JPH08189342A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

排気ガス浄化装置

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JPH08189342A
JPH08189342A JP7017526A JP1752695A JPH08189342A JP H08189342 A JPH08189342 A JP H08189342A JP 7017526 A JP7017526 A JP 7017526A JP 1752695 A JP1752695 A JP 1752695A JP H08189342 A JPH08189342 A JP H08189342A
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JP
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exhaust gas
layer
adsorbent
exhaust
heat dissipation
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JP7017526A
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Kenji Kanehara
賢治 金原
Jun Yamada
潤 山田
Shingo Morishima
信悟 森島
Toru Yoshinaga
融 吉永
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Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Publication date
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    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
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    • F01N2240/18Combination or association of two or more different exhaust treating devices, or of at least one such device with an auxiliary device, not covered by indexing codes F01N2230/00 or F01N2250/00, one of the devices being an adsorber or absorber
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2570/00Exhaust treating apparatus eliminating, absorbing or adsorbing specific elements or compounds
    • F01N2570/12Hydrocarbons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 HC吸着材の昇温速度を遅くし、吸着効率を
向上させて、HCが未浄化のまま排出されることを防止
すること、およびHC吸着材が高温により熱劣化するの
を防止することを目的とする。 【構成】 エンジン1の排気ポート1a〜1dに連通す
る排気マニホールド2内の、排気ポート1a〜1dに対
向する壁面に、排気ガス中に含まれる未燃成分を吸着す
る吸着材層4a〜4dを固定し、排気マニホールド2下
流の排気通路3内に3元触媒5を配設した。そして、吸
着材層4aの前面に、ハニカム構造体層よりなる放熱層
6を形成して放熱性を高め、吸着材層4aに導入される
排気の温度を低下させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンエンジン等の
内燃機関の冷間始動時に比較的多量に排出される炭化水
素(HC)を無害化するための排気ガス浄化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの排気ガス中に含ま
れる未燃成分、例えば炭化水素(HC)を、排気通路途
中に配した触媒によって浄化することが行なわれてい
る。ところが、上記触媒はエンジン始動時、一定の浄化
温度に達するまでは十分に機能せず、その間にHCが浄
化されずに排出させるという問題があった。このため、
