JPH08183787A - 新規ピラゾール誘導体 - Google Patents

新規ピラゾール誘導体

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JPH08183787A
JPH08183787A JP6328129A JP32812994A JPH08183787A JP H08183787 A JPH08183787 A JP H08183787A JP 6328129 A JP6328129 A JP 6328129A JP 32812994 A JP32812994 A JP 32812994A JP H08183787 A JPH08183787 A JP H08183787A
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Yasunobu Kai
康信 甲斐
Akihiko Tsuruoka
明彦 鶴岡
Manabu Yanagisawa
学 柳澤
Hitoshi Takeuchi
均 竹内
Hiroyuki Taniguchi
博之 谷口
Kazunori Tanabe
一教 田辺
Motosuke Yamanaka
基資 山中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、抗ヘルペスウイルス剤として有用な
新規ピラゾール誘導体またはその塩、およびそれらの製
造方法などを提供することを目的とする。 【構成】下記一般式で表されるピラゾール誘導体または
その塩。 【化1】 〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有していてもよ
く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環または1
以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換基
を有していてもよい縮合環を、R1は低級アルキル基ま
たは1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の
置換基を有していてもよい芳香環を、R2は水素原子、
低級アルキル基またはアミノ基の保護基を、R3は水素
原子、ハロゲン原子または低級アルキル基をそれぞれ示
す。〕 【効果】上記化合物は抗ヘルペスウイルス作用を有し、
医薬として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗ヘルペスウイルス剤
として有用な新規ピラゾール誘導体またはその塩、およ
びそれらの製造方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】〈発明の背景〉ウイルスは、DNAまた
はRNAをゲノムとする特殊な寄生体である。自己の遺
伝子を発現、複製するのに宿主の遺伝装置の一部を利用
するため、特定の宿主細胞内でのみ増殖が可能である。
もちろんほとんどの真核生物が広範なウイルスの感染を
受ける。ヒトにおいても風邪や麻疹から癌やAIDSま
でウイルスが感染して引き起こす病気は非常に多い。そ
の中でもヘルペス群ウイルスは、ヒトに生後感染し、一
生持続する潜伏感染を起こす。ヘルペス群ウイルスは直
径120〜200nmの宿主細胞由来の脂質エンベロー
プに包まれた球形ウイルスで、線状二重鎖DNAを遺伝
子に持っている。ヒトに感染するヘルペスウイルス科の
ウイルスは、現在、単純ヘルペスウイルス(Herpes simp
lex virus)1型(HSV-1)、2型(HSV-2)、ヒトサイトメガ
ロウイルス(Human cytomegalovirus;HCMV)、水痘-帯状
疱疹ウイルス(Varicella-zoster virus;VZV)、EBウイ
ルス(Epstein-Barr virus)、ヒトBリンパ球指向性ウイ
ルス(Human B-lymphotropic virus)の6種類が知られて
いる。
【0003】特にHSV-1,2は最もヒトでよく見られ
るウイルスで、1型は主に***、眼、皮膚に発病するの
で***型と呼ばれ、2型は主に外陰部や尿道に病変を生
ずるので性器型と呼ばれる。通常、初感染は1〜4歳の
小児期で起こるが、大部分は不顕性である。新生児で初
感染すると母体が抗体保有者の時は不顕性だが、肝炎、
副腎炎を主とする全身感染、髄膜脳炎、血小板減少性紫
斑病、肝脾腫を起こす。小児期初感染では、急性疱疹性
菌齦口内炎、上下気道感染、疱疹性ひょう疽、陰門膣
炎、カポジ型ヘルペス湿疹、髄膜脳炎、肝炎、角膜炎な
どを起こす。成人期初感染ではカポジ型ヘルペス湿疹、
髄膜脳炎、上下気道感染、角膜炎、全身感染、激症口内
炎、肝炎、疱疹性ひょう疽、神経痛、顔面神経麻痺、陰
部ヘルペス症、亜急性髄膜炎などが見られる。ヘルペス
ウイルスは初感染後、主に神経節で潜伏感染する。HS
Vの場合、健康人でもちょっとした疲れや体調の変化で
***ヘルペス、性器ヘルペス、角膜ヘルペスを繰り返
す。特に近年、日本においても一般化してきた骨髄移
植、腎移植などの臓器移植のために免疫抑制を受けてい
る患者では、通常健康な状態では感染しえない、あるい
は活性化することの少ないウイルス感染症が発症する。
例えば重症の***ヘルペスの再発などがあり、時に後尾
部、食道の潰瘍などに発展する。 〈従来の技術〉これに対し、従来はウイルスのゲノムの
複製などを阻害することにより、その増殖を抑えるべ
く、抗ヘルペス剤として核酸誘導体が用いられていた。
例えば特公昭56−33396号公報に開示される以下
の式
【0004】
【化20】
【0005】で表されるアシクロビル(ACV)がその
代表化合物であり、現在も第一選択薬とされている。そ
の他、6−アミノプリン誘導体のビダラビンやACVと
同様にアサイクリックな糖を持ったグアノシン誘導体で
あるガンシクロビルが臨床上使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の薬剤においても、その効果や投与のし易さおよび安全
性の点で十分でない。例えば、特公昭56−33396
号公報に開示されるACVは、1)溶解度が低く腎障害
を起こすためゆっくり点滴静注する必要があること、
2)経口吸収率が悪いこと、3)水痘帯状疱疹ウイルス
(VZV)に対して効果が低いこと、4)変異原性の基
礎試験である小核試験で異常が認められていること、
5)耐性株が出現していることなどの多くの欠点があ
る。また、ビダラビンは効果の点で十分でなく、ガンシ
クロビルとともに細胞毒性が強いため長期投与ができな
いなどの欠点があり、今後さらに増加が予想される易感
染患者のヘルペスウイルス感染症に対し、さらに優れた
薬剤の出現が切望されている。しかも、遺伝子本体であ
るDNAは全ての生物で共通しており、核酸系化合物で
人体への副作用、例えば変異原性や細胞毒性など、をな
くすことは困難であると考えられる。本発明者らは、こ
れらの問題点を解決すべく非核酸系の抗ヘルペス剤の研
究を鋭意重ねた結果、優れた活性および安全性を有する
抗ヘルペス剤並びにその合成中間体および製造方法を見
い出し本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は一般式
【0008】
【化21】
【0009】〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有し
ていてもよく、1以上の置換基を有していてもよい芳香
環または1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以
上の置換基を有していてもよい縮合環を、R1は低級ア
ルキル基または1以上のヘテロ原子を有していてもよ
く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環を、R2
は水素原子、低級アルキル基またはアミノ基の保護基
を、R3は水素原子、ハロゲン原子または低級アルキル
基をそれぞれ示す。〕で表されるピラゾール誘導体また
はその塩、このピラゾール誘導体の合成中間体である一
般式
【0010】
【化22】
【0011】〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有し
ていてもよく、1以上の置換基を有していてもよい芳香
環または1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以
上の置換基を有していてもよい縮合環を、R1は低級ア
ルキル基または1以上のヘテロ原子を有していてもよ
く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環をそれぞ
れ示す。〕で表される化合物またはその塩、およびこれ
らの製造方法並びに抗ヘルペス剤としてのその用途に関
する。
【0012】以下本明細書に記載された用語などについ
て説明する。環Aは1以上のヘテロ原子を有していても
よく、1以上の置換基を有していてもよい芳香環または
1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換
基を有していてもよい縮合環を示す。ヘテロ原子とは、
具体的には酸素原子、硫黄原子、窒素原子などが挙げら
れるが、その他にもリン、砒素、アンチモン、ケイ素、
ゲルマニウム、スズ、鉛、ホウ素、水銀などがある。好
ましくは酸素原子、硫黄原子、窒素原子が挙げられる。
【0013】置換基とは、具体的には例えば、水酸基;
チオール基;ニトロ基;モルホリノ基;チオモルホリノ
基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など
のハロゲン原子;ニトリル基;アジド基;ホルミル基;
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基、プロペ
ニル基などのアルケニル基;エチニル基、ブチニル基、
プロパルギル基などのアルキニル基、低級アルキル基に
対応するメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基などのアルコキシ基;フルオロメチル基、ジフル
オロメチル基、トリフルオロメチル基、フルオロエチル
基などのハロゲノアルキル基:ヒドロキシメチル基、ヒ
ドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基などのヒドロ
キシアルキル基;グアニジノ基;ホルムイミドイル基;
アセトイミドイル基;カルバモイル基;チオカルバモイ
ル基;カルバモイルメチル基、カルバモイルエチル基な
どのカルバモイルアルキル基;メチルカルバモイル基、
ジメチルカルバモイル基などのアルキルカルバモイル
基;カルバミド基;アセチル基などのアルカノイル基;
アミノ基;メチルアミノ基、エチルアミノ基、イソプロ
ピルアミノ基などのアルキルアミノ基;ジメチルアミノ
基、メチルエチルアミノ基、ジエチルアミノ基などのジ
アルキルアミノ基;アミノメチル基、アミノエチル基、
アミノプロピル基などのアミノアルキル基;カルボキシ
基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基などのアルコキシカルボニル基;
メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチ
ル基、プロポキシカルボニルメチル基、メトキシカルボ
ニルエチル基、エトキシカルボニルエチル基、プロポキ
シカルボニルエチル基などのアルコキシカルボニルアル
キル基;メチルオキシメチル基、メチルオキシエチル
基、エチルオキシメチル基、エチルオキシエチル基など
のアルキルオキシアルキル基;メチルチオメチル基、メ
チルチオエチル基、エチルチオメチル基、エチルチオエ
チル基などのアルキルチオアルキル基;アミノメチルア
ミノメチル基、アミノエチルアミノメチル基などのアミ
ノアルキルアミノアルキル基;メチルカルボニルオキシ
基、エチルカルボニルオキシ基、イソプロピルカルボニ
ルオキシ基などのアルキルカルボニルオキシ基;オキシ
メチル基、ベンジルオキシエチルオキシエチル基などの
アリールアルコキシアルコキシアルキル基;ヒドロキシ
エチルオキシメチル基、ヒドロキシエチルオキシエチル
基などのヒドロキシアルコキシアルキル基;ベンジルオ
キシメチル基、ベンジルオキシエチル基、ベンジルオキ
シプロピル基などのアリールアルコキシアルキル基;ト
リメチルアンモニオ基、メチルエチルメチルアンモニオ
基、トリエチルアンモニオ基などの第四級アンモニオ
基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;シク
ロプロペニル基、シクロブテニル基、シクロペンテニル
基、シクロヘキセニル基などのシクロアルケニル基;フ
ェニル基、ピリジニル基、チエニル基、フリル基、ピロ
リル基などのアリール基;メチルチオ基、エチルチオ
基、プロピルチオ基、ブチルチオ基などのアルキルチオ
基;フェニルチオ基、ピリジニルチオ基、チエニルチオ
基、フリルチオ基、ピロリルチオ基などのアリールチオ
基;ベンジル基、トリチル基、ジメトキシトリチル基な
どのアリール低級アルキル基;スルホニル基、メシル
基、p-トルエンスルホニル基などの置換スルホニル基;
ベンゾイル基などのアリロイル基;フルオロフェニル
基、ブロモフェニル基などのハロゲノアリール基;メチ
レンジオキシ基などのオキシアルコキシ基等を挙げるこ
とができる。1以上の置換基を有していてもよいとは、
これら基を任意に組み合わせて有していてもよいことを
意味し、例えば水酸基,チオール基,ニトロ基,モルホ
リノ基,チオモルホリノ基,ハロゲン原子,ニトリル
基,アジド基,ホルミル基,アミノ基,アルキルアミノ
基,ジアルキルアミノ基,カルバモイル基,スルホニル
基などで置換されたアルキル基;アルケニル基;アルキ
ニル基;アルコキシ基なども本願発明中に含まれる。
【0014】環Aとしての具体例を挙げると、1以上の
置換基を有していてもよい、ベンゼン、ピリジン、チオ
フェン、フラン、ピロール、オキサゾール、イソキサゾ
ール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ト
リアゾール、ピラゾール、フラザン、チアジアゾール、
オキサジアゾール、ピリダジン、ピリミジン、ピラジ
ン、ペンタレン、インデン、ナフタレン、アズレン、イ
ンドール、イソインドール、インダゾール、クロメン、
キノリン、イソキノリン、シンノリン、キナゾリン、キ
ノキサリン、ナフチリジン、フタラジン、プリン、プテ
リジン、チエノフラン、イミダゾチアゾール、ベンゾフ
ラン、ベンゾチオフェン、ベンズオキサゾール、ベンズ
チアゾール、ベンズチアジアゾール、ベンズイミダゾー
ル、イミダゾピリジン、ピロロピリジン、ピロロピリミ
ジン、ピリドピリミジンなどを挙げることができる。好
ましくはベンゼン、ピリジン、チオフェン、チアゾー
ル、チアジアゾール、イミダゾール、ピリミジン、ベン
ズイミダゾール、イミダゾピリジン、プリンなどが挙げ
られる。
【0015】さらに、環Aが5員環と6員環の縮合環で
ある場合を、具体的に例示するとチオフェン、フラン、
ピロール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾー
ル、イソチアゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピ
ラゾール、フラザン、チアジアゾール、オキサジアゾー
ルなどとベンゼン、ピリジン、ピリダジン、ピリミジ
ン、ピラジンなどとの縮合環が挙げられ、例えばインデ
ン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベン
ゾチオフェン、ベンズオキサゾール、ベンズチアゾー
ル、ベンズチアジアゾール、ベンズイミダゾール、イミ
ダゾピリジン、ピロロピリジン、ピロロピリミジン、プ
リンなどが挙げられる。
【0016】R1は低級アルキル基または1以上のヘテ
ロ原子を有していてもよく、1以上の置換基を有してい
てもよい芳香環を示す。低級アルキル基とは、具体的に
は炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖状のアルキル基、
例えばメチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル
基、n-ブチル基、i-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブチル
基、n-ペンチル基、i-ペンチル基、sec-ペンチル基、t-
ペンチル基、ネオペンチル基、1-メチルブチル基、2-メ
チルブチル基、1,1-ジメチルプロピル基、1,2-ジメチル
プロピル基、n-ヘキシル基、i-ヘキシル基、1-メチルペ
ンチル基、2-メチルペンチル基、3-メチルペンチル基、
1,1-ジメチルブチル基、1,2-ジメチルブチル基、2,2-ジ
メチルブチル基、1,3-ジメチルブチル基、2,3-ジメチル
ブチル基、3,3-ジメチルブチル基、1-エチルブチル基、
2-エチルブチル基、3-エチルブチル基、1,1,2-トリメチ
ルプロピル基、1,2,2-トリメチルプロピル基、1-エチル
-1−メチルプロピル基、1-エチル-2−メチルプロピル
基、ヘキシル基などを意味する。好ましくはメチル基、
エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、
i-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブチル基などが挙げられ
る。
【0017】このR1についてのヘテロ原子および置換
基に関する定義は前記と同様である。従って、R1にお
ける芳香環を具体的に挙げると、1以上の置換基を有し
ていてもよい、ベンゼン、ピリジン、チオフェン、フラ
ン、ピロール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾ
ール、イソチアゾール、イミダゾール、トリアゾール、
ピラゾール、フラザン、チアジアゾール、ピリダジン、
ピリミジン、ピラジンなどを挙げることができる。
【0018】さらに具体的に、 R1における1以上の置
換基を有していてもよい芳香環基を例示すると、2-フル
オロフェニル基、4-フルオロフェニル基、2,4-ジフルオ
ロフェニル基、2-ブロモフェニル基、4-ブロモフェニル
基、2-クロロフェニル基、4-クロロフェニル基、2-アミ
ノフェニル基、4-アミノフェニル基、2-ニトロフェニル
基、4-ニトロフェニル基、2-ジメチルアミノフェニル
基、4-ジメチルアミノフェニル基、2-メトキシフェニル
基、4-メトキシフェニル基、2-チエニル基、2-ピリジル
基、N-メチル-2-ピロリル基などを挙げることができ
る。
【0019】R2は水素原子、低級アルキル基またはア
ミノ基の保護基を示す。低級アルキル基に関する定義は
前記と同様である。アミノ基の保護基とは、具体例を挙
げると、通常、有機合成上アミノ基の保護基として知ら
れている基であればいかなる基でもよく特に限定されな
いが、たとえばホルミル基、アセチル基、クロロアセチ
ル基、ジクロロアセチル基、プロピオニル基、フェニル
アセチル基、フェノキシアセチル基、チエニルアセチル
基などの置換または非置換の低級アルカノイル基;ベン
ジルオキシカルボニル基、t-ブトキシカルボニル基、p-
ニトロベンジルオキシカルボニル基などの置換または非
置換の低級アルコキシカルボニル基;メチル基、t-ブチ
ル基、2,2,2-トリクロロエチル基、トリチル基、p-メト
キシベンジル基、p-ニトロベンジル基、ジフェニルメチ
ル基、ピバロイルオキシメチル基などの置換低級アルキ
ル基;トリメチルシリル基、t-ブチルジメチルシリル基
などの置換シリル基;トリメチルシリルメトキシメチル
基、トリメチルシリルエトキシメチル基、t-ブチルジメ
チルシリルメトキシメチル基、t-ブチルジメチルシリル
エトキシメチル基などの置換シリルアルコキシアルキル
基;ベンジリデン基、サリチリデン基、p-ニトロベンジ
リデン基、m-クロルベンジリデン基、3,5-ジ(t-ブチ
ル)-4-ハイドロキシベンジリデン基、3,5-ジ(t-ブチ
ル)ベンジリデン基などの置換または非置換のベンジリ
デン基などを挙げることができる。これらの保護基の脱
離は、使用した保護基の種類に応じ、加水分解、還元な
ど常法により行うことができる。
【0020】R3は水素原子、ハロゲン原子または低級
アルキル基を示す。ハロゲン原子とは具体的には、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げら
れる。また、低級アルキル基に関する定義は前記と同様
である。
【0021】塩としては種類は限定されないがたとえば
フッ化水素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、過塩素酸
塩、リン酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ
化水素酸塩などの無機酸の付加塩;酢酸塩、マレイン酸
塩、フマール酸塩、蓚酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、トリフ
ルオロ酢酸塩などの有機カルボン酸の付加塩;メタンス
ルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタン
スルホン酸塩、ヒドロキシメタンスルホン酸塩、ヒドロ
キシエタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トル
エンスルホン酸塩、タウリン塩などの有機スルホン酸の
付加塩;トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピ
リジン塩、プロカイン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシ
ルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン
塩、N−メチルグルカミン塩、ジエタノールアミン塩、
トリエタノールアミン塩、トリス(ヒドロキシメチルア
ミノ)メタン塩、フェネチルベンジルアミン塩などのア
ミンの付加塩;ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカ
リ金属の付加塩;マグネシウム塩、カルシウム塩などの
アルカリ土類金属の付加塩;アルギニン塩、リジン塩、
セリン塩、グリシン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン
酸塩などのアミノ酸の付加塩などを挙げることができ
る。薬理学的に許容される塩とは、医薬の製造において
通常用いられる慣用的なものを意味する。
【0022】従って、本願ピラゾール誘導体またはその
塩の具体例としては、6−(3−メチル−1H−ピラゾ
ール−4−イル)イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン、3
−クロロ−6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−
