JPH08192114A - 自動選別装置 - Google Patents

自動選別装置

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JPH08192114A
JPH08192114A JP7061605A JP6160595A JPH08192114A JP H08192114 A JPH08192114 A JP H08192114A JP 7061605 A JP7061605 A JP 7061605A JP 6160595 A JP6160595 A JP 6160595A JP H08192114 A JPH08192114 A JP H08192114A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B1/00Sieving, screening, sifting, or sorting solid materials using networks, gratings, grids, or the like
    • B07B1/10Screens in the form of endless moving bands

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  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】どの様な被選別物でも選別でき、被選別物が選
別中に詰まることなくスムーズに選別できるようにす
る。 【構成】選別穴1が形成された無端搬送体2を回転走行
可能とし、その回転折返し部5の下方に外側受体42
設けた。二以上の無端搬送体2を内側から外側に間隔を
設けて回転走行可能に配置し、外側の無端搬送体2より
も内側の無端搬送体2の選別穴1を小さくした。パネル
6を回転走行可能な受具の内側に振動可能に配置した。
無端搬送体2として選別穴1が多数形成された一枚の硬
質の薄板を使用した。内側受体と外側受体42 の双方又
はいずれか一方を回転可能なコンベアとした。無端搬送
体2を振動させる振動体を設けた。無端搬送体2を被選
別物の搬送方向に向けて下り傾斜に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帆立貝や真珠貝、牡蠣、
しじみ、あさり等の各種の貝、石や砂利等の鉱物、穀
物、球形或は粒状、粉末状等の工業製品等を外形寸法の
大きさ(サイズ)別に選別するのに使用される自動選別
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】帆立貝Aは養殖時或は出荷時等にサイズ
別に選別されている。この選別は始めの頃は人手により
行っていた。具体的には、選別孔の大きさが異なる選別
具(例えばふるい)をいくつか用意しておき、最初は大
きな選別孔の選別具に帆立貝Aを入れ、その選別具を振
ってその選別孔より小さな帆立貝Aを落とし、ふるい落
とされた帆立貝Aを先の選別孔より小さな選別孔の選別
具に入れて振って、その選別孔より小さな帆立貝Aをふ
るい落とし、以後、次第に小さな選別孔の選別具で何度
か繰り返し選別することにより数種類のサイズに分ける
というものであった。この選別方法では作業能率が悪
く、また選別を行う人にとっても労働負担が大きかっ
た。
【0003】そこで、本件出願人は先に図12に示す自
動選別機を開発し実用化した。この選別機は緩やかな下
り傾斜のシュータBを上下に3段設け、このうち最上段
のシュータB1 には比較的大きな選別穴C1 が、2段目
のシュータB2 にはそれよりも少し小さな選別穴Cが夫
々多数形成され、3段目(最下段)のシュータB3 には
選別穴が形成されていないものである。また、2段目の
シュータB2 の下端部を弾力のあるウレタン製の棒Dを
介してフレームKに取り付け、最下段のシュータB3
上端部底面にアームEを連結し、そのアームEをモータ
Mで回動させるとシュータBがその長手方向(前後方
向)に往復振動するようにしてある。
【0004】また、最上段のシュータB1 の上方にホッ
パーFをシュータB1 と逆向き傾斜にして架設し、同ホ
ッパーFの下端(出口)側底面を回転自在なローラOの
上に乗せて支持し、上端部底面を細長板状の連結子Pの
上端に回動可能に連結し、その連結子Pの中程より上部
寄りを、フレームの幅方向両側に対向させて立設した三
角板状の支持片Q間に回転可能に設けられている回転軸
Rに取付け、連結子Pの下端部を最上段のシュータB1
に取付けてある。これにより最上段のシュータB1 が前
後方向に移動すると、それにつれて連結子Pの下端部が
同方向に移動し、連結子Pの上端側が回転軸Rと共に回
動して最上段のシュータB1 と反対方向に首振りし、ホ
ッパーFが同方向に揺られるようにしてある。
【0005】そして図12のホッパーFに帆立貝Aを入
れて3段のシュータB1 〜B3 を同時に前後方向に振動
させると、ホッパーFがそれとは逆方向に振動してホッ
パーF内の帆立貝Aが最上段のシュータB1 に落下し、
同シュータB1 を移動しながらその先の下方に置かれて
いるボックスGに滑落する。この滑落中にシュータB1
の選別穴C1 より小さな帆立貝Aはその選別穴C1 から
2段目のシュータB2へ落下し、この2段目のシュータ
2 を滑落してその先の下方に置かれた2番目のボック
スHに落下する。この場合も、2段目のシュータB2
選別穴C2 より小さな帆立貝Aは滑落中にその選別穴C
2 から最下段のシュータB3 へ落下し、同シュータB3
