JPH08172903A - 冬虫夏草の大量培養方法及び大量培養基材 - Google Patents

冬虫夏草の大量培養方法及び大量培養基材

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JPH08172903A
JPH08172903A JP6340821A JP34082194A JPH08172903A JP H08172903 A JPH08172903 A JP H08172903A JP 6340821 A JP6340821 A JP 6340821A JP 34082194 A JP34082194 A JP 34082194A JP H08172903 A JPH08172903 A JP H08172903A
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JP
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mycelium
cordyceps sinensis
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culturing
pupae
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Etsuko Matsuno
悦子 松野
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MATSUNO BIO RES KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】冬虫夏草の大量的生産に適する冬虫夏草の大量
培養方法及び大量培養基材を提供する。 【構成】サナギタケの人工培養菌糸体を、粉砕処理した
後、水を加えて粉砕液に調整し、該粉砕液を蛹化5日後
の生の蚕蛹からなる培養基材にスプレー散布して接種
し、この接種した培養基材を10℃の暗条件下で培養
し、培養開始から40日後に前記蚕蛹が硬化した際に前
記培養基材を20℃の16L8Dの明条件に切り替え
て、さらに40日間菌糸体全体が朱色の色調を呈するま
で培養し、この培養後、培養基材ごとに菌糸体を土中に
埋め、空中湿度を90%以上に20℃で培養して子実体
を生育させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、冬虫夏草の大量生産を企図した
冬虫夏草の栽培方法に関し、具体的には、生の蛹を培養
基材とする冬虫夏草の大量培養方法及び大量培養基材に
係るものである。
【0003】
【従来の技術】冬虫夏草は、土中の昆虫や蜘蛛など(以
下、単に「虫」という。)に寄生した菌類が冬には不活
性で宿主の虫のみが活動しているが、初夏には前記寄生
の菌類が菌糸体に生成され、さらに、発芽して棒状その
他の子実体を生育することに鑑みて命名された語句であ
る。そして、この子実体は天然の虫の中でのみ生育する
ことから、これを広い範囲の原野で探し求めて採集し、
調理又は医薬の素材原料としている。それだけに前記子
実体の採集は困難であり、中国では前記菌類及び子実体
は貴重な漢方薬品、健康食品として使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、前記菌類及び子
実体の健康食品としての効果や、制癌作用等の薬効が解
明されつつあり、健康食品及び漢方薬品としての需要が
高まっている。しかし、その菌類及び子実体(以下、
「冬虫夏草」という)は天然でのみ生成及び生育された
ものを採集収穫するだけであるから、その採集収穫の労
力負担は大きく、しかも、前記健康食品及び漢方薬品と
しての需要を十分に満たすことができない。 そのた
め、大多数の国民を占める庶民に安価に、かつ、十分に
前記健康食品及び漢方薬品を提供できず、国民全体の健
康の維持と増強を図るという観点から問題がある。そこ
で、本発明者は、このような問題を解決すべく冬虫夏草