イル)イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン、1−メチル−
6−〔3−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾー
ル−4−イル〕ベンズイミダゾール、1−メチル−6−
〔3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾ
ール−4−イル〕ベンズイミダゾールまたは2−〔3−
フェニル−1H−ピラゾール−4−イル〕−9−メチル
プリンまたはその塩などを挙げることができる。
【0023】また、本発明には化合物の構造上生ずる立
体異性体、光学異性体および互変異性体のすべてが含ま
れる。
【0024】次に以下の一般式で表される本発明化合物
の製造方法について説明する。一般式
【化23】
【0025】〔式中、環A、R1は前記の定義と同じで
ある。〕で表される行程(I)は、本発明化合物たるピラ
ゾール誘導体の合成に有用な中間体であるオレフィン化
合物(3)を誘導するルートである。この反応は、反応を
阻害しない溶媒中で、化合物(2)をナトリウムメチラー
トなどの塩基の存在下に化合物(1)と反応させることに
より行うことができる。反応温度は化合物の反応性によ
り異なるが、通常氷冷下から100℃の間で行うことが
できる。
【0026】塩基としての具体例を挙げると、通常、有
機合成上塩基として知られているものであればいかなる
ものでもよく特に限定されないが、例えば炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム、t-ブトキシカリウム、ピリジ
ン、ジメチルアミノピリジン、トリメチルアミン、トリ
エチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、
N−メチルモルホリン、N-メチルピロリジン、N−メチ
ルピペリジン、N,N−ジメチルアニリン、1,8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン(DB
U)、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリ
ン、ルチジン、キノリン、イソキノリン、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、ブチルリチウ
ム、ナトリウムメチラート,カリウムメチラート,ナト
リウムエチラートなどのナトリウムまたはカリウムアル
コラート等が挙げられる。
【0027】また、一般式
【化24】
【0028】〔式中、環A、R1は前記の定義と同じで
ある。R4は低級アルコキシ基を示す。〕で表される行
程(II)によっても、本発明化合物たるピラゾール誘導体
の合成に有用な中間体を合成することができる。これ
は、反応を阻害しない溶媒中、水素化ナトリウムなどの
塩基の存在下に化合物(5)を化合物(4)と反応させること
により、化合物(4)にシアノメチレン−R1単位を導入
し、オレフィン化合物(6)を誘導するルートである。
【0029】ここで、R4の低級アルコキシ基とは、前
記の低級アルキル基に対応するものであり、具体的に
は、炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖状のアルコキシ
基をいい、例えばメトキシ基、エトキシ基、n-プロポキ
シ基、i-プロポキシ基、n-ブトキシ基、i-ブトキシ基、
sec-ブトキシ基、t-ブトキシ基、n-ペンチルオキシ基、
i-ペンチルオキシ基、sec-ペンチルオキシ基、t-ペンチ
ルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、1-メチルブトキシ
基、2-メチルブトキシ基、1,1-ジメチルプロポキシ基、
1,2-ジメチルプロポキシ基、n-ヘキシルオキシ基、i-ヘ
キシルオキシ基、1-メチルペンチルオキシ基、2-メチル
ペンチルオキシ基、3-メチルペンチルオキシ基、1,1-ジ
メチルブトキシ基、1,2-ジメチルブトキシ基、2,2-ジメ
チルブトキシ基、1,3-ジメチルブトキシ基、2,3-ジメチ
ルブトキシ基、3,3-ジメチルブトキシ基、1-エチルブト
キシ基、2-エチルブトキシ基、1,1,2-トリメチルプロポ
キシ基、1,2,2-トリメチルプロポキシ基、1-エチル-1-
メチルプロポキシ基、1-エチル-2-メチルプロポキシ基
などが挙げられる。
【0030】一般式
【化25】
【0031】〔式中、環A、R1は前記定義と同じであ
る。R5は水素原子またはトリメチルシリル基をそれぞ
れ示す。〕で表される行程(III)は、上記行程(I),(II)
により得られたオレフィン化合物を閉環するルートであ
る。この反応は、例えば反応を阻害しない溶媒中でトリ
メチルシリルジアゾメタン(8)を約−78℃に冷却下、n
-ブチルリチウムなどの塩基を加え、ここに化合物(7)を
加えることにより行うことができる。R5のトリメチル
シリル基の除去は、通常のシリル基が脱離する条件で行
うことができ、例えば、1Mテトラブチルアンモニウム
フルオライドで室温中攪拌することにより、又は塩酸で
加熱することによりトリメチルシリル基を除去すること
ができる。
【0032】一般式
【化26】
【0033】〔式中、環A、R1、R2は前記定義と同じ
である。〕で表される行程(IV)によっても本願化合物を
製造することができる。これは反応を阻害しない溶媒中
で、化合物(10)をヒドラジン誘導体(11)と反応させ閉環
させるルートである。
【0034】さらに一般式
【化27】
【0035】〔式中、R1、R2は前記定義と同じであ
る。R6は水素原子または低級アルキル基を示す。〕で
表される行程(V)は本願ピラゾール誘導体の合成に有用
な中間体であるアミド化合物(15)を誘導するルートであ
る。この反応は、反応を阻害しない溶媒中で、化合物(1
3)の酸ハライド誘導体を化合物(14)と反応させることに
より行うことができる。反応温度は化合物の反応性によ
り異なるが、通常氷冷下から100℃の間で行うことがで
きる。
【0036】一般式
【化28】
【0037】〔式中、R1、R2、R6は前記定義と同じ
である。〕で表される行程(VI)は上記行程(V)により得
られたアミド化合物(15)を閉環しプリン誘導体(16)を誘
導するルートである。この反応は、反応を阻害しない溶
媒中で、化合物(15)を炭酸水素カリウムなどの塩基の存
在下反応させることにより行うことができる。反応温度
は化合物の反応性により異なるが、通常氷冷下から100
℃の間で行うことができる。R2がアミノ基の保護基、
特に2−トリメチルシリルエトキシメチル基の場合は、
ボロントリストリフルオロアセテートで氷冷下攪拌する
ことにより、2−トリメチルシリルエトキシメチル基を
除去することができる。
【0038】上記の行程における反応は特に記載したも
のを除いて一般には、−78℃〜150℃、好ましくは
−40〜50℃、より好ましくは−20〜25℃の温度
範囲で行うことができる。
【0039】本発明で使用しうる溶媒としては、反応を
阻害しないものであって、通常有機合成上用いられてい
るものであればいかなる溶媒でもよく特に限定されない
が、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノールなどの低級アルコール類、エチレングリコー
ル、グリセリンなどのポリアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン、ジエチルケトン、シクロヘキサノン
などのケトン類、ジエチルエーテル、イソプロピルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、2−メトキシ
エタノール、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル
類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル
類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
ブチル、フタル酸ジエチルなどのエステル類、ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロ
エタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンな
どのハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、モノクロルベンゼン、ニトロベンゼン、インデ
ン、ピリジン、キノリン、コリジン、フェノールなどの
芳香族類、ペンタン、シクロヘキサン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、イソオクタン、石油ベンジン、石油エ
ーテルなどの炭化水素類、エタノールアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン、ピロリジン、ピペリジン、
ピペラジン、モルホリン、アニリン、ジメチルアニリ
ン、ベンジルアミン、トルイジンなどのアミン類、ホル
ムアミド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルイ
ミダゾロン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−
ジメチルホルムアミドなどのアミド類、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミド、ヘキサメチル亜リン酸トリアミドなど
のリン酸アミド類、水、その他一般に使用される溶媒な
どの一種もしくは二種以上の混合溶媒を挙げることがで
き、その混合比は特に限定されない。
【0040】以上の反応終了後、所望により通常の処理
法によって、例えばシリカゲルまたは吸着樹脂等を用い
るカラムクロマトグラフィーや適当な溶媒から再結晶す
ることにより精製することが可能である。
【0041】本発明に係る抗ヘルペス剤の投与量は症状
の程度、年齢、性別、体重、投与形態、疾患の種類等に
より異なるが、通常成人1日当たり1〜1000mgで
あり1〜数回に分けて投与する。また、その投与形態も
特に限定されず、通常用いられる方法により軟カプセル
剤、硬カプセル剤、錠剤、散剤、顆粒剤、内服液剤、注
射剤、輸液などにより経口または非経口的に投与するこ
とができる。
【0042】これら製剤化には通常用いられる賦形剤,
結合剤,滑沢剤,着色剤,矯味矯臭剤等,および必要に
より安定化剤,乳化剤,吸収促進剤,界面活性剤等を使
用することができ、常法により製剤化される。これらの
成分としては例えば、動植物油(大豆油、牛脂、合成グ
リセライドなど)、炭化水素(流動パラフィン、スクワ
ラン、固形パラフィンなど)、エステル油(ミリスチン
酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピルな
ど)、高級アルコール(セトステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコールなど)、シリコン樹脂、シリコン油、
界面活性剤(ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンブロックコポリマーなど)、水溶性高分子
(ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸、カル
ボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール、ポリ
ビニルピロリドン、メチルセルロースなど)、アルコー
ル(エタノール、イソプロパノールなど)、多価アルコ
ール(グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、ソルビトールなど)、糖(グルコース、
ショ糖など)、無機粉体(無水ケイ酸、ケイ酸アルミニ
ウムマグネシウム、ケイ酸アルミニウムなど)、精製水
などが挙げられる。pH調製のためには無機酸(塩酸、
りん酸など)、無機酸のアルカリ金属塩(りん酸ナトリ
ウムなど)、無機塩基(水酸化ナトリウムなど)、有機
酸(低級脂肪酸、クエン酸、乳酸など)、有機酸のアル
カリ金属塩(クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウムな
ど)、有機塩基(アルギニン、エタノールアミンなど)
などを用いることができる。また、必要に応じて、防腐
剤、抗酸化剤などを添加することができる。
【0043】本発明化合物は、ヘルペスウイルスに対し
て優れた抗ウイルス作用を示し、ヘルペスウイルスが原
因となって生じる感染症の治療および予防のための抗ヘ
ルペスウイルス剤として有用な化合物である。本発明化
合物の有用性を示すために本発明化合物の抗ウイルス活
性を測定した。
【0044】抗ヘルペスウイルス活性の測定法 抗HSV-1活性の測定はプラーク減少法により行った。
24ウェルマイクロプレートに培養したVERO細胞に
50から100PFUのHSV-1KOS株を吸着させる。1
時間後上清を除き、0.5%のメチルセルロースを含む培
地に希釈した被検物質を加え3日間培養を続ける。その
後、0.25%のニュートラルレッドを加えて染色しHSV
-1の感染によりできたプラークの数を計数する。なにも
加えないコントロールのウェルに対しプラーク数を50%
抑制する被検物質の濃度をED50とした。以下に本発明
化合物の抗ヘルペスウイルス活性を示す。
【0045】
【表1】
【0046】次に本発明を更に詳しく説明するためにい
くつかの実施例を示すが、本発明はこれらのものに限定
されるものではない。また、実施例中 1H N.M.R.ス
ペクトラムはVarian社 FT NMR(400MHz)で測定した。
【0047】尚、以下、Trはトリチル基を、SEMは
トリメチルシリルエトキシメチル基を、Bnはベンジル
基をそれぞれ示す。
【0048】
【実施例】
実施例16−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)
〔1,2−a〕イミダゾピリジン
【0049】
【化29】
【0050】4−ジメチルアミノ−3−(6−イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジニル)−3−ブテン−2−オン
(M.Yamanaka et al. Chem.Pharm.Bull.,39(6),1556-67,
1991)31.41gをエタノール125mlに溶解させ、ヒドラジン
−水和物13.7gを加え1時間加熱還流した。冷後、析出
した結晶を濾取、冷エタノール洗し乾燥すると、標題化
合物が無色針状晶として得られた(収量21.25g)。 m.p.:230〜231°(dec) MS:199(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):12.7(1H,br),8.58(1H,m),7.9
2(1H,br,s),7.56(1H,d,J=9.3Hz),7.54(1H,d,J=1.1Hz),
7.35(1H,dd,J=1.8,9.3Hz),2.37(3H,s)
【0051】実施例23−チオモルホリノメチル−6−(3−メチル−1H−
ピラゾール−4−イル)〔1,2−a〕イミダゾピリジ
【0052】
【化30】
【0053】チオモルホリン780mgをエタノール20mlに
溶解し、2NHCl3.78ml,37%ホルマリン613mgを加え30分
撹拌した。これに6−(3−メチル−1H−ピラゾール
−4−イル)〔1,2−a〕イミダゾピリジン500mgを
加え6時間加熱還流した。冷後、NaHCO3でアルカリ性
とした後、ジクロロメタン70mlで抽出した。溶媒留去
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-Acetone=3
-1)にて精製すると褐色アモルファス状固体が909mg得ら
れた。CH2Cl2より再結晶すると標題化合物が無色針状晶
として400mg得られた。 m.p.:222〜223° MS:314(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):12.75(1H,br),8.41(1H,br,
s),7.56(1H,d,J=9.3Hz),7.45(1H,s),7.39(1H,dd,J=9.3,
1.3Hz),3.84(2H,s),2.66〜2.54(8H,m),2.41(3H,s)
【0054】実施例33−モルホリノメチル−6−(3−メチル−1H−ピラ
ゾール−4−イル)〔1,2−a〕イミダゾピリジン
【0055】
【化31】
【0056】モルホリン660mgに2NHCl3.78ml、37%ホ
ルマリン614mgを加え室温で1時間撹拌した。これに6
−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)〔1,
2−a〕イミダゾピリジンン500mgを加え、7時間80℃
にて撹拌した。冷後、NaHCO3を加えアルカリ性とした
後、ジクロロメタン100mlで抽出した。溶媒留去後、残
渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeOH=10-1)にて
精製すると581mg固体が得られた。これをEtOAcより再結
晶すると標題化合物が無水針状晶として55mg得られた。 m.p.:244〜246° MS:298(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):12.7(1H,br),8.45(1H,br,s),
7.56(1H,dd,J=9.3,0.8Hz),7.46(1H,s),7.40(1H,dd,J=1.
8,9.3Hz),3.83(2H,s),3.52(4H,m),2.41(3H,s),2.38(4H,
m)
【0057】実施例43−ヨード−6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4
−イル)イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0058】
【化32】
【0059】6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4
−イル)〔1,2−a〕イミダゾピリジンン 200mgをメ
タノール10mlに溶解させ、ヨウ素254mgを加え室温にて
1時間撹拌した。さらにヨウ素254mgを加え1時間撹拌
した。ジクロロメタン50mlを加え、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、次いで飽和食塩水洗し、MgSO4で乾燥し
た。溶媒留去後、残渣をカラムクロマトグラフィー(CH2
Cl2-MeOH=97.5-2.5)にて精製し、ジクロロメタンより再
結晶すると、標題化合物が無色結晶として150mg得られ
た。 m.p.:218°(decomp.) MS:325(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):12.75(1H,br,NH),8.17(1H,m,
H-5),7.70(1H,s,H-2),7.63(1H,dd,J=9.3,0.9Hz,H-8),7.
47(1H,dd,J=9.3,1.8Hz,H-7),2.40(3H,s,Me)
【0060】実施例53−ブロモ−6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4
−イル)イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0061】
【化33】
【0062】6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4
−イル)〔1,2−a〕イミダゾピリジンン 795mgをジ
クロロメタン−メタノール(2−1)混液20mlに溶解さ
せ、トリエチルアミン0.48ml、続いて1MBr2/CH2Cl2 3.
43mlを加え、室温にて1時間撹拌した。ジクロロメタン
100mlを加え、水洗し、有機層をMgSO4で乾燥した。MeOH
-EtOAcより再結晶すると標題化合物が淡黄色結晶として
820mg得られた。 m.p.:264〜265°(decomp.)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.07(1H,dd,J=0.9,1.6Hz,H-5),
7.72(1H,dd,J=0.9,9.3Hz,H-8),7.68(1H,br),7.62(1H,s,
H-2),7.33(1H,dd,J=1.6,9.3Hz,H-7),2.43(3H,s,Me)
【0063】実施例63−クロロ−6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4
−イル)イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0064】
【化34】
【0065】6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4
−イル)〔1,2−a〕イミダゾピリジンン 240mgをメ
タノール30mlに溶解させ、N−クロロスクシンイミド(N
CS)180mgを加え、室温にて4時間撹拌した。溶媒を留去
し、ジクロロメタン100mlで抽出し、飽和食塩水で洗浄
した。有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒留去後、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(CH2Cl2-MeOH=98-2)にて精製す
ると、標題化合物が無色結晶として280mg得られた。 m.p.:207〜208℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.19(1H,m,H-5),8.08(1H,d,J=
8.8Hz,H-8),7.77(1H,s),7.72(1H,s),7.62(1H,dd,J=8.8,
0.7Hz,H-7),2.50(3H,s,Me)
【0066】実施例76−〔2−シアノ−2−(2−ピリジル)〕エテニル
イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0067】
【化35】
【0068】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド1.02g、2−シアノメチルピリジン9
00mgをエタノール50mlに溶解させナトリウムメチラート
95mgを加え、80℃で1時間撹拌した。反応液を約1/3ま
で留去し、析出した結晶を濾取、冷エタノール洗し、乾
燥すると標題化合物が淡黄色結晶として950mg得られ
た。 m.p.:149〜151℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.82(1H,m),8.65(1H,ddd,J=0.
