JPH0817706B2 - 遺伝子的に修飾された生物体を用いるビタミンcの製造方法 - Google Patents

遺伝子的に修飾された生物体を用いるビタミンcの製造方法

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JPH0817706B2
JPH0817706B2 JP61504243A JP50424386A JPH0817706B2 JP H0817706 B2 JPH0817706 B2 JP H0817706B2 JP 61504243 A JP61504243 A JP 61504243A JP 50424386 A JP50424386 A JP 50424386A JP H0817706 B2 JPH0817706 B2 JP H0817706B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明はDNA配列、組換DNA分子、この種の配列および
分子を含有する生物、この種の生物による或る種の酵素
の発現、並びにこの種の生物および酵素を用いた醗酵に
よるビタミンC先駆体の製造に関するものである。より
詳細には、本発明は発現ビークル、並びにこのビークル
により形質転換されてグルコースまたはその他の炭素源
を醗酵により2−ケト−L−グルコン酸(2−KLG)、
すなわちビタミンC(アスコルビン酸)に対する化学先
駆体まで変換させるために使用する酵素を発現する遺伝
学的に改変された生物に関するものである。
[従来技術] ビタミンCを製造するには幾つかの方法がある。1つ
の方法は、多数の化学合成工程と1つの醗酵工程とを含
む。要するに、これらの工程はグルコースからソルビト
ールへの水素化と、アセトバクタ・サブオキシダンスを
用いるソルビトールからソルボースへの醗酵と、ソルボ
ースのアセトン化と、2−KLGへのジアセトン・ソルボ
ース酸化と、2−KLGのエステル化と、エステルからア
ルコルビン酸への変換とである。この方法は複雑であ
り、かつ操作プラントのための比較的高い投資を必要と
する。
他の方法は2つの醗酵工程を含んでいる。この方法は
エルウィニア・スペシース(Erwinia sp.)によるグル
コースから2,5−ジケト−D−グルコネート(2,5−DK
G)への醗酵から出発し、コリネバクテリウム・スペシ
ース(Corynebacterium sp.)による2,5−DKGから2−K
LGへの醗酵と、2−KLGのエステル化と、このエステル
からアスコルビン酸への変換とを含む。1つの研究が示
すところでは、D−グルコネートおよび2−ケト−D−
グルコネート(2−KDG)がエルウィニア・スペシース
によりグルコースから順次に生成された後、2,5−DKGが
最初の醗酵工程で生成される。T.ソノヤマ等、「2工程
醗酵によるD−グルコースからの2−ケト−L−グロン
酸の製造」、アプライド・アンド・エンバイロンメンタ
ル・マイクロバイオロジー、第43巻、第1064〜1069頁
(1982)参照。この2工程醗酵法は、アセトバクター法
よりも若干低い投資額を有するが、まだ複雑であって操
作が高価につく。
グルコースを2−KLGまで変換するさらに他の方法
が、ヨーロッパ特許出願第132,308号明細書に記載され
ている。この出願は、1工程の醗酵法でグルコースを2
−KLGまで変換されることを記載している。これは、先
ず特定の2,5−DKGレダクターゼ(2,5−DKGから2−KLG
への醗酵を触媒すると言われる酵素)をコードするDNA
配列の供給源としてコリネバクテリウム・スペシースAT
CC31090を挙げている。このDNA配列は、それ自身のまた
は合成のリボソーム結合部位を有して、イー・コリtrp
もしくはtacプロモータ或いは発現ベクターにおけるpAC
YC184 CATプロモータの「下流」に挿入されると言われ
ている。さらに、このベクターはテトラサイクリン耐性
またはその他の選択可能な標識をコードする遺伝子を含
有し、かつプラスミドCol E1、15AまたはRSF 1010から
誘導される複製源を有するとも言われる。さらに、宿主
細胞であるエルウィニア・ヘルビコーラ(Frwinia herb
icola)(ATCC 21998)は、ベクターより形質転換され
ると言われる。醗酵に際し、この形質細胞は1工程でグ
ルコースから2−KLGを生産すると言われる。しかしな
がら、この工程におけるグルコースから2−KLGへの変
換は充分満足しうるものでない。何故なら、2−KLGの
収率が極めて低くかつこの低収率を得るにさえ醗酵時間
が長過ぎるからである。
したがって、たとえばグリコースのような炭素源を2
−KLGまで許容しうる割合でかつ単一の醗酵工程にて変
換しうる単一の生物が目標とさており、これはまだ得ら
れていない。
解決しようとする課題 本発明は、グルコースまたはその他の炭素源を2−KL
Gまで急速かつ高収率で変換しうる単一の生物を見出す
と言う問題を解決する。一具体例において本発明は、グ
ルコースまたはその他の炭素源を2−KLGまで単一醗酵
にて許容しうる変換割合にて、中間的な生成物回収工程
または中間的な精製工程なしに変換するのに必要とされ
る全醗酵工程を行なうよう、宿主を形質転換しうる発現
ビークルを提供する。本発明を実施して得られる2−KL
Gを次いで上記の慣用方法におけると同様にエステル化
しかつアスコルビン酸(ビタミンC)まで変換すること
ができる。
本発明の方法と異なり、グルコースを2−KLGまで変
換させるための公知の工業醗酵工程は、グルコースを2
−KLGまで変換させるのにたとえばエルウィニアおよび
コリネバクテリウムの菌株など2種の別の生物を必要と
する。
本発明の一利点は、遺伝子的に修飾された生物体の単
一株により単一醗酵にてグルコースから直接に2−KLG
の相当な収率を達成することである。したがって、単一
醗酵工程を使用しうる本発明の方法の能力は公知工業方
法よりも比較的簡単な方法をもたらし、したがってグル
