JPH08145585A - 非共沸混合冷媒用伝熱管とその伝熱管を用いた熱交換器 - Google Patents

非共沸混合冷媒用伝熱管とその伝熱管を用いた熱交換器

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JPH08145585A
JPH08145585A JP28945694A JP28945694A JPH08145585A JP H08145585 A JPH08145585 A JP H08145585A JP 28945694 A JP28945694 A JP 28945694A JP 28945694 A JP28945694 A JP 28945694A JP H08145585 A JPH08145585 A JP H08145585A
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JP
Japan
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heat transfer
groove
transfer tube
tube
mixed refrigerant
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Application number
JP28945694A
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English (en)
Inventor
Naoki Shikazono
直毅 鹿園
Masaaki Ito
正昭 伊藤
Mari Uchida
麻理 内田
Mitsuo Kudo
光夫 工藤
Toshihiko Fukushima
敏彦 福島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、非共沸混合冷媒に対して、溝内の渦
の渦度を増大させ濃度境界層を薄くすることで、高い伝
熱性能を持つ伝熱管、及びそれを用いた熱交換器を提供
することを目的とする。 【構成】非共沸混合冷媒が流れる伝熱管内面に管軸に対
して45度以上の角度を持つ溝を設けることで、溝内に
渦度の大きな渦を発生させ、濃度境界層を薄くする。 【効果】管軸に対して45度以上の大きな角度を有する
溝内において、渦の渦度を増大させ、非共沸混合冷媒内
に生じる濃度分布の不均一を低減し、高い伝熱性能を持
つ非共沸混合冷媒用伝熱管を提供することができる。
又、この伝熱管を用いることにより、高い伝熱性能を有
する非共沸混合冷媒用熱交換器を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非共沸混合冷媒を作動
流体とする冷凍機、空調機に用いられる熱交換器に係
り、特にクロスフィンチュ−ブ形熱交換器の凝縮器ある
いは蒸発器、あるいはそれに用いられるのに好適な伝熱
管に関する。
【0002】
【従来の技術】HCFC−22などの単一冷媒を作動流
体として用いる従来の冷凍機、空調機の熱交換器用伝熱
管としては、平滑管のほかに、図2に示すようなねじり
角度が0〜25度の溝を持った内面らせん溝付き管が用
いられていた。
【0003】また、単一冷媒用を対象とした伝熱管とし
て、特開昭59−84093号公報などに記載されてい
るように、管軸との角度が90度のリング溝付き管が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシングル溝を持
った内面らせん溝付き管は、単一冷媒に対しては、優れ
た伝熱性能を示す。しかし、HCFC−22の代替冷媒
として有力視されているHFC系の2種あるいは3種の
非共沸混合冷媒に対しては、単一冷媒を用いた時ほどの
効果が得られない。図8は、従来の内面らせん溝付き管
を用いた時の凝縮熱伝達率の性能比較を示しているが、
曲線aが単一冷媒に対する実験結果であり、曲線bが、
非共沸混合冷媒に対する結果である。明らかに、非共沸
混合冷媒を用いた時の凝縮熱伝達率は、単一冷媒の時の
熱伝達率より低下している。図8に示す場合の非共沸混
合冷媒としては、HFC−32、HFC−125、HF
C−134aを各々30、10、60wt%ずつ混合し
たものを用いた。
【0005】本発明の第1の目的は、非共沸混合冷媒に
対して、高い伝熱性能を有する伝熱管を提供することで
ある。
【0006】本発明の第2の目的は、非共沸混合冷媒に