9,1.6,4.6Hz),8.46(1H,s),7.94(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.
83(1H,ddd,J=1.8,7.8,7.8Hz),7.78(1H,s,),7.78〜7.76
(1H,m),7.73(1H,m),7.69(1H,m),7.32(1H,ddd,J=1.3,4.
6,7.8Hz)
【0069】実施例86−〔3−(2−ピリジル)−1H−ピラゾール−4−
イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0070】
【化36】
【0071】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液、東京化成株式会社製)10mlのTHF10ml
溶液に−78℃にてn−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−
ヘキサン溶液)3.6mlを加え、同温度にて20分間撹拌し
た。これに実施例7の化合物0.95gのTHF50ml溶液を20分
かけて滴下し、徐々に室温まで昇温させながら4時間撹
拌した。飽和塩化アンモニウム溶液を加え、ジクロロメ
タン150mlで抽出した。有機層を分取し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。カラムクロマトグ
ラフィー(EtoAcのみ)にて精製後、360mgをとり、これ
にエタノール30ml、濃塩酸1.2ml、フッ化カリウム70mg
を加え0.5時間加熱還流した。冷後、炭酸カリウム溶液
を加えてアルカリ性とし、エタノールを減圧下留去し
て、EtoAc100mlで抽出した。有機層を分取し、MgSO4
燥後、溶媒を留去し、残渣をメタノールより再結晶する
と標題化合物が無色結晶として150mg得られた。 m.p.:287〜290°(decomp.)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.60〜8.58(1H,m),8.43〜8.42
(1H,m),8.05〜8.00(1H,m),7.77(1H,d,J=1.5Hz),7.74(1
H,s),7.66〜7.64(1H,m),7.66(1H,d,J=1.5Hz),7.56〜7.4
4(2H,m),7.30〜7.25(1H,m)
【0072】実施例96−(2−シアノ−2−フェニル)エテニル イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン
【0073】
【化37】
【0074】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド1.02g、フェニルアセトニトリル0.8
6gをエタノール10mlに溶解させナトリウムメチラート87
mgを加え、80℃にて1時間撹拌した。反応液より溶媒を
留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2-MeO
H=98-2)にて精製すると、標題化合物が淡黄色の結晶と
して得られた。酢酸エチル−エーテル−ヘキサンにて再
結晶し、淡黄色粉末を得た(収量1.01g)。 m.p.:159〜161°(decomp.)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.76(1H,dd,J=0.9,1.6Hz),7.74
(1H,dd,J=1.6,9.3Hz),7.71〜7.69(2H,m),7.69〜7.66(3
H,m),7.50〜7.41(4H,m)
【0075】実施例106−(2−シアノ−2−フェニル)エテニル イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン
【0076】
【化38】
【0077】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)10mlのTHF30ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)3.6ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例9の
化合物900mgのTHF10ml溶液を20分かけて滴下し、徐々に
室温まで昇温させながら4時間撹拌した。飽和塩化アン
モニウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出し
た。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeO
H=98.5:1.5)にて精製後、300mgをとり、これにエタノー
ル15ml、濃塩酸26滴、フッ化カリウム53mgを加え1.5時
間加熱還流した。冷後、炭酸カリウム溶液を加えてアル
カリ性とし、エタノールを減圧下留去して、ジクロロメ
タン100mlで抽出した。有機層を分取し、MgSO4乾燥後、
溶媒を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc
-MeOH=98:2)にて精製すると、標題化合物が淡褐色アモ
ルファス状固体として140mg得られた。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.09(1H,m),7.75(1H,s),7.63(1
H,d,J=1.1Hz),7.56(1H,d,J=9.3Hz),7.53(1H,d,J=1.1H
z),7.47〜7.37(5H,m),7.08(1H,dd,J=1.6,9.3Hz)
【0078】実施例116−〔2−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)〕エ
テニル イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0079】
【化39】
【0080】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド1.02g、4−フロロフェニルアセト
ニトリル1.01gをエタノール200mlに溶解させナトリウム
メチラート90mgを加え、90℃にて1時間撹拌した。反応
液より溶媒を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー
(EtOAc-MeOH=98-2)にて精製し、EtOAc-Ether-Hexaneよ
り再結晶すると標題化合物が無色結晶として得られた
(収量1.22g)。 m.p.:157〜159℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.74〜7.71(1H,m),7.71(1H,s),
7.70(1H,s),7.68〜7.67(2H,m),7.65(2H,dd,J=5.0,8.7H
z),7.37(1H,s),7.17(2H,t,J=8.7Hz)
【0081】実施例126−〔3−(4−フルオロフェニル−1H−ピラゾール
−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0082】
【化40】
【0083】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)10mlのTHF10ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)3.6ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例11
の化合物1.0gのTHF50ml溶液を20分かけて滴下し、徐々
に室温まで昇温させながら4時間撹拌した。飽和塩化ア
ンモニウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出し
た。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeO
H=98:2)にて精製した。これにエタノール50ml、濃塩酸3
ml、フッ化カリウム200mgを加え0.5時間加熱還流した。
冷後、炭酸カリウム溶液を加えてアルカリ性とし、エタ
ノールを減圧下留去して、ジクロロメタン100mlで抽出
した。有機層を分取し、MgSO4乾燥後、溶媒を留去し、
残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeOH=98:2)に
て精製した。MeOH-EtOAcより再結晶すると標題化合物が
無色結晶として500mg得られた。 m.p.:227〜228℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.08(1H,dd,J=0.9,1.4Hz),7.74
(1H,d,J=1.1Hz),7.65(1H,d,J=1.1Hz),7.58(1H,dd,J=0.
9,9.3Hz),7.54(1H,s),7.48〜7.44(2H,m),7.10〜7.04(3
H,m)
【0084】実施例133−クロロ−6−〔3−(4−フルオロフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン
【0085】
【化41】
【0086】6−〔3−(4−フルオロフェニル−1H
−ピラゾール−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジン 150mgをメタノール20mlに溶解させ、N−クロロス
クシンイミド(NCS)94mgを加え、70℃にて1時間撹拌
した。溶媒を留去しジクロロメタン50mlで抽出し、飽和
食塩水で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒留去
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeOH=98-
2)にて精製すると標題化合物が淡黄色アモルファス状固
体として64mg得られた。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.04(1H,dd,J=0.9,1.8Hz),7.78
(1H,s),7.57(1H,s),7.56(1H,dd,J=0.9,9.3Hz),7.48〜7.
44(2H,m),7.11〜7.05(3H,m)
【0087】実施例146−〔2−シアノ−2−(2−メトシキフェニル)〕エ
テニル イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0088】
【化42】
【0089】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド1.02g、2−メトキシフェニルアセ
トニトリル1.13gをエタノール20mlに溶解させナトリウ
ムメチラート76mgを加え、90℃で8時間撹拌した。反応
液より溶媒を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー
(CH2Cl2-MeOH=98:2)にて精製すると、標題化合物が淡黄
色固体として得られた(収量1.07g)。 m.p.:174〜176℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.84(1H,m),7.87(1H,d,J=9.3H
z),7.76(1H,dd,J=9.3,1.6Hz),7.75(1H,m),7.71(1H,s),
7.46〜7.39(2H,m),7.45(1H,s),7.05(1H,td,J=1.1,7.5H
z),7.00(1H,d,J=8.4Hz),3.94(3H,s)
【0090】実施例156−〔3−(2−メトキシフェニル)−1H−ピラゾー
ル−4−yl〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0091】
【化43】
【0092】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)10mlのTHF10ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)3.6ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例14
の化合物1.06gのTHF50ml溶液を20分かけて滴下し、徐々
に室温まで昇温させながら2時間撹拌した。飽和塩化ア
ンモニウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出し
た。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー(EtoAcの
み)にて精製後、750mgをとり、これにエタノール50m
l、濃塩酸2ml、フッ化カリウム120mgを加え0.5時間加
熱還流した。冷後、炭酸カリウム溶液を加えてアルカリ
性とし、エタノールを減圧下留去して、ジクロロメタン
150mlで抽出した。有機層を分取し、MgSO4乾燥後、溶媒
を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeO
H=98:2)にて精製すると標題化合物が無色不定形固体と
して170mg得られた。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.20(1H,m),7.96(1H,d,J=8.4H
z),7.76(1H,s),7.73(1H,d,J=1.8Hz),7.60(1H,d,J=1.8H
z),7.43〜7.38(2H,m),7.24〜7.23(1H,m),7.05(1H,d,J=
8.4Hz),6.95〜6.91(1H,m),3.85(3H,s)
【0093】実施例163−クロロ−6−〔3−(2−メトキシフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン
【0094】
【化44】
【0095】6−〔3−(2−メトキシフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン 80mgをメタノール15mlに溶解させ、N−クロロ
スクシンイミド(NCS)80mgを加え、室温にて3時間撹拌
した。溶媒を留去し、ジクロロメタン50mlで抽出し、飽
和食塩水で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒留
去後、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeOH=9
8:2)にて精製すると標題化合物が淡黄色アモルファス状
固体として50mg得られた。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.10(1H,dd,J=0.9,1.6Hz),7.78
(1H,s),7.67(1H,d,J=8.8Hz),7.59(1H,s),7.38(1H,ddd,J
=8.4,7.5,1.6Hz),7.27〜7.24(2H,m),7.04(1H,d,J=8.2H
z),6.91(1H,td,J=1.1,7.5Hz),3.87(3H,s)
【0096】実施例176−〔2−シアノ−2−(2−フルオロフェニル)〕エ
テニル イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0097】
【化45】
【0098】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド1.02g、2−フロロフェニルアセト
ニトリル1.01gをエタノール20mlに溶解させナトリウム
メチラート90mgを加え、80℃で7時間撹拌した。反応液
より溶媒を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(E
tOAc-MeOH=98:2)にて精製すると、標題化合物が淡黄色
固体として得られた(収量930mg)。 m.p.:161〜162℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.75(1H,dd,J=0.9,1.6Hz),7.76
(1H,dd,J=1.6,9.3Hz),7.72(1H,d,J=0.7Hz),7.72〜7.68
(1H,m),7.68(1H,d,J=0.7Hz),7.61(1H,td,J=7.8,1.8Hz),
7.53(1H,s),7.44〜7.37(1H,m),7.29〜7.17(2H,m)
【0099】実施例186−〔3−(2−フルオロフェニル)−1H−ピラゾー
ル−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0100】
【化46】
【0101】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)10mlのTHF10ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)3.6ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例17
の化合物0.9gのTHF50ml溶液を20分かけて滴下し、徐々
に昇温させながら2.5時間撹拌した。飽和塩化アンモニ
ウム溶液を加え、ジクロロメタン90mlで抽出した。有機
層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。カラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeOH=98:2)
にて精製後、1.19gをとり、これにエタノール50ml、濃
塩酸2ml、フッ化カリウム120mgを加え0.5時間加熱還流
した。冷後、炭酸カリウム溶液を加えてアルカリ性と
し、エタノールを減圧下留去して、ジクロロメタン100m
lで抽出した。有機層を分取し、MgSO4乾燥後、溶媒を留
去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeOH=9
7:3)にて精製した。EtOAc-n-Hexaneより再結晶すると標
題化合物が無色粉末として140mg得られた。 m.p.:226〜228℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.08(1H,m),7.78(1H,s),7.63(1
H,d,J=0.9Hz),7.56(1H,d,J=9.2Hz),7.53(1H,d,J=0.9H
z),7.41〜7.36(2H,m),7.20〜7.13(2H,m),7.06(1H,dd,J=
1.6,9.2Hz)
【0102】実施例193−クロロ−6−〔3−(2−フルオロフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン
【0103】
【化47】
【0104】6−〔3−(2−フルオロフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン 170mgをメタノール20mlに溶解させ、N−クロロ
スクシンイミド(NCS)100mgを加え、室温にて4時間撹
拌した。溶媒を留去し、ジクロロメタン50mlで抽出し、
飽和食塩水で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒
留去後、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeOH=
98:2)にて精製すると標題化合物が淡黄色固体として100
mg得られた。 m.p.:188〜189℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.02(1H,m),7.84(1H,s),7.56(1
H,s),7.55(1H,d,J=8.4Hz),7.44〜7.38(2H,m),7.21〜7.1
5(2H,m),7.12(1H,dd,J=1.6,8.4Hz)
【0105】実施例206−〔2−シアノ−2−(4−メトキシフェニル)〕エ
テニル イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0106】
【化48】
【0107】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド1.02g、4−メトキシフェニルアセ
トニトリル1.13gをエタノール20mlに溶解させナトリウ
ムメチラート120mgを加え、80℃で1時間撹拌した。冷
後、析出した結晶を濾取、冷エタノール洗して乾燥する
と、標題化合物が淡黄色結晶として得られた(収量1.18
g)。 m.p.:125〜127℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.73(1H,s),7.70〜7.66(3H,m),
7.61(2H,d,J=8.2Hz),7.32(1H,s),7.26(1H,d,J=1.1Hz),
6.98(2H,d,J=8.2Hz),3.87(3H,s)
【0108】実施例216−〔3−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾー
ル−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0109】
【化49】
【0110】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)10mlのTHF10ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)3.6ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例20
の化合物1.06gのTHF50ml溶液を20分かけて滴下し、徐々
に室温まで昇温させながら5時間撹拌した。飽和塩化ア
ンモニウム溶液を加え、ジクロロメタン150mlで抽出し
た。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeO
H=98:2)にて精製後、800mgをとり、これにエタノール50
ml、濃塩酸1.4ml、フッ化カリウム80mgを加え0.5時間加
熱還流した。冷後、炭酸カリウム溶液を加えてアルカリ
性とし、エタノールを減圧下留去して、ジクロロメタン
100mlで抽出した。有機層を分取し、MgSO4乾燥後、溶媒
を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-MeO
H=98:2)にて精製すると標題化合物が淡黄色固体として3
40mg得られた。 m.p.:226〜227℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.09(1H,m),7.72(1H,d,J=1.1H
z),7.63(1H,d,J=1.1Hz),7.56(1H,dd,J=9.3,0.7Hz),7.53
(1H,s),7.38(2H,d,J=8.2Hz),7.09(1H,dd,J=9.3,1.6Hz),
6.91(2H,d,J=8.2Hz),3.84(3H,s)
【0111】実施例223−クロロ−6−〔3−(4−メトキシフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン
【0112】
【化50】
【0113】6−〔3−(4−メトキシフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン 300mgをメタノール50mlに溶解させ、N−クロロ
スクシンイミド(NCS)200mgを加え、室温にて3時間撹
拌した。溶媒を留去し、ジクロロメタン100mlで抽出
し、飽和食塩水で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、
溶媒留去後、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc-M
eOH=98:2)にて精製すると標題化合物が淡黄色結晶とし
て150mg得られた。 m.p.:208〜210℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.05(1H,dd,J=0.9,1.6Hz),7.77
(1H,s),7.56(1H,s),7.53(1H,dd,J=0.9,9.3Hz),7.37(2H,
d,J=8.9Hz),7.12(1H,dd,J=1.6,9.3Hz),6.92(2H,d,J=8.9
Hz),3.84(3H,s)
【0114】製造例11−トリフェニルメチルベンズイミダゾール6−カルボ
ン酸メチルエステル
【0115】
【化51】
【0116】ベンズイミダゾール-5−カルボン酸95.0g
をメタノール800mlに加え、さらに濃硫酸86.1gを加え、
16時間加熱還流した。冷後、炭酸カリウム水溶液を加え
て中和し、メタノールを減圧留去した。生じた沈澱を濾
取し、100℃にて乾燥すると、ベンズイミダゾール-5−
カルボン酸メチルエステルが褐色粉末として得られた
(収量103g)。これを精製せずに次の反応に用いた。ベ
ンズイミダゾール5−カルボン酸メチルエステル52.85g
をDMF260mlに懸濁し、水素化ナトリウム13.2gを加え、
1時間撹拌した。トリフェニルメチルクロリド100gを加
え、室温にて1.5時間撹拌した。反応液を氷水4lに加
え、生じた沈澱を濾取し、乾燥した。得られた粉末にメ
タノール1.2lを加え撹拌し、不溶性の固体を濾取した。
これをCH2Cl2-MeOHより再結晶すると、標題化合物が無
色結晶として得られた(収量65.8g)。 m.p.:171〜173℃ MS:419(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):8.08(1H,s,H-2),7.78〜7.76
(2H,m),7.42〜7.37(9H,m),7.17〜7.12(7H,m),3.69(3H,
s,Me)
【0117】製造例21−トリフェニルメチル−6−ヒドロキシメチル ベン
ズイミダゾール
【0118】
【化52】
【0119】製造例1の化合物89.74gをTHF1000mlに溶
解し、窒素気流下、水素化リチウムアルミニウム(LiAlH
4)20.3gのTHF100ml溶液に1時間かけて滴下し、更に室
温にて3時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)
水溶液54mlを注意して加え、濾過、溶媒を留去すると標
題化合物が無色アモルファス状固体として得られた(収
量75.0g)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.93(1H,s,H-2),7.75(1H,d,J=
8.2Hz,H-4),7.34〜7.16(16H,m,φ,H-7),6.45(1H,d,J=0.
