JPH08176185A - 糖脂質合成中間体 - Google Patents
糖脂質合成中間体Info
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- JPH08176185A JPH08176185A JP6340693A JP34069394A JPH08176185A JP H08176185 A JPH08176185 A JP H08176185A JP 6340693 A JP6340693 A JP 6340693A JP 34069394 A JP34069394 A JP 34069394A JP H08176185 A JPH08176185 A JP H08176185A
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- JP
- Japan
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- compound
- benzoyl
- acetyl
- tri
- glucopyranosyl
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/02—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
- C07H15/04—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical
- C07H15/10—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical containing unsaturated carbon-to-carbon bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/18—Acyclic radicals, substituted by carbocyclic rings
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- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】末梢神経と胎生期中枢神経の酸性糖脂質画分か
ら単離された糖脂質抗原と同じ酸性糖脂質を合成するた
めの重要な中間体、ならびにその合成法を提供する。 【構成】糖脂質合成中間体は、式(I)、(II)などで
示される化合物である。 〔但し、式(I)においてR1は−CO−CH2−CH
2−CO−CH3,水素原子あるいは−SO3Naを表
し;Acはアセチル基,Meはメチル基,Bzはベンゾ
イル基を表す。又式(II)においてLevは−CO−C
H2CH2−CO−CH3を表し;Ac,Me,Bzは
式(I)におけると同じ意味を表す。nは17もしくは
23である〕 【効果】本発明の中間体を使用することで酸性糖脂質末
端グルクロン酸の3位水酸基の硫酸化が極めて容易に行
われ、合成の全収率が大となる。
ら単離された糖脂質抗原と同じ酸性糖脂質を合成するた
めの重要な中間体、ならびにその合成法を提供する。 【構成】糖脂質合成中間体は、式(I)、(II)などで
示される化合物である。 〔但し、式(I)においてR1は−CO−CH2−CH
2−CO−CH3,水素原子あるいは−SO3Naを表
し;Acはアセチル基,Meはメチル基,Bzはベンゾ
イル基を表す。又式(II)においてLevは−CO−C
H2CH2−CO−CH3を表し;Ac,Me,Bzは
式(I)におけると同じ意味を表す。nは17もしくは
23である〕 【効果】本発明の中間体を使用することで酸性糖脂質末
端グルクロン酸の3位水酸基の硫酸化が極めて容易に行
われ、合成の全収率が大となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は末梢神経と胎生期中枢神
経の酸性糖脂質画分から単離された糖脂質抗原と同じ酸
性糖脂質を合成するための中間体に関するものである。
経の酸性糖脂質画分から単離された糖脂質抗原と同じ酸
性糖脂質を合成するための中間体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モノクロナール抗体作製法により検出さ
れる膜成分のなかで、組織分布が免疫系細胞と神経系組
織の共通抗原であるため最近注目を集めている分子に硫
酸基含有糖脂質がある。この酸性糖鎖抗原はヒトのナチ
ュラルキラー細胞を含むヒト免疫系細胞や神経系組織の
重要分子であるミエリン結合糖タンパク質、神経細胞凝
集分子等に共通構造が含まれることから、抗原構造の研
究が積極的に進められ、末梢神経と胎生期中枢神経の酸
性糖脂質画分から糖脂質抗原が単離され、さらにその構
造が下記のラクト系糖脂質と決定された。(K.H.C
hou et al,Biochem.Biophy
s.Res.Commun.128,383(198
5);K.H.Chou et al J.Biol.
Chem.261,11711(1986);T.Ar
iga et al J.Biol.Chem262,
848(1987))
れる膜成分のなかで、組織分布が免疫系細胞と神経系組
織の共通抗原であるため最近注目を集めている分子に硫
酸基含有糖脂質がある。この酸性糖鎖抗原はヒトのナチ
ュラルキラー細胞を含むヒト免疫系細胞や神経系組織の
重要分子であるミエリン結合糖タンパク質、神経細胞凝
集分子等に共通構造が含まれることから、抗原構造の研
究が積極的に進められ、末梢神経と胎生期中枢神経の酸
性糖脂質画分から糖脂質抗原が単離され、さらにその構
造が下記のラクト系糖脂質と決定された。(K.H.C
hou et al,Biochem.Biophy
s.Res.Commun.128,383(198
5);K.H.Chou et al J.Biol.
Chem.261,11711(1986);T.Ar
iga et al J.Biol.Chem262,
848(1987))
【0003】
【化5】
【化6】
【0004】このような糖脂質は硫酸基の細胞膜表面の
免疫的性質や、抗原−抗体反応におけるその機能解明に
有用であり、医薬分野におけるその応用研究におおきな
期待が集められている。従来かかる糖脂質は動物の神経
細胞から分離抽出する方法により得られていたが、その
大量入手は不可能であった。
免疫的性質や、抗原−抗体反応におけるその機能解明に
有用であり、医薬分野におけるその応用研究におおきな
期待が集められている。従来かかる糖脂質は動物の神経
細胞から分離抽出する方法により得られていたが、その
大量入手は不可能であった。
【0005】特許出願公開平3−223296号に、単
糖類から出発し数十工程によりかかる糖脂肪の全合成法
が報じられているが、その合成収率は工程により必ずし
も満足せられるものでは無く、特に比較的高価なセラミ
ド部分を組み入れた最終段階での末端グルクロン酸の硫
酸化の収率が悪い為その改善が強く求められている。
糖類から出発し数十工程によりかかる糖脂肪の全合成法
が報じられているが、その合成収率は工程により必ずし
も満足せられるものでは無く、特に比較的高価なセラミ
ド部分を組み入れた最終段階での末端グルクロン酸の硫
酸化の収率が悪い為その改善が強く求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題】そこで特許出願公開平
3−223296号公報記載の方法とは別異の方法であ
って、各工程の合成収率が良好であり、特に最終段階で
の末端グルクロン酸の硫酸化の収率がきわめて大で、よ
り優れた糖脂質の全合成法を確立すること、その方法に
有用な糖脂質合成中間体を提供する事が本発明目的であ
る。
3−223296号公報記載の方法とは別異の方法であ
って、各工程の合成収率が良好であり、特に最終段階で
の末端グルクロン酸の硫酸化の収率がきわめて大で、よ
り優れた糖脂質の全合成法を確立すること、その方法に
有用な糖脂質合成中間体を提供する事が本発明目的であ
る。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明に従えば上記課題
を解決するため、下記の糖脂質合成中間体が提供せられ
る。
を解決するため、下記の糖脂質合成中間体が提供せられ
る。
【化1】 アセチル基を表し;Meはメチル基を表し;Bzはベン
ゾイル基を表し;nは17あるいは23の整数を表す)
で表される糖脂質合成中間体。
ゾイル基を表し;nは17あるいは23の整数を表す)
で表される糖脂質合成中間体。
【0008】
【化2】 アセチル基を表し;Meはメチル基を表し;Bzはベン
ゾイル基を表し;nは17あるいは23の整数を表す)
で表される糖脂質合成中間体。
ゾイル基を表し;nは17あるいは23の整数を表す)
で表される糖脂質合成中間体。
【0009】
【化3】 ル基を表し;Bzはベンゾイル基を表す)で表される糖
脂質合成中間体。
脂質合成中間体。
【0010】ならびに
【化4】 ル基を表し;Bzはベンゾイル基を表す)で表される糖
脂質合成中間体。
脂質合成中間体。
【0011】上記中間体は例えば次の合成ルートにより
好都合に合成され、また最終目的物たる酸性糖脂質へと
導かれる。しかしながらこれは本願の糖脂質合成中間体
を得るための好ましい一方法であり、それにより本発明
は何ら限定されるものでは無い。
好都合に合成され、また最終目的物たる酸性糖脂質へと
導かれる。しかしながらこれは本願の糖脂質合成中間体
を得るための好ましい一方法であり、それにより本発明
は何ら限定されるものでは無い。
【0012】以下の説明に於いて化合物の番号は添付図
に示されている化合物番号に対応するものである。先ず
公知のメチル(トリ−O−アセチル−α−D−グルコピ
ラノシル ブロマイド)ウロネート(化合物1)から出
発して、トリメチルシリルエタノールを炭酸銀/過塩素
酸銀の存在下に反応させて1−位をトリメチルシリルエ
チルオキシ化し、2、3、4−位のアセチル基を除去し
たあと、n−ブチル錫オキサイド/メタノールの処理お
よび溶剤中でのアセチルクロライド/トリエチルアミン
との反応で4−位の水酸基のみをアセチル基で保護し、
n−ブチル錫オキサイド処理の後、無水安息香酸を反応
させて2−位の水酸基をベンゾイル基で保護し、レブリ
ン酸無水物/ジメチルアミノピリジンを反応させて3−
位の水酸基をレブリノイル基で保護し、1−位のトリメ
チルシリルエチル保護基を除去し、トリクロロアセトニ
トリルをDBU(1,8−ジアザビシクロ(4.3.
0)ウンデセン)の存在下に反応させることにより、2
−位の水酸基がベンゾイル基で、4−位の水酸基がアセ
チル基で、3−位の水酸基がレブリノイル基でそれぞれ
保護され1−位にトリクロロアセトイミドオキシ基の導
入された本発明の糖脂質合成中間体の一つ(保護された
グルコシルドナー)である化合物8が得られる。
に示されている化合物番号に対応するものである。先ず
公知のメチル(トリ−O−アセチル−α−D−グルコピ
ラノシル ブロマイド)ウロネート(化合物1)から出
発して、トリメチルシリルエタノールを炭酸銀/過塩素
酸銀の存在下に反応させて1−位をトリメチルシリルエ
チルオキシ化し、2、3、4−位のアセチル基を除去し
たあと、n−ブチル錫オキサイド/メタノールの処理お
よび溶剤中でのアセチルクロライド/トリエチルアミン
との反応で4−位の水酸基のみをアセチル基で保護し、
n−ブチル錫オキサイド処理の後、無水安息香酸を反応
させて2−位の水酸基をベンゾイル基で保護し、レブリ
ン酸無水物/ジメチルアミノピリジンを反応させて3−
位の水酸基をレブリノイル基で保護し、1−位のトリメ
チルシリルエチル保護基を除去し、トリクロロアセトニ
トリルをDBU(1,8−ジアザビシクロ(4.3.
0)ウンデセン)の存在下に反応させることにより、2
−位の水酸基がベンゾイル基で、4−位の水酸基がアセ
チル基で、3−位の水酸基がレブリノイル基でそれぞれ
保護され1−位にトリクロロアセトイミドオキシ基の導
入された本発明の糖脂質合成中間体の一つ(保護された
グルコシルドナー)である化合物8が得られる。
【0013】
【図 1】
【0014】次にこの化合物8と公知のガラクトースア
クセプター化合物である2−(トリメチルシリル)エチ
ル2、4、6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシド(化合物9)とを溶媒中トリメチルシリルト
リフルオロメタンスルフォネートをもちいて縮合させ2
糖成分の化合物10を合成するのであるが、この場合反
応温度0℃に於いて約95%の高収率で化合物10を与
える。化合物10は次いで接触還元によりベンジル保護
基のみが離脱せしめられ、ベンゾイルクロライドとの反
応でガラクトースの2、4、6−位の水酸基が全てベン
ゾイル基で保護された化合物11に導かれ、その1−位
のトリメチルシリルエチルオキシ基につき上記と同じ手
法によりトリメチルシリルエチル保護基の除去ならびに
トリクロロアセトイミド化が行われ高収率で本発明の別
の糖脂質合成中間体であるβ−D−グルコピラノシルウ
ロネート−(1→3)−α−D−ガラクトピラノシルト
リクロロアセトイミド(化合物13)が得られる。
クセプター化合物である2−(トリメチルシリル)エチ
ル2、4、6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシド(化合物9)とを溶媒中トリメチルシリルト
リフルオロメタンスルフォネートをもちいて縮合させ2
糖成分の化合物10を合成するのであるが、この場合反
応温度0℃に於いて約95%の高収率で化合物10を与
える。化合物10は次いで接触還元によりベンジル保護
基のみが離脱せしめられ、ベンゾイルクロライドとの反
応でガラクトースの2、4、6−位の水酸基が全てベン
ゾイル基で保護された化合物11に導かれ、その1−位
のトリメチルシリルエチルオキシ基につき上記と同じ手
法によりトリメチルシリルエチル保護基の除去ならびに
トリクロロアセトイミド化が行われ高収率で本発明の別
の糖脂質合成中間体であるβ−D−グルコピラノシルウ
ロネート−(1→3)−α−D−ガラクトピラノシルト
リクロロアセトイミド(化合物13)が得られる。
【0015】
【図 2】
【0016】この化合物13は後述の3糖アクセプター
化合物20との反応においてドナー化合物として、また
更に4糖ドナー化合物36の合成に好都合に使用せられ
る。本発明においてはこの様に3糖アクセプター化合物
が上記ドナー化合物と組み合わせて使用せられるが、こ
のアクセプター化合物20は下記の方法で合成せられ
る。
化合物20との反応においてドナー化合物として、また
更に4糖ドナー化合物36の合成に好都合に使用せられ
る。本発明においてはこの様に3糖アクセプター化合物
が上記ドナー化合物と組み合わせて使用せられるが、こ
のアクセプター化合物20は下記の方法で合成せられ
る。
【0017】
【図 3】
【0018】即ち公知の2−(トリメチルシリル)エチ
ル 3、6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−2−フ
タルイミド−β−D−グルコピラノシド(化合物14)
から出発して、無水酢酸で先ず4−位の水酸基をアセチ
ル基で保護し、つぎに1−位のトリメチルシリルエチル
オキシ基を水酸基に変えてからトリクロロアセトイミド
オキシ基となし化合物17のドナー化合物に導き、これ
と公知の2糖アクセプターである2−(トリメチルシリ
ル)エチル O−(2,4,6−トリ−O−ベンジル−
β−D−−ガラクトピラノシル)−(1→4)−2、
3、6−トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラノシ
ド(化合物18)とを溶媒中トリメチルシリルトリフル
オロメタンスルフォネートの存在下に縮合させて3糖化
合物19となし、ヒドラジン/エタノールを加えて還流
させるかあるいはナトリウムメトキシド/メタノールに
よる処理とイオン交換樹脂処理を行い、次いで無水酢酸
を反応させてグルコサミン環の4−位アセチル保護基を
離脱させると共に、2−位フタルイミド保護基をアセチ
ル保護基に変えた所望の3糖アクセプター化合物20の
2−(トリメチルシリル)エチル O−(2−アセタミ
ド−3、6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−β−D
−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6
−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−2 、3、6−トリ−O−ベンジル−β
−D−グルコピラノシドを得る。
ル 3、6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−2−フ
タルイミド−β−D−グルコピラノシド(化合物14)
から出発して、無水酢酸で先ず4−位の水酸基をアセチ
ル基で保護し、つぎに1−位のトリメチルシリルエチル
オキシ基を水酸基に変えてからトリクロロアセトイミド
オキシ基となし化合物17のドナー化合物に導き、これ
と公知の2糖アクセプターである2−(トリメチルシリ
ル)エチル O−(2,4,6−トリ−O−ベンジル−
β−D−−ガラクトピラノシル)−(1→4)−2、
3、6−トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラノシ
ド(化合物18)とを溶媒中トリメチルシリルトリフル
オロメタンスルフォネートの存在下に縮合させて3糖化
合物19となし、ヒドラジン/エタノールを加えて還流
させるかあるいはナトリウムメトキシド/メタノールに
よる処理とイオン交換樹脂処理を行い、次いで無水酢酸
を反応させてグルコサミン環の4−位アセチル保護基を
離脱させると共に、2−位フタルイミド保護基をアセチ
ル保護基に変えた所望の3糖アクセプター化合物20の
2−(トリメチルシリル)エチル O−(2−アセタミ
ド−3、6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−β−D
−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6
−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−2 、3、6−トリ−O−ベンジル−β
−D−グルコピラノシドを得る。
【0019】本発明でのターゲット化合物の一つである
5糖成分からなる糖脂質(化合物29、30)は上記の
ドナー化合物13とアクセプター化合物20から下記方
法により好都合に合成せられる。
5糖成分からなる糖脂質(化合物29、30)は上記の
ドナー化合物13とアクセプター化合物20から下記方
法により好都合に合成せられる。
【0020】
【図 4】
【0021】
【図 5】
【0022】即ち化合物13と化合物20を溶媒中トリ
メチルシリルトリフルオロメタンスルフォネートの存在
下に縮合させると室温で約95%の高収率でもって5糖
成分からなる化合物21が得られる。この化合物21は
次いで接触還元によりベンジル保護基のみが離脱せしめ
られ、無水酢酸による処理でアセチル保護基に変換され
て化合物22に変えられる。つぎにトリフルオロ酢酸に
よる処理で末端のトリメチルシリルエチルオキシ基が水
酸基に変えられ、更にトリクロロアセトイミドオキシ基
となされて化合物24が得られる。
メチルシリルトリフルオロメタンスルフォネートの存在
下に縮合させると室温で約95%の高収率でもって5糖
成分からなる化合物21が得られる。この化合物21は
次いで接触還元によりベンジル保護基のみが離脱せしめ
られ、無水酢酸による処理でアセチル保護基に変換され
て化合物22に変えられる。つぎにトリフルオロ酢酸に
よる処理で末端のトリメチルシリルエチルオキシ基が水
酸基に変えられ、更にトリクロロアセトイミドオキシ基
となされて化合物24が得られる。
【0023】この化合物24に対してアチドスフィンゴ
シンをアクセプター化合物として用いボロントリフルオ
ライド・エーテライドにより縮合させると化合物25が
得られ、これにオクタデカン酸あるいはテトラコサン酸
と1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カ
ルボジイミド塩酸塩を溶媒中で作用せしめることにより
所望のセラミド部を末端に有する化合物26がえられ
る。このものはエタノール中ヒドラジン/酢酸と反応さ
せると室温で定量的に末端グルクロン酸の3−位の保護
基が離脱せしめられた化合物27を与え,該化合物から
は本発明のターゲット化合物である化合物29 ならび
に30が極めて高収率かつ容易に合成が可能である。
シンをアクセプター化合物として用いボロントリフルオ
ライド・エーテライドにより縮合させると化合物25が
得られ、これにオクタデカン酸あるいはテトラコサン酸
と1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カ
ルボジイミド塩酸塩を溶媒中で作用せしめることにより
所望のセラミド部を末端に有する化合物26がえられ
る。このものはエタノール中ヒドラジン/酢酸と反応さ
せると室温で定量的に末端グルクロン酸の3−位の保護
基が離脱せしめられた化合物27を与え,該化合物から
は本発明のターゲット化合物である化合物29 ならび
に30が極めて高収率かつ容易に合成が可能である。
【0024】即ち化合物27をLiOH,CH3ONa
による常法処理をおこなえばすべての水酸基の保護基が
離脱せしめられた非硫酸化ターゲット化合物の化合物2
9が容易に得られるし、またこの化合物27を溶媒中サ
ルファートリオキサイド−トリメチルアミンコンプレッ
クスで処理すると定量的収率でグルクロン酸部の3−位
水酸基の硫酸化がおこなわれ極めて容易且つ高収率で化
合物28が得られ、このもののLiOH,CH3ONa
による常法処理で硫酸化ターゲット化合物の化合物30
が高収率で合成可能である。
による常法処理をおこなえばすべての水酸基の保護基が
離脱せしめられた非硫酸化ターゲット化合物の化合物2
9が容易に得られるし、またこの化合物27を溶媒中サ
ルファートリオキサイド−トリメチルアミンコンプレッ
クスで処理すると定量的収率でグルクロン酸部の3−位
水酸基の硫酸化がおこなわれ極めて容易且つ高収率で化
合物28が得られ、このもののLiOH,CH3ONa
による常法処理で硫酸化ターゲット化合物の化合物30
が高収率で合成可能である。
【0025】このようにセラミド部分の組み込まれた糖
脂質で、グルクロン酸部の2−位水酸基をベンゾイル基
で、また4−位水酸基をアセチル基でそれぞれ保護して
おいて、3−位水酸基の硫酸化を実施すると、その硫酸
化が殆ど定量的に実施できることの発見が本発明のもっ
とも重要な点であり、かかる意味に於いて化合物26、
27および28は所望糖脂質合成のきわめて重要な新規
合成中間体である。
脂質で、グルクロン酸部の2−位水酸基をベンゾイル基
で、また4−位水酸基をアセチル基でそれぞれ保護して
おいて、3−位水酸基の硫酸化を実施すると、その硫酸
化が殆ど定量的に実施できることの発見が本発明のもっ
とも重要な点であり、かかる意味に於いて化合物26、
27および28は所望糖脂質合成のきわめて重要な新規
合成中間体である。
【0026】本発明でのもう一つのターゲット化合物で
ある7糖成分からなる糖脂質(化合物45、46)は前
述のドナー化合物13から誘導せられる4糖成分からな
るドナー化合物36とアクセプター化合物20から下記
方法により好都合に合成せられる
ある7糖成分からなる糖脂質(化合物45、46)は前
述のドナー化合物13から誘導せられる4糖成分からな
るドナー化合物36とアクセプター化合物20から下記
方法により好都合に合成せられる
【0027】
【図 6】
【0028】先ず上述の既知化合物14から誘導される
グルコサミン誘導体のドナー化合物17に既知化合物の
2−(トリメチルシリル)エチル−2、4、6−トリ−
O−ベンジル−β−D−ガラクロピラノシド(化合物
9)を溶媒中トリメチルシリルトリフルオロメタンスル
フォネートの存在下に反応せしめ2糖化合物31が得ら
れ、このグルコサミン部の4−位水酸基の保護基である
アセチル基を離脱せしめると共に、2−位フタルイミド
基をアセチルアミノ基に変換せしめて2−(4−トリメ
チルシリル)エチルO−(2−アセタミド−3、6−ジ
−O−ベンジル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノ
シル)−(1→3)−2、4、6−トリ−O−ベンジル
−β−D−ガラクトピラノシド(化合物32)が作られ
る。
グルコサミン誘導体のドナー化合物17に既知化合物の
2−(トリメチルシリル)エチル−2、4、6−トリ−
O−ベンジル−β−D−ガラクロピラノシド(化合物
9)を溶媒中トリメチルシリルトリフルオロメタンスル
フォネートの存在下に反応せしめ2糖化合物31が得ら
れ、このグルコサミン部の4−位水酸基の保護基である
アセチル基を離脱せしめると共に、2−位フタルイミド
基をアセチルアミノ基に変換せしめて2−(4−トリメ
チルシリル)エチルO−(2−アセタミド−3、6−ジ
−O−ベンジル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノ
シル)−(1→3)−2、4、6−トリ−O−ベンジル
−β−D−ガラクトピラノシド(化合物32)が作られ
る。
【0029】かくしてえられた化合物32をアクセプタ
ーとし、すでに述べた化合物13をドナー化合物に選び
溶媒中トリメチルシリルトリフルオロメタンスルフォネ
ートの存在下に縮合させると室温で約93%の高収率で
4糖成分からなる化合物33が得られ、このものをすで
に述べた同じ手法により、末端にトリクロロアセトイミ
ドオキシ基を有する4糖のドナー化合物36に誘導す
る。
ーとし、すでに述べた化合物13をドナー化合物に選び
溶媒中トリメチルシリルトリフルオロメタンスルフォネ
ートの存在下に縮合させると室温で約93%の高収率で
4糖成分からなる化合物33が得られ、このものをすで
に述べた同じ手法により、末端にトリクロロアセトイミ
ドオキシ基を有する4糖のドナー化合物36に誘導す
る。
【0030】本発明のターゲット化合物である7糖成分
からなる糖脂質(化合物45、46)はこの4糖成分か
らなるドナー化合物36とすでに述べたアクセプター化
合物20から、5糖糖脂質化合物29、30に関連して
述べたと同じ手法に従い、化合物37、38、39、4
0、41、42を介して7糖末端部にセラミド部分を有
し、他端のグルクロン酸部の2−位水酸基がベンゾイル
基で、4−位水酸基がアセチル基で保護され、3−位に
は非保護水酸基を有する7糖化合物43が作られ、この
ものは直接非硫酸化ターゲット化合物45に導かれ、あ
るいは溶媒中サルファートリオキサイド−トリメチルア
ミンコンプレックスで処理することにより極めて高収率
(例えば50℃で92%)でグルクロン酸部の3−位水
酸基が硫酸化され、本発明の重要な糖脂質合成中間体で
ある7糖化合物44を与え、このものの糖水酸基の保護
基を除去することにより容易にターゲット化合物である
7糖成分からなる糖脂質(化合物46)に導かれるので
ある。
からなる糖脂質(化合物45、46)はこの4糖成分か
らなるドナー化合物36とすでに述べたアクセプター化
合物20から、5糖糖脂質化合物29、30に関連して
述べたと同じ手法に従い、化合物37、38、39、4
0、41、42を介して7糖末端部にセラミド部分を有
し、他端のグルクロン酸部の2−位水酸基がベンゾイル
基で、4−位水酸基がアセチル基で保護され、3−位に
は非保護水酸基を有する7糖化合物43が作られ、この
ものは直接非硫酸化ターゲット化合物45に導かれ、あ
るいは溶媒中サルファートリオキサイド−トリメチルア
ミンコンプレックスで処理することにより極めて高収率
(例えば50℃で92%)でグルクロン酸部の3−位水
酸基が硫酸化され、本発明の重要な糖脂質合成中間体で
ある7糖化合物44を与え、このものの糖水酸基の保護
基を除去することにより容易にターゲット化合物である
7糖成分からなる糖脂質(化合物46)に導かれるので
ある。
【0031】
【図 7】
【0032】
【図 8】
【0033】従って化合物26、27および28と同様
の意味で、7糖糖脂質合成において化合物42、43お
よび44は本発明の重要な糖脂質合成中間体をなす。以
下実施例により本発明を説明する。
の意味で、7糖糖脂質合成において化合物42、43お
よび44は本発明の重要な糖脂質合成中間体をなす。以
下実施例により本発明を説明する。
【0034】なを下記実施例に使用されている化合物1
はG.N,Bollenback,J.Am.Che
m.Soc.,77,3310〜3315(1955)
に化合物9はAkira Hasegawa et a
l,J.Carbohydrate Chemistr
y 11(5)645〜658(1992)に、化合物
14はAkihiko Kameyama et a
l,Carbohydrate Research20
0,269〜285(1990)に、化合物18はKa
rl Janssen et al,J.Org.Ch
em.53,5629〜5647(1988)にそれぞ
れ記載されており公知化合物である。
はG.N,Bollenback,J.Am.Che
m.Soc.,77,3310〜3315(1955)
に化合物9はAkira Hasegawa et a
l,J.Carbohydrate Chemistr
y 11(5)645〜658(1992)に、化合物
14はAkihiko Kameyama et a
l,Carbohydrate Research20
0,269〜285(1990)に、化合物18はKa
rl Janssen et al,J.Org.Ch
em.53,5629〜5647(1988)にそれぞ
れ記載されており公知化合物である。
【0035】
【実施例1】 メチル[2−(トリメチルシリル)エチル 2、3、4
一トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド]ウ
ロネート(化合物2)の合成 2−(トリメチルシリル)エタノール(TMSエタノー
ル)(24.0g,203.0mmol)をジクロロメ
タン(70ml)に溶かした溶液に、炭酸銀(32.0
g,116.0m mol),過塩素酸銀’(25.5
g,123.0m mol)および粉砕モレキュラーシ
ーブ4Å(30g)を加え、この混合物を暗所で室温に
て10時間攪拌した。次にここへメチル(トリ−O−ア
セチル−α−D−グルコピラノシルブロマイド)−ウロ
ネート(化合物1)(40.0g,100.1m mo
l)を10℃で加えた。6時間激しく攪拌した後、沈殿
物を集めジクロロメタンで洗い、ろ液と洗液を合わせ濃
縮した。残渣をシリカゲル(1200g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(1:2 エチルアセテート:ヘキ
サン溶離)化合物2の結晶を得た(39.8g、91
%)エチルアセテート/ヘキサンから再結晶させ針状晶
を得た。
一トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド]ウ
ロネート(化合物2)の合成 2−(トリメチルシリル)エタノール(TMSエタノー
ル)(24.0g,203.0mmol)をジクロロメ
タン(70ml)に溶かした溶液に、炭酸銀(32.0
g,116.0m mol),過塩素酸銀’(25.5
g,123.0m mol)および粉砕モレキュラーシ
ーブ4Å(30g)を加え、この混合物を暗所で室温に
て10時間攪拌した。次にここへメチル(トリ−O−ア
セチル−α−D−グルコピラノシルブロマイド)−ウロ
ネート(化合物1)(40.0g,100.1m mo
l)を10℃で加えた。6時間激しく攪拌した後、沈殿
物を集めジクロロメタンで洗い、ろ液と洗液を合わせ濃
縮した。残渣をシリカゲル(1200g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(1:2 エチルアセテート:ヘキ
サン溶離)化合物2の結晶を得た(39.8g、91
%)エチルアセテート/ヘキサンから再結晶させ針状晶
を得た。
【0036】 元素分析値 C18H30O10Si1として 計算値 C 49.76 H 6.96 実測値 C 49.46 H 6.81 〔α〕D−32.4°(c0.5;CHCl3) M.P.85.5〜87.5℃
【0037】1H−NMR(CDCl3)δ 0.93
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.01〜2.03(3 s,9H,OAc) 3.55(m,1H,Me3SiCH2CH2) 3.75(s,3H,COOMe) 4.03(d,1H,J4,5=9.7Hz,H−5) 4.56(d,1H,J1,2=7.5Hz,H−1) 4.99(dd,1H,J2,3=9.3Hz,H−
2)
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.01〜2.03(3 s,9H,OAc) 3.55(m,1H,Me3SiCH2CH2) 3.75(s,3H,COOMe) 4.03(d,1H,J4,5=9.7Hz,H−5) 4.56(d,1H,J1,2=7.5Hz,H−1) 4.99(dd,1H,J2,3=9.3Hz,H−
2)
【0038】 IR(KBr) 1760 と 1220(エステル) 860 と 840cm −1(TMS)
【0039】
【実施例2】 メチル[2−(トリメチルシリル)エチル β−D−グ
ルコピラノシド]ウロネート (化合物3)の合成 化合物2(39.8g,91.61m mol)をメタ
ノール(200ml)に溶かした溶液にナトリウム メ
トキシド(1.0g)を加え室温で2時間攪拌した。こ
の混合物をアンバーライトIR−120(H+)樹脂で
処理し、濃縮し、残渣をシリカゲル(500g)でカラ
ムクロマトラフィーに付し(3:1 エチルアセテー
ト:ヘキサン溶離)シロップ状の化合物3を得た(2
6.5g,94%)
ルコピラノシド]ウロネート (化合物3)の合成 化合物2(39.8g,91.61m mol)をメタ
ノール(200ml)に溶かした溶液にナトリウム メ
トキシド(1.0g)を加え室温で2時間攪拌した。こ
の混合物をアンバーライトIR−120(H+)樹脂で
処理し、濃縮し、残渣をシリカゲル(500g)でカラ
ムクロマトラフィーに付し(3:1 エチルアセテー
ト:ヘキサン溶離)シロップ状の化合物3を得た(2
6.5g,94%)
【0040】 元素分析値 C12H24O7Si1として 計算値 C 46.73 H 7.84 実測値 C 46.49 H 7.83 〔α〕D−48.4 °(c 0.6;CH3OH) IR(KBr) 3500〜3350 (OH) 1740 と 1220(エステル) 860 と 840cm −1(TMS)
【0041】
【実施例3】 メチル[2−(トリメチルシリル)エチル 4−O−ア
セチル−β−D−グルコピラノシド]ウロネート(化合
物4)の合成 化合物3(26.5g,85.9m mol)とジ−n
−ブチル錫オキサイド(32.1g,129.0 m
mol)をメタノール(720 ml)に懸濁させた液
を60℃で5時間加熱攪拌し、次いで濃縮した。
セチル−β−D−グルコピラノシド]ウロネート(化合
物4)の合成 化合物3(26.5g,85.9m mol)とジ−n
−ブチル錫オキサイド(32.1g,129.0 m
mol)をメタノール(720 ml)に懸濁させた液
を60℃で5時間加熱攪拌し、次いで濃縮した。
【0042】残渣をテトラヒドロフラン(THF)(3
00ml)に溶かした溶液にトリエチルアミン(11.
3g,111.7 m mol)を加え、45℃に加熱
した後、この混合物にアセチルクロライド(7.4g,
94.3 m mol)を注意して加え、室温で5時間
攪拌した。次にこれを濃縮し、残渣をシリカゲル(10
00g)でカラムクロマトラフィーに付し(2:1 エ
チルアセテート:ヘキサン溶離)化合物4を18.2g
得(収率61%)、また化合物3を5.5g(21%)
回収した。化合物4をエチルアセテート/ヘキサンで再
結晶した。
00ml)に溶かした溶液にトリエチルアミン(11.
3g,111.7 m mol)を加え、45℃に加熱
した後、この混合物にアセチルクロライド(7.4g,
94.3 m mol)を注意して加え、室温で5時間
攪拌した。次にこれを濃縮し、残渣をシリカゲル(10
00g)でカラムクロマトラフィーに付し(2:1 エ
チルアセテート:ヘキサン溶離)化合物4を18.2g
得(収率61%)、また化合物3を5.5g(21%)
回収した。化合物4をエチルアセテート/ヘキサンで再
結晶した。
【0043】 元素分析値 C14H26O8Si1として 計算値 C 47.98 H 7.48 実測値 C 47.87 H 7.33 M.P.132.5〜134.0℃ 〔α〕D−63.0°(c 0.8;CHCl3
【0044】1H−NMR(CDCl3)δ 1.02
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.10(s,3H,AcO) 3.73(t,1H,J2,3=J3,4−9.3H
z,H−3) 3.74(s,3H,COOMe) 3.94(d,1H,H−5) 4.34(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1) 5.03(t,1H,J4,5=9.3Hz,H−4)
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.10(s,3H,AcO) 3.73(t,1H,J2,3=J3,4−9.3H
z,H−3) 3.74(s,3H,COOMe) 3.94(d,1H,H−5) 4.34(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1) 5.03(t,1H,J4,5=9.3Hz,H−4)
【0045】IR(KBr) 3490(OH) 1760 と 1230(エステル) 860 と 840cm −1(TMS)
【0046】
【実施例4】 メチル[2−(トリメチルシリル)エチル 4−O−ア
セチル−2−O−ベンゾイル−β−D−グルコピラノシ
ド]ウロネート(化合物5)の合成 化合物4(18.0g,51.4m mol)とジ−n
−ブチル錫オキサイド(18.0g,72.3m mo
l)をトルエン(150ml)に懸濁させた液を100
℃で1時間加熱攪拌し、次いでこの混合物に無水安息香
酸(34.0g,150.3m mol)をトルエン
(34ml)の溶かした液を加え100℃で5分間攪拌
した。次にこれを濃縮し、残渣をシリカゲル(700
g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:1 エチル
アセテート:ヘキサン 溶離)化合物5を14.0g得
(収率60%)、また化合物4を1.8g(10%)回
収した。化合物5をエチルアセテート/ヘキサンで再結
晶した。
セチル−2−O−ベンゾイル−β−D−グルコピラノシ
ド]ウロネート(化合物5)の合成 化合物4(18.0g,51.4m mol)とジ−n
−ブチル錫オキサイド(18.0g,72.3m mo
l)をトルエン(150ml)に懸濁させた液を100
℃で1時間加熱攪拌し、次いでこの混合物に無水安息香
酸(34.0g,150.3m mol)をトルエン
(34ml)の溶かした液を加え100℃で5分間攪拌
した。次にこれを濃縮し、残渣をシリカゲル(700
g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:1 エチル
アセテート:ヘキサン 溶離)化合物5を14.0g得
(収率60%)、また化合物4を1.8g(10%)回
収した。化合物5をエチルアセテート/ヘキサンで再結
晶した。
【0047】 元素分析値 C21H30O9Si1として 計算値 C 55.49 H 6.65 実測値 C 55.31 H 6.62 M.P.119.0〜121.0℃ 〔α〕D一33.9°(c 0.9;CHCl3)
【0048】1H−NMR(CDCl3)δ 0.91
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.10(s,3H,AcO) 3.58(m,1H,Me3SiCH2CH2) 3.78(s,3H,COOMe) 4.05(d,1H,H−5) 4.70(d,1H,J1,2=7.2Hz,H−1) 5.11(dd,1H,J2,3=9.3 Hz,H−
2) 5.22(t,1H,J3,4=J4,5=9.3H
z,H−4) 7.42−8.07(m,5H,1 Ph)
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.10(s,3H,AcO) 3.58(m,1H,Me3SiCH2CH2) 3.78(s,3H,COOMe) 4.05(d,1H,H−5) 4.70(d,1H,J1,2=7.2Hz,H−1) 5.11(dd,1H,J2,3=9.3 Hz,H−
2) 5.22(t,1H,J3,4=J4,5=9.3H
z,H−4) 7.42−8.07(m,5H,1 Ph)
【0049】IR(KBr) 3480(OH) 1750,1730,1270および1250(エステ
ル) 860 と 840 (TMS) 770 と 710cm −1 (Ph)
ル) 860 と 840 (TMS) 770 と 710cm −1 (Ph)
【0050】
【実施例5】 メチル[2−(トリメチルシリル)エチル 4−O−ア
セチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノイル−
β−D−グルコピラノシド]ウロネート(化合物6)の
合成 無水レブリン酸(24.0g,112.0m mol)
をピリジン(70ml)に溶かした溶液に、化合物5
(10.0g,22.0m mol)と4−ジメチルア
ミノピリジン(DMAP)(1.3g,106.4m
mol)を加えた。この混合物を室温で一夜攪拌し、濃
縮し、残渣をシリカゲル(500g)でカラムクロマト
ラフィーに付し(3:2 エチルアセテート:ヘキサン
溶離)化合物6を針状結晶として9.2g(収率76
%)得た。
セチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノイル−
β−D−グルコピラノシド]ウロネート(化合物6)の
合成 無水レブリン酸(24.0g,112.0m mol)
をピリジン(70ml)に溶かした溶液に、化合物5
(10.0g,22.0m mol)と4−ジメチルア
ミノピリジン(DMAP)(1.3g,106.4m
mol)を加えた。この混合物を室温で一夜攪拌し、濃
縮し、残渣をシリカゲル(500g)でカラムクロマト
ラフィーに付し(3:2 エチルアセテート:ヘキサン
溶離)化合物6を針状結晶として9.2g(収率76
%)得た。
【0051】 元素分析値 C26H36O11Si1として 計算値 C 56.51 H 6.57 実測値 C 56.22 H 6.43 M.P.89.5〜91.0℃ 〔α〕D+11.8°(c 1.0;CHCl3)
【0052】1H−NMR(CDCl3)δ 0.88
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.04(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.08(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.40(m,4H,CH2CH2Ac) 3.56(m,1H,Me3SiCH2CH2) 3.78(s,3H,COOMe) 4.01(m,1H,Me3SiCH2CH2) 4.11(d,1H,J4,5=9.6 Hz,H−
5) 4.70(d,1H,J1,2=7.2Hz,H−1) 5.26(dd,1H,H−2) 5.30(t,1H,H−4) 5.46(t,1H,J2,3=J3,4=9.6H
z,H−3) 7.41−8.00(m,5H,1Ph)
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.04(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.08(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.40(m,4H,CH2CH2Ac) 3.56(m,1H,Me3SiCH2CH2) 3.78(s,3H,COOMe) 4.01(m,1H,Me3SiCH2CH2) 4.11(d,1H,J4,5=9.6 Hz,H−
5) 4.70(d,1H,J1,2=7.2Hz,H−1) 5.26(dd,1H,H−2) 5.30(t,1H,H−4) 5.46(t,1H,J2,3=J3,4=9.6H
z,H−3) 7.41−8.00(m,5H,1Ph)
【0053】IR(KBr) 1750,1720,
1270および1240(エステル) 860 と 840 (TMS) 770 と 720cm −1(Ph)
1270および1240(エステル) 860 と 840 (TMS) 770 と 720cm −1(Ph)
【0054】
【実施例6】 メチル(4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−
O−レブリノイル−D−グルコピラノシルド)ウロネー
ト(化合物7)の合成 化合物6(9.0g,16.3 mol)をジクロロメ
タン(50ml)に溶かした溶液に、0℃でトリフルオ
ロ酢酸(20ml)を加え、この混合物を室温で2時間
攪拌し、濃縮し、残渣をシリカゲル(200g)でカラ
ムクロマトラフィーに付し(2:1 エチルアセテー
ト:ヘキサン溶離)アモルファス マスとして化合物7
を7.3g(定量的収率)得た。
O−レブリノイル−D−グルコピラノシルド)ウロネー
ト(化合物7)の合成 化合物6(9.0g,16.3 mol)をジクロロメ
タン(50ml)に溶かした溶液に、0℃でトリフルオ
ロ酢酸(20ml)を加え、この混合物を室温で2時間
攪拌し、濃縮し、残渣をシリカゲル(200g)でカラ
ムクロマトラフィーに付し(2:1 エチルアセテー
ト:ヘキサン溶離)アモルファス マスとして化合物7
を7.3g(定量的収率)得た。
【0055】 元素分析値 C21H24O11として 計算値 C 55.75 H 5.35 実測値 C 55.66 H 5.25 〔α〕D+113.1°(c 1.2;CHCl3) IR(KBr) 3440 (OH) 1750,1720,1260および1230cm −1
(エステル)
(エステル)
【0056】
【実施例7】 メチル(4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−
O−レブリノイル−α−D−グルコピラノシルトリクロ
ロアセトイミデート)ウロネート(化合物8)の合成 化合物7(5.0g,11.1 mol)をジクロロメ
タン(50ml)およびトリクロロアセトニトリル(1
1ml)に溶かした溶液に、0℃で1,8−ジアザビシ
クロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU)
(0.30g)を加え、この混合物を0℃で2時 間攪
拌し、そのままシリカゲル(300g)でカラムクロマ
トラフィーに付し(1:1 エチルアセテート:ヘキサ
ン溶離)化合物8を無定形マスとして6.2g(収率9
5%)得た。
O−レブリノイル−α−D−グルコピラノシルトリクロ
ロアセトイミデート)ウロネート(化合物8)の合成 化合物7(5.0g,11.1 mol)をジクロロメ
タン(50ml)およびトリクロロアセトニトリル(1
1ml)に溶かした溶液に、0℃で1,8−ジアザビシ
クロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU)
(0.30g)を加え、この混合物を0℃で2時 間攪
拌し、そのままシリカゲル(300g)でカラムクロマ
トラフィーに付し(1:1 エチルアセテート:ヘキサ
ン溶離)化合物8を無定形マスとして6.2g(収率9
5%)得た。
【0057】 元素分析値 C23H24N1O11Cl3として 計算値 C 46.29 H 4.05 N2.35 実測値 C 46.02 H 3.97 N2.15 〔α〕D+103.9°(c 0.7;CHCl3)
【0058】1H−NMR(CDCl3)δ 2.07
(s,3H,Ac of Levor OAc) 2.14(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.56(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.55(d,1H,J4,5=10.2Hz,H−
