JPH08166679A - 電子写真感光体およびのその製造方法 - Google Patents

電子写真感光体およびのその製造方法

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JPH08166679A
JPH08166679A JP33218994A JP33218994A JPH08166679A JP H08166679 A JPH08166679 A JP H08166679A JP 33218994 A JP33218994 A JP 33218994A JP 33218994 A JP33218994 A JP 33218994A JP H08166679 A JPH08166679 A JP H08166679A
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weight
undercoat layer
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coupling agent
silane coupling
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JP33218994A
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Masakazu Iijima
正和 飯島
Yasuhiro Yamaguchi
康浩 山口
Tomoaki Takahashi
倫明 高橋
Ryosaku Igarashi
良作 五十嵐
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温、高湿下から低温、低湿下に至るまで、
帯電性が高く、繰り返し安定性に優れ、画質欠陥のない
電子写真感光体およびその製造方法の提供。 【構成】 導電性支持体上に光導電層を設けてなる電子
写真感光体であって、導電性支持体と光導電層との間
に、有機金属化合物と下記一般式(I)で示されるシラ
ンカップリング剤を含有する下引き層を設けたことを特
徴とする。 Xm1(Xm2)(Xm3)Si(OCn 2n+1l (I) (式中、Xは第1〜3級アミノ基、アルキル基、アリー
ル基、アルケニル基または第1〜3級アミノ基で置換さ
れたアルキル基を表し、m1〜m3は0〜3の整数、nは3
≦n≦12の整数、lは1〜4の整数、m1+m2+m3+l
=4である。) この電子写真感光体を製造する場合、有機金属化合物お
よび上記シランカップリング剤を脂肪族アルコールを含
む溶剤に含有させた溶液を、導電性支持体上に塗布して
下引き層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体および
その製造方法に関するものであり、さらに詳しくは導電
性支持体と光導電層との間に下引き層を有する電子写真
感光体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いた複写機、レ
ーザープリンター、LEDプリンター等に用いられる電
子写真感光体において、電荷発生材料として有機化合物
を用いた場合、帯電性が低かったり、繰り返し安定性に
欠ける等の問題があった。また、最近、レーザープリン
ターやデジタル複写機用感光体で、干渉縞の発生を防止
するために、種々の手段で導電性支持体表面を粗面化す
る方法が採用されいるが、この場合、粗面化した支持体
表面に電荷発生層を塗布により形成すると、はじき、ぶ
つ等の塗布欠陥が発生したり、支持体からの局所的な電
荷の注入により、画像上に黒ポチ、白抜け等が発生する
等の問題があった。
【0003】これらの問題を解決する手段として、導電
性支持体と光導電層との間に下引き層を設けることが一
般に知られている。この下引き層を形成するための材料
としては、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルメチルエーテル、ポリ
アミド、熱可塑性ポリエステル、フェノキシ樹脂、カゼ
イン、ゼラチン、ニトロセルロース等の熱可塑性樹脂、
ポリイミド、ポリエチレンイミン、エポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬
化性樹脂が知られている。しかしながら、これらの樹脂
