JPH08184881A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH08184881A
JPH08184881A JP7015530A JP1553095A JPH08184881A JP H08184881 A JPH08184881 A JP H08184881A JP 7015530 A JP7015530 A JP 7015530A JP 1553095 A JP1553095 A JP 1553095A JP H08184881 A JPH08184881 A JP H08184881A
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JP
Japan
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photographer
subject
detecting
optical system
camera
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JP7015530A
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Motoyuki Otake
基之 大竹
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セルフタイマー機能を選択した場合、撮影者
が撮影範囲に入って撮影態勢をとってから露出が行われ
るようなカメラを提供すること。 【構成】 本発明においては、被写体を検出するための
被写体検出手段と、前記被写体検出手段で検出された被
写体の変化に基づいて、撮影範囲に入る撮影者の動作を
検出するための撮影者検出手段とを備え、セルフタイマ
ー機能が選択されたとき、撮影範囲に入る撮影者の動作
を前記撮影者検出手段で検出した後に、所定時間を経て
から露出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに関し、特に撮影
者がカメラから離れた状態で撮影可能なカメラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】カメラにおいて、撮影者がカメラを離れ
た状態で撮影を行うことのできる機能として、セルフタ
イマー機能やリモコン機能が知られている。これらの機
能を用いる場合、カメラ本体を三脚座に取り付けたり静
止物の上に載置することによって、カメラを不動の状態
にしてから撮影者がカメラを離れるのが通常である。
【0003】セルフタイマー機能とは、レリーズボタン
を押してから所定時間を経た後に撮影を行う機能であ
る。一方、リモコン機能とは、カメラ本体とは別個のリ
モコンを撮影者が持ち、リモコンからカメラ本体に向か
って照射された光をカメラ本体の受光系で受光すること
により撮影を行う機能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】セルフタイマー機能を
用いる場合には、撮影者自身も被写体となる。ところ
が、撮影者がレリーズボタンを押してから撮影範囲に入
って撮影に備えるまでの時間差(タイムラグ)が、撮影
距離等に依存して一定ではない。このため、撮影者が撮
影範囲に入って撮影態勢をとる前に露出が行われてしま
うことがあるという不都合があった。また、いつシャッ
ターが切られて露出が行われるのかがわかりにくいの
で、撮影者や他の被写体となる者が撮影態勢をとりにく
いという不都合があった。
【0005】一方、リモコン機能を用いる場合には、セ
ルフタイマー機能の場合とは異なり、撮影の態勢をとる
前に撮影が行われてしまうことはない。しかしながら、
カメラとは別個にリモコンを持ち歩く必要があるので、
カメラの携帯性が損なわれるという不都合があった。ま
た、リモコンをカメラに対して正確に向けて操作しない
と撮影を確実に行うことができないという不都合があっ
た。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、セルフタイマー機能を選択した場合、撮影者
が撮影範囲に入って撮影態勢をとってから露出が行われ
るようなカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、被写体を検出するための被写体
検出手段と、前記被写体検出手段で検出された被写体の
変化に基づいて、撮影範囲に入る撮影者の動作を検出す
るための撮影者検出手段とを備え、セルフタイマー機能
が選択されたとき、撮影範囲に入る撮影者の動作を前記
撮影者検出手段で検出した後に、所定時間を経てから露
出を行うことを特徴とするカメラを提供する。
【0008】本発明の好ましい態様によれば、前記被写
体検出手段は、被写体からの光を集光して前記被写体の
像を形成するための結像手段と、前記被写体の像が形成
される位置に配置された受光手段とを有し、前記撮影者
検出手段は、前記受光手段から得られた被写体像に関す
る情報の変化に基づいて、撮影範囲に入る撮影者の動作
を検出する。あるいは、前記被写体検出手段は、撮影範
囲内の複数の点における被写体の合焦情報を検出するた
めの焦点検出光学系であり、前記撮影者検出手段は、前
記焦点検出光学系から得られた合焦情報の変化に基づい
て、撮影範囲に入る撮影者の動作を検出する。
【0009】
【作用】本発明によるカメラでは、被写体を検出し、検
出された被写体の変化に基づいて、撮影範囲に入る撮影
者の動作を検出する。したがって、セルフタイマー機能
が選択されたとき、撮影範囲に入る撮影者の動作を検出
した後に、撮影者が撮影態勢をとるための所定時間を経
てから、露出(撮影)を行うことができる。その結果、
セルフタイマー機能を選択しても、撮影者が撮影範囲に
入る前に露出が行われたり、撮影者が撮影態勢をとる前
に露出が行われたりするような撮影の失敗を回避するこ
とができる。
【0010】本発明によるカメラは、上述のように撮影
範囲に入る撮影者の動作を検知するための撮影者検出光
学系を備えている。図1は、撮影者検出光学系の一例の
動作原理を示す概念図である。図1において、結像手段
Lにより撮影範囲Hの像が像面I上に形成される。そし
て、光電変換素子を複数配列して構成された受光手段E
(不図示)が、像面I上に位置決めされている。こうし
て、受光手段Eにより、像面I上に形成された撮影範囲
Hの像の光の強度分布を電気的出力に変換することがで
きる。
【0011】次に、図2(a)は、撮影者がレリーズボ
タンを押した直後に受光手段E上で得られる出力を示す
図である。また、図3(a)は、撮影者が撮影範囲に入
った後に受光手段E上で得られる出力を示す図である。
図2(a)と図3(a)とを参照し、撮影者が撮影範囲
に入る前後において受光手段E上で得られる出力を比較
すると、被写体に加わった撮影者の位置において出力に
変化が生じていることがわかる。
【0012】以下、受光手段Eの出力の変化を検知する
方法について説明する。図2(b)は、図2(a)の出
力を平均値(図中破線で示す)で2値化して得られる出
力を示す図である。また、図3(b)は、図3(a)の
出力を平均値(図中破線で示す)で2値化して得られる
出力を示す図である。なお、図2(b)および図3
(b)では、2値化をする境界値として出力の平均値を
用いているが、2値化境界値は特に平均値に限定される
ものではなく、境界値を挟んで上下の分布が大体均等に
なるように境界値を選択することが望ましい。
【0013】こうして、撮影者が撮影範囲に入る前の出
力(図2(b))と、撮影者が撮影範囲に入った後の出
力(図3(b))とのXOR(排他的論理和)演算を行
う。このように、撮影者が撮影範囲に入る前後の出力の
差を算出することにより、撮影範囲に入る撮影者の動作
を検知することができる。本発明においては、受光手段
Eとして、光電変換素子が2次元的に配置された2次元
CCDが適切である。しかしながら、フォトマルチプラ
イヤーのような有限範囲の光量を検出することができる
光検出器や、光電変換素子が直線上に配置された1次元
CCDや、PSD(Position Sensitive Device)など、
光を受光して電気的出力に変換することができるもので
あればよい。
【0014】また、本発明においては、カメラ本体と被
写体との距離を測定する測距光学系と撮影者検出光学系
とを兼用する構成により、低コスト化を図ることもでき
る。上述のように、測距光学系では、撮影範囲中の被写
***置を検出することができる。一般的に、被写***置
を検出する方法として、次の2つの方法が知られてい
