JPH0814204B2 - 破砕機 - Google Patents

破砕機

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JPH0814204B2
JPH0814204B2 JP7410889A JP7410889A JPH0814204B2 JP H0814204 B2 JPH0814204 B2 JP H0814204B2 JP 7410889 A JP7410889 A JP 7410889A JP 7410889 A JP7410889 A JP 7410889A JP H0814204 B2 JPH0814204 B2 JP H0814204B2
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fixed
swivel plate
crushing
plate
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誠一 坂戸
昌彦 坂戸
邦彦 松居
信夫 渡邊
重正 芳野
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株式会社坂戸工作所
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/965Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of metal-cutting or concrete-crushing implements

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  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多大に力が加わる旋回箇所の摺動部が摩滅
しても、その摩滅補正ができこれによって常に最適の状
態で破砕作業ができ、さらに摩滅に対する補正が簡易且
つ迅速にできる破砕機に関する。
〔従来の技術〕
特に、鉄筋コンクリート製の梁や柱を破砕したり、或
いは筋交い等の斜めに設けられた鉄筋コンクリート材を
破砕する際には、その破砕機による剪断力を与えるため
には、それぞれの軸方向に直角にして剪断破砕するのが
理想的であり、そのため、その破砕機を旋回可能にした
ものとして、例えば特開昭60−62373号公報が存在して
いる。これによれば、確かに、油圧ショベル本***置を
そのままにしても、破砕機のみの角度を自在にすること
で、適宜の被破砕物の長手方向に直行するようにして破
砕することが可能であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、そのような鉄筋コンクリート製の梁や柱等
の被破物を破砕するのには、例え敵性な位置に回転する
にしても、その破砕機自体の旋回箇所に曲げモーメント
として常に何トンもの過大な負荷が加わり、その旋回箇
所にガタが極めて早期に発生している。このガタの発生
により、今度は破砕能力が低下するのみならず、極めて
破砕しにくくなる重大な欠点があった。
このガタを強制するのには、破砕機全体を大掛かりな
修正をするか、或いは破砕機を交換する必要があり、作
業が中断するのみならず、危険負担が大きかった。さら
には、狭い箇所で、適性な位置に破砕機が反転するよう
な場所には、本来破砕しない物、例えば隣の壁等を破砕
してしまう重大な欠点もあった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究
を重ねた結果、その発明を、旋回破砕部の開口部の下端
に固定顎本体を形成し、縦割り大刃及び複数の横割り刃
を固着した可動顎本体を、固定顎本体の垂直面上を油圧
機構にて搖動可能に設け、その旋回破砕部に固着した旋
回板を取付体の取付環状板に重合し、その旋回板に固着
した短管部の外周に螺合した挟持用ナットと旋回板との
間に、摺動スペーサを介して前記取付環状板を挟持し、
且つ旋回板及びこれに取りけた旋回破砕部を取付体に対
して旋回可能に設け、所望旋回角度にて旋回抵抗を大き
くする旋回規制体を設け破砕機としたり、或いは、旋回
破砕部の開口部の下端に固定顎本体を形成し、縦割り大
刃及び複数の横割り刃を固着した可動顎本体を、固定顎
本体の垂直面上を油圧機構にて搖動可能に設け、その旋
