JPH08153768A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH08153768A
JPH08153768A JP29541194A JP29541194A JPH08153768A JP H08153768 A JPH08153768 A JP H08153768A JP 29541194 A JP29541194 A JP 29541194A JP 29541194 A JP29541194 A JP 29541194A JP H08153768 A JPH08153768 A JP H08153768A
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JP
Japan
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substrate
substrate processing
unit
section
processing apparatus
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Application number
JP29541194A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kamiyama
勉 上山
Hiroshi Fujita
浩 藤田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で基板搬送部と基板処理部との相
対的な位置ずれを所定範囲内に維持できるようにする。 【構成】 基板処理装置は、基板を搬送して処理する装
置において、基板に所定の処理を施す複数の処理部を有
する処理ユニット部3と、複数の処理部間において基板
をハンド43a,43bにより下方から支持して搬送す
る基板搬送ロボットと、各処理部に対するハンド43
a,43bの相対位置を検出する相対位置検出部29
と、相対位置検出29の検出結果により、各処理部に対
するハンド43a,43bの位置を調整する搬送制御部
とを備えている。この装置では、ハンド43a,43b
が各処理部に対向する位置に配置されると、相対位置検
出部29がハンド43a,43bと処理部との位置ずれ
を検出して、位置ずれに応じてハンド43a,43bの
位置決め位置を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板処理装置、特に、
半導体用ウエハ,液晶用ガラス角型基板,カラーフィル
タ用基板,サーマルヘッド用基板,プリント基板等の基
板に対し、洗浄,加熱,冷却,レジスト塗布,現像等の
処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体用ウエハ,液晶用ガラ
ス角型基板,カラーフィルタ用基板,サーマルヘッド用
基板,プリント基板等の基板に対し、洗浄,加熱,冷
却,レジスト塗布,現像等の各種の処理を行う基板処理
装置が特開平2−132840号公報に開示されてい
る。この基板処理装置は、搬送路の一側に配置された、
予備加熱ステーション,冷却ステーション,第1の加熱
ステーション及び第2の加熱ステーションと、搬送路の
他側に配置された第1の塗布ステーション及び第2の塗
布ステーションとの6つの基板処理部と、搬送路を移動
して基板を各ステーションに搬送する基板搬送ロボット
(基板搬送部の一例)とを備えている。予備加熱ステー
ションと冷却ステーションとは上下に積層配置されてい
る。基板搬送ロボットは基板を支持するハンドを有して
いる。この基板処理装置では、各基板処理部が垂直及び
水平方向に離れて配置されているので、基板搬送ロボッ
トは基板を3次元方向に搬送する必要がある。即ち、基
板搬送ロボットは、基板を支持するハンドを各基板処理
部の配列方向(以下、X方向という)、搬送路から各基
板処理部に向かう方向(以下、Y方向という)及び上下
方向(以下、Z方向という)に移動させる必要がある。
【0003】この基板搬送装置では、基板搬送ロボット
が搬送指令を受けるとハンドで基板を支持して、所定の
基板処理部内にハンドを進入させて基板を基板処理部に
搬入する。基板を受け取った基板処理部では所定の処理
を基板に対して行う。処理が終了すると基板搬送ロボッ
トはハンドで基板を受け取って次の基板処理部に基板を
搬送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