コースからビタミンCを製造するための工程装置および
エネルギの必要性が少なくなる。
本発明の他の目的は、ヨーロッパ特許出願第132,308
号明細書に記載されたものよりも優れた新規な2,5−DKG
レダクターゼおよび新規な形質転換生物を提供し、した
がって本発明の方法および生成物はヨーロッパ特許出願
第132,308号における方法および生成物よりも予想外に
改善されかつ特許性を有するものである。
本発明のさらに他の目的および特徴は、以下の記載か
ら明らかとなるであろう。
[図面の簡単な説明] 第1図は本発明における2,5−DKGレダクターゼのN末
端からの部分アミノ酸配列を示し、 第2図は本発明における2,5−DKGレダクターゼの分子
量14,000ダルトンの臭化シアノゲン断片に関するアミノ
酸配列の1部を示し、 第3a−e図は本発明における2,5−DKGレダクターゼ遺
伝子を有するコリネバクテリウム・ゲノムの部分をハイ
ブリッド化により位置決定するのに使用される数種のヌ
クレオチドプローブの配列を示し、 第4図は本発明における2,5−DKGレダクターゼ遺伝子
のDNA配列および本発明における2,5−DKGレダクターゼ
の対応アミノ酸配列を示し、 第5図はプラスミド210*およびpcBR13からプラスミド
pPLred332の作成を示し、第5図において記号は次の意
味を有する:PL=PLプロモータ;S−D=シャイン−ダル
ガルノ配列;ori=複数のオリジン;Lac=lacプロモータ;
amp−r=アンピシリン耐性遺伝子。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、エルウィニア属及び2,5−ジケト−
D−グルコン酸を生成するいずれか他の細胞又は生物体
からなる群から選択され、かつ少なくとも一つの組換DN
A分子により形質転換された宿主により製造され、前記
組換DNA分子は、2,5−DKGレダクターゼをコードし、か
つ (a) 式: のDNA配列、及び (b) 前記(a)に規定したDNA配列に対する遺伝コ
ードの結果変性され、それで2,5−DKGレダクターゼをコ
ードするDNA配列 からなる群から選択されるDNA配列を特徴とし、前記DNA
配列は、前記分子中の発現制御配列に作用的に結合され
ている、ことを特徴とする2,5−DKGレダクターゼ、及び
前記形質転換された宿主のエルウィニア属の培養による
2,5−DKGレダクターゼの製造、並びにグルコース培地中
で前記宿主、例えばエルウィニア・シトレウスの培養に
より2−KLGを生成させ、次いで前記2−KLGをビタミン
Cに変換する単一発酵のよるビタミンCの新規な製造を
特徴とする。
[本発明を実施する最良の方式] 本発明を一層充分に理解しうるよう、以下詳細に説明
する。この説明において、以下の幾つかの用語を使用す
る: ヌクレオチド:糖成分(ペントース)と燐酸と含窒素
複素環塩基とよりなるDNAもしくはRNAのモノマー単位で
ある。この塩基はグリコシド炭素(ペントースの1′炭
素)を介して糖成分に結合され、塩基と糖との組合せを
ヌクレオシドと呼ぶ。塩基はヌクレオチドを特性化す
る。4種のDNA塩基はアデニン(「A」)、グアニン
(「G」)、シトシン(「C」)およびチミン
(「T」)である。4種のRNA塩基はA、G、Cおよび
ウラシル(「U」)である。DNAに関し、「P」はプリ
ン(AもしくはG)のいずれかを示し、「Q」はピリミ
ジン(CもしくはT)のいずれかを示し、かつ「N」は
4種の塩基(A、G、CもしくはT)のいずれかを示
す。RNAに関し「P」、「Q」および「N」は、「U」
を「T」の代りに用いる以外は同じ意味を有する。
DNA配列:隣接するペントースの3′炭素と5′炭素
との間のホスホジエステル結合により互いに結合された
デオキシヌクレオチドの線状列である。
コドン:3種のヌクレオチド(トリプレット)のDNA配
列であって、そのmRNAを介しアミノ酸、翻訳開始信号ま
たは翻訳停止信号をコードする。たとえば、ヌクレオチ
ドトリプレットTTA、TTG、CTT、CTC、CTAおよびCTGはア
ミノ酸ロイシン(「Leu」)をコードし;TAG、TAAおよび
TGAは翻訳停止信号であり、かつATGは翻訳開始信号であ
って、さらにメチオニンをもコードする。
解読枠:mRNAをアミノ酸配列に翻訳する際のコドンの
群である。翻訳に際し、適切な解読枠を維持せねばなら
ない。たとえば、DNA配列GCTGGTTGTAAGは3つの解読枠
もしくは相で発現することができ、そのそれぞれは次の
異なるアミノ酸配列を生ずる: ポリペプチド:隣接するアミノ酸のα−アミノ基とカ
ルボキシ基との間のペプチド結合によって互いに結合さ
れたアミノ酸の線状列である。「ポリペプチド」と言う
用語を本明細書中で使用する場合、「蛋白」と言う用語
を包含することが当業者には了解されよう。
ゲノム:細胞またはウィルスの全DNAである。これは
特に細胞のポリペプチドをコードするDNA、並びにオペ
レータ、プロモータおよびリボソームの結合および相互
作用配列を包含し、たとえばこれらコード配列をそれぞ
れにつきシャイン−ダルガルノ配列のような配列を含
む。
遺伝子:特定のポリペプチドに特徴的なアミノ酸の配
列を雛型もしくはメッセンジャRNA(「mRNA」)を介し
てコードするDNA配列である。
発現:ポリペプチドを生産すべく遺伝子によって受け
る過程である。これは、DNA配列からmRNA配列への転写
およびmRNA配列からポリペプチドへの翻訳を含む。
プラスミド:完全「レプリコン」を含んでプラスミド
を宿主細胞にて複製するような非染色体二重鎖DNA配列
である。プラスミドを単細胞生物中に組込むと、この生
物の特徴はプラスミドにおけるDNAの結果として変化し
または形質転換する。たとえば、テトラサイクリン耐性
(TetR)の遺伝子を有するプラスミドは、テトラサイク
リンに対し感受性であった細胞をこれに対し耐性の細胞
に形質転換させる。プラスミドにより形質転換された細
胞を「形質転換体」と呼ぶ。
ファージもしくはバクテリオファージ:細菌性ウィル
