JPH08181014A - 超電導マグネット装置とその製造方法 - Google Patents

超電導マグネット装置とその製造方法

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JPH08181014A
JPH08181014A JP6322908A JP32290894A JPH08181014A JP H08181014 A JPH08181014 A JP H08181014A JP 6322908 A JP6322908 A JP 6322908A JP 32290894 A JP32290894 A JP 32290894A JP H08181014 A JPH08181014 A JP H08181014A
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JP
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coil
pcs
superconducting
magnet
wire
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JP6322908A
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English (en)
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Masamitsu Ichihara
政光 市原
Takeshi Uchiyama
剛 内山
Seiichi Miyake
清市 三宅
Keiichiro Maeda
慶一郎 前田
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SWCC Corp
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Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化合物系超電導線を用いてマグネットコイル
とPCSコイルを形成することによって高い性能を安定
して保持し、しかも製造が容易な超電導マグネット装置
とその製造方法を提供する。 【構成】 本発明装置は、同一の巻枠10にマグネット
コイル収納部14、PCSコイル収納部16および口出
し線接合部収納部15を形成し、これらの収納部にそれ
ぞれ化合物系超電導線からなるマグネットコイル2と、
化合物系超電導線からなるPCSコイル1aおよびヒー
タ線1bと、両コイルの口出し線接合部19とを収納し
て構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久電流モードで使用
される超電導マグネット装置に係わり、特にNb3 Sn
やV3 Gaなどの化合物系超電導線からなるマグネット
コイルおよびPCSコイルを備えた超電導マグネット装
置とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】NbTiやNb3 Snなどの金属系超電
導線を使用した超電導マグネット装置は、数百〜数千ア
ンペア/mm2 といった高い電流密度のもとで安定な超電
導特性を示すところから、MRI(磁気共鳴イメージン
グ装置)などの医療機器や静磁場発生用のマグネット装
置として広く実用化されており、また磁気浮上列車など
の各種応用機器への応用が期待されている。超電導マグ
ネット装置を、外部電源からの電流供給を断った後も長
時間、一定磁界に保持する、いわゆる永久電流モードで
運転する場合には、永久電流スイッチ(Persistent Cur
rent Switch .本明細書においては、PCSと略称す
る。)が併用される。
【0003】図2は永久電流モードで運転される超電導
マグネット装置の回路構成を例示するもので、PCS1
はPCSコイル1aと、このコイル1aの層間に巻込ん
だヒータ線1bとからなり、PCSコイル1aはマグネ
ットコイル2と並列接続され、スイッチ3を介して、励
磁電源回路4に接続されている。PCS1とマグネット
コイル2はクライオスタット5内に納められ、液体ヘリ
ウム中に浸漬して使用される。なお、PCSコイル1a
は、通電による自身の磁界発生を避けるため、無誘導巻
きとされている。また、PCS1は、マグネットコイル
2とは別の巻枠に巻回して製作され、マグネットコイル
2による磁界の弱い所に配置して使用される。
【0004】このような構成の超電導マグネット装置
を、永久電流モードで使用する場合には、ヒータ電源
(図示せず)よりヒータ線1bに電流を流して発熱さ
せ、PCSコイル1aを常電導状態(スイッチOFFの
状態)にした後、励磁電源回路4からマグネットコイル
2に通電し、マグネットコイル2に流れる電流およびそ
れによって形成される磁界が所定のレベルで安定した
ら、ヒータ線1bの加熱を停止する。PCSコイル1a
が冷却され、超電導状態(スイッチONの状態)に達し
たら、励磁電源回路4からの電流を徐々に減少させた
後、スイッチ3を開路する。これにより、マグネットコ
イル2とPCSコイル1aの閉回路には、励磁電源回路
4から断路された後も、長時間に亘って安定した永久電
流が流れることになる。
【0005】上記超電導マグネット装置において、マグ