エンジンの排気ポートに対向する排気マニホールド壁面
に沿ってゼオライト系のHC吸着材を設け、エンジン始
動直後はHCを上記吸着材にて捕捉し、吸着材温度の上
昇によって脱離を開始するHCを、下流の排気通路内に
配した触媒によって浄化する排気ガス浄化装置がある
(特開平6−212951号公報)。
【0003】エンジン始動直後は燃焼室の温度が低いた
め、排出されるHCは比較的粒径が大きく、比重も大き
いものとなる。従って、HCを多量に含む排気ガスが排
気ポートより排出されると、ガス成分のほとんどは排気
の流れに乗って下流の排気通路へ流出するが、比重の大
きいHC粒子は、慣性力によって少量の排気ガスととも
に対向するHC吸着材に導入され、捕捉される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、排気ガ
スの全量が吸着材に導入されないため、吸着材の温度上
昇が比較的遅く、その間に下流の触媒を昇温させること
ができる。しかしながら、導入される排気量が吸着材の
各部で異なるため、導入量の多い吸着材中心部等で局所
的に温度が上昇し、あるいはHCの飽和吸着量に達し
て、早期にHCの脱離を開始するおそれがあった。この
ため、吸着材の昇温速度を極力小さくして吸着材をHC
の脱離温度以下(一般に100℃程度)に維持し、吸着
効率を向上させてHCの保持能力を高めることが望まれ
ている。また、ゼオライト系のHC吸着材は耐熱性がや
や低く、排気ガスが高温となる高回転、高負荷運転時
に、過度に温度上昇して熱劣化するおそれがあった。
【0005】さらに、上記構成では、吸着材の後端面が
排気マニホールド壁で閉鎖されており、排気ガスによっ
て生じる圧力波が吸着材後端で反射するため、排気ガス
が吸着材後部まで流入されず、吸着材の利用効率を低く
する要因となっていた。
【0006】しかして、本発明は、排気ポートに対向し
てHC吸着材を設けた排気ガス浄化装置において、HC
吸着材の昇温速度を遅くし、吸着効率を向上させて、H
Cが未浄化のまま排出されることを防止すること、およ
びHC吸着材が高温により熱劣化するのを防止すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記実情に鑑み
なされたもので、図1(A)(B)に示すように、内燃
機関1の排気ポート1a〜1dに連通する排気マニホー
ルド2内の、上記排気ポート1a〜1dに対向する壁面
に、排気ガス中に含まれる未燃成分を吸着する吸着材層
4a〜4dを固定し、上記排気マニホールド2下流の排
気通路3内に、排気ガス浄化用の触媒5を配設した排気
ガス浄化装置において、上記吸着材層4a〜4dの前面
に、ハニカム構造体層よりなる放熱層6を設けたもので
ある(請求項1)。
【0008】具体的には(図1(B))、上記放熱層6
はこれを構成するハニカム構造体の少なくとも一部に排
気ガス中の未燃成分を浄化する触媒成分を担持して触媒
層61、62となしてある(請求項2)。さらに、上記
放熱層6には、これを構成するハニカム構造体壁に、上
記排気ポート1aから導入される排気ガスをより外方の
セルへ導く切り起こし64が形成してある(請求項
3)。あるいは、上記吸着材層4aから脱離して放熱層
6内に流入する未燃成分をより内方のセルへ導く切り起
こし65を形成することもできる(請求項4)。また、
上記放熱層6と上記吸着材層4aとを間隙をおいて配
し、この間隙で空気層よりなる他の放熱層7を設けてあ
る(請求項5)。
【0009】上記吸着材層4a〜4dを内燃機関の各気
筒に対応して複数設けた場合には、それぞれを各気筒に
連通する各排気ポート1a〜1dに対向して配し、これ
ら吸着材層4a〜4dの後端部間を連通する流路8a〜
8dを設ける(請求項6)。さらに、上記流路8dの一
端を内燃機関の吸気マニホールド11に接続するととも
に、上記流路8d途中に、上記流路8a〜8dより上記
吸気マニホールド11に導入される排気量を制御する制
御弁9を設けることもできる(請求項7)。
【0010】
【作用】エンジン始動時に排気ポート1aから排出され
るHC粒子は、ガス成分に比し比重が大きいため慣性力
によって直進し、少量の排気ガスとともに対向する吸着
材層4a方向へ向かう。請求項1の構成では、上記吸着
材層4aの前面に放熱層6を設けたので、排気ガスはこ
れら放熱層6を流通する間にその熱を放出し、温度の低
下した排気ガスが上記吸着材層4aに導入される。従っ
て、上記吸着材層4aの昇温が抑制され、HC吸着量が
増加するとともに、HCの脱離開始を遅くすることがで
きる。また、高回転、高負荷時のように排気ガスから供
給される熱量が多い場合でも、吸着材層4aへの伝熱量
を大幅に低減可能であるので吸着材層4aの熱劣化を防
止する。請求項5のように、放熱層6と吸着材層4aの