対して、高い伝熱性能を有する熱交換器を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の伝熱管は、非共沸混合冷媒を用いた冷
凍サイクルの凝縮器あるいは蒸発器に使用される伝熱管
において、該伝熱管内面に設けた溝が管軸に対して45
度以上の大きな角度で配置されていることを特徴とする
ものである。
【0008】又、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクル
の凝縮器あるいは蒸発器に使用される伝熱管において、
該伝熱管内面に設けた溝がシングルの一条ねじらせん溝
であって、溝と管軸の角度を45度以上の大きな角度と
したことを特徴とするものである。
【0009】又、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクル
の凝縮器あるいは蒸発器に使用される伝熱管において、
該伝熱管内面に管軸方向に独立した溝を設けるととも
に、該溝と前記管軸の角度を45度以上に設定したこと
を特徴とするものである。
【0010】本発明の第2の目的を達成するために、本
発明の熱交換器は、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイク
ルの凝縮器あるいは蒸発器に適用される熱交換器おい
て、フィンをほぼ平行に配置するとともに、請求項1か
ら3のいずれかに記載の伝熱管を前記フィンに貫通して
構成したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記のように構成しているので、非共沸混合冷
媒用の伝熱管内面に管軸に対して45度以上の溝を設け
たことにより、溝内の渦の渦度を増大させることがで
き、溝内に蓄積する凝縮しにくいガスを撹拌することが
できる。その結果、非共沸混合冷媒内に生じる濃度分布
の不均一が低減し、非共沸混合冷媒に対して高い熱伝達
率を有する伝熱管を実現することができる。
【0012】即ち、伝熱管内面に管軸に対して大きな角
度を有する溝を設けたことにより、溝内に主流とのせん
断力によって駆動される強い循環渦を発生させ、非共沸
混合冷媒ガスの対流による熱及び物質移動を促進させ
る。その結果、非共沸混合冷媒に対して高い伝熱性能を
有する伝熱管を実現することができる。
【0013】又、熱交換器に上述した伝熱管を用いるこ
とにより、高い冷媒側熱伝達率を有する非共沸混合冷媒
用の熱交換器を実現することができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1から図8により説明
する。図1は、本実施例のクロスフィンチューブ形熱交
換器の一部分を示す斜視図、図2は、は従来のらせん溝
付き管の縦断面図、図3は、熱交換器に用いられている
伝熱管の横断面図、図4は従来のらせん溝付き管の縦断
面図、図5は、従来のらせん溝付き管の一部を示す横断
面図、図6は、非共沸混合冷媒の気液平衡線図、図7
は、本実施例の伝熱管の非共沸混合冷媒の速度ベクトル
を示す伝熱管の縦断面図、図8は単一冷媒と非共沸混合
冷媒の性能比較図である。
【0015】図1は熱交換器の一部分を示しているが、
本実施例の熱交換器は、ほぼ平行に複数のフィン8が配
置され、このフィン8を貫通して伝熱管9が複数本挿入
されている。フィン8の表面には、伝熱管9の間にフィ
ン8を切り起こして形成されるルーバ10が設けられて
おり、図示しないファンにより、矢印7で示すようにフ
ィン8に平行な方向から送風された空気が、フィン8及
びルーバ10を流れる。一方、伝熱管9内は、非共沸混
合冷媒が流れ、空気と熱交換を行う。
【0016】図3に示すように、伝熱管9の管壁4に
は、管軸との角度を45度以上に設定された溝1が設け
られている。この溝1は、溝1内に主流とのせん断力で
渦が発生する程度の深さに形成されている。
【0017】ここで、本実施例の伝熱管の作用・効果を
説明する前に、通常の内面らせん溝付き管について図
4、図5により説明する。図4に示すように、管壁4に
は、らせん状に溝11が設けられており、一般には、管
内径は6〜10mm、溝深さは0.1〜0.3mm、溝
ピッチは0.1〜0.3mm、らせん溝11の角度は0
〜25度であり、溝1aの形状は台形、フィン先端角度
は30〜40度に形成されている。このらせん溝付き管
内を、例えばHFCー32とHFCー134aの2種類
の混合冷媒が流れて凝縮する場合を考える。
