JP2563892B2 - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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JP2563892B2
JP2563892B2 JP7069010A JP6901095A JP2563892B2 JP 2563892 B2 JP2563892 B2 JP 2563892B2 JP 7069010 A JP7069010 A JP 7069010A JP 6901095 A JP6901095 A JP 6901095A JP 2563892 B2 JP2563892 B2 JP 2563892B2
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JP
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light
color
liquid crystal
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display device
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JP7069010A
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富雄 曽根原
修二 有賀
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数枚の像形成用の透過
型ライトバルブを用いた投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の投射型表示装置として例えば特開
昭58−150937号公報に開示されているものがあ
るが、これは3個の反射型ライトバルブで形成される画
像を偏光ビームスプリッタ及びダイクロイックミラーに
よって合成し、スクリーン上に投射するものであった。
また、本発明の出願前に出願されその後出願公開された
特開昭60−179723号公報に開示されているもの
があるが、これは3個の透過型ライトバルブで形成され
る画像をダイクロイックミラーによって合成し、スクリ
ーン上に投射するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭58−
150937号公報に開示されているものは、ライトバ
ルブが反射型であるために、第1にライトバルブ表面に
おける非変調光の反射がコントラストの低下を招き、第
2に入射光と出射光の分離のため偏光ビームスプリッタ
が必要不可欠であり、光学系が複雑であった。また、ラ
イトバルブが陰極線管(CRT)の光によって制御され
るために大がかりな装置であった。また、特開昭60−
179723号公報に開示されているものは、上記問題
点はないものの、色分離手段及び色合成手段のダイクロ
イック光学要素はいずれも直角に配置されているため
に、色分離手段のダイクロイック光学要素で反射された
後に色分離手段を出射する2つの色光は逆方向に出射し
両側にはりだした大がかりな光学系となってしまう。更
に、光学ユニットが平面配置され、かつ、色分離手段及
び色合成手段のダイクロイック光学要素はいずれも直角
に配置されているために、光源からライトバルブまでの
距離及び光源から投射光学手段までの光学的距離が各原
色光で異なり、色むらが大きいという問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決したも
のであり、コントラストが高く、色むらの少ないコンパ
クトな投射型表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る投射型表示
装置は、光源と、光源からの光を分離する色分離手段
と、色分離手段により分離された各色光を変調する複数
の透過型液晶ライトバルブと、各透過型液晶ライトバル
ブにより変調された各色光を合成する色合成手段と、そ
の色合成手段により合成された光を投射する投射光学手
段とを備える投射型表示装置において、各透過型液晶ラ
イトバルブは偏光手段を有し、偏光手段の偏光軸の方向
を各色光に応じて調整してホワイトバランス調整を行
う。
【0006】
【作用】本発明においては、光源光は色分離手段により
複数の色光に分離される。次に、色光に対応した透過型
液晶ライトバルブによって画像形成が行なわれ、色光は
変調を受ける。透過型液晶ライトバルブを用いた結果、
投射光からライトバルブ表面の反射光の影響を除くこと
ができ、投射画像のコントラストが向上する。また、液
晶の電気光学効果を用いた画像表示パネルを採用し、動
画表示が可能となる。他にもPLZTのような電気光学
結晶を用いることができるが、いずれにしろCRT光書
き込み型の反射型ライトバルブに比べ、光の透過を制御
する薄板状のコンパクトな形状であり、装置全体をコン
パクトに構成できる。次に、変調が施された各色光は色
合成手段によって合成される。
【0007】このように光源光を複数の色光に分離し、
変調、合成することから、各色光に対応した光源は不要
であり、単一光源で済む。そして、合成された色光は、
投射レンズによりスクリーンに結像する。
【0008】本発明は上述のように作用するが、特に本
発明の特徴点に着目すると、透過型液晶ライトバルブに
は偏光手段がそれぞれ設けられ、偏光手段の偏光軸の方
向を各色光に応じて調整してホワイトバランス調整を行
う。このため、例えばスクリーンの反射特性や外部の照
射環境によってスクリーン上に再現される色バランスが
変化しても、投射光の色バランスを調整することで、ス
クリーン上で再現される色バランスを簡単に適正化する
ことができ、色再現性を高くすることができる。また、
製品間に生ずる光学系のばらつきのために各色光毎に色
バランスが異なっても、その色バランスを簡単に補償す
ることができ、そのため製品間の色再現性の機差(ばら
つき)を小さくすることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明によるフルカラー投射型表示装
置の照明構造を示すものである。青光を反射するダイク
ロイックミラー(Bミラー)1、及び赤光を反射するダ
イクロイックミラー(Rミラー)2が図示のようにそれ
ぞれ2枚ずつ配置されており、これらは入射光束の分離
及び合成を行っている。3は光束の方向を曲げるための
ミラーである。4は赤、緑、青に対応した画像を形成す
る透過型ライトバルブである。ここではアクティブマト
リクス(薄膜トランジスタマトリクス等)駆動による液
晶パネルに用いた。5はコンデンサーレンズ、6は投射