スである。多くのファージは、蛋白エンベロプもしくは
コートにカプセル化されたDNA配列(「カプシド」)で
構成される。
クローン化ビークル:宿主細胞中で複製しうるプラス
ミド、ファージDNAまたはその他のDNA配列である。クロ
ーン化ビークルは1個もしくは少数のエンドヌクレアー
ゼ認識部位を特徴とし、これらの部位においてDNA配列
はDNAの本質的な生物学的機能、たとえば複製、コート
蛋白の生成の喪失を伴わずに或いはプロモータもしくは
結合部位の喪失を伴わずに決定可能に切断することがで
きる。クローン化ビークルは一般に形質転換細胞の同定
に使用するのに適したマーカー、たとえばテトラサイク
リン耐性もしくはアンピシリン耐性を有する。クローン
化ビークルはしばしばベクターと呼ばれる。
クローン化:生物群または1種の生物もしくは配列か
ら誘導されるDNA配列を無性繁殖によって得る過程であ
る。
組換DNA分子、すなわちハイブリッドDNA:生細胞の外
部で末端結合された異なるゲノムからのDNAの断片から
なり、生細胞中に維持しうる分子である。
発現規制配列:遺伝子に作用結合された際これら遺伝
子の発現を制御しかつ調整するヌクレオチドの配列であ
る。これらはlac系、β−ラクタマーゼ系、trp系、tac
系、trc系、ファージλの主オペレータおよびプロモー
タ領域、fdコート蛋白の制御領域、SV40の早期および後
期プロモータ、ポリオーマウィルスおよびアデノウィル
スから誘導されるプロモータ、メタロチオニン・プロモ
ータ、3−ホスホグリセレートキナーゼまたはその他の
糖分解酵素のプロモータ、酸ホスファターゼのプロモー
タ(たとえばPho5)、酵母α−接合因子のプロモータ、
並びに原核もしくは真核細胞およびそのウィルスまたは
その組合せの遺伝子の発現を制御することが知られた配
列を包含する。哺乳動物細胞の場合、遺伝子は真核プロ
モータに結合することができ、たとえばSV40の早期領域
はジヒドロホレートレダクターゼをコードする遺伝子に
結合しかつ支那ハムスター卵細胞で選択的に増殖して活
性転写された真核遺伝子の多数のコピーを含有する細胞
ラインを生成することができる。
一具体例において、本発明はコリネバクテリウム・ス
ペシースSHS 752001から得られる組換DNA分子に向けら
れ、これは本発明の2,5−DKGレダクターゼをコードする
DNA配列を特徴とする。他の具体例において、本発明は
この種の組換DNA分子により形質転換された宿主、好ま
しくはエルウィニア・シトレウス(Erwinia citreus)
に向けられる。
本発明の組換DNA分子は、本発明の2,5−DKGレダクタ
ーゼをコードするDNA配列および組換DNA分子におけるこ
のDNA配列に作用結合される発現制御配列を特徴とす
る。広範な種類の発現制御配列を、本発明の組換DNA分
子に使用することができる。これらはlac系、β−ラク
タマーゼ名、trp系、tac系、trc系、ファージλの主オ
ペレータおよびプロモータ領域、fdコード蛋白の制御領
域、SV40の早期および後期プロモータ、ポリオーマウィ
ルスおよびアデノウィルスから誘導されるプロモータ、
メタロチオニンプロモータ、3−ホスホグリセレートキ
ナーゼまたはその他の糖分解酵素のプロモータ、酸ホス
ファターゼのプロモータ(たとえばPho5)、酵母α−接
合因子のプロモータ、ネオマイシンホスホトランスフェ
ラーゼのプロモータ、並びにその他の原核もしくは真核
細胞およびそのウィルスまたはその組合せの遺伝子の発
現を制御することが知られた配列を包含する。哺乳動物
細胞の場合、遺伝子は、たとえばジヒドロホレートレダ
クターゼをコードする遺伝子に結合されかつ支那ハムス
ター卵細胞で選択的に増幅されて、その多数コピーを含
む細胞ラインを生成するSV40早期領域のプロモータなど
の真核プロモータに結合することができる。本発明の好
適発現制御配列は、pUC8のlac配列から誘導される。
さらに、本発明の組換DNA分子は、各種のプラスミド
およびこれらを選択宿主中で複製させうるファージーか
らのDNA配列を含むことができる。好ましくは、さらに
これらは選択マーカー、たとえば薬剤耐性をコードする
DNA配列をも包含する。この種のプラスミドおよびファ
ージ配列はたとえば染色体、非染色体および合成のDNA
配列の断片から誘導することができ、たとえばSV40およ
び公知の細菌性プラスミド、たとえばcol E1、pCR1、pB
R 332、pMB9およびその誘導体を含むイー・コリからの
プラスミド、広範な宿主範囲のプラスミド、たとえばRP
4、ファージDNA、たとえばファージλの多数の誘導体
(たとえばNM989)、並びにその他のDNAファージ(たと
えばM13)およびフィラメント状一本鎖DNAファージ、並
びにプラスミドおよびファージDNAの組合体、たとえば
ファージDNAもしくはその他の発現抑制配列を用いて改
変されたプラスミド、或いはたとえば2μプラスミドも
しくはその誘導体のような酵母プラスミドから誘導され
るベクターとすることができる。
勿論、全てのベクターおよび発現制御配列が同様に機
能して本発明の改変DNA配列を発現しかつ本発明の新規
な2,5−DKGレダクターゼを生産するとは限らないことを
了解すべきである。また、全ての宿主が同じ発現系にて
同等に機能するとも限らない。しかしながら、当業者は
これらベクター、発現制御配列および宿主のうちから不
当な実験を伴わずにかつ本発明の範囲を逸脱することな
く選択を行なうことができる。たとえば、ベクターを選
択するには宿主を考慮せねばならない。何故なら、ベク
ターがそこで複製せねばならないからである。ベクター
のコピー数、このコピー数を制御する能力およびベクタ
ーによりコードされるその他任意の蛋白の発現(たとえ
ば抗生物質マーカー)も考慮せねばならない。
発現制御配列を選択するには、各種の因子も考慮せね
ばならない。これらは、たとえばこの系の相対的強度、
その制御可能性、並びに本発明の2,5−DKGレダクターゼ
