JPH08172651A - ボタン電話装置の不在時応答装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】外国からの呼び出しであっても当該国の言語で
の応答メッセージの発信を可能とするボタン電話装置の
不在時応答装置を提供する。 【構成】予め定められている国番号と、予め設定されて
いる国の言語での応答メッセージとを対応付けて記憶す
る検索テーブル１４を設けておき、着信時のダイヤル情
報に含まれる国番号を国番号判別部１３により判別し、
上記検索テーブル１４から判別された国番号に対応する
言語の応答メッセージを読み出し再生して外線を介して
相手方に送出することにより、相手方からのメッセージ
を受信、記憶している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はボタン電話装置の不在時
応答装置に関し、特に異なる言語での着呼に対する不在
応答をも可能とするボタン電話装置の不在時応答装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のボタン電話装置では、不在応答時
の応答メッセージを予め音声蓄積装置に記憶しておき、
不在時の着呼を検出した時点で該音声蓄積装置から応答
メッセージを読み出し、相手方に対して不在であり、メ
ッセージがあれば指示に従って発声するようにとの応答
メッセージを音声出力し、例えば、相手方のメッセージ
を録音テープやＩＣメモリ等に録音していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、音声蓄
積装置に記憶されている応答メッセージは、通常、国内
での使用を前提としているため、日本語での応答メッセ
ージとしてのみ記憶されており、日本語以外の言語に対
しては適切でない。例えば、米国から米国人が電話をか
けてきたときであっても、従来のボタン電話装置からの
応答メッセージは日本語であるため、通常の米国人にと
ってはこの応答メッセージを理解することは困難であ
る。予め想定できる相手方の言語での応答メッセージを
音声蓄積装置に記憶しておくこともできるが、ボタン電
話装置側には相手方の言語を知る手段がないため、その
利用ができない。

【０００４】そこで、本発明の目的は、外国からの呼び
出しであっても当該国の言語での応答メッセージの発信
を可能とするボタン電話装置の不在時応答装置を提供す
ることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明のボタン電話装置の不在時応答装置は、不在
時の外線を介しての着信に対して予め記憶されている応
答メッセージを前記外線を介して相手に送出する装置に
おいて、予め定められている国番号と、予め設定されて
いる国の言語での応答メッセージとを対応付けて記憶す
る検索テーブルと、前記着信時のダイヤル情報に含まれ
る前記国番号を判別する判別手段と、前記判別された国
番号に対応する言語の応答メッセージを前記検索ケーブ
ルから読み出し、生して前記外線を介して前記相手方に
送出する制御手段と、前記応答メッセージ送出後、前記
相手方からの発生メッセージを受信して記憶する音声記
憶手段と、を備えて構成される。

【０００６】ここで、前記ボタン電話機の内線電話機か
ら入力される応答メッセージ信号を記検索テーブルに記
憶したり、前記外線は、国際ＩＳＤＮ回線とすることが
できる。

【０００７】

【作用】本発明では、予め定められている国番号と、予
め設定されている国の言語での応答メッセージとを対応
付けて記憶する検索テーブルを設けておき、着信時のダ
イヤル情報に含まれる国番号を判別し、上記ケーブルか
ら判別された国番号に対応する言語の応答メッセージを
読み出し再生して外線を介して相手方に送出することに
より、相手方からのメッセージを受信、記憶している。

【０００８】

【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図１は本発明によるボタン電話装置の不在時
応答装置の一実施例を示す概略構成ブロック図である。

【０００９】本実施例は、外線と接続されるボタン電話
装置１と、音声蓄積装置２と、複数台の内線電話機（本
例では１台）３とを備えて成る。

【００１０】ボタン電話装置１は、外線と内線電話機３
とを接続制御するとともに、本実施例の動作全体を制御
する制御部１１と、不在時に応答メッセージを外線を介
して相手方に送出するタイミングを設定するタイムスイ
ッチ部１２と、外線から国際ＩＳＤＮ回線を介して受信
した情報から国番号を判別する国番号判別部１３と、予
め設定されている国番号と応答する国の言語での応答メ
ッセージとを対応付けて記憶する検索テーブル１４とを
有する。

