JPH0814510A - 微粉炭バーナ及びその使用方法 - Google Patents

微粉炭バーナ及びその使用方法

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JPH0814510A
JPH0814510A JP6148971A JP14897194A JPH0814510A JP H0814510 A JPH0814510 A JP H0814510A JP 6148971 A JP6148971 A JP 6148971A JP 14897194 A JP14897194 A JP 14897194A JP H0814510 A JPH0814510 A JP H0814510A
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正行 谷口
Takeshi Kono
豪 河野
Hirofumi Okazaki
洋文 岡崎
Shigeki Morita
茂樹 森田
Shunichi Tsumura
俊一 津村
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    • F23DBURNERS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低負荷時のNOx濃度を低減することができる
微粉炭バーナを提供する。 【構成】微粉炭を一次空気で搬送する燃料ノズル102
の外周に、二次空気ノズル103と三次空気104を有
し、その少なくとも一方に2つの旋回流発生器113と
114を空気の流れに対して並列になる位置関係で有す
る。2つの旋回流発生器の旋回流は、一方を強く設定で
きる。また、空気流量の少ない条件では、一方の旋回流
発生器からのみ空気を供給することができる。 【効果】燃焼用空気の旋回強度を高めることができるの
で、微粉炭の燃焼で生成されるNOx濃度を低減でき
る。低負荷時の旋回強度を高くできるので、微粉炭火炎
を安定に保つことによってNOx濃度を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微粉炭を気流搬送して燃
焼するバーナに係り、特に微粉炭を燃焼して蒸気を発生
させる微粉炭焚ボイラに適用するのに好適な微粉炭バー
ナに関する。本発明が適用対象としている微粉炭バーナ
は、微粉炭を気流搬送する燃料ノズルの外周に同心状に
燃焼用空気を供給する空気ノズルを有する。更に詳しく
言えば空気ノズルを同心状に1つ又は2つ備え、それら
の空気ノズル内に燃焼用空気を旋回させるための旋回流
発生手段を備えたバーナである。
【0002】
【従来の技術】微粉炭の燃焼においては、窒素酸化物
(NOx)の発生量を少なく抑えることが要求される。
微粉炭の燃焼時に発生するNOxは、ほとんどが石炭中
に含まれる窒素が酸化されて発生するNOxである。こ
のNOx発生量を減らすために、従来からバーナの構造
や燃焼方法がいろいろと工夫されてきた。
【0003】NOxの発生量を減らす1つの方法とし
て、バーナ火炎内に酸化炎領域と還元炎領域を形成する
いわゆる火炎内二段燃焼方法がある。この火炎内二段燃
焼方法は、石炭中の窒素が燃焼初期の熱分解時にシアン
化水素(HCN)やアンモニア(NH3)に分解されて気
相中へ放出され、これらの窒素化合物が酸化されてNOx
になる一方で、これらの窒素化合物はNOxの前駆物質
であり、酸素濃度の低い条件ではNOxを還元する効果
があることを利用したものである。つまりバーナを、微
粉炭を気流搬送する燃料ノズルの外周に同心状に燃焼用
空気を旋回流で噴出する空気ノズルを設けた構造にし、
空気ノズルから噴出する空気が旋回流の作用によって火
炎の後段側で火炎に混ざるようにし、火炎内のバーナ近
傍では空気不足の燃料過剰燃焼を行って還元炎領域を形
成し、火炎内の後段では酸素濃度の高い燃焼を行って酸
化炎領域を形成するようにしたものである。このような
型式のバーナは、例えば特開昭60−226609号公報,特開
昭61−22105 号公報及び特開昭61−280302号公報に示さ
れている。
【0004】他方、原子力発電が電力供給のベースロー
ドとなる今日では、従来、一定負荷で運用されてきた微
粉炭火力も負荷変化の高い運用を要求されている。バー
ナによる微粉炭燃焼では微粉炭の量を少なくすると火炎
が不安定になることから、微粉炭焚ボイラにおいては微
粉炭燃焼のみで全負荷に対応させるには限界がある。そ
こで、主にオイルガンよりなる助燃料ノズルを微粉炭バ
ーナに組み込んで、負荷の低い時にはオイルガンによる
補助燃焼を行うようにしている。このようにしたバーナ
の一例は特開昭61−252412号公報に示されている。
【0005】また、微粉炭焚ボイラにおいて、微粉炭燃
焼のみによる運用範囲で負荷変化に対応するために、ボ
イラの火炉壁に設けた複数個のバーナのうちのいくつか
を休止するバーナカットの方法も知られている。この他
に低負荷時にはバーナに供給する微粉炭及び空気の流量
を減らす方法もありうる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】微粉炭焚ボイラの運用
性を高めるには、短い時間で負荷を変動させる必要があ
る。この観点で微粉炭と空気の量を共に変化させて微粉
炭バーナの運用下限を低負荷まで広げる方法とバーナカ
ットの方法との優劣を判断すると、石炭粉砕器の起動と
停止に時間を要するバーナカットの方法よりは微粉炭バ
ーナの運用下限を低負荷まで広げる方法の方が微粉炭焚
ボイラの負荷変動を迅速に行える。
【0007】しかし、微粉炭バーナにおいては、微粉炭
搬送管内を流れる微粉炭粒子の流速をある一定速度以下
には下げることができず、このため微粉炭搬送管に供給
する空気の流量を減らすにも限界がある。微粉炭粒子の
流速が遅すぎると搬送管の内部に微粉炭粒子が沈降し搬
送管を閉塞する原因になり、また火炉の火炎が微粉炭の
搬送管へ逆流する原因になる。
【0008】このため、微粉炭バーナの運用下限を低負
荷まで広げる方法では、微粉炭流量と共に空気の流量を
減らす際に、ある程度の負荷まできたら微粉炭搬送空気
の流量を一定にし空気ノズルに供給する空気の流量を減
少させることで対応しなければならない。
【0009】空気ノズルに供給する空気の流量が減少す
ると、空気の旋回力が弱まり、空気が火炎の後段で混ざ
らずにバーナ近傍で火炎に混ざるようになる。この結
果、火炎内にNOxの還元領域を形成しにくくなる。
【0010】本発明の目的は、微粉炭を気流搬送する燃
料ノズルの外周に燃焼用空気を旋回流で供給する空気ノ
ズルを同心的に備えた微粉炭バーナにおいて、負荷の低
い条件でもNOxの還元領域を良好に形成することがで
きるようにし、低負荷時のNOx低減効果を高めた微粉
炭バーナを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、オイルガンの如き助
燃料ノズルを備えた微粉炭バーナにおいて、助燃時に煤
などの環境阻害物質の発生を抑制することができるよう
にした微粉炭バーナを提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、微粉炭による燃
焼において、低負荷時にNOxの発生を抑制できるよう
にした微粉炭燃焼方法を提供することにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、オイルガンの如
き助燃料ノズルを備えた微粉炭バーナによる燃焼方法に
