JPH08166797A - 音声対話型制御システム - Google Patents

音声対話型制御システム

Info

Publication number
JPH08166797A
JPH08166797A JP6310154A JP31015494A JPH08166797A JP H08166797 A JPH08166797 A JP H08166797A JP 6310154 A JP6310154 A JP 6310154A JP 31015494 A JP31015494 A JP 31015494A JP H08166797 A JPH08166797 A JP H08166797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
input
response
state
waypoint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6310154A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Akaha
誠 赤羽
Koji Asano
康治 浅野
Tetsuya Kagami
徹也 加賀美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6310154A priority Critical patent/JPH08166797A/ja
Publication of JPH08166797A publication Critical patent/JPH08166797A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声により対話的に操作が可能な装置の操作
にあたって、ユーザが発すべき音声(入力音声)を容易
に把握することができるようにする。 【構成】 入力装置14に音声が入力されると、システ
ム制御部11は、その音声に対応して制御を行うととも
に、出力装置15から、その音声に対する応答としての
応答音声を出力させる。さらに、出力装置15からは、
応答音声に対応してユーザが次に発すべき音声をガイダ
ンスするガイダンス音声も出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対話的に発せられる入
力音声に対応して、例えばカーナビゲーションシステム
などの所定の装置を制御する音声対話型制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、対話的に発せられる入力音声
に対応して動作する装置(以下、適宜、音声対話型装置
という)が知られている。このような音声対話型装置
は、音声認識装置および音声合成装置などの音声入出力
装置を有しており、音声認識装置で、ユーザの発した音
声(入力音声)が認識され、その認識結果に基づいて、
装置の制御がなされ、動作の確認や制御の結果などを内
容とする、入力音声に対する応答音声が、音声合成装置
で音声合成されて出力されるようになされている。従っ
て、音声対話型装置は、応答音声と対話するような発話
を行うことによって操作することができる。
【0003】なお、このような音声対話型装置として
は、例えばカーナビゲーションシステム(ナビゲーショ
ンシステム)などが実用化されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音声対話型
装置では、常時、広範囲な音声(語彙)を認識対象とす
ると、音声認識処理に時間がかかるとともに、認識精度
が劣化するので、これらを防止するために、通常は、装
置の状態によって、認識対象語彙を、ある範囲に絞り込
むようになされている。
【0005】従って、装置の操作に不慣れなユーザは、
装置を動作させるのに、各状態において認識可能な単語
(語彙)を、例えば操作マニュアルなどを参照して調べ
なければならず、面倒であった。また、ユーザは、いま
の装置の状態を把握している必要があり、やはり面倒で
あった。
【0006】即ち、従来の音声対話型装置は、ユーザが
装置の操作(取扱い)に慣れるまでは、使い勝手が悪か
った。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、装置の使い勝手を向上させることができ
るようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の音声対話
型制御システムは、対話的に発せられる入力音声に対応
して、所定の装置を制御する音声対話型制御システムで
あって、入力音声を音声認識する音声認識手段(例え
ば、図4に示す音声認識装置44など)と、音声認識手
段の音声認識結果に対する応答音声を生成する音声生成
手段(例えば、図5に示す音声合成装置52など)と、
音声認識手段の音声認識結果に対応して、所定の装置を
制御する制御手段(例えば、図1に示すシステム制御部
11など)とを備え、音声生成手段は、応答音声に対応
して発すべき入力音声をガイダンスするガイダンス音声
を、さらに生成することを特徴とする。
【0009】音声生成手段が、応答音声のみを生成する
通常モードと、応答音声およびガイダンス音声を生成す
るガイダンスモードとを有する場合、所定の入力に対応
して、通常モードまたはガイダンスモードで動作させる
ことができる。制御手段に対し、処理を指示するときに
操作される操作手段(例えば、図4に示すジョイスティ
ック41やボタン群42など)をさらに備える場合、制
御手段には、操作手段からの指示にも対応して、所定の
装置を制御させ、ガイダンス音声には、応答音声に対応
して行うべき操作手段の操作をガイダンスする音声も含
ませることができる。
【0010】本発明の第2の音声対話型制御システム
は、対話的に発せられる入力音声に対応して、所定の装
置を制御する音声対話型制御システムであって、入力音
声を音声認識する音声認識手段(例えば、図4に示す音
声認識装置44など)と、音声認識手段の音声認識結果
に対する応答音声を生成する音声生成手段(例えば、図
5に示す音声合成装置52など)と、音声認識手段の音
声認識結果に対応して、所定の装置を制御する制御手段
(例えば、図1に示すシステム制御部11など)とを備
え、所定の装置は、複数の状態を有し、制御手段は、所
定の入力に対応して、所定の装置の状態を過去の状態に
戻すことを特徴とする。
【0011】制御手段には、所定の入力に対応して、所
定の装置の状態を1つ前の状態に戻させることができ
る。また、制御手段には、所定の入力に対応して、所定
の装置の状態を初期状態に戻させることができる。
【0012】この音声対話型制御システムにおいては、
所定の入力を行うときに操作される操作手段(例えば、
図4に示すリモコン40など)をさらに備えることがで
きる。また、所定の入力は、特定の音声の入力とするこ
とができる。
【0013】所定の装置は、ナビゲーションシステムと
することができる。入力音声は、体言止めされたものと
することができる。
【0014】
【作用】本発明の第1の音声対話型制御システムにおい
ては、対話的に発せられる入力音声に対応して、所定の
装置が制御される。即ち、入力音声が、音声認識装置4
4で音声認識され、その音声認識結果に対する応答音声
が、音声合成装置52で生成される。そして、音声合成
装置52では、応答音声に対応して発すべき入力音声を
ガイダンスするガイダンス音声も、さらに生成される。
従って、ユーザは、発すべき音声(入力音声)を容易に
把握することができるので、装置の使い勝手を向上させ
ることができる。
【0015】本発明の第2の音声対話型制御システムに
おいては、対話的に発せられる入力音声に対応して、所
定の装置が制御される。即ち、入力音声が、音声認識装
置44で音声認識され、その音声認識結果に対する応答
音声が、音声合成装置52で生成される。そして、所定
の入力があると、所定の装置の状態が過去の状態に戻さ
れる。従って、所定の装置の状態を、ユーザが認識可能
な状態にすることが可能となる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の音声対話型制御システムを
適用したカーナビゲーションシステムの一実施例の構成
を示している。このカーナビゲーションシステムは、シ
ステム制御部11、位置測定装置12、データベース装
置13、入力装置14、および出力装置15によって構
成されており、自動車などに装備され、例えばボタンな
どの操作による他、対話的に発せられる入力音声に対応
して、装置の制御が行われるようになされている。
【0017】システム制御部11は、システムを構成す
る各ブロックとの間で情報の送受を行い、システム全体
の動作を制御するようになされている。位置測定装置1
2は、GPS(Global Positioning System)用の衛星
(GPS衛星)からの電波を受信したり、ジャイロスコ
ープなどの測定装置を用いて現在地を測定するようにな
されている。データベース装置13には、例えば複数の
スケールの、電子化された地図情報や、道路ネットワー
