JPH08155397A - 郵便物区分装置およびバーコード印刷装置 - Google Patents

郵便物区分装置およびバーコード印刷装置

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JPH08155397A
JPH08155397A JP6305961A JP30596194A JPH08155397A JP H08155397 A JPH08155397 A JP H08155397A JP 6305961 A JP6305961 A JP 6305961A JP 30596194 A JP30596194 A JP 30596194A JP H08155397 A JPH08155397 A JP H08155397A
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bar code
mail
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barcode
postal matter
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JP6305961A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Shima
好博 嶋
Masashi Koga
昌史 古賀
Katsumi Marukawa
勝美 丸川
Hiroshi Shinjo
広 新庄
Kazuki Nakajima
和樹 中島
Hisao Ogata
日佐男 緒方
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】郵便物の区分を迅速に行う。 【構成】バーコード有無検知部103は、バーコードが
印刷されているかどうかを検知し、バーコードが「無」
の場合、文字読み取り部104は、画像データから宛名
を読み取り、バーコードプリンタ部110においてバー
コードを印刷し、既にバーコードが「有」の郵便物とと
もに、バーコードの区分に従って、各スタッカ114の
いずれかに郵便物を送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、郵便物区分装置および
バーコード印刷装置に関し、さらに詳しくは、バーコー
ドを利用して郵便物を区分する郵便物区分装置および郵
便物にバーコードを印刷するバーコード印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バーコードを利用して郵便物を区分する
郵便物区分装置は、例えば特開昭50−124698号
公報に記載されている。この従来の郵便物区分装置で
は、郵便物に印刷されている赤枠内に記入された10桁
の数字(郵便番号)を差立局において読み取り、それか
らバーコードを生成し、そのバーコードを郵便物に印刷
し、次にバーコードを読み取り、得られた10桁の数字
のうちの頭の3桁分の数字に応じて配達局別に区分して
いる。他方、配達局では、郵便物のバーコードを読み取
り、得られた10桁の数字のうちの尾の7桁分の数字に
応じて配達先別に区分している。
【0003】また、郵便物にバーコードを印刷するバー
コード印刷装置は、例えば特開平5−50589号公報
に記載されている。この従来のバーコード印刷装置で
は、バーコードを単一行に印刷するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の郵便物区分
装置では、通常の郵便物(バーコードが印刷されていな
い郵便物)と予めバーコードが印刷されている郵便物と
が混在しているとき、予めバーコードが印刷されている
郵便物に対してもバーコードの生成と印刷を行う問題点
がある。
【0005】また、上記従来のバーコード印刷装置で
は、バーコードを単一行に印刷するため、郵便物の空白
領域が小さいと、宛名や広告領域等に重なってバーコー
ドが印刷されてしまう問題点がある。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、予めバー
コードが印刷されている郵便物に対しては無駄なバーコ
ードの生成や印刷を行わない郵便物区分装置を提供する
ことにある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、郵便物の空
白領域が小さくても、書かれた文字等に重なることなく
