅に改善され
た。また、落下しても割れる心配がなく、取扱いがし易
い。
さ(h)190mmに切断した繊維強化樹脂製ブロック１は、１
個当たりの重さが 2.7kgと、従来のコンクリートブロッ
クの約24〜30％であり軽量なものであった。従って、輸
送の際の持ち運びは勿論のこと、壁や塀などの施工の際
の積み重ねも負担が軽減され作業性が大幅に改善され
た。また、落下しても割れる心配がなく、取扱いがし易
い。
【００１５】〔実施例２〕図２は、繊維強化樹脂製ブロ
ックを用いた塀である。この塀５は、地面に土台６を築
き、その上に、上記実施例１で示した断面寸法で、長さ
を 1ｍに切断した繊維強化樹脂製ブロック１を４列２段
に立設し、各繊維強化樹脂製ブロック１の円弧状凹部３
と円弧状凸部４の接合面および上下間の接合面にプラス
チック用の接着剤を塗布して接合する一方、左右両端
に、ブロック１と同色の繊維強化樹脂製化粧板７を、ま
た上端に、ブロック１と同色の繊維強化樹脂製屋根材８
をそれぞれプラスチック用の接着剤で接合して構成した
ものである。なお、図２において、９は接合面の目地で
ある。また、図示省略するが左右両端に立設した化粧板
７の一方は円弧状凹部３に係合する円弧状凸部が、他方
は円弧状凸部４に係合する円弧状凹部がそれぞれ形成さ
れてある。
ックを用いた塀である。この塀５は、地面に土台６を築
き、その上に、上記実施例１で示した断面寸法で、長さ
を 1ｍに切断した繊維強化樹脂製ブロック１を４列２段
に立設し、各繊維強化樹脂製ブロック１の円弧状凹部３
と円弧状凸部４の接合面および上下間の接合面にプラス
チック用の接着剤を塗布して接合する一方、左右両端
に、ブロック１と同色の繊維強化樹脂製化粧板７を、ま
た上端に、ブロック１と同色の繊維強化樹脂製屋根材８
をそれぞれプラスチック用の接着剤で接合して構成した
ものである。なお、図２において、９は接合面の目地で
ある。また、図示省略するが左右両端に立設した化粧板
７の一方は円弧状凹部３に係合する円弧状凸部が、他方
は円弧状凸部４に係合する円弧状凹部がそれぞれ形成さ
れてある。
【００１６】上記塀５は、施工工期や施工の手間が大き
く軽減され、また、表面は原料樹脂に配合した顔料によ
る色模様が出て、外観のよいものであった。
く軽減され、また、表面は原料樹脂に配合した顔料によ
る色模様が出て、外観のよいものであった。
【００１７】なお、上記塀５は、上述のように接着剤の
みの接合であっても、塀５としての機能を果たし得る
が、より強度を高めるには中空部２にモルタルを充填す
るのがよく、さらに強度を高めるには中空部２に鉄筋を
配筋するのがよい。
みの接合であっても、塀５としての機能を果たし得る
が、より強度を高めるには中空部２にモルタルを充填す
るのがよく、さらに強度を高めるには中空部２に鉄筋を
配筋するのがよい。
【００１８】〔実施例３〕図３は、繊維強化樹脂製ブロ
ックを用いた塀である。この塀10は、地面に土台６を築
き、その上に、上記実施例１で示した断面寸法で、長さ
を 1.5ｍに切断した繊維強化樹脂製ブロック１を横に４
段積み重ね、各繊維強化樹脂製ブロック１の円弧状凹部
３と円弧状凸部４の上下接合面にプラスチック用の接着
剤を塗布して接合する一方、左右両端に、ブロック１と
同色の繊維強化樹脂製化粧板11を、また上端に、ブロッ
ク１と同色の繊維強化樹脂製屋根材12をそれぞれプラス
チック用の接着剤で接合して構成したものである。な
お、図示省略するが屋根材12の内側には円弧状凸部４と
係合する円弧状凹部が形成されてある。また、繊維強化
樹脂製ブロック１のリブｒの側面に、図４に示すような
長手方向につば13により形成される孔14などを設けるこ
とができ、この場合、孔14に鉄筋15を挿入することで、
強度を高めた塀10とすることができる。
ックを用いた塀である。この塀10は、地面に土台６を築
き、その上に、上記実施例１で示した断面寸法で、長さ
を 1.5ｍに切断した繊維強化樹脂製ブロック１を横に４
段積み重ね、各繊維強化樹脂製ブロック１の円弧状凹部
３と円弧状凸部４の上下接合面にプラスチック用の接着
剤を塗布して接合する一方、左右両端に、ブロック１と
同色の繊維強化樹脂製化粧板11を、また上端に、ブロッ
ク１と同色の繊維強化樹脂製屋根材12をそれぞれプラス
チック用の接着剤で接合して構成したものである。な
お、図示省略するが屋根材12の内側には円弧状凸部４と
係合する円弧状凹部が形成されてある。また、繊維強化
樹脂製ブロック１のリブｒの側面に、図４に示すような
長手方向につば13により形成される孔14などを設けるこ
とができ、この場合、孔14に鉄筋15を挿入することで、
強度を高めた塀10とすることができる。
【００１９】上記塀10も、上記実施例２と同様に、施工
工期や施工の手間が大きく軽減され、また、表面は原料
樹脂に配合した顔料による色模様が出て、外観のよいも
のであった。
工期や施工の手間が大きく軽減され、また、表面は原料
樹脂に配合した顔料による色模様が出て、外観のよいも
のであった。
【００２０】なお、上記実施例では、繊維強化樹脂製ブ
ロック１の左右短辺の接合面に、一方は円弧状凹部３、
他方は円弧状凸部４を形成して係合させる例を説明した
が、本発明はこの例に限定されるものではなく、係合部
の形状は三角などの角型でもよいし、また図５に示すよ
うな短辺全長にわたる円弧状であってもよい。後者の円
弧状の場合には、曲面状の塀、あるいは一部曲面状に曲
げられた塀を建てることができる。
ロック１の左右短辺の接合面に、一方は円弧状凹部３、
他方は円弧状凸部４を形成して係合させる例を説明した
が、本発明はこの例に限定されるものではなく、係合部
の形状は三角などの角型でもよいし、また図５に示すよ
うな短辺全長にわたる円弧状であってもよい。後者の円
弧状の場合には、曲面状の塀、あるいは一部曲面状に曲
げられた塀を建てることができる。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る繊維
強化樹脂製ブロックであれば、軽量であることから、輸
送や、塀、壁などの施工の際の取扱いが容易で、作業の
負担が軽減される上に、接合は接着剤で行えるので工期
の短縮が図れる。また、比較的長さの長い繊維強化樹脂
製ブロックを容易に得られるので、壁や塀などの施工の
