JPH0814594B2 - 電解コンデンサ不良判別回路 - Google Patents

電解コンデンサ不良判別回路

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JPH0814594B2
JPH0814594B2 JP9659287A JP9659287A JPH0814594B2 JP H0814594 B2 JPH0814594 B2 JP H0814594B2 JP 9659287 A JP9659287 A JP 9659287A JP 9659287 A JP9659287 A JP 9659287A JP H0814594 B2 JPH0814594 B2 JP H0814594B2
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淳一 田中
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電解コンデンサの組立,完成工程において、
連続的加工装置に保持されている電解コンデンサの極性
が、正常な方向であるか否かの判定や、陽極と陰極間の
ショートや陽極とケース間のショート不良等を判別する
電解コンデンサ不良判別回路に関するものである。
従来の技術 極性を有する電解コンデンサにおいて陽極端子と陰極
端子との間に流れる電流は、電解コンデンサを直流電源
に対して順方向に接続したときと、逆方向に接続したと
きとでは大きく差がある。すなわち順方向に接続したと
きは、通電直後、大きな電流が流れるがその後次第に減
少して数秒後には微少な電流となる。逆方向に接続した
ときは、通電直後、大きな電流が流れその後も減少せ
ず、その大きな電流が持続する。
そこで従来の電解コンデンサの極性判別やショート不
良判別は、この特性を利用して行なっていた。
すなわち、電解コンデンサに電圧に印加して一定時間
後に流れる電流量を判定して、電解コンデンサの極性が
正常か否か、ショート不良か否かを判別していた。
ところが、電解コンデンサの定格電圧と静電容量が変
わると、印加する電圧によって流れる電流量も大きく変
化するため、この方法で判定するためには、常に印加電
圧と判定する電流値の設定を最適値になるように調整し
なければならない煩雑さがあった。又、この方法では、
不良か否か判別できるようになるまで電圧を印加し続け
なればならないため、判別時間が長くなるうえに精度も
低い欠点があった。
このような欠点を改善するものとして、第5図に示し
たように、電解コンデンサ21の端子及び端子に適宜
接続した直流電源22,23の中点と電解コンデンサのケー
ス間の電位を検出して電解コンデンサの極性を判別する
ものが提案されている。(特開昭60−262416号公報) 発明が解決しようとする問題点 このような従来の極性判別回路においては次のような
問題点があった。すなわち 同一電圧を有する2個の検査用電源が必要となる。
検査時に、端子または端子のどちらか片方の接
触端子が何らかの原因で接触不良をおこしたときに、極
性逆であっても正常と誤判定することがある。
本発明はこのような従来の問題点を解決するためのも
ので、電解コンデンサの定格電圧や静電容量の大きさに
関係なく、早く、正確に極性判別やショート不良等の判
別を行い、かつ1個の検査用電源で、検査時に片方の接
触端子が接触不良をおこしても誤判定を行わない電解コ
ンデンサの不良判別を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題を解決するために本発明は、電解コンデンサ
の陽極端子,陰極端子及びケースそれぞれに電気的に接
触する接触子と、陽極端子側,陰極端子側の接触子と閉
回路を形成するように接続した2個の抵抗からなる分圧
回路と、この分圧回路の抵抗の中間点と、前記ケース側
接触子との間にスイッチ手段を介して接続され、かつマ
イナス側を前記ケース側接触子に接続した直流電源と、
前記分圧回路から得られる電圧と基準電圧とを比較する
比較器と、比較器の出力信号を判定するA/D変換器を備
え、かつ前記スイッチ手段を所定の間隔でON−OFFする
ように構成し、前記比較器の出力信号を、前記スイッチ
手段の動作と同期してA/D変換器で判別することにより
