JPH01189833A - 回路遮断器の消弧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、回路遮断器の開閉時に発生するアークを消弧
する消％装置に関するものである。

［従来の技術１ 従来、この種の回路遮断器としては、第４図に示すよう
にハウジング１０内にトリップ機構を具備した開閉装置
１１と、電磁側１２とが収納され、入出力端子１３．１
４間に過大な負荷電流が流れたとき電磁側１２が動作し
、電磁ｌ！置１２の可動鉄片１５の先端で開閉装置１１
のトリップ！構をトリップ動作させ、負荷回路に挿入さ
れている可動接点１６を固定接点２から切り離すものが
ある。なお、開閉装Ｗ１１１の接点２，１６の開閉繰作
およびトリップ状態の解除はハンドル１７によって行う
ようにしである。ところで、このような過大な電流が固
定接点２と可動接点１６とに流れる回路遮断器では、可
動接点１６の固定接点２からの開離時にアークを生じ、
接点２，１６が摩耗するという問題があった。そこで、
このアークを消弧する消弧装置を設けたものがある。と
ころが、従来の消弧装置は平板状のグリッド板を所定間
隔をおいて積層したグリッドブロックと、このグリッド
ブロックにアークを導（アークランナとをからなるもの
が多く、消弧装置の占有スペースが大きくなり、小型の
回路遮断器に用いることは難しいという問題があった。

また、アークによって発生するアークガスをスムーズに
排気することができないという問題もあった。

［発明が解決しようとする課題１ 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とする仁ころは、占有スペースを小さくでき、且つア
ークガスの排気がスムーズな回路遮断器の消弧装置を提
供することにある。

［７ａ題を解決するための手段ｌ 上記目的を達成するために、本発明は過大電流が流れた
ときに開閉機構により駆動される可動接点と接触する固
定接点を有する電源端子板に取着され、電源端子板の固
定接点を覆うように横片が接合されて立設された磁性材
料製のＬ字状のアークランナと、このアークランナの電
源端子板側のほぼ全面を覆ってアークランナに沿って並
設された絶縁板とを備え、上記アークランナの縦片の上
部にアークがスを排気する排気孔を形成しである。

（作用） 本発明は、上述のように電源端子板の固定接点を覆うよ
うに横片が接合されて立設された磁性材料製のＬ字状の
アークランナと、このアークランナの電源端子板側のほ
ぼ全面を覆って７−クフンナに沿って並設された絶縁板
とで消弧装置を構成することにより、消弧装置を簡易構
造とし、またアークランナの縦片の上部にアークガスを
排気する排気孔を形成することにより、アークランナに
より走行するアークの走行方向に排気孔を設けることに
より、アークブスがスムーズに排気できるようにしたも
のである。

（実施例１） ＷＳ１図及び第２図に本発明の一実施例を示す。

本実施例の消弧装置は、一端に固定接点２を有し、他端
が電源線を接続する端子部１ａとなった電源端子板１に
取り付けられるものである。なお、この電源端子板１は
、中央を上方に折り曲げて立ち上げ片１ｃを形成し、上
部を水平に折り曲げて端子部１ａを形成しである。この
端子５１　ｍには端子ねじを螺合するねじ孔３を穿孔し
である。本実施例の消弧装置は、磁性材料製のアークラ
ンナ４で形成しである。このアークランナ４は略し字状
のもので、横片４ａの先端を略コ字形に形成し、電源端
子板１の固定接点２の回りを覆うようにして取り付け、
縦片４ｂを立ち上げ片１ｃに沿って立設する。この横片
４ａの電源端子板１の固定接点２の両側下面には、電源
端子板１の固定孔５に挿入する突起６を突設しである。

このアークランナ４の固定部の基部は一段高く形成し、
後述する絶縁板８の横片８ａを挿入するようにしである
。この縦片４ｂの上部には縦方向に３個の横長の長孔か
らなる排気孔７を穿孔しである。このアークランナ４は
電源端子板１に固着した状態で、縦片４ｂが電源端子板
１の立ち上げ片１ｃに沿って立設するが、このアークラ
ンナ４の縦片４ｂと電源端子板１の立ち上げ片１ｃ及び
アークランナ４の横片４ａの基部と電源端子板１の固定
端子２の形成片１ｂの基部との間に隙間が設けてあり、
この隙間にＬ字状の絶縁板８を介装するようにしである
。