7Hz,H-7),4.46(2H,s,CH2)
【0120】製造例31−トリフェニルメチル−6−ホルミル ベンズイミダ
ゾール
【0121】
【化53】
【0122】製造例2の化合物75.0gをジクロロメタン1
000mlに溶解し、活性化二酸化マンガン(MnO2)225gを加
え、室温にて1日撹拌した。メタノールの100mlを加
え、濾過、残渣をジクロロメタン−メタノール(5:
1)1lで洗浄した。得られた溶液を合して溶媒を留去
し、エタノールで再結晶すると標題化合物が無色結晶と
して得られた(収量48.5g)。 m.p.:199〜200℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):9.66(1H,s,CHO),8.10(1H,s,H-
2),7.88(1H,d,J=8.4Hz,H-4),7.74(1H,dd,J=1.5,8.4Hz,H
-5),7.36〜7.16(15H,m,φ),6.95(1H,m,H-7)
【0123】実施例231−トリフェニルメチル−6−〔2−シアノ−2−(4
−フルオロフェニル)エテニル〕ベンズイミダゾール
【0124】
【化54】
【0125】製造例3の化合物53.1gを4−フロロフェ
ニルアセトニトリル(p-F-C6H5CH2CN)18.5gをエタノール
に懸濁し、28%ナトリウムメチラート−メタノール溶液
6.6mlを加え、2時間加熱還流した。冷後、生じた沈澱
を濾取し、冷エタノールで洗浄すると、標題化合物が淡
黄色結晶として得られた(収量52.4g)。 m.p.:210〜212℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.01(1H,s,H-2),7.84(1H,d,J=
8.6Hz,H-4),7.81(1H,dd,J=8.6,1.6Hz,H-5),7.53〜7.50
(2H,m,φ),7.36〜7.21(15H,m,Tr),7.16(1H,s,CH),7.07
(2H,dd,J=8.8,8.6Hz),7.01(1H,m,H-7)
【0126】実施例241−トリフェニルメチル−6−〔3−(4−フルオロフ
ェニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダ
ソール
【0127】
【化55】
【0128】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)34mlのTHF34ml溶液に−78℃にて、n
−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)25ml
を加え同温度にて20分間撹拌した。これに実施例23の
化合物7.22gのTHF80ml溶液を20分かけて滴下し、徐々に
室温まで昇温させながら4時間撹拌した。飽和塩化アン
モニウム溶液を加え、ジクロロメタン200mlで抽出し
た。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去した。得られた残渣をTHF50mlに溶解させ、
これに1MテトラブチルアンモニウムフロライドのTHF
溶液50mlを加え、室温にて一夜撹拌した。反応液に水10
0mlを加え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱が生じた。
これを濾取、水洗し、乾燥後、ジクロロメタンで再結晶
すると、標題化合物が無色の結晶として得られた(収量
6.92g)。 m.p.:224〜226℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.88(1H,s,H-2),7.70(1H,dd,J=
0.7,8.4Hz,H-4),7.33〜7.24(10H,m),7.19(2H,dd,J=8.8,
5.3Hz,φ-F),7.13〜7.09(7H,m),6.87(2H,t,J=8.8Hz,φ-
F),6.38(1H,m,H-7)
【0129】実施例251−トリフェニルメチル−6−〔1−(2−トリメチル
シリルエトキシメチル)−3−(4−フルオロフェニ
ル)−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール 1−トリフェニルメチル−6−〔1−(2−トリメチル
シリルエトキシメチル)−5−(4−フルオロフェニ
ル)−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0130】
【化56】
【0131】実施例24の化合物6.92gをDMF100mlに懸
濁し、水素化ナトリウム(60% in oil)637mgを加え、40
分間撹拌すると、透明な溶液が得られた。これにトリメ
チルシリルエトキシメチルクロリド2.82mlを加え、室温
にて3時間撹拌した。水300mlを加え、ジクロロメタン3
00mlで抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を
カラムクロマトグラフィーに付し、1%メタノール−ジ
クロロメタンで溶出すると、標題化合物のほぼ1:1の
混合物が、アメ状物として得られた(収量8.13g)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.91(0.5H,s),7.85(0.5H,s),7.
73(0.5H,d,J=8.4Hz),7.66(0.5H,d,J=8.4Hz),7.39〜7.10
(19H,m),7.10〜7.05(1H,m),6.95(1H,t,J=8.6Hz),6.85(1
H,t,J=8.8Hz),6.40(0.5H,d,J=1.5Hz),6.35(0.5H,d,J=1.
5Hz),5.40(1H,s),5.19(1H,s),3.68〜3.63(2H,m),0.97〜
0.89(2H,m),0.03〜0.00(9H,m)
【0132】実施例265−〔1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)−
3−(4−フルオロフェニル)−ピラゾール−4−イ
ル〕ベンズイミダゾール 5−〔1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)−
5−(4−フルオロフェニル)−ピラゾール−4−イ
ル〕ベンズイミダゾール
【0133】
【化57】
【0134】実施例25の化合物8.13gをメタノールの5
0mlに溶解し、1N塩酸13mlを加えた。この溶液を、10
%パラジウム−カーボン(Pd-C)2.8gのメタノール10ml溶
液に加え、水素気流下50℃で1時間撹拌した。冷後、反
応液を濾過し、濾液に飽和重層水を加えて中和し、溶媒
を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィーに付し、
2%メタノール−ジクロロメタンで溶出すると、標題化
合物のほぼ1:1の混合物が無色アモルファス状固体と
して得られた(収量4.16g)。1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):12.5(1H,br),8.26(0.5H,s),
8.21(0.5H,s),8.17(0.5H,s),7.95(0.5H,s),7.52〜7.47
(3H,m),7.38(1H,t,J=9.0Hz),7.21(1H,t,J=9.0Hz),7.12
(0.5H,dd,J=1.6,8.4Hz),7.08(0.5H,dd,J=1.6,8.4Hz),5.
52(1H,s),5.35(1H,s),3.73(1H,dd,J=7.9,8.1Hz),3.61(1
H,dd,J=8.1,8.1Hz),0.95(1H,dd,J=7.9,8.1Hz),0.87(1H,
dd,J=7.9,8.1Hz),0.05〜0.0(9H,m)
【0135】実施例275−〔2−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)エテ
ニル〕−1H−ベンズイミダゾール
【0136】
【化58】
【0137】実施例23の化合物50.0gをメタノール100
mlに懸濁させ、ピリジン塩酸塩11.43gを加え、70℃で1.
5時間撹拌した。冷却後、反応液を濾過し、エタノー
ル、次いで飽和炭酸水素ナトリウム氷水で洗浄し、乾燥
すると、標題化合物が淡黄色の固体として得られた。 m.p.:254〜255℃1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):8.94(1H,s),8.34(1H,br,s),
8.18(1H,s),7.93(1H,dd,J=1.1,8.6Hz),7.86〜7.80(3H,
m),7.37(2H,t,J=8.9Hz)
【0138】実施例281−メチル−6−〔2−シアノ−2−(4−フルオロフ
ェニル)〕エテニル ベンズイミダゾール 1−メチル−5−〔2−シアノ−2−(4−フルオロフ
ェニル)〕エテニル ベンズイミダゾール
【0139】
【化59】
【0140】実施例27の化合物350mgをDMF10mlに溶解
し、水素化ナトリウム(60% in oil)100mgを加え、室温
で45分間間撹拌した。これにヨウ化メチル192mgを加
え、室温にて4時間撹拌した。反応液に水を加え、ジク
ロロメタン100mlで抽出した。溶媒留去後、残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(CH2Cl2-MeOH=9:1)にて精製する
と、標題化合物の混合物が褐色の不定形固体として得ら
れた(収量200mg)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.26(0.4H,m),8.21(0.6H,m),8.
14(0.6H,dd,J=1.8,8.4Hz),8.03(0.4H,s),7.99(0.6H,s),
7.90(0.4H,m),7.75〜7.70(2H,m),7.69〜7.66(0.4H,m),
7.68〜7.66(1H,m),7.53(0.6H,d,J=8.4Hz),7.23〜7.17(2
H,m),3.96(1.2H,s,Me),3.93(1.8H,s,Me)
【0141】実施例291−メチル−5or6−〔3−(4−フルオロフェニル)
−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0142】
【化60】
【0143】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)1.85mlのTHF5ml溶液に−78℃にて、
n−ブチルリチウム(1.6mol/l:ヘキサン溶液)0.68ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例28
の化合物200mgのTHF10ml溶液を20分かけて滴下し、徐々
に昇温させながら4時間撹拌した。飽和塩化アンモニウ
ム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出した。有機
層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残渣をTHF10mlに溶解させ、これに1
MテトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液5mlを
加え、室温にて2時間撹拌した。水50mlを加え、減圧下
にTHFを留去すると、沈澱が生じた。これを濾取、水洗
し、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2-MeOH=9
8:2)にて精製した。第1画分より6−ピラゾール体が得
られ、CH2Cl2より再結晶すると、無色結晶として36mg得
られた。第2画分より5−ピラゾール体が淡褐色アモル
ファス状固体として得られた(収量51mg)。 m.p.:230〜231℃ 6−ピラゾール体 MS:293(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):13.05(1H,br),8.14(1H,s),7.
54(1H,d,J=8.4Hz),7.46(1H,d,J=1.6Hz),7.45〜7.41(2H,
m),7.20〜7.10(2H,m),7.02(1H,dd,J=8.4,1.6Hz),3.75(3
H,s) 5−ピラゾール体 MS:293(MH+)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.87(1H,s),7.74(1H,d,J=1.6H
z),7.42(2H,dd,J=8.8,5.4Hz),7.32(1H,d,J=8.2Hz),7.21
(1H,dd,J=8.2,1.6Hz),7.12(1H,s),6.98(2H,dd,J=8.8,8.
8Hz),3.85(3H,s)
【0144】実施例301−エチル−6−〔2−シアノ−2−(4−フルオロフ
ェニル)〕エテニル ベンズイミダゾール 1−エチル−5−〔2−シアノ−2−(4−フルオロフ
ェニル)〕エテニル ベンズイミダゾール
【0145】
【化61】
【0146】実施例27の化合物700mgをTHFに懸濁さ
せ、水素化ナトリウム(60% in oil)160mgを加え、室温
で45分間撹拌した。これにヨウ化エチル833mgを加え、5
0℃で4時間撹拌後、更に416mgを加え、同温にて更に4
時間撹拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタン100m
lで抽出した。溶媒留去後、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(CH2Cl2-MeOH=99:1)にて精製すると、標題化合物
の混合物が褐色のアモルファス状固体として得られた
(収量580mg)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.26(1/3H,m),8.16(2/3H,m),8.
09(1/3H,m),8.07(1/3H,m),8.03(1/3H,s),8.00(2/3H,s),
7.85(1/3H,dd,J=0.5,8.4Hz),7.70〜7.66(2H,m,φ),7.63
(1/3H,s),7.62(2/3H,s),7.60(2/3H,dd,J=1.8,8.4Hz),7.
50(2/3H,d,J=8.4Hz),7.18〜7.13(2H,m,φ)
【0147】実施例311−エチル−6−〔3−(4−フルオロフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール 1−エチル−5−〔3−(4−フルオロフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0148】
【化62】
【0149】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)4.83mlのTHF5ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)1.78
mlを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例3
0の化合物550mgのTHF10ml溶液を20分かけて滴下し、徐
々に昇温させながら2時間撹拌した。飽和塩化アンモニ
ウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出した。有
機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られた残渣をTHF15mlに溶解させ、これに
1MテトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液5ml
を加え、室温にて2.5時間撹拌した。水50mlを加え、減
圧下にTHFを留去すると、沈澱が生じた。これを濾取、
水洗、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2-MeOH
=99:1のち98:2)にて精製した。高Rf値を示す分画より6
−ピラゾール体が、また、低Rf値を示す分画より5−ピ
ラゾール体が、ともに褐色不定形固体としてそれぞれ11
0mg、153mg得られた。 6−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.90(1H,s),7.76(1H,s),7.75(1
H,dd,J=0.7,8.4Hz),7.45(2H,dd,J=8.7,5.3Hz),7.27(1H,
s),7.23(1H,dd,J=1.6,8.4Hz),7.03(2H,t,J=8.7Hz),4.13
(2H,q,J=7.5Hz),1.45(3H,t,J=7.5Hz) 5−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.93(1H,s),7.75(1H,m),7.73(1
H,s),7.44(2H,dd,J=8.7,5.3Hz),7.34(1H,dd,J=8.4,0.5H
z),7.21(1H,dd,J=8.4,1.5Hz),7.01(2H,dd,J=8.7,8.7H
z),4.24(2H,q,J=7.3Hz),1.57(2H,t,J=7.3Hz)
【0150】実施例321−メチル−6−〔2−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)−2−シアノ〕エテニル ベンズイミダゾール
【0151】
【化63】
【0152】製造例8の化合物160mg、4−トリフロロ
メチルフェニルアセトニトリル185mgをエタノール3ml
に溶解させ、28%ナトリウムメチラートのメタノール溶
液0.1mlを加え室温で2時間撹拌した。反応液より溶媒
を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2-Me
OH=97:3)にて精製した。CH2Cl2-n-Hexより再結晶すると
標題化合物が無色粉末として得られた(収量257mg)。 m.p.:166〜168℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.26(1H,m,H-7),8.00(1H,s,H-
2),7.87(1H,d,J=8.4Hz,H-4),7.82(2H,d,J=8.2Hz,φ),7.
76(1H,s,CH=),7.72(2H,d,J=8.2Hz,,φ),7.67(1H,dd,J=
1.8,8.4Hz,H-5),3.93(3H,s,Me)
【0153】実施例331−メチル−6−〔3−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾ
ール
【0154】
【化64】
【0155】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)1.82mlのTHF2ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:ヘキサン溶液)1.34mlを
加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例32の
化合物250mgのTHF8ml溶液を20分かけて滴下し、徐々に
室温まで昇温させながら3時間撹拌した。飽和塩化アン
モニウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出し
た。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去した。得られた残渣をTHF5mlに溶解させ、
これに1MテトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶
液1.5mlを加え、室温にて2時間撹拌した。水100mlを加
え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱が生じた。これを
濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl
2-MeOH=98:2)にて精製した。酢酸エチルより再結晶する
と標題化合物が無色結晶として得られた(収量218m
g)。 m.p.:213〜215℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.89(1H,s,H-2),7.76(1H,s),7.
76(1H,dd,J=8.4,0.7Hz,H-4),7.62(2H,d,J=8.2Hz,,φ),
7.56(2H,d,J=8.2Hz,φ),7.29(1H,m,H-7),7.21(1H,dd,J=
8.4,1.6Hz,H-5),3.77(3H,s,Me)
【0156】実施例341−メチル−6−〔2−シアノ−2−(2,4−ジフル
オロフェニル)〕エテニル ベンズイミダゾール
【0157】
【化65】
【0158】製造例8の化合物1.00g、2,4−ジフル
オロフェニルアセトニトリル966mgをエタノール11mlに
溶解させ、28%ナトリウムメチラートのメタノール溶液
0.2mlを加え氷冷下で7時間撹拌した。析出した結晶を
濾取、冷エタノール洗し、乾燥すると、標題化合物が無
色結晶として得られた(収量1.02g)。 m.p.:>300℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm): 8.22(1H,m,H-7),7.98(1H,s,H-
2),7.85(1H,dd,J=8.4,0.7Hz,H-4),7.66(1H,s),7.62(1H,
dd,J=8.4,1.6Hz,H-5),7.62〜7.56(1H,m,φ),7.02〜6.92
(2H,m,φ),3.92(3H,s,Me)
【0159】実施例351−メチル−6−〔3−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾー
【0160】
【化66】
【0161】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)12.2mlのTHF12ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)8.95
mlを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例3
4の化合物1.51gのTHF50ml溶液を20分かけて滴下し、徐
々に室温まで昇温させながら3.5時間撹拌した。飽和塩
化アンモニウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽
出した。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた残渣をTHF20mlに溶解さ
せ、これに1MテトラブチルアンモニウムフロリドのTH
F溶液10.7mlを加え、室温にて5時間撹拌した。水100ml
を加え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱が生じた。こ
れを濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(C
H2Cl2-MeOH=97:3)にて精製した。ジクロロメタンより再
結晶すると標題化合物が無色の結晶として得られた(収
量1.65g)。 m.p.:237〜238℃ MS:311(MH+)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.86(1H,s,H-2),7.80(1H,s),7.
71(1H,dd,J=8.4,0.7Hz,H-4),7.36〜7.30(1H,m,φ),7.27
(1H,m,H-7),7.17(1H,dd,J=8.4,1.6Hz,H-5),6.92〜6.87
(1H,m,φ),6.86〜6.81(1H,m,φ),3.77(3H,s,Me)
【0162】実施例361−メチル−6−〔2−シアノ−2−(2−フルオロフ
ェニル)エテニル〕ベンズイミダゾール
【0163】
【化67】
【0164】製造例8の化合物300mg、2−フロロフェ
ニルアセトニトリル253mgをエタノール5mlに溶解さ
せ、28%ナトリウムメチラートのメタノール溶液0.1ml
を加え室温で3時間撹拌した。反応液より溶媒を留去
し、ジクロロメタン50mlに抽出した。水洗し、MgSO4
て乾燥後、溶媒を留去して得られた残渣をそのまま次の
反応に使用した。
【0165】実施例371−メチル−6−〔3−(2−フルオロフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0166】
【化68】
【0167】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)6.38mlのTHF 10ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:ヘキサン溶液)4.69mlを
加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例36の
化合物740mgのTHF8ml溶液を20分かけて滴下し、徐々に
室温まで昇温させながら4時間撹拌した。飽和塩化アン
モニウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出し
た。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去した。得られた残渣をTHF10mlに溶解させ、
これに1MテトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶
液5mlを加え、室温にて3時間撹拌した。水100mlを加
え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱が生じた。これを
濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl
2-MeOH=98:2)にて精製した。ジクロロメタンより再結晶
すると標題化合物が無色結晶として得られた(収量220m
g)。 m.p.:255〜257℃ MS:293(MH+)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.85(1H,s,H-2),7.81(1H,s),7.
