JPH08147187A - エミュレータ - Google Patents

エミュレータ

Info

Publication number
JPH08147187A
JPH08147187A JP6309873A JP30987394A JPH08147187A JP H08147187 A JPH08147187 A JP H08147187A JP 6309873 A JP6309873 A JP 6309873A JP 30987394 A JP30987394 A JP 30987394A JP H08147187 A JPH08147187 A JP H08147187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulation
data
microprocessor
bus
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6309873A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
Giichi Aoto
義一 青砥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Microcomputer System Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Microcomputer System Ltd
Priority to JP6309873A priority Critical patent/JPH08147187A/ja
Publication of JPH08147187A publication Critical patent/JPH08147187A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、エミュレーション用マイク
ロプロセッサによるユーザプログラムの実行を停止させ
ること無く、エミュレーション用マイクロプロセッサに
よって取扱われるデータを参照可能とすることにある。 【構成】 エミュレーションバス2を介して伝達される
情報を取得可能に結合されたデータモニタ用メモリ20
と、モニタ対象とされる情報がエミュレーションバス2
を介して伝達される期間に、データモニタ用メモリ20
を書込み状態とし、モニタ対象とされる情報がエミュレ
ーションバス2を介して転送されない期間に、データモ
ニタ用メモリ20を読出し状態とするためのゲート28
とを設け、エミュレーション用マイクロプロセッサによ
るユーザプログラムの実行を停止させること無く、そこ
で取扱われるデータの参照を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データのモニタ技術に
関し、例えばターゲットプログラムをマイクロプロセッ
サに実行させることにより、ユーザシステム上で動作す
るソフトウェアの開発支援を可能とするインサーキット
・エミュレータに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサ(マイクロコンピュ
ータ)応用機器の開発において、その応用システムのデ
バッグやそのシステムの詳細な評価を行うため、エミュ
レータが使用されている。例えばインサーキット・エミ
ュレータは、ソフトウェア開発用のホストコンピュータ
と、開発中のユーザシステムとの間に接続され、そのユ
ーザシステムに含まれるマイクロプロセッサ(ターゲッ
トプロセッサ)の機能を代行する一方でデバッガとして
の機能をもち、詳細なシステムデバッグを支援する。か
かるインサーキット・エミュレータは、その本体から延
長されたケーブルの先端部が、ICソケットなどの接栓
を介してユーザシステムに結合可能とされ、さらに、エ
ミュレーション実行中に各種データやステータス信号な
どを実時間でサンプリングし、それをトレースメモリ部
などに格納する実時間トレース機能や、エミュレーショ
ン動作を実質的に停止させるブレーク機能などの各種デ
バッグ機能が備えられている。
【0003】尚、インサーキット・エミュレータについ
て記載された文献の例としては、昭和63年10月1日
に日立マイクロコンピュータエンジニアリング株式会社
より発行された「日立マイコン技報(第2巻、第2
号)」や、平成2年3月に(株)日立製作所より発行さ
れた「H8/520 ASE model−1 ユーザ
ーズマニュアル」がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エミュレータにおいて
は、ユーザシステムに含まれるデータメモリや、プログ
ラムメモリを代行するためのエミュレーションメモリ
(貸出しメモリとも称される)が設けられる。そして、
エミュレーション対象とされるユーザプログラムの実行
中に、その実行を停止すること無しに、上記エミュレー
ションメモリの内容の参照が可能とされる。また、ユー
ザシステム上のメモリに対するアクセス状態は、ユーザ
プログラムの実行を一瞬停止し、所定のユーザシステム
メモリをアクセスするエミュレータプログラムを実行さ
せることで実現している。
【0005】マイクロプロセッサの高集積化が進むにつ
