JPH08166572A - 投写形表示装置 - Google Patents

投写形表示装置

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JPH08166572A
JPH08166572A JP6309109A JP30910994A JPH08166572A JP H08166572 A JPH08166572 A JP H08166572A JP 6309109 A JP6309109 A JP 6309109A JP 30910994 A JP30910994 A JP 30910994A JP H08166572 A JPH08166572 A JP H08166572A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal panel
color
fixing plate
projection
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JP6309109A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Maemura
宜孝 前村
Fusaaki Yamada
房明 山田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶パネルの位置を補正し、正規のカラー画
像を投写できる軽量で低コストな投写形表示装置を得
る。 【構成】 液晶パネル10〜12が取り付けられた液晶
固定板31〜33を投写ユニットのベースシャーシに配
設された液晶ホルダー34〜36に可動自在に係合し、
液晶固定板31〜33の位置合わせ治具50との取付3
4b〜36b係合部を投写ユニットから突出させた外部
に設け、かつ前記液晶ホルダー34〜36に位置合わせ
治具50が取り付けられる取付係合部34b〜36bを
設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は投写形表示装置におい
て、投写レンズ、画像表示素子などから構成される投写
ユニットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、テレビ画像は情報伝達の手
段として最も多くの情報を高精度に伝達し得る手段とし
て急速に発達し、民生用、産業用を問わず拡大普及して
いる。さらに、最近は大画面化の要求が高まり、スクリ
ーン上に拡大画像を投影する投写形表示装置が注目を浴
びている。このような状況下の中、画像表示素子として
CRTを用いた投写形表示装置に代わり、小形軽量で輝
度も多くとれる液晶パネルを用いた投写形表示装置の製
品化が進んでいる。
【0003】図31は例えば特開平1−179190号
公報に示された従来の投写形表示装置の光学系の原理を
示す図である。図において、1は白色光を出射する光
源、2,3は色分離用のダイクロイックミラー、4,5
は反射ミラー、7,8は色合成用のダイクロイックミラ
ー、10,11,12は青・緑・赤の3原色に対応した
画像を形成する画像表示素子としての液晶パネルであ
り、各々所定の位置に配置されている。16は液晶パネ
ルの画像を拡大投写する投写レンズ、17は投写画像を
映すスクリーンである。
【0004】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、色分離用のダイクロイックミラー2
に入射し青色光は透過され、緑・赤色光は反射する。透
過した青色光は反射ミラー5で全反射され液晶パネル1
0に入射する。一方ダイクロイックミラー2によって反
射された緑・赤色光はダイクロイックミラー3に入射
し、赤色光は透過し緑色光は反射する。反射した緑色光
は液晶パネル11に入射し、透過した赤色光は液晶パネ
ル12に入射する。従って、液晶パネル10,11,1
2には各々青、緑、赤の3原色の色光が照射される。こ
のとき液晶パネル10,11,12には外部の駆動回路
(図示せず)によって、青、緑、赤の各色光に相当する
モノクローム画像が表示され、照射光を色変調する。液
晶パネル10,11の出射光は色合成用のダイクロイッ
クミラー7によって合成され、また液晶パネル12から
の出射光は反射ミラー4で全反射され、ダイクロイック
ミラー7からの透過光とダイクロイックミラー8によっ
て合成される。このように、青、緑、赤の3原色の画像
情報が色合成用のダイクロイックミラー7,8により合
成され、その合成光は投写レンズ16によってスクリー
ン17に結像され、拡大されたカラー画像が鑑賞に供さ
れる。
【0005】また、他の従来例として特開平2−195
382号公報があり、図32〜図35に示す。図32は
投写形表示装置の光学系の構成図、図33は投写形表示
装置の光学系の斜視図、図34は投写形表示装置のアラ
イメント調整機構の斜視図、図35は投写形表示装置の
アライメント調整機構の分解斜視図である。図におい
て、色合成用のダイクロイックプリズム9が光学ブロッ
ク20の内側に設置されており、当該光学ブロック20
の4辺には投写レンズ16と緑色用の液晶パネル11、
及び青色用の液晶パネル10と赤色用の液晶パネル12
が調整機構500を介して設置されている。この調整機
構500は図34、35のように構成されている。すな
はち、青色用液晶パネル10はスプリング504を介し
て左右アライメント調整ステージ503に上下アライメ
ント調整ネジ506で取り付けられた上下アライメント
調整ステージ505に固定されている。この左右アライ
メント調整ステージ503はピント調整ステージB50
2とあり溝で左右方向にのみ可動自在に係合され、当該
ピント調整ステージB502はピント調整ステージA5
01とあり溝で前後方向にのみ可動自在に係合されてア
ライメント調整ステージベースプレート510上に設置
されている。これらあり溝で係合された各調整ステージ
502、503の移動には左右アライメント調整つまみ
551とピント調整つまみ550、ピント調整ネジ50
7を回転させて行う。
【0006】上記のように構成された調整機構500が
赤色用の液晶パネル12にも同様に用いられて、これら
青色用、赤色用各々の調整機構500が光学ブロック2
0の上部に設置されている。なお、緑色用の液晶パネル
11は調整される基準となるために調整機構がなく光学
ブロック20に直接設置される。
【0007】次に動作について説明する。各液晶パネル
10,11,12には外部の駆動回路(図示せず)によ
って、青、緑、赤の各色光に相当する画像が表示され、
照射光を色変調する。その透過光はダイクロイックプリ
ズム9によって合成された後に投写レンズ16によって
スクリーンに結像され、拡大されたカラー画像が鑑賞に
供される。色合成にダイクロイックプリズム9を使用し
ている以外は基本的動作において前述の従来例と同様で
あるので説明を省略する。
【0008】この従来例の特徴は、緑色用の液晶パネル
11の各画素の位置、傾き、大きさに青色用の液晶パネ
ル10と赤色用の液晶パネル12を合わせ込む調整機構
500が搭載されている点である。これは、投写レンズ
16が共通であるために青、緑、赤の各液晶パネル1
0,11,12の光学的な位置、姿勢が投写レンズ16
に対して同一でないと各色の画像が重なりあわず、正規
のカラー画像を投影できないからである。その調整方法
を以下に述べる。
【0009】ピント調整つまみ550を回転させるとピ
ント調整ネジ507を介してピント調整ステージB50
2がピント調整ステージA501とのあり溝でガイドさ
れて前後方向に移動し画像の大きさを調整する。同様に
左右アライメント調整つまみ551を回転させると、左
右アライメント調整ステージ503がピント調整ステー
ジB502とのあり溝でガイドされて左右方向に移動す
る。また上下方向と傾きは上下アライメント調整ステー
ジ505を取り付けている上下アライメント調整ネジ5
06を同量変化させれば上下方向に、左右の変化量を変
えれば傾きが変わる。このようにして赤、緑、青の3色
の画像を重ね合わせることのより、組立て時の取付け誤
差を補正して正規のカラー画像を投影することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
技術は3原色の液晶パネルの位置、姿勢を調整機構で合
わせ込み正規のカラー画像を投影することはできるが、
一度合わせて固定した液晶パネルは設置場所や取付け姿
勢でずれることはなく、言いかえれば調整機構は生産時
に必要であり、販売過程や顧客にとっては不要なもので
ある。このような不要なものを製品に取り付けているこ
とは、コスト的にも配置スペースや重量の面からも不利
であるといった問題点があった。また、限られたスペー
スのなかで水平、垂直、傾きなどの調整機構を配置する
ため簡易的な調整機構になり、そのため調整精度が粗
く、調整に時間がかかるといった問題点があった。
【0011】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、液晶パネルの位置を補正し、正規
のカラー画像を投写できる軽量で、低コストな投写形表
示装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
投写形表示装置は、液晶パネルに位置合わせ治具との係
合部と、液晶固定板に光学ブロック部との位置決め係合
部を各々設けたものである。
【0013】また、本発明の請求項2に係る投写形表示
装置は、3枚の液晶パネルに白色光から分離された3原
色を透過させて光変調させた後、再び合成させてカラー
画像を得る投写形表示装置で、液晶パネルに位置合わせ
治具との係合部と、液晶パネルが取り付けられる液晶固
定板に光学ブロック部との位置決め係合部を各々設けた
ものである。
【0014】また、本発明の請求項3に係る投写形表示
装置は、3枚の液晶パネルに白色光から分離された3原
色を透過させて光変調させた後、再び合成させてカラー
画像を得る投写形表示装置で、液晶パネルに位置合わせ
治具との係合部と、液晶パネルが取り付けられる液晶固
定板に光学ブロック部との位置決め係合部を各々備え、
且つ液晶パネルと液晶固定板との間を密着させるための