を用いて下引き層を形成した場合、樹脂の体積抵抗が低
温低湿下に置かれた場合に著しく高抵抗になり、感光体
の欠点である残留電位の増大、画質維持性の低下等は、
ごく一部しか改善されなかった。また、下引き層の膜厚
を厚くしたときの残留電位の増大などの問題を回避する
ため、樹脂中に有機もしくは無機の導電性粒子を分散さ
せた塗工液を用いて下引き層を形成することも試みられ
ているが、塗工液の安定性を含め上記の問題点を完全に
解決するに至っていない。
【0004】一方、特開平2−59767号公報および
特開平4−247461公報に開示されているような、
有機金属化合物とシランカップリング剤を含む下引き層
を用いることにより上記の問題点はかなり改善される
が、低温低湿下での安定した残留電位の維持および画質
維持性については未だ十分とは言えず、また良好な感光
体特性を維持し、安定した製造性を得るための塗工液安
定性についても十分に満足するものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
上記のような問題を解決するためになされたものであ
る。即ち、本発明の目的は、高温、高湿下から低温、低
湿下に至るまで、帯電性が高く、繰り返し安定性に優
れ、画質欠陥のない電子写真感光体を提供することにあ
る。また本発明の他の目的は、有機金属化合物と特定の
シランカップリング剤を含む液安定性の改善された下引
き層形成用塗工液を用いて電子写真感光体を製造する方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、下引き層に有機金属化合物と特定のアルコキシ
ドシランカップリング剤を含有させることにより、帯電
性が高く、繰り返し安定性に優れ、画質欠陥のない電子
写真感光体を提供しうること、さらに有機金属化合物と
特定のアルコキシドシランカップリング剤を含有する塗
工液を使用した場合に、該塗工液の安定性が著しく改善
されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明の電子写真感光体は、導電性
支持体上に光導電層を設けてなるものであって、導電性
支持体と光導電層との間に、有機金属化合物と下記一般
式(I)で示されるシランカップリング剤を含有する下
引き層を設けたことを特徴とする。 Xm1(Xm2)(Xm3)Si(OCn 2n+1l (I) (式中、Xは第1〜3級アミノ基、アルキル基、アリー
ル基、アルケニル基または第1〜3級アミノ基で置換さ
れたアルキル基を表し、m1〜m3はそれぞれ0〜3の整
数、nは3≦n≦12の整数、lは1〜4の整数、m1+
m2+m3+l =4である。) 本発明の電子写真感光体の製造方法は、導電性支持体上
に光導電層を形成するに際して、有機金属化合物および
上記一般式(I)で示されるシランカップリング剤を脂
肪族アルコールを含む溶剤に含有させた溶液を、導電性
支持体上に塗布して下引き層を形成することを特徴とす
る。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。以
下、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の電子写
真感光体の断面を示す模式図であって、1は導電性支持
体、2は下引き層、3は光導電層を示す。本発明におい
て、導電性支持体としては、アルミニウム、銅、ニッケ
ル、ステンレス鋼等の金属製ドラム、あるいはプラッス
チックフィルム等の表面にアルミニウム等の金属箔をラ
ミネートさせたもの、または、アルミニウム等の金属を
蒸着したもの、さらに、金属あるいは樹脂製ドラム上に
導電性粒子を分散させた樹脂層を塗布したものがあげら
れる。また、必要に応じて、上記導電性支持体の表面に
は、干渉縞防止用の粗面化処理、あるいは酸化処理が施
されてもよい。
【0009】上記導電性支持体上に設けられる下引き層
のおいて使用される上記一般式(I)で示されるシラン
カップリング剤において、アルコキシ基のアルキル鎖
は、nの値が、3≦n≦12の範囲にあることが必要で
あり、好ましくは4≦n≦7の範囲にある。n<3の場
合には、塗工液としての安定性が不十分であり、塗工液
を室温解放系において長期間使用すると、塗工液の白
濁、ゲル化が生じ、一方n>13の場合には、低温低湿
下での塗膜抵抗が上昇し、残留電位の上昇がみられる。