72(1H,dd,J=8.2,0.5Hz,H-4),7.36〜7.31(2H,m,φ),7.30
(1H,m,H-5),7.21(1H,dd,J=8.2,1.6Hz,H-5),7.15(1H,m,
φ),7.06(1H,m,φ),3.76(3H,s,Me)
【0168】実施例381−イソプロピル−6−〔2−シアノ−2−(4−フル
オロフェニル)〕エテニル ベンズイミダゾール & 1
−イソプロピル−5−〔2−シアノ−2−(4−フルオ
ロフェニル)〕エテニル ベンズイミダゾール
【0169】
【化69】
【0170】実施例27の化合物840mgをTHFに懸濁さ
せ、水素化ナトリウム(60% in oil)154mgを加え、室温
で45分間間撹拌した。これにイソプロピルヨージド653m
gを加え、室温にて3時間撹拌した。反応液に水50mlを
加え、ジクロロメタン100mlで抽出した。溶媒を留去
し、残渣をカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2-MeOH=99:
1)にて精製すると、標題化合物の混合物が褐色のアモル
ファス状固体として得られた(収量790mg)。これを混
合物のまま次の反応に使用した。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.31,8.16(1H,m,m),8.10,8.07
(1H,s,s),8.10〜8.07(0.5H,m),7.85(0.5H,dd,J=0.5,8.4
Hz),7.70〜7.67(2H,m),7.63,7.67(1H,s,s),7.58(0.5H,d
d,J=1.8,9.3Hz),7.52(0.5H,d,J=8.6Hz),7.18〜7.13(2H,
m),4.76〜4.65(1H,m),1.70,1.68,1.67,1.66(6H,s,s,s,
s,Me)
【0171】実施例391−イソプロピル−6−〔3−(4−フルオロフェニ
ル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾー
1−イソプロピル−5−〔3−(4−フルオロフェニ
ル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾー
【0172】
【化70】
【0173】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)6.62mlのTHF10ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l,ヘキサン溶液)25mlを加
え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例38の化
合物0.79gのTHF10ml溶液を20分かけて滴下し、徐々に室
温まで昇温させながら3時間撹拌した。飽和塩化アンモ
ニウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出した。
有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去した。得られた残渣をTHF5mlに溶解させ、これ
に1MテトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液3m
lを加え、室温にて1時間撹拌した。水50mlを加え、減
圧下にTHFを留去すると、沈澱が生じた。これを濾取、
水洗、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2-MeOH
=99:1のち99:2)にて精製した。高Rf値を示す分画より6
−ピラゾール体が、また、低Rf値を示す分画から5−ピ
ラゾール体が、ともに淡黄色不定形固体としてそれぞれ
105mg、194mg得られた。 6-ピラゾール MS:321(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):13.05(1H,br,NH),8.26(1H,
s),7.56(1H,d,J=8.4Hz),7.46〜7.40(3H,m),7.24〜7.10
(2H,m),7.08(1H,dd,J=8.4,1.6Hz),4.64〜4.57(1H,m),1.
42(6H,d,J=6.8Hz) 5-ピラゾール MS:321(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):13.00(1H,br,NH),8.29(1H,
s),7.56(1H,d,J=8.4Hz),7.49(1H,m),7.45〜7.41(2H,m),
7.22〜7.10(2H,m),7.11(1H,dd,J=8.4,1.3Hz),4.75〜4.6
8(1H,m),1.50(6H,d,J=6.8Hz)
【0174】製造例4(2−ベンジルオキシエチル)メチルチオメチルエーテ
【0175】
【化71】
【0176】エチレングリコールモノベンジルエーテル
9.132gをジメトキシエタン60mlに溶解させ、氷冷下、水
素化ナトリウム(60% in oil)2.4gを加え、30分撹拌し
た。ヨウ化ナトリウム9.0g、クロロメチルメチルスルフ
ィド5.02mlを加え、4℃にて14時間撹拌した。反応液に
チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタン200m
lで抽出した。MgSO4で乾燥後、溶媒を留去し、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(n-Hex-EtoAc=10-1)にて精製す
ると(2−ベンジルオキシエチル)メチルチオメチルエ
ーテルが無色の液体として4.10g得られた。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.35〜7.25(5H,m),4.70(2H,s),
4.58(2H,s),3.74〜3.65(4H,m),2.15(3H,s)
【0177】製造例5(2−ベンジルオキシエチル)クロロメチルエーテル
【0178】
【化72】
【0179】(2−ベンジルオキシエチル)メチルチオ
メチルエーテルをジクロロメタン41mlに溶解し、−78℃
にてスルフェニルクロリド(SO2Cl2)1.55mlのジクロロメ
タン10ml溶液を滴下し、徐々に室温まで昇温させながら
2時間撹拌した。溶媒を留去すると、標題化合物が無色
の液体として3.78g得られた。これを精製せずに次の反
応に使用した。1 H-NMR(CDCl3):7.35〜7.27(5H,m),5.55(2H,s),4.57(2
H,s),3.88〜3.85(2H,m),3.69〜3.66(2H,m)
【0180】実施例401−(2−ベンジルオキシエトキシメチル)−6−〔2
−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)〕エテニル
ベンズイミダゾール 1−(2−ベンジルオキシエトキシメチル)−5−〔2
−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)〕エテニル
ベンズイミダゾール
【0181】
【化73】
【0182】実施例27の化合物1.13gをTHF20mlに溶解
させ、水素化ナトリウム201mg(60% in oil)を加え30
分撹拌した。2−ベンジルオキシエトキシメチルクロラ
イド1.122gを加え、3時間室温にて撹拌した。溶媒を留
去し残渣をカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2-MeOH=9
8-2)にて精製すると、標題化合物の混合物が褐色アモル
ファス状固体として1.41g得られた。これを混合物のま
ま次の反応に使用した。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.23〜8.19(1H,m),8.09〜8.02,
7.88〜7.86(2H,m),7.76〜7.58(4H,m),7.38,〜7.27(5H,
m),7.18,〜7.13(2H,m,φ-F),5.70,5.67(2H,s,CH2),5.30
(s),4.57〜4.50(m)(2H),3.80〜3.60(4H,m)
【0183】実施例411−(2−ベンジルオキシエトキシメチル)−5or6−
〔3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−
4−イル〕ベンズイミダゾール
【0184】
【化74】
【0185】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)28mlのTHF30ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:ヘキサン溶液)22mlを加
え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例40の化
合物4.9gのTHF15ml溶液を20分かけて滴下し、徐々に室
温まで昇温させながら3時間撹拌した。飽和塩化アンモ
ニウム溶液を加え、ジクロロメタン300mlで抽出した。
有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去した。得られた残渣をTHF10mlに溶解させ、これ
に1MテトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液50m
lを加え、室温にて3時間撹拌した。水500mlを加え、減
圧下にTHFを留去し、生じた沈澱を濾取し、水洗、乾燥
後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2-MeOH=99:1)に
て精製した。第1画分より6−ピラゾール体1.92gが、
第二画分より5−ピラゾール体2.12gが、褐色アモルフ
ァス状固体としてそれぞれ得られた。
【0186】
【化75】
【0187】6−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.97(1H,s,H-2),7.74(1H,d,J=
8.4Hz,H-5),7.71(1H,s),7.45〜7.40(2H,m,φ-F),7.43(1
H,m,H-8),7.35〜7.27(5H,m,φ),7.25(1H,dd,J=8.4,1.65
Hz,H-6),6.99(2H,dd,J=8.7,8.7Hz,φ-F),5.55(2H,s),4.
51(2H,s),3.56〜3.52(4H,m,O,O)
【0188】
【化76】
【0189】5−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.98(1H,s,H-2),7.75(1H,m,H-
5),7.73(1H,s),7.47(1H,d,J=8.4Hz,H-8),7.43(2H,dd,J=
8.7,5.4Hz,φ-F),7.35〜7.29(5H,m,φ),7.22(1H,dd,J=
8.4,1.5Hz,H-7),7.00(2H,dd,J=8.7,8.7Hz,φ-F),5.64(2
H,s),4.53(2H,s),3.63(4H,m,O,O)
【0190】実施例421−(2−ヒドロキシエトキシメチル)−6−〔3−
(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イ
ル〕ベンズイミダゾール
【0191】
【化77】
【0192】Pd-C(10% wet)230mgをメタノール10mlに
懸濁し、1−(2−ベンジルオキシエトキシメチル)−
6−〔3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾー
ル−4−イル〕ベンズイミダゾール230mgのメタノール
5ml溶液及び4NHCl/ジオキサン0.3mlを加え、常圧常
温下、接触還元した。反応液を濾過し、母液に飽和炭酸
水素ナトリウム溶液を加えアルカリ性とし、CH2Cl2-THF
(4:1)混液100mlで抽出した。有機層をMgSO4で乾燥し、
溶媒を留去後、THFより再結晶すると、標題化合物が無
色粉末として50mg得られた。 m.p.:238〜239℃ MS:353(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):13.08(1H,br,NH),8.31(1H,s,
H-2),7.59(1H,dd,J=0.5,8.2Hz,H-5),7.52(1H,br,s,H-
8),7.43(2H,dd,J=8.9,5.5Hz,φ),7.22〜7.06(2H,m,φ),
7.10(1H,dd,J=8.2,1.6Hz,H-6),5.58(2H,s,N,O),4.65(1
H,m,OH),3.42〜3.33(4H,m,O,O)
【0193】実施例431−(2−ヒドロキシエトキシメチル)−5−〔3−
(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イ
ル〕ベンズイミダゾール
【0194】
【化78】
【0195】Pd-C(10% wet)330mgをメタノール10mlに
懸濁し、1−(2−ベンジルオキシエトキシメチル)−
5−〔3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾー
ル−4−イル〕ベンズイミダゾール330mgのメタノール
5ml溶液及び4NHCl/ジオキサン 0.5mlを加え、常温
常圧下接触還元した。反応液を濾過し、母液に飽和炭酸
水素ナトリウム溶液を加え、アルカリ性とし、CH2Cl2-T
HF(4:1) 混液 100mlで抽出した。有機層をMgSO4で乾燥
し、溶媒を留去後、CH2Cl2より再結晶すると標題化合物
が無色粉末として150mg得られた。 m.p.:200〜202℃ MS:353(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):13.03(1H,br,NH),8.33(1H,s,
H-2),7.58(1H,d,J=8.2Hz,H-8),7.52(1H,d,J=1.3Hz,H-
5),7.43(2H,dd,J=8.8,5.5Hz,,φ),7.24〜7.08(2H,m,
φ),7.16(1H,dd,J=1.3,8.2Hz,H-7),5.65(2H,s,N,O),4.6
8(1H,m,OH),3.46〜3.42(4H,m,O,O)
【0196】実施例446−〔2−シアノ−2−(3−メトキシフェニル)エテ
ニル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0197】
【化79】
【0198】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド500mg(3−メトキシフェニル)ア
セトニトリル527mgをエタノール10mlに溶解させ28%ナ
トリウムメチラートのメタノール溶液0.1mlを加え、室
温で1時間撹拌した。反応液より溶媒を留去し、残渣を
カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2〜1% MeOH in CH 2C
l2)にて精製すると、標題化合物が淡黄色アモルファス
状固体として得られた(収量785mg)。1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.81(3H,s,OCH3),7.02(1H,d,
J=9.0Hz,C-13),7.29(1H,s,C-10),7.30(1H,d,J=9.0Hz,C-
11),7.43(1H,t,J=9.0Hz,C-12),7.66(1H,s,C-9),7.73(1
H,d,J=9.5Hz,C-7),7.93(1H,d,J=9.5Hz,C-8),8.06(1H,s,
C-3),8.11(1H,s,C-2),9.05(1H,s,C-5)
【0199】実施例455−〔3−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾー
ル−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0200】
【化80】
【0201】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)4.34mlのTHF8ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)1.70
mlを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例4
4の化合物500mgのTHF8ml溶液を20分かけて滴下し、徐
々に昇温させながら1時間撹拌した。飽和塩化アンモニ
ウム溶液を加え、ジクロロメタン30mlで抽出した。有機
層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残渣をTHF10mlに溶解させ、これに1
MテトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液1.1mlを
加え、室温にて1時間撹拌した。水10mlを加え、減圧下
にTHFを留去すると、沈澱が生じた。これを濾取、水
洗、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2〜CH2Cl
2/(CH3)2C=O = 9:1)にて精製すると標題化合物が淡
黄色アモルファス状固体として得られた(収量100m
g)。1 H-NMR(CDCl3):3.75(3H,s,OCH3),6.91(1H,dd,J=1.6Hz,
9.0Hz,C-13),7.02〜7.04(2H,m,C-10,C-12),7.11(1H,dd,
J=1.6Hz,9.0Hz,C-11),7.30(1H,d,J=9.0Hz,C-7),7.54(1
H,s,C-9),7.57(1H,d,J=9.0Hz,C-8),7.64(1H,s,C-3),7.7
4(1H,s,C-2),8.11(1H,s,C-5)
【0202】製造例65−ヒドロキシメチル−ベンズイミダゾール
【0203】
【化81】
【0204】水素化リチウムアルミニウム14.051gをTHF
150mlに懸濁させ、室温でベンズイミダゾール−5−カ
ルボン酸メチルエステル32.381gのTHF300ml溶液を40分
間かけて滴下した。10分後にTHF200mlを加え室温で2.5
時間撹拌したのち、飽和塩化アンモニウム水溶液を加
え、セライト濾過した。減圧下溶媒留去し、得られた残
渣にメタノールとクロロホルムを加え、再びセライト濾
過し減圧下溶媒留去すると標題化合物が32.89g得られ
た。これは粗精製のまま次の反応に用いた。1H-NMR(DMS
O-d6)δ(ppm):4.58(2H,s),5.02〜5.30(1H,br),7.12(1
H,dd,J=1.2,8.4Hz),7.49〜7.50(1H,m),7.50(1H,d,J=8.4
Hz),8.16(1H,s)
【0205】製造例71−メチル−6−ヒドロキシメチルベンズイミダゾール
【0206】
【化82】
【0207】6−ヒドロキシメチルベンズイミダゾール
27.36gをDMF135mlに溶解し、そこに水素化ナトリウム
(鉱油含む。含量約60%)7.426gを加え、室温で30分間
撹拌した。そこにヨウ化メチル11.5mlを室温で20分間か
けて加え、さらに室温で1時間撹拌した。水を加えたの
ち減圧下溶媒留去し、得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(CH2Cl2/Acetone=1/1→1/2→1/3)に
て精製し、標題化合物9.87gをアモルファス状固体とし
て得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.80(3H,s),4.60(2H,d,J=5.6
Hz),5.20(1H,dt,J=2.4,5.6Hz),7.14(1H,d,J=8.0Hz),7.4
8(1H,br,s),7.55(1H,d,J=8.0Hz),8.11(1H,s)
【0208】製造例81−メチル−6−ホルミルベンズイミダゾール
【0209】
【化83】
【0210】1−メチル−6−ヒドロキシメチルベンズ
イミダゾール9.74gをアセトン200mlに懸濁させ、活性二
酸化マンガン30.309gを加えて室温で13時間撹拌した。
さらに活性二酸化マンガン10.080gを加え5時間加熱還
流した。セライトとシリカゲルで濾過し、残渣をクロロ
ルム:メタノール1:1で洗浄した。濾液を減圧下溶媒
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(CHCl3/MeOH=100/1→50/1→10/1)にて精製し、標
題化合物3.7gを得た。1 H-NMR(CDCl3):3.94(3H,s),7.84(1H,dd,J=1.4,8.0Hz),
7.92(1H,d,J=8.0Hz),8.00(1H,br,s),8.05(1H,s),10.12
(1H,s)
【0211】実施例461−メチル−6−〔2−シアノ−2−(4−ニトロフェ
ニル)エテニル〕 ベンズイミダール
【0212】
【化84】
【0213】製造例8の化合物336mg、(4−ニトロフェ
ニル)アセトニトリル348mgをエタノール10mlに溶解さ
せ、28%ナトリウムメチラートのメタノール溶液1mlを
加え室温で1時間撹拌した。折出した結晶を濾取、冷エ
タノール洗し、乾燥すると、標題化合物が深緑色結晶と
して得られた(収量580mg(EtOH-IPE))。 m.p.:249〜251℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.96(3H,s,-CH3),7.71,(1H,dd,
J=1.6Hz,8.4Hz,C-7),7.85,(1H,s,C-9),7.88(2H,d,J=8.8
Hz,C10,C13),7.89(1H,d,J=8.4Hz,C-8),8.03(1H,s,C-5),
8.30(1H,s,C-2),8.33(2H,d,J=8.8Hz,C11,C12)
【0214】実施例471−メチル−6−〔3−(4−ニトロフェニル)−1H
−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0215】
【化85】
【0216】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)4.5mlのTHF9ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:ヘキサン溶液)5.6mlを加
え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例46の化
合物570mgのTHF30ml溶液を20分かけて滴下し、徐々に室
温まで昇温させながら4時間撹拌した。飽和塩化アンモ
ニウム溶液を加え、ジクロロメタン30mlで抽出した。有
機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られた残渣をTHF2mlに溶解させ、これに
1MテトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液2.5ml
を加え、室温にて1時間撹拌した。水10mlを加え減圧下
にTHFを留去すると、沈澱が生じた。これを濾取、水
洗、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2〜1%
MeOH in CH2Cl2)にて精製した。CH2Cl2-IPEより再結晶
すると標題化合物が淡黄色結晶として得られた(収量25
0mg)。 m.p.:244〜247℃1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.80(3H,s,-CH3),7.07(1H,d,
J=8.2Hz,C7),7.54(1H,s,C-5),7.61(1H,d,J=8.2Hz,C8),
7.71(2H,d,J=8.4Hz,C10,C12),8.05(1H,s,C2),8.17〜8.1
9(2H,m,C11,C13),8.20(1H,s,C9),13.41(1H,br,s,NH)
【0217】実施例481−メチル−6−〔3−(4−アミノフェニル)−1H
−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0218】
【化86】
【0219】実施例47の化合物25mgをメタノール3ml
に溶解し、1NHCl 0.2ml 10% Pd-C46mgを加え、系内を
水素置換して常温、常圧で1時間撹拌した。反応液をセ
ライト濾過し濾液を減圧留去し、残渣を水5mlで希釈し
酢酸エチル15mlで抽出した。を加え、重曹水、水、飽和
食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧留
去すると標題化合物が淡黄色結晶として得られた(収量
13mg)。 m.p.:145〜147℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.79(3H,s,CH3),6.65(2H,d,J=
8.6Hz,C10,C12),7.23(2H,d,J=8.6Hz,C11,C13),7.24〜7.