間に他の放熱層7を設けて2層構造とすれば、放熱性が
さらに向上する。
【0011】請求項2の構成のように、ハニカム構造体
よりなる放熱層6の一部に触媒層61、62を設けた構
成では、放熱機能に加えて触媒機能が付与され、吸着材
層4aより脱離するHCを、温度上昇の早い排気マニホ
ールド2内で浄化することができる。請求項3のよう
に、放熱層6を構成するハニカム構造体壁に切り起こし
64を設けると、排気が外方のセルへ向かって流れるの
で、吸着材層4aに流入する排気ガス速度が均一化され
る。従って、吸着材層4aの全面より排気が均一に導入
されるので吸着材層4aの利用効率が向上し、吸着量を
増大させる。さらに、請求項4において、上記切り起こ
し64と逆向きの切り起こし65を設けた場合には、吸
着材層4a側から放熱層6内へ流入する流れが、放熱層
6の中心に向かう。すなわち、吸着材層4aから脱離す
るHC粒子が、触媒層61の温度の上昇しやすい中心部
に向かうので、HC浄化効率がさらに向上する。
【0012】また、請求項6の構成では、各吸着材層4
a〜4dが流路8a〜8dにて連通しており、吸着材層
4a内を流通した排気が流路8a〜8dを介して他の吸
着材層へ流出可能となる。この排気の流れにより、吸着
材層4aの後端部まで排気を導入することが可能とな
り、吸着材の利用効率が向上する。さらに、請求項7の
ように、この流路8を吸気マニホールド11に接続した
場合、制御弁9を開弁すると、吸着材層4a〜4dより
吸気マニホールド11に至る排気の流れが生じ、吸着材
層4a〜4dが加熱されてHCの脱離が促進される。ま
た、脱離したHCは吸気マニホールド11より燃焼室に
送られ、燃焼除去される。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1(A)において、4気筒のガソリンエンジ
ン1は4つの排気ポート1a〜1dを有し、これら排気
ポート1a〜1dは排気マニホールド2の側面部に連結
される。上記排気ポート1a〜1dより排出される排気
ガスは、排気マニホールド2で集合せしめられ、その下
面に連結した排気管3より排出される。上記排気管3に
は、途中、大径部を設けてあって、その内部に3元触媒
5が配設してある。
【0014】上記排気マニホールド2内の、上記4つの
排気ポート1a〜1dに対向する位置にはHC吸着材層
4a〜4dがそれぞれ配設してある。図1(B)に吸着
材層4aの詳細を示す。なお、他の吸着材層4b〜4d
の構造も同様であるので、ここでは説明を省略する。図
において、上記吸着材層4aは、上記排気マニホールド
2壁の一部をなす略コ字断面の容器体41の右半部内に
収納されており、例えば金属箔やアルミナ等のセラミッ
クスによって構成されたハニカム構造の担体に、ゼオラ
イト等の吸着剤をコーティングしてなる。
【0015】上記容器体41内の左半部内には(排気ポ
ート1a側)、第1の放熱層6が配設されている。上記
第1の放熱層6はハニカム構造の担体よりなり、例えば
図2(A)に示すように、平板6aと波板6bを渦巻き
状に積層して構成される。そして、外周が接する上記容
器体41壁より放熱することにより、上記吸着材層4a
に導入される排気温度を低減させる作用を有する。ま
た、上記第1の放熱層6は、上流側端面および下流側端
面において、上記担体にパラジウム、プラチナ等の触媒
成分を担持してあり、触媒層61、62として機能する
ようになしてある(図1(B))。しかして、上記吸着
材層4aより脱離してくるHCを、下流の触媒5より早
く浄化温度に達する上記触媒層61、62にて浄化する
ことができる。
【0016】上記第1の放熱層6の中間部は、排気ガス
の流れを外方に導く拡散層63として機能する。すなわ
ち、図2(A)(B)に示すように、上流側の触媒層6
1に続く平板6a面には、上流に向けて開口し突出部が
中心方向を向く、多数の切り起こし64が形成してあっ
て、排気ポート1aより導入される排気ガスの一部が上
記切り起こし64に案内されて外方に流れを変えること
により、排気速度が均一化する。また、拡散層63に
は、下流側の触媒層62よりに、下流に向けて開口し突
出部が外方を向く、多数の切り起こし65が形成してあ
って(図1(B))、上記吸着材層4a側から脱離して
くるHCの流れが、上記触媒層61の温度の高い中心部
に集中するようになしてある。
【0017】上記吸着材層4aと上記第1の放熱層6の
間には、空気層よりなる第2の放熱層7が設けてあり、
放熱により上記吸着材層4aに導入される排気ガス温度
をさらに低下させるようになしてある。ここで、上記容
器体41は中間部に上記第1の放熱層6の位置決め用の
段差411を形成してあり、上記第1の放熱層6の後端