からその先の下方に置かれたボックスIに落下し、各ボ
ックスG、H、Iに帆立貝Aが大きさ(サイズ)別に収
容されるようにしてある。
【0006】また、従来はドラム形状の自動選別機もあ
った。それは中空円筒状のドラム内に貝等の被選別物を
入れてドラムを回転させると、ドラムの外周面に形成さ
れている多数の選別穴から、その選別穴よりも小さな被
選別物が落下するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図12の自動選別機は
それなりに十分良く機能するが、帆立貝Aの成長具合は
千差万別であり、しかも外形が真円ではなく径の小さな
部分(細い部分)と径の大きな部分(太い部分)とがあ
るため、真円の選別穴に帆立貝Aの径の細い部分は入る
が、径の大きな部分は選別穴を通過できずに選別穴の途
中に詰まって動かなくなってしまうことがある。帆立貝
Aが選別穴の途中に詰まると、それより後から送られて
くる帆立貝Aが次から次へとそれにつかえて各シュータ
1 、B2の上に帆立貝Aが溜り、帆立貝Aの流れが悪
くなり、選別能率も悪化し、甚だしい場合には流れが止
まってしまい、選別不能になってしまうことがある。
【0008】前記の様にシュータB1 、B2 の上に帆立
貝Aが溜ると、その溜った帆立貝Aを手で送り出した
り、選別穴に詰まっている貝を手で抜き取ったりしなけ
ればならず、その作業が大変であった。しかも、選別穴
にきつく詰まると抜き取りに時間がかかるのでシュータ
1 〜B3 の振動を一旦停止させなければならず、作業
能率が低下する。また選別穴の周縁が損傷し、長期間使
用すると選別穴のサイズが製作初期よりも大きくなり、
精度の高い選別ができなくなる。また、シュータBの上
に帆立貝Aが溜っていることに気が付かないと、後から
送られてくる帆立貝AがシュータBから溢れて落下する
とか、溜っている帆立貝Aの上を後から送られてくる帆
立貝Aが通過してしまい、本来は選別穴Cから落下する
はずのサイズの帆立貝Aが落下せずにシュータBを通過
してしまうこともあり、サイズの異なる帆立貝Aが混入
してしまい、選別精度が悪化することもあった。
【0009】従来の自動選別機のうちドラム形状のもの
はドラム内に多くの貝が混在し、貝同士が重なり合って
貝がドラムの外周面の選別穴の上を通過しにくいため選
別効率が良くないという難点があった。
【0010】本発明の目的は帆立貝や真珠貝、牡蠣、し
じみ、あさり等の各種の貝が選別中に詰まることなくス
ムーズに、効率よく選別でき、また、貝類だけでなく、
石や砂利等の鉱物、穀物、球形或は粒状、粉末状等の工
業製品等あらゆるものの選別に利用できる自動選別装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の自動
選別装置は図1に示すように、所定寸法以下の被選別物
3が落下する大きさの選別穴1が形成され且つ回転走行
可能な一つの無端搬送体2と、この無端搬送体2の内側
に配置されて同無端搬送体2の選別穴1から落下する被
選別物3を受ける内側受体41 と、同無端搬送体2の回
転折返し部5の下方に配して同回転折返し部5から落下
する貝を受ける外側受体42 を備えてなるものある。
【0012】本発明の請求項2の自動選別装置は図2に
示すように、所定寸法以下の被選別物3が落下する大き
さの選別穴1が形成され且つ回転径の異なる二以上の無
端搬送体2が、内側から外側に間隔を設けて回転可能に
配置され、外側の無端搬送体2の選別穴よりも内側の無
端搬送体2の選別穴が小さく形成され、最も内側の無端
搬送体2の内側に同無端搬送体2の選別穴から落下する
被選別物3を受ける内側受体41 が配置され、夫々の無
端搬送体2の回転折返し部5の下方に同回転折返し部5
から落下する被選別物3を受ける外側受体42 を配置し
てなるものである。
【0013】本発明の請求項3の自動選別装置は、請求
項1又は請求項2記載の自動選別装置において、図3、
図4に示すように無端搬送体2が、選別穴1が形成され
た多数枚のパネル6を屈曲可能に連結して構成してなる
ものである。
【0014】本発明の請求項4の自動選別装置は、請求
項1乃至請求項3記載の夫々の自動選別装置において、
無端搬送体2が図3に示す様に、選別穴1が形成された
多数枚のパネル6をチエーン等の無端回転体50に取付
けてなるものである。
【0015】本発明の請求項5の自動選別装置は、請求
項1乃至請求項3記載の夫々の自動選別装置において、
無端搬送体2が図9、図10に示す様に、選別穴1が形
成された多数枚のパネル6を、回転走行可能な受具51
の内側に振動可能なる様に配置してなるものである。
【0016】本発明の請求項6の自動選別装置は、請求
項1乃至請求項3記載の夫々の自動選別装置において、
無端搬送体2が図9、図10に示す様に、選別穴1が形
成された多数枚のパネル6をチエーン等の無端回転体5
0に取付けられた受具51の内側に振動可能なる様に配
置してなるものである。
【0017】本発明の請求項7の自動選別装置は、請求
項1乃至請求項3記載の夫々の自動選別装置における無
端搬送体2が、選別穴1が形成された一枚の薄板2bを
チエーン等の無端回転体50に取付けてなるものであ
る。
【0018】本発明の請求項8の自動選別装置は、請求
項1乃至請求項7記載の夫々の自動選別装置における無
端搬送体2のパネル6、薄板2bに硬質材を使用してな
るものである。
【0019】本発明の請求項9の自動選別装置は、請求
項1乃至請求項8記載の夫々の自動選別装置において、
図4、図8に示す様に内側受体41 と外側受体42 の双
