JPH08143208A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH08143208A
JPH08143208A JP31408994A JP31408994A JPH08143208A JP H08143208 A JPH08143208 A JP H08143208A JP 31408994 A JP31408994 A JP 31408994A JP 31408994 A JP31408994 A JP 31408994A JP H08143208 A JPH08143208 A JP H08143208A
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discharge tray
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JP31408994A
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English (en)
Inventor
Koichi Tanno
幸一 丹野
Makoto Kawarama
誠 瓦間
Hiroyuki Kinoshita
啓之 木下
Atsuto Mingu Tan
アット ミング タン
Masahiro Taniguro
昌宏 谷黒
Hiroyuki Saito
広行 斉藤
Masaya Shinmachi
昌也 新町
Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Tetsuo Suzuki
哲夫 鈴木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排出した記録紙の姿勢を一定に保つことで記
録紙の印字部での浮き上がりや波打ちを抑え、高品位な
画像を形成し、また排出された記録紙が反転することの
ない排紙トレイを提供する。 【構成】 インクの飛翔液滴を吐出して画像を記録媒体
上に形成する記録ヘッド7と、記録紙P(記録媒体)を
移送して排紙部4より排出する記録紙Pの送紙部3(搬
走手段)と、この排紙部4から排出された記録紙Pを収
容する排紙トレイ101とを備えた印刷装置において、
前記排紙トレイ101内に排出、積載された記録紙Pの
上面の高さと前記排紙部4の排出口の高さとを略同一高
さとする排紙トレイの高さ変更手段を設けた排紙トレイ
部100を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排出された記録媒体を収
容する排紙トレイを上下に移動可能としたインクジェッ
ト方式の印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にインクジェット方式の印刷装置
は、記録ヘッドから被記録媒体にインクを吐出して記録
を行うものであり、記録ヘッドのコンパクト化が容易で
あり、高精細な画像を高速で記録することができ、ラン
ニングコストが安く、また、ノンインパクト方式である
ため騒音が少なく、しかも、多色のインクを使用してカ
ラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有して
いる。
【0003】中でも、紙幅方向に多数の吐出口を配列し
たラインタイプの記録ヘッドを使用したライン型の装置
は、記録の一層の高速化が可能である。
【0004】上記インクジェット印刷装置において、給
紙装置によって給紙されてきた記録紙は記録領域におい
てプラテンによって保持され、記録ヘッドによって記録
された後、通紙方向下流側に設けられた排紙手段によっ
て排紙トレイに排紙される。このような構成のインクジ
ェット方式の印刷装置では記録にインクを用いるため、
記録紙にインクが染み込むことによる紙面の波打ちの発
生が起き、特に記録紙自体の特性(紙の材質,吸湿性)
や状態(乾燥)等で、記録領域において記録紙の記録面
が大きく不規則に波打ちを起こす場合がある。
【0005】図8は、従来のインクジェット方式の印刷
装置の断面図であり、図9は、その要部の拡大図であ
る。
【0006】図8,9において、被記録媒体である記録
紙P’は、給紙部202に積載されており、給紙ローラ
ー222によって上部から一枚ずつ給紙される。
【0007】給紙された記録紙P’は、搬送ローラー2
36とピンチローラー237とによって挟持され、不図
示の駆動源によって駆動される搬送ローラー236によ
ってプラテン234上の印字開始位置まで搬送される。
【0008】207は、記録ヘッドで、キャリッジ25
0に着脱可能に取り付けられており、キャリッジ250
は、軸281によって軸支され、記録紙P’の搬送方向
と直交する方向に移動可能となっている。つまり、記録
ヘッド207が、記録紙P’の搬送方向と直交する方向
に移動しながら記録紙P’へ印字を行うようになってい
る。