25(1H,m,C7),7.35(1H,s,C5),7.71(1H,d,J=8.4Hz,C8),7.
72(1H,s,C2),7.85(1H,s,C9)
【0220】実施例491−メチル−6−〔2−シアノ−2−(3,4−ジメト
キシフェニル)エテニル〕 ベンズイミダール
【0221】
【化87】
【0222】製造例8の化合物500mg、(3,4−ジメ
トキシフェニル)アセトニトリル500mgをエタノール7m
lに溶解させ、28%ナトリウムメチラートのメタノール
溶液0.2mlを加え室温で3時間撹拌した。折出した結晶
を濾取、冷エタノール洗し、乾燥すると、標題化合物が
乳白色結晶として得られた(収量825mg)。 m.p.:175〜177℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.93(3H,s,CH3),3.95(3H,s,C
H3),3.99(3H,s,CH3),6.94(1H,d,J=8.6Hz,C11),7.18(1H,
d,J=2.2Hz,C12),7.29(1H,dd,J=2.2Hz,8.6Hz,C10),7.59
(1H,s,C9),7.63(1H,dd,J=1.7Hz,8.4Hz,C7),7.84(1H,d,J
=8.4Hz,C8),7.97(1H,s,C2),8.21(1H,d,J=1.7Hz,C5)
【0223】実施例501−メチル−6−〔3−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾー
【0224】
【化88】
【0225】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)5.9mlのTHF9ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l;ヘキサン溶液)4.7mlを加
え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例49の化
合物800mgのTHF10ml溶液を20分かけて滴下し、徐々に昇
温させながら2時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶
液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有機層を分
取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し
た。得られた残渣をTHF10mlに溶解させ、これに1Mテ
トラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液5mlを加
え、室温にて1時間撹拌した。水20mlを加え減圧下にTH
Fを留去すると、沈澱が生じた。これを濾取、水洗、乾
燥後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2〜1% MeOH i
n CH2Cl2)にて精製した。CH2Cl2より再結晶すると標題
化合物が淡黄色結晶として得られた(収量390mg)。 m.p.:215〜218℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.66(3H,s,CH3),3.79(3H,s,C
H3),3.89(3H,s,CH3),6.83(1H,d,J=8.2Hz,C11),6.99(1H,
d,J=2.0Hz,C10),7.03(1H,dd,J=2.0Hz,8.2Hz,C12),7.27
(1H,dd,J=2.2Hz,8.4Hz,C7),7.35(1H,d,J=2.2Hz,C5),7.7
3(1H,d,J=8.4Hz,C8),7.76(1H,s,C2),7.86(1H,s,C9)
【0226】製造例9メチル〔2−アセチル−3−(N,N−ジメチルアミ
ノ)〕アクリレート
【0227】
【化89】
【0228】メチルアセトアセテート11gをN,N−ジ
メチルホルムアミド100mlに溶解し、N,N−ジメチル
ホルムアミドジメチルアセタール27mlを加え100℃で2
時間加温した。N,N−ジメチルホルムアミドを減圧留
去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて(CH2Cl
2〜1% MeOH in CH2Cl2)精製すると標題化合物が茶色
油状物質として得られた(収量11.2g)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.32(3H,s),2.88(3H,s),2.97(3
H,s),3.76(3H,s),7.70(0.7H,s),8.01(0.3H,s)
【0229】製造例10メチル−3−メチルピラゾール−4−カルボキシレート
【0230】
【化90】
【0231】メチル〔2−アセチル−3−(N,N−ジ
メチルアミノ)〕アクリレート11gをエタノール100mlに
溶解し、ヒドラジン1水和物6.4gを加え80℃で2時間加
温した。反応液を減圧留去し残渣を酢酸エチル200mlに
溶解し、氷、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒を留去すると、標題化合物が淡黄色アモルフ
ァス状固体として得られた(収量5.8g)。1 H-NMR(CDCl3):2.57(3H,s),3.84(3H,s),7.97(1H,s)
【0232】実施例512−〔1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)−
3−メチル−ピラゾール−4−イル〕−6−ヒドロキシ
プリン 2−〔1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)−
5−メチル−ピラゾール−4−イル〕−6−ヒドロキシ
プリン
【0233】
【化91】
【0234】メチル−3−メチルピラゾール−4−カル
ボキシレート3g をN,N−ジメチルホルムアミド30ml
に溶解し、水素化ナトリウム(60% in 鉱油)857mgを
加え氷冷下30分撹拌した。次いで2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメチルクロライド3.9g加え室温で30分撹拌
した。反応液に水40ml、酢酸エチル 200mlを加え、有機
層を分取し、水、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウム
乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をエタノー
ル60ml、H2O 20mlに溶解しNaOH 1.2gを加え、40分間加
熱還流した。反応液を減圧留去し水30ml、酢酸エチル20
0mlを加え、水層を1N HClにて酸性にした。水層を酢
酸エチル200mlで抽出、水、飽和食塩水で洗浄、硫酸マ
グネシウム乾燥後、溶媒を留去すると白色固体が4.81g
得られた。このうち2.5gをトルエン25mlに溶解し塩化チ
オニル1.3gを加え60℃にて40分間加温した。溶媒を留去
しピリジン20ml、4−アミノ−5−イミダゾールカルボ
キシアミド塩酸塩2.1g、4,4−ジメチルアミノピリジ
ン36mgを加え60℃にて1時間撹拌した。反応液に水120m
lを滴下すると白色固体が2.9g得られた。このうち1gを
H2O 40ml、エタノール10mlに懸濁させ、炭酸水素カリウ
ム1.1gを加え23時間加熱還流した。反応液中のエタノー
ルを留去し酢酸を1ml加え、塩化メチレン30mlにて抽
出、水洗、乾燥後、溶媒を留去し残渣をカラムクロマト
グラフィー(CH2Cl 2〜2% MeOH in CH2Cl2)にて精製す
ると白色アモルファス状固体が700mg得られた。 MS:347(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):0.01〜0.07(9H,s),0.90(2H,d
d,J=1.8Hz,8.1Hz),2.74(3H,s),3.60(2H,dd,J=1.8Hz,8.1
Hz),5.42(0.4H,s),5.53(0.6H,s),8.13(1H,br,s),8.28(1
H,s),8.66(1H,s)
【0235】実施例522−〔3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル〕−6
−ヒドロキシプリン
【0236】
【化92】
【0237】2−〔1−(2−トリメチルシリルエトキ
シメチル)−3−メチル−ピラゾール−4−イル〕−6
−ヒドロキシプリンと2−〔1−(2−トリメチルシリ
ルエトキシメチル)−5−メチル−ピラゾール−4−イ
ル〕−6−ヒドロキシプリンの混合物130mgをトリフル
オロ酢酸2mlに溶解しボロントリストリフルオロアセテ
ート400mgを加え氷冷下1時間撹拌した。反応液にメタ
ノールを5ml加え減圧留去し、残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(CH2Cl2〜20% in CH2Cl2)にて精製すると白色
結晶が24mg得られた。 m.p.:240〜245℃ MS:217(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):2.48(3H,s),8.35(1H,s),8.59
(1H,s)
【0238】製造例111−メチル−4−カルバモイル−5−アミノ−イミダゾ
ール
【0239】
【化93】
【0240】2−アミノ−2−シアノアセトアミド2g
をアセトニトリル20mlに溶解しトリエチルオルトホルメ
ート30mlを加え、5分間加熱還流し次いでジメチルアミ
ンの40%メタノール溶液940mgを加え20分後、反応液を
氷冷し沈澱物を炉取し、シリカゲルクロマトグラフィー
にて(CH2Cl2〜5% MeOH in CH2Cl2)精製すると標記化
合物が淡灰白色アモルファス状固体として得られた(収
量770mg)。 MS:141(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.40(3H,s,CH3),5.73(2H,
s,),6.60(1H,br),6.74(1H,br),7.06(1H,s)
【0241】製造例12エチル〔3−(N,N−ジメチルアミノ)−2−フェニ
ル〕アクリレート
【0242】
【化94】
【0243】エチルベンゾイルアセテート10gを、N,
N−ジメチルホルムアミド100mlに溶解させN,N−ジ
メチルホルムアミドジメチルアセタール13.8gを加え100
℃で1時間加温した。N,N−ジメチルホルムアミドを
留去し残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製
(CH2Cl2)すると茶色油状物が得られた(収量7.3g)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):0.91(3H,t,J=7.0Hz),2.74(3H,
s),2.87(3H,s),3.82(2H,q,J=7.0Hz),7.37〜7.45(3H,m),
7.46〜7.48(2H,m)
【0244】製造例13エチル〔3−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル〕
カルボキシレート
【0245】
【化95】
【0246】エチル〔3−(N,N−ジメチルアミノ)
−2−フェニル〕アクリレート7.28gをエタノール70ml
に溶解し、ヒドラジン1水和物2.95gを加え80℃に1.5時
間加温した。反応液を留去後、水、酢酸エチルを加え有
機層を分取し、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウム乾
燥後、溶媒を留去すると標題化合物が白色固体として得
られた(収量3.6g)。1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):1.21(3H,t,J=7.0Hz),4.17(2
H,q,J=7.0Hz),7.44〜7.47(3H,m),7.69〜7.72(2H,m),8.1
8(1H,br,s)
【0247】実施例532−〔3−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル〕−
6−ヒドロキシ−9−メチルプリン
【0248】
【化96】
【0249】実施例51,52で示した方法と同様にし
て標題化合物を得た。 m.p.:290〜296℃ MS:293(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.49(3H,s,CH3),7.32〜7.48
(3H,m),7.62〜7.65(2H,m),7.93(1H,s),8.20(0.5H,br,
s),8.46(0.5H,br,s),12.12(1H,br,s)
【0250】実施例542−〔3−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル〕−
6−クロロ−9−メチルプリン
【0251】
【化97】
【0252】2−〔3−フェニル−1H−ピラゾール−
4−イル〕−6−ヒドロキシ−9−メチルプリン40mgを
クロロホルム1mlに溶解させ塩化チオニル0.1ml、N,
N−ジメチルホルムアミド12mgを加え2.5時間加熱還流
した。反応液を留去し水2mlを加え結晶を濾取すると標
記化合物が淡黄色固体として得られた(収量20mg)。 m.p.:133〜135℃(decomp.) MS:311(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.65(3H,s,CH3),7.36〜7.49
(3H,m),7.70〜7.74(2H,m),8.49(1H,s),13.35(1H,br,s,D
2O exchangeable)
【0253】実施例552−〔3−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル〕−
9−メチルプリン
【0254】
【化98】
【0255】2−〔3−フェニル−1H−ピラゾール−
4−イル〕−6−クロロ−9−メチルプリン32mgを水4
mlメタノール10mlに溶解し28%アンモニア水1ml、10%
Pd-C62mgを加え、系内を水素置換し常温常圧で3時間撹
拌した。反応液をセライト濾過し濾液を留去し、析出し
た固体を濾取すると標記化合物が淡黄色アモルファス状
固体として得られた(収量10mg)。 MS:277(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.65(3H,s,CH3),7.30〜7.47
(3H,m),7.65〜7.70(2H,m),8.41(1H,s),9.01(1H,s),13.2
5(1H,br,s)
【0256】実施例561−(2−ベンジルオキシエチル)−5or6−〔3−
(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イ
ル〕ベンズイミダゾール
【0257】
【化99】
【0258】実施例26の化合物(4g)をDMF(40ml)
に溶解させ氷冷下NaH(0.78g;60% oil dispersion)を
徐々に加えた。室温で30分間撹拌後ベンジルオキシエチ
ル クロライド(1.8g)を加えた。70℃で4時間加温し
た後、反応液を室温に戻し、H2O 50ml,AcOEt 200mlを加
えた。有機層を飽和食塩水で洗浄、MgSO4乾燥後、溶媒
を留去した。得られた残渣(3.1g)をEtOH(40ml)に溶
かし4NHCl-ジオキサン溶液(3ml)を加え1時間加熱
還流した。反応液を室温に戻し、NaHCO3aqで中和、H2O
を加えAcOEt(200ml)で抽出、飽和食塩水で洗浄MgSO4
乾燥後、溶媒を留去しシリカゲルクロマトグラフィーに
て精製(CH2Cl2〜CH2Cl2/MeOH=99/1)すると第1溶出物と
して6−ピラゾール体が720mg、第2溶出物として、5
−ピラゾール体が780mg、各々アモルファス状固体とし
て得られた。 6−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.70(2H,t,J=5.0Hz),4.26(2H,
t,J=5.0Hz),4.44(2H,s),6.94〜6.99(2H,m),7.13〜7.16
(2H,m),7.21(1H,dd,J=1.5Hz,8.4Hz),7.23〜7.24(3H,m),
7.38〜7.42(2H,m),7.68(1H,s),7.75(2H,d,J=8.42Hz),7.
98(1H,s) 5−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.81(2H,t,J=5.2Hz),4.35(2H,
t,J=5.2Hz),4.89(2H,s),6.96〜7.00(2H,m),7.16〜7.20
(3H,m),7.26〜7.30(4H,m),7.42〜7.45(2H,m),7.72(1H,
s),7.76(1H,s),8.00(1H,s)
【0259】実施例571−ヒドロキシエチル−6−〔3−(4−フルオロフェ
ニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾ
ール
【0260】
【化100】
【0261】1−ベンジルオキシエチル−6−〔3−
(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イ
ル〕ベンズイミダゾール360mgをMeOH 10mlに溶かし10%
Pd-C360mgを加えH2雰囲気下室温にて2時間撹拌した。
反応液をセライト濾過し、H2Oを加えAcOEt 20mlにて抽
出、飽和食塩水で洗浄、MgSO4乾燥後溶媒を留去した。
得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製
する(CH2Cl2〜CH2Cl2/MeOH=98/2)と標題化合物が186mg
白色結晶として得られた。 m.p.:199〜201℃1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.64(2H,t,J=5Hz),4.18(2H,
t,J=5Hz),4.93(1H,t,J=5Hz),7.04(1H,d,J=8.2Hz),7.08
〜7.22(2H,m),7.43〜7.46(3H,m),7.55(1H,d,J=8.2Hz),
7.94(1H,br,s),8.11(1H,s),13.06(1H,br,s)
【0262】実施例581−ヒドロキシエチル−5−〔3−(4−フルオロフェ
ニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾ
ール
【0263】
【化101】
【0264】1−ベンジルオキシエチル−5−〔3−
(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イ
ル〕ベンズイミダゾール300mgを用い、実施例57と同
様にして標題化合物が108mg白色結晶として得られた。 m.p.:235〜237℃1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.72(2H,dt,J=5.10Hz),4.26
(2H,dd,J=5.10Hz),4.98(1H,t,J=5Hz),7.09〜7.15(3H,
m),7.41〜7.45(2H,m),7.48(1H,s),7.52(1H,d,J=8.4Hz),
7.92(1H,br,s),8.12(1H,s),13.03(1H,br,s)
【0265】実施例591−(2−プロピルオキシエチル)−6−〔3−(4−
フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベ
ンズイミダゾール 1−(2−プロピルオキシエチル)−5−〔3−(4−
フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベ
ンズイミダゾール
【0266】
【化102】
【0267】実施例26の化合物(100mg)をDMF(2m
l)に溶解させ氷冷下NaH(21mg:60%oil dispersion)
を徐々に加えた。室温で30分間撹拌後、プロピルオキシ
エチル クロライド(36mg)を加えた。70℃で3時間加
温した後、反応液を室温に戻しH2O 10ml、AcOEt 50ml加
えた。有機層を飽和食塩水で洗浄、MgSO4乾燥後溶媒を
留去した。得られた残渣をEtOH 10mlに溶解させ4N HC
l−ジオキサン溶液(0.3ml)を加えて1時間加熱還流し
た。反応液を室温に戻し、NaHCO3aqで中和、H2Oを加えA
cOEt60mlで抽出、飽和食塩水で洗浄、MgSO4乾燥後溶媒
を留去しシリカゲルクロマトグラフィーにて精製(CH2Cl
2〜CH2Cl2/MeOH=99/1)すると第1溶出物として6−ピラ
ゾール体が54mg、第2溶出物として5−ピラゾール体が
54mg各々アモルファス状固体として得られた。 6−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):0.85(3H,t,J=7.4Hz),1.52(2H,
q,J=7.4Hz),3.32(2H,t,J=6.6Hz),3.65(2H,t,J=5.2Hz),
4.23(2H,t,J=5.2Hz),7.17(2H,m),7.22(1H,dd,J=1.6Hz,
8.4Hz),7.28(1H,m),7.43〜7.47(2H,m),7.74〜7.76(2H,
m),7.96(1H,s) 5−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.55(2H,
q,J=7.4Hz),3.37(2H,t,J=6.2Hz),3.77(2H,t,J=5.1Hz),
4.33(2H,t,J=5.1Hz),6.98〜7.03(2H,m),7.19(1H,dd,J=
1.5Hz,8.4Hz),7.35(1H,d,J=8.4Hz),7.34〜7.46(1H,m),
7.74(1H,d,J=7.5Hz),8.00(1H,s)
【0268】実施例601−エチルチオエチル−6−〔3−(4−フルオロフェ
ニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾ
ール 1−エチルチオエチル−5−〔3−(4−フルオロフェ
ニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾ
ール
【0269】
【化103】
【0270】実施例26の化合物(400mg)を用い実施
例59と同様にして6−ピラゾール体26mg、5−ピラゾ
ール体27mg各々アモルファス状固体として得られた。 6−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.23(3H,t,J=7.5Hz),2.47(2H,
q,J=7.5Hz),2.97(2H,t,J=7.0Hz),4.37(2H,t,J=7.0Hz),
6.99〜7.03(2H,m),7.21(1H,dd,J=1.5Hz,8.4Hz),7.33(1
H,d,J=8.4Hz),7.42〜7.45(2H,m),7.74(1H,s),7.76(1H,
s),7.97(1H,s) 5−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.22(3H,t,J=7.4Hz),2.47(2H,
q,J=7.4Hz),2.96(2H,t,J=7.0Hz),4.37(2H,t,J=7.0Hz),
6.93〜6.98(2H,m),7.21(1H,dd,J=1.5Hz,8.4Hz),7.33(1
H,d,J=8.4Hz),7.41〜7.45(2H,m),7.68(1H,s),7.75(1H,
d,J=1.5Hz),7.98(1H,s)
【0271】実施例611−エトキシカルボニルメチル−6−〔3−(4−フル
オロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズ
イミダゾール 1−エトキシカルボニルメチル−5−〔3−(4−フル
オロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズ
イミダゾール
【0272】
【化104】
【0273】実施例26の化合物(500mg)を用い実施
例59と同様にして6−ピラゾール体が130mg、5−ピ
ラゾール体が120mg各々アモルファス状固体として得ら
れた。 6−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3) δ(ppm):1.26(3H,t,J=7.1Hz),4.21(2H,
q,J=7.1Hz),4.80(2H,s),6.89〜7.03(2H,m),7.18〜7.19
(1H,m),7.25(1H,dd,J=1.5Hz,8.2Hz),7.42〜7.45(2H,m),
7.72(1H,s),7.76(1H,d,J=8.2Hz),7.93(1H,s), 5−ピラゾール体1 H-NMR(CDCl3) δ(ppm),1.29(3H,t,J=7.1Hz),4.27(2H,
q,J=7.1Hz),4.90(2H,s),6.98〜7.03(2H,m),7.22(1H,dd,
J=1.5Hz,8.2Hz),7.25(1H,s),7.42〜7.45(2H,m),7.73(1
H,s),7.76(1H,br,s),7.94(1H,s)
【0274】実施例626−〔2−シアノ−2−(2−チエニル)エテニル〕
イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0275】
【化105】
【0276】イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カル
ボキシアルデヒド294mgとチオフェン−2−アセトニト
リル255mgをエタノール10mlに溶解させ28%ナトリウム
メチラートのメタノール溶液0.1mlを加え、室温で1時
間撹拌した。反応液より溶媒を留去し、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(CHCl3/MeOH=100/1)にて精製すると、
標題化合物がアモルファス状固体として得られた(収量
300mg)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.10(1H,dd,J=4.0,5.2Hz),7.28
(1H,br,s),7.35(1H,dd,J=1.2,5.2Hz),7.41(1H,dd,J=1.