ネットコイル2やPCSコイル1aとしては、NbTi
などの合金系超電導材料を、安定化マトリックス内に多
数本埋め込み、細線化させた上、外面に絶縁層を被覆し
た構造の線材を巻枠に巻回したものが使用されている。
ここで、安定化マトリックスは、超電導素線が何等かの
原因によって昇温し、いわゆるクエンチ状態になるか、
なろうとした際、超電導素線から迅速に熱を吸収し、超
電導状態を保持させるためのもので、マグネットコイル
2およびPCSコイル1aの安定化マトリックスとも、
熱伝導性の良い材料から構成されている。しかしなが
ら、マグネットコイル2の安定化マトリックスは、コイ
ル2が万一クエンチした際に、超電導素線に流れていた
電流を安定化マトリックスに大量に分流させる機能を持
たせるため、銅などのように、電気伝導性の良い材料か
ら構成されているが、PCSコイル1aの線材は、超電
導状態では超電導線として作用し、常電導状態では抵抗
線として作用することが期待されるため、PCSコイル
線材の安定化マトリックスは、銅−ニッケル合金のよう
に比抵抗値の大きな材料から構成されている。したがっ
て、マグネットコイル2とPCSコイル1aは、別体と
して設計・製作された超電導線材をそれぞれ別々の巻枠
にコイル状に巻回し、両コイルの口出し端部を互いに接
合させることによって並列接続される。これらのコイル
の巻回や接合作業は、超電導素線がNbTi材料からな
る場合には、容易に行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近では、超電導マグ
ネット装置の性能向上に関する要望はますます増大し、
NbTi超電導線に比べて高磁界中での臨界電流密度が
非常に高いNb3 SnやV3 Gaなどの化合物系超電導
線の利用が強く要請されるようになってきた。特に、P
CS用超電導線は、前記したように、その要求される機
能から、比抵抗値の小さな純銅を安定化マトリックスと
して使用できず、僅かなじょう乱でも超電導状態が破壊
されやすいので、NbTi超電導線に比べて臨界温度が
高く、温度マージンの大きいNb3 SnやV3 Gaなど
の化合物系超電導線の採用が期待されている。しかしな
がら、これらの化合物系超電導線は、製法が複雑な上、
僅かな歪みを加えただけでも超電導特性が劣化するた
め、取扱い方に細心の注意を必要とする。また、マグネ
ットコイルとPCSコイルの口出し部の接合も、線材中
に化合物超電導体が形成された後では容易でない。
【0007】本発明は、化合物系超電導線を用いてマグ
ネットコイルとPCSコイルを形成することによって高
い性能を安定して保持し、しかも製造が容易な超電導マ
グネット装置とその製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の超電導マグネッ
ト装置は、マグネットコイル収納部、PCSコイル収納
部および口出し線接合部収納部を備えた巻枠と、前記マ
グネットコイル収納部に収納された化合物系超電導線か
らなるマグネットコイルと、前記PCSコイル収納部に
収納された化合物系超電導線からなるPCSコイルおよ
びヒータ線と、前記口出し線接合部収納部に収納された
前記マグネットコイルおよびPCSコイルの口出し線接
合部とを備えることを主な特徴とし、本発明の超電導マ
グネット装置の製造方法は、巻枠のマグネットコイル収
納部にマグネットコイル用の化合物系超電導線形成素材
を巻回し、前記巻枠のPCSコイル収納部にPCSコイ
ル用の化合物系超電導線形成素材およびヒータ線を巻回
し、前記両素材の口出し線を互いに接続させた後、全体
を熱処理して、前記両素材および前記接続部に化合物系
超電導体を生成させることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明においては、マグネットコイルとPCS
コイルは共に化合物系超電導線から構成されているの
で、臨界温度が高く、また高磁界中での臨界電流密度が
非常に高い超電導マグネット装置を得ることができる。
また、マグネットコイルとPCSコイルと口出し線接合
部は、同一の巻枠に設けられたそれぞれの収納部に納め
られ、固定されるので、製造中や使用中に無理な力が加
わって特性を劣化させることはない。しかも、線材の取
扱いや加工を困難にする化合物超電導体の生成は、コイ
ル巻きおよび口出し線の接続の後に行われるので、超電
導マグネット装置の作製作業は容易である。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、これらの図において、図2におけると同一
部分には同一の符号を付してある。図1は、本発明の超
電導マグネット装置の実施例を示すもので、巻枠10は
円筒体11の上下にフランジ部12,13を設け、下側
の厚肉のフランジ部13の外周に2本の環状溝を設けた
形状のものであり、両フランジ部12,13の間の巻胴
部はマグネットコイル収納部14を形成し、下側フラン
ジ部13の外周の2本の環状溝は口出し線接合部収納部
15とPCSコイル収納部16を形成している。この巻
枠はステンレス鋼などを用いて製作され、各収納部1
4,15,16の内壁はアルミナ溶射により絶縁処理を
施されている。また、巻枠の下側フランジ部13には、
マグネットコイル収納部14と口出し線接合部収納部1
5との間、および口出し線接合部収納部15とPCSコ