回破砕部に固着した旋回板を取付体の取付環状板に重合
し、その旋回板に固着した短管部の外周に螺合した挟持
用ナットと旋回板との間に、摺動スペーサを介して前記
取付環状板を挟持し、且つ旋回板及びこれに取り付けた
旋回破砕部を取付体に対して旋回可能に設け、その短管
部の先端周上に内周側被係合部を形成し、挟持用ナット
の先端周上に複数の外周側被係合部を形成し、ロック用
蓋部の周上に設けた係合部を内周側被係合部と外周被係
合部とに跨がって係合し、所望旋回角度にて旋回抵抗を
大きくする旋回規制体を設けた破砕機としたり、或い
は、旋回破砕部の開口部の下端に固定顎本体を形成し、
縦割り大刃及び複数の横割り刃を固着した可動顎本体
を、固定顎本体の垂直面上を油圧機構にて搖動可能に設
け、旋回破砕部に固着した旋回板を取付体の取付環状板
に重合し、その旋回板に固着した短管部の外周に螺合し
た挟持用ナットと旋回板との間に、摺動スペーサを介し
て前記取付環状板を挟持し、且つ旋回板及びこれに取り
付けた旋回破砕部を取付体に対して旋回可能に設け、所
望旋回角度位置にて旋回用ストッパー体を設けた破砕機
としたことにより、多大に力が加わる旋回箇所の摺動部
が摩滅しても、その摩滅補正ができ、これによって常に
最適の状態にて破砕作業ができ、さらに、摩滅に対する
補正が簡易且つ迅速にでき、前記課題を解決したもので
ある。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第27図に基づいて
説明する。
まず、旋回破砕部Aの構造は、3つの実施例が存在す
る。第1実施例の旋回破砕部Aは、第1図乃至第5図に
示されている。該旋回破砕部Aは旋回可能であるため、
形状等を特定するには、基準位置におけるものが必要と
され、これは第1図の位置を基準とする。また、旋回破
砕部Aに設ける部材及び要素も第1図を基準としての位
置関係とする。以下の説明においても同様とする。その
旋回破砕部Aの本体は、外筺1の前側に開口部2が設け
られている。
3は固定顎本体であって、外筺1の開口部2側下端に
外方に突出するように一体的に設けられている。その固
定顎本体3は、人の足状の外形をなし、鋼板にて箱とし
て形成され、この上面(後述する可動顎本体4と対向す
る面)には、該固定顎本体3の長手方向の中間位置に、
該長手方向に沿う縦刃となる長尺な支持刃3a,3a,…が略
平行に略等間隔に形成されている(実施例の図面では4
本)。該支持刃3a,3a,…は、実際には、箱状部の上面箇
所に僅かに上方に突出するようにして固着されている。
その固定顎本体3の支持刃3a,3a,…端の先端側は、該支
持刃3a,3a,…に直行し、且つこれと同等高さの連結部3b
が固着され、固定顎本体3の先端側、即ち、連結部3bよ
り先端側は、側面からみて先端が先鋭状になり、且つそ
の上面が平坦面3cをなし、その先端の中間に、後述する
縦割り大刃9の先端側を収納するコ字状の収納部3dが形
成されている。
4は可動顎本体であって、該基部4aが、前記開口部2
より外筺1の内部に挿入され軸支され、前記固定顎本体
3上で開閉する構成となっている。具体的には、その可
動顎本4の基部4aが外筺1の開口部2下端に設けられた
軸杆5に軸支され、その固定顎本体3の垂直面上を揺動
するように構成されている。この可動顎本体4は断面が
略方形状をなし、内部は中空状となっている。可動顎本
体4の先端(基部4aと反対側)は上方に僅かに膨らみ、
可動顎先端軸杵6が設けられている。そして該可動顎先
端軸杆6に開閉用油圧シリンダ7のピストンロッド7aの
先端が軸支され、そのシリダ本体7bの長手方向中間箇所
が外筺1に軸支されている。可動顎本体4の下面側(固
定顎本体3に対向する面)には、その幅方向の両端に、
複数の横割り刃8,8,…が所定間隔をおいて設けられてい
る。さらに、その可動顎本体4の幅方向の中間で、その
幅方向に形成された横割り刃8,8,…の間で、その可動顎
本体4の最先端位置と、適宜の間隔をおいた後方位置と
に、直径の大きな算盤珠を略半分にした縦割り大刃9,9
がその可動顎本体4の揺動面に沿って(切断面が可動顎
本体4の揺動平面と略一致している)設けられている。
その横割り刃8も、算盤珠を半分にし、且つその両側を
カットした形状をなし、刃面は円弧状をなしている(第
8図,第9図参照)。
その旋回破砕部Aの第2実施例では、第6図,第7図