バーコードを印刷できるようにしたバーコード印刷装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、郵便物の表面にバーコードを印刷するバーコード印
刷手段と、印刷されているバーコードを読み取るバーコ
ード読取手段と、バーコードの読み取り結果に従って郵
便物を区分する区分手段とを備えた郵便物区分装置にお
いて、郵便物にバーコードが付与されているか否かを検
知するバーコード有無検知手段と、バーコードが付与さ
れていないと検知された郵便物のみ前記バーコード印刷
手段でバーコードを印刷させるバーコード印刷制御手段
とを具備したことを特徴とする郵便物区分装置を提供す
る。
【0009】第2の観点では、この発明は、上記構成の
郵便物区分装置において、前記バーコード有無検知手段
は、郵便物の画像から文字行を抽出し、各文字行におけ
るランの長さと頻度のパターンを基にしてバーコード行
を識別することを特徴とする郵便物区分装置を提供す
る。
【0010】第3の観点では、この発明は、上記構成の
郵便物区分装置において、郵便物に記載された宛名を読
み取る宛名読み取り手段と、読み取った宛名からバーコ
ードを生成するバーコード生成手段と、バーコードが付
与されていないと検知された郵便物に対してのみ宛名の
読み取りとバーコードの生成をさせるバーコード生成制
御手段とをさらに具備したことを特徴とする郵便物区分
装置を提供する。
【0011】第4の観点では、この発明は、郵便物の表
面にバーコードを印刷するバーコード印刷装置におい
て、郵便物の表面の空白領域を検出する空白領域検出手
段と、検出された空白領域の寸法を検出する空白領域寸
法検出手段と、前記空白領域の寸法に基づいてバーコー
ドを印刷する行数を決定するバーコード行数決定手段
と、決定された行数のバーコードパターンを生成して前
記空白領域に印刷する印刷実行手段とを具備したことを
特徴とするバーコード印刷装置を提供する。
【0012】
【作用】上記第1の観点による郵便物区分装置では、郵
便物にバーコードが付与されているか否かを検知し、バ
ーコードが付与されていないと検知された郵便物のみバ
ーコードを印刷し、バーコードが付与されていると検知
された郵便物にはバーコードを印刷しないようにする。
このため、予めバーコードが印刷されている郵便物に対
するバーコードの重複印刷を回避できるようになる。
【0013】上記第2の観点による郵便物区分装置で
は、前記バーコード有無検知手段は、郵便物の画像から
文字行を抽出し、各文字行におけるランの長さと頻度の
パターンを基にしてバーコード行を識別する。郵便番号
や住所や氏名が記載された文字行と、バーコードが記載
されたバーコード行では、ランの長さと頻度のパターン
が異なるから、これにより好適にバーコードの有無を検
知できるようになる。
【0014】上記第3の観点による郵便物区分装置で
は、バーコードが付与されていないと検知された郵便物
に対してのみ、郵便物に記載された宛名を読み取ってバ
ーコードを生成し、バーコードが付与されていると検知
された郵便物には宛名の読み取りとバーコードの生成を
しない。このため、予めバーコードが印刷されている郵
便物に対する無駄なバーコードの生成を回避できるよう
になる。
【0015】上記第4の観点によるバーコード印刷装置
では、郵便物の表面の空白領域を検出し、その空白領域
の寸法に基づいてバーコードを印刷する行数を決定し、
その行数のバーコードパターンを生成して前記空白領域
に印刷する。このため、郵便物の空白領域が小さくて
も、書かれた文字等に重なることなくバーコードを印刷
できるようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0017】−第1実施例− 図1に示す第1実施例の郵便物区分装置1において、郵
便物100は、搬送路101により搬入される。画像走
査部102は、照明光学系と撮像光学系を備えており、
郵便物100の表面に照明光を加え、その反射光をライ
ンセンサで撮像し、郵便物100の表面の画像データを
採取する。その画像データは、バーコード有無検知部1
03に送られる。
【0018】バーコード有無検知部103は、バーコー
ドの画像的な特徴を利用して、前記画像データより、バ
ーコードが郵便物100の表面に印刷されているかどう
かを検知し、バーコード有無信号106を文字読み取り
部104および選別部105に送出する。
【0019】文字読み取り部104は、前記バーコード
有無信号106が「有」の場合は何もせず、一方、前記
バーコード有無信号106が「無」の場合は前記画像デ
ータから宛名(郵便番号や住所等)を読み取り、バーコ
