JPH08144193A - 高級印刷用紙 - Google Patents

高級印刷用紙

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JPH08144193A
JPH08144193A JP1085895A JP1085895A JPH08144193A JP H08144193 A JPH08144193 A JP H08144193A JP 1085895 A JP1085895 A JP 1085895A JP 1085895 A JP1085895 A JP 1085895A JP H08144193 A JPH08144193 A JP H08144193A
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JP1085895A
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Masahiro Tomikanehara
正裕 冨金原
Satoshi Nakatani
聡 中谷
Yuuko Shimizu
夕子 清水
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New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 高級印刷用紙 【目的】 非塗工紙の風合いを有し、且つ少なくとも軽
量コート紙と同等、又はそれ以上に高いインキ濃度を発
現し得る高級印刷用紙を提供するものである。 【構成】 木材パルプを主原料とする原紙上に、カオリ
ン、接着力を有する有機合成顔料の混合物、又はカオリ
ン、偏平型有機合成顔料、尿素樹脂系填料から選ばれる
少なくとも2種以上の混合物を主成分とする顔料100
重量部に対し、接着剤としてスチレン−ブタジエン共重
合体ラテックス5〜30重量部と、リン酸エステル化デ
ンプン及び/又はアセチル化デンプン20〜50重量部
を含有する絶乾塗被量3〜10g/m2 の塗被層がエア
ーナイフコーター又はバーコーターにより設けられてい
ることを特徴とする高級印刷用紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高級印刷用紙に関する。
さらに詳しく述べるならば、本発明は主として商業美術
印刷物、出版印刷物、包装材料印刷物及び紙器印刷物に
供され、白紙面は非塗工紙の風合いを有し、印刷面のイ
ンキ濃度は軽量コート紙と同等、又はそれ以上に高い高
級印刷用紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、カレンダーやパンフレット等の商
業・美術印刷、ビジュアル雑誌や写真集等の出版印刷及
びショッピングバッグ、ファッションバッグ(袋)、あ
るいは医薬品、化粧品等の紙器等の包装印刷分野での高
級化及び個性化傾向は一段と進みつつある。特に、広範
な印刷に用いられるオフセット印刷の分野では、従来の
200線/インチ以下の網点版材に対し、透明感、鮮明
性に優れる300〜900線/インチの高精細印刷が普
及しつつある。一方、印刷画像の立体感に優れるグラビ
ア印刷の増加等、高級化指向への進展はとどまるところ
を知らない状況にある。
【0003】日本製紙連合会の品種分類における印刷用
紙は、非塗工印刷用紙、微塗工印刷用紙及び塗工印刷用
紙に大別される。非塗工印刷用紙は原料パルプの配合に
より上級印刷紙、中級印刷紙及び下級印刷紙等に区分さ
れ、紙全体が木材パルプ繊維で構成されているため自然
な表面風合いを有し、且つかさ高で腰(剛度)が高いと
いう利点を有する反面、構造が粗で吸液性が大きいため
印刷を行う場合、インキが紙層内部に浸透しインキ濃度
が極めて低くなるのが欠点である。
【0004】一方、紙を被印刷体として用いる場合の印
刷品質を向上させる目的で、木材パルプを主原料とする
原紙上に顔料塗工が施される。これらの顔料塗工紙は塗
被量により微塗工印刷用紙及び塗工印刷用紙に分類さ
れ、塗工印刷用紙はさらに塗被量が多く最高の印刷品質
を発現するアート紙から次第に塗被量の少ないコート
紙、軽量コート紙に区分される。これらの顔料塗工紙
は、木材パルプを主原料とする原紙表面を微細な顔料を
主成分とする塗被層が完全に被覆しているため、印刷を
行った場合、非塗工印刷用紙に比べ卓越して高いインキ
