JPH08144342A - 浴室ユニットにおける防水パン - Google Patents

浴室ユニットにおける防水パン

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JPH08144342A
JPH08144342A JP6308254A JP30825494A JPH08144342A JP H08144342 A JPH08144342 A JP H08144342A JP 6308254 A JP6308254 A JP 6308254A JP 30825494 A JP30825494 A JP 30825494A JP H08144342 A JPH08144342 A JP H08144342A
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JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
waterproof pan
washing
wall
peripheral wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP6308254A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Sakamoto
正彦 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】浴槽据置式の防水パンにおいて、洗い場部と浴
槽据置部との高低差が異なった場合にも、別種類の防水
パンを用意することなくこれに対応できるようにする。 【構成】浴槽据置式の防水パンにおいて、洗い場部12
と浴槽据置部14とを別体に構成し、且つ浴槽据置部1
4周縁の周壁部22を実質上同じ高さとするとともに、
洗い場部12側の周壁部22の上端部上に、それら洗い
場部12及び浴槽据置部14とは別体且つ上下に所定高
さを有する腰壁部30を配置し、腰壁部30にて浴槽据
置部14と洗い場部12とを連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は浴室ユニットにおける
防水パンに関し、詳しくは浴槽据置式の防水パンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室ユニットにおける防水パンと
して、浴槽の嵌込穴を有し、そこに浴槽を嵌め込んで設
置する形式の浴槽嵌込式防水パンと、洗い場部及び浴槽
据置部とを有し、その浴槽据置部上に浴槽を据置式に設
置する形式の防水パンとが知られている。
【0003】図5は後者の浴槽据置式の防水パンの例を
示したもので、図中100は洗い場部、102は洗い場
部100と一体の浴槽据置部である。ここで浴槽据置部
102の周縁の周壁部104は、洗い場部100までの
高さを有していてその内側に凹陥部が形成されている。
そしてこの凹陥部内に浴槽106の下部が挿入されるよ
うになっている。この防水パンには、周縁部に壁パネル
載置部108が形成されており、そこに壁パネル110
が載置されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの形式の防
水パンの場合、図5(A),(B)に比較して示してい
るように、洗い場部と浴槽据置部との高さの関係(高低
差)が変化した場合、別々の防水パンが必要であり、従
ってこれを製造するための型費用が高価になるととも
に、予め別々の防水パンを用意しておくことが必要であ
り、在庫管理も複雑化するなどの問題があった。
【0005】尤も洗い場部と浴槽据置部とを別体とな
し、それらを接合することによって全体の防水パンを構
成するといったことも行われている。このように洗い場
部と浴槽据置部とを別体とした場合、防水パンの搬送,
搬入性、スペースの限られた建築躯体の中における施工
性などが向上する利点が得られるが、この場合において
も洗い場部と浴槽据置部とを接合すると洗い場部と浴槽
据置部との高低差が一義的に定まってしまい、従って高
低差の異なる防水パンが必要とされる場合にはそれぞれ
別種の防水パンが必要となる。
【0006】例えば戸建て住宅において1階と2階とに
浴室を設ける場合、通常、1階の浴室と2階の浴室とで
洗い場部と浴槽据置部との高低差の異なった防水パンが
用いられることが多いが、この場合において1階の浴室
と2階の浴室とで別々の防水パンが必要となる不都合を
生ずるのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、洗い場部と浴槽据置部とを有し、該浴槽据置