【0009】241は、排紙ローラーで、伝達ローラー
240を介して搬送ローラー236の回転力によって駆
動される。
【0010】印字後の記録紙P’は、排紙ローラー24
1と、排紙ローラー241と圧接する拍車242とによ
って、排紙トレイ200へ排紙、収容されるようになっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のインクジェット方式の印刷装置は、排出口であ
る排紙ローラー241と記録紙P’の先端と排紙トレイ
200に着地するポイントとの距離Lが大きい、つま
り、高低差があるため、記録紙P’は排紙ローラー24
1の下流側において、下方にモーメントを受け、排紙ロ
ーラー241を支点としてプラテン234の印字面上で
記録紙P’が大きく浮き上がる場合があったり、また、
記録紙P’が紙のコシで自重をささえきれなくなり、下
方へたれ下がる時に拍車242の上流部に波打ちが発生
し、その部分がそのままプラテン234の上面より大き
く浮き上がってしまう場合があった。この場合では、浮
き上がり量や、波打ち量においては一定ではなかった。
【0012】さらには、排紙トレイ200に排出された
印字後の記録紙P’の積載量によっては、記録紙P’の
先端着地地点が変化し、排出されている記録紙P’のう
ちのどの部分が撓んで凸になるか一定せず、排出されて
いる記録紙P’の先端がすで排出されている記録紙P’
とひっかかり、反転してしまう場合もあった。
【0013】このように記録紙Pがプラテン234の上
面より大きく浮き上がったり、波打ちが発生したりして
しまった場合、設定されている記録紙P’とインクジェ
ット方式のヘッドの間の距離が大幅に変化してしまい、
高品位な画像が望めなくなる上、さらに浮き上がりや、
波打ちがプラテン234の上面から記録紙P’までの距
離よりも大きくなってしまうような場合には、記録ヘッ
ド207と記録紙P’の記録面の擦れが発生してしま
い、出力画像が著しく汚れるばかりではなく、記録ヘッ
ド207や印刷装置本体の故障の原因となってしまうこ
ともある。
【0014】この時にプラテン234の上面と記録紙
P’までの距離を大きくして記録ヘッドと記録紙の擦れ
を避けることができるが、プラテン234の上面と記録
紙P’までの距離を大きくしてしまうと浮き上がり部分
以外や波打ちが発生していない時に記録の精度や品位が
悪くなってしまい、良質な記録結果が得られなくなる。
また、排出された記録紙P’が反転してしまうことは、
例え、印刷がどれだけきれいに行われたとしても、ユー
ザーの手を煩わすことになり、大きな問題となる。
【0015】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、排出し
た記録紙の姿勢を一定に保つことで記録紙の印字部での
浮き上がりや波打ちを抑え、高品位な画像を形成し、ま
た排出された記録紙が反転することのない排紙トレイを
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、インクの飛翔液滴を吐出して画像
を記録媒体上に形成する記録ヘッドと、記録媒体を移送
して排出口より排出する記録媒体の搬走手段と、この排
出口から排出された記録媒体を収容する排紙トレイとを
備えた印刷装置において、前記排紙トレイ内に排出、積
載された記録媒体の上面の高さと前記排出口の高さとを
略同一高さとする排紙トレイの高さ変更手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0017】また、前記排紙トレイの高さ変更手段は、
排出口から排出された記録媒体の枚数をカウントして記
憶するメモリー手段と、このメモリー手段の出力結果に
対応して排紙トレイの高さを制御することも好ましい。
【0018】前記排紙トレイの高さ変更手段は、前記排
紙トレイ内に排出され、積載された記録媒体の高さを検
出する検出手段と、この検出手段の出力結果に対応して
排紙トレイの高さを制御することも好ましい。
【0019】前記排紙トレイの高さ変更手段は、前記排
紙トレイ内に排出され、積載された記録媒体の重さを検
出する検出手段と、この検出手段の出力結果に対応して
排紙トレイの高さを制御することも好ましい。
【0020】
【作用】上記のように構成された本発明の印刷装置で
は、排紙トレイの高さの変更手段が排紙された記録媒体
の上面の高さと装置本体の排出口の高さがほぼ同一とな
るように排紙トレイの高さを変更する。
【0021】また、排紙トレイの高さ変更手段は、排出
口から排出された記録媒体の枚数をカウントして記憶す
るメモリー手段と、このメモリー手段の出力結果に対応
して排紙トレイの高さを制御する。
【0022】前記排紙トレイの高さ変更手段は、前記排
紙トレイ内に排出され、積載された記録媒体の高さを検
出する検出手段と、この検出手段の出力結果に対応して
排紙トレイの高さを制御する。
【0023】前記排紙トレイの高さ変更手段は、前記排