を安価に、かつ、大量に生産できる栽培方法はないもの
かと模索した。
【0005】その結果、チョウ、ガなどの鱗し目の昆虫
は我々の身の廻りに多く、特に、この鱗し目に属し、人
間の衣生活に密接な関係のある蚕は、長年人工的に大量
に孵化生育がなされた昆虫であり、これらが繭を生産す
るときには必ず蛹も同時的に生産されるから、人工的に
大量の繭を生産することは容易であり、これらの蛹を冬
虫夏草菌の培養基材として利用できれば、前記冬虫夏草
の生産の大量化・企業化が容易に行われる筈だという確
信を得た。本発明は、このような確信の基に鋭意研究と
実験を行ったところ、人工培養で得た冬虫夏草菌を生の
蛹に接種した場合には、乾燥蛹や、鋸屑等の他の培養基
材に比べ、培養基材の殺菌処理等の工程が省略できる上
に、これの感染と繁殖が良好であるという知見を得、こ
の新知見に基いて完成されたもので、冬虫夏草の大量的
生産に適する冬虫夏草の大量培養方法及び大量培養基材
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る冬虫夏草の大量培養方法は、
冬虫夏草菌を所定法で人工培養して菌糸体を生成させ、
この生成させた菌糸体を粉砕処理し、この粉砕処理した
菌糸体を蛹化数日後の蛹からなる培養基材に接種し、こ
の接種した菌糸体を前記培養基材において所定法で子実
体に生育させることを特徴とし、請求項2の発明に係る
冬虫夏草の大量培養方法は、子実体に生育させる蛹化数
日後の蛹からなる培養基材が蚕蛹であることを特徴と
し、請求項3の発明に係る冬虫夏草の大量培養方法は、
蛹化数日後の蛹からなる培養基材で子実体に生育させる
所定法が、暗条件下での菌糸体の再培養から明条件下で
の菌糸体の再生成を経て土中での子実体の発生操作を伴
うことを特徴とし、請求項4の発明に係る冬虫夏草の大
量培養基材は、完全変態を行う昆虫類の蛹を生の状態で
冬虫夏草子実体の培地に調整したことを特徴とし、請求
項5の発明に係る冬虫夏草の大量培養基材は、蚕蛹を生
の状態で冬虫夏草子実体の培地に調整したことを特徴と
する。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、菌糸体の生成とその
粉砕処理で大量の冬虫夏草の元菌が得られ、該元菌は、
蛹化数日後の蛹からなる培養基材へまぶされる等して均
一に接種され、この接種された元菌は、一定の速度で大
量の子実体に生育する。
【0008】請求項2の発明によれば、蛹化数日後の蛹
は殺菌処理を要せず培養基材に容易に調整され、かつ、
前記蛹が蚕蛹であるので、培養基材が大量に得られ、大
量の冬虫夏草子実体が生産される。
【0009】請求項3の発明によれば、人工培養で取得
した元菌が、簡易・迅速に調整される生の蛹の培養基材
において、暗条件下及び明条件下で大量に再生成され、
土中に移された安定的な培地で大量の子実体に生育す
る。
【0010】請求項4の発明によれば、培養基材が殺菌
工程を省略して得られ、冬虫夏草の能率的な生産を促進
する。
【0011】請求項5の発明によれば、養蚕の排出物た
る生の蚕蛹が特別人工処理を施さずそのまま冬虫夏草の
元菌の培養基材に利用され、大規模な企業ペースでの冬
虫夏草の大量生産を促進する。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る冬虫夏草の大量培養方法
及び大量培養基材の実施例を、実験例及び栽培例を参照
しながら詳細に説明する。先ず、冬虫夏草菌を所定法で
人工培養して菌糸体を生成させる。大量の冬虫夏草の元
菌を確保するためである。この工程には、本発明者が別
途特許出願した冬虫夏草の人工培養方法が採用される。
即ち、蛹系の培養基材(以下、「一次培養基材」とい
う。)を殺菌した後、該一次培養基材に冬虫夏草の元菌
を接種し、暗条件の所定温度で冬虫夏草を培養させる方
法が採用される。具体例としては、製糸工場で排出され
た乾燥蚕蛹を購入し、この乾燥蚕蛹に100g当たり1
00mlの水道水を加え、これを120℃の蒸気中にお
いて常法で20分間かけて滅菌した後、これを一次培養