【００１１】音声蓄積装置２は、例えば、応答メッセー
ジ等を記憶する音声記憶部２１と、この音声記憶部２１
に音声信号を記憶するための信号変換を行うとともに、
音声記憶部２１から読み出した音声情報を音声信号に変
換する音声変換部２２とを有する。

【００１２】検索テーブル１４に所定の言語の応答メッ
セージを記録するには、内線電話機３の送受器（図示せ
ず）のマイクロホンから上記応答メッセージを音声入力
することにより行なえる。送受器（図示せず）で音声信
号に変換された応答メッセージは、ボタン電話装置１の
制御部１１を介して検索テーブル１４に送出され、予め
設定されている国番号（内線電話機のダイヤル番号で指
定できる）に対応する応答メッセージとして記憶する。

【００１３】さて、不在時に外線から国際ＩＳＤＮ回線
を介して外国、例えば米国から着信があると、ボタン電
話装置１のタイムスイッチ部１２は着信から所定時間経
過した時点で着信側が不在であることを認識する。する
と、外線からのダイヤル情報は、ボタン電話装置１の制
御部１１で受信され、更に、国番号判別部１３に送出さ
れる。

【００１４】国番号判別部１３は、上記ダイヤル情報
（呼出情報）に含まれている情報から国番号を判別し、
判別結果を制御部１１に送出する。制御部１１は、この
国番号に基づいて、検索テーブル１４をアクセスして、
国番号に対応する応答メッセージを再生せしめ、再生メ
ッセージを制御部１１を介して外線に送出して相手方に
通知せしめる。

【００１５】例えば、米国からの着信時には、国番号判
別部１３が国番号を判別して、米国からの着信であるこ
とを識別し、制御部１１を介して検索テーブル１４か
ら”留守なので、メッセージがあれば指示に従って発声
して下さい”という旨の英語での応答メッセージを相手
方に送出する。発呼者は、この応答メッセージを聴取
後、応答メッセージによる指示に従ってメッセージを発
声すると、音声メールとしてのメッセージ信号は外線を
介してボタン電話装置１の制御部１１に送出される。制
御部１１は、このメッセージ信号を音声蓄積装置２の音
声変換部２２に送出する。音声変換部２２は、上記音声
メールに所定の変換を施した後、音声記憶部２１に記憶
する。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によるボタ
ン電話装置の不在時応答装置によれば、不在時の応答メ
ッセージを発呼側の国に対応する言語で送出することが
できるので、操作性が著しく改善される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるボタン電話装置の不在時応答装置
の一実施例を示す概略構成ブロック図である。

【符号の説明】

１ ボタン電話装置 ２ 音声蓄積装置 ３ 内線電話機 １１ 制御部 １２ タイムスイッチ部 １３ 国番号判別部 １４ 検索テービル ２１ 音声変換部 ２２ 音声記憶部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】不在時の外線を介しての着信に対して予め
   記憶されている応答メッセージを前記外線を介して相手
   に送出するボタン電話装置の不在時応答装置において、 予め定められている国番号と、予め設定されている国の
   言語での応答メッセージとを対応付けて記憶する検索テ
   ーブルと、 前記着信時のダイヤル情報に含まれる前記国番号を判別
   する判別手段と、 前記判別された国番号に対応する言語の応答メッセージ
   を前記検索ケーブルから読み出し、再生して前記外線を
   介して前記相手方に送出する制御手段と、 前記応答メッセージ送出後、前記相手方からの発生メッ
   セージを受信して記憶する音声記憶手段と、を備えて成
   ることを特徴とするボタン電話装置の不在時応答装置。
2. 【請求項２】前記ボタン電話機の内線電話機から入力さ
   れる応答メッセージ信号が前記検索テーブルに記憶され
   る請求項１に記載のボタン電話装置の不在時応答装置。
3. 【請求項３】前記外線は、国際ＩＳＤＮ回線である請求
   項１に記載のボタン電話装置の不在時応答装置。