基板搬送ロボットのハンドが未処理基板を支持しつつ各
基板処理部内に進入して基板を搬入する場合、及び基板
搬送ロボットのハンドが各基板処理部に進入して処理済
基板を搬出する場合に、各基板処理部に対するハンドの
相対的な位置がずれていると、ハンドが基板処理部に衝
突して、基板処理部、基板またはハンド自身を破損する
おそれがある。
【0005】また、ダウンフローにより内部が清浄化さ
れた建屋の中でグレーチングからなるフロアにこの基板
処理装置を設置すると、設置フロアが装置の自重により
経年的に変化することがある。このような設置フロアの
経年的な変化により装置に変形が生じても各基板処理部
に対するハンドの相対的な位置がずれて、同様にハンド
が基板処理部に衝突して、基板処理部、基板またはハン
ド自身を破損するおそれがある。
【0006】本発明の目的は、簡単な構成で基板搬送部
と基板処理部との相対的な位置を所定範囲に維持できる
基板処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る基板処理
装置は、基板を基板処理部に搬入して所定の処理を行い
処理後に該基板を基板処理部から搬出する基板処理装置
において、基板を保持して基板処理部に搬入するととも
に、基板処理部内の基板を受け取って基板処理部外に搬
出する基板搬送部と、基板処理部に対する基板搬送部の
相対的な位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段
の検出結果により、基板処理部に対する基板搬送部の相
対的な位置を調整する調整手段とを備えることを特徴と
する。
【0008】請求項2に係る基板処理装置は、請求項1
記載の基板処理装置において、位置検出手段が、基板処
理部と基板搬送部とのいずれか一方に設けられて他方に
向けて光を照射する照射手段と、他方に設けられて照射
手段から照射された光を受ける受光手段とを有すること
を特徴とする。請求項3に係る基板処理装置は、請求項
2記載の基板処理装置において、照射手段が、基板処理
部に設けられて基板搬送部に向けて平行光束を投射する
投光手段を有し、受光手段が、基板搬送部に設けられて
投光手段から投射された平行光束の到達位置を検出する
光位置検出手段を有することを特徴とする。
【0009】請求項4に係る基板処理装置は、請求項3
記載の基板処理装置において、光位置検出手段が、平行
光束の到達位置から基板処理部に対する基板搬送部の相
対的な位置ずれを2次元的に検出する位置ずれ検出手段
を有することを特徴とする。請求項5に係る基板処理装
置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の基板処
理装置において、調整手段が、位置検出手段が検出した
相対的な位置が許容範囲内に入っているか否かを判断す
る判断手段と、判断手段が許容範囲に入っていないと判
断したとき、検出された相対的な位置に応じて基板処理
部に対する基板搬送部の位置決め位置を補正する補正手
段とを含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の基板処理装置では、基板が基
板搬送部によって基板処理部に搬送されると、位置検出
手段によって基板処理部に対する基板搬送部の相対的な
位置が検出される。相対的な位置が検出されると、位置
検出手段により検出された相対的な位置により、基板処
理部に対する基板搬送部の相対的な位置が調整される。
そして基板が基板処理部で処理され、次の基板処理部に
搬送される。ここでは、基板処理部に対する基板搬送部
の相対的な位置が検出され、それに基づき相対的な位置
が調整されるので、簡単な構成で基板搬送部と基板処理
部との相対的な位置を所定範囲に維持できる。
【0011】請求項2に記載の基板処理装置では、位置
検出手段において、基板処理部と基板搬送部とのいずれ
か一方に設けられた照射手段が他方に向けて光を照射す
ると、他方に設けられた受光手段が照射手段から照射さ
れた光を受ける。ここでは、照射手段と受光手段との組
み合わせだけで基板搬送部と基板処理部との相対的な位
置を簡単に検出できる。
【0012】請求項3に記載の基板処理装置では、照射
手段において、基板処理部に設けられた投光手段が基板
搬送部に向けて平行光束を投射すると、受光手段におい
て、基板搬送部に設けられた光位置検出手段が投光手段
から投射された平行光束の到達位置を検出する。ここで
は、平行光束の到達位置を検出することで相対的な位置
