JPH0814646A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0814646A
JPH0814646A JP6147418A JP14741894A JPH0814646A JP H0814646 A JPH0814646 A JP H0814646A JP 6147418 A JP6147418 A JP 6147418A JP 14741894 A JP14741894 A JP 14741894A JP H0814646 A JPH0814646 A JP H0814646A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水平吹出時には室内ユニット本体2に設けら
れた空気吹出口8から吹き出される空気の吹出方向を所
定範囲内で回動させて変更できる風向切替板9と、風向
切替板9の吹出方向を所定範囲内で回動させて補正する
補助風向切替板10とを重ねて一体の状態に保持すると
ともに、垂直吹出時には風向切替板9と補助風向切替板
10とを所定間隔を空けて対向し、その間隔が風下側に
なるに連れて狭い状態に保持する保持手段を備えてなる
ものである。 【効果】 水平吹出時に空気吹出口8から吹き出される
風量が減少することがなく、快適な冷房を行うことがで
き、また、暖房運転時の室内の温度分布の均一化を図る
ことができ、快適な室内の暖房を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機本体に設け
られた空気吹出口から吹き出される空気の吹出方向を所
定範囲内で回動させて変更できる風向切替板と、該風向
切替板の吹出方向を所定範囲内で回動させて補正する補
助風向切替板とを備え、該風向切替板と補助風向切替板
とを回動させて上記吹出方向を上記本体の底面に対して
水平吹出と垂直吹出とに切り替えてなる空気調和機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は図10及び図11に
示すように構成するものであり、図10及び図11にお
いて、この空気調和機の室内ユニット21は、室内ユニ
ット本体22内に空気流路23を形成するための仕切板
24を配設し、該空気流路23の入口に対応して上記室
内ユニット本体22の正面に空気吸込口25を設け、該
空気吸込口25側近傍の空気流路23内に熱交換器26
を配設し、該熱交換器26の風下側の空気流路23内に
クロスフローファン等からなる送風機27を配設してい
る。
【0003】また、上記空気流路23の出口に対応して
上記室内ユニット本体22の正面下部から底面にかけて
横長の空気吹出口28を形成し、該空気吹出口28から
吹き出される空気の吹出方向の所定範囲内で回動自在に
変更できる二枚の風向切替板29を空気吹出口28に設
け、該夫々の風向切替板29は回動しても夫々が平行に
対向するようになっており、該夫々の風向切替板29の
一端に該風向切替板29を回動させるための駆動モータ
(図示せず)を設けている。
【0004】上記のように構成してなる二枚の風向切替
板29を有する空気調和機では、室内の冷暖房を行う場
合には、室内の空気を空気吸込口25から吸い込み、そ
の吸い込まれた空気は空気流路23を通過させて空気吹
出口28から吹き出し、該空気流路23を通過する際に
熱交換器26にて熱交換して、その熱交換された空気を
送風機27にて空気吹出口28へ送風する。また、空気
吹出口28から吹き出される空気の吹出方向は、二枚の
風向切替板29を回動させて所定範囲内で吹出方向を変
更させて室内へ吹き出される。
【0005】しかしながら、暖房運転の場合には、空気
吹出口28から吹き出される温風を室内の下部に送風さ
せようと風向切替板29を室内ユニット本体22の底面
に対して垂直方向に回動させて吹き出される(以下、垂
直吹出と省略する)が、その温風が室温より高ければ垂
直吹出にて空気吹出口28から温風を吹き出しても、そ
の温風は室内の上部へ上昇して室内の下部の暖房を行う
ことができないという問題点があった。
【0006】そして、上記のような問題点を解決するた
めに、従来のこの種の空気調和機としては、例えば実公
