JPH08179052A - 降雪検知機 - Google Patents

降雪検知機

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JPH08179052A
JPH08179052A JP31714894A JP31714894A JPH08179052A JP H08179052 A JPH08179052 A JP H08179052A JP 31714894 A JP31714894 A JP 31714894A JP 31714894 A JP31714894 A JP 31714894A JP H08179052 A JPH08179052 A JP H08179052A
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Kazunori Katayama
一則 片山
Akiji Tsukamoto
明司 塚本
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NEC Avio Infrared Technologies Co Ltd
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NEC Corp
NEC Avio Infrared Technologies Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】反射太陽光など外来光による降雪誤報が無く、
光源の寿命が長い屋外設置の降雪検知機を提供する。 【構成】パルス発生回路1はパルス信号を発生しパルス
駆動回路2を駆動する。パルス駆動回路2は赤外線発光
素子3を発光させ投光部光学系4により赤外線6を平行
光として投光する。光量制御回路11は赤外線発光素子
の光量を制御する。雪片5に投光され雪片5を透過した
赤外線6は受光部光学系7により集光される。赤外線受
光素子8は赤外線を受光し電気信号に変換する。パルス
増幅回路9は受光した電気信号を雪片パルス信号22と
して増幅する。雪片検出回路10はパルス駆動回路2よ
り出力される同期信号20に同期して雪片信号21を出
力する。波形処理回路12は雪片信号21を計数パルス
信号23に変換する。降雪積算回路13は計数パルス信
号23を積算し降雪量として計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は降雪検知機に関し、特に
赤外線による雪の透過量を検出する降雪検知機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の降雪検知機は、例えば平
成1年12月8日に公開された特開平1−305392
号公報または平成3年5月8日に公開された特開平3−
108632号公報に示されているように、一般には雪
片に投光した可視光または赤外線の反射光を受光して計
測する方式を採用している。すなわち、発光素子から可
視光または赤外線を雪片に投光し、雪片からの反射光を
受光素子で受光し降雪を検知して、一定時間の間、検知
信号をカウントしその積算値で降雪量を計測している。
【0003】また、上記の方法とは別に、雪片に投光し
た可視光または赤外線の透過光を受光して計測する方式
が有る。図8は、従来の雪片の透過光を利用した降雪検
知機のブロック図である。図9は、雪片を透過した雪片
信号の波形図である。
【0004】図8の降雪検知機は、光量制御回路45と
駆動回路44とランプ30と投光部光学系4とを含み雪
片5に投光する投光部28と、受光部光学系7とフォト
ダイオード31と増幅回路43とを含み雪片5を透過し
た光線46を受光し増幅して雪片信号47を出力する受
光部29と、雪片信号47を処理し計数パルス信号23
として出力する波形処理回路48と、降雪量を積算する
降雪積算回路13とから構成されている。
【0005】次に、動作を説明する。
【0006】従来の降雪検知機は、発光素子にタングス
テンランプ等の白色光を用いて、投光部28と受光部2
9との間を通過する雪片5を、その透過光に応じた受光
信号として検出し、降雪量を算出していた。図8に示す
ように、投光部28にある駆動回路44により連続点灯
されたランプ30からの白色光は、投光部光学系4を経
て雪片5が横断する光線46として受光部光学系7に入
る。受光部光学系7の焦点位置には受光素子であるフォ
トダイオード31があり、フォトダイオード31の出力
した電気信号は増幅回路43により増幅され、雪片信号
47として出力される。
【0007】雪片信号47は図9のように透過する光の
量に応じて変化する信号を示し、次の波形処理回路48
で処理される。すなわち、雪片信号47は、そのレベル
の深さが深いほど、すなわち、透過率が0%に近いほど
降雪量が多いことに対応するので、雪片信号47のレベ
ルが波形処理回路48に含まれるV/F変換器等により
