JPH08185784A - 配線用遮断器 - Google Patents

配線用遮断器

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JPH08185784A
JPH08185784A JP32532094A JP32532094A JPH08185784A JP H08185784 A JPH08185784 A JP H08185784A JP 32532094 A JP32532094 A JP 32532094A JP 32532094 A JP32532094 A JP 32532094A JP H08185784 A JPH08185784 A JP H08185784A
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arc
insulation distance
plate
arc guide
contact piece
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JP32532094A
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Toru Kurono
透 黒野
Tatsuya Nagashima
達也 永島
Hideaki Hayashi
秀晃 林
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Nitto Kogyo Co Ltd
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Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工処理や表面処理あるいはアーク熱で変形
が生じ難いうえに、絶縁距離を確実に確保することがで
きる配線用遮断器を提供することにある。 【構成】 端子金具8を設けた端子板7に取り付けられ
る固定接触子9と接離される可動接触子5をアーク誘導
板10と絶縁距離aをもたせて配設するとともに、消弧
室12にアークを誘導するアーク誘導板10を設けた配
線用遮断器において、固定接触子9を設けた端子板7の
基部をアーク誘導板10と絶縁距離bをもたせてアーク
誘導板10に臨ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源と負荷間に形成され
る回路に設けられる配線用遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配線用遮断器は短絡電流や過電流
による接点の開極時に発生するアークを消弧室に誘導す
るアーク誘導板を設けている。このアーク誘導板は図4
に示されるように、端子金具31と固定接触子32とを
設けた端子板33をケース34の底部に沿い屈曲延長さ
せるか、図5に示されるように、端子板33に接合され
る他の導電性金属板35をケース34の底部に沿い屈曲
延長させて形成し、アーク誘導板36と可動接触子37
間に絶縁距離aをもたせたものとしている。ところがア
ーク誘導板36は端子板33を屈曲延長させているた
め、端子板33とアーク誘導板36には曲げ加工による
歪みが残りやすく、しかもアークを誘導するためアーク
誘導板36の上面を露呈させる必要があり、歪みを押さ
えて絶縁距離aがばらつかないように固定することは難
しいという問題がある。このため端子板33に固定接触
子32をかしめる際や、端子板33にアーク誘導板36
を接合する際、あるいは端子板33やアーク誘導板36
の表面処理等を行う過程や、短絡時のアーク熱によって
生じた変形を押さえてアーク誘導板36を固定すること
が難しく、可動接触子37と均一な絶縁距離aが得られ
ず、遮断性能が劣化したり、アーク電圧を高めることが
できないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、加工
処理や表面処理あるいはアーク熱で変形が生じ難いうえ
に、絶縁距離を確実に確保することができる配線用遮断
器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、端子金具を設
けた端子板に取り付けられる固定接触子と接離される可
動接触子をアーク誘導板と絶縁距離をもたせて配設する
とともに、消弧室にアークを誘導するアーク誘導板を設
けた配線用遮断器において、固定接触子を設けた端子板
の基部をアーク誘導板と絶縁距離をもたせてアーク誘導
板に臨ませたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明の配線用遮断器は、短絡電流や過電流が
流れた際、接点を閉じていた可動接触子は固定接触子か
ら離れて接点は開極されてゆくものであるが、この開極
時に発生するアークは先ず可動接触子を介して端子板と
絶縁距離bをもたせたアーク誘導板に移行する。そして
アーク誘導板に移行したアークは可動接触子と絶縁距離
aをもつ可動接触子の開極動作に追従して消弧室に誘導
されたうえ、消弧室で消弧され、回路の遮断が行われる
ものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図1に示される第1の実施例
に基づいて詳細に説明する。1はケースであり、該ケー
ス1内には接点の開極を行う遮断装置2が設けられてい
る。遮断装置2は固定軸3に取り付けられたハンドル4
と、該ハンドル4の軸に4aに基部が枢支された可動接
触子5と、ハンドル4と可動接触子5を枢動させるリン
ク機構6と、図示しないバイメタルとよりなるものであ
る。7は配線接続用の端子金具8を設けるとともに、基
方部に固定接触子9を取り付けた端子板であり、該端子
板7の基部先端は後記するアーク誘導板10の先方部上
面と絶縁距離bをもって臨んでいる。10はケース1の
底部に沿って取り付けられるアーク誘導板であり、該ア
ーク誘導板10の基方部には複数の消弧用グリッド11
を設けた消弧室12が設けられている。またアーク誘導
板10と可動接触子5との間には絶縁距離bより大きな
絶縁距離aが形成され、アーク経路において端子板7と
可動接触子5の全絶縁距離iは絶縁距離a+絶縁距離b
となる。
【0007】このように構成されたものは、短絡電流や
過電流が流れた場合、固定接触子9に接していた可動接
触子5は遮断装置2のリンク機構6により引き離され、
回路を遮断するものであるが、固定接触子9と可動接触
子5との接点が開極される際、アークが発生することと
なる。このアークは先ず端子板7と絶縁距離aより小さ
い絶縁距離bをもって隔てられているアーク誘導板10
に移行し、アーク誘導板10に移行したアークは絶縁距
離aをもって隔てられている可動接触子5とアーク誘導
板10間において可動接触子5の開極動作に追従して移
動し、アーク誘導板10の基方部に設けられる消弧室1
2に誘導されることとなる。この際、アーク経路におい
て可動接触子5と端子板7間の全絶縁距離iは絶縁距離
a+絶縁距離bで、アーク電圧は従来の絶縁距離aのみ
の場合と比較して高くなるため、アークは消弧室12で
確実に速やかに消弧されるものとなり、遮断性能を向上
できることとなる。
【0008】また図2に示される第2の実施例は、端子
板7の基部をアーク誘導板10面と絶縁距離bをもって
平行に折曲させて臨ませることにより、短絡時、アーク
誘導板10に平行に臨む端子板7の折曲させた基部側先
端を溶損させ、繰り返し行われる短絡によっても絶縁距
離bが拡がってアークがアーク誘導板10に移行するこ
とが阻害されないようにして遮断性能の低下を防ぐもの
である。なお、第1の実施例と同一構成部分は同一符号
を附して説明を省略する。
【0009】さらに図3に示される第3の実施例は、ア
ーク誘導板10の先端部を端子板7面と絶縁距離bをも
って平行に折曲させて臨ませることにより、短絡時、端
子板7に平行に臨むアーク誘導板10の折曲させた先端
端部を溶損させ、繰り返し行われる短絡によっても絶縁
距離bが拡がってアークがアーク誘導板10に移行する
ことが阻害されないようにして遮断性能の低下を防ぐも
のである。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、端子板とアーク誘導板とを別体とすることにより、
加工処理や表面処理時における端子板やアーク誘導板の
変形や、短絡時にアーク熱によるアーク誘導板の変形を
抑え、絶縁距離を確実に確保するとともに、端子板の固
定を容易にし、また端子板とアーク誘導板間に絶縁距離
を付加することにより、アーク電圧を高くして遮断性能
を向上させる等種々の利点を有するものである。従っ
て、本発明は従来の問題点を解決した配線用遮断器とし
て業界の発展に寄与するところ極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部切欠側面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す一部切欠側面図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施例を示す要部の側面図であ
る。
【図4】従来の配線用遮断器を示す一部切欠側面図であ
る。
【図5】従来の他の配線用遮断器の要部を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
5 可動接触子 7 端子板 8 端子金具 9 固定接触子 10 アーク誘導板 12 消弧室 a 絶縁距離 b 絶縁距離