バネや波ワッシャー等の付勢手段を設けたものである。
【0015】また、本発明の請求項4に係る投写形表示
装置は、3枚の液晶パネルに白色光から分離された3原
色を透過させて光変調させた後、再び合成させてカラー
画像を得る投写形表示装置で、位置合わせ治具との係合
部を設けた液晶パネルを、直接光学ブロック部に取り付
けたものである。
【0016】また、本発明の請求項5に係る投写形表示
装置は、3枚の液晶パネルに白色光から分離された3原
色を透過させて光変調させた後、再び合成させてカラー
画像を得る投写形表示装置で、液晶パネルに位置合わせ
治具との係合部と、液晶パネルが取り付けられる液晶固
定板に光学ブロック部との位置決め係合部を各々備え、
かつその位置決め係合部を各色ごとに異なる位置に設け
たものである。
【0017】また、本発明の請求項6に係る投写形表示
装置は、3枚の液晶パネルに白色光から分離された3原
色を透過させて光変調させた後、再び合成させてカラー
画像を得る投写形表示装置で、液晶パネルが取り付けら
れた液晶固定板を投写ユニットのベースシャーシに配設
された液晶ホルダーに可動自在に係合し、液晶固定板の
位置合わせ治具との係合部を投写ユニットから外部に突
出させて設けたものである。
【0018】また、本発明の請求項7に係る投写形表示
装置は、3枚の液晶パネルに白色光から分離された3原
色を透過させて光変調させた後、再び合成させてカラー
画像を得る投写形表示装置で、液晶パネルが取り付けら
れた液晶固定板を投写ユニットのベースシャーシに配設
された液晶ホルダーに可動自在に係合し、液晶固定板の
位置合わせ治具との係合部を投写ユニットから外部に突
出させて設け、かつ投写ユニットの外壁に位置合わせ治
具が取り付けられる係合部を設けたものである。
【0019】また、本発明の請求項8に係る投写形表示
装置は、3枚の液晶パネルに白色光から分離された3原
色を透過させて光変調させた後、再び合成させてカラー
画像を得る投写形表示装置で、液晶パネルが取り付けら
れた液晶固定板を投写ユニットのベースシャーシに配設
された液晶ホルダーに可動自在に係合し、液晶固定板の
位置合わせ治具との係合部を投写ユニットから外部に突
出させて設け、かつ前記の液晶ホルダーに位置合わせ治
具が取り付けられる係合部を設けたものである。
【0020】
【作用】本発明の請求項1に係る投写形表示装置におい
ては、液晶パネルを位置合わせ治具を用いて液晶固定板
の所定の位置に取り付けることができ、液晶固定板も光
学ブロック部の位置決めピンにその液晶固定板の位置決
め係合部を嵌合させて取り付けることにより、投写レン
ズに対する液晶パネルの位置合わせを行う。
【0021】また、本発明の請求項2に係る投写形表示
装置においては、液晶パネルを位置合わせ治具を用いて
液晶固定板の所定の位置に取り付けることができ、液晶
固定板も光学ブロック部の位置決めピンにその液晶固定
板の位置決め係合部を嵌合させることにより、所定の位
置に取り付けられるので、投写レンズに対して各液晶パ
ネルを光学的に同一の位置に取り付けられる。
【0022】また、本発明の請求項3に係る投写形表示
装置においては、液晶パネルを液晶固定板に取り付ける
とき、波ワッシャーやスプリングの付勢力により液晶パ
ネルと液晶固定板とを軽い連結状態にし、液晶固定板に
対して液晶パネルが浮き上がらない状態で、位置合わせ
治具を用いて液晶パネルを強制的に移動させて位置を調
整する。
【0023】また、本発明の請求項4に係る投写形表示
装置においては、3枚の液晶パネルの1枚に対して、他
の2枚の液晶パネルの画像の位置を光学ブロック上で直
接移動させて合わせ込み、3枚の液晶の画像の位置を同
一にする。
【0024】また、本発明の請求項5に係る投写形表示
装置においては、位置合わせ治具で液晶固定板の位置決
め係合部に対する所定の位置に液晶パネルを取り付け、
その液晶固定板の各々異なる位置に設けられた位置決め
係合部に一致する光学ブロック部の位置決めピンに嵌合
させることで、3枚の液晶パネルを所定の位置に取り付
けることができ、投写レンズに対する各液晶パネルを正
規の配置で光学的な距離、姿勢、画像の位置を合わせる
ことができる。
【0025】また、本発明の請求項6に係る投写形表示
装置においては、液晶パネルが取り付けられた液晶固定
板を液晶ホルダーに可動自在に係合し、その液晶ホルダ
ー及び色分離・色合成手段等が投写ユニットに配設した
完装状態で、投写ユニットの外部から位置合わせ治具の
係合部と液晶固定板の係合部を互いに係合させ、各液晶
パネルの位置を調整して3原色の画像を合わせ込む。
【0026】また、本発明の請求項7に係る投写形表示
装置においては、液晶パネルが取り付けられた液晶固定
板を液晶ホルダーに可動自在に係合し、その液晶ホルダ
ー及び色分離・色合成手段等が投写ユニットに配設した
完装状態で、位置合わせ治具を投写ユニットの外壁に取
り付け、投写ユニットの外部から位置合わせ治具の係合
部と液晶固定板の係合部を互いに係合させ、各液晶パネ
ルの位置を調整して3原色の画像を合わせ込む。
【0027】また、本発明の請求項8に係る投写形表示
装置においては、液晶パネルが取り付けられた液晶固定
板を液晶ホルダーに可動自在に係合し、その液晶ホルダ
ー及び色分離・色合成手段等を投写ユニットに配設した
完装状態で、位置合わせ治具を前記液晶ホルダーに取り
付け、外部からその位置合わせ治具の係合部と液晶固定
板の係合部を係合させ、各液晶パネルの位置を調整し3
原色の画像を合わせ込む。
【0028】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1における投写形表示
装置の光学系の原理を示す構成図、図2は本発明の実施
例1における投写形表示装置の主要部の組立調整を示す
斜視図である。図において、1は白色光を出射する光
源、13は画像表示素子としてのカラー液晶パネルで位
置合わせ治具50との係合部13aを備えている。37
はそのカラー液晶パネル13が取り付けられる液晶固定
板で光学ブロック26の位置決めピン27と係合する位
置決め係合部37aを備え、光学ブロック26の後面2
6bに取り付けられる。16はカラー液晶パネル13の
画像を拡大投写する投写レンズで光学ブロック26の前
面26aに取り付けられる。17はスクリーンである。
【0029】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、カラー液晶パネル13に入射する。
そのカラー液晶パネル13には外部の駆動回路(図示せ
ず)によって、カラー画像が表示され、入射光を色変調
する。カラー液晶パネル13から出た透過光は投写レン
ズ16によってスクリーン17上に拡大投写され、その
カラー画像が鑑賞に供される。
【0030】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際にカラー液晶パネル13に表示
されたカラー画像の位置を投写レンズに合わせる調整に
ついて以下に述べる。位置合わせ治具50は、例えば直
進ステージおよび回転ステージから構成され、図の矢印
に示すように、上下方向、左右方向、回転方向に微動送
りができ、これら各ステージを操作することにより、先
端の位置合わせ係合部50aを所定の平面内で自在に動
かすことができる。なお本実施例では位置合わせ治具を
各種ステージで構成したが、図のように上下、左右、回
転方向に可動できる構成であれば、その構成手段は問わ
ない。
【0031】調整方法は、まずカラー液晶パネル13を
液晶固定板37に固定する際に位置合わせ治具50の位
置合わせ係合部50aを液晶パネル13の係合部13a
に係合させ、液晶固定板37の所定の位置にくるよう
に、位置合わせ治具50の各ステージを操作し、液晶パ
ネル13を移動させ、上下、左右のズレ、及び傾きを調
整した後、液晶パネル13をネジ60で液晶固定板37
に固定する。ここで光学ブロック26は前面26aに投
写レンズ、一方後面26bに液晶パネル13を取り付け
ることにより、両者の光学的に必要な距離や姿勢の精度
がでるようにあらかじめ作られている。次に、上述した
ように前作業で液晶パネル13を所定の位置に取付けた
液晶固定板37を組立てておき、光学ブロック26の位
置決めピン27に液晶固定板37の位置決め係合部37
aを貫通係合させることにより、光学ブロック26に対
して液晶固定板37が所定の位置にネジ61で取り付け
られるようになっている。したがって、カラー液晶パネ
ル13は液晶固定板37を介して光学ブロック26の所
定の位置に取り付けらることができ、投写レンズに対す
る位置合わせが行える。
【0032】実施例2.図3は本発明の実施例2におけ
る投写形表示装置の光学系の原理を示す構成図、図4は
本発明の実施例2における投写形表示装置の主要部の組
立調整を示す斜視図である。図において、1は白色光を
出射する光源、13は画像表示素子としてのカラー液晶
パネル、14はコンデンサーレンズ、15は偏向板、3
8はこれらカラー液晶パネル13とコンデンサーレンズ
14と偏向板15が取り付けられる締結板で、その締結
板38には位置合わせ治具50との係合部38aが備え
られており、上記4部品で液晶ユニット39を構成して
いる。37はその液晶ユニット39が取り付けられる液
晶固定板で、光学ブロック26の位置決めピン27と係
合する位置決め係合部37aを備え、光学ブロック26
の後面26bに取り付けられる。16はカラー液晶パネ
ル13の画像を拡大投写する投写レンズで、光学ブロッ
ク26の前面26aに取り付けられる。17はスクリー
ンである。
【0033】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、コンデンサーレンズ14、偏向板1
5を通りカラー液晶パネル13に入射する。そのカラー
液晶パネル13には外部の駆動回路(図示せず)によっ
て、カラー画像が表示され、入射光を色変調する。カラ
ー液晶パネル13から出た透過光は投写レンズ16によ
ってスクリーン17上に拡大投写され、そのカラー画像
が鑑賞に供される。