に示すように、その固定顎本体3は、前記第1実施例の
旋回破砕部Aと同一で、その第1実施例の可動顎本体4
の横割り刃8,8,…において、その可動顎本体4の先端位
置の両側の2つを、略方形状の押圧体10,10として代替
えして固着されている。さらに、該押圧体10,10の下面
は、可動顎本体4を閉じたとき(第7図参照)、その下
面が、前記固定顎本体3の先端の平坦面3cに重合するよ
うに構成されている。
その旋回破砕部Aの第3実施例では、第10図乃至第14
図に示すものであり、第1実施例(第1図乃至第5図参
照)と、同一のものについては、符号を同一とし説明も
省略する。その第3実施例の旋回破砕部Aの固定顎本体
3の中間部は、第10図,第13図に示すように、第1実施
例と同様に構成され、特に、その内部位置の両支持刃3
a,3a間で且つ連結部3b側に、縦割り大刃9を収納する収
納部3dが形成されている。このため、第1実施例の可動
顎本体4の縦割り大刃9の先端位置側のものよりも後方
に位置するように設けられている。また、その固定顎本
体3の先端側は、複数の先端縦刃3e,3e,…が所定間隔に
設けられ、この間に、可動顎本体4の先端側の横割り刃
8,8が収納可能に設けられている。これによって、該横
割り刃8,8,…の位置は、第1実施例の横割り刃8,8,…位
置よりは、先端側に位置するように設けられている。
また、可動顎本体4及び固定顎本体3のそれぞれの基
部側において、その固定顎本体3には、鉄筋切断用の固
定切断刃11aが、可動顎本体4には、鉄筋切断用の可動
切断刃11bがそれぞれ固着され、固定顎本体3に可動顎
本体4が閉じたときにその可動切断刃11bと固定切断刃1
1aとが剪断作用をなす構成となっている。
その外筺1の後部側(開口部2と反対側で、第1図,
第10図において左側)には旋回板12が固着されている。
該旋回板12には後述の旋回位置規制構造が設けられてい
る。次に、旋回機構及び旋回規制機構について、第15図
乃至第24図に基づいて説明すると、Bは取付体であっ
て、取付環状板13に、対向する2枚のブラケット14,14
の基部が固着されている。その取付環状板13は、その中
央に拡大貫孔が形成された環状となり、その内周は、内
周鍔部13aとして形成されている。
前記旋回破砕部Aの後部の円板状の旋回板12の略中心
の円形孔部周縁に、同板に対して垂直方向を向く軸芯と
一致する短管部15が固着されている。該短管部15の先端
側の外周面には外螺子部15aが螺刻され、且つ短管部15
の先端周縁には、等間隔をおいて複数の凹部等の内周側
被係合部15b,15b,…が形成されている。実施例では、12
等分されている(第20図参照)。その短管部15が前記取
付環状板13の貫孔に遊挿される。そして、挟持用ナット
16の内螺子部16aが短管部15の外螺子部15aに螺合され、
この螺合にて、挟持用ナット16の下面と、旋回板12の上
面とで、前記取付環状板13の内周鍔部13aを適宜の挟持
力を保持し、該内周鍔部13aなる取付環状板13に対し
て、旋回破砕部Aを固着した旋回板12が適宜回動可能に
設けられている。その挟持用ナット16の押圧下面は、前
記内周鍔部13a面を押圧するように構成され、その先端
周縁には、約180度対向して凹部等の外周側被係合部16
b,16bが形成されている。該外周側被係合部16bの断面の
大きさと、前記短管部15の内周側被係合部15bの断面の
大きさが一致するように設けられている。
17はロック用蓋部であって、円板部の外周には、約18
0度対向して凸部等の係合部17a,17aが形成されている。
該係合部17aは、前記短管部15の内周側被係合部15bと挟
持用ナット16の外周側被係合部16bとに跨がって係合す
るように設けられている。実施例においては、その内周
側被係合部15bと外周側被係合部16bは凹部として形成さ
れ、係合部17aが凸部として形成されているが、内周側
被係合部15bと外周側被係合部16bを凸部として形成し、
係合部17aを凹部として形成してもよく、係合が確実で
あれば、実施例に限定されない。
18aは、環状の内周用L形摺動スペーサ,18bは環状の
内周用摺動スペーサであって、その内周用L形摺動スペ
ーサ18aの立上り部外面は前期内周鍔部13aの内周面に接
触し、その平坦部は内周鍔部13aの下面と前記旋回板12
の内周側面間に挟持されるように設けられている。ま