おいて、助燃時に煤などの環境阻害物質の発生を抑制す
ることができるようにした燃焼方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の微粉炭バーナ
は、微粉炭を気流搬送する燃料ノズルの外周に燃焼用空
気を供給する少なくとも1つの空気ノズルを同心状に備
え、該空気ノズルの少なくとも1つに旋回強さを調整可
能にした複数個の旋回流発生手段を燃焼用空気の流れに
対して並列に備えたことにある。
【0015】空気ノズルは、燃料ノズルの外周に同心状
に2つ設けることが望ましく、それらのいずれか一方に
複数個、好ましくは2つの旋回流発生手段を燃焼用空気
の流れに対して並列に備えることが望ましい。
【0016】空気ノズルの入口には、ノズルの開度を調
節して燃焼用空気の流量を調節する空気流量調節手段を
備え、負荷変化に対応してノズルの開度を調節すること
が望ましい。
【0017】前記旋回流発生手段は、2つのレジスタベ
ーンを支持棒に角度を変えて一体的に取り付けたものと
することができる。支持棒の回転角度を調節可能にすれ
ば旋回強度の調節が可能となる。また、この場合には、
支持棒の回転角度を調節することによって空気の流量を
調節したり或いは空気の流入を遮断することができ、流
量調節手段を別途設ける必要が無くなるという利点を有
する。なお、2つのレジスタベーン間には、両者の隙間
を塞ぐ仕切り板を設けることが望ましい。
【0018】本発明においては、負荷指令に応じて前記
2つの旋回流発生手段の旋回強度及び空気ノズルの開度
を制御するようにした制御手段を備えることが望まし
い。
【0019】また、本発明においては、燃料ノズルの内
側又は外側にオイルガンの如き助燃料ノズルを備えるこ
とが望ましい。燃料ノズルの外側にオイルガンを設ける
場合には、ほぼ等間隔に6つ或いは8つのオイルガンを
設けるのが良い。
【0020】本発明の燃焼方法は、微粉炭を気流搬送す
る燃料ノズルの外周に同心状に空気を旋回流で供給する
2つの空気ノズルを備えた微粉炭バーナにより微粉炭を
燃焼するに当り、同心状に設けられた前記2つの空気ノ
ズルのうちの少なくとも一方に空気の流れに対して並列
に2つの旋回流発生手段を設けて、全負荷時に前記2つ
の旋回流発生手段でそれぞれ旋回流を形成して該2つの
旋回流発生手段を有する1つの空気ノズルから空気を噴
出するようにし、低負荷時に前記2つの旋回流発生手段
を有する空気ノズルの開度を絞って一方の旋回流発生手
段のみに空気を供給するようにしたことを特徴とする。
【0021】また、本発明の燃焼方法は、微粉炭を気流
搬送する燃料ノズルの内部に助燃料ノズルを備え、該微
粉炭燃料ノズルの外周に同心状に空気を旋回流で供給す
る2つの空気ノズルを備えた微粉炭バーナにより微粉炭
の燃焼を行い、微粉炭の燃焼ができない低負荷時に助燃
料で燃焼を行うに当り、同心状に設けられた前記2つの
空気ノズルのうちの少なくとも一方に空気の流れに対し
て並列に2つの旋回流発生手段を設けて、助燃料による
燃焼時に前記2つの旋回流発生手段の旋回流を互いに逆
の方向に設定し、微粉炭専焼時及び微粉炭と助燃料によ
る混焼時に前記2つの旋回流発生手段の旋回流を同じ方
向に設定して燃焼を行うようにしたことを特徴とする。
【0022】本発明はまた、微粉炭を気流搬送する燃料
ノズルの外周に同心状に空気を旋回流で供給する2つの
空気ノズルを備えた微粉炭バーナにより微粉炭を燃焼す
る方法において、同心状に設けられた前記2つの空気ノ
ズルのうちの少なくとも一方に空気の流れに対して並列
に2つの旋回流発生手段を設けて、低負荷時に前記2つ
の旋回流発生手段を異なる旋回強度で旋回させるように
したことを特徴とする。
【0023】この場合に、空気の流れに対して並列に設
けられた2つの旋回流発生手段のうち、外周壁側に位置
する旋回流発生手段の旋回強度を、内周壁側に位置する
旋回流発生手段の旋回強度よりも強くすることが望まし
い。
【0024】
【作用】微粉炭焚ボイラにおいて、低負荷時に火炎を安
定に形成しかつNOx濃度を低くするには、燃焼用空気
のスワール数(バーナから供給される噴流群の速度の旋
回成分と流れ方向の速度成分との比)を高めてバーナ全
体のスワール数を全負荷時の操作条件に近づけるか或い
は全負荷時よりもスワール数を高めることが重要であ
る。
【0025】また、微粉炭と搬送空気の噴流の外周から
燃焼用空気を旋回流として噴出するような微粉炭バーナ
では、低負荷の操作条件でも火炎内に高温の循環流を形
成し、この循環流の中に微粉炭を集めることが重要であ
る。このために、燃焼用空気流量の少ない条件でも旋回
流の速度を高めるための機構を旋回流発生手段に具備さ
せることが重要である。
【0026】微粉炭焚ボイラにおいて、微粉炭燃焼がで
きない低負荷時に油助燃を行う際に、煤などの環境阻害
物質の発生を防止するには、燃焼用空気のスワール数を
弱めて、燃料噴霧と燃焼用空気のバーナ近傍における混
合を促進することが重要である。このために、微粉炭を
燃焼する石炭専焼の最低負荷から油助燃の負荷へ切り変
える際には、空気流量と独立に旋回強度を小さくしてバ
ーナ近傍における油噴霧と燃焼用空気の混合を促進させ
ることが重要である。これは石炭専焼から微粉炭と油の
混合燃焼へ切り変え、更に油助燃の専焼へ切り変える方
式の燃焼方法において、油専焼へ移行する際でも同様で
ある。
【0027】即ち、微粉炭バーナで専焼できる最低の負
荷に近い条件では、燃焼用空気ノズルから供給される空
気の配分割合が相対的に小さくなるにつれて、燃焼用空
気ノズルのスワール数を全負荷の条件よりも高めること
が重要になる。更に油助燃の時には、燃焼用空気は低い
スワール数で流量を絞って供給されることが重要にな
る。
【0028】上記のような相反する要求を満足させるた
めに、例えば微粉炭と空気との混合気の速度を低減する
と、微粉炭ノズルから供給される微粉炭は旋回流の燃焼
用空気によって半径方向へ散逸する。この結果、火炎外
周部の燃焼用空気の多い雰囲気で燃焼する微粉炭の割合
が増加し、NOx還元域で燃焼する微粉炭は相対的に少
なくなるため、火炉出口のNOx濃度は増加する。
【0029】空気流量の少ない条件における石炭専焼の
条件で、NOxの還元領域の形成と安定な火炎の形成に
要求される旋回流は、燃焼用空気ノズル内に空気の流れ
に対して並列に配置した複数の旋回流発生器、即ち分割
した各々の空気に対応する旋回流発生器を設け、複数の
旋回流発生器から供給される空気を一つの空気ノズルか
ら燃焼用空気として供給すると共に、旋回流発生器の一
つを空気流量を零にすることによって達成できる。
【0030】微粉炭バーナの全負荷の条件では、旋回流
発生器の旋回強度は火炎内部にNOx還元雰囲気を形成す
るに好適な状態に操作する。この旋回流によりバーナ近
傍には高温の燃焼用空気がバーナ側に流れる所謂再循環
流が形成され、微粉炭はこの領域で保持されて急速に着
火する。このような着火状態を達成することによって、
微粉炭噴流の酸素は急速に消費され、NOxの還元領域
が形成されるのである。
【0031】一方、微粉炭専焼の低負荷の条件では、片
方の旋回流発生器を流れる空気流量を無くす手段を有す
るので、旋回流発生器の旋回羽根を通過する燃焼用空気
の速度は、全負荷時のバーナ全体の噴流のスワール数と
等しくなるように調節できる。
【0032】また、複数の旋回流発生器で生じた旋回流
を一つの空気ノズルから供給することによって、個々の
旋回流発生器に一つの空気ノズルを対応させることによ