【0034】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際にカラー液晶パネル13に表示
されたカラー画像の位置を投写レンズに合わせる調整に
ついて以下に述べる。位置合わせ治具50は、例えば直
進ステージおよび回転ステージから構成され、図の矢印
に示すように、上下方向、左右方向、回転方向に微動送
りができ、これら各ステージを操作することにより、先
端の位置合わせ係合部50aを所定の平面内で自在に動
かすことができる。なお本実施例では位置合わせ治具を
各種ステージで構成したが、図のように上下、左右、回
転方向に可動できる構成であれば、その構成手段は問わ
ない。
【0035】調整方法は、まずカラー液晶パネル13と
コンデンサーレンズ14と偏向板15を締結板38に固
定し、液晶ユニット39を組み立てる。この液晶ユニッ
ト39を液晶固定板37に固定する際に、位置合わせ治
具50の位置合わせ係合部50aを締結板38の係合部
38aに係合させ、液晶固定板37の所定の位置にくる
ように、位置合わせ治具50の各ステージを操作し液晶
ユニット39を移動させ、上下、左右のズレ、及び傾き
を調整した後、液晶ユニット39を液晶固定板37にネ
ジ60で固定する。ここで光学ブロック26は前面26
aに投写レンズ、一方後面26bに液晶パネルを取り付
けることにより、両者の光学的に必要な距離や姿勢が出
るようにあらかじめ作られている。次に光学ブロック2
6の位置決めピン27に液晶固定板37の位置決め係合
部37aを貫通係合させることにより、光学ブロック2
6に対して液晶固定板37が所定の位置にネジ61で取
り付けられるようになっている。したがって液晶ユニッ
ト36は液晶固定板37を介して光学ブロック26の所
定の位置に取り付けられることができ、投写レンズに対
する画像の位置合わせが行える。
【0036】実施例3.図5は本発明の実施例3におけ
る投写形表示装置の光学系の原理を示す構成図、図6は
本発明の本発明の実施例3における投写形表示装置の主
要部の組立調整を示す斜視図である。図において、1は
白色光を出射する光源、2,3は白色光を青・緑・赤の
3原色の光に分離する色分離用のダイクロイックミラ
ー、4,5,6は反射ミラー、9は青・緑・赤の3原色
の画像を合成する色合成用のダイクロイックプリズム、
10,11,12は青・緑・赤の3原色の画像を形成す
る画像表示素子としての液晶パネルで位置合わせ治具5
0との係合部10a,11a,12aを各々具備してい
る。16は画像表示素子の画像を拡大投写する投写レン
ズ、17はスクリーンである。20は一体構造をなす光
学ブロックで、投写レンズ16がその取付面20aに取
り付けられ、内部にダイクロイックプリズム9が接着等
により固定されている。また光学ブロック20は前面2
0aと平行をなす液晶パネル取付面20bと垂直をなす
液晶パネル取付面20c,20dにそれぞれ位置決めピ
ン21,22,23を具備している。31,32,33
は前記液晶パネル10,11,12をそれぞれネジ60
で固定する液晶固定板で、光学ブロック20の位置決め
ピン21,22,23との係合部31b,32b,33
bを具備し、光学ブロック20にネジ61で固定され
る。
【0037】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、色分離用のダイクロイックミラー2
に入射し青色光は反射され緑・赤色光は透過する。反射
した青色光は反射ミラー4で全反射され、青色用の液晶
パネル10に入射する。一方ダイクロイックミラー2を
透過した緑・赤色光はダイクロイックミラー3に入射
し、赤色光は透過し緑色光は反射する。反射した緑色光
は緑色用の液晶パネル11に入射し、透過した赤色光は
反射ミラー5,6によって全反射され、赤色用の液晶パ
ネル12に入射する。従って、液晶パネル10,11,
12には各々青、緑、赤の3原色の色光が照射される。
このとき液晶パネル10,11,12には外部の駆動回
路(図示せず)によって、青、緑、赤の各色光に相当す
るモノクローム画像が表示され、照射光を色変調する。
液晶パネル10,11,12の透過光は公知の色合成用
のダイクロイックプリズム9によって合成され、この合
成光は投写レンズ16によってスクリーン17に結像
し、拡大されたカラー画像が鑑賞に供される。
【0038】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際に青、緑、赤の3原色の画像を
合わせる調整について以下に述べる。位置合わせ治具5
0は、例えば直進ステージおよび回転ステージから構成
され、図に示すように、上下方向、左右方向、回転方向
に微動送りができ、これら各ステージを操作することに
より、先端の位置合わせ係合部50aを所定の平面内で
自在に動かすことができる。なお本実施例では位置合わ
せ治具を各種ステージで構成したが上記ように可動でき
る構成であれば、その構成手段は問わない。
【0039】調整方法は、まず基準となる緑色用の液晶
パネル11を液晶固定板32に固定する際に、位置合わ
せ治具50の係合部50aを液晶パネル11の係合部1
1aに係合させ、液晶固定板32の所定の位置にくるよ
うに、位置合わせ治具50の各ステージを操作し液晶パ
ネル11を移動させ、上下、左右のズレ、及び傾きを調
整した後、液晶パネル11を液晶固定板32にネジ60
で固定する。ここで光学ブロック20の各液晶パネルの
取付面20b,20c,20dは投写レンズ16の取付
面20aからの距離や姿勢が光学的に同一になるようあ
らかじめ作られている。次に、上述した前作業で液晶パ
ネル11を所定の位置に取付けた液晶固定板32を組立
てておき、光学ブロック20の液晶パネルの取付面20
bの位置決めピン22に液晶固定板32の位置決め係合
部32bを貫通係合させることにより、光学ブロック2
0に対して液晶固定板32が所定の位置に取り付けられ
るようになっている。したがって、液晶パネル11は液
晶固定板32を介して光学ブロック20の所定の位置に
取り付けられることになる。同様にして青色用の液晶パ
ネル10、赤色用の液晶パネル12を液晶固定板31,
33を介して光学ブロック20に取り付ける。よって、
各色の液晶パネルは液晶固定板を介して光学ブロックの
所定の位置に取り付けられ、投写レンズに対する距離や
姿勢、画像の位置が光学的に同一になる。
【0040】実施例4.図7は本発明の実施例4におけ
る投写形表示装置の光学系の原理を示す構成図、図8は
本発明の実施例4における投写形表示装置の主要部の組
立調整を示す斜視図である。図において1は白色光を出
射する光源、2,3は白色光を青・緑・赤の3原色の光
に分離する色分離用のダイクロイックミラー、4,5は
反射ミラー、7,8は青・緑・赤の3原色の画像を合成
する色合成用のダイクロイックミラー、10,11,1
2は青・緑・赤の3原色の画像を形成する画像表示素子
としての液晶パネルで、16は液晶パネルのの画像を拡
大投写する投写レンズ、17はスクリーンである。24
は一体構造をなす光学ブロックで、投写レンズ16がそ
の取付面24aに取り付けられ、内部に色合成用のダイ
クロイックミラー7,8及び反射ミラー4が配設されて
いる。また光学ブロック24は投写レンズ16の取付面
24aと平行をなす液晶パネルの取付面24bと垂直を
なす液晶パネルの取付面24c,24dにそれぞれ位置
決めピン22,23,21を具備している。31,3
2,33は前記液晶パネル10,11,12をそれぞれ
ネジ60で固定する液晶固定板で、光学ブロック24の
位置決めピン21,22,23との係合部31b,32
b,33bを具備し、光学ブロック24にネジ61で固
定される。
【0041】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、色分離用のダイクロイックミラー2
に入射し青色光は透過され緑・赤色光は反射する。透過
した青色光は反射ミラー5で全反射され液晶パネル10
に入射する。一方ダイクロイックミラー2によって反射
された緑・赤色光はダイクロイックミラー3に入射し、
赤色光は透過し緑色光は反射する。反射した緑色光は液
晶パネル11に入射し、透過した赤色光は液晶パネル1
2に入射する。従って、液晶パネル10,11,12に
は各々青、緑、赤の3原色の色光が照射される。このと
き液晶パネル10,11,12には外部の駆動回路(図
示せず)によって、青、緑、赤の各色光に相当するモノ
クローム画像が表示され、照射光を色変調する。液晶パ
ネル10、11の出射光は色合成用のダイクロイックミ
ラー7によって合成され、また液晶パネル12からの出
射光は反射ミラー4で全反射され、ダイクロイックミラ
ー7からの透過光とダイクロイックミラー8によって合
成される。この合成光は投写レンズ16によってスクリ
ーン17に結像され、拡大されたカラー画像が鑑賞に供
される。
【0042】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際に青、緑、赤の3原色の画像を
合わせる調整について以下に述べる。位置合わせ治具5
0は、例えば直進ステージおよび回転ステージから構成
され、図に示すように、上下方向、左右方向、回転方向
に微動送りができ、これら各ステージを操作することに
より、先端の位置合わせ係合部50aを所定の平面内で
自在に動かすことができる。なお、本実施例では位置合
わせ治具を各種ステージで構成したが上記のように可動
できる構成であれば、その構成手段は問わない。
【0043】調整方法は、まず基準となる緑色用の液晶
パネル11を液晶固定板32に固定する際に、位置合わ
せ治具50の係合部50aを液晶パネル11の係合部1
1aに係合させ、液晶固定板32の所定の位置にくるよ
うに、位置合わせ治具50の各ステージを操作し液晶パ
ネル11を移動させ、上下、左右のズレ、及び傾きを調
整した後、液晶パネル11を液晶固定板32にネジ60
で固定する。ここで、光学ブロック24の各液晶パネル
の取付面24b,24c,24dは投写レンズの取付面
24aからの距離や姿勢が光学的に同一になるようあら
かじめ作られている。次に、光学ブロック24の液晶パ
ネル取付面24bの位置決めピン22に液晶固定板32