ード信号107を生成し、バーコードプリンタ部110
に送る。選別部105は、前記バーコード有無信号10
6が「有」の場合、郵便物100の搬送先を搬送路10
8とし、一方、前記バーコード有無信号106が「無」
の場合、郵便物100の搬送先を搬送路109とする。
【0020】搬送路108に搬送された郵便物100
は、バーコードプリンタ部110において、前記バーコ
ード信号107に基づき、表面にバーコードを印刷さ
れ、ホッパ部111に送られる。一方、搬送路109に
搬送された郵便物100は、バーコードプリンタ部11
0を経由せずに、ホッパ部111に送られる。
【0021】ホッパ部111では、搬送路108または
搬送路109から送られてきた郵便物100をある程度
蓄えておき、所定のタイミングでバーコードリーダ部1
12に送り出す。バーコードリーダ部112は、郵便物
100に付与または印刷されたバーコードを読み取り、
読み取り結果を区分スタッカ部113に通知する。区分
スタッカ部113は、バーコードの読み取り結果に従っ
て郵便物100の区分の制御を行ない、各スタッカ11
4のいずれかに郵便物100を送る。
【0022】上記第1実施例の郵便物区分装置1では、
バーコードが元々付与されている郵便物100に対して
は、文字読み取り(104)もバーコード印刷(11
0)も行なわないため、処理時間を短縮することが出来
る。また、バーコードの重複印刷も回避できる。
【0023】−第2実施例− 図2に示す第2実施例の郵便物区分装置2において、郵
便物200は、搬送路201により搬入される。画像走
査部202は、照明光学系と撮像光学系を備えており、
郵便物200の表面に照明光を加え、その反射光をライ
ンセンサで撮像し、郵便物200の表面の画像データを
採取する。その画像データは、バーコード有無検知部2
03に送られる。バーコード有無検知部203は、バー
コードの画像的な特徴を利用して、前記画像データよ
り、バーコードが郵便物200の表面に付与されている
かどうかを検知し、バーコード有無信号を文字読み取り
部204に送出する。
【0024】文字読み取り部204は、前記バーコード
有無信号が「有」の場合は、内容が「null」のバー
コード信号205を生成し、バーコードプリンタ部21
0に送る。一方、前記バーコード有無信号が「無」の場
合は前記画像データから宛名(郵便番号や住所等)を読
み取り、内容に宛名情報を含んだバーコード信号205
を生成し、バーコードプリンタ部210に送る。バーコ
ードプリンタ部210は、前記バーコード信号205の
内容が「null」ならバーコードを印刷せず、前記バ
ーコード信号205の内容が「null」でないなら郵
便物200にバーコードを印刷する。
【0025】バーコードリーダ部212は、郵便物20
0に付与または印刷されたバーコードを読み取り、読み
取り結果を区分スタッカ部213に通知する。区分スタ
ッカ部213は、バーコードの読み取り結果に従って郵
便物200の区分の制御を行ない、各スタッカ214の
いずれかに郵便物200を送る。
【0026】図3は、郵便物区分装置2における処理の
流れ図である。ステップ300では、郵便物200の表
面画像を走査し、画像データを採取する。ステップ30
1では、画像データよりバーコードの有無を検出する。
この処理については図5を参照して後述する。ステップ
302では、バーコードが「無」の場合はステップ30
6に進み、バーコードが「有」の場合はステップ303
に進む。
【0027】ステップ303では、郵便物200からバ
ーコードを読み取る。このバーコード読み取り処理につ
いては図9を参照して後述する。ステップ304では、
バーコードの読み取り結果に従って郵便物200の区分
を決定する。ステップ305では、決定した区分どおり
に郵便物200をスタッカ214に格納していく。そし
て、処理を終了する。
【0028】ステップ306では、画像データより郵便
番号を認識する。ステップ307では、画像データより
宛名を認識する。この宛名認識処理については図12を
参照して後述する。ステップ308では、認識した宛名
から利用者コードを生成する。ステップ309では、利
用者コードをバーコードに変換する。ステップ310で
は、バーコードを印刷する。そして、前記ステップ30
3に進む。
【0029】図4は、郵便物の説明図である。図4の
(a)の郵便物420は、バーコードが付与されていな
い郵便物である。421は郵便番号行、425は住所
行、426は氏名行である。文字行421,425,4
26の方向は、搬送方向427に平行である。このよう