る。
【0015】 それぞれ受光レンズと受光素子とで構
成され、受光レンズにより被写体像を受光素子上に結像
させる受光系を2つ備え、それぞれの受光系で得られる
出力の差に基づいて被写***置を検出する方法。 発光光源からの光束を投光レンズにより被写体に向
かって投光する投光系と、受光レンズにより被写体像を
受光素子上に結像させる受光系とを備え、光束が投光系
から発して被写体から受光系に戻ってくる位置に基づい
て被写***置を検出する方法。
【0016】撮影者検出光学系と測距光学系とを兼用化
する場合、の検出方式では、2つの受光系のうちの一
方の受光系で得られる出力の時間的な変化を検出するこ
とにより、撮影範囲に入る撮影者の動作を検出すること
ができる。また、の検出方法では、受光系で得られる
出力の時間的な変化を検出することにより、撮影範囲に
入る撮影者の動作を検出することができる。以上のよう
に、測距光学系により検出される被写***置情報の変化
から、撮影範囲に入る撮影者の動作を検出することがで
きる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に基づい
て説明する。図4は、本発明の第1実施例にかかるカメ
ラの構成を示す斜視図である。図4において、カメラ本
体aの前面から撮影レンズbが突出している。また、カ
メラ本体aの前面には、撮影レンズbに隣接して測光窓
eが形成されている。さらに、カメラ本体aの前面の上
部には、ファインダー窓dを挟んで2つのAF(オート
フォーカス)測距窓cと、ストロボ系fが形成されてい
る。なお、ファインダー窓dは、補助投光系窓と兼用に
なっている。一方、カメラ本体aの前面には、レリーズ
ボタンgおよびセルフタイマー選択ボタンhが形成され
ている。
【0018】図5は、第1実施例のカメラの内部構成お
よび撮影動作を説明するための図である。図5に示すよ
うに、すべての制御はシステムコントローラ50を介し
て行われるようになっている。すなわち、システムコン
トローラ50には、測距手段51、合焦手段52、輝度
検出手段53、レリーズボタンgおよびセルフタイマー
選択手段hが接続されている。
【0019】まず、測距動作では、測距手段51が、シ
ステムコントローラ50からの測距命令に応答して、被
写体とカメラ本体との距離を求め、これを被写***置情
報としてシステムコントローラ50に出力する。システ
ムコントローラ50は、この被写***置情報に基づいて
合焦手段52に合焦命令を出力する。合焦手段52は、
合焦命令に応答して、撮影レンズb中のフォーカシング
レンズ群を適宜駆動し、被写体の像をフィルム面に合焦
させる。
【0020】さらに、露出決定動作では、輝度検出手段
53が、システムコントローラ50からの輝度検出命令
に応答して、撮影範囲の輝度(被写体の明るさ)を求
め、これを輝度情報としてシステムコントローラ50に
出力する。こうして、システムコントローラ50は、輝
度情報に基づいて、撮影に適切なFナンバーとシャッタ
ースピードとを決定する。
【0021】通常の撮影では、撮影者がレリーズボタン
gを押すと、システムコントローラ50から測距手段5
1に測距命令が出される。そして、測距手段51で得ら
れた被写***置情報がシステムコントローラ50に伝え
られ、システムコントローラ50は被写***置情報に基
づいて合焦手段52に合焦命令を出す。こうして、合焦
手段52によりフォーカシングが行われた後、シャッタ
ーが切られ撮影が行われる。
【0022】一方、撮影者がセルフタイマー選択ボタン
hを押してからレリーズボタンgを押すと、システムコ
ントローラ50から測距手段51に対して所定時間ごと
に複数の測距命令が順次出される。そして、測距手段5
1で得られた被写***置情報が順次システムコントロー
ラ50に伝えられ、システムコントローラ50は所定時
間ごとの被写***置情報を得る。被写***置情報に変化
が生じて、撮影範囲に入る撮影者の動作を検出すると、
所定時間を経た後システムコントローラ50から合焦手
段52に合焦命令が出される。こうして、合焦手段52
によりフォーカシングが行われた後、シャッターが切ら
れ撮影が行われる。
【0023】図6は、第1実施例における測距手段の構
