JPH08186034A - 巻線型コイル部品 - Google Patents

巻線型コイル部品

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Publication number
JPH08186034A
JPH08186034A JP55995A JP55995A JPH08186034A JP H08186034 A JPH08186034 A JP H08186034A JP 55995 A JP55995 A JP 55995A JP 55995 A JP55995 A JP 55995A JP H08186034 A JPH08186034 A JP H08186034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
flange
coil component
wires
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP55995A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Aoki
健一 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP55995A priority Critical patent/JPH08186034A/ja
Publication of JPH08186034A publication Critical patent/JPH08186034A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線型コイル部品において、実装面積を小さ
くすること及び/又はノイズ除去性能の向上を図るこ
と。 【構成】 フェライトコア10の胴部11に2本のワイ
ヤ21,22をバイファイラ巻きしたコイル部品(コモ
ンモードチョークコイル)。コア10のフランジ13の
両側面13a,13bには電極15a,15b,16
a,16bが形成されている。ワイヤ21の始端21a
及び終端21bは電極15a,15bにそれぞれ接続さ
れ、ワイヤ22の始端22a及び終端22bは電極16
a,16bにそれぞれ接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻線型コイル部品、特
に、コモンモードノイズを除去するためのチョークコイ
ルとして使用されるコイル部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波回路においてコモンモード
ノイズを除去するチョークコイルとしては、図6に示す
ように、フェライトコア1の胴部2に2本のワイヤをバ
イファイラ単層整列巻きし、各ワイヤの始端及び終端を
フランジ3の底面に設けた四つの電極4a,4b,5
a,5bのそれぞれに接続したものが提供されている。
このチョークコイルは、例えば、共振周波数が約100
MHzであり、高さTは4.0mm、フランジ3の長さ
Lは5.0mm、幅Wは3.6mm、電極間距離Dは
0.8mmであり、各電極4a,4b,5a,5bの面
積は1.0mm2である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のチョ
ークコイルではフランジ3の底面に電極4a,4b,5
a,5bを設けており、かつ、電極は一定の面積を必要
とするため、フランジ3自体を小さくすることは困難
で、チョークコイルの小型化(実装面積の縮小化)に対
する大きな障害となっていた。
【0004】即ち、各ワイヤの始端が接続される電極4
a,5aと終端が接続される電極4b,5bとの間に浮
遊容量が発生し、この浮遊容量によって高周波領域での
ノイズ除去性能が悪化する。従来のチョークコイルでは
この電極間距離Dは0.8mmであり、この値が小型化
の限界といわれている。
【0005】そこで、本発明の目的は、実装面積を小さ
くすることができ、及び/又はノイズ除去性能の向上を
図ることができる巻線型コイル部品を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る巻線型コイル部品は、コアの胴部に巻
き回した2本のワイヤの始端及び終端をコアのフランジ
の側面に設けた4個の電極にそれぞれ接続したもので、
2本のそれぞれのワイヤの始端が接続される電極と終端
が接続される電極はフランジの互いに反対側に位置する
側面にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成において、2本のそれぞれのワイヤ
の始端と終端が接続する電極はフランジの互いに反対側
に位置する側面に設けられているため、それぞれの電極
間距離がフランジの側面間距離に等しくなる。即ち、電
極間距離が大きくなった分だけ浮遊容量が減少し、高周
波領域での挿入損失が大きくなり、ノイズ除去性能が向
上する。一方、フランジの側面間距離を小さく設定して
も必要な挿入損失レベルを維持でき、フランジの寸法が
小さくなった分だけ実装面積が小さくなり、高密度実装
に寄与する。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る巻線型コイル部品の実施
例について添付図面を参照して説明する。図1、図2は
本発明の一実施例であるコモンモードチョークコイルの
構成を示し、フェライトコア10と2本のワイヤ21,
22とで構成されている。なお、図1では簡略化のため
にワイヤは図示されていない。
【0009】フェライトコア10は胴部11と上下のフ
ランジ12,13とから構成されている。下フランジ1
3の互いに反対側に位置する側面13a,13bには電
極15a,15b,16a,16bが、導電ペーストの
塗布/焼付け、あるいは導電材のスパッタリング等によ
って形成されている。ワイヤ21,22は胴部11にバ
イファイラ単層整列巻きで巻き回されている。ワイヤ2
1の始端21aと終端21bは電極15a,15bにそ
れぞれ接続され、ワイヤ22の始端22aと終端22b
は電極16a,16bにそれぞれ接続されている。接続
は熱圧着あるいは半田付けにて行われる。
【0010】図3は以上の構成からなるコモンモードチ
ョークコイルの等価回路を示し、ワイヤ21,22がイ
ンダクタとして機能し、コモンモードノイズを低減す
る。この場合、電極15a,15b間及び16a,16
b間に浮遊容量Cが発生し、高周波領域における挿入損
失が悪化する。
【0011】本実施例において、他の条件は同じで電極
間距離を変化させた場合、電極間に発生する浮遊容量は
図4に示すとおりである。電極間距離が図6に示した従
来例と同じ0.8mmのとき、浮遊容量は0.53pF
である。電極間距離を1.8mmに大きくすれば、その
浮遊容量は0.44pFに減少し、フランジ13の幅寸