【0018】横軸に一方の冷媒、ここではHFC−13
4aのモル濃度をとり、縦軸には温度をとった非共沸混
合冷媒の気液平衡線図である図6に示す曲線イは、露点
曲線と呼ばれ、沸騰を開始する温度を表す。曲線イより
上側では、非共沸混合冷媒は気体の状態にある。又、曲
線ロは、沸点曲線と呼ばれ、この曲線ロより下側では、
非共沸混合冷媒は液体の状態にある。HFCー32のモ
ル濃度が、Cの状態にある非共沸混合冷媒が気体の状態
C1から次第に冷却されて、液の状態になる過程を考え
る。C1の状態の蒸気が冷却されて温度T2になると、
露点温度に到達し、凝縮が始まり、温度がT3より低下
し、温度T4に至って凝縮が完了する。
【0019】このように、非共沸混合冷媒では、凝縮温
度が一定でなく、ある範囲を変化する特徴があり、又、
凝縮する液の濃度とそのまま残る蒸気の濃度が、異なる
特徴がある。すなわち、図6に示すように、温度がT3
のときHFCー32の濃度はC3とならないで、濃度B
3の凝縮液と濃度D3の蒸気とに分かれてしまう。この
ような特性を有する非共沸混合冷媒を、図4に示すらせ
ん溝付き管内を流した場合、凝縮性能は低下する。
【0020】この理由は、次のように説明できる。HF
Cー32は、HFC134aに比べ、凝縮しにくい性質
を有している。このため、凝縮面では、HFC134a
の濃度の高い液が凝縮し、HFCー32の濃度の高い蒸
気が取り残される。その結果、気液界面には濃度分布が
生じ、特に蒸気側のHFCー32の濃度が高い領域(こ
れを以下濃度境界層という)は、管中心部に存在する濃
度Cの蒸気の凝縮を阻害する作用をするので、凝縮性能
が低下する。らせん溝付き管では、図4に示すように、
管壁4近くの冷媒ガスは、らせん溝11、溝と溝との間
の尾根12に導かれてらせん溝11の方向に流れる。非
共沸混合冷媒の場合には、比較的凝縮しやすい冷媒と比
較的凝縮しにくい冷媒が混在するので、比較的凝縮しや
すい冷媒が、先に凝縮して液体になり、比較的凝縮しに
くい冷媒は、ガスのまま残って、濃度境界層を形成す
る。図4に示すように、内面らせん溝付き管内の濃度境
界層13は、らせん溝11に沿って形成される。図5に
示すように、濃度境界層13は連続して形成されるた
め、図4に示すように次第に厚くなり、比較的凝縮しや
すい冷媒は管壁4に拡散するのを妨げる働きをする。特
に図5に示すように、低温、低速である溝部において不
凝縮ガスの蓄積が顕著となり、凝縮するガスの拡散抵抗
層となり、気体の凝縮を阻害し、非共沸混合冷媒の熱伝
達率が低下する。
【0021】本実施例では、図3に示すように、伝熱管
9の管壁4には、管軸との角度を45度以上に形成した
溝1が設けられており、この溝1は、溝内に主流とのせ
ん断力で渦が発生する程度の深さに形成されているの
で、以下に述べる理由により、特に溝内の濃度境界層1
3を薄くすることができる。すなわち、伝熱管9の内面
の溝1と管軸との角度を45度以上に設定しているの
で、溝内に主流とのせん断力で強い渦6を発生させ、流
体を撹拌することができる。
【0022】図7に示すように、らせん溝間の突起上の
速度14aは、流体をらせん溝に沿って駆動する成分1
4bと、溝内の溝方向に軸を持つ渦を駆動する成分14
cとに分解できる。らせん溝の角度θが小さい場合は、
溝内の渦を駆動する成分14cは小さいが、θが45度
以上になると、溝に沿って流体を駆動する成分14bよ
りも、渦を駆動する成分14cが大きくなる。その結
果、本実施例の伝熱管は図3に示すように、らせん溝内
に大きな渦度を持つ渦6を有し、濃度境界層5を薄くす
ることができる。このため、溝部内での熱及び物質移動
が促進される。この溝部に形成された渦は、主流とのせ
ん断力によって駆動されるため、主流に対し大きな角度
の溝を有する伝熱管が有効である。以上説明したよう
に、本実施例の伝熱管は非共沸混合冷媒の凝縮に対して
高い性能を示す。
【0023】以上、主に凝縮を例にとって述べてきた
が、本実施例の伝熱管は、蒸発の場合にも同様の効果を
発揮する。すなわち、非共沸混合冷媒の凝縮液に生じる
濃度境界層が剥離渦によって撹拌され薄くなるので、蒸
発の場合にも高い熱伝達率を得ることができる。
【0024】このような管軸と45度以上の角度を有す
る溝を持つ伝熱管の生産方法としては、多条ねじのらせ
ん溝を45度以上の角度で作ればよいが、図9に示すよ
うに、溝を一条ねじらせん溝としても有効に作用する。
この理由としては、一条ねじの場合、溝のピッチと管内