イル収納部16との間にそれぞれ口出し線を緩やかに湾
曲させて案内するため、らせん状のスリット溝17,1
8が形成されている。
【0011】巻枠10のマグネットコイル収納部14に
は、安定化マトリックスとして純銅を用い、Nb3 Sn
を超電導体とする超電導線が多数回巻回されてマグネッ
トコイル2を形成している。また、PCSコイル収納部
16には、安定化マトリックスとして銅合金、例えばC
u−10%Ni合金を用い、Nb3 Snを超電導体とす
る超電導線が、PCSヒータ線1b(図示せず)を介挿
しながら、無誘導巻きで巻回されPCSコイル1aを形
成している。マグネットコイル収納部14とPCSコイ
ル収納部16に収納されたマグネットコイル2用超電導
線およびPCSコイル1a用超電導線は、それぞれ巻始
め端および巻終り端の余長部と口出し部(図示せず)を
引出され、必要に応じて余長部を口出し線接合部収納部
15内に巻収された後、口出し部の先端同志を接合部1
9によって互いに接合されている。これらの接合部と端
子板20との間は、リード線21によって連結されてい
る。また、図示を省略したが、巻枠10、各コイル2,
1a、余長部や口出し部、接合部19およびリード線2
1はエポキシ樹脂の含浸により一体化されている。
【0012】上述した本発明の超電導マグネット装置に
おいては、マグネットコイルとPCSコイルは共に化合
物系超電導線から構成されているので、臨界温度が高
く、また高磁界中での臨界電流密度が非常に高い特性を
示す。因みに、上記超電導マグネット装置を用いて励磁
実験をしたところ、10テスラまで安定して永久電流モ
ードで運転することができた。また、マグネットコイル
とPCSコイルと口出し線接合部は、同一の巻枠に設け
られたそれぞれの収納部に納められ、固定されているの
で、コンパクトであり、しかも製作中や使用中に無理な
力が加わって特性を劣化させるようなことはない。
【0013】次に、本発明の製造方法を説明する。図1
において、巻枠10にマグネットコイル2を設ける場合
には、マグネットコイル収納部14に、安定化マトリッ
クスとして純銅を用い、Nb3 Snを超電導体とするマ
グネットコイル用の超電導線形成素材が多数回巻回され
る。また、PCSコイル収納部16には、安定化マトリ
ックスとして銅合金、例えばCu−10%Ni合金を用
い、Nb3 Snを超電導体とするPCSコイル1a用の
超電導線形成素材が、PCSヒータ線1b(図示せず)
を介挿しながら、無誘導巻きで巻回される。ここで、超
電導線形成素材とは、Nb3 Sn生成のための熱処理を
受ける以前の線材を意味している。これらの超電導線形
成素材は、チューブ法、ブロンズ法、内部拡散法、外部
拡散法、インサイチュー法など種々の方法で製造するこ
とができる。
【0014】例えば、チューブ法を用いてPCSコイル
1a用の超電導線形成素材を製造する場合には、図3に
示すように、SnロッドをCuパイプ内に組込み(ステ
ップS1)、冷間引抜き加工による伸線(ステップS
2)を行って、銅クラッド錫ロッドを作る。この銅クラ
ッド錫ロッドをNbパイプおよびCuNiパイプ内に順
次組込み(ステップS3)、冷間引抜き加工による伸線
(ステップS4)を行って、横断面が六角形状のシング
ル線を作る。このシングル線を多数本、CuNiパイプ
内に組込み(ステップS5)、静水圧押出し(ステップ
6)および冷間引抜き加工による伸線(ステップS7)
を行って、横断面が円形または角型の素線を得る。この
素線をツイストし(ステップS8)、再び伸線(ステッ
プS9)を行い、絶縁処理(ステップS10)を行っ
て、PCSコイル用超電導線形成素材とする。なお、マ
グネットコイル用の超電導線形成素材をチューブ法で製
造する場合には、図3の方法において、CuNiパイプ
に代えてCuパイプを使用すればよい。
【0015】マグネットコイル収納部14とPCSコイ
ル収納部16に収納されたマグネットコイル用超電導線
形成素材およびPCSコイル用超電導線形成素材は、そ
れぞれ巻始め端および巻終り端の余長部と口出し部を、
スリット溝17,18を通して引出され、口出し線接合
部収納部15内に巻収され、口出し部の先端同志を互い
に接続される。この接続は、図4に示すように、マグネ
ットコイル2用超電導線形成素材22およびPCSコイ
ル1a用超電導線形成素材23の口出し部先端の銅また
は銅合金マトリックス層を溶解して剥離し、露出したシ
ングル線22a,23aの先端を互いに入り組ませ、そ
れらの間にSnパウダー24を介在させ、外側に被せた
Cuチューブ25をかしめることにより行われる。
【0016】このようにして、口出し線の先端同志の接
続が終わったら、これらの接続部を、図1のように、口
出し線接合部収納部15内に収め、全体を加熱して、マ
グネットコイル2用超電導線形成素材、PCSコイル1
a用超電導線形成素材および口出し線接合部のNb3
n生成のための熱処理を行う。この熱処理においては、
巻枠10に巻回され、かつ口出し線を接続された超電導
線形成素材を加熱炉に入れ、先ず300〜400℃に加
熱してCu−Sn層を形成させ、これを更に550〜7
80℃に加熱してNb3 Sn層を生成させる。この熱処
理に際しては、Snパウダー24の溶融およびCuチュ
ーブ25との反応により、口出し部の先端同志の固相接
合も行われる。この後、電流リード線21と口出し部を
はんだ付けなどにより接続し、さらに、巻枠全体にエポ