電解コンデンサの不良判別を行うようにしたものであ
る。
作用 この構成により、電解コンデンサには1個の直流電源
から2個の分圧抵抗を通して、それぞれ陽極リード線と
陰極リード線に電圧印加し、その2個の分圧抵抗の両端
に出力する差電圧を検出する方法なので、直流電源は1
個でよく、しかも電圧印加してから短時間経過後の出力
電圧を検出すれば良いことから、長時間の充電時間は必
要なく、短時間にしかも正確に不良判定が行える。又、
電圧検出で不良判定を行っていることから検査対象とな
る電解コンデンサの定格電圧や静電容量が変っても、印
加電圧や設定電流値の大きさをその都度調整するような
煩雑な操作は一際不要で、不良判定作業が簡単に行れ
る。しかもスイッチ手段と、これに同期して働くA/D変
換器の構成により、検査時におこり易い接触子の接触不
良によって、逆極接続などの異常の場合を誤って正常と
誤判定してしまうことをなくすことができる。すなわち
電解コンデンサをスイッチ手段ON時に前記閉ループによ
って一定時間充電しておき、その後スイッチ手段を短時
間OFFすると、その時の比較器の出力電圧は、確実に接
続されている場合は、放電回路が形成されていることか
ら直前の電圧を保持するが、接触不良の場合は、放電回
路が形成されないため電圧は瞬時に零となる。その出力
電圧をスイッチ手段OFFと同期したクロックパルスを用
いたA/D変換器で判別することによって、接触子の接触
不良等があっても正確に正常か否かを判別することがで
きる。
実施例 第1図及び第2図は、それぞれ本発明の一実施例の構
成及び動作を示すもので、1は電解コンデンサ、2は陽
極リード線、3は陰極リード線、4はケース、5は陽極
側接触子、6は陰極側接触子、7はケース側接触子、8
は直流電源、9は一定の時間間隔をもってON−OFFされ
るスイッチ手段、10,11は分圧回路を構成する抵抗で、
検査用電圧の供給源と同時に、検出用出力電圧の供給源
にもなっている。直流電源8の側はケース側接触子7
を通じてケース4に接続され、直流電源8の側はスイ
ッチ手段9、2個の分圧抵抗10,11、陽極側接触子5及
び陰極側接触子6を通じてそれぞれ陽極リード線2及び
陰極リード線3に接続されて閉ループを構成している。
12は分圧回路からの出力電圧を判定する比較器、13は
比較器12の判定に必要な基準電圧を供給する電源で、比
較器12に基準電圧として低い+の電圧を与えている。14
は比較器12からの出力電圧をA/D変換するA/D変換器回路
で、スイッチ手段9のON−OFF信号と同期して判定する
機能を有する。
このように構成された本実施例の動作を第2図にもと
づいて説明すると、 (正極接続の場合) 第1図のごとく陽極側接触子5が陽極リード線2に、
陰極側接触子6が陰極リード線3に接続されている正極
接続の場合は、スイッチ手段9がONの間分圧抵抗10,11
を通して電解コンデンサ1が充電され、陰極リード線3
とケース4とは電気的に同電位であり、陰極リード線3
側が接地されていることからa点にはの電圧が出力さ
れる。一定時間経過後スイッチ手段9をOFFすると、電
解コンデンサに充電された電荷が分圧抵抗10,11を通し
て放電されるが、この時OFF時間が短かければa点は+
の電圧が維持される。このa点の電圧を比較器12で判別
するとb点の電圧となり、更にA/D変換器14においてス
イッチ手段9がOFF時のタイミングと同期したクロック
パルスcで判定することによってd点の最終出力電圧を
得ることができる。
(逆極接続の場合) 第3図のごとく陽極側接触子5が陰極リード線3に、
陰極側接触子6が陽極リード線2に接続されている逆極
接続の場合は、スイッチ手段9がONの間、正極接続と同
様に分圧抵抗10,11を通して電解コンデンサ1が充電さ
れるが、この場合には陽極リード線2側が接地されるた
めa点にはの電圧が出力される。一定時間経過後、ス
イッチ手段9を短時間OFFすると、正極接続と同様に分
圧抵抗10,11を通して放電され、a点にはの電圧が維
持される。この時のb点の比較器12の出力電圧及びd点
のA/D変換器14の出力電圧は、正極接続の場合の逆方向
の電圧となり、不良と判定することができる。
(逆極接続で片側接続の場合) 接触子の接触不良で誤判定をおこす場合の代表例を説
