JP3265663B2 - 光電スイッチ - Google Patents

光電スイッチ

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JP3265663B2 JP35085992A JP35085992A JP3265663B2 JP 3265663 B2 JP3265663 B2 JP 3265663B2 JP 35085992 A JP35085992 A JP 35085992A JP 35085992 A JP35085992 A JP 35085992A JP 3265663 B2 JP3265663 B2 JP 3265663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透過型又は回帰反射型等
の光電スイッチに関し、特に透明フィルム等の光の透過
率のよい物体を検出するための光電スイッチに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来透過型や回帰反射型の光電スイッチ
は、光を物体検知領域に照射する投光回路と、照射され
た光を受光する受光回路を含んで構成されており、投受
光素子の間の被検出物体の有無による受光レベルの変化
を受光回路によって検出していた。そして受光回路の出
力を増幅し所定の閾値で弁別しており、閾値レベルを感
度調整用可変抵抗器等によって設定して物体の有無を判
別していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光電
スイッチにあっては、被検出物体の有無による受光レベ
ルの変化が大きければ、容易に物体を検出することがで
きる。しかし透明フィルムやガラス等のように光の透過
率の高い物体を検出する場合には、受光レベルの変化が
小さいため閾値レベルの調整が難しく、又閾値レベルを
設定しても物体検出を安定して行うことができないとい
う欠点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、光の透過率がよい物体も確実に
検出できるようにすることを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は一定レベルで投
光素子を駆動する投光手段と、投光素子から直接照射さ
れた光を受光する第1の受光素子と、投光素子から物体
検知領域に照射された光を受光する第2の受光素子と、
入力信号の差分を出力する差動増幅回路と、第1の受光
素子の出力を増幅する第1の受光回路と、第2の受光素
子の出力を増幅し差動増幅回路に与える第2の受光回路
と、投光回路の投光パルスに同期させて差動増幅回路の
差動出力を抽出するゲート手段と、ゲート手段の出力が
所定レベルを越えるときに出力を出す比較回路と、物体
の非検知時に差動増幅回路の出力が0レベルとなるよう
に第1の受光回路の出力レベルを調整し、差動増幅回路
に与えるレベル調整手段と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、投光
手段より投光素子を駆動しており、その一部が第1の受
光素子によって受光されレベル調整手段を介して差動増
幅回路に加えられる。又物体検知領域を介して受光され
た光が第2の受光回路を介して差動増幅回路に加えられ
る。そして物体の非検知時には差動増幅回路の出力を0
レベルとしておく。こうすれば物体が到来して第2の受
光回路の受光レベルが低下すると、差動増幅回路の出力
が差動増幅回路の増幅率によって大幅に変化することと
なって、光の透過率の大きい物体も容易に検出できるこ
ととなる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例による透過型光電ス
イッチの構成を示すブロック図である。本実施例では光
ファイバを用いた透過型の光電スイッチを示している。
本実施例ではまず投光回路1は周期的な投光パルスを発
生するものであって、その出力はオートマチックパワー
コントロール回路(以下APC回路という)2に与えら
れる。APC回路2は投光素子3の投光レベルを一定に
するための回路であって、投光回路1と共に投光手段を
構成している。投光素子3の近傍には、その照射光の一
部を直接受光する受光素子(第1の受光素子)4が取付
けられており、その受光出力は第1の受光回路5に与え
られる。受光回路5の出力側にはその出力レベルを調整
するためのレベル調整手段、本実施例では可変抵抗器6
が接続されている。又受光回路5の出力は直接APC回
路2にモニタ用の受光信号として加えられ、この受光レ
ベルが一定となるようにAPC回路2によって投光素子
3の投光レベルが規制される。
【0008】さて投光素子3より照射された光の大部分
は光ファイバ7の端部に入射される。光ファイバ7は照
射された光を物体検知領域にまで導くための光ファイバ
であって、その他端には物体検知領域8を介して受光用
の光ファイバ9が対向して配置される。そして受光用の
光ファイバ10の他端には、近接して受光素子10を配
置する。受光素子10は物体検知領域8に照射された光
を受光する第2の受光素子であって、その出力は第2の
受光回路11に与えられる。受光回路11はこの受光素
子10からの出力を増幅する回路であって、その出力は
差動増幅回路12の一方の入力端に与えられる。又差動
増幅回路12の他方の入力端には前述したレベル調整用
の可変抵抗器6の中点が接続されている。差動増幅回路
12はこれらの信号の差分を検出する回路であって、そ
の出力はアナログスイッチ13に与えられる。
【0009】一方投光回路1の出力端には波形整形回路
14が接続される。波形整形回路14は投光パルスの立
上り,立下りの出力が安定しない部分を除いて波形整形
するものであり、その出力はアナログスイッチ13にス
イッチ信号として与えられている。アナログスイッチ1
3は投光パルスが出力された間のみ差動増幅回路12の
出力を次段の比較回路に出力するものである。ここで波
形整形回路14とアナログスイッチ13とは、投光パル
スに同期させて差動増幅回路12の差動出力を抽出する
ゲート手段を構成している。アナログスイッチ13の出
力端には比較回路15及び比較回路16a,16bが接
続される。比較回路15には所定の閾値Vref1が閾値と
して設定されており、このレベルを越える出力があれば
物体検知信号として外部に出力するものである。又比較