紙トレイ内に排出され、積載された記録媒体の重さを検
出する検出手段と、この検出手段の出力結果に対応して
排紙トレイの高さを制御する。
【0024】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0025】(第1実施例)本発明の第1の実施例を図
1,2,3,4,5に沿って説明する。
【0026】本発明を適用した印刷装置1は、給紙部
2、送紙部3、排紙部4、キャリッジ部5、クリーニン
グ部6から構成されている。
【0027】上記の各構成部分を項目に分けて概略を順
次説明する。なお、図1は印刷装置1の全体構成を示す
斜視図、図2は印刷装置1の正面図、図3は印刷装置1
の構成断面図であり、図1,2,3を用いて(I)給紙
部、(II)送紙部、(III)キャリッジ部、(IV)排紙
部、(V)クリーニング部の説明を行う。 (I)給紙部 給紙部2は記録媒体としての記録紙Pを積載する圧板2
1と記録紙Pを給紙する給送回転体22がベース20に
取り付けられる構成となっている。圧板21には可動サ
イドガイド23が移動可能に設けられて、記録紙Pの積
載位置を規制している。圧板21はベース20に結合さ
れた回転軸aを中心に回転可能で、圧板バネ24により
給送回転体22に付勢される。
【0028】給送回転体22と対向する圧板21の部位
には、記録紙Pの重送を防止する人工皮等の摩擦係数の
大きい材質からなる分離パッド25が設けられている。
さらに、ベースには、記録紙Pの一方向の角部を覆い、
記録紙Pを一枚ずつ分離するための分離爪26、厚紙等
分離爪26が使えないものを分離するためにベース20
に一体形成された土手部27、普通紙ポジションでは分
離爪26が作用し、厚紙ポジションでは分離爪26が作
用しないように切り換えるための切り替えレバー28、
圧板21と給送回転体22の当接を解除するリリースカ
ム29、が設けられている。
【0029】上記構成において、待機状態ではリリース
カム29が圧板21を所定位置まで押し下げている。こ
れにより、圧板21と給送回転体22の当接は解除され
る。そして、この状態で搬送ローラー36の有する駆動
力が、ギア等により給送回転体22及びリリースカム2
9に伝達されると、リリースカム29は圧板21から離
れるので圧板21は上昇し、給送回転体22と記録紙P
が当接し、給送回転体22の回転に伴い記録紙Pはピッ
クアップされ給紙を開始し、分離爪26によって一枚ず
つ分離されて送紙部3に送られる。
【0030】給送回転体22及びリリースカム29とは
記録紙Pを送紙部3に送り込むまで回転し、再び記録紙
Pと給送回転体22との当接を解除した待機状態となっ
て搬送ローラー26からの駆動力が切られる。 (II)送紙部 搬送手段としての送紙部3は記録紙Pを搬送する搬送ロ
ーラー36と記録紙の先端と後端を検知するPEセンサ
ー32を有している。搬送ローラー36に従動するピン
チローラー37が当接して設けられている。ピンチロー
ラー37はピンチローラーガイド30に保持され、ピン
チローラーガイド30をピンチローラーバネ31で付勢
することで、ピンチローラー37を搬送ローラー36に
圧接させて記録紙Pの搬送力を生み出している。さら
に、記録紙Pが搬送されてくる送紙部3の入口には記録
紙Pをガイドする上ガイド33及びプラテン34が配設
されている。また、上ガイド33には記録紙Pの先端、
後端検出をPEセンサー32に伝えるPEセンサーレバ
ー35が設けられている。さらに、搬送ローラー36の
記録紙搬送方向における下流側には、画像情報に基づい
て画像を形成する記録ヘッド7が設けられている。
【0031】上記構成において、送紙部3に送られた記
録紙Pはプラテン34、ピンチローラーガイド30及び
上ガイド33に案内されて、搬送ローラー36とピンチ
ローラー37とのローラー対に送られる。この時、PE
センサーレバー35で搬送されてきた記録紙Pの先端を
検知して、これにより記録紙Pの印字位置を求めてい
る。また、記録紙Pは不図示のLFモーターによりロー
ラー対36,37が回転することでプラテン34上を搬
送される。
【0032】なお、記録ヘッド7はインクタンクが着脱
可能に構成された交換容易なインクジェット記録ヘッド
が用いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等によ
りインクに熱を与えることが可能となっている。そし
て、この熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による
気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって
記録ヘッド7のノズル70からインクが吐出されて記録
紙P上に画像が形成される。 (III)キャリッジ部 キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッ
ジ50を有している。そしてキャリッジ50は、記録紙