濃度を示す。しかし上記の通り、木材パルプを主原料と
する原紙表面を、顔料を主成分とする塗被層が完全に被
覆しているため、非塗工印刷用紙の如き紙の風合いは当
然のことながら全く失われる。
【0005】前記の如く、印刷品質に対する高級化、個
性化指向を背景に、商業・美術印刷用、出版印刷用及び
包装印刷用の全ての分野で、非塗工印刷用紙の風合いを
維持し、且つ塗工印刷用紙に限りなく近いインキ濃度を
得ることのできる高級印刷用紙が強く求められている。
しかし、空隙に富む粗構造に起因する非塗工紙の風合い
と緻密な顔料塗被層により発現される高いインキ濃度は
互いに相反する性質であるため、未だこれを満足させる
製品は上市されておらず、製造法に関する考え方すら開
示されていないのが実状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等はかかる現
状に鑑み、非塗工印刷用紙の風合いを有し、少なくとも
軽量コート紙と同等、又はそれ以上の高いインキ濃度を
発現し得る高級印刷用紙を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】木材パルプを主原料とす
る原紙上に、カオリン、接着力を有する有機合成顔料の
混合物、又はカオリン、偏平型有機合成顔料、尿素樹脂
系填料から選ばれる少なくとも2種以上の混合物を主成
分とする顔料100重量部に対し、接着剤としてスチレ
ン−ブタジエン共重合体ラテックス5〜30重量部と、
リン酸エステル化デンプン及び/又はアセチル化デンプ
ン20〜50重量部を含有する絶乾塗被量3〜10g/
2 の塗被層がエアーナイフコーター又はバーコーター
により設けられていることを特徴とする高級印刷用紙で
ある。
【0008】
【作用】本発明者等は、非塗工印刷用紙の風合いを維持
し、且つ印刷後のインキ濃度が軽量コート紙と同等かそ
れ以上に高い印刷面を有する高級印刷用紙を得るため、
原紙上に形成する塗被層の組成、及び塗被層の形成方法
を主体に鋭意研究した。その結果、原紙上に形成される
塗被層の顔料として板状で緻密な構造を形成し易いカオ
リンを用い、さらに緻密な構造を損なわずインキとの親
和力の高い有機合成顔料、尿素樹脂系填料を併用して版
から紙へのインキ転移を良好にするとともに、通常、塗
工印刷用紙の塗被層用接着剤として使用されるスチレン
−ブタジエン共重合体ラテックスに加えて、転移したイ
ンキの紙内部への浸透を抑制しインキを表面に保持する
性質のあるリン酸エステル化デンプン及び/又はアセチ
ル化デンプンを併用した塗被層をエアーナイフコーター
又はバーコーターにより形成することによって、本発明
の目的である非塗工印刷用紙の風合いを維持し、且つ印
刷後のインキ濃度が軽量コート紙と同等かそれ以上に高
い印刷面を有する高級印刷用紙を得ることができること
を見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】本発明に用いられる原紙は、広葉樹晒クラ
フトパルプ、針葉樹晒クラフトパルプ等の化学パルプ、
GP、RGP、TMP等の機械パルプを原料として用
い、公知の長網多筒型抄紙機、長網ヤンキー型抄紙機、
丸網抄紙機等で抄造される上質紙、中質紙、片艶紙及び
クラフト紙等の酸性紙、中性紙、アルカリ性紙を包含す
るものである。原紙中には紙力増強剤、サイズ剤、填
料、歩留向上剤等の抄紙補助薬品が含まれる。上記の原
紙の表面は必要に応じてマシンカレンダー、スーパーカ
レンダーの如き仕上げ設備で平滑化処理を施すことがで
きるが、過度の平滑化処理を行うと塗工後に非塗工紙の
風合いを損なってしまうため、J.TAPPI紙パルプ
試験方法No.5m−74に規定される王研式平滑度で
100秒以下に仕上げるのが好ましい。
【0010】尚、本発明に使用する原紙は非塗工紙の風
合いを有する原紙が主体であるが、塗工製品の用途や使
用目的に応じて様々な原紙を使用することができる。例
えば、塗工製品にかさ高な手肉感を与えるために原紙と
しては緊度、平滑度のより低いラフな紙質のものを選択
することが可能である。特に好ましくはファンシーペー
パーとして使用されている嵩高な用紙、すなわち平滑度
が10〜30秒、緊度が0.7程度の原紙を使用し、塗
工紙にスーパーカレンダー掛けしないで仕上げた場合
に、本発明は大きな効果を発揮するものである。。
【0011】本発明の原紙上に設けられる塗被層組成物
は顔料及び接着剤を主成分として構成されるが、顔料及