なお、絶縁板８は可撓性を有している。

回路遮断器に過大な電流が流れたときには、固定接点２
及び可動接点１６を通してこの電流が流れ、可動接点１
６が固定接点２から離れるように駆動される。このとき
接点２，１６闇に７−クが発生する。このアークはアー
クランナ４によって第２図中の矢印イに示すように走行
し、陰極電圧降下とアーク冷却効果によりアーク抵抗が
増大し、アークが消滅する。ところで、このときアーク
の走行方向であるアークランナ４の上部に排気孔７を形
成しであるので、アークの圧力によって排気孔７から排
気される。このとき絶縁板８は可撓性を有するので、ア
ークランナ４から離れる方向（第２図中の左側）にたわ
み、アークガスが排気される。このようにアークランナ
４に排気孔７を形成すれば、アークガスをスムーズに排
気することができる。また、上述のようにアークランナ
４と絶縁板８だけで構成できるので、構成が簡単で占有
スペースも小さくできる。なお、この絶縁板８は通常時
にはアークランナ４の排気孔７を閉塞して、外部からの
塵や埃が回路遮断器の内部に入ることを防止している。

また、アークランナ４を磁性材料で形成しであるので、
電源端子板１と可動接点との間を磁気シールドすること
ができ、このためアークの逆駆動も防止できる効果があ
る。

（実施例２） 第３図に本願考案の他の実施例を示す。上述の実施例で
はアークランナ４の縦方向に並設された３個の横長の長
孔によって排気孔７を形成してあったが、本実施例では
第３図に示すように２個の縦方向に長い長孔を横方向に
並設して排気孔７を形成しである。この場合、排気孔７
の間がアークの走行路となるので、さらにアークブスを
アークによる回路遺断器内部の圧力の土性によりスムー
ズに排気することができ、溶融した金属イオンなどによ
る再点弧の可能性をさらに低くすることができる。

［発明の効果１ 本発明は上述のように、過大電流が流れたときに開閉Ｗ
１構により駆動される可動接点と接触する固定接点を有
する電源端子板に取着され、電源端子板の固定接点を覆
うように横片が接合されて立設された磁性材料製のＬ字
状のアークランナと、このアークランナの電源端子板側
のほぼ全面を覆ってアークランナに沿って並設された絶
縁板とを備え、上記アークランナの縦片の上部に７−り
がスを排気する排気孔を形成したものであり、電源端子
板の固定接点を覆うように横片が接合されて立設された
磁性材料製のＬ字状のアークランナと、このアークラン
ナの電源端子板側のほぼ全面を覆ってアークランナに沿
って並設された絶縁板とで消弧装置を構成することによ
り、消弧装置を簡略化して、占有スペースを小さくでき
る利点がある。

また、アークランナの縦片の上部にアークがスを排気す
る排気孔を形成しであるので、アークランナにより走行
するアークの走行方向に排気孔を設けることにより、ア
ークガスがスムーズに排気できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部の分解斜視図、第２図
は同上を用いた回路遮断器の一部を破断した側面図、第
３図は本発明の他の実施例の要部の分解斜視図、第４図
は従来例の断面図である。 １は電源端子板、２は固定接点、４はアークランナ、７
は排気孔、８は絶縁板である。 代理人　弁理士　石　１）長　七 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）過大電流が流れたときに開閉機構により駆動され
   る可動接点と接触する固定接点を有する電源端子板に取
   着され、電源端子板の固定接点を覆うように横片が接合
   されて立設された磁性材料製のＬ字状のアークランナと
   、このアークランナの電源端子板側のほぼ全面を覆って
   アークランナに沿って並設された絶縁板とを備え、上記
   アークランナの縦片の上部にアークガスを排気する排気
   孔を形成して成ることを特徴とする回路遮断器の消弧装
   置。