平2−33071号公報に開示するものが知られてお
り、この空気調和機は図12乃至図14に示すように構
成するものであり、図12乃至図14において、この空
気調和機の室内ユニット31は、熱交換器32と、クロ
スフローファン等からなる送風機33とを含む空気流路
34を有する室内ユニット本体35を備えているととも
に、該室内ユニット本体35にはその正面下部から底面
にかけて上記空気流路34の出口に対応する横長の空気
吹出口36が形成されている。
【0007】また、該空気吹出口36内には、その正面
と底面との間で選択的に回動される風向切替板37が設
けられており、図13には、例えば暖房運転時において
風向切替板37が正面側にセットされた垂直吹出(公報
においては、下吹出である)の状態が図解されている。
この考案によると、上記空気吹出口36の正面側には、
風向切替板37にて閉じられることのない補助空気吹出
口38が形成されていて、該補助空気吹出口38には補
助風向切替板39(公報においては、補助風向切案内板
である)が開閉自在に設けられいる。
【0008】上記のように構成してなる実公平2−33
071号公報の空気調和機では、暖房運転時に風向切替
板37を正面側に回動させた状態にて補助風向案内板3
9を図13の如く開くと、送風機33により送り出され
る空気の大部分は空気吹出口36の底面側から垂直吹出
に向けて吹き出されるが、その一部の空気は補助空気吹
出口38より正面に向けて吹き出される。また、補助空
気吹出口38から吹き出される温風は、熱交換器32の
熱交換面積の小さな下部側を通る比較的温度の低い温風
であるため、空気吹出口36の底面部から吹き出される
温風は、室内の上部へ上昇することがなく補助空気吹出
口38からの比較的温度の低い温風に抑えられるように
して室内の下部に拡がる。
【0009】また、冷房運転時には、図14に示すよう
に、風向切替板37と補助風向案内板39を室内ユニッ
ト本体35の底面に対して水平方向(以下、水平吹出と
省略する。)に回動させて冷風を吹き出す(以下、水平
吹出と省略する)ようにすればよいものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成してなる二枚の風向切替板29を有する空気
調和機であれば、暖房運転の場合には、空気吹出口28
から吹き出される温風を室内の下部に送風させようと垂
直吹出に回動させて温風が吹き出されるが、その温風が
室温より高ければ垂直吹出にて空気吹出口28から温風
を吹き出しても、その温風は室内の上部へ上昇して室内
の下部の暖房を行うことができないという問題点があっ
た。
【0011】また、上記の問題点を解決してなる空気調
和機であれば、冷房運転時には、風向切替板37と補助
風向切替板39とにより送風機33から送風される冷風
を水平吹出に強制的に送風方向を切り替えることで、該
風向切替板37と補助風向切替板39とに送風抵抗が生
じて乱流が発生しまい、一枚のときに比べて空気吹出口
36から吹き出される風量が減少してしまう。さらに、
風向切替板37と補助風向切替板39との回動方向を夫
々異なるように回動させるために夫々に独自の駆動モー
タを設けなければならないので、部品点数が多くなって
コスト的に高くなるとともに、水平吹出及び垂直吹出に
保持する構成が複雑になるという問題点があった。
【0012】本発明の空気調和機は上記のような問題点
を解決したもので、水平吹出時に空気吹出口から吹き出
される風量が減少することがなく、快適な冷房を行うこ
とができ、また、暖房運転時での室内の温度分布の均一
化を図ることができ、快適な暖房を行うことができ、し
かも、コスト的に高くなることがなく、簡単な構成で確
実に水平吹出及び垂直吹出に保持することができる空気
調和機を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の空気調和機は、請求項1記載の発明は、空気
調和機本体に設けられた空気吹出口から吹き出される空
気の吹出方向を所定範囲内で回動させて変更できる風向
切替板と、該風向切替板の吹出方向を所定範囲内で回動
させて補正する補助風向切替板とを備え、該風向切替板