れ、種々の機能がチップ内に取り込まれるようになって
きている。これにより、マイクロプロセッサ応用機器に
おいては、1つのマイクロプロセッサによって、種々の
周辺I/O機器が直接制御されるようになってきてい
る。このようなマイクロプロセッサ用エミュレータにお
いては、ユーザプログラムの実行を停止させること無
く、各種のデバッグ用機能を使用可能にするよう要求が
高まってきている。これは、マイクロプロセッサが周辺
I/O機器の動作制御を直接行っている関係で、そのユ
ーザプログラム(制御プログラム)の実行を停止する
と、制御対象である周辺機器を破壊したり、最悪の場合
には災害が発生することがあるためである。そのため、
ユーザシステム上のメモリに対するアクセス状態を、ユ
ーザプログラムの実行を停止させないでモニタできるこ
とが望まれる。
【0006】本発明の目的は、エミュレーション用マイ
クロプロセッサによるユーザプログラムの実行を停止さ
せること無く、エミュレーション用マイクロプロセッサ
によって取扱われるデータを参照可能とすることにあ
る。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、エミュレーションバスを介して
伝達される情報を取得可能に結合された記憶手段と、モ
ニタ対象とされる情報が上記エミュレーションバスを介
して伝達される期間に、上記エミュレーション用マイク
ロプロセッサのアクセスサイクルに同期して上記記憶手
段を書込み状態とし、モニタ対象とされる情報が上記エ
ミュレーションバスを介して転送されない期間に、上記
エミュレション用マイクロプロセッサのアクセスサイク
ルに同期して上記記憶手段を読出し状態とするための第
1ゲート回路とを含んでエミュレータを構成する。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、上記第1ゲート回路
は、モニタ対象とされる情報が上記エミュレーションバ
スを介して伝達される期間に、上記エミュレーション用
マイクロプロセッサのアクセスサイクルに同期して上記
記憶手段を書込み状態とし、モニタ対象とされる情報が
上記エミュレーションバスを介して転送されない期間
に、上記エミュレション用マイクロプロセッサのアクセ
スサイクルに同期して上記記憶手段を読出し状態とす
る。このことが、エミュレーション用マイクロプロセッ
サによるユーザプログラムの実行を停止させること無
く、エミュレーション用マイクロプロセッサによって取
扱われるデータの参照を可能とする。
【0011】
【実施例】図2には本発明の一実施例であるインサーキ
ット・エミュレータシステムの全体的な構成が示され
る。
【0012】図2に示されるように、このインサーキッ
ト・エミュレータシステム(以下、単に「エミュレー
タ」という)は、特に制限されないが、エミュレータ本
体200と、このエミュレータ本体200の動作制御可
能なホストシステム201とを含む。
【0013】エミュレータ本体200は、ホストシステ
ム201と、開発中のユーザシステム11との間に接続
され、そのユーザシステム11に含まれるマイクロプロ
セッサ(ターゲットプロセッサ)の機能を代行する一方
でデバッガとしての機能をもち、詳細なシステムデバッ
グを支援する。そのようなエミュレータ本体200には
ホストシステム201に結合され、このホストシステム
201との間で各種制御信号や必要データのやり取りが
可能とされ、また、ユーザインタフェースプローブ10
を介してユーザシステム11に結合される。ユーザイン
タフェースプローブ10の先端部に設けられた接続器具
は、ユーザシステム11に設けられたターゲットプロセ
ッサ取付け用ソケット(ICソケットなどと称され
る)、若しくはユーザシステム11のボードに形成され
たターゲットプロセッサ取付け部に対して着脱自在とさ
れる。通常、エミュレーションは、上記ユーザインタフ
ェースプローブ10の先端部に設けられた接続器具をユ
ーザシステム11のターゲットプロセッサ取付け用ソケ
ットに結合させた状態で行われる。
【0014】上記エミュレータ本体200は、特に制限
されないが、エミュレーションバス2を含み、このエミ
ュレーションバス2には、マイクロプロセッサ1がター
ゲットマイクロプロセッサの機能を代行する際に当該プ
ロセッサ1の所定の状態切換えを行うためのエミュレー
ション制御部3、エミュレーション動作制御時に使用さ
れる制御用メモリ4、マイクロプロセッサ1の制御状態
やエミュレーションバス2の状態を監視することによっ
て、ターゲットプログラムの実行を実質的に停止させる
ためのブレーク検出回路6、エミュレーションバス2に
与えられるアドレスやデータ並びに制御信号を逐次トレ
ースして蓄えるトレースメモリ5、ユーザシステム11
に含まれるべきデータメモリやプログラムメモリを代行
するためのエミュレーションメモリ7、マイクロプロセ
ッサ1によるプログラムの実行を停止させることなく、
エミュレーションバス2のデータや各種信号の参照を可
能とするためのデータモニタ回路8、及びユーザシステ
ム11との結合のためのユーザインタフェース部9が結
合される。
【0015】また、上記ホストシステム201は、シス
テムバス12を含み、このシステムバス12には、ホス