な行を横方向行という。画像データの処理領域423
は、切手424の位置や郵便物のエッジの位置の配置に
より設定する。図4の(b)の郵便物400は、バーコ
ードが付与されている郵便物である。401は郵便番号
行、405は住所行、406は氏名行である。402は
バーコードの行である。文字行401,405,406
の方向は、搬送方向407に平行である。このような行
を横方向行という。画像データの処理領域403は、切
手404の位置や郵便物のエッジの位置により設定す
る。図4の(c)の郵便物410は、バーコードが付与
されている郵便物である。411は郵便番号行、41
5,416は住所行、417は氏名行である。412は
バーコードの行である。文字行411,415,41
6,417の方向は、搬送方向418に直交している。
このような行を縦方向行という。画像データの処理領域
413は、切手414の位置や郵便物のエッジの位置に
より設定する。
【0030】図5は、図3のステップ301に示すバー
コードの有無検出処理の流れ図である。ステップ500
では、画像データの処理領域を切手の位置や郵便物のエ
ッジの位置により設定する。ステップ502では、横方
向行(搬送方向に平行な文字行)を抽出する横方向行抽
出処理を行なう。ここでは、白黒2値の画素で表現され
ているデジタル画像を、搬送方向に沿った黒画素の塊で
あるランに変換し、そのランを基にして、行としての塊
の特徴を有する部分を抽出する。横方向行を抽出できた
らステップ503に進み、横方向行を抽出できなかった
らステップ504に進む。図6は、前記ステップ502
の横方向行抽出処理の流れ図である。ステップ600で
は、搬送方向に平行な方向の短い白スペースを黒ランに
置換する。ステップ601では、連結成分を抽出し、そ
の外接長方形を横方向行として取り出す。図13の
(a)に示すように、郵便物400に対しては、複数の
横方向行1301,1302,1303,1304が抽
出される。
【0031】図5に戻り、ステップ503では、抽出し
た複数の横方向行の中から横方向バーコード行を識別す
る。そして、ステップ507に進む。図7は、前記ステ
ップ503の横方向バーコード行の識別処理の流れ図で
ある。ステップ700では、横方向バーコード行を識別
するための特徴(例えば、搬送方向に平行な黒ランの分
布)を抽出する。ステップ701では、抽出した特徴に
基づいて横方向バーコード行を決定する。図8に、横方
向行内の搬送方向に平行な黒ランの分布を例示する。図
8の(a)は、横方向バーコード行における黒ランの分
布パターンである。横軸800は、黒ランの長さを示し
ている。また、縦軸801は、横方向行内のランの頻度
(個数)を示している。バーの幅に相当する黒ランの長
さ802にピーク803が出現する。横軸800,81
2は、黒ランの長さを示している。また、縦軸801,
811は、横方向行内のランの頻度(個数)を示してい
る。図8の(b)は、横方向バーコード行でない文字行
における黒ランの分布パターンである。横軸812は、
黒ランの長さを示している。また、縦軸811は、横方
向行内のランの頻度(個数)を示している。文字のスト
ロークの幅813および文字のストロークの長さ814
にピーク815,816が出現する。
【0032】図5に戻り、ステップ504では、画像の
縦方向と横方向を交換する。ステップ505では、縦方
向行(搬送方向に直交する文字行)を抽出する縦方向行
抽出処理を行なう(上記ステップ504で縦横交換され
ているため、実際には上記ステップ502と同じ処理を
行なう)。縦方向行を抽出できたらステップ506に進
み、縦方向行を抽出できなかったらステップ507に進
む。図13の(b)に示すように、郵便物410に対し
ては、複数の縦方向行1311,1312,1313,
1314,1315が抽出される。図5に戻り、ステッ
プ506では、縦方向バーコード行の識別を行なう(上
記ステップ504で縦横交換されているため、実際には
上記ステップ503と同じ処理を行なう)。そして、ス
テップ507に進む。
【0033】ステップ507では、横方向バーコード行
または縦方向バーコード行を識別できたかチェックす
る。識別できたら、バーコード行「有」と判定し、ステ
ップ508に進む。識別できなかったら、バーコード行
「無」と判定し、処理を終了する。ステップ508で
は、バーコード行の傾き,高さ,位置座標を検出する。
そして、処理を終了する。
【0034】図9は、前記ステップ303で示したバー
コード読み取り処理の流れ図である。なお、この流れ図