と補助風向切替板とを回動させて上記吹出方向を上記本
体の底面に対して水平吹出と垂直吹出とに切り替えてな
る空気調和機において、上記水平吹出時には上記風向切
替板と補助風向切替板とを重ねて一体の状態に保持する
とともに、上記垂直吹出時には上記風向切替板と補助風
向切替板とを所定間隔を空けて対向し、該間隔が風下側
になるに連れて狭い状態に保持する保持手段を備えてな
るものである。
【0014】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発明に加えて、上記保持手段は、上記風向切替
板と補助風向切替板とを連結する連結手段と、該風向切
替板と補助風向切替板との間に該風向切替板と補助風向
切替板とを分離させる分離手段と、該分離手段の分離力
を押さえる押圧手段とから構成してなるものである。
【0015】
【作用】本発明は上記構成にて、請求項1記載の発明に
おいては、水平吹出時には、保持手段にて風向切替板と
補助風向切替板とを重ねて一体の状態に保持することに
より、送風機から送風される冷風を水平吹出に風向切替
板にて強制的に送風方向を切り替えることで生じる送風
抵抗を二枚に比べて一枚分に減少させるので、水平吹出
時に空気吹出口から吹き出される風量が減少することが
なく、快適な冷房が行われる。
【0016】そして、垂直吹出時には、保持手段にて風
向切替板と補助風向切替板とが所定間隔を空けて対向
し、該間隔が風下側になるに連れて狭い状態に保持する
ことにより、風向切替板と補助風向切替板との間から吹
き出される温風の吹出速度が速くなり、空気吹出口から
吹き出される温風が室内下部の遠い領域まで拡散される
ので、暖房運転時の室内の温度分布の均一化が図られ、
快適な室内の暖房が行われる。
【0017】また、請求項2記載の発明においては、上
記請求項1記載の発明に加えて、連結手段にて風向切替
板と補助風向切替板とを連結することにより、風向切替
板の駆動力にて補助風向切替板を回動させることができ
るので、コスト的に低く抑えられ、水平吹出時には、押
圧手段にて分離手段の分離力を押さえることにより風向
切替板に補助風向切替板を重ねて一体の状態に保持され
る。
【0018】そして、垂直吹出時には、押圧手段が解除
されて分離手段の分離力により風向切替板と補助風向切
替板とが分離されて、連結手段にて風向切替板と補助風
向切替板とが所定間隔を空けて対向し、該間隔が風下側
になるに連れて狭い状態に保持させることにより、簡単
な構成で確実に水平吹出及び垂直吹出に保持される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の空気調和機の実施例を、例え
ば分離型の空気調和機を用いて図1乃至図9と共に詳細
に説明する。本発明の空気調和機の第1の実施例は図1
乃至図4に示すように構成するものであり、図1乃至図
4において、この空気調和機の室内ユニット1は、室内
ユニット本体2内に空気流路3を形成するための仕切板
4を配設し、該空気流路3の入口に対応して上記室内ユ
ニット本体2の正面に空気吸込口5を設け、該空気吸込
口5側近傍の空気流路3内に熱交換器6を配設し、該熱
交換器6の風下側の空気流路3内にクロスフローファン
等からなる送風機7を配設している。
【0020】また、上記空気流路3の出口に対応して上
記室内ユニット本体2の正面下部から底面にかけて横長
の空気吹出口8を形成し、該空気吹出口8の所定範囲内
で回動自在な風向切替板9を空気吹出口8に設けてい
る。該風向切替板9は、その両端に設けられた軸部(図
示せず)を室内ユニット本体2に設けられた支持板の軸
受部(図示せず)に挿入して回動自在に取り付け、上記
風向切替板9の軸部の一端に該風向切替板9を回動させ
るための駆動用モータ(図示せず)を設けている。
【0021】そして、上記風向切替板9の両端と補助風
向切替板10の両端とを連結手段11にて連結し、該補
助風向切替板10は垂直吹出時にその上端が該室内ユニ
ット本体2の正面に傾くように上記補助風向切替板10
の重心が室内ユニット本体2の正面側になるように該補
助風向切替板10を形成している。
【0022】また、上記連結手段11は、風向切替板9
