JPH08144207A - 軌道の敷設方法および支持ブロック - Google Patents

軌道の敷設方法および支持ブロック

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JPH08144207A
JPH08144207A JP14385294A JP14385294A JPH08144207A JP H08144207 A JPH08144207 A JP H08144207A JP 14385294 A JP14385294 A JP 14385294A JP 14385294 A JP14385294 A JP 14385294A JP H08144207 A JPH08144207 A JP H08144207A
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JP
Japan
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track
support block
laying
temporary
laid
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JP14385294A
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English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
高志 鈴木
Seizo Goto
清造 後藤
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TOKYU KIDO KOGYO KK
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
TOKYU KIDO KOGYO KK
Tokyu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全かつ効率良く施工できる軌道の敷設方法
を提供すること。 【構成】 敷設した仮設軌道を本設軌道に切替えていく
軌道の敷設方法であって、該仮設軌道に沿ってその両脇
に枠壁31、31を形成する工程と、前記仮設軌道を撤
去する工程と、該仮設軌道の撤去あとに既製の支持ブロ
ック40を置換する工程と、前記枠壁31と支持ブロッ
ク40との隙間および支持ブロック40の下方へ固化剤
を注入する工程と、前記支持ブロック40上へ枕木60
および本設レール70を設置する工程とよりなり、前記
各工程を順次繰り返して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電車の通過を許容しな
がら仮設軌道を順次本設軌道に切り替えていく軌道の敷
設方法および支持ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、仮桁を使用して仮設軌道を敷設
し、仮桁を盛替しながら、その仮設軌道を本設軌道に切
り替える場合、その本設軌道の敷設方法としては、仮設
軌道を撤去しつつ本設用の枕木およびレールを順次敷設
して盛替えが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の軌道
の敷設技術にあっては、次のような問題点がある。
【0004】<イ> 本設軌道を砕石道床とする場合、
砕石の現場搬入、敷均し、締固め等の各作業が煩雑で時
間がかかる。また、敷設後の締固めなど、道床の砕石の
メンテナンスが必要となる。
【0005】<ロ> 本設軌道をコンクリートブロック
による直結軌道床とする場合、その敷設作業はブロック
の形状、寸法等を考慮し仮桁を盛替しながら行うことと
なる。この為、一夜間で仮設軌道から本設軌道へ電車
(営業線)の切替えを行うのは困難である。またコンク
リートブロックは消音効果が小さく、高架橋上における
軌道など、電車通過時の騒音防止が図りにくい。
【0006】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、安全かつ効
率良く仮設軌道から本設軌道へ切替えが行え、騒音防止
を可能とした軌道の敷設方法または支持ブロックを提供
することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】即ち本発明は、敷設し
た仮設軌道を本設軌道に切替えていく軌道の敷設方法で
あって、前記仮設軌道を撤去する工程と、該仮設軌道の
撤去あとに既製の支持ブロックを置換する工程と、支持
ブロックの下方へ固化剤を注入する工程と、前記支持ブ
ロック上へ枕木および本設レールを設置する工程とより
なり、前記各工程を順次繰り返して行う、軌道の敷設方
法である。
【0008】また本発明は、敷設した仮設軌道を本設軌
道に切替えていく軌道の敷設方法であって、該仮設軌道
に沿ってその両脇に枠壁を形成する工程と、前記仮設軌
道を撤去する工程と、該仮設軌道の撤去あとに既製の支
持ブロックを置換する工程と、前記枠壁と支持ブロック
との隙間および支持ブロックの下方へ固化剤を注入する
工程と、前記支持ブロック上へ枕木および本設レールを
設置する工程とよりなり、前記各工程を順次繰り返して
行う、軌道の敷設方法である。
【0009】また本発明は、前記した軌道の敷設方法に