【0010】本発明において使用される上記一般式
(I)で示されるシランカップリング剤の具体例として
は、3−アミノプロピルトリプロポキシシラン、3−ア
ミノプロピルトリイソプロポキシシラン、3−アミノプ
ロピルトリブトキシシラン、3−アミノプロピルトリペ
ンチルオキシシラン、3−アミノプロピルトリヘキシル
オキシシラン、3−アミノプロピルトリヘプチルオキシ
シラン、3−アミノプロピルトリオクチルオキシシラ
ン、3−アミノプロピルトリデシルオキシシラン、3−
アミノプロピルトリウンデシルオキシシラン、3−アミ
ノプロピルトリドデシルオキシシラン、N,N−ジメチ
ルアミノプロピルトリプロポキシシラン、N,N−ジメ
チルアミノプロピルトリイソプロポキシシラン、N,N
−ジメチルアミノプロピルトリブトキシシラン、N,N
−ジメチルアミノプロピルトリペンチルオキシシラン、
N,N−ジメチルアミノプロピルトリヘキシルオキシシ
ラン、N,N−ジメチルアミノプロピルトリヘプチルオ
キシシラン、N,N−ジメチルアミノプロピルトリオク
チルオキシシラン、N,N−ジメチルアミノプロピルデ
シルオキシシラン、N,N−ジメチルプロピルトリウン
デシルオキシシラン、N,N−ジメチルアミノプロピル
トリドデシルオキシシラン、N−メチル−N−フェニル
アミノプロピルトリプロポキシシラン、N−メチル−N
−フェニルアミノプロピルトリイソプロポキシラン、N
−メチル−N−フェニルアミノプロピルトリメトキシブ
トキシシラン、N−メチル−N−フェニルアミノプロピ
ルトリペンチルオキシシラン、N−メチル−N−フェニ
ルアミノプロピルトリヘキシルオキシシラン、3−アミ
ノプロピル−メチル−ジプロポキシシラン、3−アミノ
プロピル−メチル−ジブトキシシラン、3−アミノプロ
ピル−メチル−ジペンチルオキシシラン、3−アミノプ
ロピル−メチル−ジヘキシルオキシシラン、3−アミノ
プロピル−メチル−ジヘプチルオキシシラン、メチルト
リプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、メチ
ルトリペンチルオキシシラン、メチルトリヘキシルオキ
シシラン、メチルトリへプチルオキシシラン、N−プロ
ピルトリプロポキシシラン、N−プロピルトリブトキシ
シラン、N−プロピルトリペンチルオキシシラン、N−
プロピルトリヘキシルオキシシラン、N−プロピルトリ
ヘプチルオキシシラン、ビニルトリプロポキシシラン、
ビニルトリブトキシシラン、ビニルトリペンチルオキシ
シラン、ビニルトリヘキシルオキシシラン、ビニルトリ
ヘプチルオキシシラン等があげられる。上記カップリン
グ剤は、単独または混合して使用することができる。
【0011】有機金属化合物としては、有機ジルコニウ
ム化合物、有機チタニウム化合物、有機アルミニウム化
合物などが使用できる。有機ジルコニウム化合物とし
て、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート、ジルコ
ニウムジブトキシビスアセチルアセトネート、ジルコニ
ウムトリブトキシアセチルアセトネート、ジルコニウム
テトラキスエチルアセトアセテート、ジルコニウムブト
キシトリスエチルアセトアセテート、ジルコニウムブト
キシビスエチルアセトアセテート、ジルコニウムトリブ
トキシモノエチルアセトアセテート、ジルコニウムテト
ラキスエチルラクテート、ジルコニウムジブトキシビス
エチルラクテート、ビスアセチルアセトネートビスエチ
ルアセトアセテートジルコニウム、モノアセチルアセト
ネートトリスエチルアセトアセテートジルコニウム、ビ
スアセチルアセトネートビスエチルラクテートジルコニ
ウム等のジルコニウムキレート化合物、ジルコニウムn
−ブチレート、ジルコニウムn−プロピレート等のジル
コニウムアルコキシド等があげられる。
【0012】有機チタニウム化合物としては、テトラメ
チルオルソチタネート、テトラエチルオルソチタネー
ト、テトラ−n−プロピルオルソチタネート、テトライ
ソプロピルチタネート、テトラブチルオルソチタネー
ト、テトラブチルポリチタネート、テトラアセチルアセ
トネートポリチタネート、ジイソプロポキシチタニウム
−ビス−オクタンジオール、ジイソプロポキシチタニウ
ム−ビス(アセチルアセトネート)、チタニウムテトラ
ラクテート、テトラトリエタノールアミンチタニウムキ
レート、チタニウムテトラアンモニウムラクテート、チ