に一端が回動自在に取り付けられた連結棒11aと上記
補助風向切替板10に一端が回動自在に取り付けられた
連結棒11bとを設け、該連結棒11aの他端と連結棒
11bの他端とを回動自在に連結している。
【0023】次に上記のように構成してなる本発明の空
気調和機の第1の実施例の冷暖房運転の動作について図
2乃至図4とともに詳細に説明する。まず、冷房運転時
には、駆動モータにて風向切替板9を図2に示すように
水平吹出の位置まで回動させるが、該風向切替板9が水
平吹出方向に傾くに連れて、補助風向切替板10の自重
により連結手段11が折り畳まれて風向切替板9の上に
補助風向切替板10が重なり、該風向切替板9と補助風
向切替板10とを重ねて一体の状態することにより、送
風機7から送風される冷風を水平吹出に風向切替板9に
て強制的に送風方向を切り替えることで生じる送風抵抗
を二枚に比べて一枚分に減少させて、一体の風向切替板
にて空気吹出口8から吹き出される冷風の水平吹出が行
われる。
【0024】そして、暖房運転時には、駆動モータにて
風向切替板9を室内ユニット本体2の底面に対して図3
に示すように垂直吹出の位置まで回動させ、該風向切替
板9が垂直吹出の位置に来ると、補助風向切替板10の
重心が室内ユニット本体2の正面側に形成されているた
め、該補助風向切替板10が風向切替板9から連結手段
11が伸びる範囲内まで分離され、そして、該風向切替
板9と補助風向切替板10との空間部12は風下側にな
るに連れて狭めて空気吹出口8から吹き出される温風の
吹出速度を速くすることにより、図4に示すように温風
が室内下部の遠い領域まで吹き出されて人体の足元から
暖房を行うことができる。
【0025】また、本発明の空気調和機の第2の実施例
は図5に示すように構成するものである。尚、上記第1
の実施例と同一部分は同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0026】図5において、本発明の空気調和機の第2
の実施例は、上記第1の実施例の構成に、さらに、風向
切替板9の縦幅よりも補助風向切替板13の縦幅を長く
形成して、垂直吹出時に該補助風向切替板13の上端が
風向切替板9の上端よりも突出するように、該風向切替
板9に補助風向切替板13を連結手段11にて連結して
いる。
【0027】次に本発明の空気調和機の第2の実施例の
冷暖房運転の動作について図5とともに詳細に説明す
る。まず、冷房運転時については、上記第1の実施例の
動作と同一であるので省略する。そして、暖房運転時に
は、駆動モータにて風向切替板9を垂直吹出の位置まで
回動させ、該風向切替板9が垂直吹出の位置に来ると、
図5に示すように補助風向切替板13の上端に送風機7
から送風される温風の風圧を受けて、該補助風向切替板
13が風向切替板9から連結手段11が伸びる範囲内ま
で分離されることにより、上記の第1の実施例の暖房運
転の垂直吹出を行うことができ、上記第1の実施例の補
助風向切替板10の重心を垂直吹出時に室内ユニット本
体2側に位置するように形成する必要がなく、簡単な構
成で最適な室内の暖房を行うことができる。
【0028】さらに、本発明の空気調和機の第3の実施
例は図6乃至図8に示すように構成するものである。
尚、上記第2の実施例と同一部分は同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0029】図6乃至図8において、本発明の空気調和
機の第3の実施例は上記第2の実施例の構成に、さら
に、上記風向切替板9と補助風向切替板13との間に空
間部12を形成するための分離手段であるバネ14を連
結手段11の風上側の位置に付勢し、該補助風向切替板
13の風上側端部13aを球状に形成し、該補助風向切
替板13が水平吹出の位置に傾くに連れて上記バネ14
の分離力を押さえて上記風向切替板9に補助風向切替板
13を重ねて一体の状態にする押圧手段15を備えてい
る。
【0030】そして、上記第2の実施例の風向切替板9
を回動自在に支持する支持板の代わりに、上記押圧手段
15は、上記風向切替板9の両端の軸部9aを回動自在
に支持するための軸受部15aと、上記補助風向切替板
