JPH08187541A - 半溶融金属の鍛造用金型装置 - Google Patents

半溶融金属の鍛造用金型装置

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JPH08187541A
JPH08187541A JP6338587A JP33858794A JPH08187541A JP H08187541 A JPH08187541 A JP H08187541A JP 6338587 A JP6338587 A JP 6338587A JP 33858794 A JP33858794 A JP 33858794A JP H08187541 A JPH08187541 A JP H08187541A
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JP
Japan
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semi
molten metal
wedge
forging
die
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Application number
JP6338587A
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English (en)
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Akiyoshi Takao
昭好 高雄
Keisuke Asai
敬祐 浅井
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SUPIIDE STAR KK
Kawasaki Hydromechanics Corp
Original Assignee
SUPIIDE STAR KK
Kawasaki Hydromechanics Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/004Thixotropic process, i.e. forging at semi-solid state

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウム等の半溶融金属材料を、鍛造装
置の金型に欠肉が生じないように流動充填して成形する
ことにある。 【構成】 アルミニウム等の半溶融金属7を分割接合し
た金型2のキャビティ6に注入充填して鍛造成形する半
溶融金属7の鍛造用金型装置である。上記分割した金型
2の接合部29に半溶融金属注入時のエヤ−抜きのため
の微小間隙のくさび状間隙部31を周設している。そし
て、上記くさび状間隙部31の先端をエヤ−を排出する
ために0.1〜0.25mmの間隙とし、くさび状間隙部
31の勾配を1/60〜1/30として、幅を20〜4
0mmとして半溶融金属7のバリをできるだけ少ない量で
均一状に突き出すようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム等の半溶
融金属の鍛造用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、アルミニウムの半溶融状態を利用
して鍛造成形する、いわゆる半溶融鍛造が提案されてお
り、複雑な形状の製品では金型を適宜の部位で分割し、
接合して成形される。
【0003】上記金型の分割接合部は、たとえば自動車
のホイ−ルではリム部等の突き出し部が採択され、この
部分に製品の欠肉が生じないように微小間隙を設けてバ
リを突き出すようにし、さらにこの微小間隙の先端にエ
ヤ−抜き孔を設けて金型のキャビティ内のエヤ−を排出
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記微小間隙を小さく
すると、バリが生じず、かつエヤ−抜きが完全に行われ
ずに製品に欠肉が生じ、微小間隙を大きくすると、半溶
融金属を固相状態とするのに微小間隙を広幅にする必要
があって金型が大きくなり、またバリが多く出て材料の
無駄が生じるものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、アル
ミニウム等の半溶融金属を分割接合した金型のキャビテ
ィに注入充填して鍛造成形する半溶融金属の鍛造用金型
装置において、上記分割した金型の接合部に半溶融金属
注入時のエヤ−抜きのための微小間隙のくさび状間隙部
を周設したことを特徴とする半溶融金属の鍛造用金型装
置を提供するにある。
【0006】
【作用】本発明の半溶融金属の鍛造用金型装置を使用す
ると、分割した金型の接合部に半溶融金属注入時のエヤ
−抜きのための微小間隙のくさび状間隙部を周設したこ
とによって、くさび状間隙部に半溶融金属のバリを均一
状に比較的少なく突き出すことができ、金型キャビティ
内のエヤ−抜きが行われて欠肉のない製品を成形するこ
とができる。
【0007】そして、上記くさび状間隙部の先端を0.