径によって決定される溝と管軸の角度は、大きく設定で
きることによる。また、電縫管を用いる場合には、あら
かじめ溝を彫った平板を、その溝に対して45度以上の
大きな角度の軸を中心に丸め、溶接することも可能であ
る。この場合、溶接部では溝は不連続になるが、図10
に示すように、管軸に垂直なリング溝の他に、図11に
示すように電縫管溶接線に対して対称な溝を有する伝熱
管、あるいは図12に示すように溶接線をはさんで管軸
との角度が異なる溝を有する伝熱管等、らせん溝以外の
溝形状を有する伝熱管を製作することができる。
【0025】図13は、混合冷媒の乾き度を横軸にし、
局所熱伝達率を縦軸にして、各種伝熱管の性能を比較し
た図である。曲線a2は、従来のらせん溝付き管に単一
冷媒HCFC−22を流した場合、曲線b2は、従来の
らせん溝付き管に非共沸混合冷媒を流した場合、曲線c
2は、本実施例の伝熱管である管軸との角度θが90度
のリング溝付き伝熱管に非共沸混合冷媒を流した場合を
示している。曲線c2は、曲線b2より、熱伝達率が高
くなっており、非共沸混合冷媒に適用した場合、単一冷
媒HCFC−22を流した場合に近い熱伝達率を得るこ
とができる。
【0026】次に、この伝熱管を非共沸混合冷媒用熱交
換器に用いた場合の実施例について説明する。図2は、
クロスフィンチューブ型熱交換器と呼ばれるもので、多
数の平行に置かれたフィン8に伝熱管9が挿入されてい
る。フィンの表面には、空気側熱伝達率を向上させるた
めに、ルーバ10が設けられる場合が多い。空気は、7
の方向から流入し、フィン間を流れる。熱交換器の総合
伝熱性能をあらわすものに熱通過率がある。熱通過率に
は、空気側熱伝達率、冷媒側熱伝達率及び接触抵抗など
が含まれている。図14に空気流速を横軸、熱通過率を
縦軸にして各種熱交換器の性能を比較した。曲線a3
は、従来のらせん溝付き管に単一冷媒HCFC−22を
流した場合、曲線b3は、従来のらせん溝付き管に非共
沸混合冷媒を流した場合、そして、曲線c3は、本発明
の管軸との角度θが90度のリング溝付き伝熱管に非共
沸混合冷媒を流した場合を示している。曲線c3は、曲
線b3より、熱通過率が高くなっており、非共沸混合冷
媒に適用した場合、単一冷媒HCFC−22を流した場
合に近い熱通過率を得ることができる。このように本実
施例の伝熱管は、非共沸混合冷媒用の熱交換器に適用し
ても高い性能を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、非共沸混合冷媒を用い
た冷凍サイクルの凝縮器および蒸発器に使用される伝熱
管において、内面に設けた溝を管軸に対して45度以上
の大きな角度で配置することで、溝内の渦の渦度を増大
させることにより、拡散抵抗を低減させ、高い伝熱性能
を達成することを特徴とする非共沸混合冷媒用伝熱管を
提供することができる。
【0028】また、本発明によれば、非共沸混合冷媒を
用いた冷凍サイクルの凝縮器および蒸発器に使用される
伝熱管において、内面に設けた溝を一条ねじらせん溝と
することで、溝内の渦の渦度を増大させることにより、
拡散抵抗を低減させ、高い伝熱性能を達成することを特
徴とする非共沸混合冷媒用伝熱管を提供することができ
る。
【0029】また、本発明によれば、非共沸混合冷媒を
用いた冷凍サイクルの凝縮器および蒸発器に使用される
伝熱管において、内面に管軸方向に独立したリング溝を
設けたことで、溝内の渦の渦度を増大させることによ
り、拡散抵抗を低減させ、高い伝熱性能を達成すること
を特徴とする非共沸混合冷媒用伝熱管を提供することが
できる。図12は、本発明の結果の一例で、曲線b3は
従来のらせん溝付き管の実験結果、曲線c3は本発明の
リング溝付き管の結果である。空気流速の広い範囲で熱
伝達率が向上していることが明かである。
【0030】さらに、本発明によれば、非共沸混合冷媒
を用いた冷凍サイクルにおいても、冷媒側熱伝達率を高
く維持することができるので、高い伝熱性能を有する非
共沸混合冷媒用熱交換器を提供することができる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】クロスフィンチュ−ブ形熱交換器の斜視図であ
る。
【図2】従来の伝熱管の横断面図である。
【図3】本発明の一実施例である伝熱管の縦断面図であ
る。
【図4】従来の伝熱管における非共沸混合冷媒蒸気の濃
度境界層を示す図である。
【図5】図4のA−A断面から見た非共沸混合冷媒蒸気