13の風上側端部13aの移動を規制する円弧状の規制
部15bとから構成している。
【0031】次に本発明の空気調和機の第3の実施例の
冷暖房運転の動作について図6乃至図8とともに詳細に
説明する。まず、冷房運転時には、駆動モータにて風向
切替板9を水平吹出の位置まで回動させるが、該風向切
替板9が水平吹出方向に傾くに連れて、図6に示すよう
に補助風向切替板13の風上側端部13aが押圧手段1
6の規制部16bに接触し、そして、該規制部16bに
て風向切替板9が回動するに連れてバネ14の分離力が
押さえられて、図7に示すように上記風向切替板9が水
平吹出の位置すると風向切替板9に補助風向切替板13
を重ねて一体の状態にすることにより、上記第2の実施
例の冷房運転の水平吹出を行うことができ、上記第1の
実施例の補助風向切替板10の自重及び第2の実施例の
送風機7から送風される冷風の風圧にて行うよりも、確
実に風向切替板9に補助風向切替板13を重ねて一体の
状態にすることができる。
【0032】そして、暖房運転時には、駆動モータにて
風向切替板9を垂直吹出の位置まで回動させて、図8に
示すように上記第2の実施例の水平吹出を行うことがで
きる。
【0033】一方、冷房運転から暖房運転に切り替える
と、上記風向切替板9が垂直吹出方向に回動させて行く
に連れて、補助風向切替板13の風上側端部13aと押
圧手段15の規制部15bとの接触が解除され、該風上
側端部13aと規制部15bとの接触が解除されること
によりバネ14の分離力にて連結手段11が伸びる範囲
内まで風向切替板9から補助風向切替板13が分離され
て、図8に示すように上記第2の実施例の垂直吹出を行
うことができる。
【0034】また、本発明の空気調和機の第4の実施例
は図9に示すように構成するものである。尚、上記第3
の実施例と同一部分は同一符号を付し、その説明は省略
する。図9において、本発明の空気調和機の第4の実施
例は、上記第3の実施例の構成のバネ14の付勢力の代
わりに、風向切替板9と補助風向切替板13との対向す
る夫々の面に同じ極性が向かい合うように分離手段であ
る永久磁石16を埋め込んでいる。
【0035】次に本発明の空気調和機の第4の実施例の
冷暖房運転の動作について詳細に説明する。まず、冷房
運転時については、上記第3の実施例の冷房運転と同一
であるので省略する。
【0036】また、暖房運転時には、駆動モータにて風
向切替板9を垂直吹出の位置まで回動させて、上記第3
実施例の水平吹出を行うことができるが、上記第3の実
施例では、バネ14にて送風抵抗が多少生じて空間部1
2を通って吹き出される温風に乱流が発生し、空気吹出
口8から吹き出される吹出風量が減少してしまうが、上
記風向切替板9と補助風向切替板13とに埋め込んだ永
久磁石16の反発力を利用して連結手段11が伸びる範
囲内まで風向切替板9から補助風向切替板13を分離す
ることにより、上記第3の実施例の垂直吹出を行うこと
ができ、上記空間部に分離手段を設けることによる空気
吹出口8から吹き出される吹出風量の減少を防止するこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の空気調和機は上記のような構成
であるから、請求項1記載の発明は、水平吹出時には、
保持手段にて風向切替板と補助風向切替板とを重ねて一
体の状態に保持することにより、送風機から送風される
冷風を水平吹出に風向切替板にて強制的に送風方向を切
り替えることで生じる送風抵抗を二枚に比べて一枚分に
減少させるので、水平吹出時に空気吹出口から吹き出さ
れる風量が減少することがなく、快適な冷房を行うこと
ができる。
【0038】そして、垂直吹出時には、保持手段にて風
向切替板と補助風向切替板とが所定の間隔で夫々が対向
する状態に保持することにより、風向切替板と補助風向
切替板との間から吹き出される温風の吹出速度が速くな
り、空気吹出口から吹き出される温風が室内下部の遠い
領域まで拡散されるので、暖房運転時の室内の温度分布
の均一化を図ることができ、快適な室内の暖房を行うこ
とができる。
【0039】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の効果に加えて、連結手段にて風向切替板と補助