明すると、第4図のごとく前記逆極接続で陽極側接触子
5と陰極リード線3とが何らかの原因で接触不良をおこ
し、陰極側接触子6と陽極リード線2のみの接続でスイ
ッチ手段9がONし電圧印加された場合、a点にはの電
圧が出力され、あたかも正極接続と同様の状態を示す
が、一定時間経過後スイッチ手段9を短時間OFFする
と、分圧抵抗10,11による放電回路が形成されないため
a点の電圧は瞬時に零電位となり、b点の比較器12の出
力電圧及びd点のA/D変換器14の出力電圧は正極接続の
場合の逆方向の電圧となり、不良と判定することができ
る。
(ショート不良の場合) 電解コンデンサ1がショート不良の場合は、正極接
続,逆極接続のいづれの場合でも陽極側接触子5と陰極
側接触子6が同電位となるため、a点の電圧は零電位と
なり、b点の比較器12の出力電圧及びd点のA/D変換器1
4の出力電圧は、正極接続の場合の逆方向の電圧とな
り、不良と判定することができる。
このようにd点のA/D変換器14の最終出力電圧の方向
を検出することによって、接触不良などで誤判定するこ
となく、電解コンデンサの極性が正常か否かあるいはシ
ョート不良か否か、正しく判別することができる。
発明の効果 本発明によれば、電解コンデンサの組立,完成工程に
おいて、連続的加工装置に保持されている電解コンデン
サの極性が正常であるか否かの判定や、陽極と陰極間の
ショート不良や、陽極とケース間のショート不良が1個
の直流電源で短時間にしかも正確に判定することができ
る。又検査対象となる電解コンデンサの定格電圧や静電
容量が変わっても、印加電圧や設定電流値の大きさを変
えるような煩雑な操作は不要となり、不良判定が簡単に
行える。しかもスイッチ手段とこれに同期して働くA/D
変換器により、検査時におこり易い接触子の接触不良に
よっておこる誤判定をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による回路構成で電解コンデ
ンサが正極に接続された場合の回路図、第2図は本発明
の動作を説明した特性図、第3図は電解コンデンサが逆
極に接続された場合の回路図、第4図は電解コンデンサ
が逆極に接続され陽極リード線のみ接続された場合の回
路図、第5図は従来の電解コンデンサ極性判別のための
回路図である。 1……電解コンデンサ、2……陽極リード線、3……陰
極リード線、4……ケース、8……直流電源、9……ス
イッチ手段、12……比較器、14……A/D変換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解コンデンサの陽極端子,陰極端子及び
    ケースそれぞれに電気的に接触する接触子と、陽極端子
    側,陰極端子側の接触子と、閉回路を形成するように接
    続した2個の抵抗からなる分圧回路と、この分圧回路の
    抵抗の中間点と前記ケース側接触子との間にスイッチ手
    段を介して接続され、かつマイナス側を前記ケース側接
    触子に接続した直流電源と、前記分圧回路から得られる
    電圧と基準電圧とを比較する比較器と、比較器の出力信
    号を判定するA/D変換器を備え、かつ前記スイッチ手段
    を所定の間隔でON−OFFするように構成し、前記比較器
    の出力信号を、前記スイッチ手段の動作と同期してA/D
    変換器で判別することにより電解コンデンサの不良判別
    を行うことを特徴とする電解コンデンサの不良判別回
    路。
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US5366515A (en) * 1992-12-30 1994-11-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of electrically aging an electronic component
JPH09251049A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Asuko Kk 電解コンデンサの動作状態診断方法及び電解コンデンサの動作状態診断装置

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