JPH0816175A - 能動型消音器 - Google Patents
能動型消音器Info
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- JPH0816175A JPH0816175A JP6144930A JP14493094A JPH0816175A JP H0816175 A JPH0816175 A JP H0816175A JP 6144930 A JP6144930 A JP 6144930A JP 14493094 A JP14493094 A JP 14493094A JP H0816175 A JPH0816175 A JP H0816175A
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- Japan
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- electric signal
- secondary sound
- microphone
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- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
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- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、排気ガス等の騒音を、二次音源に
より積極的に消音するようにした能動型消音器に関し、
ハウリングの発生を確実に防止することを目的とする。 【構成】 消音器本体４１の消音室４５内に、気体ガス
を流通する流通管４９を挿通するとともに、この流通管
４９の消音室４５内に位置する部分に貫通孔５１を形成
し、消音室４５に隣接して形成される二次音源室４７内
に、流通管４９の側面に対向して二次音源５５を配置し
てなる能動型消音器において、消音室４５内の二次音源
５５の上流側および下流側となる位置に、かつ、二次音
源５５の中心に対して略対称となる位置に配置される上
流側マイクロホン６５および下流側マイクロホン６７
と、上流側マイクロホン６５の電気信号から下流側マイ
クロホン６７の電気信号を減算する減算手段７３と、減
算手段７３で減算された電気信号を反転し二次音源５５
に出力する反転手段７９とを有して構成する。
より積極的に消音するようにした能動型消音器に関し、
ハウリングの発生を確実に防止することを目的とする。 【構成】 消音器本体４１の消音室４５内に、気体ガス
を流通する流通管４９を挿通するとともに、この流通管
４９の消音室４５内に位置する部分に貫通孔５１を形成
し、消音室４５に隣接して形成される二次音源室４７内
に、流通管４９の側面に対向して二次音源５５を配置し
てなる能動型消音器において、消音室４５内の二次音源
５５の上流側および下流側となる位置に、かつ、二次音
源５５の中心に対して略対称となる位置に配置される上
流側マイクロホン６５および下流側マイクロホン６７
と、上流側マイクロホン６５の電気信号から下流側マイ
クロホン６７の電気信号を減算する減算手段７３と、減
算手段７３で減算された電気信号を反転し二次音源５５
に出力する反転手段７９とを有して構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガス等の騒音を、
二次音源により積極的に消音するようにした能動型消音
器に関する。
二次音源により積極的に消音するようにした能動型消音
器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、排気ガスの騒音を、二次音源によ
り積極的に消音するようにした能動型消音器としては、
例えば、実開平６−１４４２４号公報に開示されるもの
が知られている。
り積極的に消音するようにした能動型消音器としては、
例えば、実開平６−１４４２４号公報に開示されるもの
が知られている。
【０００３】図２および図３は、この種の能動型消音器
を示すもので、図において符号１１は、横断面矩形形状
をした消音器本体を示している。この消音器本体１１
は、所定間隔を置いて配置される隔壁１３により３分割
され、中央に消音室１５が形成され、この消音室１５の
両側にスピーカ室１７が形成されている。
を示すもので、図において符号１１は、横断面矩形形状
をした消音器本体を示している。この消音器本体１１
は、所定間隔を置いて配置される隔壁１３により３分割
され、中央に消音室１５が形成され、この消音室１５の
両側にスピーカ室１７が形成されている。
【０００４】そして、消音室１５内には、排気ガスＧを
流通する排気管１９が挿通されており、この排気管１９
には、消音室１５内に位置する部分に、全体にわたって
多数の小孔２１が形成されている。
流通する排気管１９が挿通されており、この排気管１９
には、消音室１５内に位置する部分に、全体にわたって