成を示す断面図である。図6において、第1測距光学系
S1は、光軸AX1に沿って配置された測距レンズL1
と測距素子E1とからなる。また、第2測距光学系S2
は、光軸AX2に沿って配置された測距レンズL2と測
距素子E2とからなる。さらに、補助光投光系H0は、
光軸AX3に沿って配置された投光レンズL3とマスク
Mと発光光源Kとから構成されている。
【0024】第1測距光学系S1の光軸AX1と第2測
距光学系S2の光軸AX2とは互いに平行であり、基線
長L0だけ間隔を隔てている。また、補助光投光系H0
の光軸AX3は、光軸AX1と光軸AX2とに平行であ
り、2つの光軸AX1とAX2との中央に位置決めされ
ている。補助光投光系H0は、発光光源Kによって照明
されたマスクMの像を投光レンズL3を介して被写体上
に投光する。そして、第1測距光学系S1および第2測
距光学系S2は、照明された被写体からの光をそれぞれ
測距レンズL1およびL2を介して、測距素子E1およ
びE2上にそれぞれ結像させる。なお、測距素子E1お
よびE2は、基線長L0の長さ方向に沿ってライン状に
配置された複数の受光素子によりそれぞれ構成されてい
る。
【0025】第1実施例においては、被写***置の検出
および撮影範囲に入る撮影者の動作の検出を、次のよう
に行う。まず、補助光投光系H0により被写体を照明
し、第1測距光学系S1および第2測距光学系S2で被
写体からの光束を受光する。そして、2つの測距素子E
1およびE2において得られる出力を比較し、互いの出
力の位相差成分を取り出す。この位相差成分に基づい
て、被写***置に関する情報を得ることができる。
【0026】なお、撮影範囲に入る撮影者の動作を検出
する際には、測距素子E1とE2との出力差を利用して
もよいし、いずれか一方の測距素子たとえば測距素子E
1の出力を利用してもよい。一方の測距素子の出力を利
用する場合、レリーズボタンを押した瞬間における測距
素子E1の出力と、現在における測距素子E1の出力と
の相関をとることにより、被写体の動作を検出すること
ができる。
【0027】図7は、本発明の第2実施例にかかるカメ
ラの構成を示す斜視図である。図7において、カメラ本
体aの中央から撮影レンズbが前方に突出し、カメラ本
体aの側方にはレリースボタンgが形成されている。図
8は、焦点検出光学系が組み込まれた第2実施例のカメ
ラの構成を示す断面図である。また、図9は、図8の焦
点検出光学系の構成を詳細に示す断面図である。
【0028】図8において、被写体からの光は、撮影レ
ンズLを介してその光軸K上に配置されたハーフミラー
からなる第1ミラーM1に入射する。第1ミラーM1で
図中上方に反射された光は、光軸K1に沿ってマット面
BおよびコンデンサーレンズAを介して、ファインダー
光学系に導かれる。一方、第1ミラーM1を透過した光
は、光軸K上に配置されたハーフミラーからなる第2ミ
ラーM2に入射する。第2ミラーM2を透過した光は、
フィルム面F上に結像する。また、第2ミラーM2で図
中下方に反射された光は、焦点検出光学系の光軸K2に
沿って、撮影画面Fに対応する第1結像面F’に結像す
る。
【0029】第1結像面F’に結像した光は、複数の結
像レンズを組み込んだ複合レンズアレイSを介して、光
電変換素子アレイEで受光される。このように、第2ミ
ラーM2、複合レンズアレイS、および光電変換素子ア
レイEは、焦点検出光学系を構成している。
【0030】図9において、第1焦点検出光学系Laで
は、第1結像面F’上のm1に到達した光束の一部が、
結像レンズs1を介して光電変換素子アレイe11およ
びe12上にそれぞれ導かれる。なお、結像レンズs1
のm1側の面の光軸はAX1であり、結像レンズs1の
光電変換素子アレイe11およびe12側の面の光軸は
それぞれz1およびz1’である。同様に、第2焦点検
出光学系Lbでは、第1結像面F’上のm2に到達した
光束の一部が、結像レンズs2を介して光電変換素子ア
レイe21およびe22上にそれぞれ導かれる。なお、
結像レンズs2のm2側の面の光軸はAX2であり、結
像レンズs2の光電変換素子アレイe21およびe22
側の面の光軸はそれぞれz2およびz2’である。
【0031】さらに、第3焦点検出光学系Lcでは、第
1結像面F’上のm3に到達した光束の一部が、結像レ