周波数に変換され計数パルス信号23として出力され
る。
【0008】ここで、V/F変換器とは電圧値に応じて
発振器の周波数を変える電圧制御発振器である。このV
/F変換器等の出力である計数パルス信号23を降雪積
算回路13に入力してパルス数を計数し降雪量に変換し
ている。
【0009】また、雪片信号47は光量制御回路45に
入力され、ここで一定の時間積分されて、透過光量が一
定になるように駆動回路44を制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の降雪検
知機は、雪片に投光する光線がランプ等の白色光を用い
た可視光であるため受光も可視光に応答する受光素子を
用いていた。このために、例えば太陽光が看板等で反射
したときなどの外来光に対して受光素子が反応すること
もあり、降雪が無いときにもかかわらず降雪検知出力を
出すことがあった。
【0011】また、タングステンランプ等を使った光源
では時間と共に光量が低下するため、光量を補うべくラ
ンプの電流を多く流すように制御するので、次第に電力
が増しランプの寿命が短くなるという欠点を有してい
る。
【0012】本発明の目的は、反射太陽光など外来光に
よる降雪誤報を無くし光源の寿命が長い降雪検知機を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の降雪検知機は、
光線を投光する投光部と、前記投光部により雪片に投光
され前記雪片を透過した前記光線を集光し前記雪片の信
号波形を検出して雪片信号を出力する受光部とを備え、
前記光線を雪片が横切ることにより降雪の有無を検知し
降雪量を算出する降雪検知機において、前記光線が間歇
光であり、前記雪片信号を計数パルス信号に変換する波
形処理回路と、前記波形処理回路から出力される前記計
数パルス信号を積算して降雪量を計測する降雪積算回路
とを備えて構成されている。
【0014】また、前記投光部が、パルス信号を発生す
るパルス発生回路と、前記パルス信号により生成される
駆動信号および同期信号を出力するパルス駆動回路と、
前記パルス駆動回路によりパルス駆動される赤外線発光
素子と、前記赤外線発光素子からの赤外線を平行光とし
て投光する投光部光学系と、前記赤外線発光素子の光量
を前記パルス駆動回路を通して制御する光量制御回路と
から構成され、前記受光部が、前記投光部光学系により
雪片に投光され前記雪片を透過した前記赤外線を集光す
る受光部光学系と、前記受光部光学系により集光した前
記赤外線を電気信号に変換する赤外線受光素子と、前記
赤外線受光素子の出力した前記電気信号を雪片のパルス
信号として増幅するパルス増幅回路と、前記パルス増幅
回路により増幅された前記雪片パルス信号から前記パル
ス駆動回路より出力される前記同期信号に同期して前記
雪片の信号波形を検出し雪片信号を出力する雪片検出回
路とから構成されることを特徴とする降雪検知機が得ら
れる。
【0015】また、前記赤外線発光素子が赤外線を発光
するLEDで構成し、前記赤外線受光素子を赤外線に応
答するフォトダイオードで形成したことを特徴とする降
雪検知機が得られる。
【0016】さらに、前記雪片検出回路が、前記同期信
号により前記パルス信号をサンプルホールドする第1の
サンプルホールド回路と、前記同期信号を一定の時間遅
延させる時間遅れ回路と、前記時間遅れ回路の出力信号
により前記第1のサンプルホールド回路の出力をサンプ
ルホールドする第2のサンプルホールド回路と、前記第
2のサンプルホールド回路の出力をバッファリングする
バッファ回路とを備えたことを特徴とする降雪検知機が
得られる。
【0017】なお、前記第1のサンプルホールド回路を
ピークホールド回路で形成したことを特徴とする降雪検
知機が得られる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は、本発明の降雪検知機の一実施例を
示すブロック図である。
【0020】図1に示す本実施例の降雪検知機は、パル
ス信号を発生するパルス発生回路1と、パルス信号から
生成される駆動パルス信号42および同期信号20を出
力するパルス駆動回路2と、パルス駆動回路2によりパ
ルス駆動される赤外線発光素子3と、赤外線発光素子3
からの赤外線6を平行光として投光する投光部光学系4
と、赤外線発光素子3の光量をパルス駆動回路2を通し
て制御する光量制御回路11とを含む投光部14と、投
光部光学系4により雪片5に投光され雪片5を透過した
赤外線6を集光する受光部光学系7と、受光部光学系7
により集光した赤外線6を電気信号に変換する赤外線受
光素子8と、赤外線受光素子8の出力した電気信号を雪
片5のパルス信号として増幅するパルス増幅回路9と、
パルス増幅回路9により増幅された雪片パルス信号22
からパルス駆動回路2より出力される同期信号20に同
期して雪片の信号波形を検出し雪片信号21を出力する
雪片検出回路10とを含む受光部15と、雪片信号21