タニウムテトラアセチルアセトネートアンモニウムラク
テート、ビス(ジオクチルビスフォスフェート)オキシ
アセテートチタネート等の化合物があげられる。また、
有機アルミニウム化合物としては、アルミニウムイソプ
ロピレート、モノ−sec−ブトキシアルミニウムジイ
ソプロピレート、アルミニウム−sec−ブチレート、
アルミニウムエチレート等のアルミニウムアルコレー
ト、アルミニウムエチルアセトアセテートジイソプロピ
レート、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテー
ト)、アルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、
アルミニウムビスエチルアセトアセテートモノアセチル
アセトネート等のアルミニウムキレート化合物があげら
れる。さらにこれらの有機金属化合物の単独または複合
オリゴマー誘導体を用いることもできる。
【0013】本発明における下引き層は、上記の有機金
属化合物およびシランカップリング剤を少なくとも各々
1種類ずつ用いて作製されるが、2種類以上を混合して
用いてもよい。有機金属化合物に対するシランカップリ
ング剤の量は、3〜95重量%の間で任意に設定でき、
8〜80重量%の範囲が好ましい。シランカップリング
剤の量が3重量%より少ないと繰り返し使用による画質
維持性が低下し、95重量%より多い場合には、製膜性
が低下し、下引き層表面にクラックが発生しやすくな
る。
【0014】本発明における下引き層は、必要に応じ
て、上記有機金属化合物および上記シランカップリング
剤と相溶する有機溶剤に可溶な有機樹脂をバインダーと
して用いることができる。具体的には、ポリビニルブチ
ラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、アルコール可溶性ナイロ
ン、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリ
ビニルピリジン、ポリアルキレングリコール等をあげる
ことができる。この場合、有機樹脂の量は、有機金属化
合物とシランカップリング剤と有機樹脂との総量に対し
て30重量%までの範囲であるのが好ましい。樹脂量が
30重量%より多くなると、塗工液がゲル化しやすくな
り、また、低温、低湿下における感光体感度の低下、残
留電位の上昇を招きやすい。下引き層の膜厚は、0.0
5〜10μmの範囲で任意に設定されるが、特に、0.
1〜5μmの範囲が好ましい。
【0015】下引き層を形成する場合、上記カップリン
グ剤および有機金属化合物を含有する塗工液を調製する
が、上記シランカップリング剤などを溶解させるための
溶剤としては、メタノール、プロパノール、ブタノール
等の脂肪族アルコール、トルエン等の芳香族炭化水素
類、セルソルブアセテート等のエステル類があげられ
る。しかしながら、塗工液調製後、室温放置状態で白
濁、ゲル化を起こすことのない安定な塗工液を得るため
には、溶剤として、脂肪族アルコール単独、または脂肪
族アルコールと他の溶剤とよりなる混合溶剤を使用する
必要がある。脂肪族アルコール系と他の溶剤とを混合し
て用いる場合、他の溶剤は、必要応じて2種以上を混合
してもよい。また、その場合、溶剤中における脂肪族ア
ルコールの含有率は15〜85%重量の範囲が好ましく
用いられる。脂肪族アルコールと併用される他の溶剤と
しては、前記の芳香族炭化水素、エステル類等が適宜に
使用できる。下引き層の形成は、上記の材料を混合した
後、溶媒で希釈して、スプレー塗布、浸漬塗布等によ
り、導電性支持体上に塗布し、その後、100〜300
℃の温度範囲で乾燥することにより行われる。
【0016】上記のようにして形成され下引き層は、導
電性支持体表面の凹凸を隠蔽し、塗布欠陥、画質欠陥を
引き起こすことがない。また、感光体特性上は帯電性を
向上させ、感度低下や、繰り返し使用時の残留電位の増
加を引き起こすことがなく、高温高湿から低温低湿に至
るまで、安定した帯電性と低い残留電位を示す。さらに
上記のシランカップリング剤を用いるにより、従来のシ
ランカップリング剤にみられるその他の塗工液成分との
反応が抑制され、該反応による塗工液安定性の制限が解
消される。
【0017】本発明において、上記下引き層の上に設け
られる光導電層の構成は、単層もしくは電荷発生層と電
荷輸送層よりなる積層型のいずれでも構わないが、特に