Pの搬送方向にたいして直交方向に往復走査させるため
のガイド軸81及びキャリッジ50の後端を保持して記
録ヘッド7と記録紙Pとの隙間を維持するガイドレール
82によって支持されている。なお、これらガイド軸8
1及びガイドレール82はシャーシー8に取り付けられ
ている。また、キャリッジ50はシャーシー8に取り付
けられたキャリッジモーター80によりタイミングベル
ト83を介して駆動される。このタイミングベルト83
は、アイドルプーリー84によって張設、支持されてい
る。さらに、キャリッジ50には、電気基板9から記録
ヘッド7へ信号を使えるためのフレキシブル基板56を
備えている。
【0033】上記構成において、記録紙Pに画像形成す
る時は、画像形成する行位置(記録紙Pの搬送方向の位
置)にローラー対36,37が記録紙Pを搬送すると共
にキャリッジモーター80によりキャリッジ50を画像
形成する列位置(記録紙Pの搬送方向と直角な位置)に
移動させて、記録ヘッド7を画像形成位置に対向させ
る。その後、電気基板9からの信号により記録ヘッド7
が記録紙Pに向けてインクを吐出して画像が形成され
る。 (IV)排紙部 搬送手段としての排紙部4はローラー40が前記搬送ロ
ーラー36に当接し、さらに、伝達ローラー40は排紙
ローラー41と当接して設けられている。したがって、
搬送ローラー36の駆動力が伝達ローラー40を介して
排紙ローラー41に伝達される。また、排紙ローラー4
1に従動して回転可能な如く拍車42が排紙ローラー4
1に当接されている。以上の構成によって、キャリッジ
部5で画像形成された記録紙Pは、前記排紙ローラー4
1と拍車42とに挟まれ、搬送されて不図示の排紙トレ
イに排出される。 (V)クリーニング部 クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリーニングを行
うポンプ60と記録ヘッド7の乾燥を抑えるためのキャ
ップ61及び搬送ローラー36からの駆動力を給紙部2
及びポンプ60にきり換える駆動切り替えアーム62か
ら構成されている。駆動切り替えアーム62が給紙、ク
リーニング以外の時は、搬送ローラー36の軸心を中心
に回転する遊星ギア(不図示)を所定位置に固定してい
るので、給紙部2及びポンプ60に駆動力は伝達されな
い。キャリッジ50が移動することで、駆動切り替えア
ーム62を矢印A1方向に移動させると、遊星ギアがフ
リーになるので搬送ローラー36の正転、逆転に応じて
遊星ギアが移動し、搬送ローラー36が正転したときは
給紙部2に駆動力が伝達され、逆転したときはポンプ6
0に駆動力が伝達されるようになっている。
【0034】次に本発明に係る排紙トレイ部100の第
一の実施例の主要各部の構成及び動作を図4及び図5を
用いて述べる。
【0035】図4は、排紙ローラー41によって排出さ
れた記録紙Pが排紙トレイ101に少量積載された状態
を示し、図5は、記録紙Pが排紙トレイ101に多量に
積載された状態を示す図である。
【0036】図4,5において101は、排紙ローラー
41によって排出された記録紙Pを複数枚、積載して収
容可能な排紙トレイで、排紙トレイ101の下部には二
カ所に、中心に穴101bをもった突起101aが形成
されている。103,104は支持部材で、それぞれ長
手方向の略中心が軸105で軸支され、支持部材103
と104は、軸105を中心として揺動可能となってい
る。支持部材103,104の排紙トレイ101側の一
端には、それぞれ長穴103a,104aが形成され、
軸106,107によって排紙トレイ101の突起10
1aと結合されている。また、支持部材103,104
の他端には穴103b,104bが形成されている。1
02は、ベースでその上面に突出部102aが形成さ
れ、突出部102aには長穴102bが形成されてい
る。そして、長穴102bと支持部材103,104の
穴103b,104bとは、軸108,109によって
結合されている。したがって、軸108,109がベー
ス102の長穴102bの内面を摺動しながら水平方向
(矢印A2方向)へ移動し、軸106,107が支持部
材103,104の長穴103a,104aの内面を摺
動することで、排紙トレイ101は、高さ方向(矢印A
3方向)へ移動可能なこととなる。
【0037】そして、一方の支持部材103がベース1
02と結合される軸109には、ギア110が軸109
と一体に取り付けられている。111は上部に歯部11
1aをもったラックで、軸112によってベース102
にX方向に移動可能に取り付けられ、歯部111aとギ
ヤ110が噛み合うようになっている。114は、モー
ターで、ギヤ113が取り付けられ、ギヤ113とラッ
ク111の歯部111aが噛み合うように構成されてい
る。したがって、モーター114を駆動させると、ギヤ
113が回転し、ギヤ113と噛み合うラック111が
矢印A2方向へ移動し、ラック111と噛み合うギヤ1