おいて、支持ブロックを置換する際に、支持ブロックの
下方に砂利を敷設して、支持ブロックの不陸調整を行う
ことを特徴とする、軌道の敷設方法である。
【0010】また本発明は、前記した軌道の敷設方法に
おいて、支持ブロックと枠壁の隙間に注入する固化材
に、無収縮性のものを用いることを特徴とする、軌道の
敷設方法である。
【0011】また本発明は、前記した軌道の敷設方法に
おいて、前記支持ブロックに上下面を貫通する貫通孔を
形成し、該貫通孔を通じて支持ブロックの下面側に固化
剤を注入することを特徴とする、軌道の敷設方法であ
る。
【0012】また本発明は、前記した軌道の敷設方法に
おいて、前記支持ブロックの上面に中央溝を形成し、本
設レールを敷設し、電車通過時の騒音状況に応じて該中
央溝に砕石を充填して消音効果を高めることを特徴とす
る、軌道の敷設方法である。
【0013】更に本発明は、敷設した仮設軌道を本設軌
道に切替えていく軌道の敷設の際、道床の形成に用いら
れるブロック体において、上面に軌道方向に向けて凹設
した溝を設けたことを特徴とする、支持ブロックであ
る。
【0014】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の一実施例
について説明する。
【0015】<イ>仮設軌道の構造 図2に仮設軌道10の斜視図を、図3に仮設軌道10の
横断面図を、図4に仮設軌道10の側方断面図を示す。
仮設軌道10は、図3の様に橋脚21上に弾性部材15
を介して横桁11を横架し、図2または図4の様に横桁
11、11間に互いに平行する縦桁12、12を連結
し、これら縦桁12の上に枕木13を載置し、更に枕木
13上にレール14、14を敷設して構成されている。
前記横桁11と縦桁12との連結は、解体しやすいよう
にボルト止めなど行うのが好ましい。図1中の16は連
結片である。また図1中の22は高架橋20の一部を構
成するスラブ版であって前記仮設軌道10敷設後に構築
される。尚、本発明は、高架橋20上における軌道の敷
設方法に限定されるものではなく、地上などその他の場
所の軌道の敷設方法にも当然適用できる。
【0016】<ロ>支持ブロックの構造 支持ブロック40は、PC枕木60を支承するためのブ
ロックであって、図8に示す様に、コンクリートの既製
躯体からなり、載置の際軌道方向となる上面中央部には
中央溝41が凹設され、その中央溝41の両脇に突出し
た複数の突起42、42間に、中央溝41と交差する方
向に複数の横断溝49が形成され、その横断溝49内に
PC枕木60を装着できるようになっている。支持ブロ
ック40は、上下面を貫通する複数の貫通孔45が開設
されていて、支持ブロック40の上方より固化剤等を注
入できるようになっている。また、ブロック40の前後
方向(軌道方向)の両側面において、前記突起42、溝
41間の位置には切欠部46が形成されており、この切
欠部46、46間を貫通する横孔47が前後方向に向け
て開設されている。
【0017】
【作用】次に前記した仮設軌道10を本設軌道に切り替
えて行う軌道の敷設方法について説明する。
【0018】<イ>枠壁の構築 図5および図6に示す様に、二本の縦桁12の外方に縦
桁12に沿ってそれぞれ枠壁31、31を構築する。こ
の枠壁31の構築方法は、コンクリートの場所打ちなど
公知方法で行えばよい。枠壁31、31の横幅の間隔
は、その枠壁31間に支持ブロック40が設置できる程
度の余裕のとった寸法としておく。図6の様に、枠壁3
1の軌道方向に対する構築長は、横桁11、11間より
やや短い寸法とし、横桁11と縦桁12の解体の際に支
障がないようにしておく。
【0019】<ロ>支持ブロックの置換 仮設軌道10の一定区間においてレール14、枕木1
3、横桁11、縦桁12を撤去する。次に、図7に示す
様に、枠壁31、31間のスラブ版22上に下位側から
防水層32、保護モルタル層33、ライナー34、不陸
調整用の豆砕石35を順次敷設しておく。前記防水層3
2は、非透水性シート材の敷設や非透水性硬化材の塗設
などにより形成し、また前記ライナー34は弾力性を有
する帯状の板材を用いる。そして、これらの部材32〜
35上に前記支持ブロック40を順次敷設しつつ、図9
の様に各ブロック40間の横孔47にPC鋼棒48を挿
通して緊張連結する。
【0020】その際、各支持ブロック40間の連結手段
は、例えば、各ブロック40の横孔47へ一本のPC鋼
線48を挿通した後、カプラを螺着するなどし緊張定着
して行えばよい。
【0021】<ハ>硬化剤等の注入 横桁11を撤去してできた前後する枠壁31、31の欠
損部分にコンクリートを打設して、各枠壁31、31を
連続させる。次に、ブロック40の貫通孔45を通じて
豆砂利35内へ硬化剤を注入して硬化させる。また、ブ
ロック40側面と枠壁31との間には、固化剤51(無
収縮コンクリート等)を充填し硬化させる。この固化剤
51の表面部分には樹脂層52を設けておく。そして、
図1に示す様に、支持ブロック40の横断溝49内にP
C枕木60を載置し、そのPC枕木60上に本設レール
70、70を平行に設置して、所定区間における本設軌
道の敷設を完了する。以下、前記各工程を順次繰り返し
て、仮設軌道10を所定区間ずつ本設軌道に切替えてい
く。
【0022】
【実施例2】本設レール70を設置後、支持ブロック4
0の中央溝41内に砕石を充填する場合もある。本実施