基材として原野で採集してきたスズメガの蛹に発生して
いたサナギタケの子実体から分離、継代している菌株を
接種し、20℃の暗条件で培養したところ、培養開始後
30日に前記一次培養基材に菌糸体がまわった栽培例が
ある。従って、このような栽培によって菌糸体を生成さ
せればよい。
【0013】次に、前工程で生成された菌糸体を粉砕処
理する。大量の冬虫夏草の元菌を人工的に生成するため
である。この工程では、菌糸体がまわっている一次培養
基材ごと粉砕機で粉砕する。粉砕機は、一次培養基材の
性状によって、機種が適宜使い分けられる。即ち、一次
培養基材が乾燥蛹であれば、うす型粉砕機が主に使用さ
れ、場合によっては、水道水等の液を添加して粉砕す
る。うす型粉砕機は、横軸のスクリュー状送りロールで
菌糸体がまわっている乾燥蛹の一次培養基材を荒割し、
この荒割した一次培養基材を向かい合わせた2個の外う
すと内うすの間で粉砕するものである。なお、衝撃形、
ロール形等他の粉砕機を使用することもある。一方、一
次培養基材が生蛹であれば、飼料生産調製機械であるハ
ンマミルをそのまま使用することができる。
【0014】次に、前工程で粉砕処理した菌糸体を元菌
として蛹化数日後の蛹からなる培養基材(以下、「二次
培養基材」という。)に接種する。粉砕処理した菌糸体
を元菌とするのは、二次培養基材への接種が均一して行
えるからである。また、蛹化数日後の蛹を二次培養基材
として使用するのは、殺菌処理の工程が省略できて培養
作業の効率化を図ることができるからである。蛹化数日
後の蛹とは、蛹化直後から羽化7日前までの蛹が使用で
きることを意味し、この蛹は殺菌処理を省略できる生の
蛹であって、乾燥蛹に対応する。生の蛹は、カブト虫、
せみ、蚕等の蛹をいうが、大量生産性や培地調整労力の
省力化等の観点から生の蚕蛹が好ましい。しかし、現在
大量に使用されていなくても、カブト虫等が将来大量に
使用される可能性があれば、カブト虫の蛹その他の蛹を
も使用することができる。接種は、前工程で粉砕して得
た菌糸体と一次培養基材との混合粉体を本工程の二次培
養基材たる生の蛹にまぶし、その表面が菌糸体たる元菌
で均一にコーティングされた状態とする。なお、前記混
合粉体を液状にして、これを二次培養基材にスプレー散
布することもできるし、前記混合粉体の液中に二次培養
基材を浸漬させることもできる。
【0015】次に、前工程で接種した粉砕状菌糸体たる
元菌が二次培養基材で均密度の菌糸体に生成するまで所
定法で培養する。次工程の子実体の発芽速度を一定に調
整するためである。所定法の培養は、8℃乃至15℃、
好しくは10℃の暗条件下で培養30日後ごろ(20日
から40日)に生蛹培養基材全体に菌糸体がまわったと
ころまでを一次培養とし、その培養開始から約40日後
に生の蛹が硬化したら、温度を20℃に切り替え、かつ
暗条件を400乃至600Luxの明条件(16L8
D)に切り替え、この明条件下でさらに30乃至50日
間の長日条件下で菌糸体全体が朱色の色調を呈するまで
を、二次培養として行う。
【0016】次に、前工程の二次培養を終えたところで
子実体の発生操作を行う。この発生操作は、二次培養基
材(生の蛹)に生成した菌糸体を生の蛹もろとも土中に
埋設して、子実体が発芽するよう栽培するものである。
埋設作業を合理化するため、菌糸体と二次培養基材を分
離することなく前記菌糸体を二次培養基材ごと土中に埋
設する。土はバーミキュライト等粘土鉱物に富んだ土が
好ましく、特にバーミキュライト性の土が好ましい。ま
た粘土鉱物に富んだ土は、有機物に富んだ土に比べ有害
雑菌が少なく、冬虫夏草子実体の栽培に好適である。前
工程までに使用した蛹の培養基材自体が有機物であり、
これを粘土鉱物に富んだ土中に埋設すると、培地が団粒
構造化して通気性を良好にする。栽培は、空中湿度を9
0%以上に保持して20℃で行う。このように土3中に
埋設された生の蛹からは、図に示すように埋設後14〜
28日目に長さ2〜3cmの生の蛹1に対し、背丈5〜
8cmの冬虫夏草子実体2が生育した。この子実体は刈