方又はいずれか一方を回転可能なコンベアとしたもので
ある。
【0020】本発明の請求項10の自動選別装置は、請
求項1乃至請求項9記載の夫々の自動選別装置におい
て、無端搬送体2の上方走行部2aの下部に上方走行部
2aを支持する支持具18を設けたものである。
【0021】本発明の請求項11の自動選別装置は、請
求項1乃至請求項10記載の夫々の自動選別装置におい
て、無端搬送体2を振動させる振動体7を設けてなるも
のである。
【0022】本発明の請求項12の自動選別装置は、請
求項11記載の自動選別装置において、振動体7が無端
搬送体2の上方走行部2aを支持する支持具18を振動
可能なるように設けられてなるものである。
【0023】本発明の請求項13の自動選別装置は、請
求項1乃至請求項12記載の夫々の自動選別装置におい
て、無端搬送体2が被選別物の搬送方向に向けて下り傾
斜に設けられてなるものである。
【0024】
【作用】本発明の請求項1の自動選別装置では、回転走
行可能な一つの無端搬送体2の上に被選別物(例えば
貝)3を供給すると、被選別物3のうち選別穴1より小
さい被選別物3は回転中の無端搬送体2により搬送され
る間に選別穴1より落下してその内側に配置した内側受
体41 に受けられる。また、選別穴1から落下せずに無
端搬送体2によりそのまま搬送される被選別物3は無端
搬送体2の回転折返し部5において落下し、同回転折返
し部5の外側下方に配置されている外側受体42 に受け
られる。この結果、無端搬送体2の上に供給された被選
別物3は選別穴1から落下したサイズのものと、落下し
ないサイズのものとに選別される。
【0025】本発明の請求項2の自動選別装置では、最
も外側の回転可能な無端搬送体2の上に被選別物を供給
すると、その無端搬送体2により搬送される間に選別穴
1より小さい被選別物3はその選別穴1から落下して、
その内側(図2の中間)の無端搬送体2の上に落下し、
その無端搬送体2により搬送される間に同ベルト2の選
別穴1より小さい被選別物3はその選別穴1から落下し
て、更にその内側(図2の最も内側)の無端搬送体2の
上に落下し、その無端搬送体2により搬送される間に同
ベルト2の選別穴1より小さい被選別物3はその選別穴
1から落下する。また、夫々の無端搬送体2の選別穴1
から落下せずに無端搬送体2によりそのまま搬送される
被選別物は、各無端搬送体2の回転折返し部5において
落下して夫々の回転折返し部5の下方に配置されている
外側受体42 に受けられる。従って、図2のように無端
搬送体2が3本の場合は、被選別物が4種類のサイズに
選別される。この場合、配置される無端搬送体2の本数
を多くすれば、選別できるサイズの数も多くなり、より
一層きめ細かな選別を行うことができる。
【0026】本発明の請求項3の自動選別装置では、無
端搬送体2が、選別穴1が形成された多数枚のパネル6
を屈曲可能に連結して構成されるので、無端搬送体2が
が回転しやすくなる。
【0027】本発明の請求項4の自動選別装置では、無
端搬送体2が、選別穴1が形成された多数枚のパネル6
をチエーン等の無端回転体50に取付けてなるので、多
数枚のパネル6が無端回転体50の回転に伴って回転し
易くなる。
【0028】本発明の請求項5の自動選別装置では、無
端搬送体2が、選別穴1が形成された多数枚のパネル6
を、回転走行可能な受具51の内側に振動可能なる様に
配置してなるので、回転走行する受具51に振動を加え
ると、受具51内のパネル6も振動し、パネル6で搬送
される被選別物3も振動し、無端搬送体2の上で重なっ
ている貝3が振動によりばらけて選別穴1に入り易くな
り、被選別物3が選別穴1に詰まりにくくもなる。
【0029】本発明の請求項6の自動選別装置では、無
端搬送体2が、選別穴1が形成された多数枚のパネル6
をチエーン等の無端回転体50に取付けられた受具51
の内側に振動可能なる様に配置してなるので、回転走行
する無端回転体50又は受具51に振動を加えると受具
51内のパネル6も振動し、パネル6で搬送される被選
別物3も振動し、無端搬送体2の上で重なっている被選
別物3が振動によりばらけて選別穴1に入り易くなる。
また、被選別物3が選別穴1に詰まりにくくもなる。
【0030】本発明の請求項7の自動選別装置では、無
端搬送体2が、選別穴1が多数形成された一枚の硬質の
薄板2bをチエーン等の無端回転体50に取付けてなる
ものであるため、無端搬送体2の構造が簡潔になる。
【0031】本発明の請求項8の自動選別装置では、無
端搬送体2のパネル6、薄板2bに硬質材を使用してな
るので、帆立貝、鉱物、硬質の工業製品等を選別する場
合でもパネル6、薄板2bが損傷しにくくなり、選別穴
1に被選別物3が詰まっても選別穴1の周縁が損傷しに
くく、長期間使用しても選別穴1のサイズが変わらず、
選別精度が劣化しない。
【0032】本発明の請求項9の自動選別装置では、内
側受体41 と外側受体42 の双方又はいずれか一方を回
転可能なコンベアとしたので、内側受体41 、外側受体
2に落下した被選別物3はそれにより自動的に所望箇
所まで搬出され、内側受体41 、外側受体42 の上に被
選別物3が堆積して、後から内側受体41 、外側受体4
2 の上に落下する被選別物が内側受体41 、外側受体4
2 からこぼれ落ちることがない。
【0033】本発明の請求項10の自動選別装置では、
無端搬送体2の上方走行部2aの下にそれを支持する支
持具18を設けてなるので、無端搬送体2の上方走行部
2aがたるみにくくなり、無端搬送体2を上下に振動さ