ンズs3を介して光電変換素子アレイe31およびe3
2上にそれぞれ導かれる。なお、結像レンズs3のm3
側の面の光軸はAX3であり、結像レンズs3の光電変
換素子アレイe31およびe32側の面の光軸はそれぞ
れz3およびz3’である。こうして、各焦点検出光学
系の2つの光電変換素子アレイにおいて得られる出力に
基づいて、第1結像面F’上のm1、m2、m3におけ
る結像状態を、ひいてはフィルム面F上の対応する3つ
の点における合焦状態を検出することができる。なお、
第1結像面F’上のm1、m2、m3は、図10に示す
るように、撮影画面すなわちフィルム面F上のm1’、
m2’、m3’にそれぞれ対応する。
【0032】図11を参照して、第2実施例の撮影動作
を説明する。まず、焦点検出動作では、焦点検出光学系
31が、システムコントローラ30からの焦点検出命令
に応答して、各焦点検出光学系の2つの光電変換素子ア
レイにおいて得られた出力に基づいて、フィルム面上で
の合焦状態を検出する。焦点検出光学系31で検出した
合焦状態は、合焦情報(被写体の位置情報)としてシス
テムコントローラ30に出力される。システムコントロ
ーラ30は、この合焦情報に基づいて合焦手段32に合
焦命令を出力する。合焦手段32は、合焦命令に応答し
て、撮影レンズL中のフォーカシングレンズ群を適宜駆
動し、被写体の像をフィルム面に合焦させる。
【0033】さらに、露出決定動作では、輝度検出手段
33が、システムコントローラ30からの輝度検出命令
に応答して、撮影範囲の輝度(被写体の明るさ)を求
め、これを輝度情報としてシステムコントローラ30に
出力する。こうして、システムコントローラ30は、輝
度情報に基づいて、撮影に適切なFナンバーとシャッタ
ースピードとを決定する。
【0034】通常の撮影では、撮影者がレリーズボタン
gを押すと、システムコントローラ30から焦点検出光
学系31に焦点検出命令が出される。そして、焦点検出
光学系31で得られた合焦情報がシステムコントローラ
30に伝えられ、システムコントローラ30は合焦情報
に基づいて合焦手段32に合焦命令を出す。こうして、
合焦手段32によりフォーカシングが行われた後、シャ
ッターが切られ撮影が行われる。
【0035】一方、撮影者がセルフタイマー選択ボタン
hを押してからレリーズボタンgを押すと、システムコ
ントローラ30から焦点検出光学系31に対して所定時
間ごとに複数の焦点検出命令が順次出される。そして、
焦点検出光学系31で得られた合焦情報が順次システム
コントローラ30に伝えられ、システムコントローラ3
0は所定時間ごとの合焦情報を得る。焦点検出光学系3
1ではフィルム面(撮影範囲に対応する)上の複数点に
おいて焦点検出を行っているので、撮影者が撮影範囲に
入ると光電変換素子アレイにおいて得られる出力に変化
が生じる。すなわち、合焦情報の変化から、撮影範囲に
入る撮影者の動作を検出すると、所定時間を経た後シス
テムコントローラ30から合焦手段32に合焦命令が出
される。こうして、合焦手段32によりフォーカシング
が行われた後、シャッターが切られ撮影が行われる。
【0036】このように、第2実施例では、撮影範囲の
複数点において焦点検出が可能なカメラにおいて、複数
点での焦点検出を所定時間ごとに順次行うことにより、
時間の経過に伴う被写***置の変化を複数点において検
出することができる。その結果、複数点のうち隣接する
2つの点を被写体が通過する時間差に基づいて、被写体
の移動速度を算出することもできる。したがって、被写
体の移動速度に応じた適当なシャッタースピードを決定
することにより、最適な露出時間で撮影を行うこともで
きる。
【0037】なお、本発明において、撮影者が別の撮影
モードを選択した場合には、予め設定された所定範囲に
被写***置があることを検知すると、撮影が行われるよ
うにすることもできる。たとえば、防犯カメラの場合、
予め撮影者が設定した所定距離に被写体がきたことを検
知して、撮影を行うようにすることもできる。
【0038】
【効果】以上説明したように、本発明のカメラによれ
ば、セルフタイマー機能を選択した場合、撮影者が撮影
範囲に入って撮影態勢をとってから露出が行われる。そ
の結果、セルフタイマー機能を選択しても、撮影者が撮
影範囲に入る前に露出が行われたり、撮影者が撮影態勢