をコードするDNA配列に対する適合性、特に有力な二次
構造を包含する。
本発明の2,5−DKGレダクターゼに対するDNA配列を用
いて、広範な種類の宿主、たとえばイー・コリの菌株の
ような細菌類(たとえばイー・コリC 600、イー・コリE
D8767、イー・コリDH1、イー・コリLE 392、イー・コリ
HB 101、イー・コリX1776、イ−・コリX2282、イー・コ
リMRC1)或いはシュードモナス、バチルスおよびストレ
プトミセス、酵母並びにその他の真菌類の菌株、動物宿
主、たとえば支那ハムスター卵細胞もしくはネズミ細
胞、その他の動物(ヒトを含む)宿主、培養植物細胞ま
たはその他の宿主などにおいてこのレダクターゼを生産
させることができる。発現の後、酵素は2,5−DKGを2−
KLGまで変換するのに使用することができる。
本発明の2,5−DKGレダクターゼのDNA配列に関する宿
主は、一般に選択ベクターに対する適合性、宿主に対す
る本発明の2,5−DKGの毒性、宿主細胞酵素による蛋白分
解減成に対する所望蛋白の感受性、精製に際し除去する
のが困難な宿主細胞蛋白による2,5−DKGレダクターゼの
汚染もしくは結合、発現特性、2,5−DKGレダクターゼを
生産しかつ分泌する宿主の能力、正確にレダクターゼを
複製する宿主の能力、宿主の醗酵要件、宿主からの2,5
−DKGレダクターゼの精製の容易さ、安全性、並びにコ
ストを考慮して選択すべきである。
一具体例において、宿主としてはエルウィニア・シト
レウスSHS2003を選択する。何故なら、これはグルコー
スから2,5−DKGを生産しかつ2−KLGを形質転換された
エルウィニア・シトレウスSHS2003によりグルコースか
ら直接生産しうるからである。
特に好ましくは、本発明の宿主はエルウィニア・シト
レウスSHS2003(Ferm-PNo.5449;ATCCNo.31623)並びに
エルウィニア・シトレウスSHS2003から突然変異された
菌株、すなわちエルウィニア・シトレウスER1026であ
り、これは唯一の炭素源として2,5−DKGもしくは2−KL
Gのいずれかを使用することができない。
以下の実施例は本発明の幾つかの具体例を示している
が、本発明の範囲を限定する目的でない。
実施例 本発明の2,5−DKGレダクターゼのポリペプチド配列の同
定、並びにクローン化ベクターの作成 コリネバクテリウム・スペシースSHS752001は、T.ソ
ノヤマ等、「2段階醗酵によるD−グルコースからの2
−ケト−L−グロン酸の製造」、アプライド・アンド・
エンバイロンメンタル・マイクロバイオロジー、第43
巻、第1064〜1069頁(1982)に記載されている。すなわ
ち、コリネバクテリウムの開示された菌株を、2,5−DKG
レダクターゼをコードするDNA配列の供与体として選択
した。コリネバクテリウムのこの菌株からの2,5−DKGレ
ダクターゼ遺伝子を同定するため、酵素の試料を分離し
かつ次の手順を用いて純度95%まで精製した: A. コリネバクテリウムSHS752001の培養 1. コリネバクテリウム・スペシースSHS752001の凍結
乾燥培養物を、開放直後に0.4mlの0.9%NaCl(120℃に
て20分間殺菌したもの)を前記凍結乾燥培養物を含有す
る小壜の内容物へ添加することにより再加水した。
2. この培養物を、0.5%のグリコースと0.5%の酵母抽
出物(ディフコ社)と0.5%のペプトン(ディフコ社)
と0.1%のKH2PO4と0.02%のMgSO4・7H2Oと2.0%の寒天
とを含有する溶液8mlを入れた試験管に移した。この溶
液のpHは7.0であり、かつこの溶液は120℃で15分間殺菌
されている。28℃にて培養物を添加してから40時間後、
培養物を120℃にて20分間殺菌されている0.9%NaClの0.
4mlで懸濁させた。
3. 工程2からの懸濁物0.1mlよりなる5個のロット
を、工程2の溶液と同じ成分を含有する5本の寒天スラ
ントに加えた。これら培養物を工程2と同じ時間かつ同
じ条件下で醗酵させた。培養物を5mlの0.9%NaCl(120
℃にて20分間殺菌したもの)で懸濁させ、かつ2.5mlの
懸濁物を500mlの培地を含有する10本の種フラスコのそ
れぞれに移した。
4. 1%のグルコースと0.5%の酵母抽出物(ディフコ
社)と0.5%のペプトン(ディフコ社)と0.1%のNaNO3
と0.1%のKH2PO4と0.02%のMgSO4・H2Oとを含有しかつp
H7.0を有する溶液を120℃にて15分間殺菌した。この溶
液60mlを、培養物を含有する500mlフラスコに添加し
た。28℃にて16〜18時間培養した後、10本のこれら500m
lの培養内容物を30lのジャーファーメンタに移した。
5. 1.8%のグルコースと2.7%のコーンスチープリカー
と0.31%のNaNO3と0.06%のKH2PO4と4.4ppmのZnSO4・7H
2Oと0.72ppmのMnCl2・4H2Oと0.2ppmのビタミンB1−HCl
と0.15ppmのパントテン酸カルシウムと0.005%の消泡剤
(アデカノール)とを含有するpH7.2の溶液20lを、培養
物を含有する30lのジャーファーメンタに加えた。この
ファーメンタを400rpmにて撹拌しながら0.5v.v.m.の空
気流速にて28℃で培養した。培地からグルコースが消失
した時(22時間)、醗酵を停止させた。最終pHは7.5で
あり、最終ODは19.2であった。
B. 細胞抽出物の作成 約750gの菌体を、シャープレス遠心分離器を用いて遠
心分離(10,000Gにて10分間)することにより30lジャー
ファーメンタから収穫した。これら菌体を0.1M-HCl緩衝
液(pH7、2.5l)に懸濁させ、同じ緩衝液(それぞれの
場合2.5lづつ)で遠心分離器により、3回洗浄し、最後
に1.6lの緩衝液中に再懸濁させた(OD150)。これら菌
体(80mlの菌体懸濁物として)を音波処理(160ワット
にて7分間)により破壊した。破壊されない菌体および