せても無端搬送体2がスプロケットから外れることがな
い。
【0034】本発明の請求項11の自動選別装置では、
無端搬送体2を振動させる振動体7を設けてなるので、
回転走行中の無端搬送体2が振動し、無端搬送体2の上
で重なっている被選別物3が振動によりばらけて選別穴
1に入り易くなり、被選別物3が選別穴1に詰まりにく
くもなる。
【0035】本発明の請求項12の自動選別装置では、
振動体7が無端搬送体2の上方走行部2aを支持する支
持具18を振動可能なるように設けられてなるので、振
動体7により支持具18が振動されると無端搬送体2も
振動する。このため振動体7により無端搬送体2をフレ
ームごと振動させる場合よりも小型の振動体7で無端搬
送体2を振動させることができる。
【0036】本発明の請求項13の自動選別装置では、
無端搬送体2が被選別物3の搬送方向に向けて下り傾斜
に設けられてなるので、無端搬送体2の上の被選別物3
が無端搬送体2の回転走行で送られながら移動すると共
に傾斜により滑落もし、被選別物3が無端搬送体2の上
でばらけ易くなる。
【0037】
【実施例1】本発明の自動選別装置の第1の実施例を図
1、3に基づいて詳細に説明する。図1、3に示すもの
は一本の無端搬送体2を回転駆動輪15と回転従動輪3
1とに掛けて、回転駆動輪15を回転走行させると無端
搬送体2及び回転従動輪31が回転するようにしたもの
である。この無端搬送体2は図1(b)に示す様に一枚
の硬質の薄板(例えばステンレス板)2bに多数の選別
穴1を開けたものでもよく、図3(a)、図4に示す様
に選別穴1が形成された多数枚の硬質のパネル6を屈曲
可能なる様に連結したものでもよい。図1(b)に示す
様に一枚の薄板2bの場合は薄板2bが無端搬送体2の
回転折返し部5において容易に回転できる程度の薄さの
ものが望ましい。
【0038】無端搬送体2はその上方走行部2aを回転
方向に任意の間隔で配置した回転可能なスプロケットと
かローラ等の支持具18で支持して、上方走行部2aの
下方への垂るみを防止すると共に同無端搬送体2がスム
ーズに回転走行できるようにし、更に、後記する振動体
7(図5、図11)により無端搬送体2が上下に振動さ
れたときに、同無端搬送体2が回転駆動輪15、回転従
動輪31から外れないようにしてある。また、図1では
支持具18を無端搬送体2の下方走行部の下にも設けて
下方走行部のたるみを防止し、また、無端搬送体2がス
ムーズに回転走行できるようにしてある。
【0039】無端搬送体2の内側には選別穴1から落下
した被選別物(この実施例では帆立貝)3を受ける内側
受体41 を配置し、無端搬送体2の回転折返し部5の外
側下方には選別穴1から落下せずに無端搬送体2により
搬送されて無端搬送体2の回転折返し部5において落下
する被選別物3を受ける外側受体42 が配置してなる。
この内側受体41 、外側受体42 は無端搬送体2の走行
方向と直交方向手前側に下り傾斜にして、それらの上に
落下した被選別物3が自動的に外側に滑落するようにし
てある。
【0040】
【実施例2】本発明の自動選別装置の第2の実施例を図
2〜図4に基づいて説明する。図2、4に示すものは回
転径の異なる3本の無端搬送体2を内側から外側に適宜
の間隔で同心円状に配列したものである。このうち最も
内側の無端搬送体2は小径の回転駆動輪11と回転従動
輪12との外周に懸けてあり、中間の無端搬送体2は中
径の回転駆動輪13と円弧状の中径ガイド14との外周
に掛けてあり、外側の無端搬送体2は大径の回転駆動輪
15と円弧状の大径ガイド16との外周に懸けてある。
これら3つの回転駆動輪11、13、15はモータ等の
駆動体の回転軸17に同心に取付けられて同軸回転する
ようにしてあり、これら各回転駆動輪11、13、15
が回転することにより、夫々の無端搬送体2が回転する
ようにしてある。各回転駆動輪11、13、15には例
えばスプロケットとか、無端搬送体2がスリップしない
構造の他の回転体を使用することができる。
【0041】図2の18は支持具であり、これも図1の
支持具18と同じものであり、各無端搬送体2の上方走
行部2aの下方及び下方走行部の下に適宜間隔で回転可
能なるように配置してある。
【0042】図3(a)、図4に示す無端搬送体2は金
属、硬質プラスチック、硬質ゴム等の硬質材で作製した
硬質のパネル6の幅方向端部に嵌合筒部8を形成し、2
枚のパネル6の嵌合筒部8同士を同一軸線状に配置し、
その嵌合筒部8内に連結軸9を挿入してパネル6同士を
互いに屈曲可能なるように嵌合し、この繰返しにより多
数枚のパネル6を連結して所望長の無端状にしてある。
パネル6同士は図示されていない蝶番等を用いて屈曲自
在なる様に連結することもできる。
【0043】図3(a)の様に連結された硬質のパネル
6の裏面にはチェーン等の無端回転体50を取付けて、
その無端回転体50を回転駆動輪(例えばスプロケッ
ト)11、13、15の外周に懸けて、無端搬送体2が
スリップすること無く円滑に回転できるようにするのが
望ましい。この場合、チェーン50の代わりに回転駆動
輪11、13、15とスリップすること無く円滑に回転
できるもの、例えば、タイミングベルト等を使用するこ
ともできる。また、パネル6は図3(b)に示す様に一
枚づつ直接、無端回転体50に取付けてもよい。この場
合、パネル6の幅方向中央部を無端回転体50に取付け
て、パネル6の幅方向先端側と後端側をフリーの状態に
しておいてもよい。このようにすればパネル6の幅方向
先端側と後端側が図10(b)に示す様に、無端搬送体
2の回転折返し部5において上下方向に自由に動いて回