って新たに生ずる流路壁を無くすことができる。流路壁
は流れの抵抗として働くため、この流路壁を無くすこと
によって旋回流の減衰は無くなり、空気ノズルの出口に
おける旋回流の強度は高くなる。
【0033】旋回流は空気を流れの持つ遠心力によって
空気ノズルの外周壁に沿って流すから、複数の旋回流を
一つの空気ノズルから供給することによって、微粉炭噴
流から離れたところを流れる空気の流量を増やすことが
できる。径方向に離れた所を流れる旋回流の割合が増え
るほど、バーナ全体の噴流のスワール数は高くなるか
ら、着火に極めて重要な高温の再循環流をより強めて微
粉炭の着火性能を高め、NOxの還元領域をより迅速に
形成してNOxの還元を促進することができる。
【0034】従来技術の特開昭60−226609号公報に記載
された発明のように、空気ノズルの上流側に空気流量を
調節するダンパを設け、旋回強度はダンパの下流側に設
けた旋回羽根で調節するようにしたバーナにありがち
な、低負荷時にバーナ全体のスワール数が低下すること
によって生ずる着火状態の不安定や、NOx還元領域の
未形成によるNOx濃度の上昇のような問題も生ずるこ
とがない。更に、旋回流発生器の旋回羽根の設定角度
は、低負荷時の空気流量で最も効率良く旋回流を発生で
きるような状態に設定できる。これによって、かかる従
来技術でありがちな旋回流発生器の旋回羽根角度の調整
幅が小さいことによる制御系の不安定を無くすことがで
きる。
【0035】微粉炭専焼による低負荷時に火炎の不安定
性をなくし且つNOxの発生量を低減するという本発明
の目的は、燃焼用空気ノズルに流れに対して並列に配置
した複数の旋回流発生器、即ち分割した各々の空気に対
応する旋回流発生器を設け、複数の旋回流発生器から供
給される空気を1つの空気ノズルから燃焼用空気として
供給すると共に、複数の旋回流発生器で供給する旋回流
を異なる強度で供給する手段を設けることによって達成
できる。
【0036】旋回流発生器の旋回強度を変える最も好ま
しい例は、旋回流発生器から火炉に至るまでの空気の流
れる経路が短い方に位置する旋回流発生器、即ち空気ノ
ズルの外周壁に近い旋回流発生器の旋回強度を高めるこ
とである。このようにすると、環状の空気ノズルの外周
側の壁面近傍の旋回流を内側の壁面近傍よりも速くする
ことができる。これによって、空気ノズル内を流れる空
気の速度の旋回方向の成分は、微粉炭噴流から遠ざかる
につれて大きくなる。この旋回流の速度分布は流体力学
的に最も圧力損失の少ない流れであるから、旋回流発生
器から一様な速度で空気を供給するよりも、バーナ全体
のスワール数は高くなる。これによって、バーナ近傍の
高温の循環流をより安定に作ることができるので、微粉
炭の着火性を高めることができ、全負荷時から低負荷ま
でNOx還元領域を安定に作ることができる。
【0037】油による補助燃焼を行う場合に、煤などの
環境阻害物質の発生を抑制するという本発明の目的は、
燃焼用空気ノズル内に空気の流れに対して並列に配置し
た複数の旋回流発生器、即ち分割した各々の空気に対応
する旋回流発生器を設け、複数の旋回流発生器から供給
される空気を1つの空気ノズルから燃焼用空気として供
給すると共に、2つの旋回流発生器の旋回方向を互いに
逆向きに設定する手段を設けることによって達成でき
る。
【0038】互いに逆向きに供給された旋回流は、旋回
流発生器の下流側に位置した1つの空気ノズルの内部で
その旋回成分を相殺する。また、旋回流発生器の圧力損
失は、旋回流発生器の旋回強度とともに高くなるので、
旋回方向を互いに逆向きにしたまま旋回強度を調節する
と、旋回流の無い直進流の状態で燃焼用空気流量を制御
することができる。
【0039】例えば、1つのウィンドボックスから2つ
の空気ノズルを介して空気を火炉へ供給するバーナの場
合、上記の状態に一方の空気ノズルの旋回流発生器を調
節すると、旋回強度の低い少ない空気をこの空気ノズル
から供給でき、他方の空気ノズルからは空気を従来技術
よりも多く供給することができる。このような動作をさ
せることによって、オイルガンによる助燃の際に、燃焼
用空気と油噴霧の混合を促進させることができるので、
環境阻害物質の発生を抑制することができる。
【0040】
【実施例】以下、本発明による旋回流発生器を備えた微
粉炭焚バーナについて説明する。 〔実施例1〕図1に示した旋回流発生器を備えた微粉炭
焚バーナについて説明する。図1は微粉炭焚バーナの中
心軸を含む断面の図である。本実施例の微粉炭バーナ
は、中心部に取り付けられた燃料ノズル102と、燃料
ノズル102と同心円状に配置された二次空気を供給す
る二次空気ノズル103と、二次空気ノズル103の外
周に取り付けられた三次空気を供給する三次空気ノズル
104とから構成される。燃料ノズル102は一次空気
と微粉炭の混合気137を供給する。二次空気ノズル1
03と三次空気ノズル104は、ウィンドボックス10
1へ供給された燃焼用空気を火炉100へ供給する流路
である。
【0041】燃料ノズル102は、一次スロート108
を外壁とする管状の流路である。本実施例の微粉炭バー
ナの場合、火炉100の内壁に取り付けられた水管11
1を予熱するための助燃用のオイルガン105がサポー
ト106によって燃料ノズル102の中心部に取り付け
られている。また、燃料ノズル102の上流側に配置さ
れたベンチュリ107は、図1に記載されていない微粉
炭の供給装置から送られた微粉炭の濃度分布を制御する
役目をになっている。
【0042】二次空気ノズル103は、一次スロート1
08を内周壁とし二次スロート109を外周壁とする円環
状の流路である。二次空気ノズル103は、火炉100
から上流に向かうにつれて、旋回流発生器112と流量
調節弁127を有する。
【0043】旋回流発生器112は、二次空気138を
旋回流で供給する。この旋回流発生器112は軸流型の
旋回流発生器であり、流路の周方向に配した複数の扇型
の羽根と、この羽根と一体的に取り付けられた支持棒か
ら構成される。旋回流発生器112の旋回流の強度は、
図に示されていない駆動装置によって羽根の角度をかえ
て調整される。流量調節弁127は二次空気の流量を調
節する。流量調節弁127は円筒状の形状をなし、二次
スロート109とウィンドボックス101を連通する流
入孔126の開口部を被う位置に取り付けられている。
流量調節弁127は、連結棒128によってバーナの中
心軸方向に移動するので、流入孔126の開口部の面積
が変化する。この動作によって、二次空気138の流量
は調節される。
【0044】三次空気ノズル104は、二次スロート1
09を内周壁とし、三次スロート110を外周壁とする
円環状の流路である。三次空気ノズル104は、旋回流
発生器(A)113と旋回流発生器(B)114を介し
て、ウィンドボックス101へ接続されている。
【0045】旋回流発生器(A)113と旋回流発生器
(B)114は、空気の流れに対して並列に配置されて
いる。これにより、三次空気は、旋回流発生器(A)と
旋回流発生器(B)の各々へ分割されて供給され、旋回
流発生器(A)113には三次空気139が供給され、
旋回流発生器(B)には三次空気140が供給される。
【0046】更に、旋回流発生器(B)114の上流側
の流入孔には、円筒形をなす流量調節弁124が取り付
けられている。流量調節弁124は連結棒131を介し
て三次空気流量調節器135の指示を受けてバーナ軸方
向に移動する。この移動は、旋回流発生器(B)114