ク情報、交差点情報その他のナビゲーションに必要な情
報が記録されており、そこからは、システム制御部11
からの指令に基づいて必要な情報が検索され、システム
制御部11に送信されるようになされている。
【0018】入力装置14には、例えばボタンやジョイ
スティックなどの操作手段と、音声を入力するためのマ
イクなどの音声入力手段が装備されている。操作手段
は、システム制御部11に対し、処理を指示するときに
操作され、この場合、入力装置14からは、その操作
(操作手段の操作)に対応した信号がシステム制御部1
1に送信されるようになされている。さらに、入力装置
14は、後述する図4に示すように音声認識装置44を
有しており、入力された音声(音声入力手段に入力され
た音声)は、そこで音声認識され、その音声認識結果
も、システム制御部11に送信されるようになされてい
る。出力装置15は、後述する図5に示すように、画像
その他を表示するための、例えば液晶モニタやCRTな
どでなる画像表示装置51、音声その他を出力するため
のスピーカ54、テキスト情報から音声(合成音)を生
成する音声合成装置52などを有しており、システム制
御部11から送られてくる情報のうちの、例えば地図情
報や現在位置情報などを表示したり、また音声情報を出
力したりするようになされている。さらに、出力装置1
5は、システム制御部11からテキスト情報が送信され
てきた場合には、そのテキスト情報に対応する音声を音
声合成して出力するようになされている。
【0019】次に、図2は、位置測定装置12の詳細構
成例を示している。位置測定装置12は、位置測定制御
部21,GPSアンテナ22、ジャイロスコープ23、
および位置計算部24から構成され、現在地の測定やあ
る時点(地点)からの移動距離の測定などを行うように
なされている。
【0020】位置測定制御部21は、システム制御部1
1の制御の下、位置測定装置12を構成する各ブロック
を制御する他、システム制御部11からの指令に応じ
て、位置計算部24で後述するようにして計算される現
在地や移動距離を、システム制御部11に供給するよう
になされている。GPSアンテナ22は、GPS衛星か
ら送信された電波を受信し、位置測定制御部21を介し
て、位置計算部24に供給するようになされている。ジ
ャイロスコープ23は、例えば回転可能な、3軸で支持
されたコマを有し、そのコマの回転軸の方向を、位置測
定制御部21を介して位置計算部24に出力するように
なされている。位置計算部24は、位置測定制御部21
を介して、GPSアンテナ22から供給される信号か
ら、現在地(例えば、緯度および経度で表されるもの)
(現在地情報)を算出し、位置測定制御部21に出力す
るようになされている。
【0021】なお、位置計算部24には、図示せぬ回転
量算出回路で自動車のタイヤの回転量(回転数)が算出
されて供給されるようになされている。例えば、天候な
どの影響で、GPS衛星からの電波が良好に受信するこ
とができない場合や、その他必要に応じて、位置計算部
24は、位置測定制御部21を介してジャイロスコープ
23から供給されるコマの回転軸の方向、および回転量
算出回路からのタイヤの回転量に基づいて、自動車の移
動距離を算出し、その移動距離と、ある時点における位
置とから、現時点の位置(現在地)を算出するようにな
されている。また、位置計算部24は、算出した移動距
離を、必要に応じて、位置測定制御部21に出力するよ
うになされている。
【0022】次に、図3は、データベース装置13の詳
細構成例を示している。データベース装置13は、記録
媒体31、記憶部32、および読み書き装置33から構
成されている。記録媒体31は、例えばCD−ROMな
どでなり、複数のスケールの電子化された地図データ
(地図情報)を記憶している。さらに、記録媒体31
は、交差点の名称や、交差点の地図上の位置(例えば、
緯度および経度で表されたものなど)などでなる交差点
情報、交差点に接続する道路の名称や、方向、その道路
をたどることによって到達する地点の名称などでなる道
路ネットワーク情報、その他のナビゲーションに必要な
情報も記憶している。
【0023】さらに、記録媒体31は、データベース装
置13に着脱可能になされており、これにより将来、地
図などに変更があっても、その変更後の地図情報が記憶
された記録媒体を、記録媒体31に代えてデータベース
装置13に装着することによって、記録媒体31に記憶
されている情報の陳腐化により、装置が実質的に使用不
可になることを防止することができるようになされてい
る。
【0024】記憶部32は、例えばRAMなどでなり、
読み書き装置33によって、記録媒体31から読み出さ
れたデータを一時記憶するようになされている。記憶部
32に対するアクセスは、記録媒体31に対するアクセ
スに比較して、高速で行うことができるようになされて
おり、記録媒体31に記憶されているデータを、必要に
応じて、記憶部32に記憶させておき、そこからデータ
を読み出すようにすることで、処理の高速化を図ること
ができるようになされている。
【0025】読み書き装置33は、システム制御部11
に制御され、記録媒体31からのデータの読み出し、お
よび記憶部32に対するデータの読み書きを行うように
なされている。
【0026】なお、データベース装置13には、システ
ム制御部11を介して、位置測定装置4から現在地、移
動距離が適宜供給されるようになされており、記憶部3
2は、これらの情報も一時記憶するようになされてい
る。記憶部32に記憶された現在地、および移動距離
は、読み書き装置33により必要に応じて読み出され、
システム制御部11において、所定の処理が行われると
きに用いられるようになされている。
【0027】次に、図4は、入力装置14の詳細構成例
を示している。入力装置14は、リモコン40および音
声認識装置44で構成されている。また、リモコン40
は、ジョイスティック41、ボタン群42、およびマイ
ク43から構成されている。
【0028】ジョイスティック41は、上下左右斜め方
向に傾けることができるようになされており、傾けられ
た方向に応じた操作信号がシステム制御部11に出力さ
れるようになされている。ボタン群42は、例えば電源
ボタン、メニューボタン、拡大ボタン、縮小ボタン、復
帰ボタン、経路設定ボタン、音声出力ボタン、および確
定ボタンなどより構成されており、ボタンが操作される
とその操作されたボタンに応じた操作信号がシステム制
御部11に出力されるようになされている。マイク43
は、音声が入力されるとその音声を電気信号としての音
声信号に変換し、音声認識装置44に出力するようにな
されている。
【0029】音声認識装置44は、マイク43からの音
声信号に対し、音声認識処理を施し、その結果をシステ
ム制御部11に出力するようになされている。リモコン
40のジョイスティック41、ボタン群42を操作する
ことによって行われる処理は、マイク43に所定の音声
を入力することによっても行わせることができるように
なされている。
【0030】次に、図5は、出力装置15の詳細構成例
を示している。出力装置15は、画像表示装置51、音
声合成装置52、アンプ53、およびスピーカ54から
構成されている。
【0031】画像表示装置51は、上述したように、例
えば液晶モニタやCRTなどでなり、システム制御部1
1から供給される地図データ(地図情報)や現在地デー
タ(現在地情報)などの情報を表示するようになされて
いる。音声合成装置52は、システム制御部11から供
給されるテキストデータ(テキスト情報)に基づいて、
必要に応じて音声合成を行う(テキストデータに対応す
る合成音を生成する)ようになされている。音声合成装
置52より出力された合成音は、アンプ53を介して、
スピーカ54に供給されて出力されるようになされてい
る。即ち、例えば運転中のユーザに対し、視覚ではなく
聴覚を通じて、情報を認識させることができるようにな
されている。
【0032】ここで、システム制御部11では、入力装
置14(図4)のマイク43に入力され、音声認識装置
44で音声認識された音声に対する応答としてのテキス
トデータを生成するようになされている。上述したよう
に、音声合成装置52では、このテキストデータに基づ
いて合成音が生成されて出力されるから、即ち入力され
た音声の応答である、いわば応答音声が出力されるか
ら、ユーザは、この応答音声と対話するように発話する
ことで、カーナビゲーションシステムの操作を行うこと
ができる。
【0033】アンプ53は、システム制御部11あるい
は音声合成装置52より供給される信号(オーディオ信
号)を増幅し、スピーカ54に供給するようになされて
いる。スピーカ54は、アンプ53から供給される増幅
されたオーディオ信号を、音(音声)として出力するよ
うになされている。
【0034】次に、図6のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。まず最初にステップS1に
おいて、入力装置14(図4)を構成するリモコン40
におけるボタン群42の電源ボタンが、電源をONする
ように操作されたか否かが、システム制御部11により