転し易くなる。
【0044】前記の各硬質パネル6には図3に示す様に
選別穴1が多数形成されてなる。この場合、一本の無端
搬送体2を構成する各パネル6には同じ径の選別穴1が
形成される。各パネル6の選別穴1の配列は縦、横、斜
め等の任意の方向に規則的に配列してもよく不規則に配
列してもよい。また、各パネル6における選別穴1間の
間隔は選別穴1の外形寸法よりも小さくして、本来は選
別穴1から落下するはずの大きさの被選別物3が選別穴
1から落下せずに、隣接する選別穴1間を通過してしま
うことがないようにするのがよい。
【0045】図2、図4では回転径の異なる無端搬送体
2が同心円状に配列されているので、外側の無端搬送体
2よりも内側の無端搬送体2の選別穴1を小さくして、
外側の無端搬送体2から内側の無端搬送体2に落下して
選別されるにつれて次第に小さなサイズの被選別物3が
選別されるようにしてある。最も内側の無端搬送体2に
は選別穴1を開けなくとも良い。
【0046】図2、図4の41 は内側受体、42 は外側
受体であり、これらは無端搬送体2から落下する被選別
物3を受けるためのものである。これらのうち内側受体
1は最も内側の無端搬送体2の内側にその長手方向に
沿って配置されて、同無端搬送体2の選別穴1から落下
する被選別物3を受けることができるようにしてある。
他の外側受体42 は各無端搬送体2の回転折返し部5の
外側下方に配置して、夫々の回転折返し部5から落下す
る被選別物3を受けることができるようにしてある。
【0047】内側受体41 、外側受体42 には被選別物
3を受けることができる箱状の容器、樋状のシュート、
ベルトコンベア等の各種のものを使用することができ
る。その一例として図4に示すものはベルトコンベアで
あり、無端搬送体2の回転折返し部5の下から同回転折
返し部5の側方まで配置して、受けた被選別物3を無端
搬送体2の外側に搬出できるようにしてある。
【0048】図2の19はホッパーであり、これは最も
外側の無端搬送体2の上に被選別物3を供給するための
ものである。このホッパー19は図示されていない振動
装置により矢印a−b方向に往復振動可能として、被選
別物3がスムースに無端搬送体2の上に落下するように
してある。
【0049】
【実施例3】本発明の自動選別装置の第3の実施例を図
5に基づいて説明する。これは無端搬送体2を被選別物
3の搬送方向に下り傾斜にし、更に無端搬送体2を上下
及び前後方向に振動させるようにしたものである。図5
では無端搬送体2を振動させるために地面や床に設置す
る台座21と受台22との間にコイルスプリング23を
配置し、受台22の上に立設した支持脚24に無端搬送
体2を取付け、受台22の上に固有の振動数を持った振
動モータM等の振動体7を取付けてある。この振動体7
が駆動するとその振動が無端搬送体2に伝達され、無端
搬送体2の上の被選別物3も振動されて被選別物3が無
端搬送体2の上面全般に広がり、被選別物3が下方に流
れ易く成ると共に選別穴1から落下し易くなる。また、
被選別物3が選別穴1の途中に係止していても、振動に
より選別穴1から外れ易くなり、選別穴1に被選別物が
詰まりにくくなり、選別がスムーズに行われるようにな
る。振動によっても選別穴1から外れない被選別物3の
殆どは、無端搬送体2の回転折返し部5で反転するとき
に落下する。図5における18は支持具であり、図1、
図2のそれと同じものである。41 は内側受体、42
外側受体である。
【0050】
【実施例4】本発明の自動選別装置の第4の実施例を図
6(a)(b)に示す。これは基本的には図2に示す自
動選別装置と同じものであるが、異なるのは図2の場合
は3本の無端搬送体2のうち中間と外側の無端搬送体2
は回転駆動輪13、15とガイド14、16の外周に懸
けてあるが、図6では中間と外側の無端搬送体2も回転
駆動輪13、15と回転従動輪30、31の外周に懸け
てあることである。しかも図6では回転従動輪30、3
1を回転従動輪12と同軸にしてある。
【0051】図6に示すように回転駆動輪11、13、
15を同軸にし、回転従動輪12、30、31も同軸に
し、それらに3本の無端搬送体2を内側から外側に同心
円状に懸けると、無端搬送体2は同図(b)に示す様に
外側のものから内側のものになるにつれて次第に幅が狭
くなる。このため、幅の広い外側の無端搬送体2の幅方
向外側寄りの選別穴1から落下する被選別物3は、それ
より内側の幅の狭い無端搬送体2の幅方向外側にこぼれ
落ちる虞れがある。そこで本発明では幅の広い外側と中
間の無端搬送体2には、幅方向全域に選別穴1を開ける
のではなく、最も内側の無端搬送体2の幅と同じ幅の領
域にだけ選別穴1を開けて、幅の広い外側の無端搬送体
2の幅方向外側の選別穴1から落下する被選別物3が、
内側の無端搬送体2の幅方向外側にこぼれ落ちない様に
するとか、夫々の無端搬送体2の幅方向全域に選別穴1
を開けるが、内側の無端搬送体2の内側側方に受皿を配
置して、幅の広い外側の無端搬送体2の幅方向外側の選
別穴1から幅の狭い内側の無端搬送体2の幅方向外側に
落下する被選別物3が受皿に受けられるようにしたりす
るのがよい。
【0052】
【実施例5】本発明の自動選別装置の第5の実施例を図
7に基づいて説明する。これは3本の無端搬送体2のう
ち最も内側の無端搬送体2は図1の場合と同様に回転駆
動輪11と回転従動輪12との外周に懸け、中間の無端
搬送体2と外側の無端搬送体2とは共に円弧状のガイド
14、16に回転可能なるように懸け、夫々の無端搬送
体2の下側走行部を2つの回転駆動輪40で挟み、その