の上流側の圧力損失を変えるから、旋回流発生器(B)1
14へ流入する三次空気140の流量は流量調節弁12
4で変化する。
【0047】本実施例の旋回流発生器(B)の一例を図
2に示す。図2は、図1のA−A矢視図であり、旋回流
発生器(B)114について、ウィンドボックス101
側から見た構造を示す。
【0048】旋回流発生器(B)114は、薄い板厚の
矩形のレジスタベーン120と、レジスタベーン120
と一体的に取り付けられた円柱の支持棒121と、支持
棒121の両端に配置された円環状の支持板123と、
支持板119と、レジスタベーン120の間を接続する
連結棒125と、1つのレジスタベーン120の動きが
連結棒125を介して全体に均等に伝わるようにするリ
ンク機構122とから構成される。
【0049】支持棒121の1つは、連結棒129を介
して旋回流発生器(B)の旋回強度調節器133に接続
されている。旋回強度調節器133は、連結棒129の
回転角を変えて、レジスタベーンの角度、即ち旋回流発
生器(B)の旋回強度を調節する。
【0050】本実施例の旋回流発生器(A)113も、
旋回流発生器(B)114と同じ構造をなし、レジスタ
ベーン117と、支持棒118と、リンク機構115
と、支持板116と、旋回強度調節器134と、リンク
機構115と旋回強度調節器134を接続する連結棒1
30とから構成される。
【0051】制御装置136は、二次空気流量調節器1
32と、旋回流発生器(B)の旋回強度調節器133
と、旋回流発生器(A)の旋回強度調節器134と、三
次空気流量調節器135に関する指令を出して、空気流
量と旋回強度を調節する。
【0052】二次空気流路量調節器132は、連結棒1
28を介して流量調節弁127を駆動し、二次空気流量
を調節する。
【0053】旋回強度調節器133は、連結棒129を
介してリンク機構122を駆動し、旋回流発生器(B)
114のレジスタベーンの開度θ1を調節する。
【0054】旋回強度調節器134は、連結棒130を
介して旋回流発生器(A)113のレジスタベーンの開
度を調節する。
【0055】三次空気流量調節器135は、連結棒13
1を介して流量調節弁124を駆動し、三次空気140
の流量を調節する。
【0056】旋回流発生器(A)113と旋回流発生器
(B)114で生じた旋回流を三次空気ノズル104か
ら供給する方法は、三次空気ノズル104の内部に流路
を分割する壁面を何等生ずることもないので、流路壁に
よって生ずる流れの抵抗を無くすことができる。
【0057】更に、旋回流発生器(A)113の旋回強
度を旋回流発生器(B)114より大きくすることによ
って、三次空気ノズル104の内部の旋回流の速度を三
次スロート110へ近付くほど大きくできる。これらの
作用によって、三次空気の旋回流を発生させる効率を飛
躍的に高めることができる。
【0058】図3は、本実施例のバーナを用いた運転方
法の一例を示す。本実施例のバーナは、30%以下のバ
ーナ負荷で油を助燃料として用いて油だけで燃焼し、こ
れよりも負荷の高い領域では微粉炭だけで燃焼する。レ
ジスタ開度とは、図2に示すレジスタベーン120と、
バーナ中心軸と支持棒121の中心軸を結ぶ線のなす角
度θ1 のことであり、この角度が大きくなるほど旋回流
発生器のスワール数は大きくなる。また、流量調節弁の
開度が“閉”とは、流量調節弁124が火炉方向に移動
して、三次空気を旋回流発生器(A)113へより多く
供給する状態を示している。三次空気流量とは、旋回流
発生器(A)113と旋回流発生器(B)114へ供給さ
れた空気の流量を示す。
【0059】油助燃において、油供給量の少ない条件の
場合、本実施例のバーナは、旋回流発生器(A)の開度
150を+70゜、旋回器流発生器(B)の開度151
を−70゜、流量調節弁の開度152を開の条件に設定
する。この操作により、旋回流発生器(A)113を流
入する三次空気と旋回流発生器(B)114を流入する
空気とは、互いに逆方向に旋回するようになる。これに
よって、三次空気ノズル104のスワール数はほぼ零に
なり、三次空気は直進流として供給される。また、旋回
流発生器(A)と(B)のレジスタ開度は大きいので、
これら旋回流発生器を通過するときの圧力損失は大きく
なる。これによって、ウィンドボックス101へ供給さ
れる燃焼用空気は、圧力損失の小さな二次空気ノズル1
03の方からより多く流れる。
【0060】油の助燃量が増加するにつれて、流量調節
弁の開度152を一定に操作したまま、旋回流発生器
(B)の開度151を零に近付ける。これによって、旋
回流発生器(B)による旋回流が弱くなるので。三次空
気ノズル104のスワール数は増加し、三次空気は次第
に旋回流として流れる。また、旋回流発生器(B)114
の圧力損失は小さくなるので、三次空気流量153は増
える。
【0061】石炭専焼の条件となるバーナ負荷が30%
の場合、流量調節弁152は閉になった後、旋回流発生
器(B)の開度151は旋回流発生器(A)の開度15
0と同じになる。バーナ負荷が増加し、流量調節弁の開
度152が開の方向へ動作するにつれて、燃料供給量の
増加に見合った空気が供給できる。
【0062】図4は、図3に示した動作をした時のNO
x濃度とCO濃度を示す。曲線160は、旋回流発生器を
1つだけ有する従来式のバーナで燃焼した時のNOx濃
度を示しており、曲線161は、本実施例のバーナで燃
焼した時のNOx濃度を示している。また、曲線162
は、従来式のバーナによるCO濃度を示し、曲線163
は、本実施例のバーナを用いた時のCO濃度を示してい
る。
【0063】本実施例の油助燃の場合、燃焼用空気は二
次空気ノズル103の方へより多く供給でき、更に、三
次空気は直進流に近い状態になる。これによって、バー
ナ近傍における油噴霧と燃焼用空気の混合を従来よりも
良好にして燃焼することができるので、空気の不足の燃
焼に起因するCOの発生は抑制される。
【0064】また、三次空気と油噴霧の混合は、従来よ
りも緩慢になるので、燃焼用空気の急速な混合によって
NOx濃度を高くすることもない。
【0065】本実施例の微粉炭専焼で、バーナ負荷が3
0%から50%の場合、流量調節弁124は三次空気を
旋回流発生器(A)113へより多く供給する。これに
よって、旋回流発生器(A)113を流入する空気は、
従来よりも速く流れるので、三次空気の旋回成分の速度
は大きくなる。これによって、バーナ全体のスワール数
は従来よりも高くなるので、高温の再循環流がバーナ近
傍に大きく形成され、微粉炭の着火性能は飛躍的に改善
される。微粉炭が着火し易くなったことにより、バーナ
近傍のNOx還元雰囲気は従来よりも良好に形成され、
NOx濃度は従来よりも低くなる。
【0066】〔実施例2〕第二の実施例について説明す
る。図5は、第二の実施例の三次空気の旋回流発生器の
断面図であり、図6はこの旋回流発生器の側面図であ
る。旋回流発生器(A)と(B)とは全く同様の構造で
ある。第二の実施例のバーナは、図5に示す三次空気の
旋回流発生器の構造のみが変わり、これ以外の部分のバ
ーナ構造は第一の実施例のバーナ構造と同じである。
【0067】第二の実施例の旋回流発生器は、円柱の支
持棒121と、支持棒121に一体的に取り付けられた
レジスタベーン120aと120bと、複数の支持棒1
21が連結棒125を介して同じ回転角度になる機能を
有するリンク機構122と、支持板116と、支持板1
19と、支持板123から構成される。支持棒121
は、支持板116と支持板119と支持板123に設け