トCPU13、システムメモリ14や、I/Oインタフ
ェース部15、さらには、上記エミュレーション制御部
3、制御用メモリ4、ブレーク検出回路6、トレースメ
モリ5、エミュレーションメモリ7、データモニタ回路
8が結合される。そして、上記I/Oインタフェース部
15には、情報表示のためのCRTディスプレイ17
や、情報の記録再生を可能とする磁気ディスク装置16
などが結合されている。
【0016】エミュレーション実行時において、マイク
ロプロセッサ1は、ユーザシステム11、あるいはエミ
ュレーションメモリ7内のユーザプログラムを実行す
る。
【0017】本実施例では、エミュレーションメモリ7
はマイクロプロセッサ1がユーザプログラムを実行中で
あっても、ホストCPU13によりリード・ライト可能
となっている。このとき、エミュレーションメモリ7へ
のアクセスは、マイクロプロセッサ1によるバスサイク
ルを分割することで実現している。
【0018】図1には上記データモニタ回路8の構成例
が示される。また、図3には主要部の動作タイミングが
示される
【0019】本実施例では、特に制限されないが、マイ
クロプロセッサ1のアドレス空間は64KB、データバ
スは8ビットとされる。そのようなマイクロプロセッサ
1に結合されたエミュレーションバス2は、アドレスバ
ス2a、コントロールバス2b,データバス2cを含
み、アドレスバス2aによってアドレスEA15〜0の
伝達が可能とされ、コントロールバス2bによってデー
タストローブ信号/DS(/は当該信号がローアクティ
ブであることを意味する)の伝達が可能とされ、データ
バス2cによってデータED7〜0の伝達が可能とされ
る。
【0020】特に制限されないが、アドレスEA15〜
0の下位ビット(7〜0)は、バッファ18を介してデ
ータモニタ用メモリ20のアドレス端子Addrに、そ
れのアドレス信号として供給される。また、アドレスE
A15〜0の上位ビット(15〜8)は、コンパレータ
(CMP)26に、アドレス比較のために入力される。
【0021】エミュレーションバス2におけるデータバ
ス2cは、バッファ21を介してデータモニタ用メモリ
20のデータ端子Dataに結合されている。それによ
り、データED7〜0は、バッファ21を介することに
より、データモニタ用メモリ20に、それの書込みデー
タとして入力される。
【0022】データの有効性を示すデータストローブ信
号/DSは、ゲート27,28の一方の入力端子、及び
フリップフロップ25に供給されるようになっている。
このデータストローブ信号/DSがローレベルにアサー
トされた場合に、ゲート27,28が活性化状態とされ
る。また、フリップフロップ25では、それのデータ端
子Dの論理レベルが、上記データストローブ信号/DS
に同期して、出力端子Qからコンパレータ26に伝達さ
れる。コンパレータ26での比較において、エミュレー
ションバス2におけるアドレスEA15〜0の上位ビッ
ト(15〜8)とフリップフロップ25の出力アドレス
とが一致した場合には、それの出力信号AGREEがハ
イレベルとされ、また、上記アドレスが不一致の場合に
は、それの出力信号AGREEがローレベルとされる。
コンパレータ26の出力信号AGREEがハイレベルの
場合、ゲート28の出力信号であるライトイネーブル信
号/WEがローレベルにアサートされる。それに対し
て、コンパレータ26の出力信号AGREEがローレベ
ルの場合、ゲート27の出力信号であるセット信号/S
ETがローレベルにアサートされる。ライトイネーブル
信号/WEは、データモニタ用メモリ20の/WE端子
に供給されるようになっており、このライトイネーブル
信号/WEが、ローレベルにアサートされた状態で、デ
ータモニタ用メモリ20へのデータ書込みが可能とされ
る。また、セット信号/SETがローレベルにアサート
された状態では、ライトイネーブル信号/WEがハイレ
ベルとされ、データモニタ用メモリ20からのデータ読
出し状態とされ、このとき、データモニタ用メモリ20
から読出されたデータがレジスタ22にセットされるよ
うになっている。
【0023】また、システムバス12は、アドレス(7
〜0)を伝達するためのアドレスバス12a、データS
D7〜0を伝達するためのデータバス12b、リード/
ライト信号R/Wやアドレスストローブ信号/ASを伝
達するためのコントロールバス12c,12dを含む。
上記アドレスSA15〜0、リード/ライト信号R/
W、アドレスストローブ信号/ASをデコードすること
によって、各レジスタのセレクト信号/WR1,/WR
2,/RD3,/RD4を生成するためのデコーダ23
が設けられる。このセレクト信号/WR1,/WR2,
/RD3,/RD4は、それぞれレジスタ19,24,
22,29に入力されるようになっている。つまり、ア
ドレスSA15〜0、アドレスストローブ信号/AS、
及びリード/ライト信号R/Wが、アドレスデコーダ2
3でデコードされることによって、ホストCPU13か
らアクセス可能なレジスタレジスタ19、レジスタ2
4、レジスタ22、レジスタ29のセレクト信号/WR
1、/WR2、/RD3、/RD4が生成されるように
なっている。
【0024】上記レジスタ19とレジスタ24とはライ
ト専用とされ、レジスタ22とレジスタ29はリード専