回転駆動輪40の回転により無端搬送体2を回転させる
様にしたものである。
【0053】
【実施例6】本発明の自動選別装置の第6の実施例を図
8に基づいて説明する。これは内側受体41 、外側受体
2 を樋状のシュートにし、内側受体41 、外側受体4
2 を無端搬送体2の幅方向側方に引出すと共にその引出
し方向に下り傾斜にして、内側受体41 、外側受体42
に落下した被選別物3が自動的に外側に送り出されるよ
うにしたものである。この場合、内側受体41 、外側受
体42 に振動を加えて被選別物3を送り出すようにして
もよい。
【0054】
【実施例7】本発明の自動選別装置の第7の実施例を図
9、図10に基づいて説明する。これは、回転駆動輪1
1と回転従動輪12に懸けられて回転するチエーン等の
無端回転体50に多数の受具51を取付け、各受具51
の内側に選別穴1が多数形成されている硬質材製のパネ
ル6を振動可能なるように収容したものである。この場
合、細長枠52に前後止め片53と上方止め片54を形
成し、細長枠52と両止め片53、54とに囲まれた空
間にそれより少し寸法の小さなパネル6を収容して、受
具51が前後及び上下方向に振動するとパネル6も同方
向に振動するようにしてある。この場合、受具51を直
接又は無端回転体50を図示されていない振動付与体で
振動させる。また、受具51は走行方向の幅が広過ぎる
と無端回転体50の回転折返し部で回転しにくくなるの
で、回転に支障の無い程度の幅にし、しかも、図10
(b)に示す様にその幅方向中央部だけを無端回転体5
0に取付けて、無端回転体50の回転折返し部で受具5
1の幅方向前後端部が無端回転体50より多少浮いて、
回転折返し部5でスムースに回転できるようにするのが
望ましい。
【0055】この場合、隣接する受具51の間の隙間が
大きくなるとその隙間から被選別物3が落下してしまう
ので、その隙間はできるだけ小さく成る様に設計する。
ちなみに、この選別機で選別される被選別物3は直径1
0〜20cm程度と、かなり大きなものであるため、前
記隙間の寸法はその被選別物3が落下しない程度とす
る。この隙間からの被選別物3の落下を確実に防止する
ためには、その隙間の部分に落下防止具を取付けておく
などしてもよい。この場合、落下防止具は隙間より広い
幅の薄い板状のものとし、それを平行に配列されている
2本の無端回転体50の間に架設する等する。
【0056】パネル6は受具51に手軽に出し入れでき
るようにするのがよい。そのようにすれば、古くなって
損傷したパネル6だけを新しいパネル6と交換したりす
るのに便利である。そのためには例えば、図9に示す上
方止め片54を細長枠52にワンタッチ操作で着脱でき
るようにしておくとか、ネジで着脱できるようにしてお
き、この上方止め片54を取外すことにより細長枠52
の上方からパネル6を出し入れできるようにする。或
は、図9の前後止め片53を着脱自在とし、それを外し
て、そこからパネル6を出し入れできるようにすると
か、細長枠52の側面に出し入れ口を形成し、それに開
閉蓋を取付け、その蓋を開けるとそこからパネル6を出
し入れできるようにする等してもよい。
【0057】
【実施例8】本発明の自動選別装置の第8の実施例を図
11に基づいて説明する。これ基本的構造は図1のもの
と同じであり、異なるのは無端走行体2の上方走行部2
aの下に設けた支持具18をフレーム18aで連結し、
そのフレーム18aの上に振動モータM等の振動体7を
取付け、その振動体7により支持具18が振動され、そ
の振動に伴って支持具18に支持されている上方走行部
2aが振動されるようにしたものである。
【0058】
【その他の実施例】図示した実施例は無端搬送体2が1
本の場合と3本の場合であるが、本発明では無端搬送体
2は2本でも、4本以上でも、それ以外の任意の本数で
もよい。本数を多くすれば被選別物3の選別サイズが多
くなり、選別精度が高まる。また、無端搬送体2は図1
に示す様に搬送方向に水平にしても、図5に示す様に搬
送方向出口側に向けて下り傾斜にしても、逆に搬送方向
出口側に向けて上り傾斜にしてもよい。図2の様に複数
本の無端搬送体2を内側から外側に多重に配列した場合
は、各無端搬送体2の回転速度を異ならせてもよい。例
えば、外側の無端搬送体2では多くの被選別物3が搬送
されるので回転速度を速くして選別を速くし、内側の無
端搬送体2になるほど搬送する被選別物3が少なくなる
ので、回転速度を遅くしてもよい。また、図3に示す様
に無端搬送体2が複数本ある場合は、そのうちの1本
(例えば最外側)の無端搬送体2は図1(b)に示す様
に1枚の板状のものにし、他の無端搬送体2は図3、4
に示す様に選別穴1が形成された多数枚の硬質パネル6
を屈曲可能なる様に連結したものにするとか、その逆に
する等してもよい。
【0059】前記した実施例の図は被選別物3が貝の場
合であるが、本発明の自動選別機は貝の選別だけで無
く、鉱物、穀物、工業製品等のあらゆるものの選別に使
用できる。鉱物とか硬質の工業製品等の場合は無端搬送
体2のパネル6とか薄板2b等に硬質材を使用すれば無
端搬送体2が損傷しにくくなる。穀物とか軟質の工業製
品等の場合は無端搬送体2として軟質材を使用すること
もできる。また、選別穴1の形状は必ずしも丸穴に限ら
ず、角穴、楕円形穴といったように被選別物3の形状に
合わせて選択できる。
【0060】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項13の自動選
別装置では、無端搬送体2の選別穴1の大きさに応じて
