JPH08149752A - 歯車減速機 - Google Patents
歯車減速機Info
- Publication number
- JPH08149752A JPH08149752A JP29103594A JP29103594A JPH08149752A JP H08149752 A JPH08149752 A JP H08149752A JP 29103594 A JP29103594 A JP 29103594A JP 29103594 A JP29103594 A JP 29103594A JP H08149752 A JPH08149752 A JP H08149752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- electric motor
- shaft
- rotating shaft
- reduction gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- General Details Of Gearings (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機に回転軸とかみ合う歯車端面に合成樹
脂膜を備え、電動機と減速機の組込時に発生する打ち傷
を防止する。 【構成】 歯車減速機の電動機への組込時において、電
動機回転軸３を軸受保持板の貫通穴９に挿入し歯車４を
かみ合せる時に、電動機回転軸３が歯車４の電動機側端
面に当った場合でも、前記端面に備えられた合成樹脂膜
１１の緩衝作用により、歯車４に打ち傷が生じることを
防止し、打ち傷がかみ合いごとに衝撃的な高レベルの異
常騒音の発生をなくすものである。
脂膜を備え、電動機と減速機の組込時に発生する打ち傷
を防止する。 【構成】 歯車減速機の電動機への組込時において、電
動機回転軸３を軸受保持板の貫通穴９に挿入し歯車４を
かみ合せる時に、電動機回転軸３が歯車４の電動機側端
面に当った場合でも、前記端面に備えられた合成樹脂膜
１１の緩衝作用により、歯車４に打ち傷が生じることを
防止し、打ち傷がかみ合いごとに衝撃的な高レベルの異
常騒音の発生をなくすものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、産業機械などの駆動源
に用いられる電動機の歯車減速機に関するものである。
に用いられる電動機の歯車減速機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、歯車減速機は産業用機械などの駆
動などに広範囲で使用されている。
動などに広範囲で使用されている。
【０００３】以下に、従来の歯車減速機について説明す
る。図５は、従来の歯車減速機の断面図を示すものであ
る。図５において、１は電動機のブラケットを嵌合する
嵌合部１２を有する歯車箱、２は歯車箱１に設けた軸受
保持板、３は電動機の回転軸、４は電動機の回転軸３と
かみ合う第一減速歯車、５は第一減速歯車の歯車軸、６
は歯車軸５に設けた歯合と歯合する第二減速歯車、７は
第二減速歯車に設けた出力軸、８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ
は歯車軸５と出力軸を支持する軸受、９は軸受保持板２
に設けた電動機回転軸３が貫通する貫通穴、１０は電動
機の回転軸とかみ合う第一減速歯車４の電動機側端面で
ある。
る。図５は、従来の歯車減速機の断面図を示すものであ
る。図５において、１は電動機のブラケットを嵌合する
嵌合部１２を有する歯車箱、２は歯車箱１に設けた軸受
保持板、３は電動機の回転軸、４は電動機の回転軸３と
かみ合う第一減速歯車、５は第一減速歯車の歯車軸、６
は歯車軸５に設けた歯合と歯合する第二減速歯車、７は
第二減速歯車に設けた出力軸、８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ
は歯車軸５と出力軸を支持する軸受、９は軸受保持板２
に設けた電動機回転軸３が貫通する貫通穴、１０は電動
機の回転軸とかみ合う第一減速歯車４の電動機側端面で
ある。
【０００４】まず、歯車減速機は電動機に組み込まれ使
用される。この際、電動機回転軸３は、軸受保持板の貫
通穴９に挿入され第一減速歯車４とかみ合う。そして、
電動機の回転力が回転軸３から第一減速歯車４に伝達さ
れ、さらに歯車軸５，第二減速歯車６を介して出力軸７
に伝達される機構になっている。
用される。この際、電動機回転軸３は、軸受保持板の貫
通穴９に挿入され第一減速歯車４とかみ合う。そして、
電動機の回転力が回転軸３から第一減速歯車４に伝達さ
れ、さらに歯車軸５，第二減速歯車６を介して出力軸７
に伝達される機構になっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の構成
では、電動機回転軸３を軸受保持板２の貫通穴９に挿入
し、第一減速歯車４とかみ合せる時に、電動機回転軸３
が第一減速歯車４の電動機側端面１０に当り、打ち傷を
生じやすくなっている。前記打ち傷により電動機側端面
１０が凹状に変形し、その影響により歯車のかみ合い面
に凸部を生じ、打ち傷部がかみ合いごとに衝撃的な高レ
ベルの異常騒音を発生するという問題点を有していた。
では、電動機回転軸３を軸受保持板２の貫通穴９に挿入
し、第一減速歯車４とかみ合せる時に、電動機回転軸３