用とされる。レジスタ19の出力値は、データモニタ用
メモリ20の読出しアドレスとして、また、レジスタ2
4の出力値はフリップフロップ25にてデータストロー
ブ信号/DSに同期されてからコンパレータ26の比較
データとして使用される。さらに、レジスタ22の入力
端子Dには、データモニタ用メモリ20のデータ入出力
端子Doutが接続され、データモニタ用メモリ20の
記憶情報が、レジスタ22に転送可能となっている。
【0025】特に制限されないが、図1に示される構成
例では、データモニタ用メモリ20は、256バイトの
データを取得するようになっており、その場合のモニタ
上位アドレスが、レジスタ24により指定可能とされ
る。レジスタ24の出力値は、後段のフリップフロップ
25を介することにより、データストローブ信号/DS
に同期されてコンパレータ26に入力され、アドレスE
A15〜0の上位ビットと比較されるようになってい
る。エミュレーション実行中に指定領域アドレスと一致
すれば、コンパレータ26出力信号AGREEがハイレ
ベルとなる。それにより、バッファ18、及びバッファ
21が有効となり、アドレス、及びアクセスデータが、
データモニタ用メモリ20に供給される。このとき、ゲ
ート28によりライトイネーブル信号/WEがローレベ
ルにアサートされて、データモニタ用メモリ20が書込
み状態とされる。
【0026】上記ゲート28の出力信号であるライトイ
ネーブル信号/WEがローレベルにアサートされた状態
では、データモニタ用メモリ20は書込み状態とされ、
また、ライトイネーブル信号/WEがハイレベルにネゲ
ートされた状態では、データモニタ用メモリ20は読出
し状態とされる。データモニタ用メモリ20への書込み
は、データストローブ信号/DSに同期して行われるよ
うになっている。しかも、データモニタ用メモリ20へ
の書込は、マイクロプロセッサ1によって所定のメモリ
から読出されるもの、及び所定のメモリへ書込まれるも
のの双方が対象とされる。つまり、マイクロプロセッサ
1によって取扱われる情報の全てが対象となり得る。そ
れにより、リードサイクルしか発生しないROM領域の
データ、あるいはライト後にマイクロプロセッサ1以外
により変更されたデータのモニタも可能となる。
【0027】データモニタ用メモリ20の読出しは、指
定領域アドレス外へのアクセスサイクル、つまりコンパ
レータ26の出力信号AGREEがローレベルのサイク
ルで行われる。読出しアドレスは、データバス12bを
介してホストCPU13によりレジスタ19に設定され
る。コンパレータ26の出力信号AGREEがローレベ
ルになると、バッファ18、及びバッファ21が無効と
なり、レジスタ19出力が有効となる。このときライト
イネーブル信号/WEがハイレベルとなることで、デー
タモニタ用メモリ20の内容が読出され、ゲート27か
ら出力されるセット信号/SETにより、その値がレジ
スタ22に保持される。さらに、これと同時にレジスタ
29の値が、”1”にセットされる。そのようにレジス
タ29がセットされることにより、ホストCPU13
は、このレジスタ29の値をチェックすることで、デー
タモニタ用メモリ20からレジスタ22へのデータ転送
が行われたか否かを把握することができる。つまり、ホ
ストCPU13により、レジスタ29の保持値が、”
1”であることが確認された後に、当該ホストCPU1
3によって、レジスタ22の保持情報が読出される。こ
のレジスタ22からの保持情報の読出しは、マイクロプ
ロセッサ1とは非同期で行われるから、レジスタ22か
らの保持情報読出しは、マイクロプロセッサ1によるユ
ーザプログラム実行には全く支障を与えない。
【0028】上記実施例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0029】(1)エミュレーションバス2を介して伝
達される情報を取得可能に結合されたデータモニタ用メ
モリ20と、モニタ対象とされる情報が上記エミュレー
ションバス2を介して伝達される期間に、上記エミュレ
ーション用マイクロプロセッサ1のアクセスサイクルに
同期して上記データモニタ用メモリ20を書込み状態と
し、モニタ対象とされる情報が上記エミュレーションバ
ス2を介して転送されない期間に、上記エミュレション
用マイクロプロセッサ1のアクセスサイクルに同期して
上記データモニタ用メモリ20を読出し状態とするため
のゲート28とを有することにより、モニタ対象とされ
る情報が上記エミュレーションバス2を介して転送され
ない期間に、上記エミュレション用マイクロプロセッサ
1のアクセスサイクルに同期して上記データモニタ用メ
モリ20が読出し状態とされ、モニタ対象とされる情報
の読出しが可能とされるので、エミュレーション用マイ
クロプロセッサ1によるユーザプログラムの実行を停止
させること無く、当該エミュレーション用マイクロプロ
セッサ1によって取扱われるデータの参照が可能とな
る。
【0030】(2)モニタ対象情報をアドレス指定可能
なレジスタ19,24と、エミュレーションバス2のア
ドレスを取込むためのバッファ18と、上記レジスタ2
4の保持アドレスと、上記エミュレーションバス2のア
ドレスとを比較するためのコンパレータ26と、このコ