風向切替板とを連結することにより、風向切替板の駆動
力にて補助風向切替板を回動させることができるので、
コスト的に低く抑えることができる。
【0040】そして、水平吹出時には、押圧手段にて分
離手段の分離力を押さえることにより風向切替板に補助
風向切替板を重ねて一体の状態に保持され、垂直吹出時
には、押圧手段が解除されて分離手段の分離力により風
向切替板と補助風向切替板とが分離されて、連結手段に
て風向切替板と補助風向切替板とが所定間隔を空けて対
向し、該間隔が風下側になるに連れて狭い状態に保持さ
せることにより、簡単な構成で確実に水平吹出及び垂直
吹出に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の第1の実施例を示す室内
ユニットの要部縦断面図である。
【図2】本発明の空気調和機の第1の実施例を示す水平
吹出時の室内ユニットの空気吹出口近傍の要部拡大縦断
面図である。
【図3】本発明の空気調和機の第1の実施例を示す垂直
吹出時の風向切替板と補助風向切替板とが一体の状態の
室内ユニットの空気吹出口近傍の要部拡大縦断面図であ
る。
【図4】本発明の空気調和機の第1の実施例を示す垂直
吹出時の室内ユニットの空気吹出口近傍の要部拡大縦断
面図である。
【図5】本発明の空気調和機の第2の実施例を示す水平
吹出時の風向切替板と補助風向切替板とが一体の状態の
室内ユニットの空気吹出口近傍の要部拡大縦断面図であ
る。
【図6】本発明の空気調和機の第3の実施例を示す補助
風向切替板と規制部とが接触した状態の室内ユニットの
空気吹出口近傍の要部拡大縦断面図である。
【図7】本発明の空気調和機の第3の実施例を示す水平
吹出時の室内ユニットの空気吹出口近傍の要部拡大縦断
面図である。
【図8】本発明の空気調和機の第3の実施例を示す垂直
吹出時の室内ユニットの空気吹出口近傍の要部拡大縦断
面図である。
【図9】本発明の空気調和機の第4の実施例を示す補助
風向切替板と規制部とが接触した状態の室内ユニットの
空気吹出口近傍の要部拡大縦断面図である。
【図10】従来の二枚の風向切替板を有する空気調和機
を示す室内ユニットの要部拡大縦断面図である。
【図11】従来の二枚の風向切替板を有する空気調和機
を示す室内ユニットの空気吹出口近傍の要部拡大縦断面
図である。
【図12】従来の空気調和機の室内ユニットの要部分解
斜視図である。
【図13】従来の空気調和機の室内ユニットを示す水平
吹出時の要部縦断面図である。
【図14】従来の空気調和機の室内ユニットを示す垂直
吹出時の要部縦断面図である。
【符号の説明】
3 空気流路 6 熱交換器 7 送風機 8 空気吹出口 9 風向切替板 10 補助風向切替板 11 連結手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機本体に設けられた空気吹出口
    から吹き出される空気の吹出方向を所定範囲内で回動さ
    せて変更できる風向切替板と、該風向切替板の吹出方向
    を所定範囲内で回動させて補正する補助風向切替板とを
    備え、該風向切替板と補助風向切替板とを回動させて上
    記吹出方向を上記本体の底面に対して水平吹出と垂直吹
    出とに切り替えてなる空気調和機において、 上記水平吹出時には上記風向切替板と補助風向切替板と
    を重ねて一体の状態に保持するとともに、上記垂直吹出
    時には上記風向切替板と補助風向切替板とを所定間隔を
    空けて対向し、該間隔が風下側になるに連れて狭い状態
    に保持する保持手段を備えてなることを特徴とする空気
    調和機。
  2. 【請求項2】 上記保持手段は、上記風向切替板と補助
    風向切替板とを連結する連結手段と、該風向切替板と補
    助風向切替板との間に該風向切替板と補助風向切替板と
    を分離させる分離手段と、該分離手段の分離力を押さえ
    る押圧手段とから構成してなることを特徴とする請求項
    1記載の空気調和機。
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