1〜0.25mmとし、勾配を1/60〜1/30とする
ことによって、くさび状間隙部をできるだけ狭い幅で半
溶融金属を固相化できて、金型を小型化することができ
る。
【0008】また、くさび状間隙部を分割した金型のキ
ャビティ部に対して段落状態として周設することによっ
て、半溶融金属をキャビティの分割接合部に奇麗に流動
充填できて、エヤ−抜きも確実にできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。図1以下は、本発明の実施例の自動車のホイ−ル成
形用の一例を示すものである。
【0010】図1のように自動車の円筒状のホイ−ルの
成形体1を半溶融鍛造成形する金型2は、上金型3、下
金型4を上下に対向して配設し、その側周部に側面金型
5を2分割ないし4分割して配設し、所要のキャビティ
6を形成してアルミニウムの半溶融金属7を流動充填し
て鍛圧成形した成形体1を取り出せるように開閉自在に
構成している。
【0011】上記上金型3、下金型4は、図1のように
冷却水通水孔8、9を開孔しやすくするために所定の位
置でそれぞれ分割構成していて、その接合部分に複数の
冷却水通水孔8、9を連通する環状の連通溝10、11
をそれぞれ設けるとともに、この連通溝10、11部に
通水連通注入溝12、13と通水連通排出溝14、15
側に仕切る環状の仕切り材16、17をそれぞれ配設し
ている。
【0012】そして、上記仕切り材16、17の中央に
注入孔18、19を開孔し、この注入孔18、19に連
通して冷却水通水パイプ20、21をそれぞれ仕切り材
16、17に装着している。
【0013】そして、周部の冷却水注入孔22、23か
ら冷却水を注入して、通水連通溝12、13を介して複
数個の冷却水通水パイプ20、21にそれぞれ通水し、
冷却水通水孔8、9を通って通水連通排出溝14、15
を介して冷却水排出孔24、25から冷却水を排出する
ようにして、金型2の強度を低下することなく、必要部
分を有効に冷却できるようにしている。
【0014】このように構成した上金型3、下金型4と
側面金型5は、図1のようにホイ−ルの成形体1の側周
部に突き出すリム部26、27でそれぞれ接合してい
て、これらの接合部28、29の内側にエヤ−溜めがで
きたり、欠肉が生じないように図1、図2のように外側
を狭くした断面がくさび状の微小間隙のくさび状間隙部
30、31をそれぞれ接合部28、29に配設してい
る。
【0015】上記くさび状間隙部30、31は、図1、
図2のように上金型3側および下金型4側の接合部2
8、29に全周にわたって凹設して形成していて、図3
のようにその先端が側面金型5と0.1〜0.25mmの
間隙を保ってその周部に放射状に設けたエヤ−抜き孔3
2、33にそれぞれ連通してキャビティ6内のエヤ−を
排出するようにしている。
【0016】また、くさび状間隙部30、31は、図3
のようにその勾配Aを1/60〜1/30としてキャビ
ティ6に連通していて、キャビティ6側の間隙部34、
35を0.75〜1.25mmとし、この間隙部34、3
5から流出する半溶融金属7をくさび状間隙部30、3
1の狭くなった先端側から順次固相化してバリがキャビ
ティ6の全周部にわたって均一状に突き出るようにして
いる。
【0017】上記くさび状間隙部30、31の幅Bは、
20〜40mmが好ましく、20mmよりも少ないと、半溶
融金属7のバリを周部に均一状に出せずに成形体1に欠
肉が生じやすく、また40mmより多いと、必要以上に金
型2が大きくなったり、バリの突き出し量が多くなり、
また設置スぺ−スや価格の面で好ましくない。
【0018】また、上記くさび状間隙部30、31は、
図1〜図3のように金型2の分割して接合したキャビテ
ィ6部に段落部36、37を設けて側方へ突き出すよう
に配設していて、キャビティ6に流動する半溶融金属7
の流れの方向を直角方向に変えるようにして、くさび状
間隙部30、31を設けた接合部28、29の内側に半
溶融金属6を奇麗に充填してエヤ−抜きを確実に行える
ようにしている。
【0019】なお、上記したくさび状間隙部30、31
を設けた上金型3や下金型4には、そのくさび状間隙部
30、31に放射状に仕切り(図示せず)を均一状等の
適宜の間隔で配設して、くさび状間隙部30、31に流
れ出た半溶融金属6が側方へ流れずに、常に放射状方向
に流れるようにもできるものである。
【0020】しかして、くさび状間隙部30、31の先
端の間隙を0.25mm、キャビティ6側の間隙部34、
35を1.0mmとし、幅を30mmとした金型2を閉塞し
て、上金型3の中央の材料注入口38からアルミニウム
の半溶融金属7を注入装置(図示せず)で押し出してキ
ャビティ6に注入した。
【0021】押し込まれた半溶融金属7は、所定のキャ
ビティ6に流動していき、キャビティ6内に残存してい
たエヤ−は金型2の接合部28、29のくさび状間隙部
30、31の先端のエヤ−抜き孔32、33から円滑に