の位置決め係合部32bを貫通係合させることにより、
光学ブロック24に対して液晶固定板32がネジ61で
所定の位置に取り付けられるようになっている。したが
って、液晶パネル11は液晶固定板32を介して光学ブ
ロック20の所定の位置に取り付けられることになる。
同様にして青色用の液晶パネル10、赤色用の液晶パネ
ル12を液晶固定板31,33を介して光学ブロック2
0に取り付ける。よって各色の液晶パネルは液晶固定板
を介して光学ブロックの所定の位置に取り付けられ、投
写レンズに対する距離や姿勢、画像の位置が光学的に同
一になる。
【0044】実施例5.図9は本発明の実施例5におけ
る投写形表示装置の原理を示す光学系の構成図、図10
は本発明の実施例5における投写形表示装置の主要部の
組立調整を示す斜視図、図11は本発明の実施例5にお
ける液晶パネル部の取り付け状態を示す側面図である。
図において、1は白色光を出射する光源、2,3は白色
光を青・緑・赤の3原色の光に分離する色分離用のダイ
クロイックミラー、4,5,6は反射ミラー、9は青・
緑・赤の3原色の画像を合成する色合成用のダイクロイ
ックプリズム、10,11,12は青・緑・赤の3原色
の画像を形成する画像表示素子としての液晶パネルで位
置合わせ治具50との係合部10a,11a,12aを
各々具備している。16は画像表示素子の画像を拡大投
写する投写レンズ、17はスクリーンである。20は一
体構造をなす光学ブロックで、投写レンズ16がその取
付面20aに取り付けられ、内部にダイクロイックプリ
ズム9が接着等により固定される。また光学ブロック2
0は投写レンズ16の取付面20aと平行をなす液晶パ
ネルの取付面20bと垂直をなす液晶パネルの取付面2
0c,20dにそれぞれ位置決めピン21,22,23
を具備している。31,32,33は前記液晶パネル1
0,11,12が波ワッシャー41と平ワッシャー44
を介してネジ45でそれぞれ固定される液晶固定板で、
光学ブロック20の位置決めピンとの係合部31b,3
2b,33bを具備し、光学ブロック20にネジ61で
固定される。
【0045】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、色分離用のダイクロイックミラー2
に入射し青色光は反射され緑・赤色光は透過する。反射
した青色光は反射ミラー4で全反射され青色用の液晶パ
ネル10に入射する。一方ダイクロイックミラー2を透
過した緑・赤色光はダイクロイックミラー3に入射し、
赤色光は透過し緑色光は反射する。反射した緑色光は緑
色用の液晶パネル11に入射し、透過した赤色光は反射
ミラー5,6によって全反射され赤色用の液晶パネル1
2に入射する。従って、液晶パネル10,11,12に
は各々青、緑、赤の3原色の色光が照射される。このと
き液晶パネル10,11,12には外部の駆動回路(図
示せず)によって、青、緑、赤の各色光に相当するモノ
クローム画像が表示され、照射光を色変調する。液晶パ
ネル10,11,12の透過光は公知の色合成用のダイ
クロイックプリズム9によって合成され、この合成光は
投写レンズ16によってスクリーン17に結像し、拡大
されたカラー画像が鑑賞に供される。
【0046】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際に青、緑、赤の3原色の画像を
合わせる調整について以下に述べる。位置合わせ治具5
0は、例えば直進ステージおよび回転ステージから構成
され、図に示すように、上下方向、左右方向、回転方向
に微動送りができ、これら各ステージを操作することに
より、先端の位置合わせ係合部50aを所定の平面内で
自在に動かすことができる。なお、本実施例では位置合
わせ治具を各種ステージで構成したが、上記のように可
動できる構成であれば、その構成手段は問わない。
【0047】調整方法は、まず基準となる緑色用の液晶
パネル11を液晶固定板32に波ワッシャー41、平ワ
ッシャー44を介してネジ45で仮固定するが、その
際、液晶パネル11が液晶固定板32に対して摺動でき
る程度の軽い連結状態にしておく。次に位置合わせ治具
50の係合部50aを液晶パネル11の係合部11aに
係合させ、液晶固定板32の所定の位置にくるように、
位置合わせ治具50の各ステージを操作し液晶パネル1
1を移動させ、上下、左右のズレ、及び傾きを調整す
る。そして位置合わせ治具50の係合部50aを液晶パ
ネル11の係合部11aからはずし、ネジ45をしめて
液晶パネル11を液晶固定板32に完全に固定する。こ
こで光学ブロック20の各液晶パネルの取付面20b,
20c,20dは投写レンズ16が設置される取付面2
0aからの距離や姿勢が光学的に同一になるようあらか
じめ作られている。次に、上述したように前作業で液晶
パネル11を所定の位置に取付けた液晶固定板32を組
立てておき、光学ブロック20の取付面20bの位置決
めピン22に液晶固定板32の位置決め係合部32bを
貫通係合させることにより、光学ブロック20に対して
液晶固定板32が所定の位置に取り付けられるようにな
っている。したがって、液晶パネル11は液晶固定板3
2を介して光学ブロック20の所定の位置に取り付けら
れることになる。同様にして青色用の液晶パネル10、
赤色用の液晶パネル12を液晶固定板31,33を介し
て光学ブロック20に取り付ける。よって、各色の液晶
パネルは液晶固定板を介して光学ブロックの所定の位置
に取り付けられ、投写レンズに対する距離や姿勢、画像
の位置が光学的に同一になる。なお、液晶パネルを液晶
固定板に軽い連結状態にするネジとは別に固定用のネジ
を設けてもよい。
【0048】実施例6.図12は本発明の実施例6にお
ける投写形表示装置の液晶パネル部の取付状態を示す側
面図である。図において、32は液晶固定板、11は液
晶パネル、45はネジ、44は平ワッシャー、42はス
プリングであり、液晶パネル11は平ワッシャー44、
スプリング42、を介してネジ45により液晶固定板3
2に固定される。上記の実施例5の波ワッシャーの代わ
りにスプリングを用いている以外その他の構成は実施例
5と同様であり、基本動作及び組立調整時の動作も同様
である。
【0049】実施例7.図13は本発明の実施例7にお
ける投写形表示装置の液晶パネル部の取付状態を示す側
面図である。図において、32は液晶固定板、11は液
晶パネル、43は板バネ、45はネジであり、液晶パネ
ル11は板バネ43を介してネジ45により液晶固定板
32に固定される。上記の実施例5の波ワッシャーの代
わりに板バネを用いている以外その他の構成は実施例5
と同様であり、基本動作及び組立調整時の動作も同様で
ある。
【0050】実施例8.図14は本発明の実施例8にお
ける投写形表示装置の光学系の原理を示す構成図、図1
5は本発明の実施例8における投写形表示装置の主要部
の組立調整を示す斜視図である。図において、1は白色
光を出射する光源、2,3は白色光を青・緑・赤の3原
色の光に分離する色分離用のダイクロイックミラー、
4,5,6は反射ミラー、9は青・緑・赤の3原色の画
像を合成する色合成用のダイクロイックプリズム、1
0,11,12は青・緑・赤の3原色の画像を形成する
画像表示素子としての液晶パネルで位置合わせ治具50
との係合部10a,11a,12aを各々具備してい
る。16は画像表示素子の画像を拡大投写する投写レン
ズ、17はスクリーンである。20は一体構造をなす光
学ブロックで、投写レンズ16がその取付面20aに取
り付けられ、内部にダイクロイックプリズム9が接着等
により固定される。また光学ブロック20は投写レンズ
16の取付面20aと平行をなす液晶パネルの取付面2
0bと垂直をなす液晶パネルの取付面20c,20dを
具備し、上記の液晶パネル10,11,12がそれぞれ
直接取り付けられる。
【0051】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、色分離用のダイクロイックミラー2
に入射し青色光は反射され緑・赤色光は透過する。反射
した青色光は反射ミラー4で全反射され青色用の液晶パ
ネル10に入射する。一方ダイクロイックミラー2を透
過した緑・赤色光はダイクロイックミラー3に入射し、
赤色光は透過し緑色光は反射する。反射した緑色光は緑
色用の液晶パネル11に入射し、透過した赤色光は反射
ミラー5、6によって全反射され赤色用の液晶パネル1
2に入射する。従って、液晶パネル10,11,12に
は各々青、緑、赤の3原色の色光が照射される。このと
き液晶パネル10,11,12には外部の駆動回路(図
示せず)によって、青、緑、赤の各色光に相当するモノ
クローム画像が表示され、照射光を色変調する。液晶パ
ネル10,11,12の透過光は公知の色合成用のダイ
クロイックプリズム9によって合成され、この合成光は
投写レンズ16によってスクリーン17に結像し、拡大
されたカラー画像が鑑賞に供される。
【0052】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際における青、緑、赤の3原色の
画像を合わせる調整について以下に述べる。位置合わせ
治具50は、例えば直進ステージおよび回転ステージか
ら構成され、図に示すように、上下方向、左右方向、回
転方向に微動送りができ、これら各ステージを操作する
ことにより、先端の位置合わせ係合部50aを所定の平
面内で自在に動かすことができる。なお、本実施例では
位置合わせ治具を各種ステージで構成したが、上記のよ
うに可動できる構成であれば、その構成手段は問わな
い。
【0053】調整方法は、まず基準となる緑色用の液晶
パネル11を光学ブロック20の液晶取付面20bのお
およその位置にネジ60で固定する。次に青色用の液晶
パネル10を光学ブロック20の液晶取付面20cに固
定するには、位置合わせ治具50の係合部50aを青色
用の液晶パネル10の係合部10aに係合させ、緑色用
の液晶パネル11の画像の位置と正確に重なるように、
位置合わせ治具50の各ステージを操作し青色用の液晶
パネル10を移動させ、上下、左右のズレ、及び傾きを
調整した後、青色用の液晶パネル10を光学ブロック2