判定される。なお、図1のカーナビゲーションシステム
においては、電源がOFFのときに、電源ボタンが一度
操作されると、電源がONされるようになされており、
また、電源がONのときに、電源ボタンが一度操作され
ると、電源がOFFにされるようになされている。
【0035】ステップS1において、電源ボタンが、電
源をONするように操作されていないと判定された場
合、ステップS1に戻る。また、ステップS1におい
て、電源ボタンが電源をONするように操作されたと判
定された場合、システム制御部11によって電源がON
にされる。そして、ステップS2に進み、位置測定装置
12によって現在地の測定が開始され、システム制御部
11では、その測定結果を元に、現在地を含む適当(適
切)な縮尺(スケール)の地図が、データベース装置1
3(図3)の記録媒体31より読み出され、出力装置1
5に供給されて、ステップS3に進む。ステップS3で
は、出力装置15(図5)の画像表示装置51におい
て、システム制御部11から供給された現在地を含む地
図が適当な縮尺で表示される。
【0036】ここで、以後、ジョイスティック41およ
びボタン群42の操作、並びにマイク43への音声入力
のいずれもなされていない間は、常に位置測定装置12
によって現在地が測定され、その現在地を含む地図に、
画像表示装置51の表示が更新されていくようになされ
ている。さらに、現在地には、自身を表すカーソル(例
えば、自動車の形をしたマークなど)が表示されるよう
になされている。また、画像表示装置51には、現在地
を含む地図を、その現在地がほぼ画面中心に位置するよ
うに表示させるようにすることができる。
【0037】現在地を含む地図の表示がなされた後、ス
テップS4に進み、入力装置14(図4)のボタン群4
2のうちのメニューボタンが操作されたか否かが、シス
テム制御部11によって判定される。ステップS4にお
いて、メニューボタンが操作されたと判定された場合、
ステップS5に進み、メニューモード処理が行われる。
即ち、ステップS5では、まず図7のステップS21に
おいて、メニューが、出力装置15(図5)の画像表示
装置51に表示される。
【0038】ここで、メニューは、データベース装置1
3(図4)の記録媒体31に記憶されている。メニュー
ボタンが操作されると、システム制御部11は、データ
ベース装置13からメニューを読み出し、出力装置15
に供給して表示させるようになされている。
【0039】メニューの表示後、ステップS22に進
み、そのメニューのうちのいずれかが選択されたか否か
が、システム制御部11によって判定される。ここで、
出力装置15にメニューが表示されると、そのメニュー
とともにカーソルも表示されるようになされている。こ
のカーソルは、入力装置14(図4)のジョイスティッ
ク41を操作することにより移動することができるよう
になされており、メニューの選択は、カーソルを所望す
るメニューの位置に移動して、確定ボタン(図4)を操
作することにより行うことができるようになされてい
る。
【0040】ステップS22において、メニューが選択
されていないと判定された場合、ステップS22に戻
る。また、ステップS22において、メニューが選択さ
れたと判定された場合、ステップS23に進み、その選
択されたメニューに対応する処理が、システム制御部1
1によって行われ、処理(メニューモード処理)を終了
する。
【0041】なお、メニューとしては、出力装置15に
おける表示色や、地図の表示方向(どの方向を上にして
地図を表示するか)、音量などの設定を行うもの、デー
タベース装置13に記憶されている地図情報などを出力
するもの、目的地までの経路(道順)を設定するものそ
の他がある。これらのメニューは階層構造にしておくこ
とによって、より使い易いものとすることができる。
【0042】メニューモード処理の終了後は、ステップ
S6(図6)に進む。
【0043】また、ステップS4において、メニューボ
タンが操作されていないと判定された場合、ステップS
5をスキップして、ステップS6に進み、入力装置14
(図4)の拡大ボタンが操作されたか否かが、システム
制御部11によって判定される。ステップS5におい
て、拡大ボタンが操作されたと判定された場合、ステッ
プS7に進み、地図拡大処理が行われ、ステップS8に
進む。即ち、ステップS7では、システム制御部11に
よって、いま出力装置15に表示されている地図より、
縮尺の大きい地図であって、現在地を含むものが、デー
タベース装置13から読み出され、出力装置15に供給
される。そして、出力装置15では、その地図が表示さ
れる。
【0044】一方、ステップS6において、拡大ボタン
が操作されていないと判定された場合、ステップS7を
スキップして、ステップS8に進み、入力装置14(図
4)の縮小ボタンが操作されたか否かが、システム制御
部11によって判定される。ステップS8において、縮
小ボタンが操作されたと判定された場合、ステップS9
に進み、地図縮小処理が行われ、ステップS10に進
む。即ち、ステップS9では、システム制御部11によ
って、いま出力装置15に表示されている地図より、縮
尺の小さな地図であって、現在地を含むものが、データ
ベース装置13から読み出され、出力装置15に供給さ
れる。そして、出力装置15では、その地図が表示され
る。
【0045】なお、拡大ボタンまたは縮小ボタンが操作
された場合、システム制御部11では、いま出力装置1
5に表示されている地図より、縮尺の大きなまたは小さ
な地図が、データベース装置13に記憶されていないと
きには、その旨を、出力装置15から出力させる(その
旨を示すメッセージを表示させる、あるいはその旨の音
声を出力させる)ようになされている。
【0046】一方、ステップS8において、縮小ボタン
が操作されていないと判定された場合、ステップS9を
スキップして、ステップS10に進み、入力装置14
(図4)の電源ボタンが、電源をOFFするように操作
されたか否かが、システム制御部11によって判定され
る。ステップS10において、電源ボタンが、電源をO
FFするように操作されたと判定された場合、システム
制御部11によって、電源がOFFにされ、処理を終了
する。
【0047】また、ステップS10において、電源ボタ
ンが、電源をOFFするように操作されていないと判定
された場合、ステップS11に進み、入力装置14(図
4)のジョイスティック41が操作されたか否かが、シ
ステム制御部11によって判定される。ステップS11
において、ジョイスティック41が操作されたと判定さ
れた場合、ステップS12に進み、地図スクロール処理
が行われ、ステップS13に進む。
【0048】即ち、ステップS12では、システム制御
部11によって、ジョイスティック41が操作された方
向と、例えば同一の方向(あるいは対向する方向)の地
図が、データベース装置13から読み出され、出力装置
51に供給される。そして、出力装置15において、そ
の地図が表示される。これにより、出力装置15では、
いま表示されている地図が、ジョイスティック41が操
作された方向と同一の方向(あるいは対向する方向)に
スクロールされる。
【0049】一方、ステップS11において、ジョイス
ティック41が操作されていないと判定された場合、ス
テップS12をスキップして、ステップS13に進み、
入力装置14(図4)の音声出力ボタンが操作されたか
否かが、システム制御部11によって判定される。ステ
ップS13において、音声出力ボタンが操作されたと判
定された場合、ステップS14に進み、音声出力処理が
行われ、ステップS2に戻る。
【0050】即ち、ステップS14では、システム制御
部11によって、例えば現在地を表すテキストが、出力
装置15(図5)の音声合成装置52に供給される。音
声合成装置52では、システム制御部11からのテキス
トに対応した合成音、即ち現在地の合成音が生成され、
アンプ53を介してスピーカ54に供給される。これに
より、スピーカ54からは、現在地が、合成音で出力さ
れる。
【0051】なお、合成音は、上述したようにテキスト
音声合成によって生成するのではなく、例えば所定の定
型文の音声合成用パラメータや、ADPCMなどにより
圧縮された音声などを用意しておき、それを利用して生
成することなども可能である。
【0052】一方、ステップS13において、音声出力
ボタンが操作されていないと判定された場合、ステップ
S14をスキップして、ステップS2に戻る。
【0053】なお、図6および図7においては、入力装
置14(図4)の復帰ボタン、経路設定ボタンが操作さ
れた場合に行われる処理については言及しなかったが、
これについては後述する。
【0054】また、図6および図7における処理(復帰
ボタン、経路設定ボタンが操作された場合に行われる処
理も含む)は、入力装置14(図4)のジョイスティッ
ク41やボタン群42を操作する他、その処理に対応す
るコマンドを、マイク43に音声入力することによって
も行わせることが可能である。即ち、入力装置14(図
4)のマイク43にコマンドの音声が入力された場合に
は、音声認識装置44において、その音声が音声認識さ