被選別物3をサイズ別に選別することができる。また、
被選別物3が選別穴1内に係止していても無端搬送体2
の回転折返し部5において選別穴1の中で多少動いて抜
け易くなり、無端搬送体2が更に回転すると被選別物3
が下向きになり選別穴1から落下するため、選別穴1に
詰まる被選別物3が殆ど無く、選別がスムースになる。
【0061】本発明の請求項2の自動選別装置では、複
数本の無端搬送体2により繰返し選別され、被選別物3
を数種類のサイズに選別することができ、選別精度も向
上する。
【0062】本発明の請求項3の自動選別装置では、多
数枚のパネル6を屈曲可能に連結して無端搬送体2を構
成してあるので、無端搬送体2が回転し易くなる。
【0063】本発明の請求項4の自動選別装置では、多
数枚のパネル6をチエーン等の無端回転体50に取付け
て無端搬送体2を構成してなるので、パネル6が無端回
転体50の回転に伴ってスムースに回転する。
【0064】本発明の請求項5の自動選別装置では、パ
ネル6を受具51の内側に振動可能なる様に配置してな
るので、パネル6の振動により被選別物3も振動し、無
端搬送体2の上で被選別物3が重なったり、選別穴1に
詰まったりしにくくなる。
【0065】本発明の請求項6の自動選別装置では、選
別穴1が形成された多数枚のパネル6を、チエーン等の
無端回転体50に取付けられた受具51の内側に振動可
能なる様に配置して無端搬送体2を構成してなるので、
無端回転体50の回転に伴って受具51及びパネル6が
スムースに回転する。また、パネル6の振動により被選
別物3も振動し、無端搬送体2の上で被選別物3が重な
ったり、選別穴1に詰まったりしにくくなる。
【0066】本発明の請求項7の自動選別装置では、無
端搬送体2として一枚の薄板2bを使用してなるため、
無端搬送体2の構造が簡潔になる。
【0067】本発明の請求項8の自動選別装置では、無
端搬送体2のパネル6、薄板2bに硬質材を使用してな
るので、帆立貝、鉱物、硬質の工業製品等を選別する場
合でもパネル6、薄板2bが損傷しにくくなり、選別穴
1に被選別物3が詰まっても選別穴1の周縁が損傷しに
くく、長期間使用しても選別穴1のサイズが変わらな
い。また、硬質であるため無端搬送体2の上を被選別物
3が滑り易くなり、被選別物3が重なりあって詰まるこ
とが殆どなく、選別がスムースに行われる。また、選別
穴1に嵌り込んで係止した被選別物3を無理に取り除い
ても、選別穴1の周縁が殆ど損傷せず、選別穴1が変形
することもなく、選別精度が長期間保持される。
【0068】本発明の請求項9の自動選別装置では、内
側受体41 と外側受体42 の双方又はいずれか一方を回
転可能なコンベアとしたので内側受体41 、外側受体4
2 に落下した被選別物3はそれにより自動的に所望箇所
まで搬出され、内側受体41、外側受体42 の上に被選
別物3が堆積しない。このため後から内側受体41 、外
側受体42 の上に落下する被選別物が内側受体41 、外
側受体42 からこぼれ落ちること無く円滑に外部に搬出
される。
【0069】本発明の請求項10の自動選別装置では、
無端搬送体2の上方走行部2aの下にそれを支持する支
持具18を設けてなるので、無端搬送体2の上方走行部
2aがたるみにくくなり、無端搬送体2を上下に振動さ
せても無端搬送体2がスプロケットから外れることがな
い。
【0070】本発明の請求項11の自動選別装置では、
無端搬送体2を振動させる振動体7を設けてなるので回
転走行中の無端搬送体2が振動し、無端搬送体2の上で
重なっている被選別物3が振動によりばらけて選別穴1
に入り易くなり、被選別物3が選別穴1に詰まりにくく
もなる。
【0071】本発明の請求項12の自動選別装置では、
振動体7により支持具18を振動させ、支持具18を介
して無端搬送体2を振動させるので、振動体7によりフ
レームごと無端搬送体2を振動させる場合よりも小型の
振動体7で無端搬送体2を振動させることができる。
【0072】本発明の請求項13の自動選別装置では、
無端搬送体2を被選別物3の搬送方向に向けて下り傾斜
に設けてあるので、無端搬送体2の上の被選別物3が無
端搬送体2の回転走行により搬送されると共に傾斜によ
っても滑落し、被選別物3が無端搬送体2の上でばらけ
易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の自動選別装置の第1の実施例
を示す側面図、(b)はその部分斜視図。
【図2】本発明の自動選別装置の第2の実施例を示す側
面図。
【図3】(a)は本発明の自動選別装置における無端搬
送体の第1の組立て例を示す説明図、(b)は同無端搬
送体の第2の組立て例を示す説明図。
【図4】本発明の自動選別装置における無端搬送体の回
転折返し部の説明図。
【図5】本発明の自動選別装置における第3の実施例を
示す側面図。
【図6】(a)は本発明の自動選別装置における第4の
実施例を示す側面図、(b)は同自動選別装置の横断説
明図。
【図7】本発明の自動選別装置の第5の実施例を示す側
面図。
【図8】本発明の自動選別装置の第6の実施例を示すも
ので、受体を無端搬送体の回転折返し部の正面から見た
状態の説明図。
【図9】本発明の自動選別装置の第7の実施例を示す部
分斜視図。
【図10】(a)は図9に示す自動選別装置の側面概略
説明図、(b)は同図(a)の回転折返し部における受
具の回転説明図。
【図11】(a)は本発明の自動選別装置の他の例を示
す側面概略図、(b)は同図(a)の平面図。
【図12】従来の帆立貝等の自動選別機の縦断側面図。
【符号の説明】