0の液晶パネルの取付面20cにネジ60で固定する。
なお光学ブロック20の各液晶パネルの取付面20b,
20c,20dは投写レンズの取付面20aからの距
離、姿勢が光学的に同一になるようあらかじめ作られて
いる。同様にして赤色用の液晶パネル12を液晶パネル
11の画像に合わせ込み光学ブロック20に取り付け
る。したがって各色の液晶パネルは投写レンズに対する
距離、姿勢、画像の位置が光学的に同一になり、青、
緑、赤の3原色の画像は一致する。
【0054】実施例9.図16は本発明の実施例9にお
ける投写形表示装置の光学系の原理を示す構成図、図1
7は本発明の実施例9における投写形表示装置の主要部
の組立調整を示す斜視図、図18は各色の液晶固定板の
位置決め係合部を示した平面図である。図において、1
は白色光を出射する光源、2,3は白色光を青・緑・赤
の3原色の光に分離する色分離用のダイクロイックミラ
ー、4,5,6は反射ミラー、9は青・緑・赤の3原色
の画像を合成する色合成用のダイクロイックプリズム、
10,11,12は青・緑・赤の3原色の画像を形成す
る画像表示素子としての液晶パネルで位置合わせ治具5
0との係合部10a,11a,12aを各々具備してい
る。16は画像表示素子の画像を拡大投写する投写レン
ズ、17はスクリーンである。20は一体構造をなす光
学ブロックで、投写レンズ16がその取付面20aに取
り付けられ、内部にダイクロイックプリズム9が接着等
で固定される。また、光学ブロック20は投写レンズ1
6の取付面20aと平行をなす液晶パネル取付面20b
と垂直をなす液晶パネル取付面20c,20dにそれぞ
れ位置決めピン21,22,23を具備する。31,3
2,33は前記液晶パネル10、11、12がそれぞれ
ネジ60で固定される液晶固定板で、光学ブロック20
の位置決めピン21,22,23との位置決め係合部を
具備し、その位置決め係合部31b,32b,33bは
液晶固定板31と32と33で各々その位置が異なる。
【0055】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、色分離用のダイクロイックミラー2
に入射し青色光は反射され緑・赤色光は透過する。反射
した青色光は反射ミラー4で全反射され青色用の液晶パ
ネル10に入射する。一方ダイクロイックミラー2を透
過した緑・赤色光はダイクロイックミラー3に入射し、
赤色光は透過し緑色光は反射する。反射した緑色光は緑
色用の液晶パネル11に入射し、透過した赤色光は反射
ミラー5,6によって全反射され赤色用の液晶パネル1
2に入射する。従って、液晶パネル10,11,12に
は各々青、緑、赤の3原色の色光が照射される。このと
き液晶パネル10,11,12には外部の駆動回路(図
示せず)によって、青、緑、赤の各色光に相当するモノ
クローム画像が表示され、照射光を色変調する。液晶パ
ネル10,11,12の透過光は公知の色合成用のダイ
クロイックプリズム9によって合成され、この合成光は
投写レンズ16によってスクリーン17に結像し、拡大
されたカラー画像が鑑賞に供される。
【0056】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際に青、緑、赤の3原色の画像を
合わせる調整について以下に述べる。位置合わせ治具5
0は、例えば直進ステージおよび回転ステージから構成
され、図に示すように、上下方向、左右方向、回転方向
に微動送りができ、これら各ステージを操作することに
より、先端の位置合わせ係合部50aを所定の平面内で
自在に動かすことができる。なお、本実施例では位置合
わせ治具を各種ステージで構成したが、上記のように可
動できる構成であれば、その構成手段は問わない。
【0057】位置調整は、まず基準となる緑色用の液晶
パネル11を液晶固定板32に固定する際に、位置合わ
せ治具50の係合部50aを液晶パネル11の係合部1
1aに係合させ、液晶固定板32の所定の位置にくるよ
うに、位置合わせ治具50の各ステージを操作し液晶パ
ネル11を移動させ、上下、左右のズレ、及び傾きを調
整した後、液晶パネル11を液晶固定板32にネジ60
で固定する。ここで光学ブロック20の各液晶パネルの
取付面20b,20c,20dは投写レンズの取付面2
0aからの距離や姿勢が光学的に同一になるようあらか
じめ作られている。次に、上述したように前作業で液晶
パネル11を所定の位置に取付けた液晶固定板32を組
立てておき、光学ブロック20の取付面20bの位置決
めピン22に液晶固定板32の位置決め係合部32aを
貫通係合させることにより、光学ブロック20に対して
液晶固定板32が所定の位置に取り付けられるようにな
っている。したがって、液晶パネル11は液晶固定板3
2を介して光学ブロック20の所定の位置にネジ61で
取り付けられることになる。同様にして青色用の液晶パ
ネル10、赤色用の液晶パネル12を液晶固定板31,
33を介して光学ブロック20に取り付ける。
【0058】ところで、その光学ブロック20の各液晶
取付面にある各々の位置決めピン21,22,23と各
液晶固定板31,32,33の位置決め係合部の位置3
1a,32a,33aは図18で示すようにそれぞれに
異なっており、例えば液晶固定板32の位置決め係合部
32aは光学ブロック20の液晶取付面20bの位置決
めピン22にのみ貫通係合させることができ、誤って他
の色の位置に取り付けることはできない。よって、各色
の液晶パネル10,11,12は液晶固定板31,3
2,33を介して光学ブロック20の所定の位置に取り
付けられ、投写レンズ16に対する距離や姿勢、画像の
位置が光学的に同一になる。
【0059】実施例10.図19は本発明の実施例10
における投写形表示装置の光学系の原理を示す構成図、
図20は本発明の実施例10における液晶パネル部の組
立を示す斜視図、図21は本発明の実施例10における
投写形表示装置の主要部の組立調整を示す斜視図、図2
2は本発明の実施例10における液晶パネル部と位置合
わせ治具との係合状態を示す要部斜視図である。図にお
いて、1は白色光を出射する光源、2,3は白色光を青
・緑・赤の3原色の光に分離する色分離用のダイクロイ
ックミラー、4,5は反射ミラー、7,8は青・緑・赤
の3原色の画像を合成する色合成用のダイクロイックミ
ラー、10,11,12は青・緑・赤の3原色の画像を
形成する画像表示素子としての液晶パネルで、16は液
晶パネルの画像を拡大投写する投写レンズ、17はスク
リーンである。31,32,33は前記液晶パネル1
0,11,12がネジ60でそれぞれ固定される液晶固
定板、34,35,36はその液晶固定板が波ワッシャ
ー41と平ワッシャー44を介して可動自在にネジ45
でそれぞれ固定される液晶ホルダーであり、47は上記
のダイクロイックミラー2,3,7,8、反射ミラー
4,5、投射レンズ16、液晶ホルダー34,35,3
6が各々所定の位置に配設されるベースシャーシ、48
は側板である。
【0060】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、色分離用のダイクロイックミラー2
に入射し青色光は透過され緑・赤色光は反射する。透過
した青色光は反射ミラー5で全反射され液晶パネル10
に入射する。一方ダイクロイックミラー2によって反射
された緑・赤色光はダイクロイックミラー3に入射し、
赤色光は透過し緑色光は反射する。反射した緑色光は液
晶パネル11に入射し、透過した赤色光は液晶パネル1
2に入射する。従って、液晶パネル10,11,12に
は各々青、緑、赤の3原色の色光が照射される。このと
き液晶パネル10,11,12には外部の駆動回路(図
示せず)によって、青、緑、赤の各色光に相当するモノ
クローム画像が表示され、照射光を色変調する。液晶パ
ネル10、11の出射光は色合成用のダイクロイックミ
ラー7によって合成され、また液晶パネル12からの出
射光は反射ミラー4で全反射され、ダイクロイックミラ
ー7からの透過光とダイクロイックミラー8によって合
成される。この合成光は投写レンズ16によってスクリ
ーン17に結像され、拡大されたカラー画像が鑑賞に供
される。
【0061】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際に青、緑、赤の3原色の画像を
合わせる調整について以下に述べる。まず、液晶パネル
部の組立について説明する。緑色用の液晶パネル11を
液晶固定板32にネジ60で固定し、その液晶固定板3
2を液晶ホルダー35に波ワッシャー41、平ワッシャ
ー44を介して、ネジ45で仮固定する。その際、液晶
固定板32が液晶ホルダー35に対して、摺動できる程
度の軽い連結状態にしておく。なお、図示しないが波ワ
ッシャーの替わりにスプリングや、板バネなど他の付勢
手段を用いても構わない。同様にして、青色用、赤色用
の液晶パネル10,12も液晶ホルダー34,36にそ
れぞれ仮組する。
【0062】次に、ベースシャーシ47に上記の各ダイ
クロイックミラー2,3,7,8,各反射ミラー4、
5、投写レンズ16を所定の位置にネジ固定し、液晶ホ
ルダー34,35,36は投写レンズ16から距離や姿
勢が光学的に同一になるように、例えば組付け治具(図
示せず)を用いてネジ62で固定する。続いて側板48
を取り付け、投写ユニットを組み立てる。ここで位置合
わせ治具50は、例えば直進ステージおよび回転ステー
ジから構成され、図の矢印で示すように、上下、左右、
前後、回転方向に微動送りができ、これら各ステージを
操作することにより先端の位置合わせ係合部50aを所
定の平面内で自在に動かすことができる。なお本実施例
では位置合わせ治具を各種ステージで構成したが上記の
ように可動できる構成であれば、その構成手段は問わな
い。
【0063】調整方法は、まず基準となる緑色用の液晶
パネル11の位置を投写レンズ16に対して所定の位置
に合わせる際に、側板48より外側に突出している液晶
固定板32の位置合わせ係合部32aを、位置合わせ治
具50の位置合わせ係合部50aで係合させ、位置合わ
せ治具50の各ステージを操作し液晶固定板32を図の
矢印のように上下、左右、回転方向に強制的に移動させ