を検出するので、基板搬送部と基板処理部との距離の変
動にかかわらず相対的な位置を確実に検出できる。
【0013】請求項4に記載の基板処理装置では、光位
置検出手段において、位置ずれ検出手段によって、平行
光束の到達位置から基板処理部に対する基板搬送部の相
対的な位置ずれが2次元的に検出される。ここでは、位
置ずれが2次元的に検出されるので、2方向の調整を容
易に行える。請求項5に記載の基板処理装置では、調整
手段において、判断手段によって位置検出手段が検出し
た相対的な位置が許容範囲内に入っているか否かが判断
され、判断手段が検出された相対的な位置が許容範囲に
入っていないと判断すると、補正手段によって検出され
た相対的な位置に応じて基板処理部に対する基板搬送部
の位置決め位置が補正される。ここでは、検出された相
対的な位置に応じて位置決め位置を補正しているので、
常に、基板搬送部を基板処理部に対して許容範囲内に位
置決めできる。
【0014】
【実施例】図1及び図2は、本発明の一実施例による基
板処理装置を示している。図1および図2において、基
板処理装置1は、多数の液晶用ガラス角型基板(以下、
基板という)Wを収納可能な2つのカセットC1,C2
が載置される搬入・搬出部2と、基板Wに一連の処理を
行う処理ユニット部3と、搬入・搬出部2と処理ユニッ
ト部3との間で基板Wを搬送する基板搬送部4とを有し
ている。
【0015】基板搬入・搬出部2は、カセットC1,C
2が載置されるカセット載置台IDと、カセットC1,
C2と基板搬送部4の基板搬入・搬出位置との間で基板
Wを1枚ずつ搬送するインデクサロボットRB1とを有
している。カセットC1,C2には、たとえば10枚の
基板Wが収納可能である。インデクサロボットRB1
は、Y方向(図2の上下方向)に延びるレール5上を移
動可能である。インデクサロボットRB1は、スカラ型
のロボットであり、Z方向(図1の上下方向)と、X方
向(図1の左右方向)と、θ方向(垂直軸回りの回転方
向)とにも移動可能である。
【0016】処理ユニット部3には、各処理部が上下2
段に分けて配列されており、その下段には、基板Wを洗
浄するスピンスクラバSSと、洗浄された基板Wにフォ
トレジスト液を塗布するスピンコータSCとが配置され
ている。また上段には、ホットプレートHP1,HP2
とクールプレートCP1,CP2とが配置されている。
ホットプレートHP1は、スピンスクラバSSで洗浄さ
れた基板Wを脱水ベークするものであり、ホットプレー
トHP2は、スピンコータSCでフォトレジスト液が塗
布された基板Wをプリベークするものである。クールプ
レートCP1,CP2は、それぞれホットプレートHP
1,HP2で加熱された基板Wを冷却するものである。
【0017】基板搬送部4は、X方向に延びるレール6
と、レール6上を移動可能な基板搬送ロボットRB2と
を有している。基板搬送ロボットRB2は、スカラ型の
ロボットであり、Z方向とY方向とにも移動可能であ
る。基板搬送ロボットRB2は、図3に示すように、レ
ール6に沿って移動するX軸移動機構20と、X軸移動
機構20上に配置された1対のZ軸移動機構21と、1
対のZ軸移動機構21間に配置されたY軸移動機構22
とを有している。
【0018】X軸移動機構20は、レール6に移動可能
に支持された移動フレーム23を有している。移動フレ
ーム23内には、移動フレーム23をX方向に移動させ
るためのX軸駆動モータ(図示せず)と、基板搬送ロボ
ットRB2に支持された基板をZ方向に移動させるため
のZ軸駆動モータZMとが配置されている。移動フレー
ム23の上部には、Z軸移動機構21の固定フレーム2
4が立設されている。固定フレーム24の上端内側に
は、第1昇降アーム25が回転軸を介して連結されてい
る。第1昇降アーム25の先端には、第2昇降アーム2
6が回転軸を介して連結されている。第2昇降アーム2
6の先端には、Y軸移動機構22のハウジング27が回
転軸を介して連結されている。Z軸駆動モータZMの駆
動力は、固定フレーム24内に配置されたリンク(図示
せず)により第1昇降アーム25に伝達される。第1昇
降アーム25及び第2昇降アーム26内には、多数のギ
ア(図示せず)が配置されており、これらのギアによ
り、第1昇降アーム25と第2昇降アーム26とハウジ
ング27とが連動して回動するようになっている。ここ
では、第1昇降アーム25及び第2昇降アーム26の回
動によりハウジング27が水平姿勢を維持しつつ昇降す
る。
【0019】ハウジング27内のY軸移動機構22は、