多数の小孔２１が形成されている。
【０００５】一対の隔壁１３には、排気管１９を中心に
して対向する位置に開口部２３が形成され、この開口部
２３に二次音源であるスピーカ２５が配置されている。
隔壁１３の開口部２３には、スピーカ２５を保護するた
めの保護板２７が配置され、この保護板２７には、多数
の小孔２９が形成されている。
して対向する位置に開口部２３が形成され、この開口部
２３に二次音源であるスピーカ２５が配置されている。
隔壁１３の開口部２３には、スピーカ２５を保護するた
めの保護板２７が配置され、この保護板２７には、多数
の小孔２９が形成されている。
【０００６】消音室１５およびスピーカ室１７には、例
えば、グラスウールからなる吸音材３１が収容されてい
る。また、消音室１５内には、マイクロホン３３が配置
されており、マイクロホン３３とスピーカ２５とが、反
転回路３７およびパワーアンプ３９を介して接続されて
いる。
えば、グラスウールからなる吸音材３１が収容されてい
る。また、消音室１５内には、マイクロホン３３が配置
されており、マイクロホン３３とスピーカ２５とが、反
転回路３７およびパワーアンプ３９を介して接続されて
いる。
【０００７】このような能動型消音器では、マイクロホ
ン３３により排気ガスＧの騒音を検出し、この検出され
た騒音と逆位相の消去音をスピーカ２５から放射するこ
とにより、いわゆる能動的な消音が行われる。
ン３３により排気ガスＧの騒音を検出し、この検出され
た騒音と逆位相の消去音をスピーカ２５から放射するこ
とにより、いわゆる能動的な消音が行われる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の能動型消音器では、スピーカ２５から放射さ
れた音が、マイクロホン３３により再度検出されるた
め、スピーカ２５からの放射音が閉回路を形成し、ハウ
リングが発生し易く、従って、必ずしも充分な消音効果
を得ることができないという問題があった。
うな従来の能動型消音器では、スピーカ２５から放射さ
れた音が、マイクロホン３３により再度検出されるた
め、スピーカ２５からの放射音が閉回路を形成し、ハウ
リングが発生し易く、従って、必ずしも充分な消音効果
を得ることができないという問題があった。
【０００９】本発明は、かかる従来の問題を解決すべく
なされたもので、ハウリングの発生を確実に防止するこ
とができる能動型消音器を提供することを目的とする。
なされたもので、ハウリングの発生を確実に防止するこ
とができる能動型消音器を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１の能動型消音器
は、消音器本体に形成される消音室内に、気体を流通す
る流通管を挿通するとともに、この流通管の前記消音室
内に位置する部分に貫通孔を形成し、前記消音室に隣接
して形成される二次音源室内に、前記流通管の側面に対
向して二次音源を配置してなる能動型消音器において、
前記消音室内の前記二次音源の上流側および下流側とな
る位置に、かつ、前記二次音源の中心に対して略対称と
なる位置に配置される上流側マイクロホンおよび下流側
マイクロホンと、前記上流側マイクロホンの電気信号か
ら下流側マイクロホンの電気信号を減算する減算手段
と、前記減算手段で減算された電気信号を反転し前記二
次音源に出力する反転手段とを有するものである。
は、消音器本体に形成される消音室内に、気体を流通す
る流通管を挿通するとともに、この流通管の前記消音室
内に位置する部分に貫通孔を形成し、前記消音室に隣接
して形成される二次音源室内に、前記流通管の側面に対
向して二次音源を配置してなる能動型消音器において、
前記消音室内の前記二次音源の上流側および下流側とな
る位置に、かつ、前記二次音源の中心に対して略対称と
なる位置に配置される上流側マイクロホンおよび下流側
マイクロホンと、前記上流側マイクロホンの電気信号か
ら下流側マイクロホンの電気信号を減算する減算手段
と、前記減算手段で減算された電気信号を反転し前記二
次音源に出力する反転手段とを有するものである。
【００１１】請求項２の能動型消音器は、請求項１にお
いて、前記減算手段の後段に、前記減算手段からの電気
信号のうち気体騒音以外の周波数成分を抑圧するフィル
タを配置してなるものである。
いて、前記減算手段の後段に、前記減算手段からの電気
信号のうち気体騒音以外の周波数成分を抑圧するフィル
タを配置してなるものである。
【００１２】請求項３の能動型消音器は、請求項１また
は２において、前記気体がエンジンからの排気ガスであ
るものである。請求項４の能動型消音器は、請求項１ま
たは２において、前記気体がエンジンからの吸入ガスで
あるものである。
は２において、前記気体がエンジンからの排気ガスであ
るものである。請求項４の能動型消音器は、請求項１ま
たは２において、前記気体がエンジンからの吸入ガスで
あるものである。
【００１３】
【作用】請求項１の能動型消音器では、二次音源の上流
に配置される上流側マイクロホンにより気体騒音および