は、横方向バーコードの読み取り処理であるが、縦方向
バーコードの読み取り処理も同様である。また、読み取
り対象のバーコードは、図4に示した4ステート方式の
バーコードを想定しているが、他の方式(2ステート方
式やバーノンバー方式等)のバーコードでも同様であ
る。ステップ900では、横方向バーコード行のなかの
連結成分(黒画素の連結した集合)を抽出する。ステッ
プ901では、連結成分の外接長方形の頂点座標を検出
する。ステップ902では、縦方向に並ぶ外接長方形同
士の融合を行ない、バーのかすれを補正する。図10
は、上記ステップ902における外接長方形の融合の過
程の説明図である。外接長方形1000,1001,1
002があるとき、外接長方形1000はそのまま採用
してバー1010とするが、縦方向に並ぶ外接長方形1
001,1002は融合して1つのバー1011とす
る。これにより、バーのかすれを補正できる。
【0035】図9に戻り、ステップ903では、バーの
並び順序を決定する。ここでは、横方向に並ぶ複数個の
バーに対して順に番号を付けていく。ステップ904で
は、バーの種類を判定する。ここでは、各バーの長さ,
バーコード行内での位置,上端位置と下端位置,バーの
並びの傾き等のデータを取得し、そのデータを基にして
バーの種類を判定する。図11は、4ステートのバーコ
ードにおけるバーの並びと種類の説明図である。各バー
1100〜1106には、並びの順に「1」〜「7」の
番号1112が付けられている。各バー1100〜11
06の長さは、長,中,短の3種類ある。バーコード行
内での位置は、番号1112で決められる。上端位置と
下端位置は、各バー1100〜1106で異なってい
る。バーの並びの傾きは、破線1110,1111の傾
きで決められる。そこで、バーの種類としては、ロン
グ,上セミロング,下セミロング,タイミングの4種類
になる。
【0036】図9に戻り、ステップ905では、バーの
並びと種類に基づいて、バーの並びのパターンを符号に
変換する。ステップ906では、符号の正当性を検定す
る。正当であれば、バーコード読み取りを正常終了す
る。正当でなければ、区分不能な郵便物としてリジェク
ト終了する。
【0037】図12は、前記ステップ307における宛
名認識処理を示すブロック図である。住所等領域検出部
1202において、画像データ1200から住所等領域
(住所行や氏名行の領域)を検出する。次に、文字行検
出部1203において、住所等領域の中から文字行を検
出する。次に、住所等行識別部1204において、住所
行や氏名行の配置データや長さデータを利用して、文字
行の中から住所行や氏名行を識別する。この住所等行の
識別によって、認識対象を限定でき、処理時間を短縮で
きる。次に、文字検出部1210において、宛名行から
文字を切り出す。次に、個別文字認識部1211におい
て、切り出した文字の認識を行なう。ここでは、個別文
字認識部1211は、印刷漢字認識部1212,手書き
漢字認識部1213,印刷片仮名認識部1211,印刷
数字認識部1215および手書き数字認識部1216を
具備しており、各認識部1212〜1216を単独もし
くは共同動作させて文字認識を実行する。文字認識の結
果は、行単位にまとめられ、知識処理部1205に送ら
れる。
【0038】知識処理部1205の単語照合部1209
において、文字認識の結果は、単語辞書に登録してある
単語と照合される。次に、地名照合部1207におい
て、前記照合結果を利用し、地名の候補を抽出する。こ
のとき、図3のステップ306で認識した郵便番号12
01を利用して、地名の候補を限定することが出来る。
また、街区処理部1208において、文字種を利用し
て、丁目,番地の数字を検出する。次に、宛名検出部1
206において、地名の階層関係を利用して、前記地名
の候補より宛名を認識する。このとき、図3のステップ
306で認識した郵便番号1201を利用して、宛名の
候補を限定することが出来る。最後に、知識処理部12
05から宛名認識結果1217を出力する。
【0039】図14は、バーコードプリンタ部210の
動作の流れ図である。ステップ1600では、バーコー
ドプリンタ部210が備えているカメラによって郵便物
表面の画像を入力する。ステップ1601では、バーコ
ード信号205を入力する。ステップ1602では、画
像データの処理領域を設定する。これは、切手の位置や
郵便物のエッジ位置を基に設定する。ステップ1603
では、処理領域内の文字行や広告領域等を抽出する。ス
テップ1604では、抽出した文字行や広告領域等と処