図4に示すように、ハウジング27の下面手前側(図4
下側)に配置されたY軸駆動モータYMと、Y軸駆動モ
ータYMに連結されかつハウジング27に回動可能に支
持された第1移動アーム40と、第1移動アーム40に
回転軸を介して連結された第2移動アーム41と、第2
移動アーム41の先端に回転軸を介して連結された基板
保持部42とを有している。
【0020】基板保持部42は、上下に配置された1対
のハンド43a,43bと、ハンド43a,43bを互
いに接近・離反する方向(上下方向)に移動可能に支持
する保持部本体44と、ハンド43a,43bを同時に
上下移動させる電動モータからなるハンドアクチュエー
タHAとを有している。ハンド43a,43bを上下に
1対設けたのは、処理済の基板Wと処理前の基板Wとを
処理部内で同時に交換するためである。ここでは、第1
移動アーム40、第2移動アーム41及び基板保持部4
2は図示しないギヤ列で連結されて同期して回動し、ハ
ンド43a,43bがY方向に同じ姿勢で進退する。
【0021】ハウジング27の図4上側の内壁には、平
面視L字状の押圧部50が取り付けられている。また保
持部本体44の上面及び下面(図示せず)には、押圧部
50に当接し得るプッシャ51が取り付けられている。
押圧部50は、基部がハウジング27に固定されかつX
方向に延びる押圧板バネ52と、押圧板バネ52の先端
からY方向(図4の下方)に延びる当接板53とを有し
ている。プッシャ51は、基部が保持部本体44に固定
されかつY方向に延びる板バネ54と、板バネ54の先
端に基部が固定された支持部材55と、支持部材55の
中間部分からY方向に延びるプッシャ本体56とを有し
ている。
【0022】支持部材55はX方向に延びており、図4
の退入状態では、その先端が当接板53に当接してい
る。板バネ54は、自由状態ではその先端が当接板53
側に湾曲しており、図4の状態では当接板53が支持部
材55に当接することによって伸ばされている。この構
成によって、ハンド43a,43bがハウジング27に
収納されたとき(図4の状態のとき)、プッシャ本体5
6の先端がハンド43a,43bに保持された基板Wを
Y方向に押圧し、ハンド43a,43bがハウジング2
7に収納されていないとき(図3及び図6の状態のと
き)、プッシャ本体56の先端が板バネ54により基板
Wに当接しない位置に退避する。
【0023】ハンド43a,43bの基部(図4上側部
分)において、プッシャー本体56の先端に隣接する位
置には、1対の基板載置部57が取り付けられている。
ハンド43a,43bの上面には、複数の支持ピン60
が同一高さで取り付けられている。この支持ピン60
は、基板Wを載置するためのものである。ハンド43
a,43bの先端には、図4に示すように当接部材61
が取り付けられている。当接部材61は、基板Wを位置
決めするためのものであり、プッシャ本体56で押圧さ
れた基板Wを受け止めるようになっている。
【0024】各処理部には、上下のハンド43a,43
bに対応する支持ピンが設けられている。たとえばホッ
トプレートHP1には、図5および図6に示すように、
上下1対の支持ピン32a,32bが設けられている。
支持ピン32a,32bの下方には、加熱用のヒータ3
3が配置されている。支持ピン32a,32bは、図示
しない昇降手段によって昇降し、基板をヒータ33上に
載置し得る。なお、ホットプレートHP1では、たとえ
ば上側の支持ピン32aに未処理基板W1が、下側の支
持ピン32bに処理済基板W2がそれぞれ載置される。
【0025】保持部本体44の処理部に面する外壁に
は、Z方向及びX方向のずれを個別に検出できる2次元
の位置検出素子(PSD)からなる受光部30が設けら
れている。また、処理ユニット3の各処理部には、ハン
ド43a,43bが各処理部に対向する所定位置に配置
された状態で、受光部30に向けて平行光束を照射する
投光部が設けられている。たとえば、ホットプレートH
P1には、図5及び図6に示すように、ハンド43a,
43bがホットプレートHP1に対向する所定の相対位
置に配置された状態で、受光部30の中心にその光軸が
一致するような平行光束37を照射する投光部31が設
けられている。この受光部30と投光部31とによって
ハンド43a,43bと各処理部との相対的な位置ずれ
を検出する相対位置検出部29が構成される。
【0026】投光部31は、図7に示すように、光を出
射するLED素子34と、LED素子34から出射され