を計数パルス信号23に変換する波形処理回路12と、
波形処理回路12から出力される計数パルス信号23を
積算して降雪量を計測する降雪積算回路13とから構成
されている。
【0021】次に、動作を説明する。
【0022】図1において、投光部14にあるパルス発
生回路1からのパルス信号によりパルス駆動回路2で赤
外線発光素子3を駆動する。この赤外線発光素子3から
の光は投光部光学系4を通り赤外線6の平行赤外光とな
る。投光部14と受光部15の間を雪片5が通過すると
き、受光部光学系7を経て赤外線受光素子8には、雪片
5を透過した光量に応じて変化した雪片5の電気信号が
発生し、パルス増幅回路9によって雪片5のパルス信号
のパルス成分が増幅され雪片パルス信号22として出力
される。この雪片パルス信号22は、パルス駆動回路2
からの同期信号20によって雪片検出回路10で雪片の
信号波形が検出され雪片信号21として出力される。
【0023】出力された雪片信号21は、波形処理回路
12および光量制御回路11に入力される。波形処理回
路12は、雪片信号21の電圧を波形処理回路12に含
むV/F変換器等によりパルス数出力に変換し計数パル
ス信号23として出力する。この計数パルス信号23は
降雪積算回路13でパルス数がカウントされ、一定時間
の降雪量として出力される。また、光量制御回路11で
は、雪片信号21を一定時間積分した信号をパルス駆動
回路2に与え赤外線発光素子3のピーク光量を一定に制
御している。
【0024】次に、降雪量検知に関する雪片のセンシン
グについて説明する。図2は、雪片の検出を説明する原
理図である。図2において、ランプ30の光を拡散ガラ
スピンホール32とレンズ34とを通し平行で均一な光
線35をつくる。この均一な光線35が雪片5を透過す
るときに、光線35の光量が雪片5に反射および吸収さ
れるため、受光量が減衰した光線がスリット33を通
り、レンズ34により集光しフォトダイオード31で受
光されることになる。
【0025】フォトダイオード31へは光線35の変化
分のみが伝達されるので、雪片5が多いときには光線3
5の減衰が大きいためレベル差の大きい信号として検出
される。また、信号の時間幅は雪片5が光線35を横断
している時間により決定されることになる。
【0026】図3は、雪片の状態に応じて変化する雪片
信号の波形図である。図3(a)は、光線35を横断す
る雪片5が1個の場合の雪片信号21の波形である。図
3(b)は、雪片5が2個重って横断する場合であり、
光線35の透過量が雪片5が1個の場合に比べて1/2
になるので、雪片信号21のレベルの深さは2倍とな
る。図3(c)のように、2個の雪片が別々に離れて横
断する場合は、雪片信号21は2個別々に出力される。
2個の雪片5が途中で重なる場合は、図3(d)に示す
ような雪片信号21が得られる。
【0027】図3(e)は、降雪量が多く雪片5が多数
個横断する場合で、雪片が重なるために雪片信号21は
レベルの深さも時間幅もランダムな信号となる。特に、
光量制御回路11により光量制御されない場合は、図3
(f)の波形となり雪片信号21のレベルは飽和し雪片
信号21として検出できなくなる。このように、大量の
降雪のため光量制御回路11が制御不能になると、光量
制御回路11のリミッタが働き光量アラームが発生す
る。光量制御が正常になされる場合は図3(g)のよう
な波形の雪片信号21が得られる。たとえ大量の降雪に
より図3(f)の状態になっても降雪の状態に変化が有
る限り、光量制御回路11により光量を一定にする働き
のため、雪片信号21の波形はゼロレベルに戻るので雪
片信号21として検出される。降雪の相対的な変化を検
出しているため、雪片信号21がゼロレベルに戻った以
降に降雪の状態に変化が無いと、雪片信号21は出力さ
れない。
【0028】図4は、従来技術による雪片信号と本発明
による雪片信号との波形図である。図4(a)は従来の
ランプ連続光による各部の波形を、図4(b)は本発明
のパルス光による各部の波形を示す。ランプ連続光によ
る投光では、(A)のように投光量が一定のため、雪片
5を透過してフォトダイオード31で受光される受光量
は(B)となり、雪片1個の受光波形として(C)が得
られる。
【0029】一方、本発明では(D)のように一群のパ
ルス光として投光されるので、雪片5を透過してフォト
ダイオード31で受光される受光量は(E)のようなサ
ンプリング波形となる。このサンプリング波形の包絡線
は正確に雪片5の受光波形を示しているので、パルス成
分を除去することにより(F)のように雪片5の受光波
形が得られる。
【0030】図5は、本発明の受光部の一例を示す詳細
ブロック図である。図において、雪片検出回路10は、
サンプルホールド回路16と、サンプルホールド回路1
7と、バッファ18と、時間遅れ回路19とにより構成
される。ここで、サンプルホールド回路16はピークホ