れ、その認識結果がシステム制御部11に供給される。
システム制御部11では、音声認識装置44からの音声
認識結果に対応して、上述したような処理が行われる。
【0055】これにより、例えば「電源オン」、「メニ
ュー」、「拡大」、「縮小」、「電源オフ」、または
「音声出力」などの音声が、マイク43に入力された場
合には、システム制御部11によって、電源ON処理、
メニューモード処理、地図拡大処理、地図縮小処理、電
源OFF処理、または音声出力処理が、それぞれ行われ
る。また、マイク43に、例えば「右」、「左」、
「上」、「下」などの方向を表す音声が入力された場合
には、システム制御部11によって、その方向にジョイ
スティック41が操作された場合と同様の地図スクロー
ル処理が行われる。
【0056】次に、図8は、図6のステップS5におけ
るメニューモード処理において選択されたメニューに対
応して変化するシステムの状態の遷移図(状態遷移図)
を示している。メニューボタンが操作され、あるいは音
声「メニュー」が発せられ、メニューモード処理が開始
された直後においては、装置の状態は、出力装置15に
初期メニューが表示された初期状態となる。
【0057】初期メニューには、GPSインフォメーシ
ョン、自宅登録、ナビゲーション、コース設定、その他
のメニューなどのサブメニューがあり、このサブメニュ
ーを選択することによって、装置の状態は、そのサブメ
ニューに対応する処理を行う状態となる。本実施例にお
いては、初期メニューの状態(初期状態)から、GPS
インフォメーション、自宅登録、ナビゲーション、コー
ス設定、およびその他のメニューの状態に遷移すること
ができるようになされている。また、これらのGPSイ
ンフォメーション、自宅登録、ナビゲーション、コース
設定、およびその他のメニューの状態からは、初期メニ
ューの状態に遷移することができるようになされてい
る。
【0058】さらに、コース設定は、ウェイポイント設
定、ウェイポイント編集、コース登録、および自動経路
設定などのサブメニューを有している。従って、コース
設定の状態からは、ウェイポイント設定、ウェイポイン
ト編集、コース登録、および自動経路設定の状態に遷移
することができ、また、ウェイポイント設定、ウェイポ
イント編集、コース登録、および自動経路設定の状態か
らは、コース設定の状態に遷移することができる。
【0059】但し、本実施例では、例えばウェイポイン
トの設定の状態から、初期メニューの状態へは、直接遷
移することができないようになされている。即ち、ウェ
イポイントの設定の状態から、初期メニューの状態へ
は、コース設定の状態を介さなければ遷移することがで
きないようになされている。
【0060】ここで、GPSインフォメーションが選択
された場合には、例えばGPS衛星からの電波の受信状
態などが表示される。また、自宅登録が選択された場合
には、ユーザの自宅の位置の登録が行われる。ナビゲー
ションが選択された場合には、既に設定されている経路
(コース)に沿っての道案内(ナビゲーション)(誘
導)が行われる。なお、ナビゲーションは、出力装置1
5(図5)の画像表示装置51に、地図とともに経路を
表示することによって行わせることもできるし、その経
路を、音声で、スピーカ54から出力することによって
行わせることもできる。また、音声による経路の出力
は、例えば入力装置14(図4)の音声出力ボタンを操
作することで行わせることができる。
【0061】その他のメニューには、出力装置15にお
ける表示色や、地図の表示方向、音量などの設定を行う
メニュー、データベース装置13に記憶されている地図
情報などを出力するメニューなどが含まれている。
【0062】コース設定は、例えば経路などを設定する
ための、いわば総括メニューで、そのサブメニューとし
て、ウェイポイント設定、ウェイポイント編集、コース
登録、および自動経路設定が用意されている。ウェイポ
イント設定が選択された場合には、ウェイポイントの設
定が行われる。
【0063】なお、ウェイポイントとは、例えば経路の
目的地や出発地点、あるいは通過地点などの、ユーザ
が、いわば目印とする地点(ポイント)を意味する。ウ
ェイポイントを設定しておいた場合には、現在地がウェ
イポイントと一致したことや、あるいはウェイポイント
に近づきつつあることなどを表示したり、また音声出力
したりするようにすることができる。
【0064】ウェイポイント編集が選択された場合に
は、既に設定されたウェイポイントの変更や、削除など
が行われる。また、コース登録では、後述する自動経路
設定や、あるいは手動で設定された経路(コース)が、
データベース装置13に登録される。
【0065】ここで、図1のカーナビゲーションシステ
ムにおいては、入力装置14(図4)のジョイスティッ
ク41を操作し、出力装置15で表示された地図上の経
路を指定することにより、手動で経路を設定することが
できるようになされている。
【0066】自動経路設定が選択された場合には、既に
設定されたウェイポイント間を結ぶ最適経路が探索さ
れ、すべてのウェイポイントを、その最適経路で結んだ
経路が設定されるようになされている。
【0067】以上のメニューの選択は、上述したように
入力装置14(図4)のジョイスティック41およびボ
タン群42の確定ボタンを操作することによる他、音声
入力によっても行うことができるようになされている。
【0068】以下では、音声入力によって、メニューの
選択その他の処理の指示が行われる場合を中心に説明す
る。
【0069】ここで、出力装置15(図5)の音声合成
装置52の動作モードには、入力装置14(図4)のマ
イク43に入力された音声(音声認識装置44の音声認
識結果)に対する応答音声のみを音声合成する通常モー
ドと、その応答音声に対応して発すべき音声をガイダン
スし、さらには必要に応じて、応答音声に対応して行う
べき入力装置14(ジョイスティック41、ボタン群4
2)の操作をガイダンスするガイダンス音声も音声合成
するガイダンスモードとがある。そして、この動作モー
ドは、所定の入力に対応して、システム制御部11によ
って切り替えられるようになされている。即ち、音声合
成装置52は、例えばマイク43に音声「通常」または
「ガイダンス」が入力されると、通常モードまたはガイ
ダンスモードでそれぞれ動作するようになされている。
あるいは、上述したメニューには、通常モードまたはガ
イダンスモードを選択するメニューがあり、そのうちの
いずれかを、上述したように、入力装置14(図4)の
ジョイスティック41および確定ボタンで選択すること
により、音声合成装置52の動作モードを変更すること
ができるようになされている。
【0070】なお、ガイダンス音声を音声合成するため
のテキストデータは、上述した通常の応答音声を音声合
成するためのテキストデータと同様に、システム制御部
11で生成されるようになされている。
【0071】ガイダンスモードでは、上述したように、
応答音声に対応して発すべき音声、その応答音声に対応
して行うべき入力装置14の操作をガイダンスするガイ
ダンス音声が音声合成され、スピーカ54から出力され
るので、ユーザに、システムの使い方(操作手順)をト
レーニングさせることができるから、ガイダンスモード
は、いわばトレーニングモードということができる。
【0072】次に、音声合成装置52の動作モードがガ
イダンスモードとされた状態において、図8に示したメ
ニューのうちの、例えばウェイポイント設定が、音声入
力によって行われる場合について説明する。
【0073】なお、ここでは、システム側であらかじめ
用意された経路(コース)上におけるウェイポイントを
設定するものとする。また、音声認識装置44では、例
えば「コース設定します。」などの文章の他、「コース
設定」のように体言止めの音声も認識することができる
ようになされている。即ち、ユーザは、「コース設定し
ます。」などの文章の他、「コース設定」のように体言
止めの音声も入力することができる。
【0074】例えば、システム側であらかじめ用意され
たコースが、品川駅前から新宿駅西口までのあるコース
である場合、以下のような手順でウェイポイントが設定
されていく。なお、以下において、U:「」はユーザの発
話、S:{}はシステムからの応答音声(通常モードにお
けるユーザの発話に対する応答)、G:””はガイダンス
音声である。
【0075】まず、上述したようにして、ユーザによっ
て所定の入力が行われ、音声合成装置44の動作モード
がガイダンスモード(トレーニングモード)とされる。
すると、以下のようなガイダンス音声が出力される。
【0076】 G:”トレーニングモードの設定を行いました。” G:”音声コマンド入力状態です。” G:”画面上に表示されている単語が音声入力可能な単語
です。”
【0077】このとき、ユーザは、画面、即ち出力装置
15(図5)の画像表示装置51を見ることによって、
現在音声入力可能なコマンド(単語)を認識することが
できる。いまの場合、図8に示したメニューのうちの初
期メニューとともに、そのサブメニューとして、初期メ
ニューから状態遷移が可能なGPSインフォメーショ