法である3.6mmに大きくすれば、浮遊容量は0.4
1pFまで減少する。
【0012】チョークコイルの高さT、フランジの長さ
L、幅W、電極間距離Dに関する数値例を以下の表1に
示す。
【0013】
【表1】
【0014】図5は前記例1,2,3のノイズ除去特性
を示し、曲線は例1の特性を示し、図6に示した従来
のチョークコイルの特性と同じである。曲線は例2の
特性を示す。曲線は例3の特性を示す。例3は図1、
図2に示したチョークコイルであり、例2はそのフラン
ジ13の幅Wを半分にしたものである。
【0015】例1は従来例と同等の挿入損失、ノイズ除
去特性であるが、フランジの面積(実装面積)は1/
4.5になる。例2は実装面積が1/2になり、浮遊容
量が85%低下し、挿入損失が1.5dB向上する。例
3は実装面積が従来例と同じであるが、浮遊容量が77
%低下し、挿入損失が2dB向上する。
【0016】なお、本発明に係るチョークコイルは前記
実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種
々に変更することができる。例えば、電極間距離Dが充
分に大きければ、フランジの側面に設けた電極をフラン
ジの底面にまで延長してもよい。また、各電極をフラン
ジの四つの側面にそれぞれ一つずつ設けてもよい。具体
的には、電極15aを側面13aに設けた場合は電極1
6aをそれとは反対側の側面13bに設け、電極15
b,16bをそれぞれ反対側に位置する側面13c,1
3dに設ける。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、2本のそれぞれのワイヤの始端と終端が接続す
る電極をフランジの互いに反対側に位置する側面に設け
たため、各ワイヤの始端が接続される電極間距離及び終
端が接続される電極間距離をフランジの側面間距離に相
当するまで大きくすることができ、浮遊容量が減少する
ことにより高周波領域でのノイズ除去性能の向上を図る
ことができる。一方、浮遊容量が必要以上に増大しない
範囲でフランジの側面間距離を小さくすることができ、
その結果コイル部品の実装面積が小さくなり、高密度実
装に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるコモンモードチョーク
コイルの斜視図、ワイヤは省略されている。
【図2】前記コモンモードチョークコイルの底面図。
【図3】前記コモンモードチョークコイルの等価回路
図。
【図4】電極間距離と浮遊容量の関係を示すグラフ。
【図5】コモンモードチョークコイルの挿入損失を示す
グラフ。
【図6】従来のコモンモードチョークコイルの斜視図、
ワイヤは省略されている。
【符号の説明】
10…コア 11…胴部 13…フランジ 13a,13b,13c,13d…側面 15a,15b,16a,16b…電極 21,22…ワイヤ 21a,22a…始端 21b,22b…終端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアの胴部に2本のワイヤを巻き回した
    巻線型コイル部品において、 前記コアのフランジの側面に4個の電極を設け、 前記ワイヤの始端及び終端を前記電極にそれぞれ接続
    し、 2本のそれぞれのワイヤの始端が接続される電極と終端
    が接続される電極は、前記フランジの互いに反対側に位
    置する側面にそれぞれ設けられていること、 を特徴とする巻線型コイル部品。
JP55995A 1995-01-06 1995-01-06 巻線型コイル部品 Pending JPH08186034A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55995A JPH08186034A (ja) 1995-01-06 1995-01-06 巻線型コイル部品

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JP55995A JPH08186034A (ja) 1995-01-06 1995-01-06 巻線型コイル部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08186034A true JPH08186034A (ja) 1996-07-16

Family

ID=11477088

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JP55995A Pending JPH08186034A (ja) 1995-01-06 1995-01-06 巻線型コイル部品

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JP (1) JPH08186034A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6373366B1 (en) 1999-09-20 2002-04-16 Tdk Corporation Common mode filter
US7196608B2 (en) 2001-08-09 2007-03-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Wire-wound type chip coil and method of adjusting a characteristic thereof
CN112133540A (zh) * 2019-06-24 2020-12-25 株式会社村田制作所 绕线型线圈部件以及使用该部件的直流电流叠加电路
US11587724B2 (en) 2019-06-24 2023-02-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Winding-type coil component and direct-current superimposing circuit using the same

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US7373715B2 (en) 2001-08-09 2008-05-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of adjusting a characteristic of wire-wound type chip coil by adjusting the space between conductive wires
CN112133540A (zh) * 2019-06-24 2020-12-25 株式会社村田制作所 绕线型线圈部件以及使用该部件的直流电流叠加电路
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