が第一減速歯車４の電動機側端面１０に当り、打ち傷を
生じやすくなっている。前記打ち傷により電動機側端面
１０が凹状に変形し、その影響により歯車のかみ合い面
に凸部を生じ、打ち傷部がかみ合いごとに衝撃的な高レ
ベルの異常騒音を発生するという問題点を有していた。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、異常騒音の発生を防止し、低騒音の歯車減速機を提
供することを目的とする。
で、異常騒音の発生を防止し、低騒音の歯車減速機を提
供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の歯車減速機は、電動機の回転軸が設けられた
ブラケットに歯車減速機を結合するための嵌合部と、電
動機の回転軸を入力軸とし、前記に回転軸を設けた歯車
からの回転力を出力軸に伝達するための所要数の減速歯
車と、前記減速歯車に嵌入された歯車軸と、前記歯車軸
を支持する軸受と、前記電動機の回転軸が貫通する貫通
穴と前記軸受を保持する軸受保持部を備えた軸受保持板
と、前記回転軸に設けた歯車とかみ合う歯車の電動機側
端面に合成樹脂の膜を備えた構成を有している。
に本発明の歯車減速機は、電動機の回転軸が設けられた
ブラケットに歯車減速機を結合するための嵌合部と、電
動機の回転軸を入力軸とし、前記に回転軸を設けた歯車
からの回転力を出力軸に伝達するための所要数の減速歯
車と、前記減速歯車に嵌入された歯車軸と、前記歯車軸
を支持する軸受と、前記電動機の回転軸が貫通する貫通
穴と前記軸受を保持する軸受保持部を備えた軸受保持板
と、前記回転軸に設けた歯車とかみ合う歯車の電動機側
端面に合成樹脂の膜を備えた構成を有している。
【０００８】
【作用】歯車減速機の電動機への組込時において、電動
機回転軸を軸受保持板の貫通穴に挿入し、歯車とかみ合
せる時に、電動機回転軸が歯車の電動機側端面に当った
場合でも、前記電動機側端面に備えられた合成樹脂の膜
の緩衝作用により歯車に打ち傷が生じることを防止でき
る。
機回転軸を軸受保持板の貫通穴に挿入し、歯車とかみ合
せる時に、電動機回転軸が歯車の電動機側端面に当った
場合でも、前記電動機側端面に備えられた合成樹脂の膜
の緩衝作用により歯車に打ち傷が生じることを防止でき
る。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１０】図１は本発明の一実施例における歯車減速
機の断面図である。図１において、１は電動機のブラケ
ットと嵌合する嵌合部１２を有する歯車箱、２は軸受保
持板、３は入力軸となる電動機の回転軸、４は電動機の
回転軸３とかみ合う第一減速歯車、５は第一減速歯車の
歯車軸、６は歯車軸５に設けた歯車に歯合する第二減速
歯車、７は第二減速軸に設けた出力軸、８ａ，８ｂ，８
ｃ，８ｄは歯車軸５と出力軸５を支持する軸受、９は歯
車箱１に設けた軸受保持板２に設けた電動機の回転軸３
が貫通する貫通穴、１０は電動機の回転軸とかみ合う第
一減速歯車４の電動機側端面、１１は電動機側端面１０
に備えた合成樹脂膜である。
機の断面図である。図１において、１は電動機のブラケ
ットと嵌合する嵌合部１２を有する歯車箱、２は軸受保
持板、３は入力軸となる電動機の回転軸、４は電動機の
回転軸３とかみ合う第一減速歯車、５は第一減速歯車の
歯車軸、６は歯車軸５に設けた歯車に歯合する第二減速
歯車、７は第二減速軸に設けた出力軸、８ａ，８ｂ，８
ｃ，８ｄは歯車軸５と出力軸５を支持する軸受、９は歯
車箱１に設けた軸受保持板２に設けた電動機の回転軸３
が貫通する貫通穴、１０は電動機の回転軸とかみ合う第
一減速歯車４の電動機側端面、１１は電動機側端面１０
に備えた合成樹脂膜である。
【００１１】図２は電動機の回転軸とかみ合う第一減速
歯車の拡大斜視図である。図に示すように、第一減速歯
車４の端面１０に合成樹脂膜１１が形成されている。
歯車の拡大斜視図である。図に示すように、第一減速歯
車４の端面１０に合成樹脂膜１１が形成されている。
【００１２】図３（ａ），図３（ｂ）は本発明の一実施
例の歯車減速機を電動機に組込む際の電動機の回転軸と
第一減速歯車との関係を示す。図３（ａ）において３ａ
は組込前の電動機回転軸の位置であり、３ｂは組込状態
の電動機回転軸の位置であり、正常に歯車が嵌合した状
態を示す。図３（ｂ）において、３ｃは組込途中に第一
減速歯車４の端面１０に当った状態の電動機回転軸であ
り、歯車４の端面１０と電動機回転軸３ｃの当った部分
１４が生じ、正常に歯車が嵌合していない。
例の歯車減速機を電動機に組込む際の電動機の回転軸と
第一減速歯車との関係を示す。図３（ａ）において３ａ
は組込前の電動機回転軸の位置であり、３ｂは組込状態
の電動機回転軸の位置であり、正常に歯車が嵌合した状
態を示す。図３（ｂ）において、３ｃは組込途中に第一
減速歯車４の端面１０に当った状態の電動機回転軸であ
り、歯車４の端面１０と電動機回転軸３ｃの当った部分
１４が生じ、正常に歯車が嵌合していない。
【００１３】しかし、歯車減速機の電動機への組込時に
おいて、電動機回転軸３を軸受保持板２の貫通穴９に挿
入し第一減速歯車４とかみ合せる時に、図３（ｂ）のよ
うに電動機回転軸が、第一減速歯車４の電動機側端面１
０に当った場合でも、本実施例の減速歯車では端面１０
に備えられた合成樹脂膜１１の緩衝作用により、第一減
速歯車４に打ち傷が生じることを防止できる。また、打