び接着剤ともに重要な役割を果たす。非塗工紙の風合い
を維持し、且つ印刷されたインキが十分紙に転移し、表
面で速やかに乾燥し紙内部への浸透を抑制するため、塗
被液の組成は下記の条件を満たす必要がある。
【0012】即ち、非塗工紙の風合いを維持するために
は、カオリン、接着力を有する有機合成顔料の混合物、
又はカオリン、偏平型有機合成顔料、尿素樹脂系填料か
ら選ばれる少なくとも2種以上の混合物を主成分とする
顔料100重量部に対し、接着剤として用いるスチレン
−ブタジエン共重合体ラテックスは5〜30重量部、さ
らにこれと併用するリン酸エステル化デンプン及び/又
はアセチル化デンプンは20〜50重量部であることが
必要である。因みに、スチレン−ブタジエン共重合体ラ
テックスが5重量部に満たない場合、塗被層中の顔料が
過剰となり、木材パルプを主成分とする原紙の表面が顔
料で覆われるため非塗工印刷用紙の風合いが損なわれる
結果となる。一方、スチレン−ブタジエン共重合体ラテ
ックスが30重量部を超えると、スチレン−ブタジエン
共重合体ラテックスが連続皮膜層を形成する結果となり
インキが表面に保持されたままの状態となるため、イン
キ乾燥が極度に遅くなる。さらに吸水性も低下するた
め、オフセット印刷において紙面上の湿し水のついた部
分にインキが着肉しにくくなる、所謂水負け現象が発生
するため事実上印刷は困難となる。
【0013】また、リン酸エステル化デンプン及び/又
はアセチル化デンプンが20重量部に満たない場合、塗
被層のインキ浸透防止効果が十分に発揮されず、印刷さ
れたインキが速やかに塗被層中に浸透してしまうため、
本発明の所望とする高いインキ濃度を得ることができな
くなる。一方、リン酸エステル化デンプン及び/又はア
セチル化デンプンが50重量部を超えると、スチレン−
ブタジエン共重合体ラテックスの場合と同様、塗被層の
連続性が増しインキ乾燥が極度に遅くなり事実上印刷は
困難となる。
【0014】本発明に用いるカオリンとしては、例えば
米国のエンゲルハード(株)、ECC(株)、ジョージ
アカオリン(株)及び豪州のコマルコ(株)等から市販
されている紙塗工用特級カオリン、一級および二級カオ
リンを適宜単独および混合して使用でき、さらに積層構
造からなるカオリン粒子を機械的に薄片状にしたデラミ
ネートカオリンも配合することができるが、緻密な構造
の塗被層を形成することが重要との理由から、カオリン
粒子を900℃で焼成し表面が溶融した粒子が再凝集
し、塗被層に配合すると多孔性に富む構造を呈し易い焼
成カオリンや、また特開昭62−267371号公報及
び特開昭63−278986号公報に記載の方法で製造
される、4級アンモニウム重合体塩、ジアリルアンモニ
ウムクロライド、ポリアミンの中から選ばれたポリ電解
質カオリンの重量当り0.03〜0.15%の範囲の量
がカオリンに添加されて処理され、0.77〜0.95
ml/gの沈降容積を有している焼成クレーの如きかさ
高構造が付与されたカオリンは、印刷インキの塗被層内
部への浸透を抑制することができないため不適である。
【0015】一方、本発明のためのカオリンと他の顔料
を併用することができる。顔料の種類としては特に限定
されず、一般の重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、サチンホワイト、二酸化チタ
ン等、通常の無機顔料を挙げることができ必要に応じて
適宜使用できるが、配合量は上記の如く緻密な塗被層の
形成に妨げとならない程度、即ち全顔料の50重量部以
下に限定するのが好ましい。
【0016】また、本発明において塗被層の均一性を増
しインキの転移性、受理性をより一層向上させる目的
で、顔料としてインキとの親和力の高い有機合成顔料、
尿素樹脂系填料を使用するが、有機合成顔料としては特
に接着力を有する有機合成顔料、又は偏平型有機合成顔
料を使用する必要がある。有機合成顔料はプラスチック
ピグメントと称され、ポリスチレンを主成分として一般
に乳化重合法によって製造される粒径0.1〜0.5μ
mの粒子である。有機合成顔料を塗被層に配合すること
により、塗被層の表面性、印刷適性を著しく向上できる
とともに、有機合成顔料が通常の無機顔料と比べて低比
重であるため塗被紙の緊度を低くでき、かさ高に仕上げ
ることができる。
【0017】有機合成顔料は、一般に球状粒子、金平糖