た、内周用摺動スペーサ18bは前記挟持用ナット16と取
付環状板13の内周鍔部13aとの間に挟持されるように構
成されている。さらに、環状の外周用摺動スペーサ19
は、取付環状板13の外周のスペーサ用環状溝13bと旋回
板12の外周面との間に挟持されるように構成されてい
る。その外周用摺動スペーサ19の円周面には孔部19a,19
a,…が複数分割形成されている(第19図参照)。実施例
では、90度位置毎に4箇所等分割に形成されている。ま
た、その孔部19a,19a,…の円周上位置で旋回板12の円周
面には皿孔12a,12a,…がこれも複数等分割されている。
実施例では、30度位置毎に12箇所等分割に形成されてい
る(第21図参照)。
20は旋回規制体であって、その筒形のケース20aの開
放側が取付環状板13の周上の複数の孔部に取り付けら
れ、規制用球20bがその旋回板12の皿孔12aとケース20a
内に設けた圧縮コイルスプリング20cの押圧による押圧
片20dとの間に、外周用摺動スペーサ19の孔部19aを介し
て介在されている。その圧縮コイルスプリング20cを圧
縮強さの調整のための調整用蓋20eがケース20aの上側位
置の内周に螺合されている。
21は旋回用ストッパー体であって、その外周用摺動ス
ペーサ19の孔部19a,19a,…の内周位置より僅か内周位置
に設けられ、その取付環状板13と旋回板12との回転を停
止させるものである。具体的には、第17図,第19図に示
すように、取付環状板13の適所に設けた貫孔13cに、圧
縮コイルスプリング21bにて常時下方に付勢された旋回
用ストッパーピン21aの先端が挿入され、該先端部が旋
回板12の適宜の位置に設けた孔部12bに係止されること
によって、取付環状板13に旋回板12が固定状態となって
旋回不能としたものである。その孔部12bは4箇所設け
られ、それぞれの位置で旋回停止可能に設けられてい
る。実施例では、90度としているが、60度又は45度、さ
らには30度とすることもある。
前述の内周用L形摺動スペーサ18a,環状の内周用摺動
スペーサ18b,外周用摺動スペーサ19を総称して単に摺動
スペーサという。
図中22は油路ジョイントで、前記短管部15の内部に収
納されている。具体的には、その外部の2つの油路から
柱状分岐本体22aの2ポートに分岐され、該柱状分岐本
体22aを包むケース22bに設けた独立したポートに分岐さ
れ、この油路が開閉用油圧シリンダ7のポートに連続す
るように設けられている。その油路ジョイント22が適宜
回動することで旋回破砕部Aが回動しても油路に捩等が
生じないように構成されている。23は油圧ショベル本
体、24は主アーム、25は副アーム、26a,26bは揺動リン
クである。27,28,29は第1,第2,第3油圧シリンダ、Cは
被破砕物である。
〔発明の効果〕
まず、請求項1の発明においては、旋回破砕部Aの開
口部2の下端に固定顎本体3を形成し、縦割り大刃9及
び複数の横割り刃8,8,…を固着した可動顎本体4を、固
定顎本体3の垂直面上を油圧機構にて搖動可能に設け、
その旋回破砕部Aに固着した旋回板12を取付体Bの取付
環状板13に重合し、その旋回板12に固着した短管部15の
外周に螺合した挟持用ナット16の旋回板12との間に、摺
動スペーサを介して前記取付環状板13を挟持し、且つ旋
回板12及びこれに取り付けた旋回破砕部Aを取付体Bに
対して旋回可能に設け、所望旋回角度にて旋回抵抗を大
きくする旋回規制体20を設けた破砕機としたことによ
り、第1に多大に力が加わる旋回箇所の摺動部が摩滅し
ても、その補正ができ、これによって常に最適の状態に
て破砕作業ができるし、第2にその摩滅に対する補正が
簡易且つ迅速にできる等の効果を奏する。
これら効果について詳述すると、油圧ショベル本体23
に設けた副アーム25端にショベルと本発明の破砕機とを
取り替え、その油圧駆動にてピストンロッド7aを適宜進
退摺動させ、その可動顎本体4の基部4aを介して固定顎
本体3上の垂直面上を揺動させて鉄筋コンクリート等の
切断,破砕を行う。すると、第25図から第26図に示すよ
うに、本発明は、旋回破砕部Aを取付体Bに旋回可能に
設けられており、斜材等に対しても旋回破砕部Aが適宜
好適位置に旋回して極めて良好に切断できる。
従来では、斜材等に対しては、そのままの状態にて、
破砕すると、その破砕機自体の旋回箇所に曲げモーメン