ールド回路でも代用できる。
【0031】図6は、図5の各部における動作を示すタ
イムチャートであるが、実際の赤外線発光素子3を駆動
する駆動パルス信号42の幅は10μs程度で、デュー
ティが1%〜5%程度と短いため、図6(a)では時間
軸を拡大して示してある。
【0032】図6(b)は、図6(a)の時間軸を拡大
した時に得られる雪片信号21の波形であり、多数の駆
動パルス信号42の包絡線により示される。この得られ
た雪片信号21の波形は、雪片5が1個でも、降り始め
の数個でも、また大量の雪片でも、図3に示したように
よく似た波形となり、降雪の状態により波形のレベルや
幅が変化する。
【0033】パルス駆動回路2の出力である駆動パルス
信号42により赤外線発光素子3を発光させ、投光部光
学系4から投光された赤外線は、図5の赤外線受光素子
8で受光され、パルス増幅回路9で増幅される。増幅さ
れた出力であるV1信号24は、図6(a)に示すよう
に駆動パルス信号42と同期している。V1信号24の
パルス列はそのピークレベルの包絡線が雪片5を透過し
た受光波形を示している。V1信号24は、同期信号2
0でサンプリングされ、サンプルホールド回路16でサ
ンプルホールドされ、V2信号25として次段のサンプ
ルホールド回路17に出力される。同期信号20は時間
遅れ回路19で一定時間遅延後T2信号26としてサン
プルホールド回路17に出力される。サンプルホールド
回路17は、T2信号26でV2信号25をサンプルホ
ールドし、バッファ18を通してV3信号27を出力す
る。同期信号20は固定周波数で実施例としては2KH
z程度に設定している。
【0034】図6(b)の雪片信号21の波形は、図6
(a)で示されるように多数の駆動パルス信号でサンプ
ルホールドされたバッファ18の出力V3信号27の一
部を示している。
【0035】なお、図6(b)に示した雪片信号21の
波形のパルス幅は、降雪状態に依存する他、綿雪、粉雪
などの雪の質にも依存する。すなわち、雪片信号21の
波形パルス幅は、投光された赤外線の光束を雪片が横断
する時間で決定されるから、綿雪だと横断時間が長くな
り、パルス幅も広くなる。
【0036】ここで、2つのサンプルホールド回路16
と17とが必要な理由は、サンプルホールド回路16は
サンプルホールドした信号をその都度放電させるためV
2信号25が必らず0レベルになり、V2信号25に切
れ込みが発生するので、本来の雪片信号21が再生され
なくなる。このため時間遅れ回路19で遅延させたT2
信号26で、切れ込みが発生していない状態のV2信号
25をサンプルホールド回路17でサンプリングしてい
る。
【0037】上記の動作から理解できるように、サンプ
ルホールド回路16は、ピークホールド回路で代用でき
る。
【0038】図7は、本発明の波形処理回路の一例を示
す詳細ブロック図であり、雪片信号21から降雪量を積
算するための波形処理回路12の動作を説明する。雪片
検出回路10で得られた雪片信号21は、その信号レベ
ルの深さに応じた周波数変換を行い、計数パルス信号2
3として変換して降雪積算回路13に出力される。この
ために、まず雪片信号21を反転アンプ36aおよび3
6bで増幅する。反転アンプ36bで増幅された雪片信
号21は、ピークホールド回路39でホールドされ、そ
の出力レベルをV/F変換器40により計数パルス信号
23として出力される。一方、反転アンプ36aの出力
は、コンパレータ37に入力され基準レベルとの比較に
よりモノマルチ38を起動させる。モノマルチ38の出
力を一定の計数時間として、この一定時間内での計数パ
ルス信号23のパルス数を降雪量として計測する。実施
例では、計数時間を1分間程度に設定している。放電指
令信号41は、ピークホールド回路39にチャージされ
た電荷の放電を行う。
【0039】なお、本実施例における投光部14と受光
部15との距離は約1.2mとしている。
【0040】本実施例でのパルス増幅回路9はパルス成
分のみを増幅する、いわゆるAC増幅回路になっている
ため、緩やかな信号に対しては応答せず出力がでない。
つまり、緩やかな外来光に対しては反応しない特徴があ
る。また、同期信号20に同期しない外来光に対しては
検出されないので、結果として耐ノイズ性が上がる。
【0041】さらに、雪片の透過光を利用しているので
雪片の反射光を利用した方式と比較して外来光との相関
が少なく耐ノイズ性が上がる。
【0042】一方、連続点灯に比べてパルス駆動の方が
赤外線発光素子3等のピーク電流を大きく取れ、かつ、
同じ電流値では動作時間がデューティ比分だけ少ないの
で赤外線発光素子の長寿命化を達成できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の降雪検知
機は、赤外線の光源でパルス駆動し雪片の透過光を利用
するため反射太陽光などの外来光による降雪誤報がなく
耐ノイズ性が向上し、かつ、発光素子の長寿命化が達成