状粒子等が広く市販されており、例えばローム・アンド
・ハース(株)製「ローペイクHP−91」、三井東圧
化学(株)製「グロスデール201−S」、「グロスデ
ール110−M」等がこれに相当するが、これらの有機
合成顔料を塗被層に使用した場合、塗被層の表面強度が
著しく弱くなり擦れ傷がつき易くなってしまう。本発明
で使用する接着力を有する有機合成顔料とは、一般にバ
インダーピグメントと称され、上記のポリスチレンを主
成分とする有機合成顔料の周りをスチレン−ブタジエン
共重合体ラテックスにより被覆した、所謂コア−シェル
構造を持つものであり、例えば旭化成(株)製の「L−
8808」がこれに相当する。このバインダーピグメン
トは塗被層の表面強度を低下させることなく優れた耐擦
れ傷性を付与する。また、塗被層の表面強度を低下させ
ることなく優れたインキ転移性、耐擦れ傷性を付与する
ことができる有機合成顔料として、本発明において使用
する偏平型有機合成顔料も挙げることができ、該偏平型
有機合成顔料としては、例えば三井東圧化学(株)製
「グロスデール240−V」等を挙げることができる。
【0018】尿素樹脂系填料は、ホルムアルデヒドと尿
素を主成分とする縮合物を酸触媒の水溶液と30〜70
℃の条件下で混合して得られるゲル状物を粗粉砕してス
ラリー液とし、遊離ホルムアルデヒドを除去した後に湿
式微粉砕して凝集体の平均径を5μmにコントロールし
て得られるものである。即ち、尿素樹脂系填料は直径が
0.1〜0.3μmの非多孔性の球状粒子が互いに合着
して平均径が約5μmに相当する凝集体(多孔質の2次
粒子)を形成してなるものであり、この空隙構造に起因
する高い光散乱性能のため、塗被層に使用した場合、塗
工表面の光沢を著しく抑制し、偏平型有機合成顔料と併
用した際に自然な表面風合いを発現する。さらに、この
空隙構造は印刷されたインキを速やかに吸収してにじみ
や紙内部への浸透を防止する作用を有し、その結果、印
刷後の不透明度、及び印刷の鮮明度等の印刷適性の向上
に効果的に寄与するものである。該尿素樹脂系填料とし
ては、例えば三井東圧化学(株)製「ユーパールC−2
01」、「ユーパールC−120」、「ユーパールC−
122R」等を挙げることができる。
【0019】尚、無機顔料と接着力を有する有機合成顔
料の配合比率としては特に限定されず、所望とする印刷
適性に応じて任意に配合することができる。また、無機
顔料、偏平型有機合成顔料、尿素樹脂系填料の配合比率
についても特に限定されず、所望とする印刷適性に応じ
て任意に配合することができるが、顔料の混合物として
無機顔料、偏平型有機合成顔料、尿素樹脂系填料から選
ばれる少なくとも2種、より好ましくは3種を配合する
必要がある。
【0020】本発明において塗被層に使用するスチレン
−ブタジエン共重合体ラテックスは、スチレン、α−メ
チルスチレン等の芳香族ビニル単量体、1,3ブタジエ
ン、2−メチル−1,3ブタジエン等の脂肪族共役ジエ
ン系単量体、アクリル酸、メタクリル酸等のエチレン系
不飽和酸単量体、アクリロニトリル単量体及びエチレン
系不飽和カルボン酸アルキルエステル、エチレン系不飽
和カルボン酸アミド、他の有機カルボン酸及びその誘導
体等の共重合可能な単量体を公知の方法で共重合させて
得られるものであり、広く紙塗被用として市販されてい
るものの中から任意に選定して使用できる。
【0021】また、本発明において使用するリン酸エス
テル化デンプン及びアセチル化デンプンは、前記スチレ
ン−ブタジエン共重合体ラテックスの造膜性をさらに補
足し強固な連続皮膜の形成に寄与するもので各々単独ま
たは混合して用いることができ、例えば前者には松谷化
学(株)から市販されている「ニールガムA−85」、
「ニールガムA−55」、後者にはナショナルスターチ
・アンド・ケミカルズ(株)から市販されている「ナシ
ョナル78−0338」等を挙げることができる。尚、
塗被液には必要に応じて分散剤、耐水化剤、消泡剤、潤
滑剤、着色剤、及び防腐剤等の補助薬品を任意に配合し
て公知の調製法により塗料とすることができる。
【0022】塗工設備としては、非塗工紙の風合いを維
持するためにエアーナイフコーター又はバーコーターを
用いる必要がある。エアーナイフコーターは過剰に塗布
した塗料を所定の塗被量となるようエアージェットによ
り掻き落とすものであり、また、バーコーターは過剰に
塗布した塗料を所定の塗被量となるようメイヤーバーに