り取り機で摘み取り収穫される。このようにして栽培さ
れた人工の冬虫夏草子実体は、野性で採集される天然の
冬虫夏草子実体と形態及びうまみ成分(グアニル酸)、
テキスチュアー(風味、色合い、歯ざわり)、薬効にお
いて変わりがなく、そのまま野菜として、またはエキス
を抽出し調味料として、さらにドリンク剤等の健康食
品、漢方薬品等に提供できるものである。なお、蛹は人
工生産に適するものであれば、必ずしも蚕蛹に限定され
ない。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明の冬虫夏草の大量培養方
法によれば、冬虫夏草菌を所定法で人工培養して菌糸体
を生成させ、この生成させた菌糸体を粉砕処理し、この
粉砕処理した菌糸体を蛹化数日後の蛹からなる培養基材
に接種し、この接種した菌糸体を前記培養基材において
所定法で子実体に生育させることを特徴とするので、先
ず培養基材として生の蛹を採用することで、培養基材と
して特別の殺菌調整を要せずそのまま使用でき、調整労
力面でもコスト安となる。次に、人工培養で生成した菌
糸体を粉砕処理して元菌とするから、天然にしか生育し
ない数少ない冬虫夏草から得る元菌を大量に調整して取
得できることになり、その大量の元菌は生の蛹に均一に
接種され得、その結果、その元菌の感染が容易かつ確実
化され、その繁殖が均一化されて発芽する子実体の生育
速度が均一となり、均等な形態の子実体が大量に収穫で
きる。
【0018】また、請求項2の発明の冬虫夏草の大量培
養方法によれば、子実体に生育させる蛹化数日後の蛹か
らなる培養基材が蚕蛹であることを特徴とするので、生
の蚕蛹自体は繭の副産物としてコスト安で、かつ大量に
購入でき、そして大量に生産される子実体は、野性で採
集される冬虫夏草の子実体と成分的・形態的に変わりが
ないから、その子実体を野菜として、又は健康食品とし
て、さらに漢方薬品として多く提供でき、その結果、国
民の健康の維持と増強を図ることができる。
【0019】また、請求項3の発明の冬虫夏草の大量培
養方法によれば、蛹化数日後の蛹からなる培養基材で子
実体に生育させる所定法が、暗条件下での菌糸体の再培
養から明条件下での菌糸体の再生成を経て土中での子実
体の発生操作を伴うことを特徴とするので、冬虫夏草が
大量に栽培可能となり、減反政策に悩む農家の体閑農地
に新たな換金作物を導入させ農業の振興に寄与すること
ができる。さらに、請求項4の発明の冬虫夏草の大量培
養基材によれば、完全変態を行う昆虫類の蛹を生の状態
で冬虫夏草子実体の培地に調整したことを特徴とするの
で、冬虫夏草の天然の宿主に近似した培養基材で冬虫夏
草が栽培生産されることになり、大量に栽培生産される
冬虫夏草の形態・形質は天然に生育している冬虫夏草の
形態・形質に保持され得る。
【0020】さらにまた、請求項5の発明の冬虫夏草の
大量培養基材によれば、蚕蛹を生の状態で冬虫夏草子実
体の培地に調整したことを特徴とするので、生の蚕蛹自
体は繭の副産物としてコスト安で、かつ大量に購入でき
るから、冬虫夏草の大量の生産をより一層助長する。そ
して生の蚕蛹の需要による冬虫夏草の栽培は衰退してい
る養蚕産業を復活させ得ることにもなり、これに派生す
る関連産業を活性化させることになる。
【0021】
【実験例】後記する栽培例において、収穫したサナギタ
ケ子実体の乾燥品を熱水抽出して得られたエキス(本件
エキス)を50人のモニターによる食味テストを行い、
下の結果を得た。なお、対照としては、野性の冬虫夏草
子実体の乾燥品を熱水抽出して得られたエキス(対照エ
キス)を用いた。 以上の結果からも明かなように、本発明のサナギタケ栽
培方法により収穫したサナギタケ子実体から得られるエ
キスは、野性の冬虫夏草子実体から得られるエキスに対
し勝るとも劣らないテキスチュアが維持され、大量的・
企業的に生産されても野性の冬虫夏草子実体と同等以上
の品質が確保されていることがわかる。
【0022】
【栽培例】製糸工場で排出された生の蚕蛹1000kg