面が上記段差411に当接して、上記第2の放熱層7の
幅を一定とするようにしてある。なお、この第2の放熱
層7は、触媒成分または吸着剤を担持していないハニカ
ム構造体で構成してもよい。
【0018】上記吸着材層4aには、後端部において各
セル間を連通するスリット42が設けてある(図1
(B))。また、上記スリット42形成位置の吸着材層
4a外周に空隙43を形成する一方、上記容器体41の
後部側壁に該空隙43に連通する連通管8aを連結し
て、隣合う吸着材層4bと連通せしめてある(図1
(A))。吸着材層4bと吸着材層4c、吸着材層4c
と吸着材層4dもそれぞれ連通管8b、連通管8cにて
連通しており、さらに、上記吸着材層4dから延びる連
通管8dの他端は、EGR制御弁9を介して吸気マニホ
ールド11壁に開口せしめてある。かくして上記吸着材
層4a〜4d間を連通し、吸気マニホールド11に至る
流路が形成される。上記EGR制御弁9は制御回路91
および駆動弁92にて駆動され、公知のEGR(排気ガ
ス再循環)制御を行なうことができるようになしてあ
る。なお、上記空隙43は上記連通管8aに流入する排
気の流通抵抗を小さくするために形成される。
【0019】上記構成において、エンジン始動時に排出
されるHCを多量に含んだ排気ガスが、排気ポート1a
に対向する第1の放熱層6に導入されると(図1
(B))、排気ガスの一部は、拡散層63の上流側に設
けた切り起こし64より外方のセルに流入し、さらに後
流側の切り起こし65によって外方に向きを変えて流れ
る。その結果、図3に示すように、拡散層63内の流速
分布が均一化され、上記吸着材層4aの全面よりHC濃
度が均一化された排気ガスが導入されるので、吸着材層
4aの利用効率が向上する。また、排気ガスは第1の放
熱層6および第2の放熱層7を通過する間に冷却される
ので、HC粒子は吸着しやすい粒径の大きい状態を保持
したまま上記吸着材層4aに流入し、吸着効率を大きく
向上する。
【0020】ここで、上記吸着材層4aは上記連通管8
aにより他の吸着材層と連通しており、従って、例えば
対向する気筒が排気行程の時、上記吸着材層4a内の圧
力が他の吸着材層より高くなると、その内部の排気ガス
は上記連通管8aを経て、隣合う吸着材層4bへ流出す
る。次いで流出したガスと同体積のガスが流入する。こ
のような排気の流れによって、従来より多くの排気ガス
が導入されるようになり、また、排気脈動によって生じ
る圧力波のはねかえりもなくなるので、排気が吸着材層
4aの後端部まで流入し、吸着材の利用効率が向上す
る。
【0021】エンジン始動後は、排気ガス温度が上昇す
るのに伴い、吸着材層4a温度も上昇するが、排気ガス
は、第1の放熱層6および第2の放熱層7によって冷却
されるので、図4に示すように、吸着材層4aの昇温速
度を遅くすることができる。従って、HCの脱離開始が
遅くなり、その間に三元触媒5の温度を上昇することが
できる。また、エンジンの高回転、高負荷時において
も、同様にして吸着材層4aの昇温が抑制されるので、
過度の温度上昇が防止でき、吸着材の劣化を防止でき
る。
【0022】吸着材層4aが一定温度に達すると、HC
が脱離を開始し、第1の放熱層6を経て下流の三元触媒
5へ向けて流れる。この時、第1の放熱層6に設けた触
媒層61、62は上記三元触媒5より温度上昇が早いの
で、HCが早期に脱離してもこれを確実に浄化すること
ができる。また、拡散層63の後流側の切り起こし65
によりHCの流れは、温度の高い触媒層61の中心に向
かうので、脱離したHCを効率よく浄化することができ
る。
【0023】エンジンの暖気が進行し、エンジンの運転
状態が通常のEGR条件を満たすようになったら、上記
制御回路91により駆動弁92を作動させ、EGR制御
弁9を開く。これにより、上記吸気マニホールド11と
上記吸着材層4a〜4dが導通し、排気ガスの一部は上
記吸着材層4a〜4dを通過して流れるようになる。こ
の排気ガスの流入により、吸着材層4a〜4d全体が加
熱されてHCの脱離が促進され、吸着したHCを完全に
脱離できる。脱離したHCはEGRガスの流れとともに
吸気マニホールド11に導入され、燃焼室で燃焼され
る。かくして、HCを効率よく除去することができる。
【0024】なお、高負荷時には排気ガス温度が上昇す
るが、通常、高負荷時にはEGRを行なわないので、E
GR制御弁9が閉じて排気ガスが流通しなくなり、上記
吸着材層4a〜4dの温度が過度に上昇することはな
い。また、エンジン始動時においてもEGRは行なわれ
ないので、上記吸気マニホールド11に向かうEGRガ
スの流れはなく、上記吸着材層4a〜4dに吸着された
HCは一時的に吸着材に保持される。
【0025】図5に本発明の他の実施例を示す。本実施