二次音源からの放射音が主に検出され、一方、気体騒音
が二次音源の前方を通過する間に消音されるため、二次
音源の下流側に配置される下流側マイクロホンにより二
次音源からの放射音が主に検出される。
に配置される上流側マイクロホンにより気体騒音および
二次音源からの放射音が主に検出され、一方、気体騒音
が二次音源の前方を通過する間に消音されるため、二次
音源の下流側に配置される下流側マイクロホンにより二
次音源からの放射音が主に検出される。
【００１４】また、二次音源の中心に対して略対称とな
る位置に上流側マイクロホンと下流側マイクロホンとを
配置しているため、上流側マイクロホンと下流側マイク
ロホンに検出される二次音源からの放射音が同一の音圧
レベルになる。
る位置に上流側マイクロホンと下流側マイクロホンとを
配置しているため、上流側マイクロホンと下流側マイク
ロホンに検出される二次音源からの放射音が同一の音圧
レベルになる。
【００１５】従って、減算手段により、上流側マイクロ
ホンの電気信号から下流側マイクロホンの電気信号を減
算すると、減算された電気信号は、気体騒音のみの信号
に略なり、この電気信号のみが、反転手段により反転さ
れ、二次音源に出力されるため、二次音源からの放射音
が閉回路を形成することが略なくなる。
ホンの電気信号から下流側マイクロホンの電気信号を減
算すると、減算された電気信号は、気体騒音のみの信号
に略なり、この電気信号のみが、反転手段により反転さ
れ、二次音源に出力されるため、二次音源からの放射音
が閉回路を形成することが略なくなる。
【００１６】請求項２の能動型消音器では、フィルタに
より、減算手段からの電気信号のうち気体騒音以外の周
波数成分が抑圧されるため気体騒音が有効に消音され
る。請求項３の能動型消音器では、排気ガス中の騒音が
消音される。
より、減算手段からの電気信号のうち気体騒音以外の周
波数成分が抑圧されるため気体騒音が有効に消音され
る。請求項３の能動型消音器では、排気ガス中の騒音が
消音される。
【００１７】請求項４の能動型消音器では、吸入ガス中
の騒音が消音される。
の騒音が消音される。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図１は、本発明の能動型消音器をエンジ
ン排気系に適用した一実施例を示しており、図において
符号４１は、横断面矩形形状をした消音器本体を示して
いる。
いて説明する。図１は、本発明の能動型消音器をエンジ
ン排気系に適用した一実施例を示しており、図において
符号４１は、横断面矩形形状をした消音器本体を示して
いる。
【００１９】この消音器本体４１は、所定間隔を置いて
配置される一対の隔壁４３により３分割され、中央に消
音室４５が形成され、この消音室４５の両側にスピーカ
室４７が形成されている。
配置される一対の隔壁４３により３分割され、中央に消
音室４５が形成され、この消音室４５の両側にスピーカ
室４７が形成されている。
【００２０】そして、消音室４５内には、排気ガスＧを
流通する排気管４９が挿通され、この排気管４９の消音
室４５内に位置する部分には、多数の小孔５１が形成さ
れている。
流通する排気管４９が挿通され、この排気管４９の消音
室４５内に位置する部分には、多数の小孔５１が形成さ
れている。
【００２１】一対の隔壁４３には、排気管４９を中心に
して対向する位置に開口部５３が形成され、この実施例
では、開口部５３の中心の位置は、消音器本体４１の下
流側端から、消音器本体４１の全長の１／３の距離に位
置している。
して対向する位置に開口部５３が形成され、この実施例
では、開口部５３の中心の位置は、消音器本体４１の下
流側端から、消音器本体４１の全長の１／３の距離に位
置している。
【００２２】そして、この開口部５３にスピーカ５５で
ある、例えば、ラウンドスピーカからなるスピーカ５５
が配置されている。隔壁４３の開口部５３には、スピー
カ５５を保護するための保護板５７が配置され、この保
護板５７には、多数の小孔５９が形成されている。
ある、例えば、ラウンドスピーカからなるスピーカ５５
が配置されている。隔壁４３の開口部５３には、スピー
カ５５を保護するための保護板５７が配置され、この保
護板５７には、多数の小孔５９が形成されている。
【００２３】消音室４５およびスピーカ室４７には、例
えば、グラスウールからなる吸音材６１が収容されてい
る。しかして、この実施例では、消音室４５内における
スピーカ５５の振動板６３の上流側および下流側に、上
流側マイクロホン６５および下流側マイクロホン６７が
配置されている。
えば、グラスウールからなる吸音材６１が収容されてい
る。しかして、この実施例では、消音室４５内における
スピーカ５５の振動板６３の上流側および下流側に、上
流側マイクロホン６５および下流側マイクロホン６７が
配置されている。
【００２４】そして、上流側マイクロホン６５と下流側
マイクロホン６７とは、スピーカ５５に対して音響的に
等価な位置、すなわち、この実施例では、スピーカ５５
の中心に対して略対称となる位置に配置されている。