できるので発光素子のメンテナンス期間を長くできると
いう効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の降雪検知機の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】雪片の検出を説明する原理図である。
【図3】雪片の状態に応じて変化する雪片信号の波形図
である。
【図4】従来技術による雪片信号と本発明による雪片信
号との波形図である。
【図5】本発明の受光部の一例を示す詳細ブロック図で
ある。
【図6】図5の各部における動作を示すタイムチャート
である。
【図7】本発明の波形処理回路の一例を示す詳細ブロッ
ク図である。
【図8】従来の雪片の透過光を利用した降雪検知機のブ
ロック図である。
【図9】雪片を透過した雪片信号の波形図である。
【符号の説明】
1 パルス発生回路 2 パルス駆動回路 3 赤外線発光素子 4 投光部光学系 5 雪片 6 赤外線 7 受光部光学系 8 赤外線受光素子 9 パルス増幅回路 10 雪片検出回路 11 光量制御回路 12 波形処理回路 13 降雪積算回路 14 投光部 15 受光部 16 サンプルホールド回路 17 サンプルホールド回路 18 バッファ 19 時間遅れ回路 20 同期信号 21 雪片信号 22 雪片パルス信号 23 計数パルス信号 24 V1信号 25 V2信号 26 T2信号 27 V3信号 28 投光部 29 受光部 30 ランプ 31 フォトダイオード 32 拡散ガラスピンホール 33 スリット 34 レンズ 35 光線 36 反転アンプ 37 コンパレータ 38 モノマルチ 39 ピークホールド回路 40 V/F変換器 41 放電指令信号 42 駆動パルス信号 43 増幅回路 44 駆動回路 45 光量制御回路 46 光線 47 雪片信号 48 波形処理回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線を投光する投光部と、前記投光部に
    より雪片に投光され前記雪片を透過した前記光線を集光
    し前記雪片の信号波形を検出して雪片信号を出力する受
    光部とを備え、前記光線を雪片が横切ることにより降雪
    の有無を検知し降雪量を算出する降雪検知機において、
    前記光線が間歇光であり、前記雪片信号を計数パルス信
    号に変換する波形処理回路と、前記波形処理回路から出
    力される前記計数パルス信号を積算して降雪量を計測す
    る降雪積算回路とを備えたことを特徴とする降雪検知
    機。
  2. 【請求項2】 前記投光部が、パルス信号を発生するパ
    ルス発生回路と、前記パルス信号により生成される駆動
    信号および同期信号を出力するパルス駆動回路と、前記
    パルス駆動回路によりパルス駆動される赤外線発光素子
    と、前記赤外線発光素子からの赤外線を平行光として投
    光する投光部光学系と、前記赤外線発光素子の光量を前
    記パルス駆動回路を通して制御する光量制御回路とから
    構成され、前記受光部が、前記投光部光学系により雪片
    に投光され前記雪片を透過した前記赤外線を集光する受
    光部光学系と、前記受光部光学系により集光した前記赤
    外線を電気信号に変換する赤外線受光素子と、前記赤外
    線受光素子の出力した前記電気信号を雪片のパルス信号
    として増幅するパルス増幅回路と、前記パルス増幅回路
    により増幅された前記雪片パルス信号から前記パルス駆
    動回路より出力される前記同期信号に同期して前記雪片
    の信号波形を検出し雪片信号を出力する雪片検出回路と
    から構成されたことを特徴とする請求項1記載の降雪検
    知機。
  3. 【請求項3】 前記赤外線発光素子が赤外線を発光する
    LEDで構成し、前記赤外線受光素子を赤外線に応答す
    るフォトダイオードで形成したことを特徴とする請求項
    2記載の降雪検知機。
  4. 【請求項4】 前記雪片検出回路が、前記同期信号によ
    り前記パルス信号をサンプルホールドする第1のサンプ
    ルホールド回路と、前記同期信号を一定の時間遅延させ
    る時間遅れ回路と、前記時間遅れ回路の出力信号により
    前記第1のサンプルホールド回路の出力をサンプルホー
    ルドする第2のサンプルホールド回路と、前記第2のサ
    ンプルホールド回路の出力をバッファリングするバッフ
    ァ回路とを備えたことを特徴とする請求項2または請求
    項3記載の降雪検知機。
  5. 【請求項5】 前記第1のサンプルホールド回路をピー
    クホールド回路で形成したことを特徴とする請求項4記
    載の降雪検知機。
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