ン、自宅登録、ナビゲーション、コース設定、およびそ
の他のメニューが表示されているものとする。
【0078】ウェイポイントの設定を行うためには、ま
ずコース設定の状態に遷移する必要があるから、ユーザ
は、以下のように発話して、コース設定を選択する。
【0079】U:「コース設定」
【0080】この音声は、入力装置14(図4)のマイ
ク43に入力され、音声認識装置44で音声認識され
る。この音声認識結果は、システム制御部11に出力さ
れ、システム制御部11では、この音声認識結果に対応
して、応答音声を生成するためのテキストデータが生成
され、出力装置15(図5)の音声合成装置52に出力
される。音声合成装置52では、システム制御部11か
らのテキストデータに対応して、以下のような応答音声
が生成され、スピーカ54から出力される。
【0081】S:{コース設定モードのサブメニューを指
定してください。}
【0082】さらに、システム制御部11では、音声認
識装置44の音声認識結果に対応して、ガイダンス音声
を生成するためのテキストデータが生成され、出力装置
15(図5)の音声合成装置52に出力される。音声合
成装置52では、上述した場合と同様にして、以下のよ
うなガイダンス音声が生成され、スピーカ54から出力
される。
【0083】G:"コース設定モードではウェイポイント
設定、ウェイポイント編集、自動経路設定を行うことが
できます。”
【0084】このガイダンス音声により、ユーザは、コ
ース設定のサブメニューとして、ウェイポイント設定、
ウェイポイント編集、自動経路設定があることを容易に
認識することができる。
【0085】なお、図8に示したように、コース設定の
サブメニューとしては、上述したものの他、コース登録
もあるが、本実施例では、このコース登録へは、自動経
路設定や、あるいは手動で経路が設定されると、自動的
に状態遷移し、設定された経路が、データベース装置1
3に登録されるようになされており、即ちコース登録の
状態には、システム側で必要に応じて遷移するようにな
されており、ユーザが選択可能なサブメニューとはされ
ていない。但し、このコース登録も、上述のウェイポイ
ント設定、ウェイポイント編集、自動経路設定と同様
に、ユーザが選択可能なサブメニューとすることができ
る。
【0086】次に、ユーザは、ウェイポイントの設定を
行うために、以下のように発話して、コース設定のサブ
メニューから、ウェイポイント設定を選択する。
【0087】U:「ウェイポイント設定」
【0088】この発話に対応して、以下のような応答音
声及びガイダンス音声が出力される。なお、応答音声お
よびガイダンス音声の出力処理は、上述の場合と同様な
ので、以下では、その説明は省略する。
【0089】 S:{ウェイポイント1を設定してください。} G:”コース設定モードになりました。” G:”ウェイポイントの設定により、出発地、通過地、目
的地が設定されます。” G:”このモードでは品川駅前を出発地とし第1京浜国
道、山手通り、甲州街道を経由して目的地は新宿駅西口
です。” G:”まず、出発地である品川駅前を表示するための地名
を音声で入力してください。” G:”ここで入力可能な地名は都道府県名に市区町村名を
続けて発声しものです。” G:”品川駅を表示するために、東京都品川区と発声して
ください。”
【0090】以上のガイダンス音声により、ユーザは、
システムの状態がコース設定の状態となったことを理解
することができ、さらに発すべき音声も認識することが
できる。
【0091】ユーザは、ガイダンス音声にしたがって、
以下のように発話する。
【0092】U:「東京都品川区」
【0093】このユーザの発話に対応して、次のような
応答音声が出力される。
【0094】S:{東京都品川区を表示します。}
【0095】ここで、システム制御部11によって、デ
ータベース装置13から、品川区を含む適当なスケール
の地図が読み出され、出力装置15(図5)の画像表示
装置51に供給されて表示される。そして、以下のよう
なガイダンス音声が出力される。
【0096】G:”次に、品川駅前にカーソルを移動しま
す。画面の右上に品川駅があります。カーソルをリモコ
ンで移動しても構いませんが、画面上の地図にあるラン
ドマークは音声入力による指定も可能です。” G:”ここでは品川駅と発声してください。”
【0097】以上のガイダンス音声により、ユーザは、
ウェイポイント1(最初のウェイポイント)とする地名
の指定方法を認識することができる。即ち、この場合、
ユーザは、入力装置14(図4)のジョイスティック4
1の操作、あるいは音声入力によってウェイポイントの
指定が可能なことを認識することができる。なお、ラン
ドマークとは、出力装置15(図5)の画像表示装置5
1に表示された地図上の、例えば都道府県、市町村、観
光地、山、川、湖、建物などの名称(地名)を意味す
る。
【0098】ユーザは、ガイダンス音声にしたがって、
以下のように、ウェイポイント1(最初のウェイポイン
ト)とする地名を発話する。
【0099】U:「品川駅」
【0100】このユーザの発話に対応して、次のような
応答音声が出力される。
【0101】S:{品川駅を中心に表示します。}
【0102】ここで、出力装置15(図5)の画像表示
装置51の表示が、品川駅を中心とする地図の表示に変
更され、さらにカーソルが品川駅を指示するように表示
される。そして、その後、以下のようなガイダンス音声
が出力される。
【0103】G:”ウェイポイント1を決定するために、
リモコンの確定ボタンを押すかウェイポイント決定と発
声してください。今の状態で入力可能な音声を画面に表
示しておきます。” G:”ここではウェイポイント決定と発声してくださ
い。”
【0104】ここで、ユーザは、ガイダンス音声にした
がって、以下のように発話する。
【0105】U:「ウェイポイント決定」
【0106】ここで、設定されたウェイポイント1が、
システム制御部11によってデータベース装置13に登
録される。そして、以下のような応答音声およびガイダ
ンス音声が出力される。
【0107】 S:{品川駅前をウェイポイント1としました。} S:{ウェイポイントに矢印を設定しますか?} G:”ウェイポイントが交差点の場合、矢印により交差点
に入る方向と出る方向が設定できます。「はい」または
「いいえ」と発声するか、メニューで選んでください。
「はい」、「いいえ」以外に入力可能な音声を画面に表
示しておきます。” G:”品川駅前は出発地なので進行方向の設定は必要あり
ません。「いいえ」と答えてください。”
【0108】ここで、ユーザは、ガイダンス音声にした
がって、以下のように発話する。
【0109】U:「いいえ」
【0110】次に、2番目のウェイポイントの設定を行
うために、以下のような応答音声およびガイダンス音声
が出力される。
【0111】 S:{ウェイポイント2を設定してください。} G:”ウェイポイント2として第1京浜国道と山手通りの
交差点である北品川2丁目を設定します。” G:”品川駅を設定しときと同じようにカーソルをリモコ
ンのジョイスティックで移動しても構いませんが、画面
上の地図にあるランドマークである北品川2丁目交差点
と音声による入力も可能です。” G:”ここでは北品川2丁目交差点と発声してくださ
い。”
【0112】ここで、ユーザは、ガイダンス音声にした
がって、以下のように発話する。 U:「北品川2丁目交差点」
【0113】すると、ユーザの音声に対応して、以下の
ような応答音声およびガイダンス音声が出力される。
【0114】G:”ウェイポイント2を決定するために、
リモコンの確定ボタンを押すかウェイポイント決定と発
声してください。今の状態で入力可能な音声を画面に表
示しておきます。” G:”ここではリモコンの確定ボタンを押してくださ
い。”
【0115】ここで、ユーザは、ガイダンス音声にした
がって、確定ボタンを操作する。すると、以下のような
応答音声が出力される。
【0116】S:{北品川2丁目交差点をウェイポイント
2としました。}
【0117】ここで、設定されたウェイポイント2が、
システム制御部11によってデータベース装置13に登
録される。
【0118】 S:{ウェイポイントに矢印を設定しますか?} G:”ウェイポイントが交差点の場合、進行方向が指定で
きます。「はい」または「いいえ」と発声するか、メニ
ューで選んでください。「はい」、「いいえ」以外に入
力可能な音声を画面に表示しておきます。” G:”ここでは「はい」と答えてください。”
【0119】ここで、ユーザは、ガイダンス音声にした
がって、以下のように発話する。
【0120】U:「はい」
【0121】すると、ユーザの音声に対応して、以下の
ような応答音声およびガイダンス音声が出力される。
【0122】S:{進行方向をジョイスティックで設定し
てください。} G:”まず、交差点への進入方向をジョイスティックで矢
印を動かしながら決めてください。決めるときは確定ボ
タンを押してください。次に、曲がる方向をジョイステ
ィックで矢印を動かしながら決めてください。決めると
きは同様に確定ボタンを押してください。”
【0123】ここで、ユーザは、ガイダンス音声にした