より掻き落とすものである。これらの塗工方法は塗料の
原紙内部への浸透が少なく、且つ原紙表面の粗さに沿っ
てほぼ同一厚さの塗被層を形成(輪郭塗工)できるた
め、非塗工紙の風合いを損なわずに低塗被量で効果的に
塗被層を形成でき、本発明の塗工設備として優れた性能
を発揮し、特にエアーナイフコーターを使用して塗工す
るのが好適である。因みに、ゲートロールコーターやブ
レードコーター等も紙塗工設備として広く用いられてい
るが、ゲートロールコーターを用いた場合、ロール間の
ニップ通過過程で塗料の原紙内部への浸透が著しく十分
なインキバリヤー性が得られないため、所望のインキ濃
度を得ることはできない。またブレードコーターを用い
た場合、過剰に塗布した塗料を所定の塗被量となるよう
金属ブレードにより掻き落とすものであるため、塗工表
面の平滑度が過度に上昇し印刷適性は良好となるが非塗
工印刷用紙の風合いを維持することはできなくなる。
【0023】さらに、非塗工印刷用紙の風合いを維持
し、且つ高いインキ濃度を得るためには、塗被層の絶乾
塗被量を3〜10g/m2 の範囲にする必要がある。因
みに、塗被量が3g/m2 に満たない場合、非塗工紙の
風合いは良好であるものの原紙表面に均一な塗被層が形
成できないためインキの吸収ムラを生じ易く、所望とす
る高いインキ濃度を得ることができなくなる。また、塗
被量が10g/m2 を超えると、印刷適性は良好である
が過剰な塗被層が原紙表面を被覆する結果となり、非塗
工印刷用紙の風合いを維持することができなくなる。
【0024】このようにして塗工された塗被紙は、公知
の乾燥機で乾燥された後、そのまま印刷を施すことによ
り高いインキ濃度を得ることができる。また、必要に応
じてスーパーカレンダーの如き塗被表面の仕上げ設備で
平滑化処理を施してもよいが、この場合極度の仕上げ処
理は表面の平滑性、光沢を上昇させ、さらに紙の持つ剛
度を低下させて非塗工紙の風合いを損なってしまうた
め、塗工表面のJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.
5m−74に規定される王研式平滑度が100秒以下
で、且つJIS P8142に規定される入射光束/反
射光束=75゜/75゜の鏡面光沢度が15%以下、さ
らに緊度を0.9以下にとどめる必要がある。これらの
要件を満足しないと印刷適性は良好となるものの非塗工
紙の風合いを維持できなくなる。従って本発明による塗
被紙は、多くの場合、スーパーカレンダー処理は行わな
いほうが望ましく、また原紙として低緊度、低平滑度の
ファンシーペーパー等を使用した場合には、基本的にス
ーパーカレンダー処理は行わない。
【0025】上記の塗被紙は印刷が施されるが、印刷方
式、インキ、及び印刷条件(印圧・速度等)に何等制限
はなく、通常、商業美術印刷物、出版印刷物、包装材料
印刷物及び紙器印刷物に用いられるオフセット印刷、グ
ラビア印刷、フレキソ印刷等の平版、凹版、及び凸版印
刷を目的に応じて自在に行うことができる。
【0026】本発明の、木材パルプを主原料とする原紙
上に、カオリンと接着力を有する有機合成顔料の混合
物、又はカオリン、偏平型有機合成顔料、尿素樹脂系填
料から選択される少なくとも2種以上の混合物を主成分
とする顔料100重量部に対し、接着剤としてスチレン
−ブタジエン共重合体ラテックス5〜30重量部と、リ
ン酸エステル化デンプン及び/又はアセチル化デンプン
20〜50重量部を含有する絶乾塗被量3〜10g/m
2 の塗被層がエアーナイフコーター又はバーコーターに
よって設けられていることにより、これまでになく白紙
表面は非塗工印刷用紙の風合いを有し、且つ印刷面の濃
度は軽量コート紙と同等、又はそれ以上に高い高級印刷
用紙を提供できるのである。
【0027】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明はこれによって限定されるもの
ではない。尚、以下において%とあるのは全て重量%を
示す。
【0028】実施例1 フリーネス470mlcsfの針葉樹晒クラフトパルプ
20%、及びフリーネス470mlcsfの広葉樹晒ク
ラフトパルプ80%からなる木材パルプ原料に絶乾パル
プ重量当りでタルクを含有量が10%となるように添加
し、さらに強化ロジンサイズ(商標:SPE、荒川化学
工業(株)製)0.3%と硫酸バンド2%を添加し、長
網多筒型抄紙機により米坪量80g/m2 の原紙を抄造