マイクロホン６７とは、スピーカ５５に対して音響的に
等価な位置、すなわち、この実施例では、スピーカ５５
の中心に対して略対称となる位置に配置されている。
【００２５】上流側マイクロホン６５および下流側マイ
クロホン６７は、減算回路７３に接続されている。この
減算回路７３は、上流側マイクロホン６５の電気信号か
ら下流側マイクロホン６７の電気信号を減算する。
クロホン６７は、減算回路７３に接続されている。この
減算回路７３は、上流側マイクロホン６５の電気信号か
ら下流側マイクロホン６７の電気信号を減算する。
【００２６】減算回路７３は、フィルタ７５およびパワ
ーアンプ７７を介して反転回路７９に接続されている。
フィルタ７５は、減算回路７３からの電気信号のうち排
気騒音以外の周波数成分を抑圧する。
ーアンプ７７を介して反転回路７９に接続されている。
フィルタ７５は、減算回路７３からの電気信号のうち排
気騒音以外の周波数成分を抑圧する。
【００２７】パワーアンプ７７は、フィルタ７５からの
電気信号を増幅する。反転回路７９は、パワーアンプ７
７からの電気信号の位相を反転しスピーカ５５に出力す
る。
電気信号を増幅する。反転回路７９は、パワーアンプ７
７からの電気信号の位相を反転しスピーカ５５に出力す
る。
【００２８】上述した能動型消音器では、スピーカ５５
の振動板６３の上流側に配置される上流側マイクロホン
６５により排気騒音および振動板６３からの放射音が主
に検出される。
の振動板６３の上流側に配置される上流側マイクロホン
６５により排気騒音および振動板６３からの放射音が主
に検出される。
【００２９】一方、排気騒音がスピーカ５５の前方を通
過する間に消音されるため、スピーカ５５の振動板６３
の下流側に配置される下流側マイクロホン６７により振
動板６３からの放射音が主に検出される。
過する間に消音されるため、スピーカ５５の振動板６３
の下流側に配置される下流側マイクロホン６７により振
動板６３からの放射音が主に検出される。
【００３０】また、スピーカ５５の中心に対して略対称
となる位置に上流側マイクロホン６５と下流側マイクロ
ホン６７とを配置しているため、上流側マイクロホン６
５と下流側マイクロホン６７に検出されるスピーカ５５
からの放射音が同一の音圧レベルになる。
となる位置に上流側マイクロホン６５と下流側マイクロ
ホン６７とを配置しているため、上流側マイクロホン６
５と下流側マイクロホン６７に検出されるスピーカ５５
からの放射音が同一の音圧レベルになる。
【００３１】従って、減算回路７３により、上流側マイ
クロホン６５の電気信号から下流側マイクロホン６７の
電気信号を減算すると、減算された電気信号は、排気騒
音のみの信号に略なり、この電気信号のみが、反転回路
７９により位相を反転され、スピーカ５５に出力され、
排気ガスの騒音と逆位相の消去音をスピーカ５５から放
射することにより、いわゆる能動的な消音が行われる。
クロホン６５の電気信号から下流側マイクロホン６７の
電気信号を減算すると、減算された電気信号は、排気騒
音のみの信号に略なり、この電気信号のみが、反転回路
７９により位相を反転され、スピーカ５５に出力され、
排気ガスの騒音と逆位相の消去音をスピーカ５５から放
射することにより、いわゆる能動的な消音が行われる。
【００３２】そして、フィルタ７５により、減算回路７
３からの電気信号のうち排気騒音以外の周波数成分が抑
圧される。しかして、上述した能動型消音器では、減算
回路７３により、上流側マイクロホン６５の電気信号か
ら下流側マイクロホン６７の電気信号を減算すると、減
算された電気信号が、排気騒音のみの信号になり、この
電気信号のみが、反転回路７９により反転され、スピー
カ５５に出力されるため、スピーカ５５からの放射音が
閉回路を形成することがなくなり、ハウリングの発生を
確実に防止することができる。
３からの電気信号のうち排気騒音以外の周波数成分が抑
圧される。しかして、上述した能動型消音器では、減算
回路７３により、上流側マイクロホン６５の電気信号か
ら下流側マイクロホン６７の電気信号を減算すると、減
算された電気信号が、排気騒音のみの信号になり、この
電気信号のみが、反転回路７９により反転され、スピー
カ５５に出力されるため、スピーカ５５からの放射音が
閉回路を形成することがなくなり、ハウリングの発生を
確実に防止することができる。
【００３３】また、上述した能動型消音器では、フィル
タ７５により、減算回路７３からの電気信号のうち排気
騒音以外の周波数成分が抑圧されるため、排気騒音のみ
を有効に消音することができる。
タ７５により、減算回路７３からの電気信号のうち排気
騒音以外の周波数成分が抑圧されるため、排気騒音のみ
を有効に消音することができる。
【００３４】なお、以上述べた実施例では、一対のスピ
ーカ５５のうち、一方のスピーカ５５の上流と下流にマ
イクロホン６５，６７を配置し、これ等からの信号によ
り一対のスピーカ５５を制御した例について説明した
が、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、