際の時間や手間を大きく軽減できる。また施工された塀
や壁は、その表面に、原料樹脂に配合した顔料による色
模様が出るので外観が良いと同時に、景観性を容易に得
ることができる。
強化樹脂製ブロックであれば、軽量であることから、輸
送や、塀、壁などの施工の際の取扱いが容易で、作業の
負担が軽減される上に、接合は接着剤で行えるので工期
の短縮が図れる。また、比較的長さの長い繊維強化樹脂
製ブロックを容易に得られるので、壁や塀などの施工の
際の時間や手間を大きく軽減できる。また施工された塀
や壁は、その表面に、原料樹脂に配合した顔料による色
模様が出るので外観が良いと同時に、景観性を容易に得
ることができる。
【図１】本発明に係る繊維強化樹脂製ブロックの横断面
図である。
図である。
【図２】本発明に係る繊維強化樹脂製ブロック塀の説明
図であって、ａは正面図、ｂは側面図である。
図であって、ａは正面図、ｂは側面図である。
【図３】本発明に係る別の実施例の繊維強化樹脂製ブロ
ック塀の説明図であって、ａは正面図、ｂは側面図であ
る。
ック塀の説明図であって、ａは正面図、ｂは側面図であ
る。
【図４】本発明に係る別の実施例の繊維強化樹脂製ブロ
ックの横断面図である。
ックの横断面図である。
【図５】本発明に係る別の実施例の繊維強化樹脂製ブロ
ックの横断面図である。
ックの横断面図である。
【図６】従来のコンクリート製ブロックの斜視図であ
る。
る。
【図７】従来のコンクリート製ブロック塀の説明図であ
って、ａは正面図、ｂは側面図である。
って、ａは正面図、ｂは側面図である。
１：繊維強化樹脂製ブロック
２：中空部 ３：円弧状凹部 ４：円弧状凸部
５, 10：塀 ６：土台 ７, 11：繊維強化樹脂製化粧
板 ８, 12：繊維強化樹脂製屋根材
９：目地 13：つば 14：孔 1
5：鉄筋 ｌ：長辺 Ｌ：長辺側の全長
ｓ：短辺 ｗ：壁部 ｈ：高さ
ｒ：リブ
２：中空部 ３：円弧状凹部 ４：円弧状凸部
５, 10：塀 ６：土台 ７, 11：繊維強化樹脂製化粧
板 ８, 12：繊維強化樹脂製屋根材
９：目地 13：つば 14：孔 1
5：鉄筋 ｌ：長辺 Ｌ：長辺側の全長
ｓ：短辺 ｗ：壁部 ｈ：高さ
ｒ：リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｃ 1/10 Ｒ (72)発明者 島本 明 兵庫県神戸市中央区脇浜町１丁目３番18号 株式会社神戸製鋼所神戸本社内
Claims (4)
- 【請求項１】 長辺壁間に一体にリブを備えてなること
を特徴とする繊維強化樹脂製ブロック。 - 【請求項２】 短辺壁の一方が凸形状に、他端がこの凸
形状に係合する凹形状に形成されてなる請求項１記載の
繊維強化樹脂製ブロック。 - 【請求項３】 請求項１記載の繊維強化樹脂製ブロック
を立設し、中空部に鉄筋を配筋すると共にモルタルを充
填してなる繊維強化樹脂製ブロック塀。 - 【請求項４】 請求項１記載の繊維強化樹脂製ブロック
を所定長さに切断し、それを横に積み重ねて接合し、そ
の左右端に化粧板を接合してなる繊維強化樹脂製ブロッ
ク塀。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7004339A JPH08193371A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 繊維強化樹脂製ブロックおよび塀 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7004339A JPH08193371A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 繊維強化樹脂製ブロックおよび塀 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08193371A true JPH08193371A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11581690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7004339A Withdrawn JPH08193371A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 繊維強化樹脂製ブロックおよび塀 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08193371A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100434632C (zh) * | 2006-05-09 | 2008-11-19 | 吴方伯 | 建筑用空心砌块 |
| JP2009174188A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Ohbayashi Corp | 間仕切壁、間仕切壁の構築方法、壁ブロック |
| JP2009535545A (ja) * | 2006-05-02 | 2009-10-01 | バルガス，マリアーノ ヌニェス | 中空プラスチック製モジュールを使用した壁構造 |
| JP2013249651A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Ihi Infrastructure Systems Co Ltd | 仕切ユニット及び仕切モジュール |
| JP2014020135A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Tsukuba Univ Of Technology | 建築ユニット、建築構造物及び建築方法 |
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1995
- 1995-01-13 JP JP7004339A patent/JPH08193371A/ja not_active Withdrawn
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