ンパレータ26の比較結果に基づいて、上記レジスタ1
9及びバッファ18の動作が制御されることによりデー
タモニタ用メモリ20の書込みアドレス、及び読出しア
ドレスの切換えが行われることにより、データモニタ用
メモリ20へのデータ書込み、及びデータモニタ用メモ
リ20からのデータ読出しの切換えを円滑に行うことが
できる。
【0031】(3)エミュレーション用マイクロプロセ
ッサ1とは異なるプロセッサであるホストCPU13に
よってアクセス可能なレジスタ29が設けられ、上記レ
ジスタ21へのデータ転送状態が、上記第レジスタ29
に保持可能に構成されることにより、レジスタ29の保
持内容をチェックすれば、レジスタ22への転送が行わ
れたか否かを判別することができるので、ユーザプログ
ラムの実行を停止させること無く行われるデータ参照の
的確化を図ることができる。
【0032】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0033】例えば、データモニタ用メモリの容量を増
やしたり、アドレス比較も1エリアではなく複数用意し
てもよいし、エリアサイズを限定せず範囲指定できるよ
うにしてもよい。その場合 図1の構成ではマイクロプ
ロセッサ1のリード/ライトサイクルにてデータモニタ
用メモリ20への書込みを行っているため、モニタする
アドレス範囲が大きくなると、常にライトサイクルにな
ってしまい、データモニタ用メモリ20の読出しがなか
なかできない場合が考えられる。それを回避するには、
図4に示されるように構成するとよい。図4では、図1
に示されるゲート27,28に代えてレジスタ28´,
29´を設けている。ゲート28´は3入力とされる。
このゲート28´,29´へは、データストローブ信号
/DSの他に、書込み制御信号/WRITEを入力する
ようにしている。書込み制御信号/WRITEは、エミ
ュレーションバス2に含まれるコントロールバス2dに
よって伝達される。書込み制御信号/WRITEがロー
レベルにアサートされることによって書込み状態が示さ
れる。この場合、コンパレータ26の出力信号AGRE
Eがゲート29´に入力されていない。データモニタ用
メモリ20への書込みは、ライトサイクルのみとされる
ので、リードサイクルで読出しが可能とされる。
【0034】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるインサ
ーキット・エミュレータに適用した場合について説明し
たが、本発明はそれに限定されるものではなく、各種エ
ミュレータに適用することができる。
【0035】本発明は、少なくともエミュレーションバ
スを含むことを条件に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0037】すなわち、モニタ対象とされる情報が上記
エミュレーションバスを介して伝達される期間に、上記
エミュレーション用マイクロプロセッサのアクセスサイ
クルに同期して上記記憶手段を書込み状態とされ、モニ
タ対象とされる情報が上記エミュレーションバスを介し
て転送されない期間に、上記エミュレション用マイクロ
プロセッサのアクセスサイクルに同期して上記記憶手段
を読出し状態とされるので、エミュレーション用マイク
ロプロセッサによるユーザプログラムの実行を停止させ
ること無く、エミュレーション用マイクロプロセッサに
よって取扱われるデータの参照が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエミュレータにおける
主要部の詳細な構成例ブロック図である。
【図2】上記エミュレータの全体的な構成例ブロック図
である。
【図3】上記エミュレータにおける主要部の動作タイミ
ング図である。
【図4】上記エミュレータにおける主要部の他の構成例
回路図である。
【符号の説明】
1 エミュレーション用マイクロプロセッサ 2 エミュレーションバス 3 エミュレーション制御部 4 制御用メモリ 5 トレースメモリ 6 ブレーク検出回路 7 エミュレーションメモリ 8 データモニタ回路 9 ユーザインタフェース部 10 ユーザインタフェースプローブ 11 ユーザシステム 12 システムバス 13 ホストCPU 14 システムメモリ 15 I/Oインタフェース部 16 磁気ディスク装置 17 CRTディスプレイ 18,21 バッファ 19,22,24,29 レジスタ 20 データモニタ用メモリ 23 アドレスデコーダ 25 フリップフロップ 26 コンパレータ 27,28 ゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミュレーションの対象とされるプログ
    ラムを実行するためのエミュレーション用マイクロプロ
    セッサと、このエミュレーション用マイクロプロセッサ
    に結合されたエミュレーションバスとを含むエミュレー
    タにおいて、エミュレーションバスを介して伝達される
    情報を取得可能に結合された記憶手段と、モニタ対象と
    される情報が上記エミュレーションバスを介して伝達さ
    れる期間に、上記エミュレーション用マイクロプロセッ
    サのアクセスサイクルに同期して上記記憶手段を書込み