られた穴を貫いて取り付けられている。レジスタベーン
120aは、支持板116と支持板119の間に位置
し、レジスタベーン120bは、支持板119と支持板
123の間に位置する。このように支持板を配置するこ
とによって、三次空気が2つのレジスタベーン120a
と120bの間をすり抜けて漏れることを防ぐことがで
きる。
【0068】レジスタベーン120aと120bは、異
なる角度で支持棒121に取り付けられている。即ち、
バーナ軸芯と支持棒121の中心軸を結ぶ仮想の線とレ
ジスタベーンのなす角度が、レジスタベーン120aで
は角度θ2 であり、レジスタベーン120bでは角度θ
3に設定されている。第二の実施例の場合、角度θ2は角
度θ3 よりも15゜大きくなっており、レジスタベーン
120aの方が強い旋回流で供給できる。
【0069】2つのレジスタベーンの角度が異なること
によって、以下に示す2つの効果が生まれる。
【0070】第一の効果は、三次空気ノズル104にお
いて旋回流を生み出す効率を高めることである。空気が
旋回流の遠心力によって外周の方向へ押し付けられるた
め、三次空気ノズル104における流速の旋回成分は、
ノズルの外周壁である三次スロート110に近くなるほ
ど大きくなる。一方、レジスタベーン120aから供給
された空気は三次スロート110の近くを主に流れ、レ
ジスタベーン120bから供給される空気は二次スロー
ト109の近くを流れる。
【0071】三次空気ノズル104の速度分布に対応す
るレジスタベーンの位置関係から、2つのレジスタベー
ンの設定としては、三次空気ノズル104の外周側の空
気を供給するレジスタベーンの角度θ2 を大きくし、三
次空気ノズル104の内周側の空気を供給するレジスタ
ベーンの角度θ3 は小さくするのが良い。これによっ
て、三次空気ノズル104における旋回流を乱すことに
よって生ずる圧力の損失を無くすことができ、レジスタ
ベーンから供給された旋回流を乱すことなく火炉100
へ供給することができる。
【0072】第二の効果は、バーナの低負荷時における
三次空気の旋回流を強くすることによって、微粉炭の着
火を良好にして火炎内部にNOx還元領域を安定に形成
し、NOx濃度を低減できることである。角度θ2は角
度θ3よりも大きいので、連結棒129がリンク機構1
22を介して支持棒121を回転すると、レジスタベー
ン120aはレジスタベーン120bよりも早く全閉の
状態になり、三次空気はレジスタベーン120bの一方
から供給される。これによって、三次空気の旋回流発生
器のレジスタベーンが一列の場合よりも、レジスタベー
ンを通過する空気の速度は高くなり、旋回流の速度を大
きくすることができる。
【0073】3次空気の旋回流の速度が大きくなれば、
バーナ全体のスワール数は大きくなるので、バーナ近傍
に高温の燃焼ガスの再循環流をより安定に作ることがで
きる。燃焼ガスの再循環流は微粉炭の噴流に接触して、
微粉炭を迅速に着火させるので、微粉炭火炎はバーナ近
傍に安定に保炎される。一方、スワール数の大きな3次
空気は、バーナ近傍で微粉炭噴流と混合しない。
【0074】バーナ近傍における着火の促進と、空気と
燃料の混合抑制とによって、微粉炭は空気不足の状態で
燃焼するので、火炎内部にNOx還元領域を作ることが
できる。このNOx還元領域において、燃焼の中間段階
でアンモニアやシアンや炭化水素などのガスが発生し、
NOxを還元する。
【0075】レジスタベーン120aが全閉の時、レジ
スタベーン120bにおける圧力損失は、レジスタベー
ン120aと支持板116と支持板119の間の圧力損
失よりも小さい。三次空気は、ほとんどレジスタベーン
120bの方向から流れる。このため、従来の旋回器の
ように一列のレジスタベーンを有する場合にありがち
な、レジスタベーンの全閉に近い状態でスワール数が低
下するという問題もない。
【0076】図7には、第二の実施例のレジスタベーン
の変形例を示す。図7は二組のレジスタベーンについて
記載しており、これ以外の部分に関する構成は図5に示
す旋回流発生器の場合と同一の構成になっている。この
レジスタベーンは、支持棒121と、支持棒に一体的に
取り付けられたレジスタベーン120aと120bと、
レジスタベーン120aと120bの接する方向の端面
を互いに接続する形状で設けられた仕切り板172とか
ら構成される。レジスタベーン120aと120bは、
第二の実施例と同様に異なる角度で取り付けられてい
る。レジスタベーン120aの旋回流の強度は、レジス
タベーン120bよりも強くなるように設定されてい
る。
【0077】仕切り板172は、レジスタベーン120
aを全閉にした時に生ずるバーナ軸芯方向の隙間を無く
し、空気をレジスタベーン120bからのみ噴出する。
これによって、仕切り板172は図5に示した支持板1
19と同等の機能を示すようになる。
【0078】〔実施例3〕第三の実施例について説明す
る。図8は、微粉炭バーナの中心軸を含む断面の図であ
る。
【0079】本実施例の微粉炭バーナは、中心部に取り
付けられた燃料ノズル102と、燃料ノズル102と同
心円状に配置された二次空気ノズル103と、二次空気
ノズル103の外周に取り付けられた三次空気ノズル1
04とから構成される。燃料ノズル102は、一次空気
と微粉炭の混合気137を供給する。二次空気ノズル1
03と三次空気ノズル104は、ウィンドボックス10
1へ供給された燃焼用空気を火炉100へ供給する流路
である。
【0080】燃料ノズル102は、一次スロート108
を外壁とする管状の流路であり、一次スロート108の
流路径は火炉100へ向かうにつれて小さくなってい
る。
【0081】二次空気ノズル103は、一次スロート1
08を内周壁とし二次スロート109を外周壁とする円環
状の流路である。二次スロート109の端面は、一次ス
ロート108の端面よりも火炉側に位置している。二次
空気ノズル103は、火炉100から上流に向かうにつ
れて、二次空気の流れに並列に設けられた2つの旋回流
発生器205と206を有し、これらの旋回流発生器の
上流には更に旋回流発生器204を有する。旋回流発生
器205と206は共にレジスタベーンを内蔵する旋回
流発生器であり、二次空気138を旋回流で供給する。
旋回流発生器205と206は、独立にその旋回強度を
調節できる機能を有する。旋回流発生器205の作る旋
回強度は、旋回流発生器206の作る旋回強度よりも大
きくなるようにする。更に、二次空気流量の少ない条件
では、旋回流発生器205は全閉の状態になっており、
二次空気は旋回流発生器のみから供給される。
【0082】三次空気ノズル104は、二次スロート1
09を内周壁とし、三次スロート110を外周壁とする
円環状の流路である。三次空気ノズル104は、上流側
に旋回流発生器204と可動スリーブ201を有し、ウ
ィンドボックス101へ接続されている。更に、旋回流
発生器204の上流側の空気流入孔には、円筒形をなす
流量調節弁124が取り付けられている。旋回流発生器
204は、レジスタベーンを内蔵する旋回流発生器であ
る。旋回流発生器204を通過した空気の一部は、二次
スロート109の上流側に取り付けられた板207によ
って2つに分割され、一方は三次空気として三次スロー
ト104から噴出し、他方は二次空気として、旋回流発
生器204と205を介して二次スロート103から噴
出する。流量調節弁124は、円筒形の可動スリーブ2
01と、可動スリーブ201をバーナ軸芯の方向へ移動
させる調節器202と、調節器202の位置を定める支