ト又は衝撃荷重として常に何トンもの過大な負荷が加わ
る。即ち、破砕機を使用する箇所が特定されない解体現
場であり、その油圧ショベル本体23の操縦中に、その旋
回破砕部Aに設けた可動顎本4の先側は、被破砕物Cに
対して衝撃的に当たることも多く、また破砕しつつ被破
砕物Cを引っ張ったり、押したりすることも多く行われ
ており、このようにすると、もともと破砕機の支点は副
アーム25端と揺動リンク26b端であるため、その旋回板1
2箇所には、曲げモーメント又は衝撃曲げモーメントと
して常に何トンもの過大な負荷が発生する。しかし、そ
の破砕機を確実に静止させ、且つその剪断方向を被破砕
物Cと直交するような状態で使用すれば、前述のように
曲げモーメント又は衝撃荷重は殆ど加わらないが、実際
の現場では、これは不可能なことであり、その曲げモー
メント又は衝撃荷重の過大な負荷のために旋回箇所の摺
動部が摩滅し、ガタが極めて早期に発生している。この
ガタの発生により、破砕能力が低下するのみならず、極
めて破砕しにくくなる重大な欠点があった。
かかる状況下において、本発明では、旋回破砕部Aに
固着した旋回板12を取付体Bの取付環状板13に重合し、
その旋回板12に固着した短管部15の外周に螺合した挟持
用ナット16とを旋回板12との間に、摺動スペーサを介し
て前記取付環状板13を挟持し、且つ旋回板12及びこれに
取り付けた旋回破砕部Aを取付体Bに対して旋回可能に
設けたことにより、破砕作業にて、旋回部の摺動スペー
サが摩滅しても、挟持用ナット16を締付固定すること
で、取付環状板13を挟持している緩みを補正して適性な
る挟持間隔にでき、その摺動スペーサの摩滅による不都
合を解消でき、これによって、旋回破砕部Aのガタ付き
で防止でき、破砕能力が低下せず、常に最適の状態にて
破砕作業ができる極めて大きな効果を奏する。
その作用について具体的に述べると、第22図に示すよ
うに、摺動スペーサの摩滅厚さΔL1,ΔL2,ΔL3がそれぞ
れ異なる場合、これらが同一の場合もあるが、この摩滅
厚さに応じて、第23図の状態より第24図の状態のように
挟持用ナット16を締め付けてΔL0なる締付量にてガタ付
きを防止できる。また、ガタ付きの補正操作は、挟持用
ナット16を適宜締め付けるのみで完了するものであり、
極めて簡易且つ迅速にできる利点があり、従来のよう
に、破砕機全体を大掛かりな修理をするか、或いは破砕
機を交換する必要は全くない。
また、その挟持用ナット16は、構成上必然的に外側に
位置するため、締め付ける等の操作を簡単にできる利点
がある。
次に、請求項2の発明においては、前記請求項1の発
明において、その短管部15の先端周上に内周側被係合部
15bを形成し、挟持用ナット16の先端周上に複数の外周
側被係合部16bを形成し、ロック用蓋部17の周上に設け
た係合部17aを内周側被係合部15bと外周側被係合部16b
とに跨がって係合したことにより、強固なる係合にて挟
持用ナット16の緩み回転しがちなところを確実に防止で
き、作業中に、急にガタ付きが発生することを解消で
き、作業の安全性と迅速性等を確保できる効果がある。
他の構成は、請求項1の発明の同様であり、これと同等
の効果を発揮しうる。
また、請求項3の発明においては、請求項1の発明に
おいて、所望旋回角度位置にて旋回用ストッパー体21を
設けたことにより、その旋回角度を適宜にしてその位置
で固定状態にして使用することで、本発明の破砕機の動
きを制御できる。具体的に、従来では破砕現場によって
は、狭い箇所で、適性な位置で破砕機が反転するような
場合には、本来、絶対に破砕してはいけない物、例え
ば、破砕現場に極めて近接した隣の壁等を、その旋回作
用中に破砕してしまう重大な欠点もあった。
しかし、本発明では、破砕能力は半減することもある
が、あくまでも、隣接物を破損しない破砕軌道にて破砕
することができ、狭い箇所でも、確実に被破砕物Cのみ
を破砕できるし、且つ、安心して作業を行うことができ
る。
他の構成は請求項1の発明と同一であり、これと同等
の効果を発揮しうる。
以上のように、本発明によれば、被破砕物Cの長手方
向がいかなる方向であっても、その長手方向に直交する
ようにして最適状態にて破砕でき、しかも、種々の破砕
によって発生する旋回部のガタ付きも極めて簡易且つ迅
速に補正できるし、さらには極めて狭い箇所でも、他の
物に傷つけずに、確実に被破砕物Cのみを破砕できる等