を購入し、この生の蚕蛹をその各表面が、人工培養で生
成したサナギタケの菌糸体を粉砕して得た元菌で複覆さ
れるようコーティングして接種した後、10℃の暗条件
下で30日間培養したところ、各生の蚕蛹に全表面に菌
糸体がまわった。そして、培養開始から40日目に各生
の蚕蛹が硬化したので温度を20℃に切り替え、かつ暗
条件を500Luxの明条件に切り替え、その条件下で
さらに40日間培養したところ、各生の蚕蛹の全表面に
まわっていた菌糸体の全体が朱色を呈した。そのとき、
その生の蚕蛹を全表面に菌糸体が生成されたままバーミ
キュライトに富んだ土中に埋め込んで、湿度を90%に
保持し20℃で培養したところ、土の表面にサナギタケ
子実体が発芽し1000kg強の子実体を収穫すること
ができた。ちなみに、生の蚕蛹1個の重量は約1.5
g、子実体1本の重量は約1gで、1個の生の蚕蛹から
1〜2本の子実体が発生・生育していた。また、蚕蛹の
長手方向の長さは2〜3cm、子実体の背丈は5cm乃
至8cmのものが多かった。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係る冬虫夏草の大量培養方法で得られ
る子実体の栽培状況を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・生の蚕蛹 2・・・子実体 3・・・
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/14 C12R 1:645)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冬虫夏草菌を所定法で人工培養して菌糸
    体を生成させ、この生成させた菌糸体を粉砕処理し、こ
    の粉砕処理した菌糸体を蛹化数日後の蛹からなる培養基
    材に接種し、この接種した菌糸体を前記培養基材におい
    て所定法で子実体に生育させることを特徴とする冬虫夏
    草の大量培養方法。
  2. 【請求項2】 子実体に生育させる蛹化数日後の蛹から
    なる培養基材が蚕蛹であることを特徴とする請求項1記
    載の冬虫夏草の大量培養方法。
  3. 【請求項3】 蛹化数日後の蛹からなる培養基材で子実
    体に生育させる所定法が、暗条件下での菌糸体の再培養
    から明条件下での菌糸体の再生成を経て土中での子実体
    の発生操作を伴うことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の冬虫夏草の大量培養方法。
  4. 【請求項4】 完全変態を行う昆虫類の蛹を生の状態で
    冬虫夏草子実体の培地に調整したことを特徴とする冬虫
    夏草の大量培養基材。
  5. 【請求項5】 蚕蛹を生の状態で冬虫夏草子実体の培地
    に調整したことを特徴とする冬虫夏草の大量培養基材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100338318B1 (ko) * 1999-09-15 2002-05-27 김천환 동충하초 속 균의 균사체 및 자실체 생산방법
JP2008307023A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Yukimori Kondo 昆虫寄生菌の子実体の生産方法
CN103688744A (zh) * 2013-10-22 2014-04-02 遵义鸿霖生物技术有限公司 一种北虫草培育方法及使用方法
CN104823699A (zh) * 2015-04-21 2015-08-12 吴中区胥口精益生物医药研究所 一种北冬虫夏草的培养方法
JP2016220669A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 東海大学Tunghai University 冬虫夏草の培養方法

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