をとる前に露出が行われたりするような撮影の失敗を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮影者検出光学系の一例の動作原理を示す概念
図である。
【図2】(a)は撮影者がレリーズボタンを押した直後
に受光手段E上で得られる出力を、(b)は(a)の出
力を平均値で2値化して得られる出力をそれぞれ示す図
である。
【図3】(a)は撮影者が撮影範囲に入った後に受光手
段E上で得られる出力を、(b)は(a)の出力を平均
値で2値化して得られる出力をそれぞれ示す図である。
【図4】本発明の第1実施例にかかるカメラの構成を示
す斜視図である。
【図5】第1実施例のカメラの内部構成および撮影動作
を説明するための図である。
【図6】第1実施例における測距手段の構成を示す断面
図である。
【図7】本発明の第2実施例にかかるカメラの構成を示
す斜視図である。
【図8】焦点検出光学系が組み込まれた第2実施例のカ
メラの構成を示す断面図である。
【図9】第2実施例の焦点検出光学系の構成を詳細に示
す断面図である。
【図10】撮影画面すなわちフィルム面F上における焦
点検出点を示す図である。
【図11】第2実施例のカメラの内部構成および撮影動
作を説明するための図である。
【符号の説明】 30、50 システムコントローラ 31 焦点検出系 51 測距手段 32、52 合焦手段 33、53 輝度検出手段 g レリーズボタン h セルフタイマー選択ボタン AX 光軸 S1 第1測距光学系 S2 第2測距光学系 H0 補助光投光系 L0 基線長

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を検出するための被写体検出手段
    と、 前記被写体検出手段で検出された被写体の変化に基づい
    て、撮影範囲に入る撮影者の動作を検出するための撮影
    者検出手段とを備え、 セルフタイマー機能が選択されたとき、撮影範囲に入る
    撮影者の動作を前記撮影者検出手段で検出した後に、所
    定時間を経てから露出を行うことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記被写体検出手段は、被写体からの光
    を集光して前記被写体の像を形成するための結像手段
    と、前記被写体の像が形成される位置に配置された受光
    手段とを有し、 前記撮影者検出手段は、前記受光手段から得られた被写
    体像に関する情報の変化に基づいて、撮影範囲に入る撮
    影者の動作を検出することを特徴とする請求項1に記載
    のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記結像手段および前記受光手段は、カ
    メラ本体と被写体との距離を測定する測距手段の受光光
    学系であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    カメラ。
  4. 【請求項4】 前記被写体検出手段は、撮影範囲内の複
    数の点における被写体の合焦情報を検出するための焦点
    検出光学系であり、 前記撮影者検出手段は、前記焦点検出光学系から得られ
    た合焦情報の変化に基づいて、撮影範囲に入る撮影者の
    動作を検出することを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記焦点検出光学系から得られた複数の
    点における合焦情報の時間的変化に基づいて、被写体の
    移動速度を検出するための速度検出手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記速度検出手段で検出した被写体の移
    動速度に応じて露出時間を決定することを特徴とする請
    求項5に記載のカメラ。
JP7015530A 1995-01-05 1995-01-05 カメラ Pending JPH08184881A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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