残骸を遠心分離機(15,000Gで30分間)により除去し、
かつ上澄液(1)を集めた。
C. AmSO4による分画 40%飽和と70%飽和との間で沈澱した蛋白物質を遠心
分離機により集め、かつ80mlの0.1Mトリス−HCl緩衝液
(pH7)に再溶解させた。この溶液をpH7の0.02Mトリス
−HCl緩衝液に対し1晩透析した。
D. イオン交換クロマトグラフィー 透析した溶液(99ml)を、予め0.02Mトリス−HCl緩衝
液(pH7)で平衡化させたDEAE−セファロースCL-6Bカラ
ム(1.6×30cm)に入れた。このカラムをそれぞれ0お
よび0.2MのNaClを含有する0.02Mトリス−HCl緩衝液(pH
7)で段階的に洗浄した。酵素を、0.3M NaClを含有する
同じ緩衝液(pH7)で溶出させた。活性フラクションを
集め、かつAmSO4を70%飽和まで添加することにより蛋
白を濃縮した。沈澱物を集め、かつ工程Cにおけると同
様に透析した。
E. 第1親和性クロマトグラフィー 工程Dから得られた透析溶液(37ml)を、予め0.02M
トリス−HCl緩衝液(pH7)で平衡化されたアミコン・マ
トリックス・レッドAカラム(1.6×19cm)に入れた。
このカラムを0.3〜0.5MのNaClを含有する0.02Mトリス−
HCl緩衝液(pH7)で段階的に洗浄した。酵素を、0.7〜
1.0MのNaClを含有する同じ緩衝液で溶出させた。活性フ
ラクション(90ml)を集めた。
F. 第2親和性クロマトグラフィー 0.02Mトリス−HCl緩衝液(pH、225ml)を工程Eから
集めたフラクションへ添加し、かつ得られた溶液を予め
0.02Mトリス−HCl緩衝液(pH7)で平衡化されたアミコ
ン・マトリックス・レッドAカラム(1.9×12.3cm)に
入れた。このカラムを、0.2MのNaClを含有0.02Mトリス
−HCl緩衝液(pH7)で洗浄した。酵素を、0.5mMのNADPH
を含有する同じ緩衝液で溶出させた。活性フラクション
(35ml)を集め、限外濾過(分子量10,000以下のカット
オフ)により濃縮してNADPHを除去した。
本発明の2,5−DKGレダクターゼが音波処理工程に際し
変性されなかったことを示しかつ本発明の2,5−DKGレダ
クターゼが2,5−DKGを2−KLGに変換させることを確認
するため、7mgのNADPHと2mgの2,5−DKGと2.5mg/μlの
全蛋白濃度の菌体音波処理物50μlとを含有する0.1Mト
リス−HCl緩衝液(pH7)の混合物を作成した。全反応容
積は、200μlであった。反応の生成物をHPLCによる分
析し、かつ2−KLGの存在を確認した。
本発明の2,5−DKGレダクターゼに対する抗体を作成し
た。これらの抗体は、ウサギの複数部位に対しフロイン
ドアジュバントにおける本発明の2,5−DKGレダクターゼ
100μgを皮内注射し、かつフロインド不完全溶液にお
ける酵素50μgにて21日後に加速させることにより発生
した。加速注射してから10日間に血清を集め、酵素結合
免疫吸収(「ELISA」)分析にて、本発明の抗−2,5−DK
Gレダクターゼ活性につき陽性であることが示された。
この精製酵素を、アプライド・バイオシステムス社に
より製作された高感度気相配列決定装置によりN−末端
から配列決定した。この方法により得られた部分配列を
第1図に示す。第1図における?マークは、特定アミノ
酸が確実性をもって決定しえなかったことを示してい
る。
さらに、精製酵素を標準臭化シアノゲン切断法により
切断した。この方法により生成された1種の14,000ダル
トンの断片におけるアミノ酸配列の1部を第2図に示
す。
クローンの保存物から本発明の2,5−DKGレダクターゼ
をコードするDNA配列を選択するため、ホスホトリエス
テル法を用いて一連のオリゴヌクレオチドプローブ(第
3a〜e図に示す)を作成した。これらのプローブは、第
1図および第2図のアミノ酸配列から誘導したものであ
る。
遺伝子コードの縮退により、各プローブは実際上1群
の構造的に関連した分子であった。たとえば、第3a図の
14量体DNAプローブは予想配列に対し1個のC−T不整
合を伴う96の重複(redundancy)を有し、第3b図の14量
体DNAプローブ(第1図のプローブII)は1個のG−T
不整合を伴う32の重複を有し、第3c図および3d図の17量
体DNAプローブ(第1図のプローブIII)はそれぞれ32の
重複を有しかつ互いに最初の2個の位置においてのみ相
違し、さらに第3e図の14量体DNAプローブ(第2図のプ
ローブIV)は32の重複を有した。
本発明の2,5−DKGレダクターゼ遺伝子を選択すべく第
3(a〜e)図のプローブによるスクリーニングを可能
にするようコリネバクテリウムDNAの保存物を作成する
ため、コリネバクテリウム・スペシースSHS752001の菌
体懸濁物を10mMトリス−HCl緩衝液(pH8)におけるリゾ
チーム(1mg/l)と1mMEDTAと20%(w/v)の蔗糖とドデ
シル硫酸ナトリウム(SDS)(5mg/ml)とで処理するこ
とにより、コリネバクテリウム・スペシースSHS752001
を溶菌させた。次いで、溶菌したコリネバクテリウム・
スペシースSHS752001菌体からのDNAを、150mM NaClと6m
Mのトリス−HCl緩衝液(pH7.9)と6mMのMgCl2と100μg/
mlの牛血清アルブミンとからなる緩衝液において制限エ
ンドヌクレアーゼSau3aにより断片化させた。次いで、
これらDNA断片を、J、ビエラおよびJ.R.メッシング、
ジーン、第19巻、第259頁(1982)の方法によりBamH1部
位にてpUC8ベクター中へ挿入し、かつ組換プラスミドを
大腸菌JM83、W3110iqおよびW3110iq recAに形質転換さ
せた。組換プラスミドからイー・コリJM83への形質転換
法は、J.R.メッシング、R.コレア、P.H.シーブルグ、ヌ
クレイック・アシッド・リサーチ、第9巻、第309頁(1
981)に示されている。他の宿主菌株につき同様な方法