持棒203からなる。
【0083】可動スリーブ201は、バーナ間の空気量
を正確にバランスさせるために動作する。旋回流発生器
204は、三次空気の軸方向および旋回方向の速度を制
御する。三次空気の旋回流は、火炉100のバーナ近傍
に高温の燃焼ガスをバーナ側へ供給する逆向きの流れで
ある外部再循環流を生ずる。
【0084】可動スリーブ201を動作することによっ
て空気流入孔に流入した空気の一部は二次空気ノズル1
03側へ流れ、旋回流発生器205と206で軸方向お
よび旋回方向の速度を制御される。この二次空気の旋回
流は、火炉側に延びた二次スロート109の内側に逆向
きの流れである内部再循環流を形成する。内部再循環流
は燃料ノズルから供給される微粉炭を安定に保炎させ
る。二次空気ノズル103を流れる二次空気の旋回強度を
高め、内部再循環流を安定化するほど、微粉炭火炎の安
定性は高くなる。
【0085】図9は、二次空気の旋回流発生器のレジス
タベーン入口における静圧を一定に設定したときの、二
次空気の流量と二次空気ノズル103の空気速度の旋回
成分の関係を示す。
【0086】本発明の実施例である曲線221は空気流
量の多い場合に、旋回流発生器205の旋回強度を旋回流
発生器206の旋回強度よりも大きくすることができる
ので、同じ流量の二次空気を流した条件で、従来のよう
に二次空気ノズルに旋回流発生器を1つだけ設けたもの
よりも、二次空気ノズルの空気速度の旋回成分を大きく
することができる。曲線220は、従来例である。更
に、二次空気流量の少ない条件では、旋回流発生器20
5または206の一方を全閉状態にすることによって、
他方の旋回流発生器により二次空気を流通することがで
きるので、二次空気ノズルの空気速度の旋回成分を大き
くすることができる。
【0087】このように、二次空気の旋回強度を、いか
なる流量においても従来よりも強くできるので、上述し
た内部再循環流は安定化され、微粉炭の巻き込み量と滞
留時間が大きくなる。このため、微粉炭の着火性能は飛
躍的に高まり、微粉炭バーナの火炎の安定性を高めるこ
とができる。
【0088】従って、空気を三次空気ノズルへ配分させ
て微粉炭火炎を保持させたために、二次空気ノズルが焼
損を生ずるというような問題が発生することもない。
【0089】〔実施例4〕第四の実施例について説明す
る。図10は、微粉炭バーナの中心軸を含む断面の図で
ある。本実施例の微粉炭バーナは、中心部に取り付けら
れた燃料ノズル102と、燃料ノズル102と同心円状
に配置された二次空気ノズル103と、二次空気ノズル
103の外周に取り付けられた三次空気ノズル104と
から構成される。燃料ノズル102は、一次空気と微粉
炭の混合気137を供給する。二次空気ノズル103と
三次空気ノズル104は、ウィンドボックス101へ供
給された燃焼用空気を火炉100へ供給する流路であ
る。
【0090】燃料ノズル102は、一次スロート108
を外壁とする管状の流路であり、一次スロート108の
火炉側の端面には保炎器251が取り付けられている。
保炎器251の含軸断面の形状はL型である。保炎器2
51の一方の端面は、一次スロート108の内周面から
流路内部まで到達している。また、保炎器251の他方
の端面は、二次空気ノズル103の内部に到達してい
る。
【0091】二次空気ノズル103は、一次スロート1
08を内周面とし、二次スロート109を外周面とする
環状の流路である。二次空気ノズル103の下流側は、
火炉100へ接続されている。二次空気ノズル103に
は、旋回流発生器112が備えられている。旋回流発生
器112は、弧とそれに相対する直線を互いに結んで定
められる半月状のレジスタベーンを円周方向に複数枚取
り付けてできている。前記レジスタベーンの弧の中心部
にはレジスタベーンを回転させるための支持棒がある。
レジスタベーンは前記支持棒を中心に制御装置136の
指示によってその角度を決定する。流量調節弁127は
流入孔の断面積を小さくして圧力損失を調節することに
よって、二次空気ノズル103と三次空気ノズル104
を流れる空気の流量を変える。
【0092】三次空気ノズル104は、二次スロート1
09を内周壁とし三次スロート110を外周壁とする環状
の流路である。三次空気ノズル104の下流側は、火炉
100へ接続されている。三次空気ノズル104内には、
ガイドスリーブ252,旋回流発生器(A)113,旋
回流発生器(B)114及び固定ベーン250が備えら
れている。ガイドスリーブ252は、上流側の一端を二
次スロート109の火炉側の端面に接続し、他端は火炉
100に面している。ガイドスリーブ252は、上流側
に向かうにつれて直径を小さくしており、三次空気を半
径方向に噴出して、微粉炭バーナの近傍で一次空気と三
次空気の混合を抑制する機能を有する。旋回流発生器
(A)と(B)を構成するレジスタベーンの構造を図1
1に示す。レジスタベーンは、半月の形状をなす旋回流
発生器(A)113と、矩形の旋回流発生器(B)11
4と、旋回流発生器(A)と(B)の一端を互いに接続
した仕切り板172と、旋回流発生器(A)の弧に一方
を接続した支持棒121とから構成される。旋回流発生
器(B)114は、支持棒121を起点として旋回流発
生器(A)113と角度を持って位置するように取り付
けられている。
【0093】旋回流発生器112と、旋回流発生器
(A)と(B)並びに流量調節弁127は制御装置13
6によってその位置を所定の設定量になるように制御さ
れる。
【0094】旋回流発生器(A)113の旋回羽根とバ
ーナ中心軸とのなす角度は、旋回流発生器(B)114
の旋回羽根のなす角度よりも大きくなるように設定され
ている。これは、旋回流発生器(A)113の旋回流の
旋回成分を、旋回流発生器(B)114よりも大きくで
きることを示している。三次空気ノズル104の旋回成
分は、三次スロート110に近くなるほど大きくなるの
で、三次空気ノズル104の内部に旋回流を減衰させる
ような乱れを生ずることもない。
【0095】従って、同じ圧力損失を加えたときの三次
空気のスワール数は、従来よりも飛躍的に高めることが
できる。これにより、燃焼用空気と微粉炭噴流のバーナ
近傍における混合は一層抑制されるので、火炎内のNO
x還元領域を安定化させて低NOx燃焼を達成できる。
【0096】微粉炭バーナを低負荷で運用するとき、旋
回流発生器(B)114の旋回羽根を全閉の状態に操作
することによって、三次空気を主として旋回流発生器
(A)113から供給することができる。これによっ
て、低負荷時の三次空気のスワール数を高めることがで
き、微粉炭の着火時に必要となる高温の燃焼ガスを、バ
ーナ近傍にまで引き寄せることができる。高温の燃焼ガ
スは微粉炭を着火させるので、低負荷における火炎の安
定性は飛躍的に高まる。これによって、従来では油の助
燃を必要とする負荷帯でも微粉炭の専焼を達成できるの
で、油の使用量を低減できる。
【0097】また、低負荷時に三次空気の旋回強度を高
めることができるので、バーナ近傍における微粉炭と燃
焼用空気の混合を従来の方法に比べて抑制することがで
き、火炎内部にNOx還元領域を形成してNOx濃度を
低減することができる。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、全ての運転負荷範囲で
NOx濃度を低減できる微粉炭バーナを提供することが
できる。また、油助燃時に煤などの環境阻害物質の発生
を抑制することができる。