回路16a,16bには0レベルに近く、夫々正及び負
の所定値Vref2,Vref3が閾値として設定されている。
比較回路16a,16bはアナログスイッチ13の出力
が0レベルの近傍であることを検出するためのウインド
ウコンパレータを構成しており、その出力はいずれもア
ンド回路17に与えられる。アンド回路17はこれらの
論理積によってその一致を検出するものであり、その出
力は表示用の発光ダイオード18に与えられる。このウ
インドウコンパレータとアンド回路17,発光ダイオー
ド18とは、アナログスイッチの出力が0レベルである
ことを表示する0レベル表示手段を構成している。
【0010】次に本実施例の動作について説明する。ま
ず投光回路1は一定の周期でAPC回路2及び波形整形
回路14に投光パルスを入力しており、APC回路2よ
り投光素子3が駆動される。照射光の一部が受光素子4
によって受光され、受光回路5を介してAPC回路2に
フィードバックされる。そしてそのレベルが常に一定と
なるように自動的に投光素子3の駆動レベルが制御され
る。一方投光素子3の光が光ファイバ7及び物体検知領
域8を介して受光用の光ファイバ9に伝えられる。物体
検知領域8に物体がなければほぼ全ての光が受光用の光
ファイバ9に伝えられ、受光素子10によって電気信号
に変換され受光回路11で増幅される。そして又受光回
路11の出力、及び受光回路5の出力がレベル調整用の
可変抵抗器6を介して夫々差動増幅回路12に伝えられ
る。差動増幅回路12の差分出力はアナログスイッチ1
3より送信パルスに同期して出力される。ここで物体が
ない状態では、アナログスイッチ13から出力される信
号がほぼ0レベルとなるように、即ち図2(b),
(c)に示すように比較回路16a,16bの出力がい
ずれもオン状態となるように、可変抵抗器6のレベルを
あらかじめ調整しておくものとする。このときアンド回
路17の論理積条件が成立し発光ダイオード18が点灯
すれば、0レベルとなっていると認識できる。
【0011】さてこの状態で物体検知領域8に物体19
が到来すると、光が遮光され受光素子10には光が入射
されないため、差動増幅回路12の出力レベルが上昇す
る。従って発光ダイオード18は消灯することとなる。
そして差動増幅出力が比較回路15の閾値Vref1を越え
れば、図2(a)に示すようにオンとなって外部に物体
検知信号が出力されることとなる。
【0012】さて受光回路11の物体がない状態での出
力をV1(例えば 100mV)とし、差動増幅回路12の
ゲインをA(例えば50倍)、物体検知領域8に到来した
透明度の高い物体19の光の透過率をα(例えば0.8)と
すると、差動増幅回路12の出力の変化分ΔVは次式で
示される。 ΔV=V1×(1−α)×A ここで前述したようにV1,A,αの値を代入すると、
ΔVは約1Vとなり、大幅な出力の変化分が得られる。
被検出物体がないときのレベルの誤差を例えば±50mV
とすると、このときのS/N比は約10となって安定した
検出が可能となる。
【0013】尚本実施例は、光ファイバを用いた光電ス
イッチについて説明しているが、本発明は通常の透過型
光電スイッチ、及び回帰反射板を用いた回帰反射型光電
スイッチに適用することができることはいうまでもな
い。又本実施例では比較回路16a,16bとアンド回
路17、発光ダイオードによって0レベル表示手段を構
成し、0レベルを表示できるようにしているが、他の種
々の方法で差動増幅回路の出力の0レベルを検出するこ
とができる。
【0014】又本実施例では、レベル調整手段として可
変抵抗器6を用いて差動増幅回路12の出力が0となる
ように調整しているが、受光回路5の出力を可変増幅率
増幅回路によって増幅して差動増幅回路12への入力と
してもよい。そして差動増幅回路12の出力が0レベル
となるように、その増幅率を自動的に設定する。こうす
れば可変抵抗器によるレベル調整が不要となり、無調整
化が可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、出力レベルの変化分を増幅しているため、受光レベ
ルの変化が極めて大きくなる。従って光透過率の大きい
透明フィルムやガラス等の被検出物体の場合にも、高感
度で物体の有無を検出することができるという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光電スイッチの全体構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施例による差動増幅回路の出力と比較回路
の出力変化を示す図である。
【符号の説明】
1 投光回路 2 APC回路 3 投光素子 4,10 受光素子 5,11 受光回路 6 感度設定用可変抵抗器 7,9 光ファイバ 12 差動増幅回路 13 アナログスイッチ 14 波形整形回路 15,16a,16b 比較回路 17 アンド回路 18 発光ダイオード 19 被検出物体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定レベルで投光素子を駆動する投光手
    段と、 前記投光素子から直接照射された光を受光する第1の受
    光素子と、 前記投光素子から物体検知領域に照射された光を受光す
    る第2の受光素子と、 入力信号の差分を出力する差動増幅回路と、 前記第1の受光素子の出力を増幅する第1の受光回路
    と、 前記第2の受光素子の出力を増幅し前記差動増幅回路に
    与える第2の受光回路と、 前記投光回路の投光パルスに同期させて前記差動増幅回
    路の差動出力を抽出するゲート手段と、 前記ゲート手段の出力が所定レベルを越えるときに出力
    を出す比較回路と、 物体の非検知時に前記差動増幅回路の出力が0レベルと
    なるように前記第1の受光回路の出力レベルを調整し、
    前記差動増幅回路に与えるレベル調整手段と、を具備す
    ることを特徴とする光電スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記ゲート手段の出力が物体の非検知時
    に0レベルであることを表示する0レベル表示手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の光電スイッチ。
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