11が回転し、支持部材103,104が軸105を支
点として揺動することで排紙トレイ101は高さ方向
(矢印A3方向)へ移動する。
【0038】115はモーター114を制御する制御手
段で、本第一の実施例では、排紙される記録紙Pの枚数
をPEセンサー32でカウントし、その結果をメモリー
機能をもった制御手段115へ出力し、制御手段115
の出力結果に応じてモーター114が駆動される。具体
的には、PEセンサーレバー35によって排紙される記
録紙Pの後端が検出されると、その結果がPEセンサー
32によって制御手段115へ出力され、制御手段11
5の出力結果に応じてモーター114が駆動され、ギヤ
113が反時計回りに回転し、ラック111が矢印A2
のX1方向に移動し、ギヤ110が反時計回りに回転
し、支持部材103,104が軸105を支点として揺
動することで排紙トレイ101は矢印A3のY1方向に
移動(下降)される。
【0039】118は排紙トレイ101に設けられ、排
紙された記録紙の有無を検出するセンサーであり、排紙
トレイ101に積載された記録紙を取り外すと、センサ
ー118で記録紙がないことを検出し、その結果を制御
手段115へ出力し、モーター114を駆動させ、上述
とは逆の動作を行い、排紙トレイ101を矢印A3びY
2方向に移動(上昇)させる。尚、排紙トレイ101に
記録紙が無い時には、排紙トレイ101の上面101c
と排紙ローラー41による記録紙排出口との高さが略同
一であって、待機状態となっている。
【0040】このように第1の実施例では、排出される
記録紙をPEセンサー32でカウントし、制御手段11
5によってモーターを回転させ、排紙トレイ101を下
降させて、常に、排出口から排出されて積載される記録
紙Pの上面の高さと、排出される記録紙Pの先端着地地
点を一定とさせ、記録紙Pが自重で下方に折れ曲がるこ
とのないようにしている。
【0041】(第2実施例)本実施例では、図6に示す
ように、排紙トレイ101に記録紙検出手段116を設
けたもので、排紙トレイ101に排出され、積載された
記録紙の量を記録紙検出手段116で検出し、その結果
を制御手段115へ出力するものである。その他、モー
ター114による排紙トレイ101の高さ方向への移動
動作、構成は第一実施例で述べたものと同様である。
【0042】記録紙検出手段116は、第1の実施例の
PEセンサー32による記録紙の検出の変わりに設定し
てもよく、また両方共併用し、PEセンサー32で排出
される記録紙Pを検出し、記録紙検出手段116で排出
された後の記録紙Pの量を再検出し、制御手段115へ
フィードバックするという方法をとってもよいものであ
る。
【0043】その他の構成及び作用については上記した
第1の実施例と同一であるので、同一の構成部分には同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0044】(第3実施例)本実施例では、図7に示す
ように、排紙トレイ101に記録紙の重さ検出手段11
7を設けたもので、排紙トレイ101に排出され、積載
された記録紙の重量を記録紙の重さ検出手段117で検
出し、その結果を制御手段115へ出力するものであ
る。
【0045】その他、モーター114による排紙トレイ
101の高さ方向への移動動作、構成は第1実施例で述
べたものと同様である。
【0046】記録紙重さ検出手段117は、第一実施例
のPEセンサー32による記録紙の検出の変わりに設定
してもよく、また両方共併用し、PEセンサー32で排
出される記録紙を検出し、記録紙高さ検出手段117で
排出された後の記録紙の量を再検出し、制御手段115
へフィードバックするという方法をとってもよいもので
ある。また、本実施例では、記録紙重さ検出手段117
と記録紙有無センサー118とを両方設けたが、記録紙
重さ検出手段117が記録紙有無センサー118を兼ね
るものであってもよい。
【0047】その他の構成及び作用については上記した
第1の実施例と同一であるので、同一の構成部分には同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印刷装置
は、排紙トレイの高さ変更手段を設け、排紙トレイ内に
排出、積載された記録媒体の量にかかわらず、記録紙の
排出口と排出される記録紙の着地地点との高さとを略同
一とするようにしたので、プラテンの印字面上で記録紙
が大きく浮き上がることなく、波打ち量を最小の状態に
することができ、記録ヘッドと最適な紙間距離を保つこ
とができ、記録結果の高品位化を図ることができる。
【0049】さらに、記録ヘッドと記録媒体が撓むこと
がないので記録面との擦れが発生することがないため、
安定した記録が得られ、信頼性の高い、安全な印刷装置
とすることができる。
【0050】また、記録紙が自重で下方に折れ曲がるこ
とや、反転してしまうことも防止できる。
【0051】排出口から排出された記録媒体の枚数をカ