部上に浴槽が据え置かれる形式の浴槽据置式の防水パン
において、前記洗い場部と浴槽据置部とを別体に構成
し、且つ該浴槽据置部周縁の周壁部を実質上同じ高さと
するとともに該洗い場部側の周壁部の上端部上に、それ
ら洗い場部及び浴槽据置部とは別体且つ上下に所定高さ
を有する腰壁部を配置し、該腰壁部にて該浴槽据置部と
洗い場部とを連結した形態となしたことを特徴とする
(請求項1)。
【0008】本願の別の発明は、請求項1において、前
記洗い場部側の周壁部以外の周壁部の上端部に壁パネル
載置部が形成され、該壁パネル載置部上に壁パネルが載
置されるようになされていることを特徴とする(請求項
2)。
【0009】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、浴槽据
置式の防水パンにおいて、洗い場部と浴槽据置部とを別
体となすとともに、それらとは更に別体の腰壁部にてこ
れを連結するようになしたもので、本発明によれば異な
った高さの腰壁部を用いることで、洗い場部と浴槽据置
部との高低差を任意に調整することができる。
【0010】即ち、洗い場部と浴槽据置部とで高低差の
異なる防水パンが必要とされる場合においても、共通の
洗い場部及び浴槽据置部を用いつつ、腰壁部の高さを変
えるのみで対応することが可能であり、従って防水パン
製造のための型費用を安価となすことができるととも
に、防水パンの種類数を少なくすることができる。
【0011】本発明の防水パンにおいては、洗い場部及
び浴槽据置部、更に腰壁部がそれぞれ別体構成とされて
いるため、防水パンの搬送、浴室ユニット設置現場への
搬入性、狭いスペース内での施工性が良好である利点を
有するほか、腰壁部を配置すべき部分の開口を利用し
て、防水パン設置の際の防水パンのレベル調整(防水パ
ン下面側の高さ調節ボルトの操作等)や浴室ユニットに
おける排水配管作業等を容易に行える利点が得られる。
【0012】上記発明に従って浴槽据置部を構成した場
合、浴槽据置部における周縁の周壁部の高さは従来の防
水パンにおけるそれよりも低いものとなる。即ち、従来
の防水パンにおいては、浴槽据置部における周壁部が洗
い場部までの高さを有しているが、上記発明の防水パン
の場合、その周壁部の高さは洗い場部まで達しない高さ
となる。
【0013】ここにおいて請求項2の発明は、洗い場部
側の周壁部以外の周壁部の上端部に壁パネル載置部を形
成して、そこに壁パネルを載置するようになしたもの
で、この請求項2の発明の場合、壁パネルの一部(壁パ
ネルの下部)によって従来の周壁部に相当する部分、具
体的には洗い場に達するまでの高さの部分が構成される
こととなる。従って浴槽を据置式に設置するに際して特
に支障は生じない。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は浴室ユニットにおける
防水パンで、12は洗い場部、14は洗い場部12に隣
接し且つ低い位置に配置された浴槽据置部である。これ
ら洗い場部12及び浴槽据置部14はそれぞれ別体構成
とされている。
【0015】洗い場部12は、全体として浅い容器状を
成していて周縁部に背の低い周壁部16が形成されてお
り、浴槽据置部14側の周壁部を除いた(但し浴室ユニ
ットへの出入口を除く)周壁部に壁パネル載置部18が
形成されていて、そこに壁パネル20が載置されるよう
になっている。
【0016】一方、浴槽据置部14もまた容器状を成し
ていて周縁部に周壁部22を有し、その周壁部22の上
端部に腰壁載置部24と壁パネル載置部18とが形成さ
れている。そしてその壁パネル載置部18上に壁パネル
26が載置されるようになっている。ここで腰壁載置部
24は洗い場部12側の周壁部22に形成され、また壁
パネル載置部18はこれを除いた周壁部22全体に形成
されている。尚、図から明らかなように浴槽据置部14
の周壁部22は洗い場部12よりも低い高さのものとな
っている。
【0017】浴槽据置部14は、浴槽28を据置式に設
置する部分で、この浴槽据置部14は、かかる浴槽据置
部14及び洗い場部12とは別体の腰壁部30によって
洗い場部12と連結されている。
【0018】腰壁部30は、所定高さを有するパネル状
の部材であって、上端部に起立状の固定用フランジ32
が、また下端部に水平方向に折曲げ状のフランジ34が
それぞれ形成され、そのフランジ34を腰壁載置部24
に載置した状態で、上端部の固定用フランジ32が、同
じく洗い場部12側に形成された起立状の固定用フラン
ジ32に対し、ビスにて締結されている。
【0019】36は洗い場部12と浴槽据置部14とを
仕切る水切り用の立上り部であって、この立上り部36