【0099】また、本発明の微粉炭バーナを、微粉炭焚
発電設備に適用することで、発電設備に設けられた脱硝
装置で使用するアンモニア量を低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による微粉炭バーナの断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】本発明の実施例のバーナで燃焼するときの三次
空気流量と流量制御弁とレジスタ開度の運転方法を示す
線図である。
【図4】本発明の実施例で燃焼した時のNOxとCO濃
度の特性を示す線図である。
【図5】第二の実施例のバーナの三次空気ノズルと旋回
流発生器を示す断面図である。
【図6】第二の実施例のバーナのB−B矢視図である。
【図7】本発明の他の実施例におけるレジスタベーンの
構造を示す鳥瞰図である。
【図8】本発明の第三の実施例のバーナの断面図であ
る。
【図9】第三の実施例のバーナを用いたときの二次空気
流量と二次空気ノズルの空気速度の旋回成分の関係を示
す線図である。
【図10】本発明の第四の実施例のバーナの断面図であ
る。
【図11】第四の実施例に使用したレジスタベーンの構
造を示す鳥瞰図である。
【符号の説明】
100…火炉、101…ウィンドボックス、102…燃
料ノズル、103…二次空気ノズル、104…三次空気
ノズル、105…オイルガン、112…旋回流発生器、
113…旋回流発生器(A)、114…旋回流発生器
(B)、117,120…レジスタベーン、124,1
27…流量調節弁、132…二次空気流量調節器、13
3,134…旋回強度調節器、135…三次空気流量調
節器、136…制御装置、137…一次空気と微粉炭の混
合気、138…二次空気、139,140…三次空気、
172…仕切り板、201…可動スリーブ、204,2
05,206…旋回流発生器、250…固定ベーン、2
51…保炎器、252…ガイドスリーブ。
フロントページの続き (72)発明者 谷口 正行 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 河野 豪 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 岡崎 洋文 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 森田 茂樹 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 津村 俊一 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微粉炭を気流搬送する燃料ノズルの外周に
    燃焼用空気を供給する少なくとも1つの空気ノズルを同
    心状に備えた微粉炭バーナにおいて、前記空気ノズルの
    少なくとも1つに旋回強さを調整可能にした複数個の旋
    回流発生手段を燃焼用空気の流れに対して並列に備えた
    ことを特徴とする微粉炭バーナ。
  2. 【請求項2】微粉炭と空気の混合流を搬送する燃料ノズ
    ルの外周に燃焼用空気を供給する少なくとも1つの空気
    ノズルを同心状に備えた微粉炭バーナにおいて、前記空
    気ノズルの少なくとも1つに旋回羽根の角度を調整可能
    にした旋回流発生手段を燃焼用空気の流れに対して並列
    に複数個備えたことを特徴とする微粉炭バーナ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記空気ノズル
    の開度を調節して燃焼用空気の流量を調節する空気流量
    調節手段を備えたことを特徴とする微粉炭バーナ。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、前記空気ノズル
    内に燃焼用空気の流れに対して並列に2つの旋回流発生
    器を旋回方向が逆向きになるように備えたことを特徴と
    する微粉炭バーナ。
  5. 【請求項5】微粉炭と空気の混合流を搬送する燃料ノズ
    ルの外周に燃焼用空気を供給する少なくとも1つの空気
    ノズルを同心状に備えた微粉炭バーナにおいて、前記空
    気ノズルの少なくとも1つに2つのレジスタベーンを支
    持棒に角度を変えて一体的に取り付け該支持棒の回転角
    度を調節可能にした旋回流発生手段を2つの該レジスタ
    ベーンが燃焼用空気の流れに対して並列になるように備
    えたことを特徴とする微粉炭バーナ。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記支持棒に取り付け
    られた2つのレジスタベーン間の隙間を塞ぐ仕切り板を
    設けたことを特徴とする微粉炭バーナ。
  7. 【請求項7】微粉炭と燃焼用一次空気の混合流を搬送す
    る燃料ノズルの外周に燃焼用二次空気を供給する二次空
    気ノズル及び燃焼用三次空気を供給する三次空気ノズル
    を同心状に備えた微粉炭バーナにおいて、前記二次空気
    ノズルと前記三次空気ノズルの少なくとも一方に燃焼用
    空気の流れに対して並列に旋回強度を調節可能にした2
    つの旋回流発生手段を備え、前記二次空気ノズル及び前
    記三次空気ノズルの開度を調節して空気流量を調節する
    空気流量調節手段を備えたことを特徴とする微粉炭バー
    ナ。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記2つの旋回流発生
    手段の旋回強度及び前記二次空気ノズル及び前記三次空
    気ノズルの開度を負荷指令に応じて制御する制御手段を
    備えたことを特徴とする微粉炭バーナ。
  9. 【請求項9】微粉炭と燃焼用一次空気の混合流を搬送す
    る燃料ノズルの外周に燃焼用二次空気を旋回流で供給す
    る二次空気ノズル及び燃焼用三次空気を旋回流で供給す
    る三次空気ノズルを同心状に備えた微粉炭バーナにおい
    て、 前記三次空気ノズル内に燃焼用三次空気の流れに対して
    並列に旋回強度を調節可能にした2つの旋回流発生手段
    を備え、前記二次空気ノズルの開度を調節する二次空気
    流量調節手段及び前記三次空気ノズルの開度を調節する
    三次空気流量調節手段を備え、負荷指令に応じて前記二
    次空気流量調節手段と前記三次空気流量調節手段の開度
    及び前記三次空気ノズル内に設けられた2つの前記旋回
    流発生手段の旋回強度を制御する制御手段を備えたこと
    を特徴とする微粉炭バーナ。
  10. 【請求項10】微粉炭と燃焼用一次空気の混合流を搬送
    する燃料ノズルの外周に空気を取り入れるための環状の
    囲いを設け、該環状の囲いの内側に環状の仕切り壁を設
    けて取り入れた空気を二次空気と三次空気との二つの流
    れに分けるようにした微粉炭バーナにおいて、 前記環状の囲いのなかの前記環状の仕切り壁よりも上流
    の位置に取り入れた空気を旋回流とするための旋回流発
    生手段を備え、前記環状の仕切り壁によって2つの空気
    流路に分けられたうちの前記燃料ノズル側に位置する二
    次空気流路に該二次空気の流れに対して並列に旋回強度
    を調節可能にした2つの旋回流発生手段を該二次空気の
    流れに対して並列に備え、前記環状の囲いの入口に該囲
    いの開度を調節する空気流量調節手段を備えたことを特