理領域とを基に空白領域を抽出する。ステップ1605
では、空白領域の寸法を検出する。ステップ1606で
は、単一行としてバーコードを生成した場合の寸法を算
出する。ステップ1607では、複数行に分けてバーコ
ードを生成した場合の寸法を算出する。ステップ160
8では、空白領域の寸法と単一行のバーコードの寸法と
複数行に分けたバーコードの寸法を比較して、バーコー
ド行数を決定する。ステップ1609では、決定した行
数のバーコードパターンを生成し、空白領域に印刷す
る。
【0040】図15は、郵便物の空白領域へのバーコー
ド印刷の説明図である。図15の(a)は、バーコード
を印刷する前の郵便物1400である。切手1406の
位置や郵便物のエッジ位置を基に処理領域1401を設
定する。そして、処理領域1401中から文字行140
2,1403,1404を抽出する。次に、空白領域1
405を抽出する。次に、空白領域1405の寸法が単
一行のバーコードの寸法より大きいなら、単一行のバー
コードを印刷する。図15の(b)は、空白領域141
5に単一行のバーコード1417を印刷した郵便物14
10を示している。
【0041】図16は、郵便物の空白領域へのバーコー
ド印刷の別の説明図である。図16の(a)は、バーコ
ードを印刷する前の郵便物1500である。切手150
6の位置や郵便物のエッジ位置を基に処理領域1501
を設定する。そして、処理領域1501中から文字行1
502,1503,1504,1505を抽出する。次
に、空白領域1507を抽出する。次に、空白領域15
07の寸法が単一行のバーコードの寸法より小さく,2
行のバーコードの寸法より大きいなら、2行のバーコー
ドを印刷する。図16の(b)は、空白領域1517に
2行のバーコード1518,1519を印刷した郵便物
1510を示している。
【0042】上記第2実施例の郵便物区分装置2では、
バーコードが元々付与されている郵便物200に対して
は、文字読み取り(204)もバーコード印刷(11
0)も行なわないため、処理時間を短縮できる。また、
バーコードの重複印刷も回避できる。また、第1実施例
の選別部105や2つの搬送路108,109の必要が
なく、構成が簡単になる。さらに、文字行を避けるよう
に行数を決めてバーコードを印字するため、文字行にバ
ーコードが重なって印刷されることがなく、正確にバー
コードを読み取ることが出来る。
【0043】−他の実施例− 上記実施例では、バーコードプリンタ部110,210
にカメラを備えているものとしたが、画像操作部10
2,202から画像データをバーコードプリンタ部11
0,210に送るようにしてもよい。
【0044】また、上記実施例では、バーコードが元々
付与されている郵便物200に対してもバーコードリー
ダ部112,212でバーコードを読み取るものとした
が、バーコード有無検知部103,203からバーコー
ド行の画像データをバーコードリーダ部112,212
に送るようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明の郵便物区分装置によれば、予め
バーコードが印刷されている郵便物に対するバーコード
の重複印刷を回避できるようになる。このため、バーコ
ードが付与されていない通常の郵便物と予めバーコード
が印刷されている郵便物とを分別するための手作業を省
くことが出来る。また、本発明の郵便物区分装置によれ
ば、ランの長さと頻度のパターンにより好適にバーコー
ドの有無を検知できるようになる。また、本発明の郵便
物区分装置によれば、予めバーコードが印刷されている
郵便物に対する無駄なバーコードの生成を回避できるよ
うになる。従って、処理を高速化できる。
【0046】本発明のバーコード印刷装置によれば、郵
便物の空白領域が小さくても、書かれた文字等に重なる
ことなくバーコードを印刷できるようになる。従って、
確実にバーコードを読み取りできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の郵便物区分装置のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第2実施例の郵便物区分装置のブロッ
ク図である。
【図3】第2実施例の郵便物区分装置の処理の流れ図で
ある。
【図4】郵便物の表面の例示図である。
【図5】バーコードの有無検出処理の流れ図である。
【図6】横方向行抽出処理の流れ図である。
【図7】横方向バーコード行の識別処理の流れ図であ
る。
【図8】黒ランの分布パターンの説明図である。