排出した。
【0022】また、半溶融金属7がキャビティ6に流動
して充填していくと、くさび状間隙部30、31に流出
していって、所定の勾配を設けたその先端側から冷却さ
れて順次固相状態となっていき、金型2への冷却水の通
水による冷却制御でキャビティ6内の半溶融金属7を固
相状態として成形できたものである。
【0023】成形体1を金型2から取り出すと、ホイ−
ルの両側のリム部26、27にバリが薄く均一状に円板
状に突き出ており、所望の成果を得たものである。
【0024】特に、実施例では金型の冷却構造として、
金型を適宜に分割構成して冷却水通水孔に連通溝を設
け、仕切り材を装着して冷却水通水パイプを通水するよ
うにしているので、複雑な成形体であっても、適宜に冷
却水通水パイプを配設できて、金型を所望通り冷却制御
して半溶融金属を鍛圧成形できるものである。
【0025】上記実施例では、自動車のホイ−ルの半溶
融鍛造成形用の金型装置について説明したが、その他の
製品についても同様に適用できるものであり、また半溶
融材料は錫、銅、チタン、その他およびこれらの合金に
ついても適用できるものである。
【0026】また、必要により、金型のキャビティを減
圧状態や真空状態とする方法と組み合わせて実施するこ
ともできるものである。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、分割し
た金型の接合部に半溶融金属注入時のエヤ−抜きのため
の微小間隙のくさび状間隙部を周設したので、くさび状
間隙部に半溶融金属のバリを均一状に比較的少なく突き
出すことができ、キャビテイ内のエヤ−抜きが確実に行
われて欠肉のない製品を成形することができる。
【0028】また、くさび状間隙部の先端を0.1〜
0.25mmとし、勾配を1/60〜1/30とすること
によって、くさび状間隙部をできるだけ狭い幅で半溶融
金属を固相化できて、金型を小型化することができる。
【0029】さらにまた、くさび状間隙部を分割した金
型のキャビティ部に対して段落状態として周設すること
によって、半溶融金属をキャビティの分割接合部に奇麗
に流動充填できて、エヤ−抜きも確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の金型部の側断面図、
【図2】同上の金型接合部の拡大断面図、
【図3】同上のくさび状間隙部の拡大断面図。
【符号の説明】
1…成形体 2…金型 3…上金型
4…下金型 5…側面金型 6…キャビティ 7…半溶融金
属 28、29…接合部 30、31…くさび状
間隙部 32、33…エヤ−抜き孔 36、37…段落部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム等の半溶融金属を分割接合
    した金型のキャビティに注入充填して鍛造成形する半溶
    融金属の鍛造用金型装置において、上記分割した金型の
    接合部に半溶融金属注入時のエヤ−抜きのための微小間
    隙のくさび状間隙部を周設したことを特徴とする半溶融
    金属の鍛造用金型装置。
  2. 【請求項2】 くさび状間隙部の先端をエヤ−を排出す
    るために0.1〜0.25mmの間隙とし、くさび状間隙
    部の勾配が1/60〜1/30とした請求項1に記載の
    半溶融金属の鍛造用金型装置。
  3. 【請求項3】 くさび状間隙部を分割した金型のキャビ
    ティ部に対して段落状態として周設した請求項1または
    2に記載の半溶融金属の鍛造用金型装置。
  4. 【請求項4】 くさび状間隙部の幅が20〜40mmであ
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の半溶融金属の鍛
    造用金型装置。
  5. 【請求項5】 くさび状間隙部に、放射状に均一の間隔
    で仕切りを配設した請求項1ないし4のいずれかに記載
    の半溶融金属の鍛造用金型装置。
JP6338587A 1994-12-30 1994-12-30 半溶融金属の鍛造用金型装置 Pending JPH08187541A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013675A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Showa Denko K.K. 鍛造用金型、鍛造成形品製造方法とその鍛造成形品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013675A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Showa Denko K.K. 鍛造用金型、鍛造成形品製造方法とその鍛造成形品

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