例では、上記容器体41後面の中央に筒状取付け部44
を設けて、該取付け部44に、吸着材層4aと隣合う吸
着材層4bを連通する連通管8aが連結されるようにし
てある。他の構成は上記実施例と同じである。このよう
な構成とすることで、排気を吸着材層4aのより後方ま
で導入することができる。また、連通管8aの取付け性
が向上し、通気抵抗を低減する吸着材層4a外周の空隙
43(図1(B)参照)が不要となるので吸着材層4a
の加工が不要で製作が容易にできる等の利点がある。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、HC吸
着材の昇温速度を遅くし、吸着効率を大幅に向上してH
Cの早期脱離を防止することができる。また、エンジン
高負荷時に吸着材が熱劣化するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の一実施例を示す排気ガス
浄化装置の部分断面平面図、図1(B)は図1(A)の
部分拡大断面図である。
【図2】図2(A)は吸着材層の分解斜視図、図2
(B)は吸着材層の部分拡大斜視図である。
【図3】本発明の作用を説明するための排気ガス浄化装
置の部分拡大断面図である。
【図4】本発明装置と従来装置のHC吸着材層の昇温特
性を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す排気ガス浄化装置の
部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関) 2 排気マニホールド 1a〜1d 排気ポート 3 排気管(排気通路) 4a〜4d 吸着材層 41 容器体 42 スリット 43 空隙 5 3元触媒 6 第1の放熱層(放熱層) 61、62 触媒層 63 拡散層 64、65 切り起こし 7 第2の放熱層(他の放熱層) 8a〜8d 連通管(流路) 9 EGR制御弁 91 制御回路 92 駆動弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉永 融 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気ポートに連通する排気マ
    ニホールド内の、上記排気ポートに対向する壁面に、排
    気ガス中に含まれる未燃成分を吸着する吸着材層を設
    け、上記排気マニホールド下流の排気通路内に、排気ガ
    ス浄化用の触媒を配設した排気ガス浄化装置において、
    上記吸着材層の前面に、ハニカム構造体層よりなる放熱
    層を設けたことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 上記放熱層を構成するハニカム構造体の
    少なくとも一部に排気ガス中の未燃成分を浄化する触媒
    成分を担持して触媒層となした請求項1記載の排気ガス
    浄化装置。
  3. 【請求項3】 上記放熱層を構成するハニカム構造体壁
    に、上記排気ポートから導入される排気ガスをより外方
    のセルへ導く切り起こしを形成した請求項1または2記
    載の排気ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 上記放熱層を構成するハニカム構造体壁
    に、上記吸着材から脱離して上記放熱層内へ流入する未
    燃成分をより内方のセルへ導く切り起こしを形成した請
    求項1ないし3記載の排気ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】 上記放熱層と上記吸着材層とを間隙をお
    いて配設し、両者の間に空気層よりなる他の放熱層を設
    けた請求項1ないし4記載の排気ガス浄化装置。
  6. 【請求項6】 上記吸着材層を複数設けて、それぞれを
    内燃機関の各気筒に連通する各排気ポートに対向して配
    するとともに、これら吸着材層の後端部間を連通する流
    路を形成した請求項1ないし5記載の排気ガス浄化装
    置。
  7. 【請求項7】 上記流路の一端を内燃機関の吸気マニホ
    ールドに接続するとともに、上記流路途中に、上記流路
    より上記吸気マニホールドに導入される排気量を制御す
    る制御弁を設けた請求項6記載の排気ガス浄化装置。
JP7017526A 1994-12-19 1995-01-09 排気ガス浄化装置 Withdrawn JPH08189342A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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