【図9】バーコード読み取り処理の流れ図である。
【図10】外接長方形の融合の説明図である。
【図11】バーの並びと種類の説明図である。
【図12】宛名認識処理を示すブロック図である。
【図13】行の抽出結果の説明図である。
【図14】バーコード印刷処理の流れ図である。
【図15】大きい空白領域への単一行バーコードの印刷
の説明図である。
【図16】小さい空白領域への2行バーコードの印刷の
説明図である。
【符号の説明】
1,2…郵便物区分装置 102,202…画像走査部 103,203…バーコード有無検知部 104,204…文字読み取り部 105…選別部 107,205…バーコード信号 110,210…バーコードプリンタ部 112,212…バーコードリーダ部 213…区分スタッカ部 1405,1415,1057,1517…空白領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新庄 広 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 中島 和樹 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 緒方 日佐男 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物の表面にバーコードを印刷するバ
    ーコード印刷手段と、印刷されているバーコードを読み
    取るバーコード読取手段と、バーコードの読み取り結果
    に従って郵便物を区分する区分手段とを備えた郵便物区
    分装置において、 郵便物にバーコードが付与されているか否かを検知する
    バーコード有無検知手段と、バーコードが付与されてい
    ないと検知された郵便物に対してのみ前記バーコード印
    刷手段でバーコードを印刷させるバーコード印刷制御手
    段とを具備したことを特徴とする郵便物区分装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の郵便物区分装置におい
    て、前記バーコード有無検知手段は、郵便物の画像から
    文字行を抽出し、各文字行におけるランの長さと頻度の
    パターンを基にしてバーコード行を識別することを特徴
    とする郵便物区分装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の郵便物
    区分装置において、郵便物に記載された宛名を読み取る
    宛名読み取り手段と、読み取った宛名からバーコードを
    生成するバーコード生成手段と、バーコードが付与され
    ていないと検知された郵便物に対してのみ宛名の読み取
    りとバーコードの生成をさせるバーコード生成制御手段
    とをさらに具備したことを特徴とする郵便物区分装置。
  4. 【請求項4】 郵便物の表面にバーコードを印刷するバ
    ーコード印刷装置において、 郵便物の表面の空白領域を検出する空白領域検出手段
    と、検出された空白領域の寸法を検出する空白領域寸法
    検出手段と、前記空白領域の寸法に基づいてバーコード
    を印刷する行数を決定するバーコード行数決定手段と、
    決定された行数のバーコードパターンを生成して前記空
    白領域に印刷する印刷実行手段とを具備したことを特徴
    とするバーコード印刷装置。
JP6305961A 1994-12-09 1994-12-09 郵便物区分装置およびバーコード印刷装置 Pending JPH08155397A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10171916A (ja) * 1996-12-10 1998-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd バーコード読み取り装置
JP2001526430A (ja) * 1997-12-08 2001-12-18 エール.ルースタエ アレキサンダー スマートセンサを備えた単一チップ構造の記号読取装置

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JP2001526430A (ja) * 1997-12-08 2001-12-18 エール.ルースタエ アレキサンダー スマートセンサを備えた単一チップ構造の記号読取装置

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