を用いた。
得られた保存物のコロニーをR.B.ワレス、M.J.ジョン
ソン、T.ヒロセ、T.ミヤケ、E.H.カワシマおよびK.イタ
クラ、ヌクレイック・アシッド、リサーチ、第9巻、第
879〜894頁(1981)に記載された方法を用いて第3(a
〜e)図のプローブでスクリーニングした。これらプロ
ーブを37℃でハイブリッド化させ、かつ6XSSCと5Xデン
ハルト緩衝液と0.1%SDSと50μg/mlt−RNAとからなる標
準洗浄液にて37℃で洗浄した。第3e図のプローブに対し
陽性(ハイブリッジ化したもの)であった17種のコロニ
ーのうち、2種はさらに第3c図もしくは3d図のクローン
またはその両者に対しても陽性であった。これらクロー
ンの2種の組換プラスミドをpCBR10およびpCBT13と命名
した。これら2種の組換プラスミドのそれぞれにおける
外来DNAの長さ3.0kbであった。
本発明による発現ベクターおよび形質転換体の性質 形質転換宿主、2種の組換プラスミドおよびpCU8によ
る本発明の2,5−DKGレダクターゼの生産速度を含む組換
プラスミドの性質を決定するため、本発明の2,5−DKGレ
ダクターゼをコードするDNAを有していないベクター
を、S.N.コーヘン、A.C.Y.シャングおよびL.シュ、プロ
シーディング・ナショナル・アカデミー・サイエンス・
USA、第69巻、第2110頁(1972)に示された方法により
イー・コリW3110iq recAおよびエルウィニア・プンクタ
ータ(Erwinia punctata)に形質転換させた。pBR332に
関連するベクターpUC8は、BamH1部位から僅か上流に位
置する強力なlacプロモータを有する。
本発明の2,5−DKGレダクターゼを生産した形質転換細
胞から2,5−DKGレダクターゼを放出させてその生産割合
を測定しうるよう、幾つかの方法を検査した。音波処理
がイー・コリおよびエルウィニアにつき最良であると判
明した。
pCBR10およびpCBT13を含むイー・プンクタータおよび
イー・コリの抽出物を、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)[U.K.レム
リ、ネイチャー、第227巻、第680〜685頁(1970)]、
並びにウエスタン・ブロット法[P.S.トーマス、プロシ
ーディング・ナショナル・アカデミー・サイエンス・US
A、第77巻、第5201〜5205頁(1980)]によって分析
し、その際上記で生産された抗−(本発明の2,5−DKGレ
ダクターゼ)抗体を用いて形質転換体により生産された
本発明の2,5−DKGレダクターゼの量を測定した。lac
ンデューサであるイソプロピルβ−D−チオガラクトピ
ラノシド(IPTG)で処理されたイー・コリW3110iq rec
(pCBR13)の抽出物は、この遺伝子を有するプラスミド
で誘発されていない菌体からの抽出物よりも約5倍量の
酵素を含有した。
本発明の2,5−DKGレダクターゼが組換の際に変化しなか
ったことの確認 pCBR10およびpCBR13での形質転換後にイー・プンクタ
ータおよびイー・コリにより生産された2,5−DKGレダク
ターゼを検査して、これがコリネバクテリウム・スペシ
ーSHS752001から分離されたと同じ酵素であったかどう
かを調べた。
エルウィニア(pCMR13)、イー・コリW3110iq rec
(pCBR13)およびコリネバクテリウムの抽出物のウエス
タンブロッドにより標識された蛋白の分子量は、本発明
の精製2,5−DKGレダクターゼの分子量と同じであった
(すなわち、約29,000d)。異なる菌体に対するブロッ
トの比較に基づき、エルウィニア(pCBR13)の全菌体蛋
白の1〜2%が本発明の2,5−DKGレダクターゼであると
推定された。
さらに、λPLプロモータ、すなわちλcIリプレッサ蛋
白により制御しうる強力なプロモータを用いて作成を行
なった。λPLプロモータの発現は、λcI857温度感受性
リプレッサをも有する菌株にて温度を30℃から42℃まで
変化させることにより制御することができる。組換菌株
からの2−KLGの収率増加が、このプロモータ系を用い
て得られた。
第5図は、λPLプロモータの制御下で2,5−DKGレダク
ターゼを発現するプラスミドを作成するために用いたベ
クターの物理的地図を示している。プラスミドpPLred33
2は、プラスミドpCBR13からの2,5−DKGレダクターゼを
コードする断片をプラスミドp210*中へ挿入して作成し
た。挿入した断片は、pCBR13を制限エンドヌクレアーゼ
EcoRIおよびHindIIIで切断して生ぜしめた。これら2種
の断片を、低融点のアガロースを用いて電気泳動により
分離した。さらに、このベクターをEcoRIおよびHindIII
で切断し(第5図参照)、適当な断片を結合させうるよ
うにした。得られたプラスミド、すなわちpPLred332を
菌株W3110cIts中に形質転換させて菌株EC1083を形成さ
せた。この菌株は、ラムダ温度感受性リプレッサ遺伝子
cI857の染色体挿入物を有する。210*から得られたベク
ター要素と第5図に示したpCBR13からの挿入物とからな
るプラスミドpPLred332は、pCBR13で特定されたものと
同様に、イー・コリおよびエルウィニア・シトレウス両
者と同じモル重量を有する2,5−DKGレダクターゼを特定
している。
エルウィニア・シトレウスER1026はpPLred332により
形質転換してER1116菌株を形成した。
アミノ酸および本発明の2,5−DKGレダクターゼのDNA
配列を確認するため、pCBR13の3kb挿入物をマキサムお
よびギルバートの技術[プロシーディング・ナショナル
・アカデミー・サイエンス・USA、第74巻、第560頁(19
77)並びにA.M.マキサムおよびW.ギルバート、メソッズ
・エンチモロジー、第65巻、第499〜560頁(1980)]お
よびプラスミドM13を用いるサンガーの配列決定[(F.