ることにより、投写レンズ16に対する上下、左右のズ
レ、及び傾きを調整した後、液晶固定板32を液晶ホル
ダー35にネジ46にて固定する。
【0064】次に、青色用の液晶パネル10の画像位置
を緑色の液晶パネル11の画像に合わせるには、側板4
8より外側に突出している液晶固定板31の位置合わせ
係合部31aを、位置合わせ治具50の位置合わせ係合
部50aで係合させ、位置合わせ治具50の各ステージ
を操作して液晶固定板31を図の矢印のように上下、左
右、回転方向に強制的に移動させることにより、緑色の
液晶パネル11の画像に対する上下、左右のズレ、及び
傾きを合わせ込んだ後、液晶固定板31を液晶ホルダー
34にネジ46にて固定する。同様にして赤色用の液晶
パネル12の画像の位置も緑色の液晶パネル11に合わ
せ込む。このようにして各色の液晶パネルの画像の位置
は投写レンズに対して光学的に同一になり、青、緑、赤
の3原色の画像は一致し、正規のカラー画像を投影する
ことができる。
【0065】実施例11.図23は本発明の実施例11
における投写形表示装置の光学系の原理を示す構成図、
図24は本発明の実施例11における液晶パネル部の組
立を示す斜視図、図25は本発明の実施例11における
投写形表示装置の主要部の組立調整を示す斜視図、図2
6は本発明の実施例11における液晶パネル部と位置合
わせ治具との係合状態を示す要部斜視図である。図にお
いて、1は白色光を出射する光源、2,3は白色光を青
・緑・赤の3原色の光に分離する色分離用のダイクロイ
ックミラー、4,5は反射ミラー、7,8は青・緑・赤
の3原色の画像を合成する色合成用のダイクロイックミ
ラー、10,11,12は青・緑・赤の3原色の画像を
形成する画像表示素子としての液晶パネルで、16は液
晶パネルの画像を拡大投写する投写レンズ、17はスク
リーンである。31、32、33は前記液晶パネル1
0,11,12がネジ60でそれぞれ固定される液晶固
定板、34,35,36はその液晶固定板が波ワッシャ
ー41と平ワッシャー44を介して可動自在にネジ45
でそれぞれ固定される液晶ホルダーであり、47は上記
のダイクロイックミラー2,3,7,8、反射ミラー
4,5、投射レンズ16、液晶ホルダー34,35,3
6が各々所定の位置に配設されるベースシャーシ、48
は側板で位置合わせ治具50が取り付けられる係合部4
8a,48b,48cを具備している。
【0066】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、色分離用のダイクロイックミラー2
に入射し青色光は透過され緑・赤色光は反射する。透過
した青色光は反射ミラー5で全反射され液晶パネル10
に入射する。一方、ダイクロイックミラー2によって反
射された緑・赤色光はダイクロイックミラー3に入射
し、赤色光は透過し緑色光は反射する。反射した緑色光
は液晶パネル11に入射し、透過した赤色光は液晶パネ
ル12に入射する。従って、液晶パネル10,11,1
2には各々青、緑、赤の3原色の色光が照射される。こ
のとき液晶パネル10,11,12には外部の駆動回路
(図示せず)によって、青、緑、赤の各色光に相当する
モノクローム画像が表示され、照射光を色変調する。液
晶パネル10、11の出射光は色合成用のダイクロイッ
クミラー7によって合成され、また液晶パネル12から
の出射光は反射ミラー4で全反射され、ダイクロイック
ミラー7からの透過光とダイクロイックミラー8によっ
て合成される。この合成光は投写レンズ16によってス
クリーン17に結像され、拡大されたカラー画像が鑑賞
に供される。
【0067】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際における青、緑、赤の3原色の
画像を合わせる調整について以下に述べる。まず、液晶
パネル部の組立について説明する。緑色用の液晶パネル
11を液晶固定板32にネジ60で固定し、その液晶固
定板32を液晶ホルダー35に波ワッシャー41、平ワ
ッシャー44を介して、ネジ45で仮固定する。その
際、液晶固定板32が液晶ホルダー35に対して、摺動
できる程度の軽い連結状態にしておく。なお、図示しな
いが波ワッシャーの替わりにスプリングや、板バネなど
の付勢手段を用いても構わない。同様にして、青色用、
赤色用の液晶パネル10,12も液晶ホルダー34、3
6に仮組する。
【0068】次に、ベースシャーシ47に上記の各ダイ
クロイックミラー2,3,7,8,各反射ミラー4,
5、投写レンズ16を所定の位置にネジ固定し、液晶ホ
ルダー34,35,36は投写レンズ16から距離や姿
勢が光学的に同一になるように、例えば組付け治具(図
示せず)を用いてネジ62で固定する。続いて側板48
を取り付け、投写ユニットを組み立てる。ここで位置合
わせ治具50は、例えば直進ステージおよび回転ステー
ジから構成され、図の矢印で示すように、上下、左右、
前後、回転方向に微動送りができ、これら各ステージを
操作することにより先端の位置合わせ係合部50aを所
定の平面内で自在に動かすことができる。なお本実施例
では位置合わせ治具を各種ステージで構成したが上記の
ように可動できる構成であれば、その構成手段は問わな
い。
【0069】調整方法は、基準となる緑色用の液晶パネ
ル11の位置を投写レンズ16に対して所定の位置に合
わせる際に、位置合わせ治具50の係合部50bを側板
48の取付係合部48bに係合して、位置合わせ治具5
0を側板48に設置する。そして側板48より外側に突
出している液晶固定板32の位置合わせ係合部32a
を、位置合わせ治具50の位置合わせ係合部50aで係
合させ、位置合わせ治具50の各ステージを操作し液晶
固定板32を図の矢印のように上下、左右、回転方向に
強制的に移動させることにより、投写レンズ16に対す
る上下、左右のズレ、及び傾きを調整した後、液晶固定
板32を液晶ホルダー35にネジ46にて固定する。
【0070】次に、青色用の液晶パネル10の画像位置
を緑色の液晶パネル11の画像に合わせるには、位置合
わせ治具50を側板48の取付係合部48bより取りは
ずし、側板48の取付係合部48aに係合することによ
り、位置合わせ治具50を取り付け直す。そして、側板
48より外側に突出している液晶固定板31の位置合わ
せ係合部31aを、位置合わせ治具50の位置合わせ係
合部50aで係合させ、位置合わせ治具50の各ステー
ジを操作して液晶固定板31を図の矢印のように上下、
左右、回転方向に強制的に移動させることにより、緑色
の液晶パネル11の画像に対する上下、左右のズレ、及
び傾きを合わせ込んだ後、液晶固定板31を液晶ホルダ
ー34にネジ46にて固定する。続いて赤色用の液晶パ
ネル12の画像位置を緑色の液晶パネル11の画像に合
わせるには、位置合わせ治具50を側板48の取付係合
部48cに取り付け直し、青色用の液晶パネル10の時
と同様の操作をして画像を合わせ込む。このようにして
各色の液晶パネルの画像の位置は投写レンズに対して光
学的に同一になり、青、緑、赤の3原色の画像は一致
し、正規のカラー画像を投影することができる。
【0071】実施例12.図27は本発明の実施例12
における投写形表示装置の光学系の原理を示す構成図、
図28は本発明の実施例12における液晶パネル部の組
立を示す斜視図、図29は本発明の実施例12における
投写形表示装置の主要部の組立調整を示す斜視図、図3
0は本発明の実施例12における液晶パネル部と位置合
わせ治具との係合状態を示す要部斜視図である。図にお
いて、1は白色光を出射する光源、2,3は白色光を青
・緑・赤の3原色の光に分離する色分離用のダイクロイ
ックミラー、4,5は反射ミラー、7,8は青・緑・赤
の3原色の画像を合成する色合成用のダイクロイックミ
ラー、10,11,12は青・緑・赤の3原色の画像を
形成する画像表示素子としての液晶パネルで、16は液
晶パネルの画像を拡大投写する投写レンズ、17はスク
リーンである。31,32,33は前記液晶パネル1
0,11,12がネジ60でそれぞれ固定される液晶固
定板、34,35,36はその液晶固定板が波ワッシャ
ー41と平ワッシャー44を介して可動自在にネジ45
でそれぞれ固定される液晶ホルダーで位置合わせ治具5
0が設置できる取付係合部34b,35b,36bを備
えている。47は上記のダイクロイックミラー2,3,
7,8、反射ミラー4,5、投射レンズ16、液晶ホル
ダー34,35,36が各々所定の位置に配設されるベ
ースシャーシ、48は側板である。
【0072】次に動作について説明する。光源1から出
射された白色光は、色分離用のダイクロイックミラー2
に入射し青色光は透過され緑・赤色光は反射する。透過
した青色光は反射ミラー5で全反射され液晶パネル10
に入射する。一方ダイクロイックミラー2によって反射
された緑・赤色光はダイクロイックミラー3に入射し、
赤色光は透過し緑色光は反射する。反射した緑色光は液
晶パネル11に入射し、透過した赤色光は液晶パネル1
2に入射する。従って、液晶パネル10、11、12に
は各々青、緑、赤の3原色の色光が照射される。このと
き液晶パネル10、11、12には外部の駆動回路(図
示せず)によって、青、緑、赤の各色光に相当するモノ
クローム画像が表示され、照射光を色変調する。液晶パ
ネル10、11の出射光は色合成用のダイクロイックミ
ラー7によって合成され、また液晶パネル12からの出
射光は反射ミラー4で全反射され、ダイクロイックミラ
ー7からの透過光とダイクロイックミラー8によって合
成される。この合成光は投写レンズ16によってスクリ
ーン17に結像され、拡大されたカラー画像が鑑賞に供
される。
【0073】以上が基本的な動作であるが、この投写形
表示装置を組み立てる際に青、緑、赤の3原色の画像を
合わせる調整について以下に述べる。まず、液晶パネル
部の組立について説明する。赤色用の液晶パネル12を
液晶固定板33にネジ60で固定し、その液晶固定板3
3を液晶ホルダー36に波ワッシャー41、平ワッシャ
ー44を介して、ネジ45で仮固定する。その際、液晶
固定板33が液晶ホルダー36に対して、摺動できる程
度の軽い連結状態にしておく。なお、図示しないが波ワ
ッシャーの替わりにスプリングや、板バネなど他の付勢