    徴とする微粉炭バーナ。
  11. 【請求項11】微粉炭と燃焼用一次空気の混合流を搬送
    する燃料ノズルの外側に燃焼用二次空気を取り入れるた
    めに第1の環状の囲いを設け、該第1の環状の囲いの外
    側に燃焼用三次空気を取り入れるために第2の環状の囲
    いを設け、該第1の環状の囲い及び該第2の環状の囲い
    のなかにそれぞれ旋回流発生手段を備えた微粉炭バーナ
    において、 前記第2の環状の囲いのなかに設けられた前記旋回流発
    生手段よりも下流側に燃焼用三次空気の流れに対して並
    列に2つの旋回流発生手段を設け、前記燃焼用三次空気
    の流れに対して並列に設けられた前記2つの旋回流発生
    手段及び前記第1の環状の囲いのなかに設けられた前記
    旋回流発生手段の旋回強度を調節する手段と、前記第1
    の環状の囲い及び前記第2の環状の囲いの開度を調節す
    る空気流量調節手段を備えたことを特徴とする微粉炭バ
    ーナ。
  12. 【請求項12】微粉炭と燃焼用一次空気の混合流を搬送
    する燃料ノズルの外周に空気を取り入れるための環状の
    囲いを設け、該環状の囲いの内側に環状の仕切り壁を設
    けて取り入れた空気を二次空気と三次空気との2つの流
    れに分けるようにし、該環状の仕切り壁によって2つに
    分けられた空気流路内に空気を旋回流にするための旋回
    流発生手段をそれぞれ備えた微粉炭バーナにおいて、 前記環状の仕切り壁によって2つに分けられた空気流路
    のうちで外側に位置する三次空気流路の前記旋回流発生
    手段よりも後段側に2つの旋回流発生手段を三次空気の
    流れに対して並列に設け、該三次空気の流れに対して並
    列に設けられた2つの旋回流発生手段の旋回強度及び前
    記環状の仕切り壁によって2つの空気流路に分けられた
    うちの前記燃料ノズル側に位置する二次空気流路に設け
    られた前記旋回流発生手段の旋回強度を調節する手段
    と、前記環状の囲いの開度を調節する空気流量調節手段
    とを備えたことを特徴とする微粉炭バーナ。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記三次空気の流
    れに対して並列に設けられた2つの旋回流発生手段が、
    2つのレジスタベーンを支持棒に角度を変えて一体的に
    取り付け該支持棒の回転角度を調節可能にした旋回流発
    生手段よりなることを特徴とする微粉炭バーナ。
  14. 【請求項14】請求項13において、前記支持棒に取り
    付けられた2つのレジスタベーン間の隙間を塞ぐ仕切り
    板を設けたことを特徴とする微粉炭バーナ。
  15. 【請求項15】請求項1〜14のいずれか1つにおい
    て、前記燃料ノズルの内側にオイルガンを備えたことを
    特徴とする微粉炭バーナ。
  16. 【請求項16】微粉炭を気流搬送する燃料ノズルの外周
    に同心状に空気を旋回流で供給する2つの空気ノズルを
    備えた微粉炭バーナにより微粉炭を燃焼する方法におい
    て、同心状に設けられた前記2つの空気ノズルのうちの
    少なくとも一方に空気の流れに対して並列に2つの旋回
    流発生手段を設けて、低負荷時に前記2つの旋回流発生
    手段を有する空気ノズルの開度を絞って一方の旋回流発
    生手段のみに空気を供給するようにしたことを特徴とす
    る燃焼方法。
  17. 【請求項17】微粉炭を気流搬送する燃料ノズルの外周
    に同心状に空気を旋回流で供給する2つの空気ノズルを
    備えた微粉炭バーナにより微粉炭を燃焼する方法におい
    て、同心状に設けられた前記2つの空気ノズルのうちの
    少なくとも一方に空気の流れに対して並列に2つの旋回
    流発生手段を設けて、全負荷時に前記2つの旋回流発生
    手段でそれぞれ旋回流を形成して該2つの旋回流発生手
    段を有する1つの空気ノズルから空気を噴出するように
    し、低負荷時に前記2つの旋回流発生手段を有する空気
    ノズルの開度を絞って一方の旋回流発生手段のみに空気
    を供給するようにしたことを特徴とする燃焼方法。
  18. 【請求項18】微粉炭を気流搬送する燃料ノズルの外周
    に同心状に空気を旋回流で供給する2つの空気ノズルを
    備えた微粉炭バーナにより微粉炭を燃焼する方法におい
    て、同心状に設けられた前記2つの空気ノズルのうちの
    少なくとも一方に空気の流れに対して並列に2つの旋回
    流発生手段を設けて、低負荷時に前記2つの旋回流発生
    手段を異なる旋回強度で旋回させるようにしたことを特
    徴とする燃焼方法。
  19. 【請求項19】請求項18において、前記空気の流れに
    対して並列に設けられた2つの旋回流発生手段のうち、
    外周壁側に位置する旋回流発生手段の旋回強度を、内周
    壁側に位置する旋回流発生手段の旋回強度よりも強くす
    ることを特徴とする燃焼方法。
  20. 【請求項20】微粉炭を気流搬送する燃料ノズルの内部
    に助燃料ノズルを備え、該微粉炭燃料ノズルの外周に同
    心状に空気を旋回流で供給する2つの空気ノズルを備え
    た微粉炭バーナにより微粉炭の燃焼を行い、微粉炭燃焼
    ができない低負荷時に助燃料で燃焼を行うようにした燃
    焼方法において、同心状に設けられた前記2つの空気ノ
    ズルのうちの少なくとも一方に空気の流れに対して並列
    に2つの旋回流発生手段を設けて、助燃料による燃焼時
    に前記2つの旋回流発生手段の旋回流を互いに逆の方向
    に設定して燃焼を行うようにしたことを特徴とする燃焼
    方法。
  21. 【請求項21】微粉炭を気流搬送する燃料ノズルの内部
    に助燃料ノズルを備え、該微粉炭燃料ノズルの外周に同
    心状に空気を旋回流で供給する2つの空気ノズルを備え
    た微粉炭バーナにより微粉炭の燃焼を行い、微粉炭燃焼
    ができない低負荷時に助燃料で燃焼を行うようにした燃
    焼方法において、同心状に設けられた前記2つの空気ノ
    ズルのうちの少なくとも一方に空気の流れに対して並列
    に2つの旋回流発生手段を設けて、微粉炭専焼時及び微
    粉炭と助燃料による混焼時に前記2つの旋回流発生手段
    の旋回流を同じ方向に設定して燃焼を行うようにしたこ
    とを特徴とする燃焼方法。
  22. 【請求項22】微粉炭を気流搬送する燃料ノズルの内部
    に助燃料ノズルを備え、該微粉炭燃料ノズルの外周に同
    心状に空気を旋回流で供給する2つの空気ノズルを備え
    た微粉炭バーナにより微粉炭の燃焼を行い、微粉炭燃焼
    ができない低負荷時に助燃料で燃焼を行うようにした燃
    焼方法において、同心状に設けられた前記2つの空気ノ
    ズルのうちの少なくとも一方に空気の流れに対して並列
    に2つの旋回流発生手段を設けて、助燃料による燃焼時
    に前記2つの旋回流発生手段の旋回流を互いに逆の方向
    に設定して燃焼を行い、微粉炭専焼時及び微粉炭と助燃
    料による混焼時に前記2つの旋回流発生手段の旋回流を
    同じ方向に設定して燃焼を行うようにしたことを特徴と
    する燃焼方法。
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