例えば、他方のスピーカ５５にも同様の制御系を設け
て、一対のスピーカ５５を別々に制御しても良い。
ーカ５５のうち、一方のスピーカ５５の上流と下流にマ
イクロホン６５，６７を配置し、これ等からの信号によ
り一対のスピーカ５５を制御した例について説明した
が、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、
例えば、他方のスピーカ５５にも同様の制御系を設け
て、一対のスピーカ５５を別々に制御しても良い。
【００３５】また、上述した実施例では、本発明をエン
ジンの排気系の騒音を低減するために使用した例につい
て説明したが、本発明は、エンジンの吸入系の騒音の低
減にも全く同様に適用することができる。
ジンの排気系の騒音を低減するために使用した例につい
て説明したが、本発明は、エンジンの吸入系の騒音の低
減にも全く同様に適用することができる。
【００３６】この吸気系の場合には、上述した実施例に
おいて、排気ガスを吸入ガス、排気管を吸気管に読み替
える。また、排気系の場合は、排気の流れと騒音の伝導
方向が一致していたが、吸気系の場合には、吸気の流れ
と騒音の伝導方向が反対なので、上流，下流の概念は、
騒音を基準に読み替える。
おいて、排気ガスを吸入ガス、排気管を吸気管に読み替
える。また、排気系の場合は、排気の流れと騒音の伝導
方向が一致していたが、吸気系の場合には、吸気の流れ
と騒音の伝導方向が反対なので、上流，下流の概念は、
騒音を基準に読み替える。
【００３７】
【発明の効果】以上述べたように、請求項１の能動型消
音器では、減算手段により、上流側マイクロホンの電気
信号から下流側マイクロホンの電気信号を減算すると、
減算された電気信号が、気体騒音のみの信号に略なり、
この電気信号のみが、反転手段により反転され、二次音
源に出力されるため、二次音源からの放射音が閉回路を
形成することがなくなり、ハウリングの発生を確実に防
止することができる。
音器では、減算手段により、上流側マイクロホンの電気
信号から下流側マイクロホンの電気信号を減算すると、
減算された電気信号が、気体騒音のみの信号に略なり、
この電気信号のみが、反転手段により反転され、二次音
源に出力されるため、二次音源からの放射音が閉回路を
形成することがなくなり、ハウリングの発生を確実に防
止することができる。
【００３８】請求項２の能動型消音器では、フィルタに
より、減算手段からの電気信号のうち気体騒音以外の周
波数成分が抑圧されるため、気体騒音のみを有効に消音
することができる。
より、減算手段からの電気信号のうち気体騒音以外の周
波数成分が抑圧されるため、気体騒音のみを有効に消音
することができる。
【００３９】請求項３の能動型消音器では、排気ガス中
の騒音を有効に消音することができる。請求項４の能動
型消音器では、吸入ガス中の騒音を有効に消音すること
ができるという利点がある。
の騒音を有効に消音することができる。請求項４の能動
型消音器では、吸入ガス中の騒音を有効に消音すること
ができるという利点がある。
【図１】本発明の能動型消音器の一実施例を示す断面図
である。
である。
【図２】従来の能動型消音器の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図３】図２の横断面図である。
４１ 消音器本体 ４５ 消音室 ４７ スピーカ室 ４９ 排気管 ５１ 小孔 ５５ スピーカ ６５ 上流側マイクロホン ６７ 下流側マイクロホン ７３ 減算回路 ７５ フィルタ ７９ 反転回路
Claims (4)
- 【請求項１】 消音器本体（４１）に形成される消音室
（４５）内に、気体を流通する流通管（４９）を挿通す
るとともに、この流通管（４９）の前記消音室（４５）
内に位置する部分に貫通孔（５１）を形成し、前記消音
室（４５）に隣接して形成される二次音源室（４７）内
に、前記流通管（４９）の側面に対向して二次音源（５
５）を配置してなる能動型消音器において、 前記消音室（４５）内の前記二次音源（５５）の上流側
および下流側となる位置に、かつ、前記二次音源（５
５）の中心に対して略対称となる位置に配置される上流
側マイクロホン（６５）および下流側マイクロホン（６
７）と、 前記上流側マイクロホン（６５）の電気信号から下流側
マイクロホン（６７）の電気信号を減算する減算手段
（７３）と、 前記減算手段（７３）で減算された電気信号を反転し前
記二次音源（５５）に出力する反転手段（７９）とを有
することを特徴とする能動型消音器。 - 【請求項２】 請求項１記載の能動型消音器において、 前記減算手段（７３）の後段に、前記減算手段（７３）
からの電気信号のうち気体騒音以外の周波数成分を抑圧
するフィルタ（７５）を配置してなることを特徴とする
能動型消音器。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の能動型消音器に
おいて、 前記気体がエンジンからの排気ガスであることを特徴と