サンガー、S.ニッケレンおよびA.R.クールセン、プロシ
ーディング・ナショナル・アカデミー・サイエンス・US
A、第74巻、第5463〜5467頁(1977)]によって配列決
定した。3.0kb挿入物の配列検査は、酵素自身につき決
定された最初の60個のアミノ酸(第1図に示す)をほぼ
正確にコードする配列を示した。さらに、3.0kb挿入物
は、第2図のアミノ酸配列をほぼ正確にコードする配列
をも含有した。3.0kb挿入物におけるレダクターゼ遺伝
子の末端は、停止コドンによって示される。このように
して、レダクターゼ遺伝子は長さ831個のヌクレオチド
であると決定され(停止コドンがなく、かつATG、すな
わち開始コドンを含む)、さらにその配列を第4図に示
す。
本発明の2,5−DKGレダクターゼのアミノ酸配列をコー
ドするDNA配列は、ヨーロッパ特許出願第132,308号のポ
リペプチドをコードするDNA配列およびそのアミノ酸配
列と対比することができる。第4図は本発明の2,5−DKG
レダクターゼに関するDNA配列とアミノ酸配列との両者
を示している。ヨーロッパ特許出願第132,308号の第4
図は、そのポリペプチドの関連DNA配列およびアミノ酸
配列を示している。これら2つの図面を比較すれば、明
らかにpCBR13により特定されると同じ分子量を有する2,
5−DKGレダクターゼをイー・コリおよびエルウィニア・
シトレウスの両者において特定する。
エルウィニア・シトレウスER1026をpPLred332で形質
転換させて菌株ER1116を形成させた。
本発明による2,5−DKGレダクターゼのアミノ酸および
DNA配列を確認するため、pCBR13の3.0kb挿入の2,5−DKG
レダクターゼとそのDNA配列とがヨーロッパ特許出願第1
32,308号のアミノ酸配列およびDNA配列とは明らかに相
違していることが示される。
酵素のミハエリス定数(Km)は、この酵素の反応速度
の尺度となる。この数値が低い程、酵素の活性(すなわ
ち速度)が大である。ヨーロッパ特許出願第132,308号
明細書に報告された2,5−DKGに対するミハエリス定数は
15.5mMであり、かつ本発明の2,5−DKGレダクターゼに対
するミハエリス定数(コファクターとして100μMのNAD
PHを用いる)は、0.1Mトリス−HCl(pH7.0)にて30℃で
2.0mMである。
次の手順は、本発明の遺伝学的に改変した生物を用い
るグルコースから2−KLG、すなわちビタミンC先駆体
への醗酵を示している。
形質転換されたエルウィニアを用いるグルコースから2
−KLGへの醗酵 アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション、メ
リーランド州、USAに寄託したATCCNo.31623並びに日本
国醗酵研究所(ヤタベ)に寄託したFERM-PNo.5449のエ
ルウィニア・シトレウスSHS2203は、通常、グルコース
を2,5−DKGに変換させる酵素を発現する。この菌株を、
上記したように本発明の2,5−DKGレダクターゼをコード
する遺伝子を含んだpCBR13によってS.N.コーヘン、A.C.
Y.チャングおよびL.シュー、プロシーディング・ナショ
ナル・アカデミー・サイエンス・USA、第69巻、第2110
頁(1972)に示された方法により形質転換させた。かく
して、ER817と命名したこの得られた菌株は、単一の醗
酵してグルコースを2−KLGに変換させるのに必要な全
ての酵素に関する遺伝子を含有する筈である。
菌株ER817を、アンピシリン(40μg/ml)を含有するL
−ブロス寒天のピレートに接種した。この菌株は、L−
ブロス+15%グリセリン中で−70℃にて保存した保存培
養物から得たものである。このプレートを18℃にて24時
間培養した後、250mlの三角フラスコにおける種培地
(グリセリン,5g/l;コーンスチープリカー、27.5g/l;KH
2PO4、1g/l;pH6.8)10mlヘプレートから採取した菌株ER
817を650mmにて0.05の吸光値(A650=0.05)まで接種し
た。
得られた種培養物を回転振とうしながら18℃にて24時
間培養した。250ml三角フラスコにおける生産培地(コ
ーンスチープリカー、30g/l;KH2PO4、1g/l;NaCl1g/l;Ca
CO3、29g/l;グルコース、10g/l:pH6.8)10mlに種培養物
をA650=0.2まで接種し、かつ回転振とうしながら28℃
にて65時間培養した。
次いで培養物を遠心分離し、かつ上澄液を高性能液体
クロマトグラフィー(HPLC)により2−KLGの存在につ
き分析した。上澄液の50μl試料を65℃のビオラドHPX-
87Hカラム(0.6ml/min)により0.18N H2SO4中で分析し
た。8.86minの滞留時間を有するピークは、2−KLGの存
在を示す。興味ある他の化合物の滞留時間は次の通りで
ある:2,5−DKG、8.46min:2−ケト−D−グルコン酸(2
−KLG)、9.20min;グルコン酸、10.0min;およびフコ−
ス12.1min。
上澄液の各試料は8.86minにピークを示し、これは1g/
lの濃度における2−KLGの存在を示す。8.86minにてピ
ークを生ずる化合物が2−KLGであることを確認するた
め、所定量の既知2−KLG(ナトリウム塩として)を上
澄液の試料に添加した。これは8.86minにおけるピーク
をのみを増大させ、したがって求める確認を示した。こ
れに対し、培養物の試料を接種してから18時間後に採取
した場合(65時間後でなく)、上澄液のHPLC分析は7g/l
の濃度の2,5−DKGを示したが、検出しうる2−KLGを示
さなかった。
さらに、2−KLG(2−KDGでない)が実際に65時間培
養物中に生産されていることを確認するため、所定量の
既知2−KDG(カルシウム塩として)を上澄液の試料へ1
g/lの濃度まで添加した。かくして、この処理した培養
物のHPLC分析は9.16minに新たなピークの存在を示した
が、8.86minにおける2−KLGのピークには変化を実質的
に示さなかった。
培養による2−KLGの生産を示すため、他の方法をも
用いた。醗酵により生産された全ての2−KLGをアスコ
ルビン酸(すなわち還元剤)まで変換させることによ
り、2−KLGを含有する醗酵培地の還元能力を測定しか
つアスコルビン酸まで変換する前の溶液中に存在する2
−KLGの量を計算することができる。醗酵混合物中にア
スコルビン酸以外の還元剤が存在するかどうか確認する
ため、醗酵混合物の第1試料を処理して2−KLGをアス
コルビン酸に変換させ、次いで試料の全還元能力を測定
した。第2の試料を作成し、これは2−KLGの変換後に
培地から全アスコルビン酸が除去されている。次いで、
2種の試料の還元活性を比較し、かつ活性におけるこの
差は試料中に存在するアスコルビン酸の量を示し、した
がって醗酵培地に存在する2−KLGの存在を示す。
醗酵培地の上澄液試料を処理して、存在する全ての2
−KLGをビタミンCに変換させた。75μlの8N HClを50
μの上澄液に添加し、かつ混合物を95℃にて30分培養し
た。
120μlの5N NaOHを添加し、pHを1N酢酸ナトリウムに
より3.75に調整した。