手段を用いても構わない。同様にして、青色用、緑色用
の液晶パネル10,11も液晶ホルダー34,36に仮
組する。
【0074】次に、ベースシャーシ47に上記の各ダイ
クロイックミラー2,3,7,8,各反射ミラー4,
5、投写レンズ16を所定の位置にネジ固定し、液晶ホ
ルダー34,35,36は投写レンズ16から距離や姿
勢が光学的に同一になるように、例えば組付け治具(図
示せず)を用いてネジ62で固定する。続いて側板48
を取り付け、投写ユニットを組み立てる。ここで位置合
わせ治具50は、例えば直進ステージおよび回転ステー
ジから構成され、図の矢印で示すように、上下、左右、
回転方向に微動送りができ、これら各ステージを操作す
ることにより先端の位置合わせ係合部50aを所定の平
面内で自在に動かすことができる。なお本実施例では位
置合わせ治具を各種ステージで構成したが上記のように
可動できる構成であれば、その構成手段は問わない。
【0075】調整方法は、基準となる赤色用の液晶パネ
ル12の位置を投写レンズ16に対して所定の位置に合
わせる際に、位置合わせ治具50の取付係合部50bを
液晶ホルダー36の取付係合部36bに当接させて、位
置合わせ治具50を液晶ホルダー36にネジ固定する。
そして側板48より外側に突出している液晶固定板33
の位置合わせ係合部33aを、位置合わせ治具50の位
置合わせ係合部50aで係合させ、位置合わせ治具50
の各ステージを操作し液晶固定板33を図の矢印のよう
に上下、左右、回転方向に強制的に移動させることによ
り、投写レンズ16に対する上下、左右のズレ、及び傾
きを調整した後、液晶固定板33を液晶ホルダー36に
ネジ46にて固定する。
【0076】次に、緑色用の液晶パネル11の画像位置
を赤色の液晶パネル12の画像に合わせるには、位置合
わせ治具50を液晶ホルダー36の取付係合部36bよ
りはずし、液晶ホルダー35の取付係合部35bに当接
させてネジ固定することにより、位置合わせ治具50を
設置し直す。そして側板48より外側に突出している液
晶固定板32の位置合わせ係合部32aを、位置合わせ
治具50の位置合わせ係合部50aで係合させ、位置合
わせ治具50の各ステージを操作して液晶固定板32を
液晶ホルダー35の設置面上で強制的に移動させること
により、赤色の液晶パネル12の画像に対する上下、左
右のズレ、及び傾きを合わせ込んだ後、液晶固定板32
を液晶ホルダー35にネジ46にて固定する。続いて青
色用の液晶パネル10の画像位置を赤色の液晶パネル1
2の画像に合わせるには、位置合わせ治具50を液晶ホ
ルダー34の取付係合部34bに設置し直し、緑色用の
液晶パネル11の時と同様の操作をして画像を合わせ込
む。このようにして各色の液晶パネルの画像の位置は投
写レンズに対して光学的に同一になり、青、緑、赤の3
原色の画像は一致し、正規のカラー画像を投影すること
ができる。なお、本発明では、赤色パネルを基準とし
て、他のパネルを合わせ込んだが、基準は緑色パネルで
も青色パネルでもよい。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
投写形表示装置によれば、液晶パネルを位置合わせ治具
を用いて液晶固定板の所定の位置に取り付けられ、液晶
固定板はその位置決め係合部により光学ブロック部の所
定の位置に取り付けられる。したがって、投写レンズに
対する液晶パネルの画像位置が一定になり、投写レンズ
の有効径からはずれる等の不具合がなく良好な投写画像
を得ることができる。
【0078】また、投写レンズに対する液晶パネルの画
像位置を合わせるための複雑な調整機構を投写ユニット
に搭載する必要がないので、投写ユニットの省スペース
化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0079】さらに、液晶パネルを交換するときも液晶
固定板に対する液晶パネルの相対位置を、位置合わせ治
具を用いて投写ユニットの外で合わせれば、投写ユニッ
トを分解することなく投写レンズに対する液晶パネルの
画像位置を、同一の位置に配置できるのでメンテナンス
性が向上する。
【0080】本発明の請求項2記載の投写形表示装置に
よれば、液晶パネルを位置合わせ治具を用いて液晶固定
板の所定の位置に取り付けられ、液晶固定板はその位置
決め係合部により光学ブロック部の所定の位置に取り付
けられる。したがって、投写レンズに対する液晶パネル
の画像位置が一定になり、投写レンズの有効径からはず
れる等の不具合がなく良好な投写画像を得ることができ
る。
【0081】また、投写レンズに対する液晶パネルの画
像位置を合わせるための複雑な調整機構を投写ユニット
に搭載する必要がないので、投写ユニットの省スペース
化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0082】また、液晶パネルを交換するときも液晶固
定板に対する液晶パネルの相対位置を、位置合わせ治具
を用いて投写ユニットの外で合わせれば、投写ユニット
を分解することなく投写レンズに対する液晶パネルの画
像位置を、同一の位置に配置できるのでメンテナンス性
が向上する。
【0083】さらに、光源からの出射光が3原色に分離
されるの構造でも使用できるので、光量を有効に使用
し、明るい画面となる他、3枚の液晶パネルが投写レン
ズに対して、光学的に同一の位置、姿勢で取り付けられ
るので各液晶パネルの画像位置が一致し、正規のカラー
画像が表示でき、品質が安定する。
【0084】本発明の請求項3記載の投写形表示装置に
よれば、液晶パネルを位置合わせ治具を用いて液晶固定
板の所定の位置に取り付けられ、液晶固定板はその位置
決め係合部により光学ブロック部の所定の位置に取り付
けられる。したがって、投写レンズに対する液晶パネル
の画像位置が一定になり、投写レンズの有効径からはず
れる等の不具合がなく良好な投写画像を得ることができ
る。
【0085】また、投写レンズに対する液晶パネルの画
像位置を合わせるための複雑な調整機構を投写ユニット
に搭載する必要がないので、投写ユニットの省スペース
化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0086】さらに、液晶パネルを交換するときも液晶
固定板に対する液晶パネルの相対位置を、位置合わせ治
具を用いて投写ユニットの外で合わせれば、投写ユニッ
トを分解することなく投写レンズに対する液晶パネルの
画像位置を、同一の位置に配置できるのでメンテナンス
性が向上する。
【0087】さらにまた、位置合わせ治具を用いて液晶
固定板の所定の位置に液晶パネルの合わせた後、位置合
わせ治具をはずしてもその状態が保持されるので、液晶
パネルを液晶固定板に完全に固定する作業性が向上す
る。
【0088】本発明の請求項4記載の投写形表示装置に
よれば、液晶パネルを位置合わせ治具を用いて光学ブロ
ック部の所定の位置に取り付けられるので投写レンズに
対する液晶パネルの画像位置が一定になり、投写レンズ
の有効径からはずれる等の不具合がなく良好な投写画像
を得ることができる。
【0089】また、投写レンズに対する液晶パネルの画
像位置を合わせるための複雑な調整機構を投写ユニット
に搭載する必要がないので、投写ユニットの省スペース
化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0090】さらに、液晶パネルを直接光学ブロックに
取り付けるため、仲介部材が不要になり、大幅な低コス
ト、小形化、軽量化が図れる。
【0091】本発明の請求項5記載の投写形表示装置に
よれば、液晶パネルを位置合わせ治具を用いて液晶固定
板の所定の位置に取り付けられ、液晶固定板はその位置
決め係合部により光学ブロック部の所定の位置に取り付
けられる。したがって、投写レンズに対する液晶パネル
の画像位置が一定になり、投写レンズの有効径からはず
れる等の不具合がなく良好な投写画像を得ることができ
る。
【0092】また、投写レンズに対する液晶パネルの画
像位置を合わせるための複雑な調整機構を投写ユニット
に搭載する必要がないので、投写ユニットの省スペース
化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0093】さらに、液晶パネルを交換するときも液晶
固定板に対する液晶パネルの相対位置を、位置合わせ治
具を用いて投写ユニットの外で合わせれば、投写ユニッ
トを分解することなく投写レンズに対する液晶パネルの
画像位置を、同一の位置に配置できるのでメンテナンス
性が向上する。
【0094】さらにまた、各色に対応する液晶固定板の
位置決め係合部の位置が異なるので、誤って他の色の位
置に取り付けることがないので作業性が向上する。
【0095】本発明の請求項6記載の投写形表示装置に
よれば、投写ユニットの組立後に液晶パネルの位置合わ
せ調整をするので、部品、組立のバラツキを補正して正
確なカラー画像を表示できる。
【0096】また、投写レンズに対する液晶パネルの画
像位置を合わせるための複雑な調整機構を投写ユニット
に搭載する必要がないので、投写ユニットの省スペース
化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0097】本発明の請求項7記載の投写形表示装置に
よれば、投写ユニットの組立後に液晶パネルの位置合わ
せ調整をするので、部品、組立のバラツキを補正して正
確なカラー画像を表示できる。
【0098】また、投写レンズに対する液晶パネルの画
像位置を合わせるための複雑な調整機構を投写ユニット
に搭載する必要がないので、投写ユニットの省スペース
化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0099】さらに、位置合わせ治具を投写ユニットの
側板に取り付けられるので、取り付ける位置の自由度及
び位置合わせ治具の構成自由度が大きい。
【0100】さらにまた、工場での組立時の他、設置先
でも簡単に液晶パネルの位置合わせ調整作業が行え、液
晶パネルの交換作業の場所が限定されないのでメンテナ
ンス性が向上する