5) 5.87(t,1H,J2,3=J3,4=10.2H
z,H−3) 6.78(d,1H,J1,2=3.5Hz,H−1) 7.39−7.99(m,5H,1Ph) 8.64(s,1H,C=NH)
(s,3H,Ac of Levor OAc) 2.14(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.56(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.55(d,1H,J4,5=10.2Hz,H−
5) 5.87(t,1H,J2,3=J3,4=10.2H
z,H−3) 6.78(d,1H,J1,2=3.5Hz,H−1) 7.39−7.99(m,5H,1Ph) 8.64(s,1H,C=NH)
【0059】 IR (KBr) 3320 (NH) 1760,1730,1270および 1220(エス
テル) 760 と 710cm −1 (Ph)
テル) 760 と 710cm −1 (Ph)
【0060】
【実施例8】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシル ウロネート)−(1
→3)−2,4,6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガ
ラクトピラノシド(化合物10)の合成 化合物8(2.3g,3.85mol)をジクロロメタ
ン(10ml)に溶かした溶液に、2−(トリメチルシ
リル)エチル2、4、6−トリ−O−ベンジル−β−D
−ガラクトピラノシド(化合物9、 3.5g,6.3
5m mol)と粉砕モレキュラーシーブ4Å(3.0
g)を加え、この混合物を室温で5時間攪拌した。(混
合物A)
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシル ウロネート)−(1
→3)−2,4,6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガ
ラクトピラノシド(化合物10)の合成 化合物8(2.3g,3.85mol)をジクロロメタ
ン(10ml)に溶かした溶液に、2−(トリメチルシ
リル)エチル2、4、6−トリ−O−ベンジル−β−D
−ガラクトピラノシド(化合物9、 3.5g,6.3
5m mol)と粉砕モレキュラーシーブ4Å(3.0
g)を加え、この混合物を室温で5時間攪拌した。(混
合物A)
【0061】トリメチルシリルトリフルオロメタンスル
フォネート(TMSOTf)(0.85g,3.82m
mol)をジクロロメタン(1ml)に溶かした液を
粉砕モレキュラーシーブ4Å(1.0g)で上記と同様
処理し、次いで混合物Aに0℃で加えた。1時間攪拌
後、この混合物をトリエチルアミンで中和し、濾過し、
残渣をジクロロメタンで洗い、前記の濾液と洗液を合わ
せて濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲル(100g)
でカラムクロマトラフィーに付し(1:2 エチルアセ
テート:ヘキサン溶離)化合物10を無定形マスとして
3.6g(収率化合物8に対して95%)を得た。
フォネート(TMSOTf)(0.85g,3.82m
mol)をジクロロメタン(1ml)に溶かした液を
粉砕モレキュラーシーブ4Å(1.0g)で上記と同様
処理し、次いで混合物Aに0℃で加えた。1時間攪拌
後、この混合物をトリエチルアミンで中和し、濾過し、
残渣をジクロロメタンで洗い、前記の濾液と洗液を合わ
せて濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲル(100g)
でカラムクロマトラフィーに付し(1:2 エチルアセ
テート:ヘキサン溶離)化合物10を無定形マスとして
3.6g(収率化合物8に対して95%)を得た。
【0062】 元素分析値 C53H64O16Si1として 計算値 C 64.62 H 6.55 実測値 C 64.59 H 6.42 〔α〕D−0.6°(c 0.7;CHCl3)
【0063】1H−NMR(CDCl3)δ0.92
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.03(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.09(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.46(m,4H,CH2CH2Ac) 3.72(s,3H,COOMe) 3.85(dd,1H,J2,3=9.7,J3,4=
3.0Hz,H−3 for Gal) 3.94(d,1H,H−4 for Gal) 3.98(d,1H,J4,5=9.8Hz H−5
for Glc A) 4.28(d,1H,J1,2=7.5 Hz,H−1
for Gal) 5.23(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1f
or GlcA) 5.31(t,1H,J3,4=9.8Hz H−4f
or Glc A) 7.19−7.90(m,20H,4Ph)
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 2.03(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.09(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.46(m,4H,CH2CH2Ac) 3.72(s,3H,COOMe) 3.85(dd,1H,J2,3=9.7,J3,4=
3.0Hz,H−3 for Gal) 3.94(d,1H,H−4 for Gal) 3.98(d,1H,J4,5=9.8Hz H−5
for Glc A) 4.28(d,1H,J1,2=7.5 Hz,H−1
for Gal) 5.23(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1f
or GlcA) 5.31(t,1H,J3,4=9.8Hz H−4f
or Glc A) 7.19−7.90(m,20H,4Ph)
【0064】IR (KBr) 1760,172
0,1270および1230(エステル) 860と840 (TMS) 770,740,710cm −1(Ph)
0,1270および1230(エステル) 860と840 (TMS) 770,740,710cm −1(Ph)
【0065】
【実施例9】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシル ウロネート)−(1
→3)−2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−
ガラクトピラノシド(化合物11)の合成 化合物10(9.5g,9.64mol)をメタノール
(100ml)とエチルアセテート(50ml)に溶か
した溶液を、10% Pd−C(3.0g)の存在下に
室温で24時間水素添加し、次に濾過、濃縮した。残渣
をベンゾイルクロライド(5.1g,36.3mol)
−ピリジン(30ml)を用い室温で一夜処理してベン
ゾイル化し、このものををシリカゲル(500g)でカ
ラムクロマトラフィーに付し(1:1エチルアセテー
ト:ヘキサン溶離)化合物11を結晶として8.1g
(収率82%)を得た。
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシル ウロネート)−(1
→3)−2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−
ガラクトピラノシド(化合物11)の合成 化合物10(9.5g,9.64mol)をメタノール
(100ml)とエチルアセテート(50ml)に溶か
した溶液を、10% Pd−C(3.0g)の存在下に
室温で24時間水素添加し、次に濾過、濃縮した。残渣
をベンゾイルクロライド(5.1g,36.3mol)
−ピリジン(30ml)を用い室温で一夜処理してベン
ゾイル化し、このものををシリカゲル(500g)でカ
ラムクロマトラフィーに付し(1:1エチルアセテー
ト:ヘキサン溶離)化合物11を結晶として8.1g
(収率82%)を得た。
【0066】 元素分析値 C53H58O19Si1として 計算値 C 61.98 H 5.69 実測値 C 61.69 H 5.46 M.P.118.5〜120.5℃ 〔α〕D+36.2°(c 0.4;CHCl3)
【0067】1H−NMR(CDCl3)δ 0.79
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.97(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.02(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.31(m,4H,CH2CH2Ac) 3.68(s,3H,COOMe) 4.02(d,1H,J4,5=9.8Hz,H−5
for Glc A) 4.28(dd,1H,J2,3=10.0,J3,4
=3.4Hz,H−3 for Gal) 4.61(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
for Gal),4.88(d,1H,J1,2=
7.3Hz,H−1 for Glc A) 5.06(dd,1H,J2,3=9.2Hz,H−2
for GlcA) 5.56 (dd,1H,H−2 for Gal) 5.85 (d,1H,H−4 for Gal) 7.17−8.11(m,20H,4Ph)
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.97(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.02(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.31(m,4H,CH2CH2Ac) 3.68(s,3H,COOMe) 4.02(d,1H,J4,5=9.8Hz,H−5
for Glc A) 4.28(dd,1H,J2,3=10.0,J3,4
=3.4Hz,H−3 for Gal) 4.61(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
for Gal),4.88(d,1H,J1,2=
7.3Hz,H−1 for Glc A) 5.06(dd,1H,J2,3=9.2Hz,H−2
for GlcA) 5.56 (dd,1H,H−2 for Gal) 5.85 (d,1H,H−4 for Gal) 7.17−8.11(m,20H,4Ph)
【0068】 IR(KBr) 1730,1270(エステル) 860,840 (TMS) 770, 710cm −1(Ph)
【0069】
【実施例10】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシル
ウロネート)−(1→3)−2,4,6−トリ−O−ベ
ンゾイル−D−ガラクトピラノーズ(化合物12)の合
成 化合物11(5.1g,4.97mol)をジクロロメ
タン(60ml)に溶かした溶液にトリフルオロ酢酸
(10.0ml)を0℃で加え、この混合物を室温で2
時間攪拌し、濃縮した。シリカゲル(200g)でカラ
ムクロマトラフィーに付し(1:1 エチルアセテー
ト:ヘキサン溶離)化合物12を無定形マスとして4.
6g(収率定量的)を得た。
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシル
ウロネート)−(1→3)−2,4,6−トリ−O−ベ
ンゾイル−D−ガラクトピラノーズ(化合物12)の合
成 化合物11(5.1g,4.97mol)をジクロロメ
タン(60ml)に溶かした溶液にトリフルオロ酢酸
(10.0ml)を0℃で加え、この混合物を室温で2
時間攪拌し、濃縮した。シリカゲル(200g)でカラ
ムクロマトラフィーに付し(1:1 エチルアセテー
ト:ヘキサン溶離)化合物12を無定形マスとして4.
6g(収率定量的)を得た。
【0070】 元素分析値 C48H46O19として 計算値 C 62.20 H 5.00 実測値 C 61.97 H 4.74 〔α〕D+72.0°(c 0.5;CHCl3) IR(KBr) 3480 (OH) 1730,1270(エステル) 710,690cm −1(Ph)
【0071】
【実施例11】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシル
ウロネート)−(1→3)−2,4,6−トリ−O−ベ
ンゾイル−α−D−ガラクトピラノシル トリクロロア
セトイミド(化合物13)の合成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシル
ウロネート)−(1→3)−2,4,6−トリ−O−ベ
ンゾイル−α−D−ガラクトピラノシル トリクロロア
セトイミド(化合物13)の合成
【0072】化合物12(2.5g,3.13mol)
をジクロロメタン(30ml)とトリクロロアセトニト
リル(5ml)に溶かした溶液に、1、8−ジアザビシ
クロ[4.3.0]ウンデセ−7−エン(DBU)(5
0mg)を0℃で加え、この混合物を0℃で2時間攪拌
し、そのままシリカゲル(100g)でカラムクロマト
ラフィーに付し(2:3 エチルアセテート:ヘキサン
溶離)化合物13を無定形マスとして2.7g(収率9
3%)を得た。
をジクロロメタン(30ml)とトリクロロアセトニト
リル(5ml)に溶かした溶液に、1、8−ジアザビシ
クロ[4.3.0]ウンデセ−7−エン(DBU)(5
0mg)を0℃で加え、この混合物を0℃で2時間攪拌
し、そのままシリカゲル(100g)でカラムクロマト
ラフィーに付し(2:3 エチルアセテート:ヘキサン
溶離)化合物13を無定形マスとして2.7g(収率9
3%)を得た。
【0073】 元素分析値 C50H46N1O19Cl3として 計算値 C 56.06 H 4.33 N 1.31 実測値 C 56.03 H 4.07 N 1.02 〔α〕D+79.0°(c 0.9;CHCl3)
【0074】1H−NMR(CDCl3)δ1.98
(s,3H,Ac of Lev or OAc) 2.05(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.75(s,3H,COOMe) 4.15(d,1H,J4,5=9.2Hz,H−5
for Glc A) 5.03(d,1H,J1,2=7.0Hz,H−1
for Glc A) 5.71(dd,1H,J2,3=10.2Hz.H−
2for Gal) 6.02(d,1H,J3,4=3.1Hz,H−4
for Gal) 6.73(d,1H,J1,2=3.7Hz,H−1
for Glc A) 7.09−8.10(m,20H,4Ph) 8.47(s,1H,C=NH)
(s,3H,Ac of Lev or OAc) 2.05(s,3H,Ac of Lev or OA
c) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.75(s,3H,COOMe) 4.15(d,1H,J4,5=9.2Hz,H−5
for Glc A) 5.03(d,1H,J1,2=7.0Hz,H−1
for Glc A) 5.71(dd,1H,J2,3=10.2Hz.H−
2for Gal) 6.02(d,1H,J3,4=3.1Hz,H−4
for Gal) 6.73(d,1H,J1,2=3.7Hz,H−1
for Glc A) 7.09−8.10(m,20H,4Ph) 8.47(s,1H,C=NH)
【0075】IR(KBr) 3340 (NH) 1730,1270(エステル) 760,710,690cm −1(Ph)
【0076】
【実施例12】 2−(トリメチルシリル)エチル 4−O−アセチル−
3、6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−2−フタル
イミド−β−D−グルコピラノシド(化合物15)の合
成 2−(トリメチルシリル)エチル3、6−ジ−O−ベン
ジル−2−デオキシ−2−フタルイミド−β−D−グル
コピラノシド(化合物14)(8.0g,13.6mm
ol)をピリジン(40ml)に溶かした溶液に、0℃
で無水酢酸(10ml)を加え、この混合物を室温で5
時間攪拌し、濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲル(2
00g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:2 エ
チルアセテート:ヘキサン溶離)化合物15の結晶を
8.6g(収率定量的)得た。
3、6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−2−フタル
イミド−β−D−グルコピラノシド(化合物15)の合
成 2−(トリメチルシリル)エチル3、6−ジ−O−ベン
ジル−2−デオキシ−2−フタルイミド−β−D−グル
コピラノシド(化合物14)(8.0g,13.6mm
ol)をピリジン(40ml)に溶かした溶液に、0℃
で無水酢酸(10ml)を加え、この混合物を室温で5
時間攪拌し、濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲル(2
00g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:2 エ
チルアセテート:ヘキサン溶離)化合物15の結晶を
8.6g(収率定量的)得た。
【0077】元素分析値 C35H41N1O8Si1
として 計算値 C 66.54 H 6.54 N 2.22 実測値 C 66.48 H 6.30 N 2.04 M.P.87.5〜89.0℃ 〔α〕D+54.2°(c 0.7;CHCl3)
として 計算値 C 66.54 H 6.54 N 2.22 実測値 C 66.48 H 6.30 N 2.04 M.P.87.5〜89.0℃ 〔α〕D+54.2°(c 0.7;CHCl3)
【0078】1H−NMR(CDCl3)δ 0.77
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.95(s,3H,AcO) 4.24(d,1H,J1,2=8.3Hz,J2,3
=10.8Hz,H−2) 4.42(dd,1H,J3,4=9.0Hz.H−
3) 5.14(dd,1H,J4,5=9.7Hz,H−
4) 5.17(d,1H,H−1) 6.87−7.68(m,14H,2Ph,phtha
loyl−H)
(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.95(s,3H,AcO) 4.24(d,1H,J1,2=8.3Hz,J2,3
=10.8Hz,H−2) 4.42(dd,1H,J3,4=9.0Hz.H−
3) 5.14(dd,1H,J4,5=9.7Hz,H−
4) 5.17(d,1H,H−1) 6.87−7.68(m,14H,2Ph,phtha
loyl−H)
【0079】 IR(KBr) 1750,1230(エステル) 1720 (イミド) 860、840 (TMS) 740, 720,700cm −1(Ph)
【0080】
【実施例13】 4−O−アセチル−3、6−ジ−O−ベンジル−2−デ
オキシ−2−フタルイミド−D−グルコピラノーゼ(化
合物16)の合成 化合物15(8.5g,13.5mmol)をジクロロ
メタン(80ml)に溶かした溶液に、0℃でトリフル
オロ酢酸(15ml)を加え、この混合物を室温で2時
間攪拌し、濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲル(20
0g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:1 エチ
ルアセテート:ヘキサン溶離)化合物16(シロップ
状)を7.1g(収率定量的)得た。
オキシ−2−フタルイミド−D−グルコピラノーゼ(化
合物16)の合成 化合物15(8.5g,13.5mmol)をジクロロ
メタン(80ml)に溶かした溶液に、0℃でトリフル
オロ酢酸(15ml)を加え、この混合物を室温で2時
間攪拌し、濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲル(20
0g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:1 エチ
ルアセテート:ヘキサン溶離)化合物16(シロップ
状)を7.1g(収率定量的)得た。
【0081】 元素分析値 C30H29N1O8として 計算値 C 67.79 H 5.50 N 2.64 実測値 C 67.70 H 5.21 N2.36 〔α〕D+64.9゜(c 0.5;CHCl3)
【0082】 IR(KBr) 3470 (OH) 1750,1230(エステル) 1720 (イミド) 740,720,700cm −1(Ph)
【0083】
【実施例14】 4−O−アセチル−3、6−ジ−O−ベンジル−2−デ
オキシ−2−フタルイミド−α−D−グルコピラノシル
トリクロロアセトイミデート(化合物17)の合成 化合物16(6.9g,13.0mmol)をジクロロ
メタン(70ml)およびトリクロロアセトニトリル
(12ml)に溶かした溶液に、0℃でDBU(0.2
g)を加え、この混合物を0℃で1時間攪拌し、そのま
まシリカゲル(200g)でカラムクロマトラフィーに
付し(1:1 エチルアセテート:ヘキサン溶離)無定
形の化合物17を7.9g(収率90%)得た。
オキシ−2−フタルイミド−α−D−グルコピラノシル
トリクロロアセトイミデート(化合物17)の合成 化合物16(6.9g,13.0mmol)をジクロロ
メタン(70ml)およびトリクロロアセトニトリル
(12ml)に溶かした溶液に、0℃でDBU(0.2
g)を加え、この混合物を0℃で1時間攪拌し、そのま
まシリカゲル(200g)でカラムクロマトラフィーに
付し(1:1 エチルアセテート:ヘキサン溶離)無定
形の化合物17を7.9g(収率90%)得た。
【0084】 元素分析値 C32H29N2O8Cl3として 計算値 C 56.86 H 4.32 N 4.14 実測値 C 56.76 H 4.28 N 4.01
【0085】1H−NMR(CDCl3) δ 1.9
5(s,3H,AcO) 4.14(dd,1H,H−3) 5.25(m,1H,H−4) 6.43(d,1H,H−1) 8.59(s,1H,C=NH)
5(s,3H,AcO) 4.14(dd,1H,H−3) 5.25(m,1H,H−4) 6.43(d,1H,H−1) 8.59(s,1H,C=NH)
【0086】 IR(KBr) 3340 (NH) 1750,1230 (エステル) 1720 (イミド) 740,720,700cm −1(Ph)
【0087】
【実施例15】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(4−O−アセ
チル−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−2−
フタルイミド−β−D−グルコピラノシル)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンジル−β−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(2,3,6−
トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラノシド(化合
物19)の合成
チル−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−2−
フタルイミド−β−D−グルコピラノシル)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンジル−β−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(2,3,6−
トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラノシド(化合
物19)の合成
【0088】化合物17(5.0g,7.40mmol
をジクロロメタン(20ml)に溶かした溶液に、2−
(トリメチルシリル)エチルO−(2,4,6−トリ−
O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−2,3,6−トリ−O−ベンジル−β−D−グル
コピラノシド(化合物18)(14.5g,14.7m
mol)および粉砕モレキュラーシーブ4Å(5.0
g)を加え、この混合物を室温で5時間攪拌した(混合
物A)。
をジクロロメタン(20ml)に溶かした溶液に、2−
(トリメチルシリル)エチルO−(2,4,6−トリ−
O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−2,3,6−トリ−O−ベンジル−β−D−グル
コピラノシド(化合物18)(14.5g,14.7m
mol)および粉砕モレキュラーシーブ4Å(5.0
g)を加え、この混合物を室温で5時間攪拌した(混合
物A)。
【0089】TMSOTf(0.5g,2.25mmo
l)をジクロロメタン(1ml)に溶かした溶液を前述
の如く粉砕モレキュラーシーブ4Å(0.69g)で処
理し、これを−5℃で混合物Aに加えた。10℃で1時
間攪拌後、この混合物をトリエチルアミンで中和し濾過
した。残渣はジクロロメタンで洗った。濾液と洗液を合
わせ濃縮し、この濃縮残渣をシリカゲル(500g)で
カラムクロマトラフィーに付し(1:2 エチルアセテ
ート:ヘキサン溶離)化合物19(シロップ状)を1
0.3g(収率化合物17に基づき93%)得た。
l)をジクロロメタン(1ml)に溶かした溶液を前述
の如く粉砕モレキュラーシーブ4Å(0.69g)で処
理し、これを−5℃で混合物Aに加えた。10℃で1時
間攪拌後、この混合物をトリエチルアミンで中和し濾過
した。残渣はジクロロメタンで洗った。濾液と洗液を合
わせ濃縮し、この濃縮残渣をシリカゲル(500g)で
カラムクロマトラフィーに付し(1:2 エチルアセテ
ート:ヘキサン溶離)化合物19(シロップ状)を1
0.3g(収率化合物17に基づき93%)得た。
【0090】 元素分析値 C89H97N1O18Si1として 計算値 C 71.42 H 6.53 N 0.94 実測値 C 71.35 H 6.44 N 0.75 〔α〕D+ 7.4゜(c 0.8;CHCl3)
【0091】1H−NMR(CDCl3) δ 0.9
7(m,2H,Me3SiCH2CH2 1.96(s,3H,AcO) 5.12(dd,1H,H−4 for Glc N) 5.38(d,1H,J1,2=8.4Hz,H−1
for Glc N) 6.88−7.28(m,44H,8Ph,phtha
loyl−H)
7(m,2H,Me3SiCH2CH2 1.96(s,3H,AcO) 5.12(dd,1H,H−4 for Glc N) 5.38(d,1H,J1,2=8.4Hz,H−1
for Glc N) 6.88−7.28(m,44H,8Ph,phtha
loyl−H)
【0092】 IR(film) 1770,1270(エステル) 1720 (イミド) 740,720,700cm −1(Ph)
【0093】
【実施例16】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(2−アセトア
ミド−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−β−
D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,
6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−ベンジル
−β−D−グルコピラノシド(化合物20)の合成
ミド−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−β−
D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,
6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−ベンジル
−β−D−グルコピラノシド(化合物20)の合成
【0094】化合物19(10.0g,6.7mmol
をメタノール(150ml)に溶かした溶液をナトリウ
ムメトキシド(300mg)と共に室温で3時間攪拌し
た。この混合物をアンバーライト IR−120
(H+)樹脂で処理し、濃縮した。この残渣を水性95
%エタノール(80ml)に溶かし、4時間加熱還流さ
せた。沈殿物を濾取しエタノールで洗った。この洗液と
沈殿物濾取の際の濾液とを合わせ、濃縮し、その残渣を
無水酢酸(5ml)をメタノール(80ml)に加えた
もので室温にて1時間処理し、この混合物にピリジン
(10ml)を加え、濃縮した。漬縮残渣をジクロロメ
タン(300ml)に溶かし、2M 塩酸、水、M炭酸
ナトリウムで順次洗い、乾燥(Na2SO4)し、濃縮
した。濃縮残渣をシリカゲル(400g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(2:3 エチルアセテート:ヘキ
サン溶離)化合物20(シロップ状)を7.7g(収率
84%)得た。
をメタノール(150ml)に溶かした溶液をナトリウ
ムメトキシド(300mg)と共に室温で3時間攪拌し
た。この混合物をアンバーライト IR−120
(H+)樹脂で処理し、濃縮した。この残渣を水性95
%エタノール(80ml)に溶かし、4時間加熱還流さ
せた。沈殿物を濾取しエタノールで洗った。この洗液と
沈殿物濾取の際の濾液とを合わせ、濃縮し、その残渣を
無水酢酸(5ml)をメタノール(80ml)に加えた
もので室温にて1時間処理し、この混合物にピリジン
(10ml)を加え、濃縮した。漬縮残渣をジクロロメ
タン(300ml)に溶かし、2M 塩酸、水、M炭酸
ナトリウムで順次洗い、乾燥(Na2SO4)し、濃縮
した。濃縮残渣をシリカゲル(400g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(2:3 エチルアセテート:ヘキ
サン溶離)化合物20(シロップ状)を7.7g(収率
84%)得た。
【0095】 元素分析値 C81H95N1O16Si1として 計算値 C 71.18 H 7.01 N 1.02 実測値 C 70.97 H 6.96 N 0.83 (α〕D− 6.8゜(c 1.2;CHCl3)
【0096】1H−NMR(CDCl3) δ 1.0
2(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.47(s,3H,AcN) 7.12−7.33(m 40H,8Ph)
2(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.47(s,3H,AcN) 7.12−7.33(m 40H,8Ph)
【0097】 IR(film) 3410 (OH and N
H) 1640,1540 (アミド) 860、840(TMS) 740 700cm −1(Ph)
H) 1640,1540 (アミド) 860、840(TMS) 740 700cm −1(Ph)
【0098】
【実施例17】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル)−3−O−レブリ
ノイル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1
→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−
アセトアミド−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−
ベンジル−β−D−グルコピラノシド(化合物21)の
合成
O−アセチル−2−O−ベンゾイル)−3−O−レブリ
ノイル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1
→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−
アセトアミド−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−(2,3,6−トリ−O−
ベンジル−β−D−グルコピラノシド(化合物21)の
合成
【0099】化合物13(2.4g,2.24mmo
l)をジクロロメタン(12ml)に溶かした溶液に、
化合物20(6.0g,4.40mmol)と粉砕モレ
キュラーシーブ4Å(2.5g)を加え、この混合物を
室温で5時間攪拌した(混合物A)。
l)をジクロロメタン(12ml)に溶かした溶液に、
化合物20(6.0g,4.40mmol)と粉砕モレ
キュラーシーブ4Å(2.5g)を加え、この混合物を
室温で5時間攪拌した(混合物A)。
【0100】TMSOTf(75mg,0.34mmo
l)をジクロロメタン(1ml)に溶かし、上述の如く
粉砕モレキュラーシーブ4Å(0.5g)で処理し、次
いで室温で前記の混合物Aに加えた。室温で一夜攪拌
し、混合物をトリエチルアミンで中和し、濾過した。濾
取物をジクロロメタンで洗った。前記濾過時の濾液と洗
液を合わせ、濃縮し、濃縮残渣をシリカゲル(300
g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:1エチルア
セテート:ヘキサン溶離)化合物21を4.8g得(化
合物13に基づいて収率94%)、また化合物20を
2.8g(47%)回収した。
l)をジクロロメタン(1ml)に溶かし、上述の如く
粉砕モレキュラーシーブ4Å(0.5g)で処理し、次
いで室温で前記の混合物Aに加えた。室温で一夜攪拌
し、混合物をトリエチルアミンで中和し、濾過した。濾
取物をジクロロメタンで洗った。前記濾過時の濾液と洗
液を合わせ、濃縮し、濃縮残渣をシリカゲル(300
g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:1エチルア
セテート:ヘキサン溶離)化合物21を4.8g得(化
合物13に基づいて収率94%)、また化合物20を
2.8g(47%)回収した。
【0101】 元素分析値 C129H139N1O34Si1として 計算値 C 68.09 H 6.16 N 0.62 実測値 C 67.86 H 6.04 N 0.54 〔α〕D+ 3.2゜(c 0.4;CHCl3)
【0102】1H−NMR(CDCl3) δ 1.0
1(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.67(s,3H,AcN) 1.97(s,3H,AcO or Ac of Le
v) 2.04(s,3H,AcO or Ac of Le
v)) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 7.01−8.06(m,60H,12Ph)
1(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.67(s,3H,AcN) 1.97(s,3H,AcO or Ac of Le
v) 2.04(s,3H,AcO or Ac of Le
v)) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 7.01−8.06(m,60H,12Ph)
【0103】IR(film) 3400 (NH) 1730,1270(エステル) 1680、1590(アミド) 740,710、700cm −1(Ph)
【0104】
【実施例18】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル)−3−O−レブリ
ノイル−β−D−グルコピラノシルウロネ−ト)−(1
→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−
アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−(2,3,’6−トリ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシド(化合物22)
の合成
O−アセチル−2−O−ベンゾイル)−3−O−レブリ
ノイル−β−D−グルコピラノシルウロネ−ト)−(1
→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−
アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−(2,3,’6−トリ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシド(化合物22)
の合成
【0105】化合物21(4.5g,2.0 mmo
l)をメタノール(50ml)とエチルアセテート(5
0ml)の混液に溶かした溶液を10%Pd−C(2.
0g)の存在下、室温で30時間水素添加し、次いで濾
過し、濾液を濃縮した。濃縮残渣を無水酢酸(20m
l)−ピリジン(40ml)で室温にて20時間処理し
てアセチル化し、濃縮した。生成物をシリカゲル(35
0g)でカラムクロマトラフィーに付し(4:1 エチ
ルアセテート:ヘキサン溶離)化合物22を針状結晶と
して3.7得た(収率定量的)
l)をメタノール(50ml)とエチルアセテート(5
0ml)の混液に溶かした溶液を10%Pd−C(2.
0g)の存在下、室温で30時間水素添加し、次いで濾
過し、濾液を濃縮した。濃縮残渣を無水酢酸(20m
l)−ピリジン(40ml)で室温にて20時間処理し
てアセチル化し、濃縮した。生成物をシリカゲル(35
0g)でカラムクロマトラフィーに付し(4:1 エチ
ルアセテート:ヘキサン溶離)化合物22を針状結晶と
して3.7得た(収率定量的)
【0106】 元素分析値 C89H107N1O42Si1として 計算値 C 56.53 H 5.70 N 0.74 実測値 C 56.50 H 5.52 N 0.70 〔α〕D+12.5゜(c 0.5;CHCl3)
【0107】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.77(s,3H,AcN) 1.84−2.09(10s,30H,9AcO, A
c of Lev) 2.33(m,4H,CH2CH2Ac) 3.71(s,3H,COOMe) 4.27,4.45,4.51(3d,3H,J1,2
=7.9Hz,H−1a or 1b or 1d) 4.64(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
e) 5.50(dd,1H,J2,3=10.0Hz,H−
2d) 5.86(d,1H,J3,4=3.2Hz,H−4
d) 7.15−8.10(m,20H,4Ph)
8(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.77(s,3H,AcN) 1.84−2.09(10s,30H,9AcO, A
c of Lev) 2.33(m,4H,CH2CH2Ac) 3.71(s,3H,COOMe) 4.27,4.45,4.51(3d,3H,J1,2
=7.9Hz,H−1a or 1b or 1d) 4.64(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
e) 5.50(dd,1H,J2,3=10.0Hz,H−
2d) 5.86(d,1H,J3,4=3.2Hz,H−4
d) 7.15−8.10(m,20H,4Ph)
【0108】IR(film) 3390 (NH) 1750,1230cm −1(エステル)
【0109】
【実施例19】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイ
ル)−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシ
ルウロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ
−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O
−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセ
チル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノーゼ(化合物23)の合成
ル)−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシ
ルウロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ
−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O
−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセ
チル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノーゼ(化合物23)の合成
【0110】化合物22(3.3g,1.74mmo
l)をジクロロメタン(25ml)に溶かした溶液に、
0℃でトリフルオロ酢酸(8ml)を加え、この混合物
を室温で1.5時間攪拌し、濃縮した。濃縮残渣をシリ
カゲル(200g)でカラムクロマトラフィーに付し
(エチルアセテート溶離)化合物23(シロップ状)を
3.0g得た(収率96%)
l)をジクロロメタン(25ml)に溶かした溶液に、
0℃でトリフルオロ酢酸(8ml)を加え、この混合物
を室温で1.5時間攪拌し、濃縮した。濃縮残渣をシリ
カゲル(200g)でカラムクロマトラフィーに付し
(エチルアセテート溶離)化合物23(シロップ状)を
3.0g得た(収率96%)
【0111】 元素分析値 C84H95N1O42 として 計算値 C 56.34 H 5.35 N 0.78 実測値 C 56.10 H 5.13 N 0.70 (α〕D +31.6゜(c 0.4;CHCl3)
【0112】IR(film) 3380 (OH,
NH) 1750,1230cm −1(エステル)
NH) 1750,1230cm −1(エステル)
【0113】
【実施例20】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセ
チル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−
β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(2,
3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラシル
トリクロロアセトイミデート(化合物24)の合成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセ
チル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−
β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(2,
3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラシル
トリクロロアセトイミデート(化合物24)の合成
【0114】化合物23(1.5g,0.85mmo
l)をジクロロメタン(30ml)及びトリクロロアセ
トニトリル(3ml)に溶かした溶液に、−10℃でD
BU(25ml)を加え、この混合物を0℃で4時間攪
拌し、これを直接シリカゲル(300g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(エチルアセテートヘキサン4:1
で溶離)無定形の化合物24を1.5g得た(収率94
%)
l)をジクロロメタン(30ml)及びトリクロロアセ
トニトリル(3ml)に溶かした溶液に、−10℃でD
BU(25ml)を加え、この混合物を0℃で4時間攪
拌し、これを直接シリカゲル(300g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(エチルアセテートヘキサン4:1
で溶離)無定形の化合物24を1.5g得た(収率94
%)
【0115】 元素分析値 C86H95N2O42Cl3として 計算値 C 53.38 H 4.95 N 1.45 実測値 C 53.24 H 4.75 N 1.29 〔α〕D+41.3゜(c 1.7;CHCl3)
【0116】1H−NMR(CDCl3) δ 1.7
6(s,3H,AcN) 1.84−2.09(10s,30H,9AcO,Ac
of Lev) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.01(d,1H,J4,5=9.8Hz,H−5
e) 4.31(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1b
orH−1d) 4.52(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1b
or1d) 4.65(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
e) 5.03(dd,1H,J1,2=3.8Hz,J
2,3=1.2Hz,H−2a) 6.46(d,1H,H−1a) 7.15−8.10(m,20H,4Ph) 8.64(s,1H,C=NH)
6(s,3H,AcN) 1.84−2.09(10s,30H,9AcO,Ac
of Lev) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.01(d,1H,J4,5=9.8Hz,H−5
e) 4.31(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1b
orH−1d) 4.52(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1b
or1d) 4.65(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
e) 5.03(dd,1H,J1,2=3.8Hz,J
2,3=1.2Hz,H−2a) 6.46(d,1H,H−1a) 7.15−8.10(m,20H,4Ph) 8.64(s,1H,C=NH)
【0117】 IR (film) 3350 (OH,NH) 1750,1220 (エステル) 1680,1540(アミド) 760,710cm −1(Ph)
【0118】
【実施例21】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセ
チル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−
β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(2,
3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−2−アチド
−3−O−ベンゾイル−4−オクタデセン−1,3−ジ
オール(化合物25)の合成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセ
チル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−
β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(2,
3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−2−アチド
−3−O−ベンゾイル−4−オクタデセン−1,3−ジ
オール(化合物25)の合成
【0119】化合物24(1.0g,0.52mmo
l)と(2S,3R,4E)−2−アチド−3−O−ベ
ンゾイル−4−オクタデセン−1,3−ジオール(0.