1は選別穴 2は無端搬送体 2aは上方走行部 2bは薄板 3は被選別物 41 は内側受体 42 は外側受体 5は回転折返し部 6は硬質パネル 7は振動体 18は支持具 50は無端回転体 51は受具

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定寸法以下の被選別物(3)が落下する
    大きさの選別穴(1)が形成され且つ回転走行可能な一
    つの無端搬送体(2)と、この無端搬送体(2)の内側
    に配置されて同無端搬送体(2)の選別穴(1)から落
    下する被選別物(3)を受ける内側受体(41 )と、同
    無端搬送体(2)の回転折返し部(5)の外側下方に配
    置して同回転折返し部(5)から落下する被選別物
    (3)を受ける外側受体(42 )を備えてなることを特
    徴とする自動選別装置。
  2. 【請求項2】所定寸法以下の被選別物(3)が落下する
    大きさの選別穴(1)が形成され且つ回転径の異なる二
    以上の無端搬送体(2)が、内側から外側に間隔を設け
    て回転走行可能に配置され、外側の無端搬送体(2)の
    選別穴(1)よりも内側の無端搬送体(2)の選別穴
    (1)が小さく形成され、最も内側の無端搬送体(2)
    の内側に同無端搬送体(2)の選別穴(1)から落下す
    る被選別物(3)を受ける内側受体(41 )が配置さ
    れ、夫々の無端搬送体(2)の回転折返し部(5)の下
    方に同回転折返し部(5)から落下する被選別物(3)
    を受ける外側受体(42 )を配置してなることを特徴と
    する自動選別装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の自動選別装置
    における無端搬送体(2)が、選別穴(1)が形成され
    た多数枚のパネル(6)を屈曲可能に連結したものであ
    ることを特徴とする自動選別装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3記載の夫々の自動選
    別装置における無端搬送体(2)が、選別穴(1)が形
    成された多数枚のパネル(6)をチエーン等の無端回転
    体(50)に取付けてなるものであることを特徴とする
    自動選別装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項3記載の夫々の自動選
    別装置における無端搬送体(2)が、選別穴(1)が形
    成された多数枚のパネル(6)を、回転走行可能な受具
    (51)の内側に振動可能なる様に配置してなるもので
    あることを特徴とする自動選別装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項3記載の夫々の自動選
    別装置における無端搬送体(2)が、選別穴(1)が形
    成された多数枚のパネル(6)をチエーン等の無端回転
    体(50)に取付けられた受具(51)の内側に振動可
    能なる様に配置してなるものであることを特徴とする自
    動選別装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項3記載の夫々の自動選
    別装置における無端搬送体(2)が、選別穴(1)が形
    成された一枚の薄板(2b)をチエーン等の無端回転体
    (50)に取付けてなるものであることを特徴とする自
    動選別装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7記載の夫々の自動選
    別装置における無端搬送体(2)のパネル(6)、薄板
    (2b)に硬質材が使用されてなることを特徴とする自
    動選別装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項7記載の夫々の自動選
    別装置において、内側受体(41 )と外側受体(42
    の双方又はいずれか一方が回転可能なコンベアであるこ
    とを特徴とする自動選別装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項7記載の夫々の自動
    選別装置において、無端搬送体(2)の上方走行部(2
    a)の下部に同上方走行部(2a)を支持する支持具
    (18)を設けたことを特徴とする自動選別装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項9記載の夫々の自動
    選別装置において、無端搬送体(2)を振動させる振動
    体(7)を設けたことを特徴とする自動選別装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の自動選別装置におい
    て、振動体(7)が無端搬送体(2)の上方走行部(2
    a)を支持する支持具(18)を振動可能なるように設
    けられてなることを特徴とする自動選別装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項11記載の夫々の自
    動選別装置において、無端搬送体(2)が被選別物の搬
    送方向に向けて下り傾斜に設けられてなることを特徴と
    する自動選別装置。
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