の濃度境界層を示す図である。
【図6】非共沸混合冷媒の気液平衡線図である。
【図7】本実施例の伝熱管における非共沸混合冷媒蒸気
の速度ベクトルを示す図である。
【図8】単一冷媒と非共沸混合冷媒の性能比較図であ
る。
【図9】本実施例の一条ねじらせん溝付き伝熱管の斜視
図である。
【図10】本実施例のリング溝付き伝熱管の斜視図であ
る。
【図11】本実施例の電縫管溶接線をはさんで対称な溝
を有する伝熱管の斜視図である。
【図12】本実施例の電縫管溶接線をはさんで管軸との
角度が異なる溝を有する伝熱管の斜視図である。
【図13】各種伝熱管の性能比較図である。
【図14】各種熱交換器の性能比較図である。
【符号の説明】
1…本発明の伝熱管における内面溝、2…本発明の伝熱
管における内面突起、3a…冷媒入口、3b…冷媒出
口、4…管壁、5…本発明の伝熱管の内面突起に沿う非
共沸混合冷媒蒸気の濃度境界層、6…本発明の伝熱管の
内面溝に沿う非共沸混合冷媒蒸気の流線、7…空気流、
8…フィン、9…伝熱管、10…ル−バ、11…従来の
伝熱管におけるらせん溝、12…従来の伝熱管における
らせん突起、13…従来の伝熱管のらせん突起に沿う非
共沸混合冷媒蒸気の濃度境界層、14a…主流方向速度
成分、14b…溝方向に流体を駆動する速度成分、14
c…溝方向に軸を持つ渦を駆動する速度成分、15…本
発明の伝熱管における一条ねじらせん溝、16…本発明
の伝熱管におけるリング溝、17…電縫管溶接線、18
…本発明の伝熱管における電縫管溶接線をはさんで対称
な溝、19…本発明の伝熱管における電縫管溶接線をは
さんで管軸と異なる角度を有する溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 光夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 福島 敏彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルの凝
    縮器あるいは蒸発器に使用される伝熱管において、該伝
    熱管内面に設けた溝が管軸に対して45度以上の大きな
    角度で配置されていることを特徴とする非共沸混合冷媒
    用の伝熱管。
  2. 【請求項2】非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルの凝
    縮器あるいは蒸発器に使用される伝熱管において、該伝
    熱管内面に設けた溝がシングルの一条ねじらせん溝であ
    って、溝と管軸の角度を45度以上の大きな角度とした
    ことを特徴とする非共沸混合冷媒用の伝熱管。
  3. 【請求項3】非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルの凝
    縮器あるいは蒸発器に使用される伝熱管において、該伝
    熱管内面に管軸方向に独立した溝を設けるとともに、該
    溝と前記管軸の角度を45度以上に設定したことを特徴
    とする非共沸混合冷媒用の伝熱管。
  4. 【請求項4】非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルの凝
    縮器あるいは蒸発器に適用される熱交換器おいて、フィ
    ンをほぼ平行に配置するとともに、請求項1から3のい
    ずれかに記載の伝熱管を前記フィンに貫通して構成した
    ことを特徴とする非共沸混合冷媒用の熱交換器。
JP28945694A 1994-11-24 1994-11-24 非共沸混合冷媒用伝熱管とその伝熱管を用いた熱交換器 Pending JPH08145585A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010133415A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 General Electric Co <Ge> 中空通路
CN110375568A (zh) * 2018-04-13 2019-10-25 宏碁股份有限公司 循环散热模块
US10996006B2 (en) 2018-03-07 2021-05-04 Acer Incorporated Cycling heat dissipation module

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