ウントして排紙トレイの高さを変更することは、既存の
センサを利用することができ、コスト的に有利である。
【0052】また、排出された記録媒体の上面の高さを
検出する検出手段は直接的に記録媒体の上面の高さを検
出するので、記録媒体の一枚一枚の厚さが異なっても、
正確に排紙トレイの高さを変更することができる。
【0053】また、記録媒体の重量から記録媒体の上面
の高さを検出する検出手段は、連続して複数の印刷処理
を行う場合に、途中で、印刷された記録媒体の一部を抜
き取ってしまっても重量の変化により記録媒体の上面の
高さを変更するので、確実な検出方法でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用する印刷装置の実施例の全
体構成を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明を適用する印刷装置の実施例の正
面図である。
【図3】図3は本発明を適用する印刷装置の実施例の構
成断面図である。
【図4】図4は本発明に係わる排紙トレイ部の第1実施
例の構成断面図である。
【図5】図5は本発明に係わる排紙トレイ部の第1実施
例の構成断面図である。
【図6】図6は本発明に係わる排紙トレイ部の第2実施
例の構成断面図である。
【図7】図7は本発明に係わる排紙トレイ部の第3実施
例の構成断面図である。
【図8】図8は従来のインクジェット方式の印刷装置の
構成断面図である。
【図9】図9は従来のインクジェット方式の印刷装置の
印字部の構成断面図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 給紙部 3 送紙部 4 排紙部 5 キャリッジ部 6 クリーニング部 7 記録ヘッド 8 シャーシ 9 電気基板 34 プラテン 36 搬送ローラー 37 ピンチローラー 50 キャリッジ 81 ガイド軸 100 排紙トレイ部 101 排紙トレイ 102 ベース 103,104 支持部材 110,113 ギヤ 111 ラック 114 モーター 115 制御手段 116 記録紙検出手段 117 記録紙重さ検出手段 118 記録紙有無センサー P 記録紙(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タン アット ミング 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 谷黒 昌宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 斉藤 広行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 新町 昌也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 柳 治幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 鈴木 哲夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの飛翔液滴を吐出して画像を記録
    媒体上に形成する記録ヘッドと、記録媒体を移送して排
    出口より排出する記録媒体の搬走手段と、この排出口か
    ら排出された記録媒体を収容する排紙トレイとを備えた
    印刷装置において、 前記排紙トレイ内に排出、積載された記録媒体の上面の
    高さと前記排出口の高さとを略同一高さとする排紙トレ
    イの高さ変更手段を設けたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記排紙トレイの高さ変更手段は、排出
    口から排出された記録媒体の枚数をカウントして記憶す
    るメモリー手段と、このメモリー手段の出力結果に対応
    して排紙トレイの高さを制御する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記排紙トレイの高さ変更手段は、前記
    排紙トレイ内に排出され、積載された記録媒体の高さを
    検出する検出手段と、この検出手段の出力結果に対応し
    て排紙トレイの高さを制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記排紙トレイの高さ変更手段は、前記
    排紙トレイ内に排出され、積載された記録媒体の重さを
    検出する検出手段と、この検出手段の出力結果に対応し
    て排紙トレイの高さを制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
JP31408994A 1994-11-22 1994-11-22 印刷装置 Withdrawn JPH08143208A (ja)

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