混合物中のアスコルビン酸およびその他全ての還元剤
は、電子キャリヤPMS[5−メチルフェナジウムメチル
サルフェート]の存在下でテトラゾリウム塩MTT[3−
(4,5−ジメチルチアゾリル−2)−2,5−ジフェニルテ
トラゾリウムをホルマザンまで還元する。このような処
理を行なって、混合物中の全還元剤(ビタミンCを含
む)を示した。
ビタミンCの特異的決定を容易化させるため、MTTお
よびPMSで処理する前の醗酵混合物の試料をアスコルビ
ン酸オキシダーゼおよび酵素で処理して、存在する全て
のビタミンCを破壊した。次いで、MTTおよびPMSでの処
理は存在するビタミンC以外の還元剤の量を示し、かつ
その差によりビタミンC(したがって2−KLG)の量を
決定した。このようにして、混合物中のビタミンCの存
在、したがって上澄液中の2−KLGの存在が証明され
た。
既知濃度の2−KLGを含有する試料を用いて2−KLGを
ビタミンCへ変換させる手順により、標準曲線を作成し
た。この曲線は、菌株ER817の65時間培養物から得られ
た上澄液が1g/lの2−KLGを含有することを示し、これ
はHPLC分析の結果と一致した。2−KLGは、pCBR13を欠
如するエルウィニア・シトレウスの他の菌株(菌株SHS2
003)の同様に作成されかつ処理された培養物の上澄液
には検出されなかった。
グルコースから2−KLGへの変換は、形質転換菌株ER8
17を用いて下記の醗酵手順によって行なった。接種は実
施例1におけると同様に行なったが、生産培地における
培養は65時間でなく30時間とし、かつ100mlの培地を用
いた。培養上澄液は1g/lの2−KLGを含有したが、0.1g/
l未満のグルコース、2−KDG、2,5−DKGもしくはグルコ
ン酸を含有した。
2,5−DKGのより良好な収率を得るための1つの方法
は、グルコースから2−KLGへの醗酵に際し生産される
中間体が2−KLG生産に無関係な生物学的反応で全く消
費されないよう確保することである。したがって、唯一
の炭素源として2,5−DKGもしくは2−KLGを使用しえな
いエルウィニア・シトレウス(SHS2003)の突然変異種
を、ミラーにより記載された方法[エキスペリメンツ・
イン・モレキュラ・ジェネティックス、コールド・スプ
リング・ハーバー(1974)]でニトロソグアニジン突然
変異にしたがって分離し、ただし菌体は30℃にてニトロ
ソグアニジンの存在下で培養した。突然変異の後、菌体
をグルコース(0.2%w/v)またはグリセリン(0.4%w/
v)を含有するM9培地にて30℃で18時間培養し、これに
ついてもミラーのエキスペリメンツ・イン・モレキュラ
・ジェネティックス、コールド・スプリング・ハーバー
(1974)に記載されている。培養物の試料をM9グルコー
スもしくはM9グリセリン培地のプレート上に展延し、次
いで2,5−DKG(0.5%w/v)または2−KLG(0.2%w/v)
を含有するM9培地のプレート上で複製させた。これら培
地のいずれでも増殖しえない突然変異種を再塗抹によっ
て精製し、かつ唯一の炭素源として各種の基質を使用す
る能力につき試験した。2,5−DKG、2−KDGまたは2−K
LGのいずれをも唯一の炭素源として使用しえない数種の
突然変異種が得られた。この種の一突然変異種をプラス
ミドpCBR13で形質転換させて菌株ER1037を形成させ、次
いでこれをグルコーズを2−KLGに変換させる能力につ
き試験した。
エルウィニア・シトレウスER1037の培養物はドイッチ
ェ・ザンムルンク・フォン・マイクロオルガニスメン・
カルチャー・コレクションに寄託した。さらに、この培
養物は1985年7月22日づけで寄託し、次ぎのように同定
された:DSMNo.3404。
菌株ER1037の培養物をL−ブロス中で18時間増殖さ
せ、かつこの培養物90ml2を1当りK2HPO4、4g;KH2P
O4、1g;NH4Cl、1g;CaCl2,0.01g;K2SO4、2.6g;カザミノ
酸、10g;酵母抽出物、1.5g;コーンスチープリカー、10
g;D−マニトール、20g;およびグルコース、10gからなる
培地500mlに接種した。1ファ−メンタ中でpH6.0にて
20時間増殖した後(0.7容器容積min-1(v.v.m.)の通
気;800r.p.m.の撹拌)、増殖培地における2−KLGの濃
度は6.25g/lであった。
プラスミドpPLred332で形質転換させたエルウィニア
・シトレウスER1026を用いて、2−KLG収率の向上をさ
らに達成することができる。得られた菌株ER1116を上記
と同様に増殖させた。しかしながら、実施例に記載した
醗酵を20時間後に停止させる代りに、醗酵を10g/lのグ
ルコースを追加してさらに接種後12時間延長した。
さらに、2回にわたり10g/lのグルコースの追加を醗
酵の開始後36時間および60時間で行なった。醗酵ブロス
における2−KLGの最終レベルは19.83g/lであり、これ
は49.4%のグルコースからの変換を示している。
本発明の範囲または思想から逸脱することなく本発明
のおいて種々の改変を行なうことができ、さらにこの基
本構成を変化させて本発明の方法および構成を利用する
他の具体例を与えうることが当業者には了解されよう。
したがって、本発明の範囲は実施例として示した特定具
体例のみに限定されないことが了解されよう。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 9/04 C12R 1:18) (72)発明者 グリンドリー,ジューン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94501、アラミーダ、オーク パーク ド ライブ 138 (72)発明者 ペイトン,マーク エイ スイス国、1226 ジュネーブ、アベニュー トロンシェ 22ベー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビタミンCの製造方法であって、 (a)2,5−ジケト−D−グルコネートレダクターゼを
    コードし、且つ、 (i) 式: のDNA配列、及び (ii) 1つ以上のコドンが(i)に規定したDNA配列
    によりコードされたと同じアミノ酸をコードするシノニ
    ムコドンにより置換され、且つ、2,5−ジケト−D−グ
    ルコネートレダクターゼをコードするDNA配列より成る
    群から選択されるDNA配列であって、グルコースを含有
    する培地中で2−ケト−L−グルコン酸が生成されるよ
    うに分子中で発現制御配列に機能的に結合されているDN
    A配列を特徴とする、少なくとも1つの組換DNA分子によ
    り形質転換されたエルウィニア・シトレウスを、グリコ
    ースを含有する培地中で発酵させる工程と、 (b) 前記2−ケト−L−グルコン酸をビタミンCへ
    変換する工程とから成る、ビタミンCの製造方法。
JP61504243A 1985-08-02 1986-08-01 遺伝子的に修飾された生物体を用いるビタミンcの製造方法 Expired - Lifetime JPH0817706B2 (ja)

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