する能動型消音器。 - 【請求項４】 請求項１または２記載の能動型消音器に
おいて、 前記気体がエンジンへの吸入ガスであることを特徴とす
る能動型消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6144930A JPH0816175A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 能動型消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6144930A JPH0816175A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 能動型消音器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0816175A true JPH0816175A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15373516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6144930A Pending JPH0816175A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 能動型消音器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0816175A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20110130411A (ko) | 2009-03-25 | 2011-12-05 | 데이진 듀폰 필름 가부시키가이샤 | 반사판용 백색 필름 |
| CN107820148A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-03-20 | 深圳唐恩科技有限公司 | 一种有效避免啸叫的音响设备 |
| KR20190130569A (ko) | 2017-03-31 | 2019-11-22 | 도레이 카부시키가이샤 | 트레이형상을 갖는 반사판 |
| CN111271540A (zh) * | 2020-02-20 | 2020-06-12 | 河南华隆电气设备有限公司 | 一种正压型分析房进气消音装置 |
| KR20210012995A (ko) | 2018-05-18 | 2021-02-03 | 도레이 카부시키가이샤 | 백색 폴리에스테르 필름 |
| CN114382981A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-04-22 | 中国人民解放军海军工程大学 | 充液管路主被动消声装置 |
| KR20230015314A (ko) | 2020-05-22 | 2023-01-31 | 도레이 카부시키가이샤 | Led 기판, 적층체, 및 led 기판의 제조 방법 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP6144930A patent/JPH0816175A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20110130411A (ko) | 2009-03-25 | 2011-12-05 | 데이진 듀폰 필름 가부시키가이샤 | 반사판용 백색 필름 |
| KR20190130569A (ko) | 2017-03-31 | 2019-11-22 | 도레이 카부시키가이샤 | 트레이형상을 갖는 반사판 |
| CN107820148A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-03-20 | 深圳唐恩科技有限公司 | 一种有效避免啸叫的音响设备 |
| KR20210012995A (ko) | 2018-05-18 | 2021-02-03 | 도레이 카부시키가이샤 | 백색 폴리에스테르 필름 |
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| KR20230015314A (ko) | 2020-05-22 | 2023-01-31 | 도레이 카부시키가이샤 | Led 기판, 적층체, 및 led 기판의 제조 방법 |
| CN114382981A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-04-22 | 中国人民解放军海军工程大学 | 充液管路主被动消声装置 |
| CN114382981B (zh) * | 2022-01-05 | 2024-06-04 | 中国人民解放军海军工程大学 | 充液管路主被动消声装置 |
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