47g,1.09mmol)をジクロロメタン(10m
l)に溶かした溶液に、粉砕モレキュラーシーブ4Å
(AW−300,1.5g)を加え、室温で5時間攪拌
し、次いで0℃に冷却した。ボロントリフルオライドエ
ーテレート(0.25g)を加え、この混合物を0℃で
7時間攪拌し、濾過した。不溶物をジクロロメタンで洗
った。濾液と洗液を合わせ、1M 重炭酸ナトリウム液
および水で洗い、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濃縮し
た。この濃縮残渣をシリカゲル(100g)でカラムク
ロマトラフィーに付し(40:1 ジクロロメタン−メ
タノールで溶離)無定形の化合物25を0.82g得た
(収率72%)
l)と(2S,3R,4E)−2−アチド−3−O−ベ
ンゾイル−4−オクタデセン−1,3−ジオール(0.
47g,1.09mmol)をジクロロメタン(10m
l)に溶かした溶液に、粉砕モレキュラーシーブ4Å
(AW−300,1.5g)を加え、室温で5時間攪拌
し、次いで0℃に冷却した。ボロントリフルオライドエ
ーテレート(0.25g)を加え、この混合物を0℃で
7時間攪拌し、濾過した。不溶物をジクロロメタンで洗
った。濾液と洗液を合わせ、1M 重炭酸ナトリウム液
および水で洗い、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濃縮し
た。この濃縮残渣をシリカゲル(100g)でカラムク
ロマトラフィーに付し(40:1 ジクロロメタン−メ
タノールで溶離)無定形の化合物25を0.82g得た
(収率72%)
【0120】 元素分析値 C109H132N4O44として 計算値 C 59.45 H 6.04 N 2.54 実測値 C 59.30 H 5.75 N 2.35 〔α〕D+ 6.0゜(c 0.8;CHCl3)
【0121】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,3H,JMe,CH2=6.6Hz,MeCH
2) 1.23(s,22H,11CH2) 1.70(s,3H,AcN) 1.84−2.07(10s,30H,9AcO, A
c ofLev) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.65(s,3H,COOMe) 4.27(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1a
,1b or H−1d) 4.48(d,1H,J1,2=7.5Hz,H−1
a,1b or 1d) 4.51(d,1H,J1,2=7.5Hz,H−1
a,1b or 1d) 4.64(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.1Hz,H−1
e) 5.83(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.15−8.09(m,25H,5Ph)
8(t,3H,JMe,CH2=6.6Hz,MeCH
2) 1.23(s,22H,11CH2) 1.70(s,3H,AcN) 1.84−2.07(10s,30H,9AcO, A
c ofLev) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.65(s,3H,COOMe) 4.27(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1a
,1b or H−1d) 4.48(d,1H,J1,2=7.5Hz,H−1
a,1b or 1d) 4.51(d,1H,J1,2=7.5Hz,H−1
a,1b or 1d) 4.64(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.1Hz,H−1
e) 5.83(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.15−8.09(m,25H,5Ph)
【0122】IR(film) 3380 (NH) 2110 (アチド) 2930,2860 (CH) 1750,1230cm −1(エステル)
【0123】
【実施例22】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセ
チル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−
β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(2,
3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベ
ンゾイル−2−オクタデカンアミド−4−オクタデセン
−1,3−ジオール(化合物26のA、n=17)の合
成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセ
チル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−
β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(2,
3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベ
ンゾイル−2−オクタデカンアミド−4−オクタデセン
−1,3−ジオール(化合物26のA、n=17)の合
成
【0124】化合物25(700mg,0.32mmo
l)を水性80%ピリジン(50ml)に溶かした溶液
に硫化水素を10℃で60時間吹き込んだ。この液を濃
縮し、残渣をオクタデカン酸(270mg,0.95m
mol)と1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC)(240mg
1.25mmol)を乾燥ジクロロメタンに溶かした液
とともに室温で一夜攪拌した。ジクロロメタン(50m
l)を加え、この混合物を水洗し、乾燥し(硫酸ナトリ
ウム)、濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲル(100
g)でカラムクロマトラフィーに付し(40:1 ジク
ロロメタン−メタノールで溶離)無定形の化合物26の
A(n=17)を606mg得た(収率78%)
l)を水性80%ピリジン(50ml)に溶かした溶液
に硫化水素を10℃で60時間吹き込んだ。この液を濃
縮し、残渣をオクタデカン酸(270mg,0.95m
mol)と1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC)(240mg
1.25mmol)を乾燥ジクロロメタンに溶かした液
とともに室温で一夜攪拌した。ジクロロメタン(50m
l)を加え、この混合物を水洗し、乾燥し(硫酸ナトリ
ウム)、濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲル(100
g)でカラムクロマトラフィーに付し(40:1 ジク
ロロメタン−メタノールで溶離)無定形の化合物26の
A(n=17)を606mg得た(収率78%)
【0125】 元素分析値 C127H168N2O45として 計算値 C 62.45 H 6.93 N 1.15 実測値 C 62.19 H 6.85 N 1.11 〔α〕D+14.2゜(c 1.0;CHCl3)
【0126】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.73(s,3H,AcN) 1.84−2.08(10s,30H,9AcO, A
c ofLev) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.65(s,3H,COOMe) 4.41(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.50(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor 1d) 4.64(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
e) 5.74(d,1H,NH−Cer) 5.85 (dt,1H,H−5 for sphin
gosine) 7.15−8.09(m,25H,5Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.73(s,3H,AcN) 1.84−2.08(10s,30H,9AcO, A
c ofLev) 2.32(m,4H,CH2CH2Ac) 3.65(s,3H,COOMe) 4.41(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.50(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor 1d) 4.64(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
e) 5.74(d,1H,NH−Cer) 5.85 (dt,1H,H−5 for sphin
gosine) 7.15−8.09(m,25H,5Ph)
【0127】 IR(film) 3380 (NH) 2930,2860 (CH) 1750,1230 (エステル) 1680,1540cm −1(アミド)
【0128】上記と同様方法で、但しオクタデカン酸
(270mg,0.95mmol)の代わりにテトラコ
サン酸(370mg,1.00mmol)を使用して、
無定形のO−(メチル4−O−アセチル−2−O−ベン
ゾイル−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノ
シルウロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−ト
リ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O
−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセ
チル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−3−
O−ベンゾイル−2−テトラコサンアミド−4−オクタ
デセン−1,3−ジオール(化合物26のB、n=2
3)を570mg得た(収率71%)
(270mg,0.95mmol)の代わりにテトラコ
サン酸(370mg,1.00mmol)を使用して、
無定形のO−(メチル4−O−アセチル−2−O−ベン
ゾイル−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノ
シルウロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−ト
リ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O
−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセ
チル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−3−
O−ベンゾイル−2−テトラコサンアミド−4−オクタ
デセン−1,3−ジオール(化合物26のB、n=2
3)を570mg得た(収率71%)
【0129】 元素分析値 C133H180N2O45として 計算値 C 63.22 H 7.18 N 1.11 実測値 C 63.10 H 7.16 N 0.98 (α〕D +13.8゜(c 1.2;CHCl3)
【0130】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,64H,32CH2) 1.68(s,3H,AcN) 1.84−2.08(10s,30H,9AcO,Ac
ofLev) 2.28(m,4H,CH2CH2Ac) 3.65(s,3H,COOMe) 4.23(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.41(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.50(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
a,1bor 1d) 4.64(d,1H,J1,2=8.0Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
e) 5.73(d,1H,NH−Cer) 5.85 (dt,1H,H−5 for sphin
gosine) 7.14−8.09(m,25H,5Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,64H,32CH2) 1.68(s,3H,AcN) 1.84−2.08(10s,30H,9AcO,Ac
ofLev) 2.28(m,4H,CH2CH2Ac) 3.65(s,3H,COOMe) 4.23(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.41(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.50(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
a,1bor 1d) 4.64(d,1H,J1,2=8.0Hz,H−1
c) 4.82(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
e) 5.73(d,1H,NH−Cer) 5.85 (dt,1H,H−5 for sphin
gosine) 7.14−8.09(m,25H,5Ph)
【0131】 IR (film) 3380 (NH) 2930,2850(CH) 1750,1230 (エステル) 1680,1540cm −1(アミド)
【0132】
【実施例23】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→3)
−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−
ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2=アセト
アミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β
−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,
4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラクトピラノ
シル)一(1→4)−O−(2,3,6−トリ−O−ア
セチル−β−D−グルコピラノシル)−(1→1)−
(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−2−オク
タデカンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオール
(化合物27のA、n=17)の合成
−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→3)
−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−
ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2=アセト
アミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β
−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,
4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラクトピラノ
シル)一(1→4)−O−(2,3,6−トリ−O−ア
セチル−β−D−グルコピラノシル)−(1→1)−
(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−2−オク
タデカンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオール
(化合物27のA、n=17)の合成
【0133】化合物26のA(n=17)(300m
g,0.12mmol)とヒドラジン/酢酸(55m
g,0.60mmol)のエタノール(10ml)溶液
の混合物を室温で1時間攪拌した。ジクロロメタン(5
0ml)を加え、この混合物を1M重炭酸ナトリウムで
ついで水で洗い、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濃縮し
た。この濃縮残渣をシリカゲル(50g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(25:1ジクロロメタン−メタノ
ールで溶離)無定形の化合物27のA(n=17)を2
82mg得た(収率98%)
g,0.12mmol)とヒドラジン/酢酸(55m
g,0.60mmol)のエタノール(10ml)溶液
の混合物を室温で1時間攪拌した。ジクロロメタン(5
0ml)を加え、この混合物を1M重炭酸ナトリウムで
ついで水で洗い、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濃縮し
た。この濃縮残渣をシリカゲル(50g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(25:1ジクロロメタン−メタノ
ールで溶離)無定形の化合物27のA(n=17)を2
82mg得た(収率98%)
【0134】 元素分析値 C122H162N2O43として 計算値 C 62.50 H 6.96 N 1.19 実測値 C 62.20 H 6.91 N 1.16 〔α〕D+ 6.1゜(c 1.5;CHCl3)
【0135】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.61(s,3H,AcN) 1.85−2.08(9s,27H,9AcO) 3.65(s,3H,COOMe) 4.24(d,1H,J1,2=8.0Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.41(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.53(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
a,1bor 1d) 4.67(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 5.74(d,1H,NH−Cer) 5.86(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.18−8.08(m,25H,5Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.61(s,3H,AcN) 1.85−2.08(9s,27H,9AcO) 3.65(s,3H,COOMe) 4.24(d,1H,J1,2=8.0Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.41(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.53(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
a,1bor 1d) 4.67(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 5.74(d,1H,NH−Cer) 5.86(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.18−8.08(m,25H,5Ph)
【0136】 IR (film) 3380 (NH) 2930,2850(CH) 1750,1230 (エステル) 1680,1530cm −1(アミド)
【0137】上記と同様方法で、但し化合物26のA
(n=17)(300mg,0.12mmol)の代わ
りに化合物26のB(n=23)(300mg,0.1
2mmol)を使用して、無定形のO−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−β−D−グルコピ
ラノシルウロネート)−(1→3)−O−(2,4,6
−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,6−
ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラ
ノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−
アセチル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−0−(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4E)
−3−O−ベンゾイル−2−テトラコサンアミド−4−
オクタデセン−1,3−ジオール(化合物27のB、n
=23)を285mg得た(収率、定量的)
(n=17)(300mg,0.12mmol)の代わ
りに化合物26のB(n=23)(300mg,0.1
2mmol)を使用して、無定形のO−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−β−D−グルコピ
ラノシルウロネート)−(1→3)−O−(2,4,6
−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,6−
ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラ
ノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−
アセチル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−0−(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4E)
−3−O−ベンゾイル−2−テトラコサンアミド−4−
オクタデセン−1,3−ジオール(化合物27のB、n
=23)を285mg得た(収率、定量的)
【0138】 元素分析値 C128H174N2O43として 計算値 C 63.30 H 7.22 N 1.15 実測値 C 63.21 H 7.06 N 0.96 〔α〕D +6.2゜(c 0.8;CHCl3)
【0139】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.60(s,3H,AcN) 1.85−2.02(9s,27H,9AcO) 3.65(s,3H,COOMe) 4.24(d,1H,J1,2=8.1Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.41(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.52(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
a,1bor 1d) 4.67(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 5.74(d,1H,NH−Cer) 5.85(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.18−8.08(m,25H,5Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.60(s,3H,AcN) 1.85−2.02(9s,27H,9AcO) 3.65(s,3H,COOMe) 4.24(d,1H,J1,2=8.1Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.41(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1
a,1bor H−1d) 4.52(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
a,1bor 1d) 4.67(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
c) 5.74(d,1H,NH−Cer) 5.85(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.18−8.08(m,25H,5Ph)
【0140】 IR(film) 3390 (NH,OH) 2930,2850(CH) 1750,1230 (エステル) 1680,1530cm −1(アミド)
【0141】
【実施例24】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−スルホ−β−D−グルコピラノシルウロネー
ト)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベン
ゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−
2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,
6一トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)
−(1→1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾ
イル−2−オクタデカンアミド−4−オクタデセン−
1,3−ジオールナトリウム塩(化合物28のA、n=
17)の合成
−3−O−スルホ−β−D−グルコピラノシルウロネー
ト)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベン
ゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−
2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,
6一トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)
−(1→1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾ
イル−2−オクタデカンアミド−4−オクタデセン−
1,3−ジオールナトリウム塩(化合物28のA、n=
17)の合成
【0142】化合物27のA(n=17)(280m
g,0.12mmol)とサルファートリオキサイド−
トリメチルアミンコンプレックス(250mg,1.8
mmol)をDMF(3ml)に溶かした液を40℃で
20時間攪拌し、次いで室温まで冷却した。これを直接
LH−20のカラムに通して吸着させ1:1 ジクロロ
メタン−メタノールで溶離させ、更にDowex−50
X2(Na+)樹脂のカラムを通し吸着させメタノール
で溶離させ無定形の化合物28のA(n=17)を28
3mg得た(収率97%)
g,0.12mmol)とサルファートリオキサイド−
トリメチルアミンコンプレックス(250mg,1.8
mmol)をDMF(3ml)に溶かした液を40℃で
20時間攪拌し、次いで室温まで冷却した。これを直接
LH−20のカラムに通して吸着させ1:1 ジクロロ
メタン−メタノールで溶離させ、更にDowex−50
X2(Na+)樹脂のカラムを通し吸着させメタノール
で溶離させ無定形の化合物28のA(n=17)を28
3mg得た(収率97%)
【0143】 元素分析値 C122H161N2O46S1Na1と
して 計算値 C 59.89 H 6.63 N 1.14 実測値 C 59.63 H 6.52 N 1.04 〔α〕D+11.8゜(c 0.6;CHCl3)
して 計算値 C 59.89 H 6.63 N 1.14 実測値 C 59.63 H 6.52 N 1.04 〔α〕D+11.8゜(c 0.6;CHCl3)
【0144】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
9(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,52H,26CH2) 1.60(s,3H,AcN) 1.81−2.05(9s,27H,9AcO) 3.65(s,3H,COOMe) 5.87(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.09−8.09(m,25H,5Ph)
9(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,52H,26CH2) 1.60(s,3H,AcN) 1.81−2.05(9s,27H,9AcO) 3.65(s,3H,COOMe) 5.87(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.09−8.09(m,25H,5Ph)
【0145】 IR(film) 2930,2860(CH) 1750,1230 (エステル) 1670,1540cm −1(アミド)
【0146】上記と同様方法で、但し化合物27のA
(n=17)(280mg,0.12mmol)の代わ
りに化合物27のB(n=23)(270mg,0.1
1mmol)を使用して、無定形のO−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−スルホ−
β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトア
ミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−
D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,
6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラクトゼラノシ
ル)−(1→4)−O−(2,3,6−トリ−O−アセ
チル−β−D−グルコピラノシル)−(1→1)−(2
S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−2−テトラコ
サンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオールナト
リウム塩(化合物28のB、n=23)を270mg得
た(収率96%)
(n=17)(280mg,0.12mmol)の代わ
りに化合物27のB(n=23)(270mg,0.1
1mmol)を使用して、無定形のO−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−スルホ−
β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトア
ミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−
D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,
6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラクトゼラノシ
ル)−(1→4)−O−(2,3,6−トリ−O−アセ
チル−β−D−グルコピラノシル)−(1→1)−(2
S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−2−テトラコ
サンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオールナト
リウム塩(化合物28のB、n=23)を270mg得
た(収率96%)
【0147】 元素分析値 C128H173N2O46S1Na1
として 計算値 C 60.75 H 6.89 N 1.11 実測値 C 60.70 H 6.78 N 0.85 〔α〕D+ 3.3゜(c 0.7;CHCl3)
として 計算値 C 60.75 H 6.89 N 1.11 実測値 C 60.70 H 6.78 N 0.85 〔α〕D+ 3.3゜(c 0.7;CHCl3)
【0148】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.60(s,3H,AcN) 1.83−2.06(9s,27H,9AcO) 3.67(s,3H,COOMe) 5.85(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.15−8.06(m,25H,5Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.60(s,3H,AcN) 1.83−2.06(9s,27H,9AcO) 3.67(s,3H,COOMe) 5.85(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 7.15−8.06(m,25H,5Ph)
【0149】 IR(film) 2930,2850(CH) 1750,1230 (エステル) 1680,1540cm −1(アミド)
【0150】
【実施例25】 O−(β−D−グルコピラノシルウロン酸)−(1→
3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D
−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(β−D−グル
コピラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−
2−オクタデカンアミド−4−オクタデセン−1,3−
ジオールナトリウム塩(化合物29のA、n=17)の
合成
3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D
−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(β−D−グル
コピラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−
2−オクタデカンアミド−4−オクタデセン−1,3−
ジオールナトリウム塩(化合物29のA、n=17)の
合成
【0151】化合物27のA(n=17)(140m
g,59.7μmol)をTHF(5ml)に溶かした
液に、LiOH・H2O(13mg,0.31mmo
l)を水(1ml)に溶かした液を加え、この混合物を
5℃で3時間攪拌し、次いで30℃で濃縮した。THF
(7ml),メタノール(7ml)およびナトリウムメ
トキシド(10mg)を加え、この混合物を10℃で一
夜攪拌した。セファデックスLH−20のカラムで6:
4:1=CHCl3:CH3OH:H2Oを用い精製し
て化合物29のA(n=17)を52 mg得た(収率
61%)
g,59.7μmol)をTHF(5ml)に溶かした
液に、LiOH・H2O(13mg,0.31mmo
l)を水(1ml)に溶かした液を加え、この混合物を
5℃で3時間攪拌し、次いで30℃で濃縮した。THF
(7ml),メタノール(7ml)およびナトリウムメ
トキシド(10mg)を加え、この混合物を10℃で一
夜攪拌した。セファデックスLH−20のカラムで6:
4:1=CHCl3:CH3OH:H2Oを用い精製し
て化合物29のA(n=17)を52 mg得た(収率
61%)
【0152】1H−NMR(49:1 Me2SO−J
6−D2O,60℃) δ 0.91(t,6H,2MeCH2) 1.29(s,52H,26CH2) 1.80(s,3H,AcN) 5.80(m,1H,H−5 for sphingo
sine)
6−D2O,60℃) δ 0.91(t,6H,2MeCH2) 1.29(s,52H,26CH2) 1.80(s,3H,AcN) 5.80(m,1H,H−5 for sphingo
sine)
【0153】上記と同様方法で、但し化合物27のA
(n=17)(140mg,59.7μmol)の代わ
りに化合物27のB(n=23)(150mg,61.