た光を平行光束37にするための1対のレンズ35,3
6を有している。ここでは、各処理部に対してハンド4
3a,43bが所定の位置に位置決めされると、図8に
示すように、受光部30の受光領域30aの中心に平行
光束37が受光され(図8(a))、ハンド43a,4
3bが所定の位置からずれると受光領域30aの中心か
らずれて平行光束37が受光される(図8(b))。受
光部30は、X方向のずれ(Xa )及びZ方向のずれ
(Za )に応じた出力を個別に発生する。ここでは、投
光部31から平行光束37を出射しているので、ハンド
43a,43bと各処理部とのY方向の距離が変動して
も、X方向及びZ方向のずれ(Xa ,Za )を正確に検
出できる。
【0027】基板処理装置1は、図9に示すような主制
御部65を有している。主制御部65は装置1全体を制
御する。主制御部65には搬送制御部70が接続されて
いる。搬送制御部70は、基板搬送部4を制御するもの
であり、CPU,RAM,ROM,I/Oインターフェ
イス,A/Dコンバータ,D/Aコンバータ等を含むマ
イクロコンピュータから構成されている。搬送制御部7
0には、受光部30、投光部31、X軸駆動モータX
M、Y軸駆動モータYM、Z軸駆動モータZM、ハンド
アクチュエータHA、メモリ71及び他の入出力部が接
続されている。メモリ71には、各処理部における位置
決め位置毎のX方向及びZ方向のオフセット値
(Xoff ,Zoff )、各処理部における位置決め位置毎
のX方向及びZ方向のずれ(Xa ,Za )及びずれの平
均値(XAV,YAV)等のデータが格納される。ここで、
オフセット値(Xoff ,Zoff )とは、各処理部に対す
るハンド43a,43bの位置が座標値(X,Z)に対
して調整不良や経時的な変化等によりずれた場合の補正
を行うためのデータである。
【0028】次に、上述の実施例の動作について説明す
る。基板Wを収納したカセットC1もしくはC2が搬入
・搬出部2に載置されると、インデクサロボットRB1
が基板を1枚ずつ取り出し、基板搬送ロボットRB2に
渡す。基板搬送ロボットRB2は、受け取った基板Wを
スピンスクラバSSに対向する位置に搬送する。スピン
スクラバSSでは、受け取った基板Wを洗浄処理する。
洗浄処理が終了した基板Wは、ホットプレートHP1に
搬送されて、加熱乾燥される。
【0029】ホットプレートHP1で乾燥された基板W
はクールプレートCP1に搬送され、冷却される。冷却
された基板WはスピンコータSCに搬送される。スピン
コータSCでは、基板W上にフォトレジスト液が塗布さ
れる。フォトレジスト液が塗布された基板Wは2つのホ
ットプレートHP2のいずれかに搬送され、加熱乾燥さ
れ、さらに2つのクールプレートCP2のいずれかに搬
送され、冷却される。
【0030】冷却が終了した基板Wは、基板搬送ロボッ
トRB2により搬入・搬出部2のインデクサロボットR
B1に渡される。インデクサロボットRB1は、受け取
った基板WをカセットC1,C2に収納する。上述の動
作において、基板搬送時に搬送制御部70は、図10に
示すフローチャートに従って動作する。
【0031】まず、ステップS1では、初期設定がなさ
れる。ここでは、オフセット値(X off ,Zoff )、ず
れ(Xa ,Za )及びずれの平均値(XAV,YAV)が
「0」にリセットされる。ステップS2では主制御部6
5から位置決め指令が出力されのを待つ。この位置決め
指令には、各処理部に基板搬送ロボットRB2を移動さ
せるための座標値(X,Y,Z)が含まれる。位置決め
指令が出力されるとステップS3に移行し、メモリ71
から位置決め位置に応じたオフセット値(Xoff,Z
off )を読み出し、座標値(X,Y,Z)にオフセット
値(Xoff ,Zoff)を加味してX軸駆動モータXM及
びZ軸駆動モータZMを駆動して基板搬送ロボットRB
2をX,Z方向に移動させる。ステップS4では、位置
決め指令に基づく所望の処理部に基板搬送ロボットRB
2が到着するのを待つ。所望の処理部に基板搬送ロボッ
トRB2が到着するとステップS5に移行する。ステッ
プS5では、X軸駆動モータXM及びZ軸駆動モータZ
Mを停止して、Y軸駆動モータYMを所定量駆動し、ハ
ンド43a,43bを図5及び図11に示すように、処
理部に対向する位置に進出させる。図11の進出状態へ
とハンド43a,43bが進出すると、押圧部50から
プッシャ51が離れ、プッシャ51のプッシャ本体56
が板バネ54により後方に退避する。
【0032】ステップS6では、受光部30の出力を読