負帯電使用の積層型感光体であるのが好ましい。積層型
感光体における電荷発生層は、結着樹脂を溶剤に溶解し
た溶液に電荷発生材料を分散し、スプレー塗布法、浸漬
塗布法等により塗布した後、乾燥させて形成することが
できる。また、電荷発生材料を真空蒸着法などにより直
接成膜する方法によって形成してもよい。電荷発生材料
としては、たとえば、クロロダイアンブルー等のアゾ顔
料、ジブロモアントアントロン、ピレンキノン等のキノ
ン顔料、キノシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔
料、インジゴ顔料、ビスベンゾイミダゾール顔料、銅フ
タロシアニン、バナジルフタロシアニン、チタニルフタ
ロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキ
シフタロシアニン等のフタロシアニン顔料、アズレニウ
ム塩、スクエアリウム顔料、キナクリドン顔料等を用い
ることができる。結着樹脂としては、ポリビニルブチラ
ール、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、フェノキシ樹脂、塩化ビニル酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアク
リルアミド、ポリアミド樹脂、ポリビニルピリジン、セ
ルロース系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の樹脂があげ
れる。電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μmの範囲で
任意に設定されるが、好ましくは、0.1〜0.5μm
の範囲である。
【0018】電荷輸送層は、結着樹脂を溶剤に溶解し、
これに電荷輸送材料を加えた溶液を、スプレー塗布法、
浸漬塗布法等により塗布した後、乾燥させることにより
形成することができる。電荷輸送材料としては、たとえ
ば、アントラセン、ピレン、フェナントレン等の多環芳
香族化合物、または、インドール、イミダゾール等の含
窒素複素環を有する化合物、ピラゾリン化合物、ヒドラ
ゾン化合物、トリフェニルメタン化合物、トリフェニル
アミン化合物、エナミン化合物、スチルベン化合物等が
用いられる。また、結着樹脂としては、成膜性のある樹
脂ならば如何なるものであってもよく、たとえば、ポリ
エステル、ポリサルフォン、ポリカーボネート、ポリメ
チルメタクリレート等が用いられる。電荷輸送層の膜厚
は、5〜30μmの範囲で任意に設定されるが、好まし
くは、15〜25μmの範囲である。光導電層が単層構
造の場合には、上記電荷発生材料、電荷輸送材料および
結着樹脂を溶剤に溶解し、得られた塗布液を塗布するこ
とによって形成することができる。光導電層の膜厚は、
一般に5〜50μmの範囲に設定される。
【0019】
【作用】本発明においては、シランカップリング剤中の
アルコキシ基のアルキル鎖を特定の長さに延長すること
により、有機金属化合物と相溶性が増し、下引き層を形
成する際により均一な金属−シラン結合膜が形成され、
感光体の繰り返し使用時における帯電性および画質維持
性の向上をはかることができる。また、下引き層に結着
樹脂を含む場合は、有機金属化合物と共に結着樹脂との
相溶性も増し、前記と同様に均一な金属−シラン結合膜
が形成されて、感光体の繰り返し使用時における帯電性
および画質維持性の向上がはかれる。一方、製造性の面
では、アルキル鎖を延長することにより、アルコキシ基
の加水分解反応性を抑え、室温解放系における経時変化
による塗工液の加水分解反応を抑制することができ、従
来にはない塗工液の安定性が得られる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明を実施例についてさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではなく、種々の変形した他の実施例も勿論含
むものである。 シランカップリング剤の調製例 (3−アミノプロピルトリプロポキシシランの調製)3
−アミノプロピルトリメトキシシラン10gを1−プロ
パノール120ml中で8時間環流した後、1−プロパ
ノールとメタノールを減圧除去し、得られた残渣を減圧
蒸留して3−アミノプロピルトリプロポキシシラン7.