    状態とし、モニタ対象とされる情報が上記エミュレーシ
    ョンバスを介して転送されない期間に、上記エミュレシ
    ョン用マイクロプロセッサのアクセスサイクルに同期し
    て上記記憶手段を読出し状態とするための第1ゲート回
    路とを含むことを特徴とするエミュレータ。
  2. 【請求項2】 モニタ対象情報をアドレス指定可能な第
    1レジスタと、上記エミュレーションバスのアドレスを
    取込むためのバッファと、上記第1レジスタの保持アド
    レスと、上記エミュレーションバスのアドレスとを比較
    するための比較手段と、この比較手段の比較結果に基づ
    いて、上記第1レジスタ及びバッファの動作が制御され
    ることにより上記記憶手段の書込みアドレス、及び読出
    しアドレスの切換えが行われるようにされて成る請求項
    1記載のエミュレータ。
  3. 【請求項3】 上記エミュレーション用マイクロプロセ
    ッサとは異なるプロセッサによってアクセス可能な第2
    レジスタと、上記エミュレーション用マイクロプロセッ
    サのアクセスサイクルに同期して上記記憶手段の記憶情
    報を上記第2レジスタに転送制御するための第2ゲート
    回路とを含む請求項2記載のエミュレータ。
JP6309873A 1994-11-18 1994-11-18 エミュレータ Withdrawn JPH08147187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6309873A JPH08147187A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 エミュレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6309873A JPH08147187A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 エミュレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08147187A true JPH08147187A (ja) 1996-06-07

Family

ID=17998334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6309873A Withdrawn JPH08147187A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 エミュレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08147187A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2752592B2 (ja) マイクロプロセッサ、マイクロプロセッサ−デバッグツール間信号伝送方法及びトレース方法
KR0168656B1 (ko) 데이터 처리 시스템
JP4190114B2 (ja) マイクロコンピュータ
US6145099A (en) Debugging system
JPH011039A (ja) インサーキット・エミュレータ
US6678838B1 (en) Method to track master contribution information in a write buffer
JPH02224140A (ja) 割込試験装置
US20030191624A1 (en) Debug function built-in type microcomputer
JPS62179033A (ja) 集積回路マイクロプロセツサ
JPH1153211A (ja) 開発支援装置
JP2003263339A (ja) デバック機能内蔵型マイクロコンピュータ
US20020188813A1 (en) On-chip hardware breakpoint generator with comprehensive memory operation detection
JPH08147187A (ja) エミュレータ
JP2004094451A (ja) オンチップjtagインタフェース回路およびシステムlsi
JP2760228B2 (ja) キャッシュメモリを内蔵したマイクロプロセッサとそのトレースアナライザ
JPH1040130A (ja) マイクロコンピュータ
JP2664644B2 (ja) マイクロプロセッサのリセット方法
JPH0713806A (ja) マイクロプロセッサのバストレース装置
JP2001084161A (ja) データ処理装置
JPH05233351A (ja) エミュレータ
JP2003263336A (ja) デバック機能内蔵型マイクロコンピュータ
JPH0793180A (ja) マイクロプロセッサ
JP2003263338A (ja) デバック機能内蔵型マイクロコンピュータ
JPH07191877A (ja) コンピュータデバッグ装置
JPH05282179A (ja) エミュレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020205