は、洗い場部12における周壁部と腰壁部30の上端部
とによって構成されている。この立上り部36は、浴槽
28の上端周辺部より垂下する浴槽エプロン38によっ
て隠蔽される位置に形成されている。尚、図2において
40は洗い場部12及び浴槽据置部14における排水口
である。
【0020】以上のように本例の防水パン10は、洗い
場部12と浴槽据置部14及び腰壁部30がそれぞれ別
体であり、従って図1(ロ)(A),(B)に示してい
るように異なった高さの腰壁部30を用いることで、洗
い場部12と浴槽据置部14との高低差を任意に調整す
ることができる。
【0021】例えば図3に示しているように戸建て住宅
において1階部分と2階部分とにそれぞれ浴室ユニット
42を設ける場合、通常1階部分と2階部分とで防水パ
ン10における洗い場部12と浴槽据置部14との高低
差は異なったものとなる。
【0022】この場合において本例の防水パン10は、
洗い場部12と浴槽据置部14とが別体とされ、且つそ
れらが腰壁部30によって連結される構成となっている
ため、1階部分の浴室ユニット42と2階部分の浴室ユ
ニット42とで、防水パン10における洗い場部12と
浴槽据置部14との高低差が異なっている場合において
も、共通の洗い場部12及び浴槽据置部14を用いつ
つ、腰壁部30として異なった高さのものを用いること
で対応することができる。
【0023】従って腰壁部30のみ種々の高さのものを
用意しておくだけで、様々な高低差の防水パンに適応で
き、防水パン製造のための型費用を安価となすことがで
きるとともに、防水パンの種類数を少なくすることがで
きる。
【0024】また洗い場部12,浴槽据置部14及び腰
壁部30がそれぞれ別体構成とされているため、防水パ
ン10の搬送、浴室ユニット42設置現場への搬入性、
狭いスペース内での施工性が良好である利点を有するほ
か、腰壁部30を配置すべき部分の開口を利用して、防
水パン10設置の際の防水パン10のレベル調整や浴室
ユニット42における排水配管作業等を容易に行える利
点が得られる。
【0025】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例である。例えば腰壁部30は、図4に示して
いるようにその下端部に浴槽側に折曲げ形状のフランジ
44を設けて、このフランジ44を腰壁載置部24上に
載置し、そして腰壁部本体をビス46によって腰壁載置
部24の立上り部に締結するようになすこともできる。
更に本発明はその主旨を逸脱しない範囲において、種々
変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である防水パンの構成図及び
作用説明図である。
【図2】図1の防水パンを壁パネルとともに示す斜視図
である。
【図3】図1の防水パンの利点の説明図である。
【図4】図1における腰壁部とは異なる形態のものを用
いた防水パンの接続構造を示す図である。
【図5】従来の防水パンの不具合を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
10 防水パン 12 洗い場部 14 浴槽据置部 16,22 周壁部 18 壁パネル載置部 20,26 壁パネル 24 腰壁載置部 28 浴槽 30 腰壁部 42 浴室ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗い場部と浴槽据置部とを有し、該浴槽
    据置部上に浴槽が据え置かれる形式の浴槽据置式の防水
    パンにおいて前記洗い場部と浴槽据置部とを別体に構成
    し、且つ該浴槽据置部周縁の周壁部を実質上同じ高さと
    するとともに該洗い場部側の周壁部の上端部上に、それ
    ら洗い場部及び浴槽据置部とは別体且つ上下に所定高さ
    を有する腰壁部を配置し、該腰壁部にて該浴槽据置部と
    洗い場部とを連結した形態となしたことを特徴とする浴
    室ユニットにおける防水パン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記洗い場部側の周
    壁部以外の周壁部の上端部に壁パネル載置部が形成さ
    れ、該壁パネル載置部上に壁パネルが載置されるように
    なされていることを特徴とする浴室ユニットにおける防
    水パン。
JP6308254A 1994-11-16 1994-11-16 浴室ユニットにおける防水パン Pending JPH08144342A (ja)

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