【0101】本発明の請求項8記載の投写形表示装置に
よれば、投写ユニットの組立後に液晶パネルの位置合わ
せ調整ができるので、部品、組立のバラツキを補正して
正確なカラー画像を表示できる。
【0102】また、投写レンズに対する液晶パネルの画
像位置を合わせるための複雑な調整機構を投写ユニット
に搭載する必要がないので、投写ユニットの省スペース
化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0103】さらに、位置合わせ治具を直接液晶ホルダ
ーに取り付けられるので、液晶パネルが取り付けられる
面をベースとして液晶パネルを可動させることができ、
調整の精度が上がる
【0104】さらにまた、工場での組立時の他、設置先
でも簡単に液晶パネルの位置合わせ調整作業が行え、液
晶パネルの交換作業の場所が限定されないのでメンテナ
ンス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における投写形表示装置の
光学系をの原理を示す構成図である。
【図2】 本発明の実施例1における投写形表示装置の
主要部の組立を示す斜視図である。
【図3】 本発明の実施例2における投写形表示装置の
光学系の原理を示す構成図である。
【図4】 本発明の実施例2における投写形表示装置の
主要部の組立を示す斜視図である。
【図5】 本発明の実施例3における投写形表示装置の
光学系の原理を示す構成図である。
【図6】 本発明の実施例3における投写形表示装置の
主要部の組立を示す斜視図である。
【図7】 本発明の実施例4における投写形表示装置の
光学系の原理を示す構成図である。
【図8】 本発明の実施例4における投写形表示装置の
主要部の組立を示す斜視図である。
【図9】 本発明の実施例5におけ投写形表示装置の光
学系の原理を示す構成図である。
【図10】 本発明の実施例5における投写形表示装置
の主要部の組立を示す斜視図である。
【図11】 本発明の実施例5における投写形表示装置
の液晶パネル部の取付状態を示す側面図である。
【図12】 本発明の実施例6における投写形表示装置
の液晶パネル部の取付状態を示す側面図である。
【図13】 本発明の実施例7における投写形表示装置
の液晶パネル部の取付状態示す側面図である。
【図14】 本発明の実施例8における投写形表示装置
の光学系の原理を示す構成図である。
【図15】 本発明の実施例8における投写形表示装置
の主要部の組立を示す斜視図である。
【図16】 本発明の実施例9における投写形表示装置
の光学系の原理を示す構成図である。
【図17】 本発明の実施例9における投写形表示装置
の主要部の組立を示す斜視図である。
【図18】 本発明の実施例9における投写形表示装置
の各色の液晶固定板の位置決め係合部を示す平面図であ
る。
【図19】 本発明の実施例10における投写形表示装
置の光学系の原理を示す構成図である。
【図20】 本発明の実施例10における投写形表示装
置の液晶パネル部の組立を示す斜視図である。
【図21】 本発明の実施例10における投写形表示装
置の主要部の組立調整を示す斜視図である。
【図22】 本発明の実施例10における投写形表示装
置の液晶パネル部と位置合わせ治具との係合状態を示す
要部斜視図である。
【図23】 本発明の実施例11における投写形表示装
置の光学系の原理を示す構成図である。
【図24】 本発明の実施例11における投写形表示装
置の液晶パネル部の組立を示す斜視図である。
【図25】 本発明の実施例11における投写形表示装
置の主要部の組立調整を示す斜視図である。
【図26】 本発明の実施例11における投写形表示装
置の液晶パネル部と位置合わせ治具との係合状態を示す
要部斜視図である。
【図27】 本発明の実施例12における投写形表示装
置の光学系の原理を示す構成図である。
【図28】 本発明の実施例12における投写形表示装
置の液晶パネル部の組立を示す斜視図である。
【図29】 本発明の実施例12における投写形表示装
置の主要部の組立調整を示す斜視図である。
【図30】 本発明の実施例12における投写形表示装
置の液晶パネル部と位置合わせ治具との係合状態を示す
要部斜視図である。
【図31】 従来の投写形表示装置の光学系の原理を示
す構成図である。
【図32】 従来の投写形表示装置の光学系を示す構成
図である。
【図33】 従来の投写形表示装置の光学系を示す斜視
図である。
【図34】 従来の投写形表示装置のアライメント調整
機構を示す斜視図である。
【図35】 従来の投写形表示装置のアライメント調整
機構の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 光源、2,3,7,8,9 ダイクロイックミラ
ー、10〜13 液晶パネル、10a,11a,12
a,13a 位置合わせ係合部、16 投写レンズ、2
0,26 光学ブロック、21,22,23,27 位
置決めピン、31〜33,37 液晶固定板、31a,
32a,33a 位置合わせ係合部、31b,32b,
33b,37a 位置決め係合部、34〜36 液晶ホ
ルダー、34b,35b,36b,48a,48b,4
8c 取付係合部、41 波ワッシャー、42 スプリ
ング、44 平ワッシャー、50 位置合わせ治具、4
8 投写ユニットの側板。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示素子である液晶パネルと光源、
    および画像を拡大投写する投写レンズを備えた投写ユニ
    ットにおいて、液晶パネルに位置合わせ治具との係合部
    と、液晶パネルが設置される液晶固定板に光学ブロック
    部への位置決め係合部を各々備えたことを特徴とする投
    写形表示装置。
  2. 【請求項2】 光源からの照射光を色分離手段によって
    3原色の色光に分離し、各光路の色光を各々液晶パネル
    に透過させて色変調した後、色合成手段によって再び合
    成したカラー画像を、投写レンズにより拡大投写する投
    写ユニットにおいて、各色の液晶パネルに位置合わせ治
    具との係合部と、液晶パネルが設置される液晶固定板に
    光学ブロック部への位置決め係合部を各々備えたことを
    特徴とする投写形表示装置。
  3. 【請求項3】 光源からの照射光を色分離手段によって
    3原色の色光に分離し、各光路の色光を各々液晶パネル
    に透過させて色変調した後、色合成手段によって再び合
    成したカラー画像を、投写レンズにより拡大投写する投
    写ユニットにおいて、液晶パネルに位置合わせ治具との
    係合部と、液晶パネルが設置される液晶固定板に光学ブ
    ロック部への位置決め係合部を各々備え、かつ液晶パネ
    ルと液晶固定板の間を移動可能な状態で密着させるため
    の付勢手段を配設して連結したことを特徴とする投写形
    表示装置。
  4. 【請求項4】 光源からの照射光を色分離手段によって
    3原色の色光に分離し、各光路の色光を各々液晶パネル
    に透過させて色変調した後、色合成手段によって再び合
    成したカラー画像を、投写レンズにより拡大投写する投
    写ユニットにおいて、位置合わせ治具との係合部を備え
    た液晶パネルを直接光学ブロックに取り付けたことを特
    徴とする投写形表示装置。
  5. 【請求項5】 光源からの照射光を色分離手段によって
    3原色の色光に分離し、各光路の色光を各々液晶パネル
    に透過させて色変調した後、色合成手段によって再び合
    成したカラー画像を、投写レンズにより拡大投写する投
    写ユニットにおいて、液晶パネルに位置合わせ治具との
    係合部と、液晶パネルが設置される液晶固定板に光学ブ
    ロック部への位置決め係合部を各々備え、当該位置決め
    係合部が、各液晶パネルで異なる位置に設けたことを特
    徴とする投写形表示装置。
  6. 【請求項6】 光源からの照射光を色分離手段によって
    3原色の色光に分離し、各光路の色光を各々液晶パネル
    に透過させて色変調した後、色合成手段によって再び合
    成したカラー画像を、投写レンズにより拡大投写する投
    写ユニットにおいて、液晶パネルを位置合わせ治具との
    係合部を備えた液晶固定板に取り付け、当該液晶固定板
    が可動自在に係合される液晶ホルダーを備え、かつ当該
    液晶固定板の位置合わせ治具との係合部を投写ユニット
    から外側に突出させたことを特徴とする投写形表示装
    置。
  7. 【請求項7】 光源からの照射光を色分離手段によって
    3原色の色光に分離し、各光路の色光を各々液晶パネル
    に透過させて色変調した後、色合成手段によって再び合
    成したカラー画像を、投写レンズにより拡大投写する投
    写ユニットにおいて、液晶パネルを位置合わせ治具との
    係合部を備えた液晶固定板に取り付け、当該液晶固定板
    が可動自在に係合される液晶ホルダーを備え、かつ前記
    液晶固定板の位置合わせ治具との係合部を投写ユニット
    から突出させた外側に設けるとともに、投写ユニットの
    外壁に位置合わせ治具が取り付けられる係合部を設けた
    ことを特徴とする投写形表示装置。
  8. 【請求項8】 光源からの照射光を色分離手段によって
    3原色の色光に分離し、各光路の色光を各々液晶パネル
    に透過させて色変調した後、色合成手段によって再び合
    成したカラー画像を、投写レンズにより拡大投写する投
    写ユニットにおいて、液晶パネルを位置合わせ治具との
    係合部を備えた液晶固定板に取り付け、当該液晶固定板
    が可動自在に係合される液晶ホルダーを備え、かつ前記
    液晶固定板の位置合わせ治具との係合部を投写ユニット
    から突出させた外側に設けるとともに、前記液晶ホルダ
    ーに位置合わせ治具が取り付けられる係合部を設けたこ
    とを特徴とする投写形表示装置。
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