した。この原紙の王研式平滑度は59秒であった。次
に、顔料としてカオリン(商標:UW−90、米国エン
ゲルハード(株)製)90%、バインダーピグメント
(商標:L−8808、旭化成(株)製)10%を用い
て、絶乾顔料重量当りアクリル系分散液(商標:ポイズ
520、花王(株)製)2.5%を添加し固形分濃度5
0%において高速デリッターを用いて分散した。さらに
接着剤としてスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス
(商標:JSR−0619、日本合成ゴム(株)製)及
びリン酸エステル化デンプン(商標:ニールガムA−8
5、松谷化学(株)製)を固形分換算で絶乾顔料重量当
り各々20%、及び35%添加、混合し、さらに潤滑剤
(商標:ノプコートC−104、サンノプコ(株)製)
1.0%、消泡剤(商標:DEF122NS、サンノプ
コ(株)製)0.03%、蛍光染料(商標:FoL、日
本化薬(株)製)0.10%を添加、混合し、5%の苛
性ソーダ水溶液を用いてpH8.5に調整して固形分濃
度40%の塗料を製造した。上記の塗料を原紙上にエア
ーナイフコーターで絶乾塗被重量が7.5g/m2とな
るよう塗工、乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙の緊度は
0.76であった。尚、スーパーカレンダー処理は行わ
なかった。
【0029】実施例2 実施例1の塗料中のスチレン−ブタジエン共重合体ラテ
ックスの配合率を28部とした以外は、実施例1と同様
にして塗工 、乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙の緊度
は0.78であった。 実施例3 実施例1の塗料中のリン酸エステル化デンプンの配合率
を48部とした以外は、実施例1と同様にして塗工 、
乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙の緊度は0.77であ
った。 実施例4 実施例1の塗被量を5g/m2 とした以外は、実施例1
と同様にして塗工 、乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙
の緊度は0.74であった。
【0030】実施例5 実施例1の塗被量を9g/m2 とした以外は、実施例1
と同様にして塗工 、乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙
の緊度は0.77であった。 実施例6 実施例1の塗料中の顔料を、カオリン(商標:UW−9
0、米国エンゲルハード(株)製)40%、偏平型有機
合成顔料(商標:グロスデール240−V、三井東圧化
学(株)製)30%、尿素樹脂系填料(商標:ユーパー
ルC−122R、三井東圧化学(株)製)30%とした
以外は、実施例1と同様にして塗工、乾燥し塗被紙を得
た。この塗被紙の緊度は0.77であった。 実施例7 実施例1の塗料中の顔料を、カオリン(商標:UW−9
0、米国エンゲルハード(株)製)70%、バインダー
ピグメント(商標:L−8808、旭化成(株)製)1
0%、及び湿式粉砕重質炭酸カルシウム(商標:ハイド
ロカーブ−90、白石カルシウム(株)製)20%とし
た以外は、実施例1と同様にして塗工、乾燥し塗被紙を
得た。この塗被紙の緊度は0.78であった。
【0031】実施例8 実施例1の塗料中の顔料を、カオリン(商標:UW−9
0、米国エンゲルハード(株)製)30%、湿式粉砕重
質炭酸カルシウム(商標:ハイドロカーブ−90、白石
カルシウム(株)製)30%、偏平型有機合成顔料(商
標:グロスデール240−V、三井東圧化学(株)製)
20%、尿素樹脂系填料(商標:ユーパールC−122
R、三井東圧化学(株)製)20%とした以外は、実施
例1と同様にして塗工 、乾燥し塗被紙を得た。この塗
被紙の緊度は0.79であった。 実施例9 実施例1の塗被紙をスーパーカレンダーに通し、圧接処
理して塗被紙の表面を入射光束/反射光束=75゜/7
5゜の鏡面光沢度値で14%、且つ王研式平滑度で90
秒に仕上げた以外は、実施例1と同様にして塗工 、乾
燥し塗被紙を得た。この塗被紙の緊度は0.88であっ
た。 実施例10 実施例1の原紙を、ファンシー紙120g/m2(商
標:OKしろものミューズ、安部川製紙(株)製、緊度