がって、入力装置14(図4)のジョイスティック41
および確定ボタンを操作する。そして、確定ボタンが操
作されると、以下のような応答音声が出力される。
【0124】S:{ウェイポイント2の北品川2丁目交差
点に進行方向を設定しました。}
【0125】ここで、設定された進行方向が、システム
制御部11によって、データベース装置13に登録され
る。
【0126】以下同様にして、目的地である新宿駅西口
までの経路におけるウェイポイントが設定される。
【0127】なお、上述の場合においては、ウェイポイ
ント1の確定にあたっては、音声入力を用い、またウェ
イポイント2の設定の確定にあたっては、音声入力
(「はい」))ではなく、入力装置14(図4)の確定
ボタンを操作するようにしたが、これは、音声入力およ
び確定ボタンの操作のいずれも用いることができること
を説明するためであり、従っていずれか一方に統一する
ことが可能である。また、進行方向の指定にあたって
は、入力装置14(図4)のジョイスティック41およ
び確定ボタンを用いるようにしたが、これは音声入力に
よっても行うことが可能である。
【0128】以上のように、ガイダンスモードでは、ガ
イダンス音声と、必要に応じて画面表示(出力装置15
(図15)の画像表示装置51の表示)を併用しなが
ら、操作方法と入力可能な音声(単語)の説明がなされ
るので、ユーザは、行うべき操作や、発すべき音声(入
力音声)を容易に把握することができ、従って装置の使
い勝手を向上させることができる。
【0129】なお、例えばユーザがシステムの操作に慣
れ、ガイダンス音声を必要としなくなった場合には、音
声合成装置52の動作モードをガイダンスモードから通
常モードに変更すれば良い。この場合、上述した応答音
声およびガイダンス音声のうちのガイダンス音声(G:”
・・・”の部分)が出力されなくなる。
【0130】次に、ガイダンスモードにおいて、ユーザ
が、独自の経路(コース)におけるウェイポイントを設
定する場合について説明する。なお、ここでは、品川駅
前から東京駅八重洲口までのあるコースを、ウェイポイ
ント設定の対象とする。
【0131】まず、動作モードがガイダンスモード(ト
レーニングモード)とされることにより、上述した場合
と同様に、以下のようなガイダンス音声が出力される。
【0132】 G:”トレーニングモードの設定を行いました。” G:”音声コマンド入力状態です。” G:”画面上に表示されている単語が音声入力可能な単語
です。”
【0133】そして、以下のように、応答音声またはガ
イダンス音声に対して対話的に発せられるユーザの音声
にしたがって、ウェイポイントの設定が行われる。
【0134】U:「コース設定」 G:”コース設定モードになりました。” S:{コース設定モードのサブメニューを指定してくださ
い。} G:"コース設定モードではウェイポイント設定、ウェイ
ポイント編集、自動経路設定を行うことができます。” U:「ウェイポイント設定」 G:”ウェイポイントの設定により、出発地、通過地、目
的地が設定されます。” G:”ウェイポイント設定するために、設定する場所の地
図を表示します。地図はジョイスティックによる移動と
地名を音声入力することにより表示することができま
す。” G:”ここで音声入力可能な地名は都道府県名に市区町村
名を続けて発声したものです。” G:”表示されている地図の中ではランドマークの名前で
も発声できます。” S:”ウェイポイント1を設定してください。” U:「東京都品川区」 S:{東京都品川区を表示します。}
【0135】ここで、出力装置15(図5)の画像表示
装置51において、品川区を含む適当なスケールの地図
が表示される。
【0136】G:”次に、ジョイスティックでカーソルを
設定地点まで移動してください。" G:”また、ランドマークを音声でも指定できます。” U:「品川駅」 S:{品川駅を中心に表示します。} G:”ウェイポイント1を決定するために、リモコンの確
定ボタンを押すかウェイポイント決定と発声してくださ
い。今の状態で入力可能な音声を画面に表示しておきま
す。” U:「ウェイポイント決定」 S:{品川駅前をウェイポイント1としました。}
【0137】ここで、ウェイポイント1がデータベース
装置13に登録される。
【0138】G:”ウェイポイントが交差点の場合、矢印
により交差点に入る方向と出る方向が設定できます。
「はい」または「いいえ」と発声するか、メニューで選
んでください。「はい」、「いいえ」以外に入力可能な
音声を画面に表示しておきます。” S:{ウェイポイントに矢印を設定しますか?} G:”ウェイポイントが交差点の場合、進行方向が指定で
きます。「はい」または「いいえ」と発声するか、メニ
ューで選んでください。「はい」、「いいえ」以外に入
力可能な音声を画面に表示しておきます。” U:「いいえ」 S:{ウェイポイント2を設定してください。} U:「東京都千代田区」
【0139】ここで、出力装置15(図5)の画像表示
装置51において、千代田区を含む適当なスケールの地
図が表示される。
【0140】G:”次に、ジョイスティックでカーソルを
設定地点まで移動してください。” G:”また、ランドマークを音声でも指定できます。” U:「東京駅」 G:”ウェイポイント2を決定するために、リモコンの確
定ボタンを押すかウェイポイント決定と発声してくださ
い。今の状態で入力可能な音声を画面に表示しておきま
す。”(ここで、確定ボタンが操作されたものとする) S:{東京駅八重洲口をウェイポイント2としました。}
【0141】ここで、ウェイポイント2がデータベース
装置13に登録される。
【0142】S:{ウェイポイントに矢印を設定しますか
?} G:”ウェイポイントが交差点の場合、進行方向が指定で
きます。「はい」または「いいえ」と発声するか、メニ
ューで選んでください。「はい」、「いいえ」以外に入
力可能な音声を画面に表示しておきます。” U:「いいえ」
【0143】以下同様にして、ユーザが希望する目的地
である東京駅八重洲口までの経路上に、ウェイポイント
が設定されていく。
【0144】次に、ユーザがシステムの操作に慣れ、動
作モードが通常モードとされた状態において、上述した
品川駅前から東京駅八重洲口までのあるコースに、ウェ
イポイントを設定する場合について説明する。この場合
は、上述したように、ガイダンス音声が出力されなくな
り、以下のようにして、ウェイポイントが設定されてい
く。
【0145】U:「コース設定」 S:{コース設定モードのサブメニューを指定してくださ
い。} U:「ウェイポイント設定」 S:”ウェイポイント1を設定してください。” U:「東京都品川区」 S:{東京都品川区を表示します。} U:「品川駅」 S:{品川駅を中心に表示します。} U:「ウェイポイント決定」 S:{品川駅前をウェイポイント1としました。} S:{ウェイポイントに矢印を設定しますか?} U:「いいえ」 S:{ウェイポイント2を設定してください。} U:「東京都千代田区」 U:「東京駅」(この発声に続いて、確定ボタンが操作さ
れたものとする) S:{東京駅八重洲口をウェイポイント2としました。} S:{ウェイポイントに矢印を設定しますか?} U:「いいえ」 ・・・・・・・・・・・
【0146】操作に慣れたユーザにとっては、ガイダン
ス音声は、冗長な印象を与える可能性があるので、通常
モードとすることにより、音声または入力装置14(ジ
ョイスティック41、ボタン群42)によるスムーズな
操作が可能となる。
【0147】なお、コース設定の状態には、音声入力に
よる他、入力装置14(図4)の経路設定ボタンを操作
することによっても遷移することが可能である。
【0148】次に、上述したように初期メニュー(図
8)が表示された後は、音声入力あるいは入力装置14
の操作に対応して、メニューの状態が遷移する。ここ
で、ユーザが、音声入力によって、コース設定の状態か
ら、そのサブメニューであるウェイポイント設定の状態
に遷移させようとしている場合を考える。この場合、ユ
ーザとシステムとの間では、以下のような対話がなされ
る。なお、ここでは、動作モードは、例えば通常モード
とする。
【0149】U:「コース設定」 S:{コース設定モードのサブメニューを指定してくださ
い。} U:「ウェイポイント設定」
【0150】ここで、音声認識装置44によって、ユー
ザの音声が誤認識され、これによりシステム制御部11
によって、システムの状態が、コース設定の状態から、
ウェイポイント設定ではなく、例えばウェイポイント編
集(図8)に遷移された場合、上述のユーザによる音声
「ウェイポイント設定」に続いて、以下のような応答音
声が出力される。
【0151】S:”ウェイポイントの編集を行います。” S:”編集するウェイポイントを指定してください。”
【0152】ここで、このように誤った状態に遷移した
場合においては、入力装置14(図4)の復帰ボタンを
短時間押すことによって、1つ前の状態であるコース設
定に戻ることができるようになされている。従って、こ
の場合、ユーザは、復帰ボタンを短時間操作する。する
と、システム制御部11は、システムの状態を1つ前の