8 μmol)を使用して、無定形のO−(β−D−グ
ルコピラノシルウロン酸)−(1→3)−O−(β−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセ
トアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)
−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−2−テトラコサンアミ
ド−4−オクタデセン−1,3−ジオールナトリウム塩
(化合物29のB、n=23)を48.7mg得た(収
率52%)
(n=17)(140mg,59.7μmol)の代わ
りに化合物27のB(n=23)(150mg,61.
8 μmol)を使用して、無定形のO−(β−D−グ
ルコピラノシルウロン酸)−(1→3)−O−(β−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセ
トアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)
−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−2−テトラコサンアミ
ド−4−オクタデセン−1,3−ジオールナトリウム塩
(化合物29のB、n=23)を48.7mg得た(収
率52%)
【0154】1H−NMR((49:1 Me2SO−
J6−D2O,60℃) δ 0.90(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.77(s,3H,AcN) 5.82(m,1H,H−5 for sphingo
sine)
J6−D2O,60℃) δ 0.90(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.77(s,3H,AcN) 5.82(m,1H,H−5 for sphingo
sine)
【0155】
【実施例26】 O−(3−O−スルホ−β−D−グルコピラノシルウロ
ン酸)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−2−デオ
キシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(β−D−グルコピラノシル)−(1→1)−(2S,
3R,4E)−2−オクタデカンアミド−4−オクタデ
セン−1,3−ジオール ジナトリウム塩(化合物30
のA、n=17)の合成
ン酸)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−2−デオ
キシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(β−D−グルコピラノシル)−(1→1)−(2S,
3R,4E)−2−オクタデカンアミド−4−オクタデ
セン−1,3−ジオール ジナトリウム塩(化合物30
のA、n=17)の合成
【0156】化合物28のA(n=17)(140m
g,57.2μmol)を実施例25の如く処理して脱
アシル化ならびに鹸化して化合物30のA(n=17)
を67.6mg得た(収率77%)
g,57.2μmol)を実施例25の如く処理して脱
アシル化ならびに鹸化して化合物30のA(n=17)
を67.6mg得た(収率77%)
【0157】1H−NMR(49:1 Me2SO−J
6−D2O,60℃) δ 0.89(t,6H,2MeCH2) 1.28(s,52H,26CH2) 1.80(s,3H,AcN) 5.78(m,1H,H−5 for sphingo
sine)
6−D2O,60℃) δ 0.89(t,6H,2MeCH2) 1.28(s,52H,26CH2) 1.80(s,3H,AcN) 5.78(m,1H,H−5 for sphingo
sine)
【0158】上記と同様方法で、但し化合物28のA
(n=17)(140mg,57.2μmol)の代わ
りに化合物28のB(n=23)(130mg,51.
4μmol)を使用して、O−(3−O−スルホ−β−
D−グルコピラノシルウロン酸)−(1→3)−O−
(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−2−テトラ
コサンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオール
ジナトリウム塩(化合物30のB、n=23)を56.
3mg得た(収率65%)
(n=17)(140mg,57.2μmol)の代わ
りに化合物28のB(n=23)(130mg,51.
4μmol)を使用して、O−(3−O−スルホ−β−
D−グルコピラノシルウロン酸)−(1→3)−O−
(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−2−テトラ
コサンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオール
ジナトリウム塩(化合物30のB、n=23)を56.
3mg得た(収率65%)
【0159】1H−NMR((49:1 Me2SO−
J6−D2O,60℃) δ 0.88(t,6H,2MeCH2) 1.27(s,64H,32CH2) 1.77(s,3H,AcN) 5.81(m,1H,H−5 for sphingo
sine)
J6−D2O,60℃) δ 0.88(t,6H,2MeCH2) 1.27(s,64H,32CH2) 1.77(s,3H,AcN) 5.81(m,1H,H−5 for sphingo
sine)
【0160】
【実施例27】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(4−O−アセ
チル−3,6−ジ−Oベンジル−2−デオキシ−2−フ
タルイミド−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)
−2,4,6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシド(化合物31)の合成
チル−3,6−ジ−Oベンジル−2−デオキシ−2−フ
タルイミド−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)
−2,4,6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシド(化合物31)の合成
【0161】化合物17(4.5g,6.7mmol)
をジクロロメタン(20ml)に溶かした溶液に、2−
(トリメチルシリル)エチル2,4,6−トリ−O−ベ
ンジル−β−D−ガラクトピラノシド(化合物9、7.
8g,143.2mmol)と粉砕モレキュラーシーブ
4Å(4.0g)を加え、この混合物を室温で5時間攪
拌した。(混合物A)
をジクロロメタン(20ml)に溶かした溶液に、2−
(トリメチルシリル)エチル2,4,6−トリ−O−ベ
ンジル−β−D−ガラクトピラノシド(化合物9、7.
8g,143.2mmol)と粉砕モレキュラーシーブ
4Å(4.0g)を加え、この混合物を室温で5時間攪
拌した。(混合物A)
【0162】トリメチルシリルトリフルオロメタンスル
フォネート(TMSOTf)(0.4g,1.8mmo
l)をジクロロメタン(2ml)に溶かした液を粉砕モ
レキュラーシーブ4Å(0.7g)で上記と同様処理
し、次いで混合物Aに−20℃で加えた。−20℃で
0.5時間攪拌後、この混合物をトリエチルアミンで中
和し、濾過し、残渣をジクロロメタンで洗い、前記の濾
液と洗液を合わせて濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲ
ル(300g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:
3.5 エチルアセテート:ヘキサン溶離)化合物31
の結晶を6.7g(収率 化合物17に対して94%)
得た。エタノールから再結晶し針状晶を得た。
フォネート(TMSOTf)(0.4g,1.8mmo
l)をジクロロメタン(2ml)に溶かした液を粉砕モ
レキュラーシーブ4Å(0.7g)で上記と同様処理
し、次いで混合物Aに−20℃で加えた。−20℃で
0.5時間攪拌後、この混合物をトリエチルアミンで中
和し、濾過し、残渣をジクロロメタンで洗い、前記の濾
液と洗液を合わせて濃縮した。この濃縮残渣をシリカゲ
ル(300g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:
3.5 エチルアセテート:ヘキサン溶離)化合物31
の結晶を6.7g(収率 化合物17に対して94%)
得た。エタノールから再結晶し針状晶を得た。
【0163】 元素分析値 C62H69N1O13Si1として 計算値 C 69.97 H 6.53 N 1.32 実測値 C 69.93 H 6.52 N 1.11 M.P. 89.0〜91.0℃ 〔α〕D+ 9.3゜(c 0.6;CHCl3)
【0164】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
1(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.94(s,3H,AcO) 3.94(d,1H,J3,4=3.0 Hz,H−4
for Gal) 4.33(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
forGal) 5.16(dd,1H,J3,4=9.0Hz,J
4,5=9.9Hz,H−4 for GlcN) 5.48(d,1H,J1,2=8.2Hz H−1
forGlc N) 7.17−7.51(m,29H,5Ph,Phath
aloyl−H)
1(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.94(s,3H,AcO) 3.94(d,1H,J3,4=3.0 Hz,H−4
for Gal) 4.33(d,1H,J1,2=7.9Hz,H−1
forGal) 5.16(dd,1H,J3,4=9.0Hz,J
4,5=9.9Hz,H−4 for GlcN) 5.48(d,1H,J1,2=8.2Hz H−1
forGlc N) 7.17−7.51(m,29H,5Ph,Phath
aloyl−H)
【0165】 IR(KBr) 1750,230(エステル) 1720 (イミド) 860 と840 (TMS) 740,720,700cm −1(Ph)
【0166】
【実施例28】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(2−O−アセ
トアミド−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−
β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−2,4,6
−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド
(化合物32)の合成
トアミド−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ−
β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−2,4,6
−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド
(化合物32)の合成
【0167】化合物31(6.5g,6.1mmol)
をメタノール(70ml)に溶かした溶液を、ナトリウ
ムメトキシド(100mg)と共に室温で2時間攪拌し
た。この混合物をアンバーライト IR−120
(H+)樹脂で処理し、濃縮し、その濃縮残渣を水性9
5%エタノール(70ml)に溶かし5時間加熱還流さ
せた。沈殿物を集め、洗液を集めて濃縮した。濃縮残渣
を無水酢酸(5ml)をメタノール(70ml)に加え
た液で室温 で1時間処理し、ピリジン(10ml)を
加えた。混合物を濃縮し、濃縮残渣をジクロロメタン
(250ml)に溶かした液を2M塩酸、水、1M炭酸
ナトリウムで順次洗い、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、
濃縮した。これをシリカゲル(300g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(1:1 エチルアセテート;ヘキ
サン溶離)化合物32の結晶を4.8g(収率85%)
得た。エタノールから再結晶し針状晶を得た。
をメタノール(70ml)に溶かした溶液を、ナトリウ
ムメトキシド(100mg)と共に室温で2時間攪拌し
た。この混合物をアンバーライト IR−120
(H+)樹脂で処理し、濃縮し、その濃縮残渣を水性9
5%エタノール(70ml)に溶かし5時間加熱還流さ
せた。沈殿物を集め、洗液を集めて濃縮した。濃縮残渣
を無水酢酸(5ml)をメタノール(70ml)に加え
た液で室温 で1時間処理し、ピリジン(10ml)を
加えた。混合物を濃縮し、濃縮残渣をジクロロメタン
(250ml)に溶かした液を2M塩酸、水、1M炭酸
ナトリウムで順次洗い、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、
濃縮した。これをシリカゲル(300g)でカラムクロ
マトラフィーに付し(1:1 エチルアセテート;ヘキ
サン溶離)化合物32の結晶を4.8g(収率85%)
得た。エタノールから再結晶し針状晶を得た。
【0168】 元素分析値 C54H67N1O11Si1として 計算値 C69.43 H 7.23 N 1.50 実測値 C69.17 H 7.22 N 1.39 M.P.112.5〜114.0℃ 〔α〕D−15.8゜(c0.4;CHCl3)
【0169】1H−NMR(CDCl3) δ 0.9
9(m,2H,He3SiCH2CH2) 1.52(s,3H,AcN) 7.20−7.36(m,25H,5Ph)
9(m,2H,He3SiCH2CH2) 1.52(s,3H,AcN) 7.20−7.36(m,25H,5Ph)
【0170】 IR(KBr) 3450−3300(NH,OH) 1660,1530(アミド) 860と840(TMS) 740,700cm −1(Ph)
【0171】
【実施例29】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ
−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−2,4,
6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド
(化合物33)の合成
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−ベンジル−2−デオキシ
−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−2,4,
6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド
(化合物33)の合成
【0172】化合物13(2.8g,2.61mmo
l)をジクロロメタン(15ml)に溶かした溶液に、
化合物32(4.2g,4.50mmol)と粉砕モレ
キュラーシーブ4Å(2.3g)を加え、この混合物を
室温で5時間攪拌した(混合物A)。
l)をジクロロメタン(15ml)に溶かした溶液に、
化合物32(4.2g,4.50mmol)と粉砕モレ
キュラーシーブ4Å(2.3g)を加え、この混合物を
室温で5時間攪拌した(混合物A)。
【0173】TMSOTf(87mg,0.39mmo
l)をジクロロメタン(1.5ml)に溶かし、上述の
如く粉砕モレキュラーシーブ4Å(0.5g)で処理
し、次いで−0℃で前記の混合物Aに加えた。室温で一
夜攪拌し、混合物をトリエチルアミンで中和し、濾過し
た。濾取物をジクロロメタンで洗った。前記濾過時の濾
液と洗液を合わせ、濃縮し、濃縮残渣をシリカゲル(2
00g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:1エチ
ルアセテート:ヘキサン溶離)化合物33を4.4g得
(化合物13に基づいて収率92%)、また化合物32
を2.0g(48%)回収した。
l)をジクロロメタン(1.5ml)に溶かし、上述の
如く粉砕モレキュラーシーブ4Å(0.5g)で処理
し、次いで−0℃で前記の混合物Aに加えた。室温で一
夜攪拌し、混合物をトリエチルアミンで中和し、濾過し
た。濾取物をジクロロメタンで洗った。前記濾過時の濾
液と洗液を合わせ、濃縮し、濃縮残渣をシリカゲル(2
00g)でカラムクロマトラフィーに付し(1:1エチ
ルアセテート:ヘキサン溶離)化合物33を4.4g得
(化合物13に基づいて収率92%)、また化合物32
を2.0g(48%)回収した。
【0174】 元素分析値 C102H111N1O29Si1として 計算値 C66.47 H 6.07 N 0.76 実測値 C66.37 H 5.81 N 0.67 〔α〕D+3.4゜(c0.8;CHCl3)
【0175】1H−NMR(CDCl3) δ 0.9
7(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.97(s,3H,AcO) 3.70(s,3H,COOMe) 5.53(dd,1H,H−2f) 5.77(d,1H,H−4f) 7.00−8.06(m,45H,9Ph)
7(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.97(s,3H,AcO) 3.70(s,3H,COOMe) 5.53(dd,1H,H−2f) 5.77(d,1H,H−4f) 7.00−8.06(m,45H,9Ph)
【0176】IR(film) 3390(NH) 1730,1270(エステル) 1680,1530(アミド) 860,840 (TMS) 750,710cm−1(Ph)
【0177】
【実施例30】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−2,
4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラ
ノシド(化合物34)の合成
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−2,
4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラ
ノシド(化合物34)の合成
【0178】化合物33(4.5g,2.44mmo
l)をメタノール(50ml)とエチルアセテート(1
0ml)に溶かした溶液を10%Pd−C(2.0g)
の存在下、室温で24時間水素添加し、濾過し、濃縮し
た。濃縮残渣をピリジン(50ml)に溶かし、4−ジ
メチルアミノピリジン(2.0g)を加え、次に70℃
で無水安息香酸(3.3g)を加えた。混合物を70℃
で1.5時間攪拌し、濃縮し、濃縮残渣をジクロロメタ
ン(300ml)に溶かし、2M塩酸、水、1M炭酸ナ
トリウムで順次洗い、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃
縮した。濃縮残渣をシリカゲル(200g)を用いカラ
ムクロマトグラフィーに付し(50:1ジクロロメタ
ン:メタノール溶離)無定形マスとして化合物34を
3.7g得た(収率79%)
l)をメタノール(50ml)とエチルアセテート(1
0ml)に溶かした溶液を10%Pd−C(2.0g)
の存在下、室温で24時間水素添加し、濾過し、濃縮し
た。濃縮残渣をピリジン(50ml)に溶かし、4−ジ
メチルアミノピリジン(2.0g)を加え、次に70℃
で無水安息香酸(3.3g)を加えた。混合物を70℃
で1.5時間攪拌し、濃縮し、濃縮残渣をジクロロメタ
ン(300ml)に溶かし、2M塩酸、水、1M炭酸ナ
トリウムで順次洗い、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃
縮した。濃縮残渣をシリカゲル(200g)を用いカラ
ムクロマトグラフィーに付し(50:1ジクロロメタ
ン:メタノール溶離)無定形マスとして化合物34を
3.7g得た(収率79%)
【0179】 元素分析値 C102H101N1O34Si1として 計算値 C 64.04 H 5.32 N 0.73 実測値 C 63.79 H 5.13 N 0.58 [α]D+32.2゜(c0.9,CHCl3)
【0180】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
4(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.99(s,3H,AcO) 3.71(s,3H,COOMe) 4.48(d,1H,J1,2=8.1Hz,H−1d
or 1f) 4.59(d,1H,J1,2=8.1Hz,H−1d
or 1f) 4.71(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
g) 4.87(d,1H,J1,2=8.2Hz,H−1
e) 4.98(dd,1H,J.H−2g) 5.73(d 6.90−8.04(m,45H,9Ph)
4(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.99(s,3H,AcO) 3.71(s,3H,COOMe) 4.48(d,1H,J1,2=8.1Hz,H−1d
or 1f) 4.59(d,1H,J1,2=8.1Hz,H−1d
or 1f) 4.71(d,1H,J1,2=7.3Hz,H−1
g) 4.87(d,1H,J1,2=8.2Hz,H−1
e) 4.98(dd,1H,J.H−2g) 5.73(d 6.90−8.04(m,45H,9Ph)
【0181】IR(film) 3370(NH) 1740,1270(エステル) 1680,1540(アミド) 710,690cm−1(Ph)
【0182】
【実施例31】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノーゼ(化合物35)の合成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノーゼ(化合物35)の合成
【0183】化合物34(3.8g,1.99mmo
l)をジクロロメタン(30mlに溶かした溶液にトリ
フルオロ酢酸(9ml)を0℃で加え、この混合物を室
温で3時間攪拌し、濃縮した。濃縮残渣をシリカゲル
(200g)を用いカラムクロマトグラフィーに付し
(30:1ジクロロメタン:メタノール溶離)シロップ
状の化合物35を3.4g得た(収率94%)
l)をジクロロメタン(30mlに溶かした溶液にトリ
フルオロ酢酸(9ml)を0℃で加え、この混合物を室
温で3時間攪拌し、濃縮した。濃縮残渣をシリカゲル
(200g)を用いカラムクロマトグラフィーに付し
(30:1ジクロロメタン:メタノール溶離)シロップ
状の化合物35を3.4g得た(収率94%)
【0184】 元素分析値 C97H89N1O34として 計算値 C 64.27 H 4.95 N 0.77 実測値 C 64.17 H 4.70 N 0.50 [α]D+44.3゜(c0.8,CHCl3)
【0185】 IR(film) 3380 (NH,OH) 1730,1270(エステル) 710,690cm−1(Ph)
【0186】
【実施例32】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル トリクロロアセトイミデート
(化合物36)の合成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル トリクロロアセトイミデート
(化合物36)の合成
【0187】化合物35(3.5g,1.93mmo
l)をジクロロメタン(40ml)とトリクロロアセト
ニトリル(5ml)に溶かした溶液に、1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU,
60mg)を−10℃で加え、次いでこの混合物を0℃
で3時間攪拌し、そのままシリカゲル(200g)を用
いカラムクロマトグラフィーに付し(2:1 エチルア
セテート:ヘキサン溶離)無定形の化合物36を3.5
g得た(収率92%)
l)をジクロロメタン(40ml)とトリクロロアセト
ニトリル(5ml)に溶かした溶液に、1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU,
60mg)を−10℃で加え、次いでこの混合物を0℃
で3時間攪拌し、そのままシリカゲル(200g)を用
いカラムクロマトグラフィーに付し(2:1 エチルア
セテート:ヘキサン溶離)無定形の化合物36を3.5
g得た(収率92%)
【0188】 元素分析値 C99H89N2O34Cl3として 計算値 C 60.76 H 4.58 N 1.43 実測値 C 60.74 H 4.32 N 1.14 [α]D+48.3゜(c0.9,CHCl3)
【0189】1H−NMR(CDCl3) δ 1.7
0(s,3H,AcN) 1.99(s,3H,AcO) 2.28(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.51(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1e
or 1f or 1g) 4.72(d,1H,J1,2=7.2Hz,H−1e
or 1f or 1g) 4.89(d,1H,J1,2=8.2Hz,H−1e
or 1f or 1g) 5.58(d,1H,J3,4=2.8Hz,H−4d
or f) 5.79(dd,1H,J2,3=10.1Hz,H−
2d) 5.92(d,1H,J3,4=3.7Hz,H−4d
or f) 6.69(d,1H,J1,2=3.8Hz,H−1
d) 6.90.8.01(m,45H,9Ph) 8.51(s,1H,C=NH)
0(s,3H,AcN) 1.99(s,3H,AcO) 2.28(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.51(d,1H,J1,2=7.7Hz,H−1e
or 1f or 1g) 4.72(d,1H,J1,2=7.2Hz,H−1e
or 1f or 1g) 4.89(d,1H,J1,2=8.2Hz,H−1e
or 1f or 1g) 5.58(d,1H,J3,4=2.8Hz,H−4d
or f) 5.79(dd,1H,J2,3=10.1Hz,H−
2d) 5.92(d,1H,J3,4=3.7Hz,H−4d
or f) 6.69(d,1H,J1,2=3.8Hz,H−1
d) 6.90.8.01(m,45H,9Ph) 8.51(s,1H,C=NH)
【0190】 IR(film) 3390 (NH) 1730,1270(エステル) 1680,1590(アミド) 710,690cm−1(Ph)
【0191】
【実施例33】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド
−3,6−ジ−O−ベンジルー2−デオキシ−β−D−
グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−
トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−2,3,6−トリ−O−ベンジル−β−D
−グルコピラノシド(化合物37)の合成
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド
−3,6−ジ−O−ベンジルー2−デオキシ−β−D−
グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−
トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−2,3,6−トリ−O−ベンジル−β−D
−グルコピラノシド(化合物37)の合成
【0192】化合物36(2.6g,1.33lmo
l)をジクロロメタン(15ml)に溶かした溶液に、
化合物20(4.0g,2.93lmol)と粉砕モレ
キュラーシーブ4Å(2.0g)を加え、この混合物を
室温で5時間攪拌した(混合物A)
l)をジクロロメタン(15ml)に溶かした溶液に、
化合物20(4.0g,2.93lmol)と粉砕モレ
キュラーシーブ4Å(2.0g)を加え、この混合物を
室温で5時間攪拌した(混合物A)
【0193】TMSOTf(60mg,0.27mmo
l)をジクロロメタン(1ml)に溶かし、上記の如く
粉砕モレキュラーシーブ4Å(0.6g)で処理し、こ
れを室温で混合物Aに加えた。室温で一夜攪拌後、トリ
エチルアミンで中和し、濾過した。残渣をジクロロメタ
ンで洗い、この洗液と前記濾液を合わせ、濃縮した。濃
縮残渣をシリカゲル(250g)を用いカラムクロマト
グラフィーに付し(2:1 エチルアセテート:ヘキサ
ン溶離)無定形の化合物37を4.0g得た(収率95
%)。また化合物20を1.8g(45%)回収した。
l)をジクロロメタン(1ml)に溶かし、上記の如く
粉砕モレキュラーシーブ4Å(0.6g)で処理し、こ
れを室温で混合物Aに加えた。室温で一夜攪拌後、トリ
エチルアミンで中和し、濾過した。残渣をジクロロメタ
ンで洗い、この洗液と前記濾液を合わせ、濃縮した。濃
縮残渣をシリカゲル(250g)を用いカラムクロマト
グラフィーに付し(2:1 エチルアセテート:ヘキサ
ン溶離)無定形の化合物37を4.0g得た(収率95
%)。また化合物20を1.8g(45%)回収した。
【0194】 元素分析値 C178H182N2O49Si1として 計算値 C 67.63 H 5.80 N 0.89 実測値 C 67.43 H 5.56 N 0.75 [α]D+13.3゜(c0.9,CHCl3)
【0195】1H−NMR(CDCl3) δ 1.0
0(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.73(s,3H,AcN) 1.76(s,3H,AcN) 1.94(s,3H,AcO or Ac ofLe
v) 2.00(s,3H,AcO or Ac ofLe
v) 2.26(m,4H,CH2CH2Ac) 3.63(s,3H,COOMe) 6.91−7.99(m,85H,17Ph)
0(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.73(s,3H,AcN) 1.76(s,3H,AcN) 1.94(s,3H,AcO or Ac ofLe
v) 2.00(s,3H,AcO or Ac ofLe
v) 2.26(m,4H,CH2CH2Ac) 3.63(s,3H,COOMe) 6.91−7.99(m,85H,17Ph)
【0196】IR(film) 3390 (N
H) 1740,1270(エステル) 1680,1540(アミド) 740,710cm−1(Ph)
H) 1740,1270(エステル) 1680,1540(アミド) 740,710cm−1(Ph)
【0197】
【実施例34】 2−(トリメチルシリル)エチル O−(メチル 4−
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド
−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−
グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−
トリ−O−アセチル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシド(化合物38)の合成
O−アセチル−2−O−ベンゾイル−3−O−レブリノ
イル−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド
−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−
グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−
トリ−O−アセチル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシド(化合物38)の合成
【0198】化合物37(3.9g,1.23mmo
l)をメタノール(40ml)とエチルアセテート(2
0ml)に溶かした溶液を、10%Pd−C(2.0
g)の存在下、室温で24時間水素添加し、濾過し、濃
縮した。濃縮残渣を無水酢酸(20ml)/ピリジン
(40ml)により室温で20時間アセチル化し、濃縮
した。生成物をシリカゲル(200g)を用いカラムク
ロマトグラフィーに付し(エチルアセテート溶離)無定
形の化合物38を3.4g得た(収率定量的)。
l)をメタノール(40ml)とエチルアセテート(2
0ml)に溶かした溶液を、10%Pd−C(2.0
g)の存在下、室温で24時間水素添加し、濾過し、濃
縮した。濃縮残渣を無水酢酸(20ml)/ピリジン
(40ml)により室温で20時間アセチル化し、濃縮
した。生成物をシリカゲル(200g)を用いカラムク
ロマトグラフィーに付し(エチルアセテート溶離)無定
形の化合物38を3.4g得た(収率定量的)。
【0199】 元素分析値 C138H150N2O57Si1として 計算値 C 59.69 H 5.45 N 1.01 実測値 C 59.66 H 5.34 N 0.98 [α]D+17.6゜(c0.9,CHCl3)
【0200】1H−NMR(CDCl3) δ 0.