0.70、王研式平滑度10秒、光沢度4.5%)とし
た以外は、実施例1と同様にして塗工、乾燥し塗被紙を
得た。この塗被紙の緊度は0.70であった。
【0032】比較例1 実施例1の塗料中のスチレン−ブタジエン共重合体ラテ
ックスの配合率を3部とした以外は、実施例1と同様に
して塗工 、乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙の緊度は
0.78であった。 比較例2 実施例1の塗料中のスチレン−ブタジエン共重合体ラテ
ックスの配合率を40部とした以外は、実施例1と同様
にして塗工 、乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙の緊度
は0.76であった。 比較例3 実施例1の塗料中のリン酸エステル化デンプンの配合率
を18部とした以外は、実施例1と同様にして塗工 、
乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙の緊度は0.75であ
った。
【0033】比較例4 実施例1の塗料中のリン酸エステル化デンプンの配合率
を60部とした以外は、実施例1と同様にして塗工 、
乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙の緊度は0.77であ
った。 比較例5 実施例1の塗被量を2g/m2 とした以外は、実施例1
と同様にして塗工 、乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙
の緊度は0.74であった。 比較例6 実施例1の塗被量を13g/m2 とした以外は、実施例
1と同様にして塗工、乾燥し塗被紙を得た。この塗被紙
の緊度は0.80であった。
【0034】比較例7 実施例1の塗料中のバインダーピグメントのかわりに、
中空球状有機合成顔料(商標:ローペイクHP−91、
米国ローム・アンド・ハース(株)製)を使用した以外
は、実施例1と同様にして塗工、乾燥し塗被紙を得た。
この塗被紙の緊度は0.75であった。 比較例8 実施例1の塗料中の顔料を、カオリン(商標:UW−9
0、米国エンゲルハード(株)製)20%、バインダー
ピグメント(商標:L−8808、旭化成(株)製)1
0%、及び湿式粉砕重質炭酸カルシウム(商標:ハイド
ロカーブ−90、白石カルシウム(株)製)70%とし
た以外は、実施例1と同様にして塗工、乾燥し塗被紙を
得た。この塗被紙の緊度は0.78であった。 比較例9 実施例1の塗料中の顔料を、カオリン(商標:UW−9
0、米国エンゲルハード(株)製)20%、湿式粉砕重
質炭酸カルシウム(商標:ハイドロカーブ−90、白石
カルシウム(株)製)60%、偏平型有機合成顔料(商
標:グロスデール240−V、三井東圧化学(株)製)
10%、尿素樹脂系填料(商標:ユーパールC−122
R、三井東圧化学(株)製)10%とした以外は、実施
例1と同様にして塗工 、乾燥し塗被紙を得た。この塗
被紙の緊度は0.74であった。
【0035】比較例10 実施例1の塗被紙をスーパーカレンダーに通し、圧接処
理して塗被紙の表面を入射光束/反射光束=75゜/7
5゜の鏡面光沢度で19%、且つ王研式平滑度で190
秒に仕上げた以外は、実施例1と同様にして塗工 、乾
燥し塗被紙を得た。この塗被紙の緊度は0.93であっ
た。 比較例11 実施例1の塗工設備をゲートロールコーターとした以外
は、実施例1と同様の塗料を塗工 、乾燥し塗被紙を得
た。この塗被紙の緊度は0.78であった。
【0036】比較例12 実施例1の塗工設備をブレードコーターとした以外は、
実施例1と同様の塗料を塗工 、乾燥し塗被紙を得た。
この塗被紙の緊度は0.75であった。 比較例13 実施例1の塗被紙のかわりに、非塗工印刷用紙(商標:
サンフラワー、新王子製紙(株)製)を用い品質を評価
した。この非塗工印刷用紙の緊度は0.80であった。 比較例14 実施例1の塗被紙のかわりに、軽量コート紙(商標:O
KコートL、新王子製紙(株)製)を用い品質を評価し
た。この軽量コート紙の緊度は0.94であった。
【0037】このようにして得られた24種類の塗被紙
について、以下の品質評価を行った。評価結果を表1に
示す。 (印刷面インキ濃度)塗被紙に明製作所(株)製RI印
刷機を用いて、インキに大日本インキ化学工業(株)製
Graf−G(紅)を使用して印刷(インキ供給量0.