例にあっては、振動および消音効果が向上する。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0024】<イ> 本設軌道の道床を支持ブロックで
形成するから、本設軌道の施工時に、砕石道床のような
砕石搬入、敷均し、締固め等の煩雑な作業が不要であ
る。この為、本設軌道の敷設作業を大幅に短縮でき、所
定区間における仮設軌道から本設軌道への切替え作業を
終電後から始電までの短時間で行うことが可能となる。
また、砕石道床で行う敷設後の締固めなど、砕石のメン
テナンスも不要となる。
【0025】<ロ> 支持ブロックの中央溝内に砕石を
充填すれば、確実に消音効果を得ることができる。
【0026】<ハ> 支持ブロックの中央溝内に砕石が
充填可能であるから、別途砕石敷設のための区画を設け
る必要がなく、砕石も飛散しない。
【0027】<ニ> 砕石の充填作業を本設軌道の敷設
後に行えば、本設軌道の敷設時、敷設現場に砕石を搬入
する必要がない。この為、現場が雑然となるのを回避で
きると共に、敷設作業スペースを広くとれる。従って、
効率よく敷設作業が行える。
【0028】<ホ> 一夜間における一定区間ごとの作
業となるため、工事計画の決定が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本設軌道の斜視図
【図2】 仮設軌道の斜視図
【図3】 仮設軌道の横断面図
【図4】 図3におけるIV−IVの断面図
【図5】 本設軌道への切替え工程の説明図
【図6】 本設軌道への切替え工程の説明図
【図7】 本設軌道への切替え工程の説明図
【図8】 支持ブロックの斜視図
【図9】 本設軌道への切替え工程の説明図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設した仮設軌道を本設軌道に切替えて
    いく軌道の敷設方法であって、 前記仮設軌道を撤去する工程と、 該仮設軌道の撤去あとに既製の支持ブロックを置換する
    工程と、 支持ブロックの下方へ固化剤を注入する工程と、 前記支持ブロック上へ枕木および本設レールを設置する
    工程とよりなり、 前記各工程を順次繰り返して行う、 軌道の敷設方法。
  2. 【請求項2】 敷設した仮設軌道を本設軌道に切替えて
    いく軌道の敷設方法であって、 該仮設軌道に沿ってその両脇に枠壁を形成する工程と、 前記仮設軌道を撤去する工程と、 該仮設軌道の撤去あとに既製の支持ブロックを置換する
    工程と、 前記枠壁と支持ブロックとの隙間および支持ブロックの
    下方へ固化剤を注入する工程と、 前記支持ブロック上へ枕木および本設レールを設置する
    工程とよりなり、 前記各工程を順次繰り返して行う、 軌道の敷設方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の軌道の敷設方
    法において、 支持ブロックを置換する際に、支持ブロックの下方に砂
    利を敷設して、支持ブロックの不陸調整を行うことを特
    徴とする、 軌道の敷設方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の軌道
    の敷設方法において、 支持ブロックと枠壁の隙間に注
    入する固化材に、無収縮性のものを用いることを特徴と
    する、 軌道の敷設方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の軌道
    の敷設方法において、 前記支持ブロックに上下面を貫
    通する貫通孔を形成し、 該貫通孔を通じて支持ブロックの下面側に固化剤を注入
    することを特徴とする、 軌道の敷設方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の軌道
    の敷設方法において、 前記支持ブロックの上面に中央
    溝を形成し、 本設レール敷設後、該中央溝に砕石を充填することを特
    徴とする、 軌道の敷設方法。
  7. 【請求項7】 敷設した仮設軌道を本設軌道に切替えて
    いく軌道の敷設の際、道床の形成に用いられるブロック
    体において、 上面に軌道方向に向けて凹設した溝を設けたことを特徴
    とする、 支持ブロック。
JP14385294A 1994-06-02 1994-06-02 軌道の敷設方法および支持ブロック Pending JPH08144207A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107313313A (zh) * 2017-05-25 2017-11-03 中国铁道科学研究院铁道建筑研究所 预制聚氨酯固化道床的排架施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107313313A (zh) * 2017-05-25 2017-11-03 中国铁道科学研究院铁道建筑研究所 预制聚氨酯固化道床的排架施工方法
CN107313313B (zh) * 2017-05-25 2019-04-30 中国铁道科学研究院铁道建筑研究所 预制聚氨酯固化道床的排架施工方法

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