の大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、その第1図
は本発明の縦断側面図、第2図は本発明の旋回状態を示
す状態図、第3図は第1図III−III矢視断面図、第4図
は第1図の斜視図、第5図は可動顎本体箇所の斜視図、
第6図は本発明の別の実施例の可動顎本体の先端箇所の
斜視図、第7図は第6図の作用を示す要部側面図、第8
図は可動顎本体箇所の断面図、第9図は第8図IX−IX矢
視断面図、第10図は本発明の別の実施例の断面図、第11
図は第10図の旋回状態を示す状態図、第12図は第10図P
−P矢視断面図、第13図は第10図の斜視図、第14図は第
13図の可動顎本体の斜視図、第15図は旋回箇所の断面
図、第16図は第15図の一部切除した斜視図、第17図は旋
回用ストッパー体箇所の断面図、第18図は旋回箇所の断
面図、第19図は旋回箇所の分解断面図、第20図は旋回箇
所の主要部材の分解斜視図、第21図は旋回破砕部の基部
の端部の正面図、第22図はスペーサの断面図、第23図,
第24図はロック用蓋部の締付状態を示す斜視図、第25
図,第26図は作業状態を示す略示図、第27図は本発明を
ショベルローダに取り付けた側面図である。 A……旋回破砕部、B……取付体、 2……開口部、3……固定顎本体、 4……可動顎本体、8……横割り刃、 9……縦割り大刃、12……旋回板、 13……取付環状板、15……短管部、 15b……内周側被係合部、16……挟持用ナット、 16b……外周側被係合部、17……ロック用蓋部、 17a……係合部、20……旋回規制体、 21……旋回用ストッパー体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 信夫 千葉県千葉市千種町314番地 株式会社坂 戸工作所内 (72)発明者 芳野 重正 東京都杉並区荻窪1丁目42番地4号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回破砕部の開口部の下端に固定顎本体を
    形成し、縦割り大刃及び複数の横割り刃を固着した可動
    顎本体を、固定顎本体の垂直面上を油圧機構にて搖動可
    能に設け、その旋回破砕部に固着した旋回板を取付体の
    取付環状板に重合し、その旋回板に固着した短管部の外
    周に螺合した挟持用ナットと旋回板との間に、摺動スペ
    ーサを介して前記取付環状板を挟持し、且つ旋回板及び
    これに取り付けた旋回破砕部を取付体に対して旋回可能
    に設け、所望旋回角度にて旋回抵抗を大きくする旋回規
    制体を設けたことを特徴とした破砕機。
  2. 【請求項2】旋回破砕部の開口部の下端に固定顎本体を
    形成し、縦割り大刃及び複数の横割り刃を固着した可動
    顎本体を、固定顎本体の垂直面上を油圧機構にて搖動可
    能に設け、その旋回破砕部に固着した旋回板を取付体の
    取付環状板に重合し、その旋回板に固着した短管部の外
    周に螺合した挟持用ナットと旋回板との間に、摺動スペ
    ーサを介して前記取付環状板を挟持し、且つ旋回板及び
    これに取り付けた旋回破砕部を取付体に対して旋回可能
    に設け、その短管部の先端周上に内周側被係合部を形成
    し、挟持用ナットの先端周上に複数の外周側被係合部を
    形成し、ロック用蓋部の周上に設けた係合部を内周側被
    係合部と外周被係合部とに跨がって係合し、所望旋回角
    度にて旋回抵抗を大きくする旋回規制体を設けたことを
    特徴とした破砕機。
  3. 【請求項3】旋回破砕部の開口部の下端に固定顎本体を
    形成し、縦割り大刃及び複数の横割り刃を固着した可動
    顎本体を、固定顎本体の垂直面上を油圧機構にて搖動可
    能に設け、旋回破砕部に固着した旋回板を取付体の取付
    環状板に重合し、その旋回板に固着した短管部の外周に
    螺合した挟持用ナットと旋回板との間に、摺動スペーサ
    を介して前記取付環状板を挟持し、且つ旋回板及びこれ
    に取り付けた旋回破砕部を取付体に対して旋回可能に設
    け、所望旋回角度位置にて旋回用ストッパー体を設けた
    ことを特徴とした破砕機。
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