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具(8) を設けた端子板(7) に取り
    付けられる固定接触子(9) と接離される可動接触子(5)
    をアーク誘導板(10)と絶縁距離(a) をもたせて配設する
    とともに、消弧室(12)にアークを誘導するアーク誘導板
    (10)を設けた配線用遮断器において、固定接触子(9) を
    設けた端子板(7) の基部をアーク誘導板(10)と絶縁距離
    (b) をもたせてアーク誘導板(10)に臨ませたことを特徴
    とする配線用遮断器。
  2. 【請求項2】 端子板(7) の基部を、絶縁距離(b) をも
    たせてアーク誘導板面と平行するよう折曲させた請求項
    1に記載の配線用遮断器。
  3. 【請求項3】 アーク誘導板(10)の先端を、絶縁距離
    (b) をもたせて端子板面と平行となるよう折曲させた請
    求項1に記載の配線用遮断器。
JP6325320A 1994-12-27 1994-12-27 配線用遮断器 Expired - Lifetime JP2736022B2 (ja)

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Cited By (2)

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JP2007134072A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器
KR101158639B1 (ko) * 2010-09-08 2012-06-26 엘에스산전 주식회사 차단기의 개폐기구

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JPH03167729A (ja) * 1989-11-27 1991-07-19 Matsushita Electric Works Ltd 回路しゃ断器

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