状態、即ちコース設定の状態に戻す。これにより、以下
のような応答音声が出力される。
【0153】S:{コース設定モードのサブメニューを指
定してください。}
【0154】コース設定の状態に戻った後は、以下のよ
うな対話がなされ、ウェイポイント設定の状態にシステ
ムの状態が遷移され、ウェイポイントの設定が行われて
いく。
【0155】U:「ウェイポイント設定」 S:”ウェイポイント1を設定してください。” U:「東京都品川区」 ・・・・・・・・・・・
【0156】以上のように、音声認識装置44で誤認識
が生じ、ユーザーの意図するものと異なる状態に遷移し
た場合であっても、復帰ボタンを操作することで、容易
に1つ前の状態に戻ることができる。
【0157】なお、復帰ボタンを操作する代わりに、例
えば音声「復帰」を、マイク43に入力することによっ
ても、1つ前の状態に戻ることが可能である。即ち、こ
の場合、音声認識装置44で、その音声が認識され、音
声認識結果として「復帰」がシステム制御部11に供給
されると、システム制御部11によって、システムの状
態が1つ前の状態に戻される。さらに、上述の場合、動
作モードを通常モードとしたが、動作モードがガイダン
スモードであっても、同様の処理が行われる。
【0158】次に、ユーザが、音声入力によって、初期
メニューから、そのサブメニューであるコース設定の状
態に遷移させようとしている場合を考える。この場合、
ユーザは、以下のような発話を行う。なお、ここでも、
動作モードは、例えば通常モードとする。
【0159】U:「コース設定」
【0160】ここで、音声認識装置44によって、ユー
ザの音声が誤認識され、これによりシステム制御部11
によって、システムの状態が、コース設定ではなく、例
えば自宅登録(図8)に遷移された場合、上述のユーザ
による音声「コース設定」に続いて、以下のような応答
音声が出力される。
【0161】S:”自宅登録を行ってください。”
【0162】ここで、ユーザは、復帰ボタンを操作する
か、あるいは「復帰」と発話すれば、上述したように、
システムの状態は1つ前の状態であるコース設定に戻さ
れたのであるが、誤って、再度「コース設定」と発話し
たとする。この場合、システムの状態は自宅登録であ
り、図8に示したように、そこからコース設定へは遷移
することができるようにはなされていない。このため、
自宅登録の状態において、コース設定は、例えば音声認
識の対象とはなされておらず、従って音声認識装置44
では、再びユーザが発声した「コース設定」が誤認識さ
れる。例えば、いまユーザが発声した「コース設定」
が、ある地名(例えば、「世田谷区」など)に誤認識さ
れたとすると、次のような応答音声が出力される。
【0163】S:”東京都世田谷区を表示します。”
【0164】その後、出力装置15では、世田谷区を含
む適切なスケールの地図が表示される。
【0165】このような場合、システムの状態を1つ前
の状態に戻すだけでは、ユーザがシステムの状態を把握
することは困難である。即ち、この場合、ユーザは、ど
のような操作、あるいは発話を行えば良いのか分からな
くなる。そこで、このシステムでは、上述した復帰ボタ
ンを短時間ではなく長時間を押すか、あるいは、例えば
「基本メニュー」などと発話することにより、システム
の状態を基本メニューの状態に戻すことができるように
なされている。
【0166】復帰ボタンが長時間操作されるか、あるい
は音声「基本メニュー」が入力された場合には、以下の
ような応答音声が出力される。
【0167】S:”基本メニューに戻りました。基本メニ
ューコマンドを入力してください。”
【0168】この場合、システムの状態は、初期状態で
ある基本メニューの状態に戻っており、従って、ユーザ
は、基本メニューの状態からの操作、あるいは発話を行
えば良いことを認識することができる。
【0169】以上のように、図1のナビゲーションシス
テムによれば、ユーザは、入力すべき音声およびシステ
ムの状態を容易に把握することができる。さらに、シス
テムの状態を過去の状態に戻すことにより、音声入力、
操作をやり直すことができる。
【0170】以上、本発明をナビゲーションシステムに
適用した場合について説明したが、本発明は、ナビゲー
ションシステムの他、ユーザからの音声入力により対話
的に処理を進行するあらゆる装置に適用可能である。
【0171】なお、本実施例においては、復帰ボタンを
操作することにより、システムの状態を、1つ前の状態
または初期状態に戻すようにしたが、この他、例えば2
つ前や3つ前の状態の戻すようにすることなども可能で
ある。
【0172】さらに、本実施例では、応答音声およびガ
イダンス音声を、音声合成によって生成するようにした
が、この他の手法によって生成することも可能である。
即ち、例えば所定の音声データを用意しておき、その音
声データを接続することによって、応答音声およびガイ
ダンス音声を生成することなどが可能である。
【0173】
【発明の効果】以上の如く、本発明の第1の音声対話型
制御システムによれば、応答音声だけでなく、その応答
音声に対応して発すべき入力音声をガイダンスするガイ
ダンス音声も生成される。従って、ユーザは、発すべき
音声(入力音声)を容易に把握することができるので、
装置の使い勝手を向上させることができる。
【0174】また、本発明の第2の音声対話型制御シス
テムによれば、所定の入力があった場合に、所定の装置
の状態が過去の状態に戻される。従って、ユーザは、所
定の装置の状態を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声対話型制御システムを適用したカ
ーナビゲーションシステムの一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の位置測定装置12の詳細構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】図1のデータベース装置13の詳細構成例を示
すブロック図である。
【図4】図1の入力装置14の詳細構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1の出力装置15の詳細構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】図1のカーナビゲーションシステムの動作を説
明するフローチャートである。
【図7】図6のステップS5の処理のより詳細を説明す
るフローチャートである。
【図8】図1のカーナビゲーションシステムの状態の遷
移を説明する図である。
【符号の説明】
11 システム制御部 12 位置測定装置 13 データベース装置 14 入力装置 15 出力装置 21 位置測定制御部 22 GPSアンテナ 23 ジャイロスコープ 24 位置計算部 31 記録媒体 32 記憶部 33 読み書き装置 40 リモコン 41 ジョイスティック 42 ボタン群 43 マイク 44 音声認識装置 51 画像表示装置 52 音声合成装置 53 アンプ 54 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60R 16/02 655 B 8408−3D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対話的に発せられる入力音声に対応し
    て、所定の装置を制御する音声対話型制御システムであ
    って、 前記入力音声を音声認識する音声認識手段と、 前記音声認識手段の音声認識結果に対する応答音声を生
    成する音声生成手段と、 前記音声認識手段の音声認識結果に対応して、前記所定
    の装置を制御する制御手段とを備え、 前記音声生成手段は、前記応答音声に対応して発すべき
    前記入力音声をガイダンスするガイダンス音声を、さら
    に生成することを特徴とする音声対話型制御システム。
  2. 【請求項2】 前記音声生成手段は、前記応答音声のみ
    を生成する通常モードと、前記応答音声およびガイダン
    ス音声を生成するガイダンスモードとを有し、所定の入
    力に対応して、前記通常モードまたはガイダンスモード
    で動作することを特徴とする請求項1に記載の音声対話
    型制御システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段に対し、処理を指示すると
    きに操作される操作手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記操作手段からの指示にも対応し
    て、前記所定の装置を制御し、 前記ガイダンス音声は、前記応答音声に対応して行うべ
    き前記操作手段の操作をガイダンスする音声も含むこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の音声対話型制御
    システム。
  4. 【請求項4】 対話的に発せられる入力音声に対応し
    て、所定の装置を制御する音声対話型制御システムであ
    って、 前記入力音声を音声認識する音声認識手段と、 前記音声認識手段の音声認識結果に対する応答音声を生