5gを得た(84℃/5mmHg)。 (3−アミノプロピルトリブトキシシランの調製)3−
アミノプロピルトリメトキシシラン10gを1−ブタノ
−ル120ml中で20時間環流した後、残存するメタ
ノールおよび1−ブタノ−ルを減圧除去し、得られた残
渣を減圧蒸留して3−アミノプロピルトリブトキシシラ
ン9.5gを得た(135℃/5mmHg)。 (N,N−ジメチルアミノプロピルトリブトキシシラン
の調製)N,N−ジメチルアミノプロピルトリメトキシ
シラン15gを1−プロパノール150ml中で、25
時間環流した後、残存するメタノールおよび1−プロパ
ノールを減圧除去し、得られた残渣を減圧蒸留してN,
N−アミノプロピルトリブトキシシラン10gを得た
(115℃/5mmHg)。
【0021】実施例1 3−アミノプロピルトリプロポキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) n−ブチルアルコール 70重量部 上記成分からなる溶液を、40mmφ×318mmのア
ルミニウムパイプ上に浸漬塗布した後、150℃で10
分間乾燥させて、膜厚0.1μmの下引き層を形成し
た。 X型無金属フタロシアニン 5重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 5重量部 (VMCH、ユニオンカーバイド社製) 酢酸n−ブチル 200重量部 次に上記成分を1mmφガラスビーズを分散メディアと
してサンドミルで2時間分散し得られた分散液を上記の
下引き層上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥させ
て、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0022】 下記構造式(1)の化合物 1重量部
【化1】 下記構造式(2)で示される繰り返し構造単位よりなるポリカーボネート樹脂 1重量部
【化2】 モノクロルベンゼン 6重量部 次に、上記成分からなる溶液を上記電荷発生層上に浸漬
塗布した後、135℃で1時間乾燥させて、膜厚20μ
mの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を作製した。
【0023】上記のようにして得られた電子写真感光体
を、レザープリンター(XP−11、富士ゼロックス社
製)を改造した評価装置に装着し、電気特性および画質
特性の評価を行った。電気特性の評価は、常温常湿(2
0℃、40%RH)および低温低湿(10℃、15%R
H)下において、上記評価装置内の現像位置での電子写
真感光体の表面電位を測定することによって行った。こ
こで、帯電後レーザー光照射を行わない場合の電位をV
H 、1.2μJ/cm2 の光を照射した場合の電位をV
R とする。また、この評価装置において、実際に200
00枚の複写を行って、画質の評価を行った。それらの
結果を表1に示す。
【0024】実施例2 3−アミノプロピルトリプロポキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更し、40mmφ×3
18mmのアルミニウムパイプ上に浸漬塗布した後、1
50℃で10分間乾燥させて、膜厚1.0μmの下引き
層を形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作製し、実施例1と同様の評価を行った。
【0025】実施例3 3−アミノプロピルトリブトキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
2と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同
様の評価を行った。
【0026】実施例4 3−アミノプロピルトリペンチルオキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
2と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同
様の評価を行った。
【0027】実施例5 N,N−ジプロピルアミノプロピルトリブトキシシラン 1重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 3.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
2と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同
様の評価を行った。
【0028】実施例6 ビニルトリブトキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
2と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同
様の評価を行った。
【0029】実施例7 N,N−ジメチルアミノプロピルトリヘプチルオキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
2と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同
様の評価を行った。
【0030】実施例8 N,N−ジメチルアミノプロピルトリウンデシルオキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
2と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例1と同
様の評価を行った。
【0031】比較例1 実施例1と同様のアルミパイプ上に下引き層を設けなか
った以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作
製した。同様にして評価を行ったところ、電荷発生層塗
工時に、感光体表面にはじき、ぶつが発生した。 比較例2 共重合ナイロン(アミランCM8000、東レ社製) 10重量部 エタノール 80重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