み取り、ずれ(Xa ,Za )を検出する。ステップS7
では、ずれ(Xa ,Za )の絶対値が所定の許容値(X
L ,YL )より小さいか否かにより、ずれ(Xa
a )が許容範囲内か否かを判断する。この許容範囲
は、たとえばハンド43a,43bと処理部との衝突の
危険が生じない範囲に設定されている。ずれ(Xa ,Z
a )が許容範囲内であると判断するとステップS8に移
行する。ステップS8では、検出されたずれ(Xa ,Z
a )をメモリ71に記憶する。ステップS9では、同じ
処理部に対する位置決め回数が10回以下か否かを判断
する。10回以下の場合には、ずれ(Xa ,Z a )のデ
ータがまだ十分集まっていないので、ステップS10に
移行してY軸駆動モータYMを所定量駆動し、ハンド4
3a,43bを処理部内の所定位置に進入させる。ステ
ップS11では、ハンドアクチュエータHAを駆動して
両ハンド43a,43bを接近又は離反させることで未
処理基板W1を処理部内の基板支持ピンに移載し、処理
済基板W2を基板支持ピンからハンド43a,43bに
移載する基板交換作業を同時に行う。
【0033】ステップS12では、Y軸駆動モータYM
を所定量逆駆動し、いずれか一方に処理済基板W2を支
持したハンド43a,43bをハウジング27内に入り
込ませる。ハンド43a,43bがハウジング27内に
入り込むと、プッシャ51の支持部材55の先端が押圧
部50の当接板53に当接し、板バネ54に抗してプッ
シャ本体56が処理済基板W2を押す。この結果、処理
済基板W2の前端が当接部材61に当接し、基板Wが位
置決めされる。そして、処理済基板Wが当接部材61に
当接して位置決めされた段階で、載置部57と当接部材
61との間で処理済基板W2が挟持される。
【0034】一方、ステップS7でずれ(Xa ,Za
が許容範囲内に入っておらず、ハンド43a,43bと
処理部との衝突の危険がある場合には、ステップS15
に移行する。ステップS15では、ずれ(Xa ,Za
に基づいてオフセット値(X off ,Zoff )を更新し、
ステップS3に戻る。具体的には現在のオフセット値
(Xoff ,Zoff )にずれ(Xa ,Za )のそれぞれ半
分を加えた値を新たなオフセット値(Xoff ,Zoff
にする。ずれ(Xa ,Za )の半分を加えることで、オ
フセット値(Xa ,Xb )のハンチングを抑え得る。ス
テップS3に戻ると、新たなオフセット値(Xoff ,Z
off )を加味して基板搬送ロボットRB2を再度移動さ
せ、ステップS7でずれ(Xa ,Za )が許容範囲内に
入るまでこの動作を繰り返す。
【0035】ステップS9で、同じ処理部に対する位置
決め回数が10回を越えたと判断するとステップS16
に移行する。ステップS16では、既に十分、ずれ(X
a ,Za )のデータが集まったので、メモリ71からず
れ(Xa ,Za )のデータを読み出してずれの平均値
(XAV,YAV)を算出する。ステップS17では、オフ
セット値(Xoff ,Zoff )をずれの平均値(XAV,Y
AV)に基づいて更新し、ステップS10に移行する。具
体的には、現在のオフセット値(Xoff ,Zoff)にず
れの平均値(XAV,YAV)を加えた値を新たなオフセッ
ト値(Xoff ,Z off )にする。
【0036】ここでは、オフセット値(Xoff
off )をずれ(Xa ,Za )又はずれの平均値
(XAV,YAV)で補正(更新)することで、調整不良や
経時的変化等によって、ハンド43a,43bと処理部
との位置がずれても、それに追随して基板搬送ロボット
RB2のX方向及びZ方向の位置決め位置が変更される
ので、ハンド43a,43bと処理部とが衝突しにく
い。
【0037】また、ハンド43a,43bと各処理部と
の相対位置を検出する相対位置検出部29を設けたの
で、基板搬送ロボットRB2と各処理部との位置合わせ
調整時に、両者の間でいずれか一方が位置ずれを生じた
場合、いずれが位置ずれしているのかを簡単に究明で
き、調整時間を短縮できる。 〔他の実施例〕 (a) 各処理部に投光部31を設ける代わりに受光部
30を設け、投光部31をハンド43a,43bに設け
てもよい。 (b) 相対位置を検出する手段として投光部31とP
SDからなる受光部30との組み合わせによる構成に代
えて、CCDカメラと画像処理装置との組み合わせによ
る構成でもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の基板処理装置では、位