93(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.85(s,3H,AcN) 1.86(s,3H,AcN) 1.97−2.08(10s,30H,9AcO or
Ac of Lev) 2.30(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.56,4.61,4.71(3d,3H,J1,2
=7.5〜7.9Hz,H−1a or 1b or
1d〜 g) 5.55(d,1H,J3,4=3.3Hz,H−4b
or d or f) 5.72(d,1H, H−4b ord
or f) 6.90−8.00(m,45H,9Ph)
93(m,2H,Me3SiCH2CH2) 1.85(s,3H,AcN) 1.86(s,3H,AcN) 1.97−2.08(10s,30H,9AcO or
Ac of Lev) 2.30(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.56,4.61,4.71(3d,3H,J1,2
=7.5〜7.9Hz,H−1a or 1b or
1d〜 g) 5.55(d,1H,J3,4=3.3Hz,H−4b
or d or f) 5.72(d,1H, H−4b ord
or f) 6.90−8.00(m,45H,9Ph)
【0201】 IR(film) 3380 (NH) 1740,1270(エステル) 1680,1540(アミド)
【0202】
【実施例35】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−2,3,6−トリ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシド(化合物39)
の合成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−2,3,6−トリ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシド(化合物39)
の合成
【0203】化合物38(3.2g,1.15mmo
l)をジクロロメタン(30ml)に溶かした溶液に、
0℃でトリフルオロ酢酸(7ml)を加え、この混合物
を室温で3時間攪拌し濃縮した。濃縮残渣をシリカゲル
(150g)を用いカラムクロマトグラフィーに付し
(エチルアセテート溶離)シロップ状の化合物39を
2.6g得た(収率85%)。
l)をジクロロメタン(30ml)に溶かした溶液に、
0℃でトリフルオロ酢酸(7ml)を加え、この混合物
を室温で3時間攪拌し濃縮した。濃縮残渣をシリカゲル
(150g)を用いカラムクロマトグラフィーに付し
(エチルアセテート溶離)シロップ状の化合物39を
2.6g得た(収率85%)。
【0204】 元素分析値 C133H138N2O57として 計算値・C 59.68 H 5.20 N 1.05 実測値 C 59.52 H 4.99 N 0.94 [α]D+29.1゜(c1.9,CHCl3)
【0205】 IR (film) 3380 (OH) 1730,1270(エステル) 1680,1540(アミド) 760,710,690cm−1(Ph)
【0206】
【実施例36】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−2,3,6−トリ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシル トリクロロア
セトイミデート(化合物40)の合成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−2,3,6−トリ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシル トリクロロア
セトイミデート(化合物40)の合成
【0207】化合物39(3.0g,1.12mmo
l)をジクロロメタン(60ml)とトリクロロアセト
ニトリル(5.0ml)に溶かした溶液に、1、8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]ウンデセ−7−エン(DB
U,34mg)を0℃で加え、この混合物を0℃で5時
間攪拌した。これを直接シリカゲル(100g)を用い
カラムクロマトグラフィーに付し(6:1エチルアセテ
ート−ヘキサン溶離)無定形の化合物40を2.8g得
た(収率90%)。
l)をジクロロメタン(60ml)とトリクロロアセト
ニトリル(5.0ml)に溶かした溶液に、1、8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]ウンデセ−7−エン(DB
U,34mg)を0℃で加え、この混合物を0℃で5時
間攪拌した。これを直接シリカゲル(100g)を用い
カラムクロマトグラフィーに付し(6:1エチルアセテ
ート−ヘキサン溶離)無定形の化合物40を2.8g得
た(収率90%)。
【0208】 元素分析値 C135H138N3O57Cl3として 計算値・C 57.48 H 4.93 N 1.49 実測値 C 57.23 H 4.86 N 1.37 [α]D+32.7゜(c0.4,CHCl3)
【0209】1H−NMR(CDCl3) δ 1.6
9(s,3H,AcN) 1.73(s,3H,AcN) 1.86−2.09(10s,30H,9AcO or
Ac of Lev) 2.34(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.48,4.55,4.62,4.71,4.82 (5d,5H,J1,2=7.1〜8.1Hz,H−1
b〜g) 5.73(d,1H,J3,4=3.3Hz,H−4b
or d or f) 6.46(d,1H,J1,2=3.8Hz,HH−1
a) 6.93−8.00(m,45H,9Ph) 8.64(s,1H,C=NH)
9(s,3H,AcN) 1.73(s,3H,AcN) 1.86−2.09(10s,30H,9AcO or
Ac of Lev) 2.34(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.48,4.55,4.62,4.71,4.82 (5d,5H,J1,2=7.1〜8.1Hz,H−1
b〜g) 5.73(d,1H,J3,4=3.3Hz,H−4b
or d or f) 6.46(d,1H,J1,2=3.8Hz,HH−1
a) 6.93−8.00(m,45H,9Ph) 8.64(s,1H,C=NH)
【0210】 IR(film) 3480 (NH) 1730,1270(エステル) 1680,1540cm−1(アミド)
【0211】
【実施例37】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−ト
リ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−2−アチド−3−O−
ベンゾイル−4−オクタデセン−1,3−ジオール(化
合物41)の合成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−ト
リ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−2−アチド−3−O−
ベンゾイル−4−オクタデセン−1,3−ジオール(化
合物41)の合成
【0212】化合物40(1.0g,0.35mmo
l)と(2S,3R,4E)−2−アチド−3−O−ベ
ンゾイル−4−オクタデセン−1,3−ジオール(0.
30g,0.70mmol)をジクロロメタン(7m
l)に溶かした溶液に、粉砕モレキュラーシーブ4Å
(AW−300,1.2g)を加え、この混合物を室温
で5時間攪拌し、次いで0℃に冷却したボロントリフル
オライドエーテレート(0.17g)を加え、この混合
物を0℃で7時間攪拌し、濾過した。不溶物をジクロロ
メタンで洗い、濾液と洗液を合わせ、1M重炭酸ナトリ
ウム液、水で洗い、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮
した。この濃縮残渣をシリカゲル(100g)を用いカ
ラムクロマトグラフィーに付し(30:1ジクロロメタ
ン−メタノール溶離)無定形の化合物41を2.67g
得た(収率61%)。
l)と(2S,3R,4E)−2−アチド−3−O−ベ
ンゾイル−4−オクタデセン−1,3−ジオール(0.
30g,0.70mmol)をジクロロメタン(7m
l)に溶かした溶液に、粉砕モレキュラーシーブ4Å
(AW−300,1.2g)を加え、この混合物を室温
で5時間攪拌し、次いで0℃に冷却したボロントリフル
オライドエーテレート(0.17g)を加え、この混合
物を0℃で7時間攪拌し、濾過した。不溶物をジクロロ
メタンで洗い、濾液と洗液を合わせ、1M重炭酸ナトリ
ウム液、水で洗い、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮
した。この濃縮残渣をシリカゲル(100g)を用いカ
ラムクロマトグラフィーに付し(30:1ジクロロメタ
ン−メタノール溶離)無定形の化合物41を2.67g
得た(収率61%)。
【0213】 元素分析値 C158H175N5O59として 計算値 C 61.45 H 5.71 N 2.27 実測値 C 61.40 H 5.60 N 2.16 [α]D+9.0゜(c0.6,CHCl3)
【0214】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
7(t,3H,JMe,CH2=6.6Hz,MeCH
2) 1.23(s,22H,11CH2) 1.85(s,3H,AcN) 1.86(s,3H,AcN) 1.94−2.08(10s,30H,9AcO or
Ac of Lev) 2.30(m,4H,CH2CH2Ac) 3.62(s,3H,COOMe) 4.55,4.61,4.71,4.81(4d,4
H,J1,2=7.1〜8.1Hz, H−
1a〜g) 5.74(d,1H,H−4b or d or f) 5.91(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 6.90−8.05(m,45H, 9Ph)
7(t,3H,JMe,CH2=6.6Hz,MeCH
2) 1.23(s,22H,11CH2) 1.85(s,3H,AcN) 1.86(s,3H,AcN) 1.94−2.08(10s,30H,9AcO or
Ac of Lev) 2.30(m,4H,CH2CH2Ac) 3.62(s,3H,COOMe) 4.55,4.61,4.71,4.81(4d,4
H,J1,2=7.1〜8.1Hz, H−
1a〜g) 5.74(d,1H,H−4b or d or f) 5.91(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 6.90−8.05(m,45H, 9Ph)
【0215】 IR(film) 3380 (NH) 2110(アチド) 2930、2860(CH) 1730,1270cm−1(エステル)
【0216】
【実施例38】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミドー3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−ト
リ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−
2−オクタデカンアミド−4−オクタデセン−1,3−
ジオール(化合物42のA、n=17)の合成
−3−O−レブリノイル−β−D−グルコピラノシルウ
ロネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O
−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミドー3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−ト
リ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−
2−オクタデカンアミド−4−オクタデセン−1,3−
ジオール(化合物42のA、n=17)の合成
【0217】化合物41(700mg,0.23mmo
l)を水性80%ピリジン(50ml)に溶かした液中
に硫化水素を10℃で70時間バブリングさせ、この混
合物を濃縮し、この濃縮残渣をオクタデカン酸(210
mg,0.74mmol)および1−エチル−3−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(W
SC)(192mg,1.00mmol)を乾燥ジクロ
ロメタンに溶かしたものと共に室温で一夜攪拌した。ジ
クロロメタン(50ml)を加え、この混合物を水洗
し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮させた。この濃
縮残渣をシリカゲル(100g)を用いカラムクロマト
グラフィーに付し(45:1ジクロロメタン−メタノー
ル溶離)無定形の化合物42のA(h=17)を490
mg得た(収率65%)。
l)を水性80%ピリジン(50ml)に溶かした液中
に硫化水素を10℃で70時間バブリングさせ、この混
合物を濃縮し、この濃縮残渣をオクタデカン酸(210
mg,0.74mmol)および1−エチル−3−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(W
SC)(192mg,1.00mmol)を乾燥ジクロ
ロメタンに溶かしたものと共に室温で一夜攪拌した。ジ
クロロメタン(50ml)を加え、この混合物を水洗
し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮させた。この濃
縮残渣をシリカゲル(100g)を用いカラムクロマト
グラフィーに付し(45:1ジクロロメタン−メタノー
ル溶離)無定形の化合物42のA(h=17)を490
mg得た(収率65%)。
【0218】 元素分析値 C176H211N3O60として 計算値 C 63.51 H 6.39 N 1.26 実測値 C 63.38 H 6.30 N 1.09 [α]D+22.5゜(c0.7,CHCl3)
【0219】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.84(s,6H,2AcN) 1.92−2.09(9s,27H,9AcO) 2.29(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.41,4.47,4.54,4.61,4.71
(5d,5H,J1,2=7.3〜7.9Hz,H−1
a〜g) 5.84(dt,1H,H−5 for sphngo
sine) 6.90−8.00(m,50H,10Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.84(s,6H,2AcN) 1.92−2.09(9s,27H,9AcO) 2.29(m,4H,CH2CH2Ac) 3.70(s,3H,COOMe) 4.41,4.47,4.54,4.61,4.71
(5d,5H,J1,2=7.3〜7.9Hz,H−1
a〜g) 5.84(dt,1H,H−5 for sphngo
sine) 6.90−8.00(m,50H,10Ph)
【0220】 IR(film) 3380 (NH) 2930,2860(CH) 1740,1270(エステル) 1680,1540(アミド) 760,710,690cm−1(Ph)
【0221】
【実施例39】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→3)
−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−
ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセト
アミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキシ−
β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,
4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,
6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコ
ピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−
O−アセチル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4
E)−3−O−ベンゾイル−2−オクタデカンアミド−
4−オクタデセン−1,3−ジオール(化合物43の
A、n=17)の合成
−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→3)
−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−
ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセト
アミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキシ−
β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,
4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,
6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコ
ピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−
O−アセチル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4
E)−3−O−ベンゾイル−2−オクタデカンアミド−
4−オクタデセン−1,3−ジオール(化合物43の
A、n=17)の合成
【0222】化合物42のA(n=17)(270m
g,81.1μmol)とヒドラジン−酢酸(40m
g,0.43mmol)のエタノール(8ml)液の混
合物を室温で1時間攪拌し、ジクロロメタン(50m
l)を加え、この混合物を1M重炭酸ナトリウム液およ
び水で洗い、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮させ
た。この濃縮残渣をシリカゲル(45g)を用いカラム
クロマトグラフィーに付し(30:1ジクロロメタン−
メタノール溶離)無定形の化合物43のA(n=17)
を260mg得た(収率定量的)。
g,81.1μmol)とヒドラジン−酢酸(40m
g,0.43mmol)のエタノール(8ml)液の混
合物を室温で1時間攪拌し、ジクロロメタン(50m
l)を加え、この混合物を1M重炭酸ナトリウム液およ
び水で洗い、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮させ
た。この濃縮残渣をシリカゲル(45g)を用いカラム
クロマトグラフィーに付し(30:1ジクロロメタン−
メタノール溶離)無定形の化合物43のA(n=17)
を260mg得た(収率定量的)。
【0223】 元素分析値 C171H205N3O58として 計算値 C 63.58 H 6.40 N 1.30 実測値 C 63.53 H 6.21 N 1.12 [α]D+14.7゜(c0.7,CHCl3)
【0224】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.84(s,6H,2AcN) 1.98−2.08(9s,27H,9AcO) 3.62(s,3H,COOMe) 5.85(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 6.93−8.02(m,50H,10Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.84(s,6H,2AcN) 1.98−2.08(9s,27H,9AcO) 3.62(s,3H,COOMe) 5.85(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 6.93−8.02(m,50H,10Ph)
【0225】 IR(film) 3380 (NH,OH)) 2930,2860(CH) 1740,1270(エステル) 1680,1540(アミド) 760,720,700cm−1(Ph)
【0226】
【実施例40】 O−(β−D−グルコピラノシルウロン酸)−(1→
3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D
−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトア
ミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−2−オクタデカンアミ
ド−4−オクタデセン−1,3−ジオールナトリウム塩
(化合物45のA、n=17)の合成
3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D
−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトア
ミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−2−オクタデカンアミ
ド−4−オクタデセン−1,3−ジオールナトリウム塩
(化合物45のA、n=17)の合成
【0227】化合物43のA(n=17)(120m
g,37.1μmol)をTHF(5ml)に溶かした
溶液に、LiOH H2O(10mg,0.24mmo
l)を水(1ml)に溶解した液を加え、この混合物を
5℃で3時間攪拌し、30℃で濃縮した。THF(7m
l),メタノール(7ml)およびナトリウム メトキ
シド(10mg)を加え、混合物を10℃で一夜攪拌し
た。セファデックスLH−20カラムで7:3:1のC
HCl3:メタノール:水を用い精製し化合物45のA
(n=17)を55mg得た(収率82%)。
g,37.1μmol)をTHF(5ml)に溶かした
溶液に、LiOH H2O(10mg,0.24mmo
l)を水(1ml)に溶解した液を加え、この混合物を
5℃で3時間攪拌し、30℃で濃縮した。THF(7m
l),メタノール(7ml)およびナトリウム メトキ
シド(10mg)を加え、混合物を10℃で一夜攪拌し
た。セファデックスLH−20カラムで7:3:1のC
HCl3:メタノール:水を用い精製し化合物45のA
(n=17)を55mg得た(収率82%)。
【0228】1H−NMR(CDCl3)(49:1
Me2SO−d6−D2O,606℃) δ 0.85(t,6H,2MeCH2) 1.24(s,52H,26CH2) 1.84−1.85(s,6H,2AcN)
Me2SO−d6−D2O,606℃) δ 0.85(t,6H,2MeCH2) 1.24(s,52H,26CH2) 1.84−1.85(s,6H,2AcN)
【0229】
【実施例41】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−スルホ−β−D−グルコピラノシルウロネー
ト)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベン
ゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイ
ル,2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1
→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−
アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−ト
リ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−ガラクトピ
ラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−トリ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1→1)
−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−2−オ
クタデカンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオー
ルナトリウム塩(化合物44のA、n=17)の合成
−3−O−スルホ−β−D−グルコピラノシルウロネー
ト)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベン
ゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイ
ル,2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1
→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−
アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−ト
リ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−ガラクトピ
ラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−トリ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1→1)
−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−2−オ
クタデカンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオー
ルナトリウム塩(化合物44のA、n=17)の合成
【0230】化合物43のA(n=17)(230m
g,71.2μmol)とサルファートリオキシド−ト
リメチルアミン コンプレックス(158mg,1.1
4mmol)をDMF(3ml)に溶かした溶液を45
℃で24時間攪拌し、ついで室温まで冷却させた。LH
−20カラムから直接1:1ジクロロメタン−メタノー
ルで溶出させ、ついでDowex−50x2(Na+)
樹脂カラムからメタノールで溶出させ無定形の化合物4
4のA(n=17)を218mg(収率92%)得た。
g,71.2μmol)とサルファートリオキシド−ト
リメチルアミン コンプレックス(158mg,1.1
4mmol)をDMF(3ml)に溶かした溶液を45
℃で24時間攪拌し、ついで室温まで冷却させた。LH
−20カラムから直接1:1ジクロロメタン−メタノー
ルで溶出させ、ついでDowex−50x2(Na+)
樹脂カラムからメタノールで溶出させ無定形の化合物4
4のA(n=17)を218mg(収率92%)得た。
【0231】 元素分析値 C171H204N3O61S1Na1と
して 計算値 C 61.63 H 6.17 N 1.26 実測値 C 61.39 H 6.12 N 1.25 [α]D+12.1゜(c.41,CHCl3)