    成する音声生成手段と、 前記音声認識手段の音声認識結果に対応して、前記所定
    の装置を制御する制御手段とを備え、 前記所定の装置は、複数の状態を有し、 前記制御手段は、所定の入力に対応して、前記所定の装
    置の状態を過去の状態に戻すことを特徴とする音声対話
    型制御システム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、所定の入力に対応し
    て、前記所定の装置の状態を1つ前の状態に戻すことを
    特徴とする請求項4に記載の音声対話型制御システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、所定の入力に対応し
    て、前記所定の装置の状態を初期状態に戻すことを特徴
    とする請求項4に記載の音声対話型制御システム。
  7. 【請求項7】 前記所定の入力を行うときに操作される
    操作手段をさらに備えることを特徴とする請求項4乃至
    6のいずれかに記載の音声対話型制御システム。
  8. 【請求項8】 前記所定の入力は、特定の音声の入力で
    あることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載
    の音声対話型制御システム。
  9. 【請求項9】 前記所定の装置は、ナビゲーションシス
    テムであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか
    に記載の音声対話型制御システム。
  10. 【請求項10】 前記入力音声は、体言止めされたもの
    であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載の音声対話型制御システム。
JP6310154A 1994-12-14 1994-12-14 音声対話型制御システム Withdrawn JPH08166797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6310154A JPH08166797A (ja) 1994-12-14 1994-12-14 音声対話型制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6310154A JPH08166797A (ja) 1994-12-14 1994-12-14 音声対話型制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08166797A true JPH08166797A (ja) 1996-06-25

Family

ID=18001813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6310154A Withdrawn JPH08166797A (ja) 1994-12-14 1994-12-14 音声対話型制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08166797A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10143187A (ja) * 1996-11-07 1998-05-29 Ricoh Co Ltd 作業支援システム
US6230132B1 (en) * 1997-03-10 2001-05-08 Daimlerchrysler Ag Process and apparatus for real-time verbal input of a target address of a target address system
JP2001290493A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Asahi Kasei Corp 自動対話方法
JP2001306092A (ja) * 2000-04-26 2001-11-02 Nippon Seiki Co Ltd 音声認識装置
US6397188B1 (en) 1998-07-29 2002-05-28 Nec Corporation Natural language dialogue system automatically continuing conversation on behalf of a user who does not respond

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10143187A (ja) * 1996-11-07 1998-05-29 Ricoh Co Ltd 作業支援システム
US6230132B1 (en) * 1997-03-10 2001-05-08 Daimlerchrysler Ag Process and apparatus for real-time verbal input of a target address of a target address system
US6397188B1 (en) 1998-07-29 2002-05-28 Nec Corporation Natural language dialogue system automatically continuing conversation on behalf of a user who does not respond
JP2001290493A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Asahi Kasei Corp 自動対話方法
JP2001306092A (ja) * 2000-04-26 2001-11-02 Nippon Seiki Co Ltd 音声認識装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6253174B1 (en) Speech recognition system that restarts recognition operation when a new speech signal is entered using a talk switch
US5956684A (en) Voice recognition apparatus, voice recognition method, map displaying apparatus, map displaying method, navigation apparatus, navigation method and car
US7472020B2 (en) Navigation system with voice controlled presentation of secondary information
JP2907079B2 (ja) ナビゲーション装置,ナビゲート方法及び自動車
EP0875729B1 (en) Map display controlling method and apparatus
WO1993007447A1 (fr) Instrument de navigation pour vehicules
JPH08193837A (ja) ナビゲーションシステム
JPH08166797A (ja) 音声対話型制御システム
JPH08202386A (ja) 音声認識方法、音声認識装置、およびナビゲーション装置
JP2001027540A (ja) 音声認識機能を用いたナビゲーション方法
JP2947143B2 (ja) 音声認識装置及びナビゲーション装置
JPH07319383A (ja) 地図表示装置
JPH07325543A (ja) 地図表示装置
JP2006010509A (ja) ナビゲーションシステム
JP3380992B2 (ja) ナビゲーションシステム
JPH09114491A (ja) 音声認識装置,音声認識方法,ナビゲーション装置,ナビゲート方法及び自動車
JP3380993B2 (ja) ナビゲーションシステム
JPH09114488A (ja) 音声認識装置,音声認識方法,ナビゲーション装置,ナビゲート方法及び自動車
JPWO2006028171A1 (ja) データ提示装置、データ提示方法、データ提示プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP4219047B2 (ja) ナビゲーション装置、及び目的地設定方法
JP2001306089A (ja) 音声処理装置およびナビゲーション装置
JP3484818B2 (ja) 音声認識装置及びナビゲーション装置
JPH08161693A (ja) ナビゲーションシステム
JPH09114369A (ja) ナビゲーション装置,ナビゲート方法及び自動車
JP2001272245A (ja) ナビゲーション装置及び方法並びにナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305