1と同様に電子写真感光体を作製し、同様の評価を実施
した。
【0032】比較例3 3−アミノプロピルトリメトキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
1と同様に電子写真感光体を作製し、同様の評価を実施
した。 比較例4 3−アミノプロピルトリメトキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
2と同様に電子写真感光体を作製し、同様の評価を実施
した。
【0033】比較例5 3−アミノプロピルトリエトキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 3.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
2と同様に電子写真感光体を作製し、同様の評価を実施
した。 比較例6 ビニルトリメトキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
1と同様に電子写真感光体を作製し、同様の評価を実施
した。
【0034】比較例7 N,N−ジメチルアミノプロピルトリテトラデシルオキシシラン 2重量部 トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10重量部 (オルガノチックスZC540、松本交商社製) ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を上記の組成に変更した以外は、実施例
2と同様に電子写真感光体を作製し、同様の評価を実施
した。
【0035】
【表1】
【0036】実施例9 実施例3と同様の組成の下引き層用塗工液を調製し、1
日、10日、50日、90日後に、実施例1と同様の感
光体を作製した。各々の電子写真感光体を実施例1と同
様の評価条件で、低温低湿(10°C,15%RH)で
のVR の初期特性(1回)と維持特性(10000回)
を評価した。さらに塗工液の状態を目視観察した。それ
らの結果を表2に示す。
【0037】実施例10 実施例6と同様の組成の下引き層用塗工液を調製し、1
日、10日、50日、90日後に、実施例1と同様の感
光体を作製した。各々の電子写真感光体と各々の塗工液
を実施例9と同様の方法で評価した。 実施例11 実施例7と同様の組成の下引き層用塗工液を調製し、1
日、10日、50日、90日後に、実施例1と同様の感
光体を作製した。各々の電子写真感光体と各々の塗工液
を実施例9と同様の方法で評価した。 比較例8 比較例5と同様の組成の下引き層用塗工液を調製し、1
日、10日、50日、90日後に、実施例1と同様の感
光体を作製した。各々の電子写真感光体と各々の塗工液
を実施例9と同様の方法で評価した。 比較例9 比較例6と同様の組成の下引き層用塗工液を調製し、1
日、10日、50日、90日後に、実施例1と同様の感
光体を作製した。各々の電子写真感光体と各々の塗工液
を実施例9と同様の方法で評価した。
【0038】
【表2】
【0039】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、上記の下引
き層を設けることにより、帯電性が高く、高感度で、高
温高湿から低温低湿の広い温度範囲にわたり低い残留電
位を示し、かつ画質欠陥の発生がないという優れた特性
を示す。また、繰り返し使用時の電気特性および画質維
持性が高く、感光体の寿命が著しく改善される。さら
に、本発明の電子写真感光体の製造方法において使用す
る下引き層塗工液は、経時による液劣化が著しく改善さ
れるから、本発明によれば、常に安定した良好な電子写
真特性を有する電子写真感光体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子写真感光体の模式的断面図を示
す。
【符号の説明】
1…導電性支持体、2…下引き層、3…光導電層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 良作 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に光導電層を設けてなる
    電子写真感光体において、導電性支持体と光導電層との
    間に、有機金属化合物と下記一般式(I)で示されるシ
    ランカップリング剤を含有する下引き層を設けたことを
    特徴とする電子写真感光体。 Xm1(Xm2)(Xm3)Si(OCn 2n+1l (I) (式中、Xは第1〜3級アミノ基、アルキル基、アリー
    ル基、アルケニル基または第1〜3級アミノ基で置換さ
    れたアルキル基を表し、m1〜m3はそれぞれ0〜3の整
    数、nは3≦n≦12の整数、lは1〜4の整数、m1+
    m2+m3+l =4である。)
  2. 【請求項2】 上記一般式(I)で示されるシランカッ
    プリング剤において、nが4≦n≦7であることを特徴
    とする請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 下引き層が有機金属化合物および上記一
    般式(I)で示されるシランカップリング剤と、それら
    と相溶する有機樹脂を含有することを特徴とする請求項
    1記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 導電性支持体上に光導電層を形成して電
    子写真感光体を製造するに際して、有機金属化合物およ
    び上記一般式(I)で示されるシランカップリング剤を
    脂肪族アルコールを含む溶剤に含有させた溶液を、導電
    性支持体上に塗布して下引き層を形成することを特徴と
    する電子写真感光体の製造方法。
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