キシ樹脂を含浸させ、硬化させる。
【0017】このように、本発明の超電導マグネット装
置の製造方法は、未だNb3 Sn層の生成されていない
加工性のよい超電導線形成素材を巻枠に巻回し、口出し
部の接続を行った後、熱処理を加えてNb3 Sn層を生
成させるものであるから、線材の取扱いや加工を困難に
する化合物超電導体の生成は、コイル巻きおよび口出し
線の接続後に行われことになり、また、一回の熱処理で
化合物超電導体の生成と引出し部の固相接合を行うこと
ができ、超電導マグネット装置の作製作業は容易であ
る。なお、以上の説明においては、化合物系超電導線と
してNb3 Snを超電導体とする超電導マグネット装置
につき述べたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、V3 Gaなど、他の化合物系超電導線を用いた超電
導マグネット装置にも同様に適用することができる。ま
た、超電導線形成素材も、上述のチューブ法に限らず、
ブロンズ法、内部拡散法、外部拡散法、インサイチュー
法など種々の方法で製造することができる。
【0018】
【発明の効果】上述のように、本発明の超電導マグネッ
ト装置は、マグネットコイルとPCSコイルが共に化合
物系超電導線から構成されているので、臨界温度、およ
び高磁界中での臨界電流密度が高く、また、マグネット
コイルとPCSコイルと口出し線接合部は、同一の巻枠
に設けられたそれぞれの収納部に納められ、固定されて
いるので、製造中や使用中に無理な力が加わって特性を
劣化させることはない。しかも、本発明の超電導マグネ
ット装置の製造方法においては、線材の取扱いや加工を
困難にする化合物超電導体の生成は、コイル巻きおよび
口出し線の接続の後に行われるので、コイル巻きや口出
し線の接続などの作業は容易であり、製作段階での取扱
いによって特性が低下する恐れは少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の超電導マグネット装置の実施例を示
す縦断面図である。
【図2】 本発明の超電導マグネット装置の使用法を説
明する回路構成図である。
【図3】 本発明方法におけるPCSコイル用超電導線
形成素材の製造工程を例示する工程図である。
【図4】 本発明方法におけるマグネットコイル用超電
導線形成素材とPCSコイル用超電導線形成素材の接続
工程を説明する一部縦断面図である。
【符号の説明】
1……PCS 2……マグネットコイル 4……励磁電源回路 5……クライオスタット 10……巻枠 11……円筒体 12,13……フランジ部 14……マグネットコイル収納部 15……口出し線接合部収納部 16……PCSコイル収納部 17,18……スリット溝 19……接合部 21……リード線 22……マグネットコイル用超電導線形成素材 23……PCSコイル用超電導線形成素材 24……Snパウダー 25……Cuチューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 清市 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 前田 慶一郎 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットコイル収納部、PCSコイル
    収納部および口出し線接合部収納部を備えた巻枠と、前
    記マグネットコイル収納部に収納された化合物系超電導
    線からなるマグネットコイルと、前記PCSコイル収納
    部に収納された化合物系超電導線からなるPCSコイル
    およびヒータ線と、前記口出し線接合部収納部に収納さ
    れた前記マグネットコイルおよびPCSコイルの口出し
    線接合部とを備えることを特徴とする超電導マグネット
    装置。
  2. 【請求項2】 PCSコイル収納部と口出し線接合部収
    納部が、マグネットコイル収納部を備えた巻枠の一方の
    フランジ部外周に同心環状溝として形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の超電導マグネット装置。
  3. 【請求項3】 口出し線接合部収納部が、マグネットコ
    イル収納部とPCSコイル収納部との間に形成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の超電導マグネット
    装置。
  4. 【請求項4】 巻枠のマグネットコイル収納部にマグネ
    ットコイル用の化合物系超電導線形成素材を巻回し、前
    記巻枠のPCSコイル収納部にPCSコイル用の化合物
    系超電導線形成素材およびヒータ線を巻回し、前記両素
    材の口出し線を互いに接続させた後、全体を熱処理し
    て、前記両素材および前記接続部に化合物系超電導体を
    生成させることを特徴とする超電導マグネット装置の製
    造方法。
JP6322908A 1994-12-26 1994-12-26 超電導マグネット装置とその製造方法 Pending JPH08181014A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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