ち傷部がかみ合いごとに衝撃的な高レベルの異常騒音す
ることをなくし、大幅な低騒音化を図れる。
おいて、電動機回転軸３を軸受保持板２の貫通穴９に挿
入し第一減速歯車４とかみ合せる時に、図３（ｂ）のよ
うに電動機回転軸が、第一減速歯車４の電動機側端面１
０に当った場合でも、本実施例の減速歯車では端面１０
に備えられた合成樹脂膜１１の緩衝作用により、第一減
速歯車４に打ち傷が生じることを防止できる。また、打
ち傷部がかみ合いごとに衝撃的な高レベルの異常騒音す
ることをなくし、大幅な低騒音化を図れる。
【００１４】図４は本発明の一実施例の歯車減速機を電
動機に組込んだ状態を示すもので、１２は電動機と歯車
減速機の嵌合部、１３は電動機である。
動機に組込んだ状態を示すもので、１２は電動機と歯車
減速機の嵌合部、１３は電動機である。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明は、歯車の打ち傷を
防止し、打ち傷により発生する衝撃的な高レベルの異常
騒音の発生をなくし、大幅な低騒音化を図った歯車減速
機を提供する。
防止し、打ち傷により発生する衝撃的な高レベルの異常
騒音の発生をなくし、大幅な低騒音化を図った歯車減速
機を提供する。
【図１】本発明の一実施例における歯車減速機の断面図
【図２】本実施例の電動機の回転軸と嵌合する歯車の拡
大斜視図
大斜視図
【図３】（ａ）本実施例の歯車減速機における回転軸組
込状態を示す図 （ｂ）歯回転軸が組込途中に歯車端面に当った状態を示
す図
込状態を示す図 （ｂ）歯回転軸が組込途中に歯車端面に当った状態を示
す図
【図４】本実施例の歯車減速機を電動機に組込んだ状態
を示す図
を示す図
【図５】従来の歯車減速機の断面図
１ 歯車箱 ２ 軸受保持板 ３ 電動機の回転軸 ４ 電動機の回転軸とかみ合う第一減速歯車 ５ 第一減速の歯車軸 ６ 第二減速歯車 ７ 出力軸 ８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ 軸受 ９ 貫通穴 １０ 電動機側端面 １１ 合成樹脂膜 １２ 電動機と歯車減速機の嵌合部 １３ 電動機
Claims (1)
- 【請求項１】電動機の回転軸が設けられたブラケットに
歯車減速機を結合するための嵌合部と、前記電動機の回
転軸を入力軸とし、前記回転軸に設けた歯車からの回転
力を出力軸に伝達するための所要数の減速歯車と、前記
減速歯車に嵌入された歯車軸と、前記歯車軸を支持する
軸受と、前記電動機の回転軸が貫通する貫通穴と前記軸
受を保持する軸受保持部を備えた軸受保持板と、前記回
転軸に設けた歯車とかみ合う歯車の電動機側端面に合成
樹脂の膜を備えた歯車減速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29103594A JPH08149752A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 歯車減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29103594A JPH08149752A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 歯車減速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08149752A true JPH08149752A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17763604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29103594A Pending JPH08149752A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 歯車減速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08149752A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0847914A1 (en) * | 1996-12-16 | 1998-06-17 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Power unit for motor-assisted bicycle |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP29103594A patent/JPH08149752A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0847914A1 (en) * | 1996-12-16 | 1998-06-17 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Power unit for motor-assisted bicycle |
| CN1079761C (zh) * | 1996-12-16 | 2002-02-27 | 本田技研工业株式会社 | 电动辅助自行车的动力装置 |
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