3ml)し、印刷後24時間経過後にマクベス濃度計を
用いて反射濃度を測定した。 (インキの乾燥性)塗被紙に明製作所(株)製RI印刷
機を用いて、インキに大日本インキ化学工業(株)製G
raf−G(紅)を使用して印刷(インキ供給量0.5
ml)し、印刷後60分経過後に印刷面に指を軽く接触
し、指にインキが付着しない場合を乾燥性良好と判定し
○、付着する場合を乾燥性不良と判定し×とした。
【0038】(非塗工紙の風合い)男女各5名計10名
により塗被紙に非塗工紙の風合いが残されているか否か
を判定させ、8名以上残されていると評価した場合を
○、8名未満の場合×と判定した。 (塗工表面の擦れ傷)塗被紙の表面を指先で強く擦り表
面の擦れ傷の付き具合いを目視により観察し、擦れ傷が
あまり目立たない場合を○、擦れ傷が著しく実用上問題
があると考えられる場合を×と判定した。
【0039】(塗工表面の光沢度)塗被紙表面のJIS
P8142に規定される入射光束/反射光束=75゜
/75゜の鏡面光沢度を(株)村上色彩技術研究所製光
沢度計により測定した。 (塗工表面の平滑度)塗被紙表面のJ.TAPPI N
o.5m−74に規定される王研式平滑度を測定した。
【0040】
【表1】
【0041】表1から明かなように、本発明に係る高級
印刷用紙は、印刷後のインキ濃度が軽量コート紙と同
等、又はこれ以上に高く、インキ乾燥も速く優れた印刷
品質を備えている。また、塗工することにより損なわれ
やすい非塗工紙の風合いも十分保持されており、本発明
の目的を十分満足させ得るものであった(実施例1〜1
0)。一方、塗料の組成比率が本発明の範囲にない場合
(比較例1〜4)、塗被量が本発明の範囲にない場合
(比較例5〜6)、さらに組成及び仕上げ面で本発明の
条件を満たさない場合(比較例7〜12)、いずれもな
んらかの点で不都合を生じ実用できなくなる。尚、当然
のことながら、一般的な非塗工印刷紙では風合いは良好
であるが、インキが紙内部に浸透してしまうため所望と
する印刷濃度は得られず(比較例13)、また軽量コー
ト紙では良好な印刷を得ることができるが表面が塗工層
によって完全に被覆されているうえに平滑、光沢が高く
非塗工紙の風合いは完全に損なわれている(比較例1
4)。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、木材パルプを主原料と
する原紙上に、カオリンと接着力を有する有機合成顔料
の混合物、又はカオリン、偏平型有機合成顔料、尿素樹
脂系填料から選ばれる少なくとも2種以上の混合物を主
成分とする顔料100重量部に対し、接着剤としてスチ
レン−ブタジエン共重合体ラテックス5〜30重量部
と、リン酸エステル化デンプン及び/又はアセチル化デ
ンプン20〜50重量部を含有する絶乾塗被量3〜10
g/m2 の塗被層がエアーナイフコーター又はバーコー
ターによって設けられていることにより、これまでにな
く白紙表面は非塗工紙の風合いを有し、且つ印刷面の濃
度は軽量コート紙と同等、又はそれ以上に高い高級印刷
用紙を得ることができるのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 3/78

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材パルプを主原料とする原紙上に、カ
    オリンと接着力を有する有機合成顔料の混合物を主成分
    とする顔料100重量部に対し、接着剤としてスチレン
    −ブタジエン共重合体ラテックス5〜30重量部と、リ
    ン酸エステル化デンプン及び/又はアセチル化デンプン
    20〜50重量部を含有する絶乾塗被量3〜10g/m
    2 の塗被層がエアーナイフコーター又はバーコーターに
    より設けられていることを特徴とする高級印刷用紙。
  2. 【請求項2】 木材パルプを主原料とする原紙上に、カ
    オリン、偏平型有機合成顔料、尿素樹脂系填料から選択
    される少なくとも2種以上の混合物を主成分とする顔料
    100重量部に対し、接着剤としてスチレン−ブタジエ
    ン共重合体ラテックス5〜30重量部と、リン酸エステ
    ル化デンプン及び/又はアセチル化デンプン20〜50
    重量部を含有する絶乾塗被量3〜10g/m2 の塗被層
    がエアーナイフコーター又はバーコーターにより設けら
    れていることを特徴とする高級印刷用紙。
  3. 【請求項3】 塗工表面の、J.TAPPI紙パルプ試
    験方法No.5m−74に規定される王研式平滑度が1
    00秒以下であり、且つJIS P−8142に規定さ
    れる入射光束/反射光束=75゜/75゜の鏡面光沢度
    が15%以下、且つ緊度が0.9以下であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の高級印刷用紙。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005089867A (ja) * 2003-07-10 2005-04-07 Nippon Paper Industries Co Ltd オフセット印刷用塗工紙及びその製造方法
JP2005089868A (ja) * 2003-07-14 2005-04-07 Nippon Paper Industries Co Ltd オフセット印刷用塗工紙の製造方法及び塗工紙
JP2007332508A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Daio Paper Corp 新聞用紙
JP2014114515A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Oji Holdings Corp 塗工ファンシー紙

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