レンズ、7は光源である。この図1の実施例の照明系に
は、ケーラー照明、クリティカル照明などを採用するこ
とができる。
【0010】なお、図1の光源7側に配置されたダイク
ロイックミラー(Bミラー)1及びダイクロイックミラ
ー(Rミラー)2は本発明の色分離手段を構成してお
り、これらは図示のように相互に平行に配置されてい
る。また、図1の投射レンズ6側に配置されたダイクロ
イックミラー(Bミラー)1及びダイクロイックミラー
(Rミラー)2は本発明の色合成手段を構成しており、
これらも相互に平行に配置されている。そして、色分離
手段及び色合成手段を構成しているダイクロイックミラ
ー(Bミラー)1及びダイクロイックミラー(Rミラ
ー)2は全て相互に平行に配置されている。また、光源
7から各透過型ライトバルブ4までの光学的な距離はそ
れぞれ等しくなるように光学系が配置され、各透過型ラ
イトバルブ4から投射レンズ6までの光学的な距離もそ
れぞれ等しくなるように光学系が配置されている。更
に、図1に示されるように、光源7から投射レンズ6ま
での光学要素は全て平面的に配置されている。
【0011】次に作用を説明する。図1に示すように光
源7は白色光(例えばハロゲンランプ)を発し、コンデ
ンサーレンズ5により集光される。ダイクロイックミラ
ー2に入射した白色光は赤(R)光とその他の色光に分
解され、赤(R)はダイクロイックミラー2で反射され
た後更にミラー3で反射されて透過型ライトバルブ4に
入射する。また、ダイクロイックミラー2を透過したそ
の他の色光がダイクロイックミラー1に入射すると、青
(R)光はダイクロイックミラーxで反射された後に更
にミラー3で反射されて透過型ライトバルブ4に入射す
る。このとき、ダイクロイックミラー1からは緑(G)
光が透過し、それもミラー3で反射されて透過型ライト
バルブ4に入射する。この透過型ライトバルブ4は、投
射レンズ6にスクリーンに結像する位置に配置されてい
る。透過型ライトバルブ4は各色光に対応した画像を形
成する。この場合は赤、緑、青のビデオ信号を各液晶パ
ネルに供給し、単色の動画像を形成する。駆動及び液晶
パネルの詳細は日経エレクトロニクスNo. 351(19
84)P.211に記載したものに準じている。また、
各色の液晶パネルは表示画像がスクリーン上で合致する
ように、位置合せがされている。
【0012】ダイクロイックミラー1,2は色光の分離
合成機能があればよいが、誘電体薄膜の反射には必ず偏
光作用が生じる。図1の実施例では赤光、青光は垂直方
向の偏光成分が多く、緑光は水平方向の偏光成分が多
い。このため、偏光板を使用する電気光学効果モードで
は偏光板の方向を適宜調整する必要がある場合がある。
例えばTN(90°ツイストしたネマチック液晶)液晶
表示モードを使用した場合には、最も有効に光束を利用
するためには、図1でRパネルとBパネルの入射側偏光
板の透過軸を垂直に、Gパネルの透過軸は水平にすると
よい。また、ホワイトバランス調整、つまり各色の強度
調整を偏光板の方位設定で行うこともできる。
【0013】こうして透過型ライトバルブ4によって画
像変調された色光は、再びダイクロイックミラー1,2
に入射する。図1に示すように可逆的に赤、緑及び青光
は合成され、合成された光は投射レンズ6によってスク
リーン(図示せず)上に投射され、結像する。
【0014】なお、図1の実施例においては図示のよう
に投射レンズ6が1個で済み、投射倍率や投射距離を変
える場合には、各色画像間のコンバーゼンス調整が不要
であるという利点がある。ところで、上述の実施例は透
過型ライトバルブとして液晶パネルを用いたが、電気光
学効果を用いたライトバルブであれば、PLZT等の透
光性セラミックなども用いることができる。
【0015】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、光源と、光
源からの光を分離する色分離手段と、色分離手段により
分離された各色光を変調する複数の透過型液晶ライトバ
ルブと、各透過型液晶ライトバルブにより変調された各
色光を合成する色合成手段と、その色合成手段により合
成された光を投射する投射光学手段とを備える投射型表
示装置において、各透過型液晶ライトバルブは偏光手段
を有し、偏光手段の偏光軸の方向を各色光に応じて調整
してホワイトバランス調整を行うようにしたので、次の
ような優れた効果が得られている。
【0016】a)投射光からライトバルブ表面の反射光
の影響を除くことができ、表示画像のコントラストが高
い。 b)ライトバルブへの入射光とライトバルブからの出射
光の光路を偏光状態の違いによって分離するための偏光
ミラーが不用であり、光学系が簡単になる。 c)光源からの光が偏光であるか無偏光であるかを問わ
ず色分離と色合成を可逆的に行うことができ、例えば電
気光学効果を利用した液晶や結晶のような種々のライト
バルブを用いることができる。 d)ライトバルブに設けられた偏光手段の偏光軸は各色
光に応じて調整され、ホワイトバランス調整をするの
で、スクリーンの反射特性や外部の照射環境によってス
クリーン上に再現される色バランスが変化しても、投射
光の色バランスを調整することで、スクリーン上で再現
される色バランスを簡単に適正化することができ、色再
現性を高くすることができる。また、製品間に生ずる光
学系のばらつきのために各色光毎に色バランスが異なっ
ても、その色バランスを簡単に補償することができ、そ
のため製品間の色再現性の機差(ばらつき)を小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のフルカラー投射型表示装置
の照明構造を示した図である。
【符号の説明】
1……赤反射ダイクロイックミラー 2……青反射ダイクロイックミラー 3……ミラー 4……透過型ライトバルブ 5……コンデンサーレンズ 6……投射レンズ 7……光源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、光源からの光を分離する色分
    離手段と、該色分離手段により分離された各色光を変調
    する複数の透過型液晶ライトバルブと、該各透過型液晶
    ライトバルブにより変調された該各色光を合成する色合
    成手段と、該色合成手段により合成された光を投射する
    投射光学手段とを備える投射型表示装置において、
    各透過型液晶ライトバルブは偏光手段を有し、前記偏光
    手段の偏光軸の方向を該各色光に応じて調整してホワイ
    トバランス調整を行うことを特徴とする投射型表示装
    置。
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