置検出手段によって基板処理部に対する基板搬送部の相
対的な位置を検出し、その検出結果にしたがって基板処
理部に対する基板搬送部の相対的な位置を調整手段によ
って調整するので、簡単な構成で基板搬送部と基板処理
部との相対的な位置のずれを所定範囲内に維持すること
ができる。
【0039】請求項2に記載の基板処理装置では、照射
手段と受光手段との組み合わせだけで基板搬送部と基板
処理部との相対的な位置を簡単に検出できる。請求項3
に記載の基板処理装置では、平行光束の到達位置を検出
することで相対的な位置を検出するので、基板搬送部と
基板処理部との距離の変動にかかわらず相対的な位置を
確実に検出できる。
【0040】請求項4に記載の基板処理装置では、位置
ずれが2次元的に検出されるので、2方向の調整を容易
に行える。請求項5に記載の基板処理装置では、検出さ
れた相対的な位置に応じて基板搬送部の基板処理部に対
する位置決め位置を補正しているので、常に、基板搬送
部を基板処理部に対して許容範囲内に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による基板処理装置の側面模
式図。
【図2】基板処理装置の平面模式図。
【図3】基板搬送ロボットの斜視図。
【図4】ハウジング内のY軸移動機構の横断平面図。
【図5】ハンドと処理部とが対向した状態の平面部分
図。
【図6】ハンドと処理部とが対向した状態の側面部分
図。
【図7】相対位置検出部の側面模式図。
【図8】平行光束の受光状態を示す模式図。
【図9】基板処理装置の制御系の構成を示すブロック
図。
【図10】搬送制御部の動作を示す制御フローチャー
ト。
【図11】ハンドが進出した状態を示す横断平面図。
【符号の説明】
1 基板処理装置 3 処理ユニット部 4 基板搬送部 20 X軸移動機構 21 Y軸移動機構 22 Z軸移動機構 29 相対位置検出部 30 受光部(PSD) 31 投光部 34 LED素子 37 平行光束 43a,43b ハンド 70 搬送制御部 RB2 基板搬送ロボット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を基板処理部に搬入して所定の処理を
    行い処理後に該基板を基板処理部から搬出する基板処理
    装置において、 基板を保持して基板処理部に搬入するとともに、基板処
    理部内の基板を受け取って基板処理部外に搬出する基板
    搬送部と、 基板処理部に対する基板搬送部の相対的な位置を検出す
    る位置検出手段と、 位置検出手段の検出結果により、基板処理部に対する基
    板搬送部の相対的な位置を調整する調整手段と、を備え
    ることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】前記位置検出手段は、基板処理部と基板搬
    送部とのいずれか一方に設けられて他方に向けて光を照
    射する照射手段と、他方に設けられて照射手段から照射
    された光を受ける受光手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】前記照射手段は、基板処理部に設けられて
    基板搬送部に向けて平行光束を投射する投光手段を有
    し、前記受光手段は、基板搬送部に設けられて投光手段
    から投射された平行光束の到達位置を検出する光位置検
    出手段を有することを特徴とする請求項2記載の基板処
    理装置。
  4. 【請求項4】前記光位置検出手段は、平行光束の到達位
    置から基板処理部に対する基板搬送部の相対的な位置ず
    れを2次元的に検出する位置ずれ検出手段を有すること
    を特徴とする請求項3記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】前記調整手段は、位置検出手段が検出した
    相対的な位置が許容範囲内に入っているか否かを判断す
    る判断手段と、判断手段が許容範囲に入っていないと判
    断したとき、検出された相対的な位置に応じて基板処理
    部に対する基板搬送部の位置決め位置を補正する補正手
    段とを含むことを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれかに記載の基板処理装置。
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