して 計算値 C 61.63 H 6.17 N 1.26 実測値 C 61.39 H 6.12 N 1.25 [α]D+12.1゜(c.41,CHCl3)
【0232】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.85−1.86(2s,6H,2AcN) 1.92−2.08(9s,27H,9AcO) 3.62(s,3H,COOMe) 6.92−8.01(m,50H,10Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,52H,26CH2) 1.85−1.86(2s,6H,2AcN) 1.92−2.08(9s,27H,9AcO) 3.62(s,3H,COOMe) 6.92−8.01(m,50H,10Ph)
【0233】 IR(film) 3390 (NH) 2930,2850(CH) 1750,1270(エステル) 1680,1540(アミド 750,710,700cm−1(Ph)
【0234】
【実施例42】 O−(3−O−スルホ−β−D−グルコピラノシルウロ
ン酸)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−2−デオ
キシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(β−D−ガラクト−ピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−2−オクタ
デカンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオール
ジナトリウム塩(化合物46のA、n=17)の合成
ン酸)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−2−デオ
キシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(β−D−ガラクト−ピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−2−オクタ
デカンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオール
ジナトリウム塩(化合物46のA、n=17)の合成
【0235】化合物44のA(n=17)(110m
g,33.0μmol)の脱アセチル化と鹸化を実施例
40の如く実施し、化合物46のA(n=17)を49
mg(収率78%)得た。
g,33.0μmol)の脱アセチル化と鹸化を実施例
40の如く実施し、化合物46のA(n=17)を49
mg(収率78%)得た。
【0236】1H−NMR(CDCl3)(49:1
Me2SO−d6−D2O,606℃) δ 0.84(t,6H,2MeCH2) 1.23(s,52H,26CH2) 1.83−1.84(2s,6H,2AcN)
Me2SO−d6−D2O,606℃) δ 0.84(t,6H,2MeCH2) 1.23(s,52H,26CH2) 1.83−1.84(2s,6H,2AcN)
【0237】
【実施例43】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−レブリノイルβ−D−グルコピラノシルウロ
ネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−
ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−ト
リ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−
2−テトラコサンアミド−4−オクタデセン−1,3−
ジオール(化合物42のB、n=23)の合成
−3−O−レブリノイルβ−D−グルコピラノシルウロ
ネート)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−
ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベン
ゾイル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル
−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−
デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−
O−(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−ト
リ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−
2−テトラコサンアミド−4−オクタデセン−1,3−
ジオール(化合物42のB、n=23)の合成
【0238】化合物41(700mg,0.23mmo
l)のアチド基の選択的還元ならびにその後のテトラロ
サン酸(270mg,0.73mmol)とのカップリ
ングを実施例38の如く実施し無定形の化合物42のB
(n=23)を503mg得た(収率65%)。
l)のアチド基の選択的還元ならびにその後のテトラロ
サン酸(270mg,0.73mmol)とのカップリ
ングを実施例38の如く実施し無定形の化合物42のB
(n=23)を503mg得た(収率65%)。
【0239】 元素分析値 C182H223N3O60として 計算値 C 64.05 H 6.59 N 1.23 実測値 C 63.79 H 6.40 N 1.07 [α]D+16.3゜(c1.1,CHCl3)
【0240】1H−NMR(CDCl3) δ 0.
88(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,64H,32CH2) 1.76(s,6H,2AcN) 1.87−2.09(9s,27H,9AcO) 2.29(m,4H,CH2CH2Ac) 3.62(s,3H,COOMe) 4.41,4.48,4.54,4.61,4.68 (5d,5H,J1,2=7.9〜8.1Hz,H−1
a〜g) 5.84(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 6.90−8.00(m,50H,10Ph)
88(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,64H,32CH2) 1.76(s,6H,2AcN) 1.87−2.09(9s,27H,9AcO) 2.29(m,4H,CH2CH2Ac) 3.62(s,3H,COOMe) 4.41,4.48,4.54,4.61,4.68 (5d,5H,J1,2=7.9〜8.1Hz,H−1
a〜g) 5.84(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 6.90−8.00(m,50H,10Ph)
【0241】 IR(film) 3380 (NH) 2930,2860(CH) 1740,1270(エステル) 1680,1540(アミド 760,710,690cm−1(Ph)
【0242】
【実施例44】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→3)
−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−
ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセト
アミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキシ−
β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,
4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,
6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコ
ピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−
O−アセチル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4
E)−3−O−ベンゾイル−2−テトラコサンアミド−
4−オクタデセン−1,3−ジオール(化合物43の
B、n=23)の合成
−β−D−グルコピラノシルウロネート)−(1→3)
−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−
ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセト
アミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル−2−デオキシ−
β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(2,
4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−3,
6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコ
ピラノシル)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−
O−アセチル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2,3,6−トリ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシル)−(1→1)−(2S,3R,4
E)−3−O−ベンゾイル−2−テトラコサンアミド−
4−オクタデセン−1,3−ジオール(化合物43の
B、n=23)の合成
【0243】化合物42のB(n=23)(290m
g,85.0μmol)のレブリノイル基の選択的離脱
を実施例39の如く実施し無定形の化合物43のB(n
=23)を281mg得た(収率定量的)。
g,85.0μmol)のレブリノイル基の選択的離脱
を実施例39の如く実施し無定形の化合物43のB(n
=23)を281mg得た(収率定量的)。
【0244】 元素分析値 C177H217N3O58として 計算値 C 64.14 H 6.60 N 1.27 実測値 C 64.07 H 6.33 N 1.24 [α]D+9.2゜(c0.5,CHCl3)
【0245】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.78(s,6H,2AcN) 1.99−2.08(9s,27H,9AcO) 3.62(s,3H,COOMe) 5.83(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 6.93−8.02(m,50H,10Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.78(s,6H,2AcN) 1.99−2.08(9s,27H,9AcO) 3.62(s,3H,COOMe) 5.83(dt,1H,H−5 for sphing
osine) 6.93−8.02(m,50H,10Ph)
【0246】 IR(film) 3390 (NH,OH) 2930,2860(CH) 1750,1280(エステル) 1680,1540(アミド) 760,710,690cm−1(Ph)
【0247】
【実施例45】 O−(β−D−グルコピラノシルウロン酸)−(1→
3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D
−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトア
ミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−2−テトラコサンアミ
ド−4−オクタデセン−1,3−ジオールナトリウム塩
(化合物45のB、n=23)の合成
3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D
−グルコピラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−アセトア
ミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシル)−(1
→1)−(2S,3R,4E)−2−テトラコサンアミ
ド−4−オクタデセン−1,3−ジオールナトリウム塩
(化合物45のB、n=23)の合成
【0248】化合物43のB(n=23)(130m
g,39.2μmol)の脱アシル化および鹸化を実施
例40の如く実施し、化合物45のB(n=23)を6
0.5mg得た(収率82%)。
g,39.2μmol)の脱アシル化および鹸化を実施
例40の如く実施し、化合物45のB(n=23)を6
0.5mg得た(収率82%)。
【0249】1H−NMR(CDCl3)(49:1
Me2SO−d6−D2O,606℃) δ 0.88(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,64H,32CH2) 1.87−1.89(2s,6H,2AcN)
Me2SO−d6−D2O,606℃) δ 0.88(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,64H,32CH2) 1.87−1.89(2s,6H,2AcN)
【0250】
【実施例46】 O−(メチル 4−O−アセチル−2−O−ベンゾイル
−3−O−スルホ−β−D−グルコピラノシルウロネー
ト)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベン
ゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル
−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ
−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−トリ−
O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1→
1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−2
−テトラコサンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジ
オール ナトリウム塩(化合物44のB、n=23)の
合成
−3−O−スルホ−β−D−グルコピラノシルウロネー
ト)−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベン
ゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
O−(2−アセトアミド−3,6−ジ−O−ベンゾイル
−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→
3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベンゾイル−β−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2−ア
セトアミド−3,6−ジ−O−アセチル−2−デオキシ
−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(2,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−O−(2,3,6−トリ−
O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−(1→
1)−(2S,3R,4E)−3−O−ベンゾイル−2
−テトラコサンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジ
オール ナトリウム塩(化合物44のB、n=23)の
合成
【0251】化合物43のB(n=23)(274m
g,82.7μmol)の硫酸化を持し例41の如く実
施し、無定形の化合物44のB(n=23)を260m
g(収率92%)得た。
g,82.7μmol)の硫酸化を持し例41の如く実
施し、無定形の化合物44のB(n=23)を260m
g(収率92%)得た。
【0252】 元素分析値 C177H216N3O61S1Na1と
して 計算値 C 62.22 H 6.37 N 1.23 実測値 C 62.03 H 6.13 N 1.09 [α]D+12.3゜(c0.6,CHCl3)
して 計算値 C 62.22 H 6.37 N 1.23 実測値 C 62.03 H 6.13 N 1.09 [α]D+12.3゜(c0.6,CHCl3)
【0253】1H−NMR(CDCl3) δ 0.8
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,64H,32CH2) 1.85−1.86(2s,6H,2AcN) 1.93−2.09(9s,27H,9AcO) 3.62(s,3H,COOMe) 6.93−8.02(m,50H,10Ph)
8(t,6H,2MeCH2) 1.25(s,64H,32CH2) 1.85−1.86(2s,6H,2AcN) 1.93−2.09(9s,27H,9AcO) 3.62(s,3H,COOMe) 6.93−8.02(m,50H,10Ph)
【0254】 IR(film) 3390 (NH) 2930,2860(CH) 1750,1270(エステル) 1680,1550(アミド) 760,720,700cm−1(Ph)
【0255】
【実施例47】 O−(3−O−スルホ−β−D−グルコピラノシルウロ
ン酸)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−2−デオ
キシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−2−テトラ
コサンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオール
ジナトリウム塩(化合物46のB、n=23)の合成
ン酸)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(2−アセトアミド−2−デオ
キシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−O−
(β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−O−(β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→1)−(2S,3R,4E)−2−テトラ
コサンアミド−4−オクタデセン−1,3−ジオール
ジナトリウム塩(化合物46のB、n=23)の合成
【0256】化合物44のB(n=23)(125m
g,36.6μmol)の脱アセチル化と鹸化を実施例
40の如く実施し、化合物46のB(n=23)を5
6.6mg(収率78%)得た。
g,36.6μmol)の脱アセチル化と鹸化を実施例
40の如く実施し、化合物46のB(n=23)を5
6.6mg(収率78%)得た。
【0257】1H−NMR(CDCl3)(49:1
Me2SO−d6−D2O,606℃) δ 0.86(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.83−1.85(2s,6H,2AcN)
Me2SO−d6−D2O,606℃) δ 0.86(t,6H,2MeCH2) 1.26(s,64H,32CH2) 1.83−1.85(2s,6H,2AcN)
【図1】本発明の糖脂質合成中間体の1つであるメチル
(4−O−アセチル−2−0−ベンゾイル−3−O−レ
ブリノイル−α−D−グルコピラノシルトリクロロアセ
トイミデート)ウロネート(化合物8)の合成ルートを
示す図である。
(4−O−アセチル−2−0−ベンゾイル−3−O−レ
ブリノイル−α−D−グルコピラノシルトリクロロアセ
トイミデート)ウロネート(化合物8)の合成ルートを
示す図である。
【図2】化合物8から本発明の糖脂質合成中間体の1つ
である、β−D−グルコピラノルウロネート−(1→
3)−α−D−ガラクロピラノシルトリクロロアセトイ
ミド(化合物13)を合成するための合成ルートを示す
図である。
である、β−D−グルコピラノルウロネート−(1→
3)−α−D−ガラクロピラノシルトリクロロアセトイ
ミド(化合物13)を合成するための合成ルートを示す
図である。
【図3】本発明の5糖糖脂質合成に使用せられる3糖ア
クセプター化合物(20)の合成ルートを示す図であ
る。
クセプター化合物(20)の合成ルートを示す図であ
る。
【図4】化合物13と化合物20から本発明の5糖糖脂
質合成に有用な化合物25を合成するための合成ルート
を示す図である。
質合成に有用な化合物25を合成するための合成ルート
を示す図である。
【図5】化合物25から本発明の糖脂質合成中間体の化
合物26、27および28を経て5糖成分を含む糖脂質
化合物29および30を合成する合成ルートを示す図で
ある。
合物26、27および28を経て5糖成分を含む糖脂質
化合物29および30を合成する合成ルートを示す図で
ある。
【図6】本発明の7糖糖脂質合成中間体を作るのに有用
な4糖成分からなるドナー化合物36を得るための中間
体化合物35の合成ルートを示す図である。
な4糖成分からなるドナー化合物36を得るための中間
体化合物35の合成ルートを示す図である。
【図7】化合物35からドナー化合物36を経て、本発
明の7糖糖脂質合成中間体を作るのに有用な化合物40
の合成ルートを示す図である。
明の7糖糖脂質合成中間体を作るのに有用な化合物40
の合成ルートを示す図である。
【図8】化合物40から本発明の7糖糖脂質合成中間体
の化合物42、43および44を経て、7糖成分を含む
糖脂質化合物45および46を合成する合成ルートを示
す図である。
の化合物42、43および44を経て、7糖成分を含む
糖脂質化合物45および46を合成する合成ルートを示
す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯貝 幸宏 岐阜県岐阜市折立北浦265番地マンシヨン 久世302号 (72)発明者 北村 誠一 大阪府大阪市城東区森の宮2丁目6−760 (72)発明者 植田 宏 大阪府大阪市城東区森の宮2丁目8−808
Claims (4)
- 【請求項1】 【化1】 アセチル基を表し;Meはメチル基を表し;Bzはベン
ゾイル基を表し;nは17あるいは23の整数を表す)
で表される糖脂質合成中間体。 - 【請求項2】 【化2】 アセチル基を表し;Meはメチル基を表し;Bzはベン
ゾイル基を表し;nは17あるいは23の整数を表す)
で表される糖脂質合成中間体。 - 【請求項3】 【化3】 ル基を表し;Bzはベンゾイル基を表す)で表される糖
脂質合成中間体。 - 【請求項4】 【化4】 ル基を表し;Bzはベンゾイル基を表す)で表される糖
脂質合成中間体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6340693A JPH08176185A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 糖脂質合成中間体 |
US08/571,512 US5808019A (en) | 1994-12-19 | 1995-12-13 | Intermediate compounds for the synthesis of glycolipids |
FR9515082A FR2728263A1 (fr) | 1994-12-19 | 1995-12-19 | Composes intermediaires pour la synthese de glucolipides acides |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6340693A JPH08176185A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 糖脂質合成中間体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08176185A true JPH08176185A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18339412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6340693A Pending JPH08176185A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 糖脂質合成中間体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5808019A (ja) |
JP (1) | JPH08176185A (ja) |
FR (1) | FR2728263A1 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06795B2 (ja) * | 1985-04-02 | 1994-01-05 | 理化学研究所 | アシアロガングリオシド関連化合物の製造方法 |
NZ222192A (en) * | 1986-10-20 | 1991-03-26 | Kanto Ishi Pharma Co Ltd | Glycolipid containing n-glycolylneuraminic acid, and preparation thereof |
JPH02157240A (ja) * | 1988-12-09 | 1990-06-18 | Mect Corp | 新規なスフィンゲニン及びその誘導体 |
JPH03223296A (ja) * | 1989-12-18 | 1991-10-02 | Rikagaku Kenkyusho | 糖脂質合成中間体 |
JPH03255091A (ja) * | 1990-03-02 | 1991-11-13 | Rikagaku Kenkyusho | ルイスy型糖脂質 |
US5567684A (en) * | 1994-09-14 | 1996-10-22 | The Regents Of The University Of California | Synthetic ganglioside derivatives |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP6340693A patent/JPH08176185A/ja active Pending
-
1995
- 1995-12-13 US US08/571,512 patent/US5808019A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-12-19 FR FR9515082A patent/FR2728263A1/fr active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2728263A1 (fr) | 1996-06-21 |
US5808019A (en) | 1998-09-15 |
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