2,4.0Hz),7.67(1H,m),7.69(1H,br,s,J=9.6Hz),7.71(1H,
d,J=1.6Hz),7.74(1H,dd,J=1.6,9.6Hz),8.68(1H,m)
【0277】実施例636−〔3−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−
イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0278】
【化106】
【0279】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)3.08mlのTHF6ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)2.24
mlを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例6
2の化合物300mgのTHF6ml溶液を20分かけて滴下し、徐
々に昇温させながら1.5時間撹拌した。飽和塩化アンモ
ニウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有
機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウ
ムフロリドのTHF溶液5mlを加え、室温にて1時間撹拌
した。水5mlを加え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱
が生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、CH2Cl2-IPEより
再結晶すると標題化合物が淡黄色結晶として得られた
(収量81mg)。 m.p.:214〜125℃ MS:267(MH+)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.10(1H,dd,J=3.6,5.2Hz),7.09
(1H,dd,J=0.8,3.6Hz),7.19(1H,dd,J=2.0,9.2Hz),7.31(1
H,dd,J=0.8,5.2Hz),7.58(1H,s),7.63(1H,d,J=9.2Hz),7.
66(1H,d,J=1.2Hz),7.69(1H,s),8.16(1H,m)
【0280】実施例646−〔2−シアノ−2−(3−チエニル)エテニル〕
イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0281】
【化107】
【0282】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド293mgとチオフェン−3−アセトニ
トリル270mgをエタノール10mlに溶解させ28%ナトリウ
ムメチラートのメタノール溶液0.1mlを加え、室温で1
時間撹拌した。反応液より溶媒を留去し、残渣をカラム
クロマトグラフィー(CHCl3/MeOH=100/1)にて精製する
と、標題化合物がアモルファス状固体として得られた
(収量400mg)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.36(1H,s),7.37(1H,dd,J=1.2,
4.8Hz),7.44(1H,dd,J=2.8,4.8Hz),7.63(1H,dd,J=1.2,2.
8Hz),7.67(1H,br,s),7.69〜7.72(3H,m),8.71(1H,br,s)
【0283】実施例656−〔3−(3−チエニル)−1H−ピラゾール−4−
イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0284】
【化108】
【0285】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)4.4mlのTHF8ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)3.2ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例64
の化合物400mgのTHF8ml溶液を20分かけて滴下し、徐々
に昇温させながら1.5時間撹拌した。飽和塩化アンモニ
ウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有機
層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウム
フロリドのTHF溶液7.8mlを加え、室温にて1時間撹拌し
た。水10mlを加え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱が
生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマトグ
ラフィー(CHCl3/MeOH=100/1)にて精製した。酢酸エチル
より再結晶すると標題化合物が淡黄色結晶として得られ
た(収量75mg)。 m.p.:220〜221° MS:267(MH+)1 H-NMR(CDCl3):7.15(1H,dd,J=1.6,9.2Hz),7.20(1H,br,
d,J=4.4Hz),7.35〜7.40(2H,m),7.56(1H,br,s),7.61(1H,
dd,J=0.6,9.2Hz),7.66(1H,br,s),7.71(1H,s),8.11〜8.1
3(1H,m)
【0286】実施例666−〔2−シアノ−2−(1−メチルピロール−2−イ
ル)エテニル〕 イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0287】
【化109】
【0288】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド366mgと1−メチル−2−ピロール
アセトニトリル311mgをエタノール10mlに溶解させ28%
ナトリウムメチラートのメタノール溶液0.1mlを加え、
室温で19.5時間撹拌した。反応液より溶媒を留去し、残
渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl3)にて精製する
と、標題化合物がアモルファス状固体として得られた
(収量310mg)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.81(3H,s),6.18(1H,dd,J=2.8,
3.6Hz),6.39(1H,dd,J=2.0,3.6Hz),6.75(1H,dd,J=2.0,2.
0Hz),7.11(1H,s),7.66(1H,s),7.68(1H,s),7.69(1H,s),
7.70(1H,d,J=1.2Hz),8.67〜8.68(1H,m)
【0289】実施例676−〔3−(1−メチルピロール−2−イル)−1H−
ピラゾール−4−イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジ
【0290】
【化110】
【0291】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液、TCI)3.3mlのTHF6ml溶液に−78℃に
てn−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)
2.5mlを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施
例66の化合物310mgのTHF8ml溶液を20分かけて滴下
し、徐々に昇温させながら2時間撹拌した。飽和塩化ア
ンモニウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出し
た。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアン
モニウムフロリドのTHF溶液5mlを加え、室温にて1.5時
間撹拌した。水10mlを加え、減圧下にTHFを留去する
と、沈澱が生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、カラム
クロマトグラフィー(CH2Cl2-MeOH=100/1)にて精製する
と、標題化合物がアモルファス状固体として得られた
(収量70mg)。 MS:264(MH+)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.37(3H,s),6.25(1H,dd,J=2.4,
3.6Hz),6.34(1H,dd,J=2.0,3.6Hz),6.76(1H,dd,J=2.0,2.
4Hz),7.09(1H,dd,J=1.6,9.4Hz),7.50(1H,br,s),7.55(1
H,d,J=9.4Hz),7.60(1H,d,J=1.6Hz),7.84(1H,s),7.97(1
H,dd,J=1.0,1.6Hz)
【0292】実施例686−〔2−シアノ−2−(3−ピリジル)エテニル〕
イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0293】
【化111】
【0294】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド440mgと3−ピリジルアセトニトリ
ル388mgをエタノール12mlに溶解させ28%ナトリウムメ
チラートのメタノール溶液0.2mlを加え、室温で22.5時
間撹拌した。反応液より溶媒を留去すると、標題化合物
がアモルファス状固体として得られた(収量300mg)。
これを未精製のまま次の反応に用いた。1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):7.55(1H,dd,J=4.8,8.4Hz),7.
68(1H,s),7.75(1H,d,J=9.6Hz),7.95(1H,d,J=9.6Hz),8.1
0〜8.16(3H,m),8.63(1H,d,J=4.8Hz),8.95(1H,d,J=2.8H
z),9.05(1H,br,s)
【0295】実施例696−〔3−(3−ピリジル)−1H−ピラゾール−4−
イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0296】
【化112】
【0297】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液、TCI)3.2mlのTHF6ml溶液に−78℃に
てn−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)
2.3mlを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施
例68の化合物300mgのTHF8ml溶液を20分かけて滴下
し、徐々に昇温させながら3.5時間撹拌した。飽和塩化
アンモニウム溶液を加え、ジクロロメタン100mlで抽出
した。有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた残渣に1Mテトラブチル
アンモニウムフロリドのTHF溶液7mlを加え、室温にて
2時間撹拌した。反応液より溶媒を留去し、水洗、乾燥
後、カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2/MeOH=100/2)に
て精製すると、標題化合物がアモルファス状固体として
得られた(収量60mg)。 MS:262(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):7.01(1H,dd,J=1.6,9.2Hz),7.
34〜7.40((1H,br),7.52(1H,d,J=9.2Hz),7.56(1H,d,J=1.
2Hz),7.80(1H,ddd,J=1.8,1.8,7.6Hz),7.90(1H,s),8.05
〜8.10(1H,br),8.46〜8.58(2H,br),8.65(1H,d,J=1.6H
z),13.30(1H,br,s)
【0298】実施例701−メチル−6−〔2−シアノ−2−(2−チエニル)
エテニル〕 ベンズイミダゾール
【0299】
【化113】
【0300】製造例8の化合物317mg、チオフェン−2
−アセトニトリル266mgをエタノール12mlに溶解させ、2
8%ナトリウムメチラートのメタノール溶液0.1mlを加え
室温で17.5時間撹拌した。反応液より溶媒を留去し、残
渣をカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2/MeOH=100/1)に
て精製すると、標題化合物がアモルファス状固体として
得られた(収量340mg)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.91(3H,s),7.09(1H,ddd,J=0.
8,4.8,3.6Hz),7.31(1H,dd,J=0.8,4.8Hz),7.40(1H,dd,J=
0.8,3.6Hz),7.54(1H,s),7.63(1H,br,d,J=8.4Hz),7.83(1
H,d,J=8.4Hz),7.96(1H,s),8.14(1H,br,s)
【0301】実施例711−メチル−6−〔3−(2−チエニル)−1H−ピラ
ゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0302】
【化114】
【0303】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)3.4mlのTHF6ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)2.6ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例70
の化合物340mgのTHF6ml溶液を20分かけて滴下し、徐々
に昇温させながら1.5時間撹拌した。飽和塩化アンモニ
ウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有機
層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウム
フロリドのTHF溶液7mlを加え、室温にて3時間撹拌し
た。水10mlを加え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱が
生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマトグ
ラフィー(CHCl3/MeOH=100/2)にて精製した。CH2Cl2
り再結晶すると標題化合物が淡黄色結晶として得られた
(収量116mg)。 m.p.:225〜226℃ MS:281(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.79(3H,s),6.86〜6.94(1H,
m),7.16(1H,br,d,J=7.6Hz),7.38(1H,br,s),7.53(1H,d,J
=1.6Hz),7.60(1H,d,J=7.6Hz),7.90(1H,br,s),8.16(1H,
s),13.01(1H,br,s)
【0304】実施例721−メチル−6−〔2−シアノ−2−(4−メトキシフ
ェニル)エテニル〕 ベンズイミダール
【0305】
【化115】
【0306】製造例8の化合物1500mg、4−メトキシフ
ェニルアセトニトリル1519mgをエタノール25mlに溶解さ
せ、28%ナトリウムメチラートのメタノール溶液0.5ml
を加え室温で2.5時間撹拌した。反応液に1N−HCl 3m
lを加えたのちクロロホルムで抽出し、有機層を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られ
た残渣をそのまま次の反応に用いた(収量3.5g)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.87(3H,s),3.92(3H,s),6.98(2
H,d,J=8.8Hz),7.58(1H,s),7.61(1H,dd,J=1.4,8.4Hz),7.
64(2H,d,J=8.8Hz),7.84(1H,d,J=8.4Hz),7.96(1H,s),8.2
1(1H,br,d,J=1.4Hz)
【0307】実施例731−メチル−6−〔3−(4−メトキシフェニル)−1
H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0308】
【化116】
【0309】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)1.6mlのTHF3ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)1.2ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例72
の化合物173mgのTHF3ml溶液を20分かけて滴下し、徐々
に昇温させながら1.5時間撹拌した。飽和塩化アンモニ
ウム溶液を加え、ジクロロメタン30mlで抽出した。有機
層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウム
フロリドのTHF溶液3.5mlを加え、室温にて2.5時間撹拌
した。水10mlを加え減圧下にTHFを留去すると、沈澱が
生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、CH2Cl2より再結晶
すると標題化合物が淡黄色結晶として得られた(収量54
mg)。 m.p.:240〜242℃ MS:305(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.68(3H,s),3.70(3H,s),6.85
(2H,br,s),6.98(1H,dd,J=1.6,8.4Hz),7.28(2H,d,J=8.8H
z),7.42(1H,br,s),7.47(1H,d,J=8.4Hz),8.08(1H,s),12.
81〜12.89(1H,br)
【0310】実施例741−メチル−6−〔2−シアノ−2−(4−ブロモフェ
ニル)エテニル〕 ベンズイミダール
【0311】
【化117】
【0312】製造例8の化合物297mg、4−ブロモフェ
ニルアセトニトリル407mgをエタノール8mlに溶解さ
せ、28%ナトリウムメチラート0.5mlを加え室温で5時
間撹拌した。析出した結晶を濾取、冷エタノール洗し、
乾燥すると、標題化合物が黄白色固体として得られた
(収量257mg)。 m.p.:141℃ MS:338(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.87(3H,s),7.72(4H,br,s),
7.78(1H,d,J=8.8Hz),7.88(1H,dd,J=0.8,8.8Hz),8.17(1
H,s),8.21(1H,s),8.34(1H,s)
【0313】実施例751−メチル−6−〔3−(4−ブロモフェニル)−1H
−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0314】
【化118】
【0315】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液、TCI)2mlのTHF5ml溶液に−78℃にて
n−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)1.
45mlを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例
74の化合物257mgのTHF5ml溶液を20分かけて滴下し、
徐々に昇温させながら2時間撹拌した。飽和塩化アンモ
ニウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有
機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウ
ムフロリドのTHF溶液5mlを加え、室温にて2時間撹拌
した。水10mlを加え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱
が生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、CH2Cl2より再結
晶すると標題化合物が白色結晶として得られた(収量13
0mg)。 m.p.:273℃ MS:353(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.76(3H,s),7.01(1H,dd,J=1.
6,8.4Hz),7.35(2H,d,J=8.4Hz),7.48(1H,br,s),7.47,〜
7.55(2H,m),7.55(2H,d,J=8.4Hz),8.14(1H,s)
【0316】実施例766−〔2−シアノ−2−(4−ピリジル)エテニル〕
イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0317】
【化119】
【0318】イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−カ
ルボキシアルデヒド297mg 4−ピリジルアセトニトリル
塩酸塩630mgをエタノール10mlに溶解させ28%ナトリウ
ムメチラートのメタノール溶液0.6mlを加え、室温で6
時間撹拌した。反応液をセライト濾過した後、反応液よ
り溶媒を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHC
l3〜CHCl3/MeOH=100/1→100/2)にて精製すると、標題化
合物がアモルファス状固体として得られた(収量320m
g)。1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):7.68(1H,d,J=1.2Hz),7.72(2
H,d,J=6.4Hz),7.76(1H,d,J=9.6Hz),7.98(1H,d,J=2.0,9.
6Hz),8.15(1H,s),8.32(1H,s),8.70(2H,d,J=6.4Hz),9.10
(1H,br,s)
【0319】実施例776−〔3−(4−ピリジル)−1H−ピラゾール−4−
イル〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
【0320】
【化120】
【0321】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液、TCI)2.8mlのTHF6ml溶液に−78℃に
てn−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)
2.1mlを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施
例76の化合物320mgのTHF6ml溶液を20分かけて滴下
し、徐々に昇温させながら2時間撹拌した。飽和塩化ア
ンモニウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した
ところ、結晶が析出した。得られた結晶に1Mテトラブ
チルアンモニウムフロリドのTHF溶液3mlを加え、室温
にて1.5時間撹拌した。水10mlを加え、減圧下にTHFを留
去すると沈澱が生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、CH
2Cl2、IPEより再結晶すると標題化合物が淡褐色結晶とし
て得られた(収量65mg)。 m.p.:246℃ MS:262(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):6.98(1H,dd,J=1.4,9.2Hz),7.3
8(2H,d,J=5.8Hz),7.49(1H,d,J=9.2Hz),7.52(1H,d,J=1.4
Hz),7.87(1H,s),8.47(2H,d,J=5.8Hz),8.49(1H,br,s)
【0322】製造例14ジエチル(1−シアノエチル)ホスホネート
【0323】
【化121】
【0324】1,2−ジメトキシエタン8mlに水素化ナ
トリウム(Ca.60% in mineral oil)201mgを懸濁させ、
そこにジエチルシアノメチルフォスフォネート887mgを
加えた。室温で1時間撹拌したのち、ヨウ化メチル730m
gを加え、室温で1.5時間撹拌した。水を5ml加えクロロ
ホルム30mlで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒留去したものを粗精製のまま次の反応に用いた
(収量950mg)。
【0325】実施例781−メチル−6−(2−シアノ−1−プロペニル)ベン
ズイミダール
【0326】
【化122】
【0327】テトラヒドロフラン5mlに水素化ナトリウ
ム(Ca.60% in mineral oil)206mgを懸濁させ、そこに
ジエチル(1−シアノエチル)ホスホネート950mgのTHF
5ml溶液を加えた。0℃で1時間撹拌したのち、製造例
8の化合物720mgのTHF10ml溶液を加えて、0℃でさらに
2時間撹拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで
抽出したのち、有機層を水洗、ついで飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去したの
ち、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3)で精
製し、標題化合物200mgが得られた。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):2.22(3H,d,J=1.6Hz),3.88(3H,
s),7.29(1H,dd,J=1.6,8.4Hz),7.34〜7.38(2H,m),7.81(1
H,d,J=8.4Hz),7.94(1H,s)
【0328】実施例791−メチル−6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4
−イル)ベンズイミダゾール
【0329】
【化123】
【0330】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)2.45mlのTHF5ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)1.8m
lを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例7
8の化合物200mgのTHF5ml溶液を20分かけて滴下し、徐
々に昇温させながら4.5時間撹拌した。飽和塩化アンモ
ニウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有
機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウ
ムフロリドのTHF溶液7mlを加え、室温にて2.5時間撹拌
した。水10mlを加え減圧下にTHFを留去すると沈澱が生
じた。これを濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマトグラ
フィー(CHCl3/MeOH=100/1→100/2→100/10)にて精製し
たのち、再度カラムクロマトグラフィー(CH2Cl2/Aceton
e=1/2)にて精製すると、標題化合物が淡黄色結晶として
得られた(収量80mg)。 m.p.:198℃ MS:213(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):2.39(3H,s),3.83(3H,s),7.28
(1H,dd,J=1.6,8.4Hz),7.55(1H,d,J=1.6Hz),7.62(1H,d,J
=8.4Hz),8.12(1H,s),12.60(1H,br,s)
【0331】実施例801−メチル−6−〔2−シアノ−2−(2−ブロモフェ
ニル)エテニル〕 ベンズイミダール
【0332】
【化124】
【0333】製造例8の化合物243mg、2−ブロモフェ
ニルアセトニトリル302mgをエタノール8mlに溶解さ
せ、28%ナトリウムメチラート0.1mlを加え0℃で3時
間、ついで室温で4時間、そして4℃で14時間撹拌し
た。反応液より溶媒を留去し、残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(CHCl3only→CHCl3/MeOH=100/1)にて精製する
と、標題化合物を含む混合物が得られた(収量320m
g)。
【0334】実施例811−メチル−6−〔3−(2−ブロモフェニル)−1H
−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0335】
【化125】
【0336】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)1.65mlのTHF5ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)1.2m
lを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例8
0の化合物320mgのTHF3.5ml溶液を20分かけて滴下し、
徐々に昇温させながら2時間撹拌した。飽和塩化アンモ
ニウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有
機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウ
ムフロリドのTHF溶液3mlを加え、室温にて3時間撹拌
した。水10mlを加え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱
が生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマト
グラフィー(CH2Cl2/MeOH=100/1)にて精製した。CH2Cl2
より再結晶すると標題化合物が白色結晶として得られた
(収量30mg)。 m.p.:263℃ MS:353(MH+)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.70(3H,s),7.15(1H,dd,J=1.6,
8.4Hz),7.18(1H,m),7.28〜7.37(3H,m),7.66(1H,d,J=8.4
Hz),7.69(1H,dd,J=1.6,7.6Hz),7.81(1H,s),7.90(1H,s)
【0337】実施例821−メチル−6−〔2−シアノ−2−(4−クロロフェ
ニル)エテニル〕 ベンズイミダール
【0338】
【化126】
【0339】製造例8の化合物300mg、4−クロロフェ
ニルアセトニトリル291mgをエタノール15mlに溶解さ
せ、28%ナトリウムメチラートのメタノール溶液0.15ml
を加え室温で2時間撹拌した。反応液より溶媒を留去
し、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl3/MeOH=100/
2)にて精製すると、標題化合物がアモルファス状固体と
して得られた(収量480mg)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.93(3H,s),7.44(2H,d,J=8.4H
z),7.62〜7.66(3H,m),7.67(1H,s),7.85(1H,d,J=8.4Hz),
7.98(1H,s),8.23〜8.24(1H,m)
【0340】実施例831−メチル−6−〔3−(4−クロロフェニル)−1H
−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0341】
【化127】
【0342】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)3.95mlのTHF8ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)2.9m
lを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例8
2の化合物480mgのTHF8ml溶液を20分かけて滴下し、徐
々に昇温させながら1.5時間撹拌した。飽和塩化アンモ
ニウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有
機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウ
ムフロリドのTHF溶液8mlを加え、室温にて2.5時間撹拌
した。水20mlを加え減圧下にTHFを留去すると、沈澱が
生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマトグ
ラフィー(CHCl3/MeOH=100/1→100/2)にて精製した。CHC
l3より再結晶すると標題化合物が白色結晶として得られ
た(収量232mg)。 m.p.:268℃ MS:309(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.76(3H,s),7.02(1H,dd,J=1.
6,8.4Hz),7.31〜7.45(4H,m),7.48(1H,br,s),8.15(1H,
s),13.10(1H,br,s)
【0343】製造例15
【0344】4−アミノフェニルアセトニトリル
【化128】
【0345】4−ニトロフェニルアセトニトリル3.253g
をメタノール30ml、THF5mlの混合溶媒に溶解し、そこ
に10%パラジウム−カーボン2.95gを懸濁させた。反応
系を水素で置換し、室温で20時間激しく撹拌した。反応
液をセライト濾過したのち、溶媒留去し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(CHCl3〜CHCl3/MeOH=100/1→10
0/2)で精製して標題化合物をろう状固体として1.780g得
た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.74(2H,s),5.09(2H,br,s),
6.56(2H,d,J=8.4Hz),6.96(2H,d,J=8.4Hz)
【0346】製造例164−(N,N−ジメチルアミノ)フェニルアセトニトリ
【0347】
【化129】
【0348】4−アミノフェニルアセトニトリル1.780g
を37%ホルマリン水溶液15mlに溶解し、そこにギ酸10ml
を加えて10時間加熱還流した。炭酸水素ナトリウムで反
応液を中和し、クロロホルムで抽出した。有機層を水
洗、ついで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥したのち溶媒留去し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(CHCl3)で精製して標題化合物をろう状固体
として180mg得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):2.85(6H,s),3.82(2H,s),6.69
(2H,d,J=8.8Hz),7.11(2H,d,J=8.8Hz)
【0349】実施例841−メチル−6−〔2−シアノ−2−(4−ジメチルア
ミノフェニル)エテニル〕 ベンズイミダール
【0350】
【化130】
【0351】製造例8の化合物121mg、4−(N,N−
ジメチルアミノ)フェニルアセトニトリル120mgをエタ
ノール4mlに溶解させ、28%ナトリウムメチラート0.03
mlを加え室温で6.5時間撹拌した。反応液に1N−HCl
0.5mlを加えたのち、溶媒を留去し、残渣をクロロホル
ムに溶解して飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち溶媒
を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl3)に
て精製すると、標題化合物がアモルファス状固体として
得られた(収量140mg)。1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.02(6H,s),3.88(3H,s),6.74(2
H,d,J=9.2Hz),7.50(1H,s),7.57(2H,d,J=9.2Hz),7.58(1
H,dd,J=1.8,8.4Hz),7.80(1H,d,J=8.4Hz),7.92(1H,s),8.
15(1H,br,d,J=1.8Hz)
【0352】実施例851−メチル−6−〔3−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−1H−ピラゾール−4−イル〕ベンズイミダゾー
【0353】
【化131】
【0354】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)1.83mlのTHF4ml溶液に−78℃にてn
−ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)1.35
mlを加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例8
4の化合物140mgのTHF5ml溶液を20分かけて滴下し、徐
々に昇温させながら4時間撹拌した。飽和塩化アンモニ
ウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有機
層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウム
フロリドのTHF溶液3mlを加え、室温にて2時間撹拌し
た。水10mlを加え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱が
生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマトグ
ラフィー(CH2Cl2/Acetone=1/2)にて精製すると、標題化
合物が淡黄色結晶として得られた(収量40mg)。 m.p.:199〜201℃ MS:318(MH+)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):2.85(6H,s),3.78(3H,s),6.66
(2H,br,d,J=8.8Hz),7.05(1H,dd,J=1.6,8.4Hz),7.22(2H,
br,d,J=8.8Hz),7.48(1H,br,s),7.51(1H,d,J=8.4Hz),8.1
2(1H,s)
【0355】実施例861−メチル−6−〔2−シアノ−2−(2−ピリジル)
エテニル〕 ベンズイミダール
【0356】
【化132】
【0357】製造例8の化合物321mg、2−ピリジルア
セトニトリル254mgをエタノール12mlに溶解させ、28%
ナトリウムメチラートのメタノール溶液0.1mlを加え室
温で2.5時間撹拌した。反応液より溶媒を留去し、残渣
をカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2/MeOH=100/1)にて
精製すると、標題化合物がアモルファス状固体として得
られた(収量460mg)。1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.88(3H,s),7.43(1H,ddd,J=
0.8,4.8,7.6Hz),7.80(1H,d,J=8.4Hz),7.84(1H,d,J=7.6H
z),7.94(1H,dd,J=1.6,7.6Hz),7.98(1H,dd,J=1.2,8.4H
z),8.27(1H,br,s),8.37(1H,s),8.61(1H,s),8.65〜8.68
(1H,m)
【0358】実施例871−メチル−6−〔3−(2−ピリジル)−1H−ピラ
ゾール−4−イル〕ベンズイミダゾール
【0359】
【化133】
【0360】トリメチルシリルジアゾメタン(約10%n
−ヘキサン溶液)4.3mlのTHF12ml溶液に−78℃にてn−
ブチルリチウム(1.6mol/l:n−ヘキサン溶液)3.1ml
を加え、同温度にて20分間撹拌した。これに実施例86
の化合物460mgのTHF8ml溶液を20分かけて滴下し、徐々
に昇温させながら1.5時間撹拌した。飽和塩化アンモニ
ウム溶液を加え、ジクロロメタン50mlで抽出した。有機
層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残渣に1Mテトラブチルアンモニウム
フロリドのTHF溶液15mlを加え、室温にて3時間撹拌し
た。水30mlを加え、減圧下にTHFを留去すると、沈澱が
生じた。これを濾取、水洗、乾燥後、カラムクロマトグ
ラフィー(CH2Cl2/Acetone=1/2)にて精製した。CH2Cl2-E
t2Oより再結晶すると標題化合物が淡黄色結晶として得
られた(収量289mg)。 m.p.:239℃ MS:276(MH+)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):3.85(3H,s),7.19(1H,ddd,J=
1.4,4.8,8.0Hz),7.30(1H,d,J=8.0Hz),7.35(1H,dd,J=1.
6,8.4Hz),7.44〜7.45(1H,m),7.48(1H,ddd,J=1.4,8.0,8.
0Hz),7.69(1H,s),7.83(1H,d,J=8.4Hz),7.92(1H,s),8.63
(1H,br,d,J=4.8Hz)87
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/535 31/54 C07D 401/14 231 403/04 231 409/14 231 473/00 473/30 473/40 //(C07D 401/14 213:16 231:12 235:08) (C07D 403/04 231:12 235:08) (C07D 409/14 231:12 235:08 333:10) (72)発明者 谷口 博之 茨木県つくば市吾妻4−14−5−502 (72)発明者 田辺 一教 茨城県つくば市東光台1−16−2スカイハ イツC−103 (72)発明者 山中 基資 千葉県我孫子市つくし野6−22−5

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有していてもよ
    く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環または1
    以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換基
    を有していてもよい縮合環を、R1は低級アルキル基ま
    たは1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の
    置換基を有していてもよい芳香環を、R2は水素原子、
    低級アルキル基またはアミノ基の保護基を、R3は水素
    原子、ハロゲン原子または低級アルキル基をそれぞれ示
    す。〕で表されるピラゾール誘導体またはその塩。
  2. 【請求項2】環Aが、1以上のヘテロ原子を有していて
    もよく、1以上の置換基を有していてもよい芳香環また
    は1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置
    換基を有していてもよい、5員環と6員環の縮合環であ
    る請求項1記載のピラゾール誘導体またはその塩。
  3. 【請求項3】環Aがベンズイミダゾール、イミダゾピリ
    ジンまたはプリンである請求項1記載のピラゾール誘導
    体またはその塩。
  4. 【請求項4】環Aがベンズイミダゾール、イミダゾピリ
    ジンまたはプリンであり、 R1が低級アルキル基または
    1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換
    基を有していてもよい芳香環であり、R2およびR3が水
    素原子である請求項1記載のピラゾール誘導体またはそ
    の塩。
  5. 【請求項5】環AまたはR1の置換基がハロゲン原子で
    ある請求項1記載のピラゾール誘導体またはその塩。
  6. 【請求項6】6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4
    −イル)イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン、3−クロロ
    −6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イ
    ミダゾ〔1,2−a〕ピリジン、1−メチル−6−〔3
    −(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−
    イル〕ベンズイミダゾール、1−メチル−6−〔3−
    (2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−
    4−イル〕ベンズイミダゾールまたは2−〔3−フェニ
    ル−1H−ピラゾール−4−イル〕−9−メチルプリン
    である請求項1記載のピラゾール誘導体またはその塩。
  7. 【請求項7】一般式 【化2】 〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有していてもよ
    く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環または1
    以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換基
    を有していてもよい縮合環を、R1は低級アルキル基ま
    たは1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の
    置換基を有していてもよい芳香環をそれぞれ示す。〕で
    表される化合物またはその塩。
  8. 【請求項8】一般式 【化3】 〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有していてもよ
    く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環または1
    以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換基
    を有していてもよい縮合環を示す〕で表される化合物と
    一般式 【化4】 〔式中、R1は低級アルキル基または1以上のヘテロ原
    子を有していてもよく、1以上の置換基を有していても
    よい芳香環を示す。〕で表される化合物を反応させるこ
    とを特徴とする一般式 【化5】 〔式中、環A、R1は前記の定義と同じ基をそれぞれ示
    す。〕で表される化合物またはその塩の製造方法。
  9. 【請求項9】一般式 【化6】 〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有していてもよ
    く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環または1
    以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換基
    を有していてもよい縮合環を示す〕で表される化合物と
    一般式 【化7】 〔式中、R1は低級アルキル基または1以上のヘテロ原
    子を有していてもよく、1以上の置換基を有していても
    よい芳香環を、R4は低級アルコキシ基をそれぞれ示
    す。〕で表される化合物を反応させることを特徴とする
    一般式 【化8】 〔式中、環A、R1は前記の定義と同じ基をそれぞれ示
    す。〕で表される化合物またはその塩の製造方法。
  10. 【請求項10】一般式 【化9】 〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有していてもよ
    く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環または1
    以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換基
    を有していてもよい縮合環を、R1は低級アルキル基ま
    たは1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の
    置換基を有していてもよい芳香環をそれぞれ示す。〕で
    表される化合物とトリメチルシリルジアゾメタンとを反
    応させることを特徴とする一般式 【化10】 〔式中、環A、R1は前記の定義と同じ基を、R5は水素
    原子またはトリメチルシリル基をそれぞれ示す。〕で表
    されるピラゾール誘導体またはその塩の製造方法。
  11. 【請求項11】一般式 【化11】 〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有していてもよ
    く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環または1
    以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換基
    を有していてもよい縮合環を、R1は低級アルキル基ま
    たは1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の
    置換基を有していてもよい芳香環をそれぞれ示す。〕で
    表される化合物と一般式 【化12】 R2NHNH2 〔式中、R2は水素原子、低級アルキル基またはアミノ
    基の保護基を示す。〕で表される化合物を反応させるこ
    とを特徴とする一般式 【化13】 〔式中、環A、R1、 R2は前記の定義と同じ基をそれ
    ぞれ示す。〕で表されるピラゾール誘導体またはその塩
    の製造方法。
  12. 【請求項12】一般式 【化14】 〔式中、R1は低級アルキル基または1以上のヘテロ原
    子を有していてもよく、1以上の置換基を有していても
    よい芳香環を、R2は水素原子、低級アルキル基または
    アミノ基の保護基をそれぞれ示す。〕で表される化合物
    と一般式 【化15】 〔式中、R6は水素原子または低級アルキル基を示
    す。〕で表される化合物を反応させることを特徴とする
    一般式 【化16】 〔式中、R1、 R2、R6は前記の定義と同じ基をそれぞ
    れ示す。〕で表されるピラゾール誘導体またはその塩の
    製造方法。
  13. 【請求項13】一般式 【化17】 〔式中、R1は低級アルキル基または1以上のヘテロ原
    子を有していてもよく、1以上の置換基を有していても
    よい芳香環を、R2は水素原子、低級アルキル基または
    アミノ基の保護基を、R6は水素原子または低級アルキ
    ル基をそれぞれ示す。〕で表される化合物を閉環させる
    ことを特徴とする一般式 【化18】 〔式中、R1、 R2、R6は前記の定義と同じ基をそれぞ
    れ示す。〕で表されるピラゾール誘導体またはその塩の
    製造方法。
  14. 【請求項14】一般式 【化19】 〔式中、環Aは1以上のヘテロ原子を有していてもよ
    く、1以上の置換基を有していてもよい芳香環または1
    以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の置換基
    を有していてもよい縮合環を、R1は低級アルキル基ま
    たは1以上のヘテロ原子を有していてもよく、1以上の
    置換基を有していてもよい芳香環を、R2は水素原子、
    低級アルキル基またはアミノ基の保護基を、R3は水素
    原子、ハロゲン原子または低級アルキル基をそれぞれ示
    す。〕で表されるピラゾール誘導体またはその薬理学的
    に許容される塩を有効成分とする抗ヘルペス剤。
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